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2007年6月 2日 (土)

当尾・石仏ポタリング 2006.08.16

年月日/2006年8月16日

バイク/MARIN Venezia Road Bike

目的/京都府南部・当尾の里の石仏の道を巡る。

内容/

8月16日(水曜日)、この日から夏休み。台風が近づきつつある影響で曇り気味だがサイクリングには丁度いい。
日曜日に奈良・室生まで走って中二日だが疲労感は特に無いので出かけることにした。

場所は京都府南部加茂町の当尾の里。木津川の南、奈良県との県境付近にある。
行政上は京都府であるが歴史・文化的には奈良の影響が強く、里の道々に石仏が有る。
近くには「岩船寺」「浄瑠璃寺」といったいい感じの寺も有り、これらを自転車でノンビリ回ろうというわけ。
「岩船寺」「浄瑠璃寺」には何年か前に自転車無しで行ったことが有る。その際石仏巡りはちょっとだけしたがあまり記憶に無い。自転車・・・ロードバイクが走れたかどうか分からないが、自宅から当尾まで行くのにロードバイクでないと疲れるし、もし走れなかったら降りて歩いたり担いだりすればいいと思い、ロードバイクで行くことにした。
また以前、自転車で「岩船寺」の手前までは行ったことが有る(「木津川~加茂町サイクリング 2005.11.13」参照)。その頃に痛めていた膝の回復具合を測るためのリハビリサイクリングで、そのまま引き返してきてしまっている。なので、今回はきちんと当尾を回ろうというわけ。

少し遅い時刻、9:15頃、自宅を出発。
淀川・木津川沿いのいつものサイクリングロードや府道13号を使って、八幡・木津サイクリングロードの終点「泉大橋」の手前に到着(下の写真)。

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一体、今まで何回上の写真を撮っただろう(使い回しではありません)。

JR木津駅の前まで行き、そこから府道47号に入って木津川南岸を走る(下の写真)。

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木津川北岸には国道163号があるのだが交通量が多くて大型ダンプやトラックが多い。木津市から加茂町の間を走るのなら南岸の府道47号のほうが快走路だ。交通量が少なく、大型車は殆ど走っていない。景色もいいしね。
途中で木津川沿いを離れてJR加茂駅前を通過。南下して里山へ向かう登坂に入る。

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勾配はまあまあ。道幅が細い所も有るが交通量が少ないので苦にはならない。路面も悪くない。緑が見えるのもいい。
竹林も有ったりして、涼しい風が流れてきて気持ちいい登坂。

4~5kmほど登ると民家の集落の先に「岩船寺」。
ロードバイクを駐輪して参拝する。

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門に続く石段の横に「石風呂」(上の写真)。

「岩船寺」は正式には高雄山「岩船寺」。真言律宗の寺。729年(天平元年)に聖武天皇の勅願で行基が開き、のちに智泉大師が再興して813年(弘仁4年)に伽藍が建立された。しかし1221年(承久3年)と1311年(応長元年)の兵火で焼失、徳川家の寄進で1624~1644年(寛永年間)に再建された。

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山門をくぐると池。

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その右手に本堂(下の写真)

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本堂は昭和62年の再建で新しい。本尊は阿弥陀如来像。ほかに普賢菩薩騎象像、四天王立像などが拝観できる(写真撮影不可)。

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三重塔もきれいですな。834~847年(承和年間)に仁明天皇が智泉大師の遺徳を偲んで建立させたもの。

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池の周りを散策できるようになっている。こういうのはいいですな。

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梅・桜・アジサイ・スイレン・紅葉・・・と四季それぞれに彩られる境内は有名で、「関西花の寺霊場第十五番札所」になっている。

「岩船寺」を出て、休憩処「もんじゅ食堂」で草もちを買って食べた。今日の昼食。
店のおばあさん(ガイドブックにも載っている気さくな話好きのおばあさん)に熱中症の怖さについて講義されてしまった(素直に聞きました)。

