京都北山・林道山道サイクリング 2008.01.05
年月日/2008年1月5日
バイク/VooDoo HooDoo MTB (Hard Tail)
目的/京都北山のI谷峠付近の林道・山道を走る。
ポイント/①往きは輪行,②帰りは時刻と体力と相談して自走するか、輪行にするか決める。
内容/
(本記事に登場する林道・山道はMTBの侵入が禁止されておらず、MTBerの間でよく知られており、一部は自転車雑誌にも紹介されていますが、あえてネット検索にかからないようにあからさまな名称記載を避けました。)
(読み仮名を誤解し、間違ったイニシァルで表記されている名称が有るかもしれませんが、逆にカムフラージュの効果が有りますのでそのままにしておきます。)
年始休みの間に、もう1回サイクリングに出掛けようと思い、この日は京都の北山に行ってみることにした。
当然、今回もMTBで山サイなのだが、京都北山の山サイは初めて。
そう言えば、ロードバイクのツーリングでも、例えば有名な花脊峠周辺を走ったことが無いし、京都北山って僅かしか走っていない。
・・・で、初の京都北山・山サイとして、この日は山頂との間の昇り降りと言うより、峠越えを楽しむ山サイにすることにした。
ターゲットは、有名な「I谷峠」周辺の林道と山道を繋いだ周回コース。Kケ畑→I谷峠→I仏峠→S父谷峠→Kケ畑をグルリと一周する予定。
この辺には、京滋界隈のMTBerには有名な林道コースが有る。まずはド定番に行っておかないと・・・と言うわけ。ただ、「I仏峠」→「S父谷峠」間は定番の林道ルートではなくて、一旦S山方面への山道で遠回りをするルートを採る予定。
京都北山までは輪行することにしたので、MTBはVooDoo HooDooを選択。
ちなみに帰りは、時刻と体力に相談して、自走するか輪行にするかその場で決めることにする。
自宅を5:00頃出発。
大阪から京都北山方面への連絡の良い路線は京阪電鉄なので、京阪守口市駅まで自走し、そこでMTBを輪行袋にパッキング。
5:48の普通電車・出町柳行きに乗り込み、出町柳駅に6:58に到着。
叡山鞍馬線に乗り換え、7:07に発車。
7:28にI原駅に到着。
いい感じの無人駅。
MTBを組み立てて、8:00頃に出発。
I原駅のすぐ西を走る府道xx号からすぐに左折して府道yy号に入る。
これでちょっと西進。
初めに短い登りの後は、下の写真のような下り。山間部らしいロードだ。
↓すぐに、南北に走る府道zz号線にぶつかる。
↓左折すると、南下して京都市街地へ。
↓右折するとKケ畑方面へ北上する。ここは右折。
↓このT字路付近の橋の北側からの川の眺め。
↓「S原川」と言い、この上流で「K船川」や「K馬川」が合流している。
↑「S原川」は、T字路付近で府道zz号と並んで走る「K茂川」と合流する。
↓これは橋の南側から見た、合流後の「K茂川」。
↓綺麗だ。これは南の京都市街地へと流れ、「鴨川」に名前を変える。
右折して府道zz号に入り、Kケ畑方面へ北上。
↓「K茂川」沿いを上流に向かって走る。
とてもいい眺め。山間部のいい雰囲気が漂っている。
登り基調なのだが、僕はI原駅方面から入ったので、府道zz号線の中でも勾配の緩い部分からスタートをしている。なのでフラットに近い。
市街地に近いほうがやや勾配が有ったであろう。
途中で颯爽と走るローディーに抜かされる。普段から京都北山界隈でトレーニングをしているのだろう。たぶん、このあと府道zz号を離れてM越峠方面に行くに違いない。レース志向のローディーはレース・オフシーズンの冬こそパワーアップの季節だからな~。
