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2007年6月12日 (火)

大阪~小浜・日本海サイクリング 2007.05.04

年月日/2007年5月4日

バイク/MARIN Venezia Road Bike

目的/大阪市内から福井県・小浜の日本海まで走る。

ポイント/①鯖街道の根来越えルートの一部を通る,②小浜からの帰りは輪行。

内容/

某自転車雑誌に一般読者の投稿したサイクリング・レポートとして、自転車歴20年で年齢60歳の投稿者が、一泊二日で福井・東小浜から鯖街道・根来坂越えをして京都駅までロードバイクで走った記事が載っていた。

「鯖街道」は福井県若狭・小浜で獲れる海産物を京に届ける古(いにしえ)からの街道。特に鯖が名物で京の人からは「鯖街道」と呼ばれている。
ルートは概ね3つ。
1つ目は、小浜から滋賀県朽木村を通る国道367号線沿いのルートで京都に到達する一番東寄りのルート。これが一番良く知られている。
2つ目はかやぶきの里で有名な京都府旧美山町を通る国道162号から周山街道で京都に入る一番西寄りのルート。
3つ目は、上の二つの中間を通る最短ルートで、福井県と滋賀県の県境を越える「根来越え」と呼ばれる、険しい峠の山道を通るルート。
そのうちメジャーな1つ目のルートについては、逆走ではあるが、昨年10月に僕も走った(参考→「鯖街道サイクリング2006.10.14」)。

雑誌に掲載されていたのは3つ目のルート。しかし本当の根来越え部分はロードバイクで走ることはとても無理で、普通はハイカーとして歩きを楽しむような山道。そこで投稿者は、根来越えのルートそのものではないが、ルートが一部共通するダブルトラックの林道を利用して、ロードバイクで根来越えを果たした。加えて、その付近の北山杉、茅葺き屋根の集落等々を堪能していた。
そこで僕もそのルートの中から興味深い部分、根来越え(代替)の林道、並びに茅葺きの集落周辺を走ってみることにした。つまり一部だけ鯖街道を走るというわけ。

ただ、近くの駅まで輪行してしまうのはつまらない。
そこで、大阪市内の自宅から出発し、亀岡、旧京北町周山を経て、京都府,滋賀県,福井県の県境のその「興味深い部分」を記事とは逆に北上、小浜に出てそのまま小浜湾・日本海に到達する計画にする。勿論、一日で走る。
結局簡単に言うと、大阪市内の自宅から、福井・小浜の日本海を見に行くということ。その際に鯖街道の根来越えルートを利用するということ。
大阪から日本海まで走るのは今回2回目。前回は京都・舞鶴の日本海をゴールにしたが(参考→「大阪~舞鶴・日本海サイクリング 2006.04.29」)、今回はもう少し遠い福井の小浜だ。

小浜からの帰りは輪行を予定しているので、自転車は輪行用にしている「MARIN Venezia」。

自宅を夜明け前の3:45に出発。
真っ暗な淀川北岸土手を慎重に東進。途中から北上して摂津市、茨木市の街中を突破。この頃に夜が明けた。
茨木~亀岡の一番緩い登りの北摂越えルート、府道46号に突入。5:00ちょい前。
ここを走るのは半年振りくらい。早朝の安威川沿いの景観を楽しみながら走る。

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府道46号から府道6号を経て亀岡市街地に突入。時刻は6:00ちょい前。だいたい予定通りのペース。

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京の都の雰囲気の有る亀岡の静かな早朝の住宅地と商店街を抜けていく。

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若干迷走しながら市内の大堰川(保津川)の北付近を北上。国道477号を目指す。

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その途中の道は爽快だ。

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やがて国道477号に合流(下の写真)。時刻は6:40。

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これから暫くこの国道を走ることになる。
緩い登りが始まる。山と杉林から朝日が差し込んで気持ちいい。

