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2007年6月 9日 (土)

兵庫北摂・山道サイクリング 2007.02.03

年月日/2007年2月3日

バイク/VooDoo HooDoo MTB (Hard Tail)

目的/兵庫県T市の北摂西部の山に登る。

ポイント/①MTBでの初輪行,②新しいサドルでの試走,③登山道のためハイカーに注意。

内容/

(本記事に登場する山並びにその周辺はMTBライダーの間でよく知られていると思われ、かつMTB進入禁止ではないが、ハイカーにとって定番的な山でも有り、ネット上で実名を記載したMTBのサイトも少ないことから、場所の保護のためにあからさまな実名の記載を避けました。)

2月3日(土曜日)の関西の天気は全般に良好。勿論サイクリングに出掛けることにした。
先月購入したMTB「VooDoo」の尻痛を引き起こしたサドルについて、MARINのロードバイクと同じサドルを新たに購入して取り付けたので(これまで5000km走って問題無かったサドルだから)、早速試したい。
それから、このMTBは電車に乗って輪行するために購入したようなもの。いよいよこの日MTBでの初輪行をする。
昨年既にMTB用の輪行袋は購入してあり、前夜にパッキングの練習をした。ロードバイクの輪行の際と殆ど同じやり方なので、すぐに慣れた。

目的地だが、輪行で行ける(行く意味の有る)場所、なおかつMTBの輪行は初めてなので、何か有った時に自走してでも帰れる所を考えた。
結果、北摂山系の西端、T市のO山に登ることにした。事前のネット情報調査ではMTBの進入を禁止していないようだ。だがそこはハイカーさんの多い定番的な低山。関西の低山紹介の本にも大抵載っている。今回も要注意して進まねば・・・。

自宅を6:15頃出発。最寄りのJR吹田駅で輪行袋にMTBをパッキング。7:00ちょい過ぎの電車に乗って目的地に一番近いT駅に向かう。

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トイレのために途中下車したり、降りる駅を一つ間違えたりして、予定よりも30分近く遅い8:20頃にようやくT駅に到着(上の写真の右)。
山間部渓谷の中に有る景色のいい駅ですな~(下の写真)。降りたのは初めて。

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MTBを組み立てて8:40頃に出発。川沿いの舗装路を下流側に少しだけ進む。

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舗装路はすぐに川から離れるのだが、小さな橋が見えるので、渡ると川沿いを走れる(下の写真)。

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橋を過ぎると枕木の残る線路跡が、川沿いにずっと続く。

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この辺りの現在の線路は、山を抜ける長いトンネルを通っているのだが、昭和61年8月までは川沿いに線路が有った。

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枕木だけ残っていていい感じ。ハードテイルMTBでは枕木上を走ると結構ガツンガツンきて疲れるので、枕木の外側の砂利道を走った。

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右手に川が見えてとてもいい眺め。冬の午前中の日差しを受けて廃線を走り、横には渓谷・・・幸せです。

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廃線後ここは整備がなされていない。途中のトンネルには照明も無い。一部落石、倒木等も有るらしい。JRはハイキングコースとしてはいないが、現在まで開放されていて、絶景の渓谷が広がるハイキングコースとして使われているのが黙認されている状態にある。個人の責任で入る所。

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景色がいいので一年を通して散策に訪れる人が多い。特に春の桜、秋の紅葉の時期は隠れた名所として大勢の人が訪れる。
MTBで通るのはそういう時期を外した冬ぐらいにすべきですな。枕木の段差に奇声を発しながら大声で集団走行したら大顰蹙。

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やがて初めてのトンネル。

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照明は全く無い。普段取り付けているライトは夜間存在認識用の弱い光しか出ないライトなのだが、事前に懐中電灯並みの光の出るライトを購入して付けておいたので問題無し。でも念のためMTBは降りて押し歩き。

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内壁にレンガが見えます。古びた感じがいい。
トンネルは短いのですぐに通過。

