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2007年10月 8日 (月)

鳥羽~志摩・遠州灘サイクリング 2007.10.06

年月日/2007年10月6日

バイク/MARIN Venezia Road Bike

目的/三重県鳥羽から志摩の湾岸と遠州灘沿いの地を巡る。

ポイント/①往復輪行,②最終地点は最短でも大王崎とし、時間が有れば英虞湾周回まで延長する。

内容/
10月6日(土)~8日(月)の三連休の近畿の天気予報は、初日土曜日は好天で、徐々に悪くなり、最終日の8日(月)は雨とのこと。そういうわけで初日の6日(土曜日)にサイクリングに出かけることにした。

場所・コースは三重県鳥羽市から志摩市の湾岸と遠州灘沿いの道を走ることにした。
スタート地点は近鉄鳥羽駅とし、パールロード上を「的矢湾」(志摩スペイン村の有る所)まで南下。的矢湾を周回しつつ、サイクリングロードも使い、志摩市南東部の「大王崎」まで走る。時間が有ればその西の「英虞湾」も周回し、無ければ省略して近鉄志摩線沿いの一番近い駅から帰る、という予定コース。これだと左車線が海沿いになるので良い。

大阪~鳥羽・志摩間は近鉄線で輪行。
よって、自転車は輪行専用にしているロードバイク・MARIN Veneziaを選択。

3:30に起床(今回は5時間程睡眠出来た)。
4:30頃に自宅を出発して、最寄の阪急の駅で自転車を輪行袋にパッキング。
5:00頃の電車に乗って、近鉄大阪線・上本町駅に5:36と、余裕の到着。6:15の快速急行鳥羽行に乗り、一気に鳥羽駅まで。

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大阪の鶴橋駅で輪行袋を抱えた一人のおじさんが乗ってこられた。会話も挨拶もしなかったが、仲良く輪行袋が車掌室の前に二つ並んでいる。本人達は離れて座席に座っていたのだが、途中で乗り込んできたお客さん達はチラッと輪行袋を見るも、2台も並んでいるとその威圧感からか、あるいは複数の仲間がいるという牽制になっているのか、密着するまで近寄った位置には立たないので安心。普段の自分一台だけだと結構ギリギリの位置に他の乗客が立って揺れるたびに体が当たったり荷物がぶつかったりすることも有るので、輪行袋から離れないですぐ傍に立ってガードしていなければいけないのだが、この日はその意味で「お仲間」がいてくれてラッキー。おかげで座っていられた。
それに休日のこの時刻のこの列車の最後尾車輌は五位堂~大和八木間で若干乗客が多くなるだけ。その前後は空席が有る位なので輪行しやすい。
そんなこんなで8:36に鳥羽駅に到着。
もう一人の輪行の男性も結局鳥羽駅までずっと一緒だった。

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僕は間違ってメインロードと反対側の南口のJR鳥羽駅側から出てしまった(上の写真)。
とりあえずそこで自転車を組み立てていると、初老のおじさんが話しかけてきて、ロードバイクについて尋ねてきた。気持ち良く別れを告げて、9:00頃出発。

近鉄線の下をくぐって、線路の北側を並行して走る国道167号線へ出る(下の写真)。
国道だが交通量はさほどでもない。道幅も広いので走り易い。
この国道に出たところで写真を撮ろうとウロウロしていると、列車で一緒だった男性がクロスバイク(に見えた)に乗り、パールロード方面に走っていかれた。

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ところで鳥羽駅は鳥羽湾のすぐ傍に有る。
鳥羽湾はリアス式海岸特有の形状をしていて、湾内に数多くの島が有り、「志摩の松島」と呼ばれている。
観光船も有って湾内を巡ることができる。

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鳥羽駅の前の佐田浜港のすぐ前に「ミキモト真珠島」が有る。

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1893年(明治26年)に御木本幸吉が世界で始めて養殖真珠を成功した島で、昭和26年から一般公開されている。

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陸からはガラス張りの橋が架けられていて、島へは歩いて渡るようだ。上の写真は陸側の入出場口。
この日はスルー。またいずれ。
この界隈には他にも「鳥羽水族館」を初め観光スポットが色々有るみたい。サイクリングでなければ立ち寄っていただろう。