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狭い杉林の間の道を上って行く。

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途中の「越畑橋」。

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一旦京都市右京区嵯峨越畑に入る。そして暫くはフラットな道。
この辺りは数回走っているが、早朝の自動車の少ないこの時間は初めて。これまで自動車の往来が結構有る午後ばかりで、結構神経を使っていて余り景観を楽しんだことが無かった。ここは自動車どうしのすれ違いのしにくい幅の狭い片側断崖の道(バスも通る)、なおかつ見通しの悪いカーブが多いというのがその理由。路面も今いちだし。

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三俣川の渓流と林間の気持ちいいロード。

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越畑を抜けると今度は南丹市旧八木町に入る。
すぐに見えるのが「廻り田池」。

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朝の光が加わってより良い景色。

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池に沿って快走路が伸びている。

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次いで旧八木町の農家の集落に突入。

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茅葺き屋根の民家がごく僅か残っている。

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しかし、かつての茅葺き屋根の形を残しつつ、普通の屋根の材料で作り直した家が多い。維持の費用が馬鹿にならないからだろう。

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のどかな朝の田園風景だな~。

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国道477号は田畑の集落を抜けて杉林の中に入る。

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短くて緩い坂を登って暫くするとフラット、そして下り。
所々片側の林が途切れて、素晴らしい景観に出会える。

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山と谷と川が織り成す景色はいいですな。見えている山は京都市右京区の山。京都市といっても北のほうは自然がいっぱい。

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更にぐんぐん下る。写真が無いのは走りに集中していたため。路面が今いちな上に、幅が狭くてカーブが多い。反対車線は時々ガードレールの無い崖が有る。この時間の車の往来はとても少ないが慎重に。
下っている途中で南丹市旧八木町から再び京都市右京区へ突入。
林間部の下り坂が終わると「中地ロードパーク」に到着。時刻は7:40。

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ここでトイレと補給食タイム。
公園自体に何か有るわけではないが、ここは日吉ダム・天若湖や、これから行く旧京北町周山、あるいは僕の来た旧八木町や越畑・保津峡などへ行くための、自転車や単車のツーリングコースの分岐点みたいな所。

公園のすぐ隣に、桂川(下の写真)と「日吉橋」(下の写真の右下)。

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ここの桂川のこの先は、西の天若湖・日吉ダムを経由し、次いで東に折り返して途中亀岡付近で大堰川、保津峡付近で保津川と名前を変えながら、嵐山から再び桂川に。更に大阪で淀川となり、大阪湾に注ぐ。大阪から来た僕は、淀川,桂川の源流をたどっていくようなもの・・・実はこの先走るルートは、桂川の水源まで限りなく近づいていくルートでもあるのだ。

補給食をさっさと食べて、これより北東4~5km先に有る旧京北町・周山に向けて再出発。
桂川沿いのフラットな快走ロードを気持ちよく走る。

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この後暫くしてちょっとした峠越え(下の写真は登り初めで振り返った所)。

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周山(しゅうざん)・・・周り山と言うだけあって、周山に入るためには峠越えが必要。
峠を越えて周山に入る。すぐに町の中心部に到着。

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綺麗な川沿いに有るスーパーマーケット「サンダイコー」(上の写真)は多分この町唯一の大きなスーパーマーケットであると同時に、ここを通る自転車・単車にとって調達ポイントでもある。おいしいお好み焼き屋やたこ焼き屋の露店も有る。しかし時刻は8:20なので閉まっている。
↓店の前の小川沿いの道が綺麗。

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この辺りで国道477号と、京都と福井を直接結ぶ国道162号(周山街道)が交差しているのだが、このまま国道477号で北東に進む。

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ここから先の国道477号は自転車では未走。

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山里のフラットな快走ロードが続く。

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暫くすると右手にまた桂川。桂川の上流に向かっているのだ。

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7~8kmほど走ると府道61号との分岐に有る「常照皇寺」に到着。