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トンネルをくぐると、少し気温が低く感じられる。
短いトンネル一つでも、くぐるとそこの雰囲気は変わるみたい。

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またトンネル。

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↓こういう風に山の斜面に掘られているんですわ~。

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二つトンネルを抜け、まだ廃線跡はずっと続くのだが、ここで左手にある公園に入ることにする(下の写真)。この公園を抜けると目的のO山の登山道に入れる。続きの廃線跡はまた後の機会の楽しみに取っておくことにした。公園入り口の階段を登って先を進む(下の写真の右下)。

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次いで、山道風ではあるが人工的に整備されている公園の散策路。

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幅が狭くて外すと激急斜面をころげ落ちるし、かなりの登坂。

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階段状の岩場や丸太階段も多いのでMTBは担ぎと押し歩き。結構長く感じる。疲れる。

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でも景色は谷川沿いでいい眺め。空気も綺麗で鳥のさえずりもいいです。

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途中で小屋が有る。

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水上勉の小説「桜守」(僕は読んだことが無いです)のモデルになったサクラ博士こと故笹部新太郎氏の研究室と工具置き場であった「亦楽山荘」とのこと。現在は「隔水亭」と呼ばれている。彼は明治からこの周辺にサクラを植え、当時うらぶれていた日本のサクラを昔のように復活させようとこの山荘で研究を続けたらしい。没後に有志達が痛んだ山荘を修復したものとのこと。

「隔水亭」の横にベンチが有るのでここで休憩。

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時刻は9:30頃だが、出発前の朝食が早かったのでエネルギー補給の腹ごしらえ。コンビニの海苔巻きだが、穏やかな冬の晴れ間の中でおいしく頂きました~。MTBを持ってきているがハイキング気分です。

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休憩後、再び公園の散策路を上る。

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途中の休憩場所で登山ノートを発見。

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Katzeの名前で一言書いておいた。

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公園内の「作られた人工の山道」は終わり。

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↑ここからO山への登山道が始まる。

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写真では勾配は伝わらないかもしれないが、とても乗って登れるようなトレイルではなくて典型的な山登りの道。

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MTBは担いで登る。普通に歩きだったら結構サクサク登れるのだろうが、さすがにMTBを持っているときつい。でもこれも山登り with MTBの楽しさだろう。
気温は低いはずだが、冬晴れの木漏れ日も浴びるし、汗がじっとり。

途中で平らな所に出た。3つに分岐が有る(下の写真)。

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左右にMTBで行ってみたくなるような山裾のトレイルが見えたが(上の写真の下2枚分)、O山山頂へは真っ直ぐの急斜面(上の、上の 上の写真)。木に目印のテープが撒いてあるので分かりやすい(この場所は後の記事のためにちょっと憶えていて欲しい)。

再び岩場登り、急斜面・・・(下の写真)。写真は少ないが結構登っている感じ。30分ぐらいこんな感じ。

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やがてほぼフラットなトレイルに出た。

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ここからは殆ど乗って走れる。

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走りながらここまでの担ぎの疲れを鎮めていく感じ。あ~、楽だ~~。

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山頂へ通じているので若干登り気味だが、乗って走れる程度のフラットに近い勾配。

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いい感じですな。

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そしてアッという間に山頂に到着(下の写真)。時刻は11:00。人はいない。
乗るとあっという間に終わっちゃいますな~。

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O山の山頂は木々に遮られていて眺めは望めない。

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ここでコンビニの鮭おにぎりで昼食。これが楽しみ~~♪

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食べ終わって再出発しようと片付け・準備をしていると、僕の登ってきた道からハイカーさんご夫婦が登ってこられた。挨拶をしてちょっと一言二言会話。O山は初めてのようだ。
ハイカーさんにはお別れして下山(下の写真)。反対側に下りるつもり。

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やや下り気味のトレイル。乗って走れる。

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気持ち良くて楽しいですな~。

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これが有るから担いで登ってくるわけです。

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木々の間をぬうように抜けると、今度は更に狭い道(下の写真)。

