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2007年10月26日 (金)

明日香村ポタリング 2007.10.20

年月日/2007年10月20日

バイク/VooDoo HooDoo MTB (Hard Tail)

目的/奈良県明日香村をポタリングして、飛鳥時代に触れる。

内容/
久しぶりに土日両日共近畿の降水確率は低く、かつ前の週末にサイクリングに出かけていなかったので、今週末は土日両日共、サイクリングに出かけることにした。
まず初日は軽くしておこうということで(それが後々そうでも無かったのだが)、前々から計画だけしていながら流れていた、奈良県中部の明日香村を巡るポタリングを実行することにした。
ロードバイクで往復自走すると明日香村であまり時間が取れないし、翌日に疲労感が出そうなので、往復輪行にして明日香村でたっぷりと時間を使うことにした。輪行の起点・終点の駅は少し離れた近鉄大和八木駅とした。大和八木駅からその南の明日香村の間に寄っておきたいスポットがあるからだ。それに、乗り継ぎの時刻の関係でも僕にとっては効率的。
使う自転車に関してだが、明日香村ではひょっとして「山の辺の道」のように路面の悪い所やダートを走る可能性も有るのではないかと想定し、自転車は輪行出来るMTBのVooDoo HooDooを選択。今年2月以来の出動だ。

071020ride_1 3:30に起床して4:30頃に自宅を出発。

最寄りの駅でMTBを輪行袋にパッキング。
5:00頃の電車に乗り込み、途中で乗り換えつつ、近鉄大阪線上本町駅で6:15の快速急行鳥羽行きに乗り、大和八木駅に6:50頃に到着。

MTBを組み立てて7:00ちょい過ぎに出発。

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今井町の横を抜けて飛鳥川沿いに南下。南の明日香村を目指す。

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国道165号高架下を抜けて、県道161号~県道125号沿いの歩道に作られた「大和中央自転車道」を走る。

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歩道を単に自転車道として設定するという手抜きであるが・・・、車道に自転車道を作ると迷惑駐車場に化す可能性が有るし、後から作ることになったので仕方が無いといえば仕方が無いのだろう。歩道を走っている気分なので、なんか罪悪感的。
でも朝の爽やかさも加わって綺麗な道ではあるな。

少し走ると、道沿いに「綏靖(すいぜい)天皇桃花鳥田丘上陵」。

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自転車を乗り入れてもいいのかちょっと分からないが、一応、乗らないで押し歩きをして入る。
角を右に曲がると。

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綺麗に管理されていますね。

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「綏靖天皇」は、紀元前632年(神武天皇29年)~紀元前549年6月28日(綏靖天皇33年5月10日)の『古事記』『日本書紀』に伝えられる第2代の天皇。欠史八代(系譜のみが伝えられ、事績が全く記されていない初期の八人の天皇)の1人で、実在しない天皇と捉える見方が一般的である(実在説もある)。

「綏靖天皇陵」から出てまた南下。すると「神武天皇陵」に到着。

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ここも自転車を乗り入れてもいいのか分からなかったが、敷地の向こうから二人のおじさんが自転車で走ってきたので、まあ、いいだろうと判断。

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砂利道を進む。

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こちらのほうが先ほどの「綏靖天皇陵」よりも広い。

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「宮内庁」によって綺麗に管理されていますな。

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↓「正面」。鳥居の大きさを自転車と比較してくださいな。

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「神武天皇」(紀元前711年2月13日~紀元前585年4月9日・・・127歳・・・凄い長寿!)は、日本神話以降に相当するとされる初代天皇(在位:神武天皇元年1月1日(紀元前660年2月11日)~神武天皇76年3月11日)。神武天皇が実在したかについては歴史学的には否定的見解が強い。

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「神武天皇稜」を後にし、道に戻ってちょっと走る。

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「神武天皇稜」の南、畝傍山の東南山麓に有る「橿原神宮」に到着。時刻は7:50頃。
最初に出くわす鳥居。

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ここがメインの参詣路の入り口ではないようだ。
敷地の外周りを南北に走る道に沿って進む。

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暫くして更に大きな鳥居。これがメインの参詣路の入り口みたい。