国道167号を走り始めて直ぐに到達する「安楽島大橋」の手前で、国道は海沿いから離れる。
ここで国道から離れて橋を渡る。

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橋からの風景。

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「安楽島大橋」は「加茂川」の河口付近に架かる橋。

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橋を渡ると県道750号。この県道750号は、このあとも度々登場する県道なのだが、結構変った道(その説明はまた後で)。
この付近はリアス式海岸。その場合普通、海沿いの道は断崖の地形の都合で連続アップダウンコースになるのだが、まだこの辺りはそれ程でもない。

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交通量はそれほど多くない。大型車も少ない。多くがレジャー目的の車かも。

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時々左手に湾が見える。
湾は波が来ないから静か。加えて島が防波堤代わり。だからこそ漁船が停泊しやすいんだな。

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アップダウンが少ないと言っても、それなりに有るよ~。

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まあ、まだ本格的な激しい連続アップダウンという感じではないけど・・・それなりにというわけ。だけどこういうのも数が多いとジャブのように効いてくる。海岸沿いのお気楽フラット・ロードだと思って乗り込むと、痛い目に遭うんだな~、これが。断崖の多い日本の海岸沿いルートは結構キツイと思っていないといけない。

県道750号の途中で道路沿いに「恐竜の発見地」の看板。

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看板の脇に発見された恐竜の大腿骨の化石のレプリカと、足跡化石のレプリカが露天展示されている。「鳥羽竜」と名付けられていて、イグアナドンのようだ。

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↓大腿骨の化石のレプリカ。

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↓足跡化石のレプリカ。縦50cm。幅44cm。大きさと形状から、白亜紀前期に生息していた大型爬虫類のイグアナドン類と目されている。

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発見場所は下の砂浜に降りて・・・。

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右手砂浜沿いの岩壁の穴の辺り。立ち入り禁止のロープが張られている。

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ふ~~ん、という感じで県道に戻って先に進む(失礼・・・実は恐竜に興味が無くて・・・)。

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だんだんアップダウンが多くなってきた。
下ると砂浜。砂浜を過ぎるとまた登りというパターン。

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そう言えば海沿いのサイクリングって久しぶりのような気がするな。

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鳥羽市浦村町辺りの沿岸はまだ伊勢湾の範囲にあるし、島も近くに有って、そのせいで波が穏やかなのだろう。
やがて「生浦(おうのうら)湾」に出る。時刻は9:30頃。

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穏やかです。

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堤防沿いの道を快走~。

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遠くに橋が見える。「麻生の浦大橋」だ。

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橋を渡ったここから「パールロード」と呼ばれる、太平洋を眼下に遠州灘沿いの断崖を走るツーリング・コースとして有名な道路に入る。

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橋を渡った所から下の「生浦湾」を見下ろすとなかなかいい眺め。

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さて、パールロードの始まり。これから小さなアップダウン連続コースに入る。
↓まずは直ぐに分岐。

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↑パールロードは県道128号で右手の道。左は県道750号の続きでパールロードのすぐ近くを並行して走っているが、こちらはあんまり観光向けではないみたい。県道750号の入り口に「歓迎・本浦」のアーチが掲げられているが、歓迎を無視して右手の道に入る。

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こういう短いアップダウン連続コースって、ギアの選択とシフトチェンジのタイミング、加速のタイミングの良し悪しがスピードと疲労度の大小に繋がってくるんだな~。そのテクを熟知している人は失速せず、疲れずに走り抜けられるんだけど、僕みたいに分かっていない奴は疲れる(おまけに写真を撮るためにストップ&ゴーが多過ぎだし・・)。逆に言うとこのコースって、その手の練習にいいんじゃあないの?
・・・と、知った口をききながら、走り続ける。
途中で何箇所か休憩・展望所が有る。

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いい眺め。

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↓愛知県の伊良湖岬まで見えるらしい。どれがそう・・・??とりあえず一番遠くのか?

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晴天で気持ちいい。・・・あっ、日焼け止めを塗ってくるのを忘れた・・・。

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どんどん走り続ける。

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展望所よりも、道路を走っていて見える景色のほうが良い眺め。

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まさにツーリング向け。特に単車だと気分いいだろう。

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爽やかです。

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だいたい、カーブを曲がりきった辺りでいい景色に出くわすな。

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こんな感じ。

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もう伊勢湾沿いと言うより、遠州灘沿いと言ったほうがいいかも知れない。

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途中で黒(?に見えた)のビアンキのロードバイクに乗ったお兄さんが休んでいて挨拶。
やっぱり、パールロードって「ド定番」なんだな。