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ハイカーさんとすれ違うのはエスケープ場所が少ないので厳しそう。さっさと抜ける。
しかし途中で脇道と鉄塔を発見。入ってみると山々の眺めがいい(下の写真・・・撮影の目線が悪いが・・・)。

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O山で眺めのいい場所はここだけらしい。ハイカーさん二人組みが昼食中だったので遠慮気味に眺望を楽しんで退散(←ハハハ・・・)。

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また登山道に戻ったが、今度は倒木や岩場の激下りの箇所が多くなる。降りて担ぐ箇所が少し続く。僕では乗りきれませんので・・・。
途中で数回程登ってくるハイカーさんとすれ違った。道を開けて挨拶。一言二言会話もしてくれるので雰囲気的に大丈夫そう。この関係は大切に・・・。

暫くすると三叉路(写真は無い)。行くべき方向に気を取られていて、急段差でMTBを抱いたまま滑ってしまった。しかも昨年捻挫した左足首を変な方向にネジって痛みがはしる。
やっちまったか!・・・と思ったが、休んでいたら痛みはひいたし、いろいろ動かして確認したが大丈夫そう(執筆中の翌日現在も特に問題無し)。全く・・・油断大敵。危ない、危ない。こんな山の中で怪我したらたいへんだ。

三叉路を左に下るとまた、乗れる快適シングルトラックが再開(下の写真)。

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あ~~楽しい。

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暫くすると舗装路に出た。O山登山道の出入り口に到達したわけ(下の写真の左)。

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事前のネット情報によると、少し舗装路を北上すれば○山の北山麓を走るダート林道入り口が有って、山裾沿いにT駅のほうに戻れるらしい。
舗装路を少し進むとすぐに入り口が見つかった(上の写真の右)。自動車が入れないように車止めが有るが、自転車は入れるので行ってみることにした。そのままT駅に出て帰ればいいというつもり。
でも、僕が持ってきた普通の地図だとこの林道は途中で行き止まりなのだけれど・・・。
とにかくも、O山の北山裾沿いに走る林道に突入。

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素晴らしい!極上のダブルトラック。

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マジですか~、この林道の快適さ!うひゃひゃ♪。クロスカントリーをしている気分です(あっ、・・・レースとか出たことは無いので分かりませんが・・・)。

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ハードテイルMTBにとっておいしい道ですな。

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結構距離も有るみたい。

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だんだん何となく道幅が狭くなってシングルトラック状態に近づきつつある。

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すると倒木に出くわして一旦ストップ(下の写真)。

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倒木をくぐるともう林道らしき道は無い。赤いテープが撒いてあるがその先は殆ど崖のような激急斜面で、倒木がビシバシ・・・。
持参の地図上では林道は途中で終わっているが、その通りになっている。
振り返ると人が歩けるか歩けないかの崩壊寸前の道が山裾に続いている(下の写真)。

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なんか倒木だらけだし、赤い目印のテープとか見当たらないので、・・・ハイキング道か・・・?
かつてはハイキング道だったのかもしれないが、廃れてしまって消え行くある運命か?
引き返すか、この道を進むかだが・・・。
時刻はまだ12:00。進むことにした。

MTBを担いで倒木をくぐったり跨いだりが続く。

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乗って走れそうな所も有るが、すぐに倒木や崩れて殆ど斜面になってしまっている所も多く、ずっとMTBを担いだり押したりして進む。もっともMTBと並行して進めるほどの幅が無いので、MTBだけ斜面にはみ出しているのだが。

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写真では写っていないが、斜面を滑り落ちると這い上がるのに苦労するぐらい下に落ちることになる。大丈夫か??