「岩船寺」から直ぐ左折し、するとすぐにまた対向車線側に「浄瑠璃寺」への標識の立った下り坂の細い道が民家の間に伸びている。この下り坂の細い道を降りた。
直ぐに林の中の細い道に変わった。

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ロードバイクでも走れるくらい。一応舗装路。窪みはないが、ひび割れてアスファルトが盛り上がった部分が有ったり、小枝が有ったりと、ちょっと気をつけてゆっくり走る。

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見通しが悪い所も有り、ハイカーとぶつかって事故を起こすと大変なので慎重に走行。
幸い真夏の平日ということもあって、今日のこの石仏巡りのコースで一切ハイカーと出くわさなかった。
しかし休日や春や秋などのいい季節にはハイカーも多いので要注意だと思う。一応どこにも自転車進入禁止とは書かれていなかったが、事故やその他トラブルを起こすとたちまち進入禁止になる可能性が有るだろう。今日は乗って走ったが、ヤバそうなら降りて押す必要が有ると思う。
木漏れ日がチョロチョロ差込み、気持ちいい道ですな。
なんとなくほんわかなポタリング。

↓下り階段を発見。

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↓バイクを担いで降りると「一願不動」

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「岩船寺」奥の院にあたる不動磨崖仏で、鎌倉時代のものらしい。
何か一つだけ願い事をかなえてくれるという。目の病気を治してくれるという信仰もあるらしい。

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ロードバイクにお怒りの表情?だとまずいので、謝りのつもりで手を合わせて、階段をバイクを担いで登り、また先へ進む。

↓まだまだいい道が続く。

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上の写真の先に未舗装路が有ったが、暫くして三叉路を左折すると下の写真のような田んぼの横の舗装路に出る。

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↓先に進むと「弥勒の辻」(弥勒磨崖仏)

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笠置の弥勒如来磨崖仏を写したもので、伊末行による鎌倉時代のもの。

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↑ちょっと風化が進んでいるのか肉眼でも分かり辛く、特にお顔は殆ど見えない。

↓ここで来た道を先ほどの三叉路まで戻り、もう一つの先の道を走る。

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舗装状態がこの辺はいい。山の緑がきれい。
↓何気なく小さな石仏が路側に有る。うっかりこれにバイクを立てかけないようにしないと・・・。

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↓当尾の石仏群の中でも有名な「笑い仏」(阿弥陀三尊磨崖仏)に到着。

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阿弥陀如来・観音菩薩・勢至菩薩が微笑んでいるようですな。これも伊末行の作

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↓その隣に「眠り地蔵」。
写真でも肉眼でも分かりにくいが寝ているみたい。

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↓少しまた路面に小枝が散らばる道になってきた。いい感じだけどね。

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↓「からすの壺」

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↓何故からすの壺なんだろうか??

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↓すぐ近くに「からすの壺二尊」

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↓阿弥陀磨崖仏。実は奥には地蔵磨崖仏が浮き彫りになっているそうだ。後で知ったが、見落としてしまった。南北朝時代の作品とのこと。

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更に先に進むと民家がチラホラ。
↓民家の間の細い道からいきなり広い道に出た。府道752号。
その出口のバス停の脇に「愛宕灯篭」。

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京都愛宕山への山道に火の用心を願い、村人が自然石にローソクを入れる穴を開けて献上したお灯明を供えた石灯篭に、似せて作ったといわれている。

↓この広い道を「浄瑠璃寺」方面に少し進むと左手に「薮の中三尊」(観音・地蔵・阿弥陀磨崖)。

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鎌倉時代の橘派の一派の作品。
薮の中の二つの岩に十一面観音立像、地蔵菩薩立像、阿弥陀如来坐像が彫られている。
当尾の石仏では最古の物。

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道を反対側へ横断し、また細い脇道に入る。
↓暫くすると「首切り地蔵」(阿弥陀石仏)。鎌倉時代