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こういう道だからな。

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高い所から海を眺めるっていいね。

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リアス式だ~~。丹後半島や但馬海岸を思い出す。

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途中で山間部っぽくなったりする。

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ところで・・・
途中で痛恨の後悔。途中に「鳥羽展望台」という場所が有る。このパールロード沿いで最も展望の良い場所らしい。天候によっては富士山までも見えるらしい(!)。スルーしてしまった・・・残念。

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全体的に標高が下がり始め、やがて「的矢湾」が見え始めた。

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的矢湾」沿いを周回する予定であり、そろそろパールロードともお別れだ(パールロードは「的矢湾」の上を突き抜けていく道なので)。

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登り坂の先にアーチ。

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↓アーチをくぐって登り切ると交差点。

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↑右上の写真が上ってきたパールロード。
↑左上の写真が直進する道でパールロードの続き。志摩スペイン村に直接繋がっている。先が見えない下り坂になっている。でもそちらには進まない(先ほどのビアンキのお兄さんはここを直進していった)。
↑左下が左折する県道16号。的矢湾の北岸の漁港に繋がっている。そちらに左折(青い矢印が走ったコース)。
↑ちなみに右下の右折する側の道路も県道16号。つまり、パールロードと県道16号の交差点というわけ。先ずは左折するが、漁港まで降りたら引き返してこの交差点まで戻り、今度は右下の写真の道に直進して突入するつもり。

左折して県道16号に入ると、暫くして下り坂。
下りきると交差点(下の写真)。ここで県道16号は終わり。

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ここは右折して県道750号に入る(上の写真の左下)。
県道750号を下っていくと「的矢漁港」に出た。時刻は11:00。

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ここから対岸の三ヶ所(という地名)に向けて無料の渡船が運行されている。三ヶ所地区と渡鹿野島の小中学生を中心に、年間約5万人を運ぶ。地元では「県道船」と呼ばれ親しまれている。つまり、対岸に着くとまたそこから県道750号が始まるということ。こういう「県道船」は全国で13箇所ほど有るらしい。三重県ではここだけ。

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とても静か。まるで湖みたい。

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「的矢湾」は志摩半島の中央部の深い入江で、海岸沿い一周25km。
カキの産地として有名。

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写真を撮っていると地元のおじさんに話しかけられる。

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↑「お~い、(自転車を)海に持っていかれるぞ~い。」って・・・アハハ。

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カキの養殖関係の船だろうか?

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白いものはカキの貝殻か。

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風も無いし、鼻も悪いのか、潮の匂いが感じられないな。

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人が殆ど出ていない。

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堤防も有るが、家の前がすぐ海みたいな所も有る。道の行き止まりが海みたいな。

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「的矢漁港」をあとにして県道750号と16号を戻り、パールロードとの交差点でそのまま県道16号を直進。

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暫く山間部風の県道16号を走る。やがて下ると湾に出る。

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実は、ここは「的矢湾」ではなく「伊雑ノ浦」という湾。ちょうどパールロード・志摩スペイン村の西が「伊雑ノ浦」で、東が「的矢湾」。

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もう殆ど湖みたい。

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神路川が注いでいるのだが、この辺りは塩辛いのか?どうなんだか?

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気持ちいい道ですな~。

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「伊雑ノ浦」の西端は神路川の河口で、その付近に近鉄上之郷駅と志摩磯部駅が有って町の雰囲気。そこを折り返す形で県道61号に入り、今度は「伊雑ノ浦」の南岸を東進する。
暫くすると「磯部大王自転車道」の北端に到着。時刻は12:00頃。

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「磯部大王自転車道」は全長約19km(下の写真の青いライン)。

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暫くは自転車道を使いつつ、寄り道の時は自転車道を外れ、また戻ったりと言う具合に走る予定。
「磯部大王自転車道」は「伊雑ノ浦」南岸部分は湾岸沿い。
「志摩スペイン村」の建物がチラリと見える。

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「志摩スペイン村」に行ったことは無いのだが、この日はスルー。またいずれ。

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途中でロードバイクやクロスバイク、MTBの4~5人のサイクリング集団とすれ違って挨拶。
しかし本格的に練習しているローディーは自転車道上では見かけなかった。余りそういう雰囲気の自転車道ではなく、ママチャリタイプでサイクリングを楽しめるよう、車道走行に慣れていない人のために作られたような感じ。
海に近い部分は、どうしても潮風でアスファルトが痛みやすく、道を横切る形で亀裂が盛り上がるように走っている。MTBならなんでもないが、ロードバイクでそのまま通過すると衝撃が有りそうな高く盛り上がった亀裂も多い。ちょっと神経を使う。
車止めが無いっていう点は嬉しいけど(どのみち自動車が入る筈無い道幅・・・むしろ原チャリの無法者が乱入しそう)
パールロードを横切る手前辺りで湾岸から離れてちょっと山間部っぽい道に。