僕は遊び派なので、MTBでダラダラと山サイしちゃお~っと・・・。
快適な山間ロードを進む。自動車も少ない。
↓北山らしい杉並木。気分いい~。
程無くして「Kケ畑」の集落に入り、すぐに今回の重要な分岐点、「D合橋」に到着。
時刻は8:30頃。
↑進行方向右手から「N津川」が流れてくる。
↑表示は「N津川」の上流の方角を指している。
↓「N津川」はこの「D合橋」で「K茂川」に合流している・・・と言うか、ここが「K茂川」の起点。
↑「D合橋」を渡ってそのまま「K茂川」沿いに府道zz号を進むと、府道zz号はやがて「I屋橋」を経て「S父谷林道」に変わる。それは目的の「S父谷峠」に繋がる。
つまり帰りに僕は、この先の道からここに帰ってくる予定。
↓・・・で、ここは「D合橋」を渡らずに右折し、N津川上流方面の「N津川林道」に入る。
舗装林道だ。ゆる~~い登り基調。
この林道もいいね~。アルファ波出ちゃうな~。
↓見事な北山杉。感動的な美しさ。
↓N津川の渓流もいいな~。
↓分岐点に到着。「N谷・M尾谷出合」だ。時刻は9:00頃。
↑↓ここで目的の「I谷峠」へは左折する。
↑左下の写真が、左折して「I谷峠」方面へ進む「M尾谷林道」。
↑右下の写真が、直進して「Y谷峠」方面へ進む「N谷林道」。
補給食を摂って一休みし、左折して「M尾谷林道」に入る。
↓登りの勾配がきつくなる。
MTBだと結構キツイ。ロードバイクで登りたい勾配。
↓しかし、この荒れた路面をロードバイクで登りたくないからMTBでいい。
(・・・どっちだ!?)
↓アスファルトの路面が、コンクリートの路面に変わる。
こういうコンクリートの路面ってキツイ勾配の所が多い。
「M尾谷林道」の舗装部分の中で一番キツイ箇所だった~。
心が折れて、MTBを押して歩いてしまった~(^^ゞ
情けない(-_-;)
↓このあと、少し勾配が緩くなり、乗り始める(^^ゞ
でも、しんどいな~。
ここまで林間部だったのだが、展望の有る所に出た。
(↓進行方向とMTBの向きは逆)
山を登っている実感が湧く。目線が高い。
↓程なくしてダート。ここからいよいよダート林道か・・・・。
↓と思ったら、またすぐに舗装路。しかも勾配がキツイ~。
↓道の脇に残雪がポツポツと見え始めてきた。
↓陽当たりの良い箇所に差し掛かると、雪は溶けて無くなっている。
↓日当りの悪い箇所では残雪。しかも凍っている。
滑って転倒しそうになり、MTBを降りてしまった。この先どうなるのか・・・。
↓すぐにダート(^o^)丿これ以降ダートだった。
↓当然ダートでも残雪。
しかしアスファルト上の残雪と違って、ダートの方が路面が沈み込む分、多少は滑りにくい。乗れることは乗れるが、登り勾配なのでスピード上がらず、そのせいか滑りそうになり、また降りて押し歩く。
乗っては降りて、乗っては降りての繰り返し・・・。ん~~貧脚だ。
↓そんなこんなで林道のT字路に突き当たる。
↓ここが第1の目的地の「I谷峠」だった。時刻は10:20頃。
ほっと一息。
コンビニの鮭おにぎりで昼食。
さ~てと、ここから先だが・・・。
↓これは「I谷峠」まで登ってきた「M尾谷林道」。峠から振り返ったところ。
↑・・・で、「I谷峠」はT字路と書いたが、実は突き当たりに本来は下りの山道が有ったらしい。
「I王沢」に下る山道だったのだが、『古道消失』と書かれている。実際上から見ても山道らしきものが分からない。
↓林道のT字路の左に伸びる登りの林道は、西に伸びる『K谷林道』。
この先は「S父谷峠」の南の「S父谷林道」そして府道zz号に繋がる。
超ショートカットコースになるので、ここは行かない。