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貞治元年(1362年)に光厳上皇が開いた古刹で、天然記念物に指定された美しい枝垂桜の九重桜や、御車返しの桜,左近の桜などの桜の名木が揃っていることで有名。サクラの時期には人が大勢訪れる。僕も8年ぐらい前にバスで「常照皇寺」に桜を見に来たことが有る。
↓味わいのある山門と石段だ。

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時刻は8:50。拝観開始時刻は9:00から。10分待ってもいいが、この日は道々の風景を楽しむことにしていたので、寺社仏閣巡りは門だけ見てスルー。

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山の奥に向かっているので、徐々に民家、集落同士が離れ始める。

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引き続き桂川と一緒に走る(川の流れとは逆だが)。

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この辺りは、京都市北部や滋賀県西部辺りのローディー(ロードバイクに乗る人)がよく練習するコース。この日ようやく初めてローディーに会う。

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川沿いだけでなく杉林の中を走ったり。

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この日唯一のトンネル、「黒田トンネル」を抜ける。

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右京区京北宮町の集落に到着。

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ここの春日神社(上の写真)に、一重と八重の花を1本の木に咲かせる「百年桜」(下の写真の下段)という珍しい桜が有る(散ってしまっているが)。

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この桜から育てた苗木を、大阪市の桜の名所「造幣局」通り抜け100年記念(1983年)で植樹した際、「百年桜」の愛称がついた。

まだまだ走る。

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たまに杉林の中に入ると日差しが遮られて気持ちいい。

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桂川もまだ付き添っていてくれる。

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大布施町の集落に到着(下の写真が走ってきた道)。

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ここで国道477号から府道38号が分岐する。

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この辺りの府道38号と国道477号が、前述の3つ目の「鯖街道」上に有る道。ようやく「鯖街道」にのった。

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↓真っ直ぐ伸びた道が府道38号で、佐々里峠を経て旧美山町に繋がっている。

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↓右折して橋を渡る道が国道477号で、南下して花脊峠までが府道38号と共通部分。

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花脊峠から分岐した府道38号は「鯖街道」として南下し、京都市街地に入る。一方国道477号は東に向かい、百井峠、前ヶ畑峠、途中峠を経て琵琶湖を琵琶湖大橋で横断、最終的には三重県四日市まで延びている。

↓この周辺の簡単な道路図。

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ここから真っ直ぐに「鯖街道」の府道38号で北上をする。時刻は10:00ちょい前。
亀岡から走ってきた国道477号とはお別れ。いい景色をありがとう、国道477号。
いよいよ「鯖街道」だ。

府道38号に入って北上。行政区としては京都市左京区。
短い登坂を越える。

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すぐに、ぎゅ~~んと下り。

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こんなに自然の残る所まで京都市なのですな。

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すぐに「山村都市交流の森」に到着。

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「山村都市交流の森」は桂川と安曇川の二つの源流にまたがる1077haの広大な森林公園。

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夏季は魚つかみやキャンプ、冬は雪遊びなどが楽しめ、散策・木工・森林文化の体験学習も出来る。宿泊施設や、屋内でテニス,バレーボールや、演奏会,講演会も出来る施設も有る。京都市街地からバスで来られる。

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↓桂川を渡って、ここではドリンクの補給だけ。この日はスルー。

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府道38号に戻って北上。

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この辺りまでまだ桂川なのだろうか。ほとんど源流だろう。

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川岸にまだ桜が咲いている(下の写真)。この辺りの冬の寒さが分かるというもの。

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ここでちょっと寄り道。「山村都市交流の森」から1~2km北で右折して小道に入る。

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寺谷川(桂川の源流の一つ)沿いに走る。

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小道の脇にはいい感じの料理を出す店が何軒か並んでいる。

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いい景色だ~~。

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また、宿泊も出来る食事処。

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この山深い場所に何故?かというと・・。

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この舗装路の行き止まりに大悲山「峰定寺」という、隠れた名刹が有るから・・・。