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途中で反対車線のローディーとすれ違って挨拶(上の写真に写っている)。練習なら車道のほうが絶対にいい。特に反対方向ならあえて自転車道を使わないほうがいいだろう。
それにこの辺りは県道61号に沿っているので、なんか歩道を走っている気分。「自転車は車道走行」という道交法と信念を破っているようで気分悪いし、落ち着かないし、罪悪感みたいなものも・・・・でも自転車道を使う。
自転車道が有るところで車道を走っていると、たまに「悪質ドライバー」に「悪意のクラクション」を鳴らされるからな。旅気分をぶち壊されたくないから。勿論、普段だったら絶対車道だが・・・。
途中で県道61号から離れる部分も有り、ますます山里の小道風に・・・海沿いじゃねぇのか?って感じ。

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県道の右車線沿いに走る形になる所も有り(下の写真の左上)、ますます逆走の罪悪感みたいな気分。
これでは自転車の歩道走行や右側走行の勘違いをさせるようで、どうかと思うコースだ。どちらの方向から走っても右側走行っぽくならないように、自転車道は一般道から離して作るのが望ましい。「自転車の道交法違反」や「勘違い&悪質ドライバー」を増やすことにもなる。この自転車道のこの部分のコース設定は行政のミスだな。せめて、歩道っぽい縁石の作りを避けるか、自転車道であることをもっと強く知らしめる路面の塗装とかをすべきであろう。

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上の写真は志摩スペイン村近くの自転車道と交差点の交錯する所だが、自転車道がすごく分かりにくい。青い矢印は勿論僕が画像合成で加えたもの。
ここで県道61号沿いから離れて別の一般道沿いに入る。

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また普通の歩道っぽいな
あっ!老婆心ながら言っておくと、「自転車道といえども歩行者優先」の原則は変わらないから。

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やがて自転車道は一般道を横切る形で、自転車道が独立した小道になる箇所が有るのだが、ここで自転車道を離れて三ヶ所(地名)の的矢湾岸を目指す。
上の写真の青い矢印が僕の走った方向で、黄色い矢印が自転車道。つまり直進するってわけ。
軽く坂を登って(下の写真の左上)、下るとT字路で看板が有る。(下の写真の右上)。

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突き当りを左右に走っているのが県道750号。そう、「的矢湾」の北岸の「的矢漁港」で「県道船」のことを書いたが、左折した先にその対岸が有るわけ。
左折する(上の写真の左下)。

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少しフラットでやがて下り坂。下ると三ヶ所の漁港に到着。

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上の写真が県道750号の「県道船」の船着場。

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↓船着場から振り返ったところ。

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的矢湾沿いの地区はかつて「陸の孤島」と言われ、「県道船」が大事な交通手段だったのだが、パールロードの完成により湾を短距離で横断出来、それでほぼ解消されたようだ。そのパールロードも最近までは有料道路だったのだが、今年7月より全面無料化されたらしい。

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↑やや右手正面が「渡鹿野島」なのかな?
渡鹿野島は的矢湾中央に浮かぶ島で、湾内が湖のように静かなのも、この島が防波堤代わりになっているからだろう。
↓左手は「志摩スペイン村」のようだ。

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ぼ~、とここで休みたい気分。

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でも先に進む。県道750号を引き返し、先ほどのT字路を今度は直進。南下。
すると県道750号はまるで山間部の舗装林道のような様相に変わる。

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「山か?」ってツッコミを入れたくなるも、海のあとの林間ロードもアクセントになって良いな。それに木陰で涼しいし。

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道幅が細くて自動車のすれ違いはかなり難しそうだが、自動車には出くわさない。殆どフラット部分と下りの快走路だ。路面も悪くない。サイクリング向きの道。
気持ち良く走っていると別れていた自転車道と合流。

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上の写真の左が走ってきた道で、矢印の書かれている道が合流してきた自転車道。上の右の写真がその先で、左の道が自転車道。右の道が県道750号。ここでクロスしているわけ。
ここから自転車道に入る。似たような林間部分の道を暫く走ると、また的矢湾沿いに出る。

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↓養殖なのかな?