ちなみに作業用の軽トラ(あとで思うと狩猟に来た地元の方みたい)が向うから走ってきて、真っ直ぐ走り抜けていった。
↓その軽トラが真っ直ぐ進んでいった道がこれ。
つまり「I谷峠」のT字路で右折する道で、北の「I仏峠」方面に通じる下り坂の林道。
次の目的地はその「I仏峠」なので、右折して林道を下る。
滑るかな?と思いきや、横滑り無く、乗ったまま下れる。
楽しい~。雪上の山下り~。
おもしろ~~~い。
いいね~。雪上サイクリングは殆どやっていないから楽しいな~。
どう楽しいか、って説明できないけど、とにかく楽しい。
↑土が見え始めている所は若干凍結気味だが、ダートで沈み込むせいか、その上を走っても滑らずに結構グリップがいい。
乗って下れる。
↓日当りの良い部分では、雪が溶けていてドロドロ。
MTBはもちろん、僕自身も泥を浴びまくり。
↓これまでの下り勾配のみから、所々フラットや緩い登りの部分が含まれるようになった。
ガンガン走れるダブトラ林道だ。
↓沢に下りてきた。もしかしたらここが「I王沢」?水が綺麗。
この沢から先は、しばらく緩~~い登りが中心。
「I谷峠」までの「M尾谷林道」の登りに比べればフラットと言い切れるくらい。
全然楽。
↑↓雪が途切れたり、復活したりと。
ここも残雪の上でも滑らずに問題無くガンガン走れる。
いつものウハウハです。
大阪市内に住んでいると滅多に雪を見ないし、その上を自転車で走る機会も殆ど無いので、これを楽しいと思うのかも。
↓人間以外の足跡が林道に残っている。何の動物の足跡だろう。
ここを走っている途中に、さきほど「I谷峠」で見た軽トラが駐車しており、どこからか猟銃の発射音と思われる音や、人間の大きな声(掛け声?)が度々聞えるようになる。
狩猟しているようだ。
・・・撃たれないようにしないと。
林道や本来の山道以外の所に紛れ込むと危ないぞ・・・。
ベア・ベルを持ってきていないし。
うっひょ~な雪道ダブトラが続く。
来て良かった~。
↓雪が無い所は泥だらけ。
↓MTBにドリンクのボトルが無いのが分かるだろか?ボトルが泥だらけになり、飲み口まで汚染されそうだったので、リュックにしまったってわけ。
思ったよりも距離が有って楽しめる。
ガンガン行くぜ!!
↓やがて右手に林道の分岐が有る、大きなカーブにさしかかる。
↑僕は、写真の向かって左から右へ進んでいたのだが、この写真を撮影するために立っている場所・・・カーブの進行方向右手(写真の手前)に林道が分かれている。
↓これがその林道の入り口。おそらくこの林道の先に第2の目的地「I仏峠」が有るような気がする。ただし「I仏峠」を示す標示が無い。
有るのは赤い目印のテープがくくりつけられた支柱。
僕は登山用の地形図を持っておらず、持っているのは登山ガイド本の地図のコピー。
それを見てもはっきり分からないが、たぶん「I仏峠」方面だろうと思い、進んでみることにした。違っていたら引き返せばいい。時間的にまだ余裕だし。
これまでとは一変、結構キツイ登り。
↓やがて、或るカーブに差し掛かったところで「I仏峠」を示す標示を発見。
たぶんこれは信用できるだろう。見逃さなくて良かった。
↓矢印の指す方向、乗って登れない急な斜面をMTBを担ぎ上げ・・・。
↓坂を登ると・・・。
↑↓ここが「I仏峠」だった~~。第2の目的地に到着。時刻は11:30頃。
↓間違い無い。
↓正面に下り坂が見える。
次の目的地は「S父谷峠」だが、最短ルートをとるのではなく、一旦「Iモジ谷」まで北上して、北から回り込む形で「S父谷峠」に登る予定。