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鳥居から先は自転車の進入は禁止。駐輪場に停めて中に入る。

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まだ朝早いので静かです。

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↓突き当たりの右手に「南神門」。

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くぐると拝殿前の広い境内。

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↓くぐって左手に「神楽殿」。

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↓その隣に大きな「拝殿」。

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「拝殿」は回廊式になっていて、「拝殿」の奥に「本殿」。

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「橿原神宮」は神武天皇の橿原宮跡といわれる地に明治22年(1889年)に創建された、新しい宮社。「本殿」は京都御所から移したらしい。
境内の東に大きな池が有る。「深田池」だ。

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ボートを繰り出せるらしい。

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池の外周に沿って小道を西に進む。

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地元の方が通り抜けに使うようだ。

「橿原神宮」の敷地から出て「高取川」沿いの一般道や農家の間の道をつないで進む。

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国道の傍まで田畑が迫っていたりする。南下するにつれて町から農村風な雰囲気に徐々に変わってくる。
明日香村に入ってからは近鉄南大阪線を左に見ながら平行して進み、飛鳥駅の南辺りで線路を横断して南下は終わり。

いよいよ明日香村ポタリングの開始。

(これから周る、明日香村部分のコースとスポットの地図→クリック(別ウインドウで開きます。拡大可))

国道169号を横断して、まずは飛鳥駅の東に有る「高松塚古墳」へ。

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道標にしたがって進むと、「高松塚古墳」に到着。時刻は9:15頃。
勿論内部を直接見学することは出来ないが、古墳のすぐ近くに洞窟を彫り、石槨を再現した「高松塚壁画館」が有る(下の写真)。有名な壁画の「模写」を見ることが出来る(館内撮影不可)。

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↓実際の「高松塚古墳」はまるで工事中かのような状態になっている。

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高松塚古墳の彩色壁画は昭和47年に発見された。TVや新聞のニュースで時々取り上げられるけど、色々痛んできて現状維持がかなり大変みたいですな。
古墳自体は直径約18m、高さ5mの円墳で、7世紀後半から8世紀初頭の築造とされている。

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厳重に閉じられています。

「高松塚古墳」をあとにして北東の方角の「橘寺」方面に向かう。

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細い道を走る。

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この辺りの道も明日香村の定番観光ルートのようで、道標が至る所に有る。

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途中で「定林寺跡」に到着。

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実際には奥に有るらしい。立ち寄ってみる。
坂を登っていくとダートになって、到着(下の写真)。

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「定林寺」は、聖徳太子が600年頃(推古天皇8年頃)に建立した46ケ寺の1つと伝えられ、聖徳太子の仏法弘布の霊地。発掘調査によって飛鳥時代に創建された寺院の跡と推定され、昭和41年国史跡に指定された。今は、上の写真のように石段と本堂の壇のみが残っているだけでした。

次いで橘の集落・田畑の中の小道を進む。

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すると「亀石」に到着。

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長さ3.6m、横2.1m、高さ1.2mの花崗岩。亀がうづくまって見えることからその名が付けられたが、自然石なのか?誰かが作ったのか?いっさい不明。飛鳥の謎の巨石である。

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この亀石の顔が西を向くと飛鳥は洪水にみまわれるという伝説が有るらしい。今は南西を向いているようだ。

亀石から東に小道を進むと「橘寺」が見えてきた。
先ずは石の門柱。

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聖徳太子生誕の地とのこと。
この門柱を背に振り返ると(下の写真)、北の方角、山の辺の道沿いに有る「龍王山」「三輪山」「巻向山」(左→右)が見える。

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石門から入って田畑の間の道を進む。

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橘寺」に到着。時刻は10:00ちょい過ぎ。

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境内が工事中なのでちょっと見た目が残念。結構、観光参拝者が多い。
↓「本堂」。中を拝観できるので入った(撮影不可)。