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海と林と、両方有っていいね。

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また林間に入り、暫くすると県道514号に突き当たる。

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上の写真の左上が自転車道から出てきた所。左下が、右折して県道514号沿いに南下する自転車道の続き。
しかしここで自転車道を離れて県道514号を北上する(上の写真の右)。県道の突き当たりの「安乗(あのり)埼」に向かうためだ。
暫く走ると右手に太平洋・遠州灘が見えた。

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ようやく外海に出た。

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今までの穏やかな湾岸とは違い、外海らしい波。

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サーファーもいる。

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波の当たりも強そうだ。

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「安乗埼」は上の写真の断崖よりも北に有る。
更に県道514号を北上。

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上の写真だと細い道みたいだが、住宅地の中を走る広めの道にもなったりする。
やがて岬のある安乗地区に入って海に再会。

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ここの地区で有名なのは「安乗人形芝居」。国の重要無形民俗文化財に指定されている。
毎年9月15,16日に行われる安乗崎突端近くの八幡宮(現安乗神社)の祭礼行事として四百余年にわたって伝承されてきた人形芝居で、安乗ではデコシバイ、デコシバヤと呼び、近年では安乗文楽とも呼ばれている。
興業を目的とする人形座ではなく、神賑として神に奉納する人形座らしい。
安乗文楽の起こりは明らかではないそうだが言い伝えによると志摩の国主で水軍の将・九鬼嘉隆が、八幡宮に祈願して文禄の役に戦功を得たので、そのお礼として村民に人形芝居を許したものと言われている。またこの地はもとの志摩海軍の一拠点として繁昌した港町であったので、往時の盛況がこの人形芝居を生んだものであろうとも言われている。

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このあと坂を登り、狭い路地を抜けていくと「安乗岬公園」に到着。時刻は13:20頃。
ここで行き止まり。

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公園内は自転車進入禁止なので、駐車場の隅に駐輪。

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公園を進んでいくと、遠州灘。
岬の突端には「安乗埼灯台」。

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珍しい四角形の灯台。

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この灯台は映画「喜びも悲しみも幾年月」(木下慶介監督・原作・脚本、1957年・松竹、主演 佐田啓二・高峰秀子)のロケ地になった。

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高さは23.7m。中を見学できる(この日はスルー)。
初代安乗埼灯台は、明治6年にブラントン技師によって作られた。ブラントン技師というのは灯台の父と呼ばれるイギリス人で、明治政府に雇われ来日し、灯台文化の基礎を築きあげた人。当時は今のような鉄筋づくりの四角形ではなく、木製八角形だった。昭和23年に今の形になった。

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安乗埼を境に東に太平洋・遠州灘の外海。西に的矢湾が有る。比べると海の違いが良く分かる。
さすがに外海は荒い。遠くは大海原だ~。

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↓階段が有るけど、怖そう。

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一方「的矢湾」側はこんなに静か。

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全然雰囲気が違う。

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「安乗埼」をあとにして県道514号を南下して引き返す。
途中で先ほどの自転車道に再度合流。自転車道は県道514号から県道61号沿いに変わり、ひたすら南下。

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まるっきり歩道じゃん。暫く海も見えない。
「阿児の砂浜」で自転車道は堤防沿いに変わり、海と再会。

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本来いい砂浜だと思うが、ゴミが散見されるんだよね~。ちょっとがっかり。

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堤防沿いを走る。

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走ると気持ちいいコースだな。

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海を見ながら走る。

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潮が自転車にかかってはいないと思うが、帰ったら速やかに掃除しないと錆びるかも。

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↑「城の崎」。

阿児の海岸沿いから自転車道は再び県道沿いの歩道みたいな道になり、なおかつ海から離れた所を走ることになる。しかも「大王崎」へは遠回り。途中まで進みかけたが引き返し、自転車道とはこれでお別れ。県道61号を使って最短ルートで「大王崎」に向かう。

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県道61号、そして県道515号を走るが、特にどうってことない普通の道。海も見えない。住宅地の続く道。
そうこうしているうちに県道515号の東端、「大王崎」に到着。時刻は14:40頃。

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大王崎」は志摩半島の南東端に位置し、断崖絶壁に灯台が建ち、眼下に荒波が砕ける豪快な海が広がる地。この岬が遠州灘と熊野灘を分けている。今回のサイクリングは遠州灘沿いを走ってきたというわけ。
岬の手前の波切漁港は静か。