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門の前に自転車を駐輪。中に入る。

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短い参道を歩く。

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いい感じの山門だ。

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ここから先は拝観料を払って中に入れるのだが、ここは厳格な修験道場特有の規則がある。
まず、女人禁制ではないが子供の拝観は禁止。団体も不可。持って入ってもいいのはハンカチだけ。カメラは勿論、財布すらも駄目。手荷物は全部拝観受付に預けなければならない。マナーの悪い拝観者(酔っ払っているとか)は拝観を拒否されることもある。
↓「峰定寺」の説明文。

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この日は時間の都合上、山門から先を拝観せずに引き返すが、ここも8年ぐらい前の4月にバスで来たことが有る。
山門から急な石段を登っていくと、現存する最古の舞台造りの見事な本堂が崖の上に建っている。4月にはその上の岩場に石楠花が咲き、たいへん綺麗。その時期には参拝客が多い。この日も何組かの参拝客がいた。一見の価値有りの名刹だと思う。

その峰定寺の門のすぐ外に「美山荘」という有名な料理旅館が有る。

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昔は峰定寺の宿坊だった。先代の中東吉次氏が生み出した『摘草料理』により一躍その名を世間に知らしめることになった。

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この京都の山里の、品と雰囲気の有る部屋で極上の料理を食べるなんて至高の贅沢&おしゃれだな~、と思うが、サイクリングウェアの僕はスルー。

時刻は11:00ちょい前。
府道38号に戻り、また北上。横を流れるのはまだ桂川なのか・・・?(この辺からよく分からなくなっている)。

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何にしてもいい雰囲気ののどかな道。

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ここもローディーの定番練習コースに入っている。多少路面は悪いが、この景色を流しながら走るのは気持ちいいだろう。折角練習するのなら景色も良い所のほうがいい。

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広河原の集落付近で舗装路面が綺麗になり、府道38号から府道110号が分岐する。

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そのまま府道38号を進めば佐々里峠を越えて南丹市旧美山町に至る。その先には「かやぶきの里」という、茅葺き屋根の民家が集まる集落の観光スポットが有る。一昨年11月に別の方角から自転車で行ったことが有る(「日吉町・美山町サイクリング 2005.11.23」参照)。
今回はそちらには行かずに右折して橋を渡り、府道110号に入る。
短い登り坂を上がると能見川沿いのいい道が伸びている。

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そして能見町の集落に到着。時刻は11:10。
この府道110号沿いには茅葺き屋根の民家が点在している。

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桜がまだ咲いている。

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能見町の集落を過ぎると杉林の中を走る。ここからは東進。

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右手には能見川。

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やがて能見峠越えの登り。
ここもローディーの練習コース。ゆえに楽な峠ではないはず。

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峠の西側の眺望は良くない。木陰も少なくて日差しによる疲労もプラス。

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ここまでの走行距離は100kmを越えているのだが、その時点の峠としてはかなりヘロヘロにしてくれる勾配と長さだ。

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苦しみながら「能見峠」に到着。疲れた。
時刻は11:40。午前中にこの峠を抜けたかったので予定通り。

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峠にちらりと眺望のいい所が有る。滋賀県の山々だろうか?

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「能見峠」に登山道の入り口が有り、そこには「久多峠」と標示が有る。

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能見峠の東にこれから向かう久多の集落が有るのだが、そちらからはここを「久多峠」と言うのだろうか??
このあと林の間の急勾配・ヘアピン連続の下り(集中したかったので写真は無い)。
下り終えて林を抜けると、茅葺きの集落が復活。

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久多の集落も茅葺き屋根の古民家の点在する場所として知られている。

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いいね~。

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いいよ~。

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この日は茅葺きのオンパレードですな。

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実際、暮らすのは色々たいへんだろう。

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道も走り易い~。

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のどかだ。

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久多の集落を抜けて、少し林間ロードを東進。

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途中で左手に県道783号の分岐に到着する。そのまま府道110号で東進すると、滋賀県の葛川にてもう一つの「鯖街道」の(一番メジャーな)国道367号と合流してしまう。そちらの鯖街道は昨年走っているので、左折して県道783号に入る。