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本尊は聖徳太子の像。ほかに色々仏像を拝観出来る。
「橘寺」は正式には「仏頭山上宮皇院橘寺」。昔は法相宗であったが、江戸中期に天台宗になった。開山は606年(推古天皇14年)に聖徳太子が祖父の欽明天皇の別宮を寺に改めたのが始まり。四天王寺式の大伽藍配置の大寺だったが、平安時代に衰え、金堂の仏像を法隆寺に移している。1506年(永正3年)には残った堂宇も焼け落ち、1864年(元治元年)にようやく今の状態に再建された。
ちなみに日本書紀によれば、11代垂仁天皇の時、勅命を受けて常世の国(中国雲南省という説)へ不老長寿の薬を求めに行った田道間守(たじまもり)が、10年の長い間苦労してようやく秘薬を捜し求めて持ち帰ったところ、天皇はすでに亡くなっていた。この時に彼が持ち帰ったものを「トキジクノカグノコノミ」といい、その実をこの地に蒔くとやがて芽を出したのが橘(みかんの原種)で、それからこの地を橘と呼ぶようになったと伝えられている。
↓「観音堂」。六臂如意輪観音像が安置されている。

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↓「経堂」。阿弥陀如来像が安置されている。

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他にも幾つかお堂が有る。
↓聖徳太子の愛馬「黒駒」の像。

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↓本堂の南に「二面石」という、飛鳥時代の石像物が有る。

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高さ1mくらい。左右に善相と悪相が有る。人の心の二面性を表現したものとのこと。

「橘寺」をあとにし、次はその東南に有る「石舞台古墳」を目指す。
県道155号を使って道標どおりに進んでいくとすぐに到着。時刻は10:30頃。
MTBを駐輪して公園内へ。

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ここも観光の団体さんが多い。
地元のガイドさんもいるみたい。
↓これが「石舞台古墳」。

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大小30数個の花崗岩で出来ている。
↓裏はこんな感じ。

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「石舞台古墳」は蘇我馬子の墓と推定されているが、決め手が無い。
玄室の中に入ることが出来る(上にのっては駄目)。下の写真のカップルの身長から大きさを把握してくださいな。

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カップルが出て行った後(お邪魔でしょうし、こちらが辛い)、僕も中に入る。
↓内部の様子。長さ7.8m、幅約3.4m、高さ4.8m。

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↓天井の様子。天井に使われている石の重さは北側が約64t、南側が約77t、総重量2300t。崩れたら即死です。

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↓側面の様子。

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中で写真をバシバシ撮っていたら、外側の隙間から中を覗いた人が、中に人が入れると思っていなかったらしくて、僕を見てびっくり。知らん顔して平然と写真を撮って外に出る。

「石舞台古墳」をあとにしてその北にある「岡寺」を目指す。
「岡寺」の手前で県道15号の登り坂。ずっとフラットだったので登りも無いとな~・・・

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と思っていたら、単なる短い坂だった。

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軽く下っていくと、「岡寺」の手前で、横に階段の有る激坂の下に到着。

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ここをMTBで登るのは僕には無理だ。それにリュックを背負っているし、ウィリーしそう。どうしようかなと思っていたら、坂のすぐ横にある店のおばさんが、岡寺に参拝する人のための駐輪場を教えてくれた(坂の下の道路脇の、坂の対面に有る)。自転車を乗り入れてはいけないみたいな雰囲気も有ったので、素直に駐輪。「お言葉に甘えて」坂を歩いて登り、「岡寺」に向かうことにした。
坂を登ると、別ルートからの上り坂も発見(下の写真)。こちらのほうは車が上り下りするので、自転車で岡寺への登り坂を経験したいのならこちらの坂でしょうな。

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でも相当の傾斜だ。どのくらいの長さの坂か分からないし、下のほうまでずっとこの勾配かどうかも分からない。ちなみに僕ではまず間違いなく途中で足を着くだろう。

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坂の途中に有る店の外観に雰囲気が有る。

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で、「岡寺」に到着。時刻は11:00頃。
↓「仁王門」。1612年(慶長17年)の建立。

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門をくぐり(下の写真の左上)、すぐに突き当たり右手の石段を登って(下の写真の右上)、さらに上に有る本堂前の境内に到着(下の写真の下段)。