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これから灯台へ向かう。土産物屋に真珠の店が多い。

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やがて外海に出る。
↓この海は「熊野灘」の部分。ここから南が熊野灘。

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潮がちょっとかかる。自転車を早めに掃除しないと錆びるな。

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激しいですな。

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登っていくと狭い路地に土産物屋が並ぶ。ここから灯台まで自転車を押し歩き。

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ここも真珠関係のお土産屋か、海産物関係のお土産屋。

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「大王崎灯台」に到着。

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昭和2年に点灯を開始し、昭和53年に改修された。高さ22.5m。

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グルリと一周出来る。

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内部に入って上まで登れる。螺旋階段が狭い。

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登りながら窓の外の海を見る。

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登るに連れてだんだん目線が高くなってくる。

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すぐに一番上に到着。
↓ライトを塔内部から見上げたところ。

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↓外から見たところ。

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太平洋を眼下に見る。

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いい眺めだ。
上をグルリと一周。

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町が広がっている。

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いいですな~。気持ちいい。

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灯台を降りて「大王崎」を後にして、帰路につくことにした。時刻は15:00を回っている。
帰りの電車の時刻から逆算すると、もう近鉄の駅に向かったほうがいいと判断。
「大王崎」にはまだまだ散策するのに良い所が有るのだが、またいずれということにしよう。
時間的に余裕が有れば西の「英虞湾」一周を考えていたが、ノンビリ走り過ぎてしまった・・・てか、観光と写真の撮り過ぎ・・・サイコンの表示から計算すると1/3は停止していた時間になっている。
中途半端に「英虞湾」を見るよりも、「英虞湾」全部を次回にまわすことにした。

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そういうわけで、県道514号を戻る。国道260号は交通量が多くて避けたほうが良いのではないかと予想し、一旦「登茂山」方面へ向かう(上の写真)。
国道260号を横断して一旦県道602号に入る(下の写真の左上)。案の定、国道はヤバそうだ。

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このまま進むと英虞湾「登茂山」に出てしまう(上の写真の右上)。県道602号に入ってすぐに振り返った方向に枝道が伸びている(上の写真の下段、車2台のいる辺り)。
この道に入ると波切~立神~神明地区を国道260号の西を並行して北上し、「英虞湾」を殆ど見ることなく近鉄鵜方駅まで走ることが出来る。なので、この道に入る。

071006ride_151

アップダウンが有るが、全体的に下りの部分が多い林間快走路。国道を避けて正解だ。

071006ride_152

枝道も多いが道幅の広い所を進めば間違えないだろう。
初めは林が多かったが、北上するに連れて民家が多くなってくる。

071006ride_153

やがてちょっとだけ英虞湾を見ることになる。

071006ride_154

今度またちゃんと回るから~。

071006ride_155

湾から離れて北上すると近鉄鵜方駅のすぐ傍で国道260号にぶち当たる。

071006ride_156 土曜の夕方近くの駅周辺の国道は凄い交通量で、道幅いっぱいに大型車が連なり、とても走る気になれない交通状況。
先ず間違い無く「威嚇クラクション攻撃」に晒されるだろう。
ここで不愉快な思いをしたくないので、裏道をちょっと繋いで、近鉄鵜方駅に到着。時刻は16:00。

そそくさと自転車を輪行袋にパッキング。
近鉄線の特急は大きな荷物を置くスペースが余り無く、輪行しにくい列車なので、特急は避けることにした。その代わりに大阪に着くのが遅くなるけど。
特急以外の列車は輪行しやすい車両構造だと思う。
なので結構好きな路線。

16:58の伊勢中川行き各駅停車に乗りこむ。

071006ride_157伊勢中川駅で19:06の上本町行き快速急行に乗り換えて一路大阪へ。
大阪市内に入って鶴橋駅でまた乗り換えて日本橋駅に21:00ちょい前に到着。
地下鉄を乗り継いで、最寄りの駅に21:45頃に到着。
自転車を組み立てて自宅まで走り、22:00過ぎに無事到着。

久しぶりに海沿いを中心に走れて気持ち良かった。
静かな湾、遠州灘の外海・・・、色々な海を味わえた。天気も良かったし。
断崖沿いはアップダウンが多くて疲れるがそれもまた楽しい。パールロードはやっぱり景色が良かった。

時間が無くて「英虞湾」を巡ることが出来なかったが、今度はそちらを走ってみたい。
今回のサイクリングで三重県南部も輪行の射程内に入りそうだ(勿論宿泊すればいいんだけど)。