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京都府と滋賀県の県境のこの辺りは、フライ・フィッシングを楽しむ人が大勢いる(分かりにくいが下の写真の左)。

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針畑川沿いを北上。すでに滋賀県に突入している。

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小さな集落を繋ぐ、殆どフラットな田舎道。集落→林→集落→林→・・・の連続が暫く続く。

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のび~るフラット・ロード。

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6~7km進んだ平良の集落辺りから、集落間の距離が長くなり、かつ集落間をアップ・ダウンの道で繋げるようになってくる。
下の写真のように、少し登って(針畑川が下のほうに・・・)、また下る。

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下ると集落。

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そしてまた登る。これを何回か繰り返す。

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初めのうちは気持ちいな~、のどかだな~と思っているが、これだけ同じ繰り返しが続くと飽きてくる・・・と言うか、このままずっと続いて繰り返すのではないかと思えてしまう。Eternal Roadか?!

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さすがに茅葺き屋根も、もうお腹いっぱいです・・・、って感じ。

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県道783号に入って約20kmの地点で、林を抜けると(下の写真の左上)生杉の集落に到着。「日吉神社」が目印(下の写真の右上)。時刻は13:20。

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橋の向こうに分岐が幾つか有る(上の写真の右下)。ここが重要。
橋を渡ってすぐ左折すると(上の写真の左下)やがてダートの山道になり、「生杉ブナ原生林」を経て「三国峠」に向かってしまう。それでも福井県には入れるが、ロードバイクを担いで行くような所ではないだろうし、小浜から離れた所に出てしまう。
橋を渡って少し真っ直ぐに進み、右下の写真で見えている右カーブを行くと県道783号が続くのだが、これでは結局東進して、朽木村にてもう一つの「鯖街道」の国道367号と合流してしまう(ローディーの練習コースはそちらだが)。

写真では見えていないが、県道783号の右カーブの所に、そのまま杉林の中へ道が真っ直ぐ伸びていて、小入谷の集落を経、林道小入谷線で「根来越えの鯖街道」(・・・に近い)として福井県小浜に出られる。これが計画のルート。

計画通り真っ直ぐ進む。
しかしその先に、この日の最大の難関が待ち受けているのだが・・・。

県道783号から離れて小入谷の集落を通過。

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直ぐに舗装路がダートに変わる。林道小入谷線の始まり。時刻は13:30。

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この先の山の滋賀県と福井県の県境に「おにゅう峠」が有る。その峠の南、滋賀県側が「林道小入谷線」という名前で、距離は6150m。
峠の北の福井県側は「林道上根来線」という名前で、距離は6642m。
ふたつの林道を合わせると13km弱。これで山を越えて福井県小浜市へ出る計画。

初めはフラットダートのダブルトラック。23Cのタイヤでも走れる路面。

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轍が出来ている。自動車が通るし、オフ単車も走りに来る。
事前のネット調査で見つけた写真ではロードバイクでも走れそうな路面に見えたし、何にしても今回のサイクリングのきっかけになった自転車雑誌の記事で、投稿者の60歳の方が普通のロードバイク(しかもテントの荷物付き)に乗って峠越えをしたと書いてあったわけで、ならばこの先走れるだろうと思っていたが・・・。

登りが始まると・・・。駄目だ。乗るのはヤバイ。

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尖った小砂利の多い結構な勾配なので、パンクやスリップ、転倒の恐れがある。
写真では大丈夫そうだが実際は厳しい。写真では路面の様子は伝わりにくいことが、自分の今回の投稿写真を見てよく分かった。
60歳のおじいさん、よくここを乗って走ったな。恐るべし(@_@;)。

降りて押し歩きで峠を越えることを決意。サイクルコンピューターを外す。
約13kmだと徒歩で2時間強か?。
↓しかし随分高い所まで道が有りそうだ(-_-;)。

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ひたすらロードバイクを押して登る。

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登るにつれて目線が高くなり。周りの山と肩を並べ始める。

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眺めはいいけど。

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下を見ると、登ってきた林道がヘビのようにうねって裾野を走っている。