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↓右手に「楼鐘」。

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左手が「本堂」。1805年(文化2年)の再建。

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「岡寺」は西国三十三観音霊場第7番札所として有名。正式には「東光山龍蓋寺」。真言宗豊山派天智天皇(在位668~671年)の勅願によって義淵僧正が創建。のちに弘法大師が如意輪観音坐像を安置してから隆盛となった。この地は草壁皇子の岡宮の一部だったことから「岡寺」と呼ばれているが、正式名は上述の通り。
本尊は「如意輪観世音像」。高さ4.5m。弘法大師が三国(インド・中国・日本)伝来の土で作ったと伝えられている。塑像としては日本最大で最古とのこと。胎内仏として如意輪観世音半跏像が見つかっている。

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本堂内部は拝観出来る(写真撮影不可)。中に入って仏像・寺宝を見学。
↓それから「大師堂」。

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↓「大師堂」の左手の石段を上がると「三重宝塔」。昭和61年の再建。

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「三重塔」の前は展望が良い。西に広がる明日香村が見渡せる。

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振り返ると、本堂の前の境内を見下ろせる。「岡寺」も工事中でちょっと残念。

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「岡寺」をあとにして、再出発。
次のスポットに向かう際に、先ずは県道15号を使わずにその横の丘の斜面沿いを平行して走るシングルトラックに入る。

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MTBにした意味はこういう所を走ることを想定してのこと。
すぐ左手の下に県道15号が見える。

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ダートをMTBで走るのは久しぶり。冬になったらMTBの季節・・・楽しみだ。

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でも、すぐに県道15号と合流してしまって残念。

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合流地点の道路を挟んで対面にまた脇道が有る。道路を横断してそちらに突入。

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軽く、下り坂。下った所で180度ターン気味に別の小道へ。

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畑の間の小道をちょっと走る。

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竹林の中へ延びるダートに入る。

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↓竹林に入るとすぐに「酒船石(さかふねいし)」に到着。時刻は11:30頃。

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「酒船石」は長さ5.3m、幅2.27m、高さ97cmの大きさ。謎の巨石とされている。

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↑↓上面に謎の溝が彫られている。酒をしぼる槽(ふね)、油や薬を作るための石、朱を精製する石など、色々な説が有るが、配水用の石という説が有力。

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↓裏の様子。

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竹林の間を更に先に進む。

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程なくして丸太の下り階段。

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担いで降りる。乗って降りて、丸太に傷をつけたり、階段を壊したりする無法者になりたくないし、お気楽観光で転倒し、わざわざ怪我をする愚か者にもなりたくないので・・・。
↓階段を降りると「酒船石遺跡」。

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MTBを駐輪して見学しに入る。

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不思議な物が置かれている。

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「酒船石遺跡」は平成4年に発見されたもので、日本書紀の斉明天皇2年の条に記された「宮の東の山に石を塁ねて垣とす。」「石の山丘」に符合する遺跡と推定されている。上の物は湧き水を導水する役目が有るようだ。

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それにしても、飛鳥って謎の石や遺跡・建造物が点在してますな。

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「酒船石遺跡」を後にし、今度は舗装路の一般道を走って次のスポットへ。

↓「飛鳥寺」に到着。時刻は11:50。

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MTBを駐輪して中へ。

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↓「本堂(金堂)」。脇から中を参拝できる。

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本堂に入るとご住職(?)が10名ぐらいの参拝者を本尊の前に座らせて説明をされていた。僕も途中から座って聞く。やがて話が終わると「どうぞご自由に写真をお撮りください。」とのこと。珍しいな、と思いつつバシバシ撮りまくる。

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「飛鳥寺」は正式には「安居(あんご)院」で、「飛鳥寺」は通称。現在は真言宗豊山派。588年(崇峻天皇元年)に蘇我馬子が発願し、8年後に伽藍が完成。法興寺、元興寺、飛鳥寺などと呼ばれた。平城遷都に伴い平城京に移されたが、ここも本元興寺として存続した。大伽藍であったが、887年(仁和3年)と1196年(建久7年)の火災で焼失。江戸時代に再建された。
ご本尊の仏像、釈迦如来像は日本最古の飛鳥大仏。