この日も、海と同じくらい爽やかで楽しいサイクリングだった。
 

コース概略/自宅→阪急○○駅~(輪行)~近鉄奈良線・日本橋駅~(輪行)~近鉄大阪線・上本町駅~(輪行)~近鉄鳥羽線・鳥羽駅→国道167→県道750→県道128(パールロード)→志摩市磯部町三ヶ所→県道16→県道750→的矢漁港→県道750→県道16→磯部町三ヶ所→県道16→国道167→磯部大王自転車道→県道750→磯部町三ヶ所→県道750→磯部大王自転車道→県道514→安乗埼→県道514→磯部大王自転車道(県道514→県道61)→阿児→県道61→県道515→大王崎→県道515→志摩市大王町波切→県道602→立神→神明→近鉄志摩線・鵜方駅~(輪行)~日本橋駅~(輪行)~地下鉄△△線□□駅→自宅
(地図→クリックしてください(拡大可。茶色のラインが走った所))

走行距離/84.91km
走行時間/4hr33min
平均速度/18.66km/hr
最高速度/54.08km/hr
MARIN Road Bike積算距離/6299km
全Bike積算距離/11330km

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Comments

鳥羽展望台行った事ありますが、天気良かったけど富士山は見えませんでした。確かに案内板には富士山が見える方角が記されています。

渡鹿野島も行った事あります。こちらの島は女郎屋と言うのでしょうか?結構、それで有名ですよね。その目的で行った訳じゃありませんよ^^ 昔、何も知らないで彼女と旅館に泊まっただけで、後から知りました。どおりで私が1人で歩いてる時はへんなおばちゃんに「いい子いてるけどどう?」とよく聞かれたんだぁ~と。

記事にも書いてる通りこの辺は波も穏やかで昔は「風待ちのなんチャラ」と言われていた通り風が吹くまではココで休憩・宿泊して風を待っていたらしい事が旅館に書いていた記憶があります。

穏やかの海から最後は激しい海まで来ると遠くまで来たなぁ~と実感できる記事ですね。

« 投稿: よしぞう  2007年10月 8日 (月) 19時09分

実は三重マニアの私。
行ったことのあるところが幾つか。
懐かしいです。

英虞湾他、この辺の海はあちこち泳いだことがあります。
いいな~。
こんなところまで巡れるんですね。

« 投稿: しましま  2007年10月 8日 (月) 20時33分

土曜日に行って正解でしたね、昨日は異様に暑かったし今日は雨…。Katzeさんが10時半に就寝?よく寝付けましたね~。「パールロード」なんていい名前!海も緑もいう事なし、の景色で(~o~) ローディさんとの挨拶ってどんな風に?軽く手を上げる、とか?言葉をかわす、とか? 次に行った時はぜひ「パール」をお土産に~!

« 投稿: あさたろう  2007年10月 8日 (月) 21時30分

この日は本当に最高のサイクリング日和でしたね!
三重まで行かれるとは凄い行動力 m(__)m
自分は混みあってる車内での輪行は2時間が限度です。
それ以上乗ってるとエコノミー症候群になりそうで・・・

« 投稿: SIN  2007年10月 9日 (火) 06時46分

ここは海に山にと景観もいいし、見所もたくさんあるんですね~!楽しそう♪
恐竜も好きなので、私は長居しちゃいそうです(笑)
的矢湾て本当、湖みたいに静かなんですね~。それがカキの養殖に適しているのかしら??
カキも大好きな私は目がキラキラしちゃいました(^m^*)

« 投稿: nanao  2007年10月 9日 (火) 13時07分

よしぞうさん>
鳥羽展望台から富士山って、途中に雲ひとつ無い状態じゃあないと無理なんでしょうね。それって相当珍しい状況のように思えます。
渡鹿野島はそういう島だったとは知りませんでした。島だと遊女も簡単に逃げられないし、ちょうど良かったのかも。
よしぞうさんは結構この辺り詳しいんですね。

熊野灘と的矢湾ってホントに極端に違いますね。熊野灘と遠州灘を比べても、遠州灘は伊勢湾に近いので、熊野灘よりは穏やか。海にも色々表情が有りますね。

« 投稿: Katze  2007年10月 9日 (火) 23時31分

しましまさん>
そうだったんですか~(^-^)
今までどんな所をどのくらい行かれたんでしょうか?
この辺りも行かれたんですね。
英虞湾は僕は自転車無しでも行ったことが無いので、今度行くのが楽しみです。