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ここはMTBなら勿論走れるが、結構勾配が有るので僕では相当にやっつけられそうだ。
舗装路だったらロードバイクでアタックするのにいいだろうが、それでも僕では相当やっつけられるだろう(^^ゞ。
もっともここは舗装路にしないで、せめてこのダート林道ぐらいまでで止めたほうが、自然保全のためにはいいと思うが。

木陰が全然無いので日差しをまともに受けて疲労が溜まる。日焼け止めを持ってくるのを忘れたのが致命的。
加えて、砂利道を歩くと靴でもスリップ気味なので、膝に負担が来る。少し左膝の裏が痛くなってきた。
更に自転車を片側で掴んで登るので、どうしても左右非対称の体勢になって疲れ易い。
いつまで登らせるんだ~、って感じで坂が続く。

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写真が少ないが実際に歩きに費やした時間は長い。
夜明け前に家を出発しておいて良かった~。遅い出発だったらこの林道で真っ暗な夜になったかも。

ようやく「おにゅう峠」に到着。時刻は14:50。ここが滋賀県と福井県との県境。
疲れた。

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↓この日の安全祈願。

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山を眺め、補給食を摂る。

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下りは林道上根来線に名を変える。15:00、自転車に乗って下り開始。
ダートと思ったら、途中で舗装路に変わったり・・・。油断していると急にダートに戻ったり・・・を暫く繰り返す。

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やがてダートのみになった所で、また押し歩きにすることとした。結構勾配が有って、ブレーキをかけ続けないと砂利ダートでスピードを出すことになる。パンク,スリップ,転倒のリスク大。でもブレーキレバーをかなり強く握っていないとスピードが出てしまうので、手が痛くてやめたというわけ。
ここを乗って下るのなら、油圧ディスクブレーキのMTBで行きたいところだ。

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ひたすら下って16:10に林道から脱出。

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サイクルコンピューターをセットして自転車にまたがり、再スタート。

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・・・・急げ!

県道35号に入ってから暫く林間部のヘアピンカーブ連続の急下り(写真は無い)。
次いで、遠敷川沿いの渓流を見ながらの下り(下の写真)。

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↓すごい快走路の下り。このあたりは自動車が殆ど走っていない。

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↓壁に鯖街道・根来越えのデザイン画。

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早く海でゴールしないと、帰りの列車の時刻がヤバい。19:00までに列車に乗り込みたい。
県道35号沿いは「遠敷(おにゅう)の里」と呼ばれ、名刹が多い場所だが、今回はスルー。また今度。
途中で写真も撮らず・・・。
急いで小浜市街地に突入。プチ迷走しながら・・・。

遂に海に出た!ゴール!
時刻は17:00。
大阪の自宅から小浜湾までたどり着いた。

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小浜湾は東西から半島でしっかりと囲まれ、沿岸に防波堤も多い。
そのため日本海の波が押し寄せずにとても穏やか。

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逆に、広がる地平線が見えず、荒い波に出会えず、やや物足りないのではあるが、まあ一応、日本海到着ということでいいでしょう。

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「小浜漁港」にも立ち寄ったが、ここも防波堤が多くて似たようなもの。
釣り人が多い。

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「おにゅう峠」越えで押し歩きをしなければ、このあと小浜市街地でおいしい海鮮料理でも食べてからゆっくりと帰れたのだが、18:53の列車に乗らないと大阪の家に着くのが相当遅くなる・・・てか、帰れなくなるかも。
「鯖街道」の起点「泉町商店街」にも寄らず(「泉町商店街」とは→「鯖街道サイクリング2006.10.14」参照)、急いで走ってJR小浜駅に到着。時刻は17:40。

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0705045_30 輪行袋に自転車をパッキング。
18:53の東舞鶴行き普通列車に乗り込む。