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605年(推古天皇13年)に勅願によって鞍作止利(くらつくりのとり)仏師が造った金銅仏。元は釈迦三尊像であったが1196年(建久7年)の火災で両脇侍を失い、花崗岩製の台座と傷だらけの本尊だけが残ったと伝えられている。高さ2.7m。
ご本尊の他に、「阿弥陀如来像」(藤原時代)(下の写真の左)と「聖徳太子孝養像」(室町時代)(下の写真の右)。

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本堂から出る。

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寺の西門の外に「蘇我入鹿」の首塚が有るそうなので、いったんMTBを取りに戻って行ってみる。

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のどかな田園風景に囲まれた所に立っている。
時刻は12:00ちょい過ぎだが補給食を持ってきていない。「飛鳥寺」の東門にある店で「古代米」で作ったおにぎりを買って食べる。立ち食い。

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これがおいしかった~。赤飯のもち米に近い、ちょっともちもちした感じと小豆の風味が絶妙。お薦めですな。

「飛鳥寺」の北の民家・・・いや昔の商店の間を県道206号で抜けて(下の写真の左上・・・酒造や酒屋が多い)、ちょっと北東へ向かう。

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すると「飛鳥坐(あすかにいます)神社」に突き当たる(上の写真の下段)。右手に伸びる緩めの坂を登っていく(上の写真の右上)。
のどかな里。大原の里というらしい。

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そこに「大伴夫人墓」。彼女は中臣鎌足(藤原鎌足)の母。

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静かです。

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「大伴夫人墓」の傍に「藤原鎌足誕生伝承の地」。

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藤原鎌足については記すまでも無いだろう(←手抜き)。
↓すぐそばの石碑に彫られている文字。

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↓その解説。

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すぐ傍の県道124号に入り、ちょっと西へ(下の写真の左上)。

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雷(いかづち)の交差点で左折して飛鳥川を「甘樫橋」で渡り(上の写真の右上)、県道206号をちょっと走ると(上の写真の左下)、道標(上の写真の右下)。道標に書かれている「甘樫丘(あまかしのおか)」に向かう。
直ぐに敷地内に到着。時刻は12:50頃。

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丘の上へは自転車の乗り入れは禁止。駐輪して歩いて丘に登る。

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散策です。坂を登る。

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途中で広場。

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テクテク登りま~す。

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展望広場に到着。

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ここ「甘樫丘」には北と南に二箇所の展望広場が有って、上の写真は北側の展望広場。
丘は標高148mで、飛鳥の里が一望できる。広場の中央に案内の表示台があり、見えている景色が何か分かるのだが、今執筆している段階で殆ど忘れている。
↓たぶん、二上山、当麻寺方面。

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↓たぶん、畝傍山、橿原神宮方面。

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↓もう分かりません(^^ゞ

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もう一つの南の展望広場に向かう。

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スズメバチの巣が近くに有るらしい。注意書き有り。

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↓南側の展望広場。

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こちらは木々に隠されて展望が悪い。

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↓談山神社方面か高取山か?忘れた・・・。

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「甘樫丘」を降りてMTBに乗り、北に有る「向源寺・豊浦寺跡」へ向かう。

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途中で、人懐っこいわんコに遭遇。頭をなでたりして・・・。

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さようなら~。

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「難波池」という池を発見。

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↓解説。

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なるほど・・・。
「向源寺・豊浦寺跡」に到着。

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552年(欽明天皇13年)に百済の聖明王から贈られた仏像を蘇我稲目が自宅に祀ったのが草創。後に推古天皇の豊浦宮になり、そのあと蘇我馬子が豊浦寺を創建、という歴史がある寺。

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拝観出来るそうだが、この日はそのまま外を見て終わり。
折り返して「甘樫丘」麓へ一旦戻り、飛鳥川沿いに再び「橘寺」方面に向かう、

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ここは車はあまり走らないみたい。

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途中で飛鳥川沿いのサイクリングロードを発見。

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これを使うと「橘寺」方面に行けるみたい。

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いい感じのサイクリングロードですな。

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サイクリングロードはこういう風に造るのだよ。歩道をサイクリングロードにしただけなのは駄目だよ。