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当尾の石像物では「薮の中三尊」と共に最古のもの。
首のくびれが深いことから切れて見えるため「首切り地蔵」と呼ばれている。

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奥の道を進んでいくと、また日陰の細い小道。
↓暫くして「大門の石仏群」に到着。

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更に先に進むと、谷を越えた向かいの岩肌に「大門の仏谷」が見えた。
↓木々の間から向こうの岩肌が見える。

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当尾では最大の石仏。
↓6mの岩を彫ってあり、像の高さは288cm

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鎌倉時代初期?最古の物であろう。
近くまで行く道は現在荒れており、谷越しにしか拝めない。

↓先に進むと広い道に出る。また府道752号

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↓府道752号を走らず、脇の細い道に入ると「やけ仏」。

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そのまま農家の間の道を進むと再び府道752号に合流。坂を登っていく。
↓すると反対車線に「たかの坊地蔵」。

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↓更に登っていくと「長尾の阿弥陀」

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鎌倉後期のもので、高さ220cmほどの自然石に阿弥陀坐像が浮き彫りになっている。

また府道752号を登ると「浄瑠璃寺」に到着。石仏巡りはここで終わり。
まだいろいろと脇道に石仏が有る(通り過ぎた所も有る)らしいが、今日はこの「浄瑠璃寺」参拝を締めにすることにした。
「浄瑠璃寺」は正式には、小田原山「浄瑠璃寺」。真言律宗の寺。
1047年(永承2年)に薬師如来を本尊に開かれたが、1107年(嘉承2年)に九体阿弥陀堂を建立して9体の阿弥陀如来像を本尊とした。

↓山門までの真っ直ぐな小道

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↓山門

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↓山門をくぐると大きな池が有る。

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↓池の中を覗くと、鯉や亀が集まってきた。

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↓池の右手に本堂(阿弥陀堂)。

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本尊阿弥陀如来像と、その左右に4体ずつ阿弥陀如来像が安置されている(写真撮影不可)。全部で9体。

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↓池を挟んで本堂と向かい合った所に「三重塔」が見える。

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塔内に旧本尊の薬師如来像が安置されていて、決まった日(正月三が日ならびに毎月八日と彼岸の中日の好天日)にしか開帳されない。
以前に自転車無しで「浄瑠璃寺」に来た時にちょうど御開帳の日で、お顔を拝むことができた。

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秋になれば紅葉がきれいだろう。

↓池の周りを散策できる。いい庭園だ。

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時刻は16:00ぐらい。「浄瑠璃寺」を後にして帰路に着くことにした。

府道752号(下の写真、上段)を走ると、やがて「岩船寺」に行くために登った府道47号に合流(そこまでちょっと登坂が続く)。
府道47号に入ってからは今度は下りになり、快走だった(下の写真、下段)。

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そのまま、完全に往きの道を逆にトレースして、木津川のサイクリングロード、府道13号、淀川河川敷・土手を走り続けて、19:00丁度に自宅に無事到着。

今日は完全自走。だが当尾の里ではポタリングだったのでさほど疲れは無い。
当尾の石仏巡りはノンビリ気分で楽しかった。急がず穏やかなポタリングを楽しめた。
里山を満喫出来た一日だった。

コース概略/自宅→豊里大橋→淀川土手・河川敷→楠葉→府道13→八幡・木津サイクリングロード→国道24→府道47→岩船寺→不動明王磨崖仏→弥勒磨崖仏→笑い仏→からすのつぼ→愛宕灯篭→府道752→やぶのなか三尊→阿弥陀如来像→大門石仏群→大門仏谷→西小焼け仏→たかの坊地蔵→ながおのあみだ→浄瑠璃寺→府道752→府道47→国道24→八幡・木津サイクリングロード→府道13→楠葉→淀川土手・河川敷→豊里大橋→自宅

走行距離/139.75km
走行時間/6hr47min
平均速度/20.59km/hr
最高速度/44.23km/hr
Road Bike積算距離/4572km
全Bike積算距離/7527km

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