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茨木辺りの山なら、周りに一般道も多いのでいずれ何とか出られるだろうが、この辺りは道自体が少なくて土地勘も無いからヤバイ。ちょっと心配気味。安直にソロでMTBで入って遭難・・・というまずいパターンは避けたい。
時刻を見ながら進む。15:00までに出られなかったら、引き返して舗装路まで戻るつもり。
こんな調子を30分くらい続けると、嬉しい事に木に道標が!(下の写真)

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進んでいる方向は一応T駅の方面のようなので一安心。それにちゃんとO山の裾に取り付いて進んでいるようだ。

道標どおりに進むと激急の下り(下の写真)。道、有るのか???

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山から谷に降りるのって結構やばいのだけど・・・(下の写真)。
道が無いし・・・。目印のテープも見当たらないじゃん・・・。

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幸い、また山裾を登り始めた(下の写真)。

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どこまで続くの~~って感じ。

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すると、遂にこの山道から脱出。
出てきた所は、行きにスルーしたO山への登山道の途中の三叉路の一つ(下の写真)。

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時刻は13:00頃。30分程度の放浪だったが長く感じた。
来た道をそっくりそのまま引き返す。
再び公園内の休憩所に立ち寄り、往きに書いた登山ノートにまた記帳。

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僕のあとにはまだ誰も書いていないので、連書き。Katzeの名前で「道に迷いそうでヤバかった」旨のコメントを書く。

帰路に向けて再出発。公園内は乗って走れない所が続くので、MTB担ぎまくり。
線路跡に戻っても、あえてMTBに乗らずに散策を楽しむ(下の写真)。

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山登りの余韻に浸りながら午後の日差しを浴びてT駅に帰還。
さっそく輪行袋にMTBをパッキング。
すると駅の駐輪場の管理人さんが来て、MTBを解体して袋に入れるところを見ていていいかと聞かれた。勿論どうぞと答えてギャラリー一人の中でパッキング。作業しながら会話も交わして楽しかったです。
管理人さんに別れを告げ、ホームに上がる階段を登っていると大阪方面の列車到着のアナウンス。あわてて駆け上がって乗る。間に合った・・・。時刻は14:00頃。

070203ride3_22 帰りは大阪に入る前に、途中のJR尼崎駅で降りてMTBを組み立てる。
神崎川と淀川のサイクリングロードを走って、無事自宅に16:00ちょい過ぎに到着。

この日は新MTB の初の本格的山登りになった。
担いで登る苦労。
そのあとの下りのトレイル。大満足の山道サイクリングだった。
その序盤の廃線サイクリングも最高にいい雰囲気だった。
それにMTBでの輪行も初めてだったが、問題無し。
これまでのロードバイクでの輪行に加えて、MTBでの輪行の選択肢も加わり、楽しむ範囲が広がりそう。

新サドルも上々。多少前後の位置を修正したほうがいいかもしれないが、サドル自体はこのままでOK。

あと、今回登ったO山はハイカーの多い定番的山道。今のところハイカーとMTBとの関係は良好そうだが、トラブルは避けないと。線路跡のサイクリングも季節や時刻に要注意だ。

何にしても、新車の本格的山道サイクリング(担ぎが多かったが)、MTB輪行に満足した。それに、景色、空気、鳥のさえずり、葉っぱや木々の擦れ合う音、山での食事・・・五感に染み渡る楽しいサイクリングだった。

コース概略/自宅→JR吹田駅~(輪行)~T駅→エントランス広場→JR旧線路敷→桜の園→O山登山道→O山山頂→O山登山道→O山北山麓林道→O山北山麓→桜の園→JR旧線路敷→エントランス広場→T駅~(輪行)~JR尼崎駅→神崎橋→神崎川なにわ自転車道→淀川土手→自宅

走行距離/33.08km(担ぎ部分が多く参考にならず)
走行時間/3hr16min(担ぎ部分が多く参考にならず)
平均速度/10.11km/hr(押し歩きが多く参考にならず)
最高速度/記録エラー
VooDoo MTB(Hard Tail)積算距離/137km
全Bike積算距離/9369km

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