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程なくして「橘寺」と県道155号を挟んで対面に位置する「川原寺(かわらでら)跡」に到着。時刻は14:00ちょい前。

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「橘寺」ではなくて、ここに来たかったわけ。さっき「橘寺」のあとで直ぐに寄らなかったのは、このあとのコースの都合で・・・。

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「川原寺跡」の向こうに見えるのは「弘福(ぐふく)寺」。

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ここは斉明天皇(在位655~661年)の川原宮を寺に改めた所で、飛鳥寺、大官大寺と共に三大寺として栄えていたとのこと。

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実は、この礎石はプラスチック製の模造。瑪瑙(大理石)製の本物の礎石はこの1m下に有る。

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このあと、午前中に見た「亀石」の前を通過して、周遊歩道を中心に西へ走る。

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途中で「天武天皇陵・持統天皇陵」の道標が有り、そちらへ・・・(上の写真の下段)。
田畑の中の道を走り、自転車乗り入れ禁止のところで駐輪。

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↓「天武天皇陵・持統天皇陵」。

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天武天皇(631~686年)は第40代の天皇。即位前は「大海人皇子」。そう、「壬申の乱」で即位したあの天皇。
持統天皇(645~703年)は第41代の天皇。天智天皇の娘で女帝。父の同母弟である大海人皇子(天武天皇)の妃となった。夫の没後は、姉(大田皇女)の皇子・大津皇子を殺し、自分の息子である草壁皇子を皇太子としたが、草壁は即位する前に早世。数年を経て、自身が女帝として飛鳥浄御原宮で即位した。

MTBを置いてある所に戻ってまた少し西へ。

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途中で石段が有って、登る(下の写真は登ってから振り返って下を見たところ)。

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↓「鬼の俎(まないた)」。

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またまたこれも謎の巨石。長さ4.36m、幅2.33m、厚さ1mの花崗岩で、半分が土に埋まっている。鬼がこの上で捕らえた人間を料理して食べたという伝説(・。・;

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その下の道の脇にもう一つ謎の巨石「鬼の雪隠」。

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その鬼が用を足した場所だって・・・(・。・;

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でも実のところ、元々は俎の上にこの雪隠がのっていた古墳の石室で、地震で転落したというのが真相とされている(^^ゞ

更に西へ。

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「欽明天皇陵」に到着。時刻は14:20頃。
駐輪して天皇陵の傍へ・・・。

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↓天皇陵の正面。

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周りは濠で囲まれている。

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少し高い所から見下ろした(失礼かな?)。

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「欽明天皇陵」は前方後円墳。全長約140m。
欽明天皇(507~571年)は第29代の天皇。ちょうど百済から仏教が伝来し、任那が滅亡した頃の天皇。

↓見下ろした所から後ろを振り返ると棚田。

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実はみんなこの「欽明天皇陵」よりも、すぐ近くに有る「猿石」を見に来るんですな~~。

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「欽明天皇陵」の西の小高い丘に「吉備姫王墓」が有る。
吉備姫王は第35代皇極天皇と36代孝徳天皇の母。

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柵の中に1m弱の高さの石が4つ有り、猿とも人ともつかない顔が彫られている。

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何でしょうね~~??またまた不思議な石です。

これで明日香村ポタリングは終わり。
欽明天皇陵から近鉄・飛鳥駅はすぐ近く。しかし飛鳥駅からは輪行しない。乗り継ぎのことを考え、起点にした大和八木駅に戻って、そこから輪行で帰ることにする。
来た道を殆どそのまま逆に辿る。
↓近鉄線沿いの明日香村の田畑の小道。いい感じでしょ。

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さいなら~、明日香村。

というわけで、ひたすら北上して大和八木駅に戻ってきた。時刻は15:30頃。

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駅前の公園でMTBを輪行袋にパッキング。

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15:50頃の電車に乗り込み、大阪市内へ。
大阪市内に入ってから、往きとはちょっと路線を変えて、往きに乗り込んだ駅とは別の駅で降りる。時刻は18:00ちょい過ぎ。
MTBを組み立てて自宅まで自走。18:30頃に無事到着。

