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2007年6月 2日 (土)

柳生・笠置サイクリング 2006.09.23

年月日/2006年9月23日

バイク/MARIN Venezia Road Bike

目的/奈良県北部と京都府南部の県境付近の柳生の里と笠置山を巡る。

ポイント/怪我の回復具合をチェック。

内容/

9月23日(土曜日)秋分の日の関西は晴れ。絶好のサイクリング日和。
左足首の怪我のほうはだいぶ良くなってきて平らな所を歩くだけなら大丈夫。下り階段がちょっと気をつけないと痛いって感じ。登り階段のほうが楽。
右手の握力はまだ元に戻っていないがだいぶ力が入るようになってきた。
先週もちょっと乗ってみたので今週も乗ることにした。

場所は衝突事故の9月3日に行こうと思っていた奈良県の柳生の里。
あの時のやり直しをしたいと思ったわけ。
家から往復自走なので100kmは軽く越えて100数十kmはなりそう。
100km越えは先月の「兵庫但馬サイクリング 2006.08.20」以来1ヶ月ぶり。
途中で怪我の状態が悪化したら無理しないで引き返すつもりで行くことにした。

自宅を6:00頃に出発。朝もだいぶ涼しくなってきた。
淀川南岸の土手や河川敷を東進。
左足首がちょっと痛い。走る前に必ずストレッチをするのだが、左足首だけ怪我をかばってあまりやらなかった。
それに前日まで仕事だったのでちょっと疲れ気味。
無理せずゆっくりめの速度で走ることにした。
左足のクリートを外す時も前回と同じように上死点側で外すと痛いので、この日も下死点側で外すことにした。左足を着く時もそっと着くように気をつける。
段差を越える時はバイクのフロントを持ち上げるが、この日、右手はそれほど痛くないので大丈夫そう。

楠葉から府道13号、次いで八幡市から問題の八幡・木津サイクリングロードに突入して南下。京都府木津市を目指す。
やがて先日の事故現場を通過。勿論今日は何も起きず。
このサイクリングロードの自転車状況は週末どうしでは土曜日のほうが日曜日よりも空いているのだが、この日は秋分の日の祭日なので自転車が多い。
8:30頃南の終点木津市の「泉大橋」手前に無事到着。
今日は無事にここまで来られた。厄払いできたか?
ついついここに着くと写真を撮ってしまう。

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お馴染みのアングル。

ここから府道47号に入り、木津川南岸~JR加茂駅前~岩船寺と進んでいく(ここまでの様子は「当尾・石仏ポタリング2006.08.16」と全く同じ)。
岩船寺までの登り坂でも取りあえず足首は大丈夫そう。
この日は岩船寺には寄らずにそのまま府道47号を走り続ける。

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森とたまに畑と農家の作業場が有るくらいの道。道幅は広くて路面も問題無い。

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交通量も少なめ。アップダウンは少々有る。まあのどかな道。
予定では途中で県道184号に入って、ついで国道369号に入り柳生を目指すつもりだったが、間違えて一つ手前の府道752号を入ってしまい、次いで県道33号そして国道369号に入ることになってしまった。わざわざ遠回りしたうえに、一旦下ってまた上るという体力の浪費になってしまった。
この付近の国道369号は山間部ロード。

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時折景色の眺めが良い所も走る。

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暫く上りが続いて峠を越えると大きな池が見える。

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池を過ぎると「円成寺」に到着。時刻は10:00頃。

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「円成寺」には以前に自転車無しで一度来たことが有る。

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「円成寺」は正式には「忍辱山圓成寺」。「忍辱山」は「にんにくせん」と読む。
756年(天平勝宝8年)に聖武上皇と孝謙天皇の勅願で唐僧虚瀧和尚が開山。のちに京都東山にあった「円成寺」の名跡を継いだと言われている。
真言宗忍辱山流の本山として江戸時代には塔頭23ヶ院を並べる大寺だったが、明治の廃仏毀釈で寺領を没収されて、現在では随分とこじんまりとして境内と堂宇を残すのみとなってしまった。
楼門の前に浄土式と舟遊式を兼ねた庭園が広がっている。

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周りを散策できる。

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この庭園は平安末期に作られたと伝えられているが、その後埋もれていたものを昭和50~51年に発掘したもの。

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きれいな庭園でした。

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楼門の横にある階段を登って境内に入る。

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↓門を入って直ぐ左手に「不動堂」。

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↓そこを横目に進むと境内に「本堂」。

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↓「多宝塔」。

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「本堂」には本尊阿弥陀如来像と四天王立像が安置。いい感じの仏像でした(写真撮影不可)。
中に4本の柱が有って聖衆来迎二十五菩薩が描かれている。これも良かった。
今回のように「円成寺」は柳生方面の旅と組み合わせるといいですな。