おそらく、この下り坂が「Iモジ谷」に通じる山道だと思い、下ることにした。
これまでのダブトラ林道の走行とは違って、ここからシングルトラックの山道走行。
↓下っていく。
ここも楽しい~・・・って調子に乗って下っていき、途中で2回ほどコケる(爆)。
久しぶりに落車した。
ロードバイクの落車は絶対嫌だが、MTBならそれもまた良し。
雪の上だからさほど痛くない・・・・でも下に何があるか分からないから・・・そう考えると怖いですな。
雪の中に折れて尖った太い枝が上に伸びている可能性が有るし、その上に倒れ込んだら・・・怖~~。
でも、乗って下る。乗車率は高いかも~~、って思ってたら・・・。
↓倒木が前を塞ぐ。
MTBを木の下から通し、自分は上から越えて・・・。
↓また倒木(-_-;)
暫く頻繁に倒木が行く手を阻む。乗って走り出したら、またすぐに倒木、って感じ。
MTBを持ち上げたり、倒木を乗り越えたりで、自転車に乗ること以外で疲れ始める。
↓山道も雪で分かりにくくなっている。赤いテープが頼り。
暫くすると、大木の下に何やら石仏?
↓雪を払うと、やはり石仏が2体。
そうか・・・、先ほどの「I仏峠」の名前の由来は、もしかしてこれ?(イニシァルの正体がバレる)。
なんか、この石仏に出会えてうれしい気分。
なんでしょう?この感動。
ここから先の道中の安全を祈願。
石仏をあとにして先に進む。
どんどん下っていく。
↓だいぶ、山道が分かりにくくなってきた。
乗れる所は乗って下る。
意外と乗って下れる。
↓ただし左手は激急な斜面。落ちたら、MTBを担いで這い上がるのはかなり大変そう。
↓写真では山道が分からないだろうが、現場でも分かりにくい状態。大丈夫か・・・?
↓途中に、こんなに広くて快適な山道が・・・(^^)
↓と思ったら、倒木。MTBを降りて越える。
↓ありゃりゃ・・・。また山道が分かりにくくなった。踏み固められていない。
↓大丈夫なのか?遭難したら大変だ。
京都北山だって、なめると遭難するぞ・・・。
↓赤いテープを頼りに先に進んでいたら、尾根風の激下りで行き止まりに近い状態。
↓MTBを停めてある先は、覗き込むような崖に近い急斜面・・・。ハイカーならば下るのかもしれないが、MTBを担いで降りて、間違っていたら這い上がって戻れるか心配な急斜面だ。
赤いテープとは別に、青いテープ(林業用?)の目印が有る脇道が有ったのだが、結局そこも行き止まりみたい。しかも激急斜面の途中で滑り落ちそうになり、焦る。
↓何とか踏みとどまったあとの写真。
↓この写真撮影のちょっと前は、僕はこの斜面にMTBと共にしがみついていた状態・・・ピンチだった。
↑この斜面のずっと下のほうに、小屋の屋根らしき物が見える。
小屋ならば、おそらくまともな山道か林道が前を通っている筈で、もしかしたらそこが「Iモジ谷」の山道かも知れない・・・と思ったが、MTBと共に下まで滑り落ちる気になれないし、もし違っていたら、MTBと共に登るのが超たいへん・・・たぶん無理かも。
かと言って、先ほどの赤いテープを信用して、崖もどきの山道を降りる気になれず・・・。
時刻は12:30。
今なら引き返しても、暗くならないうちに山から市街地に降りられるだろう。
山に慣れていない男が、山をなめてかかって一人でMTBで突入し、遭難・・・。そんなの最悪だ。
そうならないうちに、とにかく「I仏峠」まで撤退することにする。
このルートについては、帰ってからもう一度ネットでよく調査しておこう。たぶん、赤いテープのルートは間違っていない筈だが、MTBで降りていけるかどうか、情報が欲しい。