この日はかねてから巡りたかった明日香村を走れて良かった。
実は10年近く前に一度散策で明日香村を周ったことが有ったのだが、殆ど記憶が薄れていたし、自転車で周るとまた新鮮。

明日香村には今回スルーしてしまった有名なスポットがまだ幾つか残っている。それはまたいつか行ってみよう。
今度は壺阪寺や高取城跡、桜井方面の文殊院や聖林寺、談山神社と組み合わせてもいいかも。

MTBにしたのは正解だった。ロードバイクで周るほどのサイズでもないし(往復自走するなら別だが)、ダートも走ることを思えばMTBのほうがいいだろう。あるいは小径車でもいいかも。
ただ、MTBの輪行って重い!走るよりも疲れた。翌日の日曜日もサイクリングに出掛けようと思っていたのでちょっと影響するかも・・・(さあ~、どうだったでしょうね~)。

この日は歴史と、古(いにしえ)の謎と、のどかな田園風景に触れた、なかなか楽しい観光ポタリングだった。
 

コース概略/自宅→阪急○○線△△駅~(輪行)~地下鉄堺筋線日本橋駅・近鉄線日本橋駅~(輪行)~近鉄大阪線上本町駅~(輪行)~大和八木駅→今井町→県道161(大和中央自転車道)→綏靖天皇凌→神武天皇凌→橿原神宮→高取川沿い→明日香村→高松塚古墳→定林寺跡→亀石→橘寺→県道155→石舞台古墳→県道15→岡寺→酒船石→酒船石遺跡→飛鳥寺→県道206→飛鳥坐神社→大伴夫人墓→藤原鎌足誕生伝承の地→県道124→県道206→甘樫丘→難波池→向源寺→甘樫丘麓→川原寺跡→亀石→天武天皇陵・持統天皇陵→鬼の俎・雪隠→欽明天皇陵→吉備姫王墓・猿石→明日香村越→高取川沿い→県道161(大和中央自転車道)→今井町→近鉄南大阪線・大和八木駅~(輪行)~上本町駅~(輪行)~日本橋駅・地下鉄堺筋線日本橋駅~(輪行)~天神橋六丁目駅~(輪行)~地下鉄□□線▽▽駅→自宅
(地図→クリックしてください(拡大可。茶色のラインが走った所))
(明日香村部分のみのコースとスポットの地図→クリック(拡大可))

走行距離/39.43km
走行時間/3hr13min
平均速度/12.28km/hr(まさにポタ速度!)
最高速度/記録エラー
VooDoo MTB(Hard Tail)積算距離/204km
全Bike積算距離/11369km

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Comments

数年前に行った時のことを思い出し、なつかしく拝見しました。石の建造物が不思議いっぱいですね。酒船石はのちの人が切り取った跡がありますよね。誰が何のためにと考えるのも、なかなか楽しいです。

« 投稿: とら  2007年10月26日 (金) 08時18分

一日ずれていれば本当にニアミスしていたかもしれませんね!
明日香村の詳細なレポを拝見して自分の知らない世界が
よ~くわかりました。感謝 m(__)m

« 投稿: SIN  2007年10月26日 (金) 17時29分

とらママさん>
そうですよね~。
そういう想像も飛鳥を散策する楽しみの一つでもあり、
知的好奇心をそそられますね。
切り取った人がいるなら、無くなってしまった物も有ったりして、もしかしたら昔はもっと謎の石が点在していたかも。

« 投稿: Katze  2007年10月26日 (金) 21時39分

SINさん>
フフフ、こういうことだったんです。
今井町がニアミスポイントになったかも。
僕もポタリングするまで知らないことが殆どですが、こういう記事を書くことによって色々調べるので、いい勉強になります。

« 投稿: Katze  2007年10月26日 (金) 21時41分

中学校の修学旅行が奈良京都で明日香村周辺をかなりいったのですが、
まんまKatzeさんの記事にあるところ、
かなり行きました、懐かしいです♪

今年は紅葉が遅れているようですが
いい感じで秋の雰囲気になっていますね~(*´∀`*)