「円成寺」をあとにして再び国道369号を北東の方角に走る。
ちょっと峠越え気味。

程なくして柳生に到着。時刻は11:00頃。
国道369号を離れて民家の間の道を走る。

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コスモスが咲き始めていた。

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畑が広がり、のどかな集落ですな。

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柳生の中に阪原という集落が有り、その中に「南明寺」が有る。

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771年(宝亀2年)創建と伝わる古刹だが、今は本堂だけがポツンと建っている。
本堂の中には平安初期の薬師如来坐像や藤原期の釈迦如来・阿弥陀如来坐像・四天王立像が有る。

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拝観は事前に予約が必要。勿論予約していないので中には入れずにこのままパス。

再び国道369号に戻って北上。

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のどかな道ですな。
直ぐに柳生集落の中心部に到着。
「旧柳生藩家老屋敷」に行ってみた。

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民家の間のちょっと高い所に建っている。豪壮な石垣がめぐらされている。
「長屋門」から中に入る。

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柳生藩国家老だった小山田主鈴が家老引退後の1848年(嘉永元年)に建てた邸宅。

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母屋だけが残っていてそれ以外は跡地のみ。

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母屋の中に入ると資料展示と庭園。

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昭和31年に小山田家は移転して地元の人の手に渡ったが、昭和39年からは作家山岡荘八の所有になった。昭和46年のNHK大河ドラマ「春の坂道」の原作をここで練ったらしい。
現在は奈良県に寄贈されて公開されているわけ。

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「旧柳生藩家老屋敷」を後にして、次いで民家の間のけわしい石段を自転車を担いで登り、墓地を抜けていくと「十兵衛杉」に到着。

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この杉は1626年(寛永3年)に柳生十兵衛が諸国漫遊に旅立つときに植えたもの。
高さ30m。昭和47年の落雷で倒れて枯れてしまい。今は上のような状態。
でもでかいですな。

次いで「芳徳寺」に入った。

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ここもこの日で2回目の参拝(初回はやっぱり自転車無し)。

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「芳徳寺」は正式には「神護山芳徳禅寺」。臨済宗大徳寺派。
1638年(寛永15年)に柳生宗矩が父石舟斎供養のために建て、以降柳生家の菩提寺となっている。開基は有名な沢庵禅師。
この地は石舟斎の城が有ったところで、石垣(上の写真右上)や堀(下の写真)の面影が残っている。

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門をくぐって中の本堂や資料室を拝観できた。

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門の前の庭もきれい。ここで昼食。

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裏手には柳生家の墓所も有る。

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時刻は13:00ちょい過ぎになった。
このまま帰っても良かったのだが、怪我の具合、特に左足首の痛みは(乗っている時は)ほとんど消えていたし、時刻もまだ余裕が有る。
そこで木津川方面に帰りがてら、途中の「笠置寺」によってみることにした。
柳生から「笠置寺」を目指して県道4号を北上。京都府笠木町に入った。
暫くすると笠置ゴルフ倶楽部への分岐点に出た。県道4号をそのまま進むと山間部を抜けて木津川に出るのだが、「笠置寺」には笠置ゴルフ倶楽部の横を通り過ぎて行くしかない。しかし地図上では大きな道は無さそう。
とりあえずそのまま走ると未舗装路に入った。

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舗装路は笠置ゴルフ倶楽部用であって、その先は自然歩道。この未舗装路を進めば「笠置寺」に着くみたい。

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しかし単にダートというだけでなく、くぼみが有ったり丸太が敷いてあったりでロードバイクではやばそう。転倒やパンクはゴメンだし、振動でバイクを痛めるのもいやなのでここは降りて押して歩いた。MTBなら全く問題無いダート。でもハイカーもいるので注意。

1kmぐらい歩くと「笠置寺」の「毘沙門堂」(下の写真左)に出た。
さらに少し進むと「本坊」に到着(下の写真右)。
自転車で入れるのはここまで。

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「笠置寺」は柳生の北の標高288mの笠置山の頂上に立っている。奈良時代に東大寺の良弁僧正と実忠和尚が大岩石に磨崖物を刻み、修験場としたことに始まる。
平安時代まで栄えたが、後醍醐天皇の行宮となってから戦乱により全山を焼失。荒廃して明治時代元年には無住の寺だった。その後明治9年より復興、今に至ると言うわけ。

ここは修験場巡りが出来るので歩いて行ってみることにした。

入ると「正月堂」(下の写真)。この建物は半分が崖の斜面に張り出している(下の写真右)。

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↓「正月堂」の手前に「薬師石」。大きいですぞ。

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↓「正月堂」の向かいに磨崖物の「弥勒大磨崖物」。高さ15m。肉眼でもちょっと分かりにくい。

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さらに先に進む。
険しい石段を登ったり降りたり。痛めている左足に注意しながら歩く(写真に写っている人は僕とは何の関係も有りません)。
以降は殆どこういった道。その途中で磨崖物や名前のついた石が並んでいたりする。