« 投稿: Katze  2007年10月10日 (水) 00時04分

あさたろうさん>
10時半に寝るために、前日に寝不足にしておきました(爆)。インコ達のほうが寝付かれなかったかも。
鳥羽~志摩を結ぶとなると共通項は真珠で「パールロード」って名前しか無いでしょうね。
今度英虞湾のほうに行ったら真珠関係の何か面白いグッズを探してみます。
ローディー同士は手で挨拶する事は先ず無いです。車や仲間に手信号を使うことが有るので、紛らわしい手の動きをすると混乱して危ないので。ちょっと大きな会釈とか声で挨拶です。+笑顔が大事。

« 投稿: Katze  2007年10月10日 (水) 00時12分

SINさん>
あの日に出掛けずしてどうするって感じの天気でしたね。
土曜の輪行サイクリングは次の日曜が休みなので遠くまで輪行出来ますね。日曜だったら僕も近場or自走範囲です。
今回の時間帯の近鉄線は結構空いています。ごく一部の区間でちょっと「立ち」が出ただけ。早朝の空いている電車に乗るために相当頑張って早起きしています。帰りの輪行では混む電車に乗ってしまうことが有るので、そうなるとイライラです。こちらは遠慮しなければいけない立場ですから。

« 投稿: Katze  2007年10月10日 (水) 00時18分

nanaoさん>
恐竜好きですか~。日本での発見は少ないんでしょうね。僕はあまり知らなくて・・・(^^ゞ
カキの季節になったらここはいいかもしれません。新幹線名古屋乗換え近鉄特急というパターンで、関東方面からもそんなに交通の便が悪くないかも。機会が有れば遊びに行ってみてはいかがでしょう。志摩スペイン村も有りますし。

« 投稿: Katze  2007年10月10日 (水) 00時21分

鳥羽~志摩、懐かしいです♪若かりし頃、友達と東京から唯一、車で行ったところです。伊勢志摩が目的だったのですが(~o~)
もしかしたらこの道も走ったのかも~って思いながら見ていました。
天気に恵まれて、本当に気持ち良さそう~
真っ青な空に青い海、素晴らしい景色ですね♪

« 投稿: けめチチ  2007年10月10日 (水) 00時34分

三重の海辺まで行かれましたか。お疲れさまです。
土曜日は天気が良くて涼しくてサイクリングには絶好でしたね。Katzeさんは海でしたが、私は山でした。この時期はあれこれ走りたいところが出てきますね。
ところで、特急の輪行は混んでると肩身が狭いですよね。近鉄線で指定席取ったのに座らずデッキにいたことがあります。空いていると軽食を取りやすくて良いんですが。

« 投稿:   2007年10月10日 (水) 21時02分

あ、上の書き込み名前入れ忘れた。

« 投稿: EDO  2007年10月10日 (水) 21時04分

けめチチさん>
そうですか~、たぶん同じような所を走られたんじゃあないでしょうか。車なら伊勢~志摩まで自転車とは比べ物にならないくらいたくさん回れますね。
また、遊びに行かれてはいかがでしょう。

« 投稿: Katze  2007年10月10日 (水) 23時45分

EDOさん>
吉野方面にとても興味が有りつつも、行きたい所があちこち目移りしちゃって、今回は久しぶりに海沿いにしました。
今週末は更に涼しくなってますますサイクリングに良いかもしれませんね。
特急はまだ一度も利用した事がないんです。最後尾の座席の裏って言われても、うまく取れるか分からないし、混んでくるとデッキにも置きづらそうです。

« 投稿: Katze  2007年10月10日 (水) 23時51分

今回も綺麗な景色満載で楽しく読ませていただきました!
記事を見て思い出したのですが、幼い頃に
ミキモト真珠島に行った事有ります!
あの頃はアコヤ貝に見とれて、肝心の真珠の価値が
判らなかったです(^^ゞ今も‥?
サイクリング仲間の暗黙の了解や挨拶って
正しい大人って感じでとても良いですね!
今回の道、走ってみたいです。

« 投稿: アネモネ  2007年10月26日 (金) 01時37分

アネモネさん>
ミキモト真珠島に行かれたことが有るんですね~。
大人になってから行くとまた違った目で見れるでしょうね。
僕も歩きの時に行ってみたいと思います。
今回の道は車でドライブをしてもとてもいいですよ。
スペイン村でも遊べますしね。

« 投稿: Katze  2007年10月26日 (金) 08時00分

 






 

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