« 投稿: しましま  2007年10月27日 (土) 01時39分

しましまさん>
そうなんですか~。修学旅行は楽しかったですか~?
奈良の修学旅行は奈良市内で終わりがちで、明日香村まで行かれるのはなかなかツウな学校ですな。
憶えていらっしゃるということはちゃんと見てらしんたんですね。僕も修学旅行は奈良京都でしたが、こういうのはそっちのけでした(^^ゞ

紅葉は12月まで食い込みそうですね。
ただ、コスモスはちゃんと咲いていますね。それに緑も少しずつ黄色・茶色系が入り始めてきているみたいです。

« 投稿: Katze  2007年10月27日 (土) 11時18分

明日村、一度は行ってみたい所です。柿あり、コスモスあり、絵葉書になるような場所ばかりですね。す、すみません、湧き水を誘導する…ぱっと見てトイレかと思っていまいましたm(__)m 大変お間抜けな質問ですが…冬はMTBの季節なんですか?何ゆえに?

« 投稿: あさたろう  2007年10月27日 (土) 17時50分

あさたろうさん>
機会が有れば行ってみてください。ノンビリ出来ますよ。
トイレに見えたとは、斉明天皇もorzでしょうな~、ハハハ。
山の冬は虫やヘビがいなくなって、生い茂っていた草も枯れるので、MTBで走りやすくなるんです。

« 投稿: Katze  2007年10月27日 (土) 20時56分

学生時代に学んだ人名や場所などが次々と出てきて、「ほ~」とか「お~」とか言いながら拝見しました(笑)
それにしても摩訶不思議なもののオンパレード!
一度行ってみたいなぁ。。

古代米、美味しいですよね!時々炊いて食べてます(*^-^*)

« 投稿: nanao  2007年10月27日 (土) 23時59分

nanaoさん>
まだ行ったことが無いのなら、いずれ機会が有れば行ってみてください。
記事を書いていて、忘れていた歴史の教科書の人名がだいぶ出てきました。
古代米って割と出回っているんですか~。
僕は初めて食べましたが、おいしいですね。

« 投稿: Katze  2007年10月28日 (日) 17時45分

巨石三昧でとても楽しく拝見させて頂きました。
2300tもあるんですね。崩れればペッタンコ。それより地面に食い込みそうな・・・
小学校の遠足で行った記憶はあるんですが、すっかり忘れてしまいました。改めて勉強させて頂いたような。

ブルドックの視線がすごく愛くるしいです^^
一瞬黒ブタかと本気で思いました(笑

VooDoo HooDoo本当に久し振りですね。

« 投稿: よしぞう  2007年10月29日 (月) 01時34分

よしぞうさん>
小学校の遠足にいいでしょうね。
寺だけでなら子供は飽きるでしょうが、石や古墳ならピクニック途中で見るオブジェみたで・・・。
わんコは「わんわん」よりも「ブヒブヒ」って鳴き声が合いそうな(^^)
VooDoo HooDoo、冬になったらもっと使います。楽しみです。

« 投稿: Katze  2007年10月29日 (月) 06時35分

飛鳥とか斑鳩と聞くだけで古代日本を思い浮かべて想像します(*^_^*)
修学旅行で奈良・京都は行きましたが明日香村は行かなかったので残念でした。
明日香村、ゆっくり回りたいです!
天武・持統天皇にまつわる大津皇子の悲劇は未だに薄れていないですね。。
権力抗争は昔も今も変わらないのかな。
記事から朝のひんやりした空気が伝わってきて、
だんだん暖まっていく感じが気持ちいいですね。
ライブ感有りますよ(~o~)

« 投稿: アネモネ  2007年11月 5日 (月) 13時12分

アネモネさん>
明日香村は散策すると一日がかりになってしまいますから修学旅行で回るのはなかなか難しいでしょうね。機会が有りましたら歩いてみてください。
大津皇子の話は残酷ですね。
朝~昼~夕方と、写真から気温の変化まで感じてくださって嬉しいです。僕自身、あらためて見て気がつきました。

« 投稿: Katze  2007年11月 6日 (火) 00時21分

 






 

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