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小さい子を連れた親子も歩いている。

↓千手窟。

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↓虚空蔵磨崖物。高さ13m。

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↓胎内くぐり。勿論くぐります。

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↓ここをくぐると身が清められるとのこと。普通は滝で身を清めるが、ここは滝が無いのでその代わりらしい。

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↓いくつかくぐるところが有る。狭い所も有る。

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↓「ゆるぎ石」の付近は眺めがいい。

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↓木津川を上から眺められる。

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いい眺めですな。

↓暫くまた歩くと「貝吹岩」。

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↓ここからも笠置の景色が眺められる。

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最後に緩やかな小道を歩く。

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↓すると「大師堂」に出る。

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この前を通って階段を降りると修験場を一周したことになる。一周800mぐらい。30分ぐらい歩いた。
でも何となく楽しかった。ちょっと冒険気分(不謹慎かな?)。歩きもいいですな。
修験場めぐりは「仏教のアドベンチャー・ワールドやーー!!」(←彦麻呂風)。

14:00ちょい過ぎに「笠置寺」をあとにして山を下る。まずは木津川を目指す。
「笠置寺」の門をくぐり、急階段を自転車を担いで降りる。
そのあと舗装路の下り坂が続くのだが、けっこうな激下り。道幅も狭くて自動車も結構なスピードで登ってくる。しかも急カーブも多くて見通しが悪い。このままロードバイクに乗って降りるのは危険だし、路面に減速用の丸い溝の模様が彫ってあって激しい振動をくらいそう。
安全第一でここは降りて歩いた。

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眺めがいい所もチラホラ。

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途中でTrekのフルサスMTBの人とすれ違って挨拶。その人も押して登っていた。とてもフルサスMTBでは登りきれないだろう。ロードでも相当に辛そう。トレーニングにはなるかもしれない。でも減速用の丸い溝がやはりネックだな。まるで大阪・生駒間の「暗峠」に近いな(距離はもっと短いだろうが)。
減速用の丸い溝が無くなったら乗ろうと思ったが、結局下りきるまでずっと溝が彫られた道が続き、フラットな県道4号に出るまで歩いてしまった。どのくらい歩いたか分からないがなかなかの時間がかかった。

木津川にかかる「笠置橋」を渡って北岸にでて国道163号を西進。交通量が相変わらず多いので途中で脇道に入り、民家の間の道を抜けて府道44号に合流。
「恭仁大橋」を渡って一旦また木津川南岸に出た。

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木津川の眺めはいいですな。

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このあと府道44号から府道47号に移って、来た道をそのままそっくり引き返した。
八幡・木津サイクリングロードでは向かい風のせいも有るのか結構疲れた。20km/hrにも行かない超スローペース。1ヶ月ぶりの100km越えに加えて、この2~3週間は体をあまり動かさないようにしていたから筋力が衰えているみたい。
しかしサイクリングロードを出てから復活。結局サイクリングロードで体力温存した形になった。府道13号では普通に30km/hr以上出せたし。
淀川沿いを走り、日がほとんど沈んだ18:45頃に自宅に無事到着。

先日の事故で諦めた柳生にこの日は行くことができて満足。
怪我も悪化していない。大丈夫みたい。
でも、やっぱり筋力は衰えているようだ。160kmという長めの距離だったが、怪我前だったらもう少し楽に走れていたような気がする。これからまた元に戻さないと。

でも事故で衰えた筋力は戻せなかったが、失われた時間は取り戻せた気がする。
走って良かった。
楽しいサイクリングだった(ポタリングかな?)

コース概略/自宅→豊里大橋→淀川土手・河川敷→楠葉→府道13→八幡・木津サイクリングロード→府道47→府道752→県道33→国道369→円成寺→国道369→南明寺→国道369→柳生陣屋跡→十兵衛杉→芳徳寺→県道4→笠置ゴルフ倶楽部横→東海自然歩道→笠置寺→府道325→県道4→笠置橋→国道163→井平尾→府道44→恭仁大橋→府道44→府道47→八幡・木津サイクリングロード→府道13→楠葉→淀川土手・河川敷→豊里大橋→自宅

走行距離/162.30km
走行時間/8hr56min
平均速度/18.17km/hr
最高速度/記録エラー
Road Bike積算距離/4971km
全Bike積算距離/7926km

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Comments

参考資料として、ちょくちょく読んでます。
素晴らしい、サイクリングされてますね。〜♪

« 投稿: ひたやん  2007年6月22日 (金) 21時51分

ひたやんさん>
参考にしていただけるのは、
とてもうれしいです。
それこそ、まさにこのブログの目的。

でも、このブログ引越しで1ヶ月間乗っていません。
今週末で殆ど移殖が終わりますので、
梅雨明けぐらいにはまたサイクリングが始められそうです。

« 投稿: Katze  2007年6月23日 (土) 11時09分

 






 

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