そのあとも普通列車で東舞鶴,綾部,園部,京都経由で大阪に帰還。
JR吹田駅で自転車を組み立てて、自宅まで自走し、23:00ちょい過ぎに無事に到着。

この日は、大阪の自宅から山間部を走って、最後は小浜湾・日本海にたどり着くというコースで、達成感を味わえる点でなかなか良かった。
途中の山間部の自然や茅葺き屋根の民家の集落の景色も充分に楽しめた。

一方、「おにゅう峠」越えのダート林道の押し歩きは残念だった。まあ(言い訳になるが)、MTBに乗っている時でも走れない所は押し歩きもするし、その考えでいけば、許して欲しいものだ(誰に?)。舗装路の峠越えでロードバイクの押し歩きはしたくないけど・・・。それにしてもあそこをロードバイクに乗って越えたとは、恐るべき60歳だ。
それから小浜湾は「もろ日本海」という感じではないので(静かなのでそれはそれで良かったが)、今度は若狭湾岸サイクリングでこの辺りの日本海沿いの景色を味わってみたい。

なんにしても、大阪市内の自宅と小浜湾が僕の通ったルートで、一本の線で繋がったわけだ。「僕の鯖街道」とでも言おうか(おこがましいかな?)。

↓細かい地図だとイメージが湧きにくいかもしれないので、超大雑把な地図をup。オレンジ色が走ったルート。

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↓詳細な地図はこちら(3分割しています)。別ウィンドウで開きます。拡大してください。
大阪~京都亀岡
京都亀岡~周山~左京区
京都左京区~滋賀朽木村~おにゅう峠~福井小浜
茶色の線が走ったコース。
おにゅう峠前後の林道は直線の点線で簡略化しています。実際は複雑なカーブルートです。

これで、大阪市内から日本海まで自走したのは2回目。次はどの海岸を目指そうか・・・(あそこしかないけどな~・・・行けるかな~?)。

コース概略/自宅→淀川北岸土手・河川敷→府道15→茨木市街地→府道46→府道6→府道402→国道9→府道73→府道405→平ノ沢池→国道477→中地ロードパーク→国道477→常照皇寺→国道477→府道38→山村都市交流の森→府道38→峰定寺→府道38→府道110→能見峠→府道110→県道783→滋賀県高島市朽木村生杉→林道小入谷線→(押し歩き)→おにゅう峠→(押し歩き)→林道上根来線→県道35→県道220→北川土手→小浜湾岸→国道162→県道24→小浜漁港→県道24→国道162→JR小浜線・小浜駅~(輪行)~JR舞鶴線・東舞鶴駅~(輪行)~JR山陰線・綾部駅~(輪行)~園部駅~(輪行)~JR東海道線・京都駅~(輪行)~JR吹田駅→自宅
(↓詳細な地図はこちら(3分割しています)。別ウィンドウで開きます。拡大してください。)
大阪~京都亀岡
京都亀岡~周山~左京区
京都左京区~滋賀朽木村~おにゅう峠~福井小浜
(茶色の線が走ったコース。
おにゅう峠前後の林道は直線の点線で簡略化しています。実際は複雑なカーブルートです。)
(以下、滋賀県側・林道小入谷線(距離:6150m)並びに福井県側・林道上根来線(距離:6642m)の押し歩きの部分は除く)
走行距離/164.12km
走行時間/8hr49min
平均速度/18.63km/hr
最高速度/記録エラー
MARIN Road Bike積算距離/5827km
全Bike積算距離/10273km

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Comments

Katzeさんの…「生きた資料」は、とても参考になります。


そのまま、私が同じように…とはいきませんが、
その時がきたら…すっごい資料になる事間違いなしです…(^^)

« 投稿: ひたやん  2007年6月14日 (木) 23時15分

ひたやんさん>
ありがとうございます。
そうおっしゃっていただけると、うれしいです。

いつか走ってみてください。
生のコースを体験されれば、
はるかに良さがお分かりになると思います。

« 投稿: Katze  2007年6月15日 (金) 00時13分

 






 

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