・・・で、30分かけて今度は登り(押し歩き)、先ほどの石仏の前に13:00頃に帰還(下の写真の左)。
まあ、石仏が「戻ったほうがいい」と引っ張ってくれたのかも。
次いで、「I仏峠」に13:10に帰還(下の写真の右)。ホッとする。
↓「I仏峠」で一息ついていると、「S父谷峠」を指す標示とシングルトラックが峠から西の方向に伸びているのを発見。
方角からして「I仏峠」から「S父谷峠」への最短ルートのようだ。
このルートについては全くネット調査をしていなかったのだが、行ってみることにする。
途中で分かりにくくなったら引き返すつもりで進む。
↓すると、展望の良い尾根道に出る。
尾根を走って、次いで、その先の急斜面をMTBを担ぎ上げて登ることになりそうだ。
↓尾根からの眺め。杉が伐採されて禿頭のような山になっちゃっている・・・。それが余計に寒そうな感。
尾根道を進む。ずっとこういう道ならいいんだけど。
このあと、写真は無いが(←撮る余裕無し)、尾根道から急斜面をMTBを持ち上げてつつ這い登った。雪と泥で足が滑り、ずり落ちそうになったりしてピンチ。
何とか登ると、また尾根道。
いい感じで進めるのかな~と、木々の間を抜けると、こんな所にビックリするような長~い送電線と鉄塔。
尾根伝いに東西に送電線が伸び、鉄塔が建っている。
景観的にはどうかと思うが、ここまでなると、これはこれで見事かも。
この尾根伝いに行けば第3の目的地の「S父谷峠」に着くであろう。
ただ、このルートを採る予定ではなかったので事前にネットで情報収集をしていない。
送電線の先の景色を見ると、何かこのまま送電線を見上げながら尾根伝いに進んでいったら果てしない遠くに峠が有るような気がして・・・。
時刻は13:30。この日はやめておこう。もうそろそろ、確実なルートで山から出たほうがいい時刻だ。
後日、情報収集して出直すことにする。
ちなみに帰宅後にネットで調べてみると、やはりこの尾根伝いに「S父谷峠」に行けるのは間違い無い。MTBでも通っているようだ。ただしちょっと分かりにくいらしい。
↓振り返った西の方角の送電線と鉄塔。若狭のほうから来ているのかな?
↓山の連なる、いい眺めだ~。
・・・・で、結局「I仏峠」まで戻り、更に峠を降りて林道まで戻る。
今度は林道を下って戻る。またまた雪上の下りをウハウハと楽しむ。
↓そして、「I仏峠」に行くために離れた「I谷林道」まで戻ってくる。
↑さっきは写真の向かって左から登ってきて、この写真を撮るために立っている道に右折して入ったのだが、これから先は、写真向かって右の登りに移る。
登り基調、山の斜面沿いの比較的新しい林道を進む。
雪はもう無いのかな?と思いきや。
雪===3
登りの雪道。
さっきは乗って登れたけど、ここでは滑って転倒しそうになること度々。
勾配のせいか?凍結具合が違うのかな?
滑りそうになって押し歩き。また乗ることに挑戦し、暫く走って滑りそうになって、また押し歩き・・・を繰り返しながら進む。
↓人間の以外の足跡。何の足跡でしょうね?
やはりちょっと勾配が急みたいで、そのせいで滑るんだろうな~。
雪が無ければ、充分乗って登れる程度の勾配だと思う。
暫くすると・・・。
展望の良い所に出た。
山に詳しくないので、見えている山の名前を記事に書けない・・・(^^ゞ
それにしても、随分と遠くまで連なっている。集落らしき部分は見えない。
林道の近くの山は、杉が伐採されて原っぱみたいだ。
この展望の良い辺りから下り。
乗って下る。
ウオリャー、って調子に乗って走り、転倒(^^ゞ
でも懲りずに下る。
途中でゲートを通過。
この林道は閉ざされることが有るのかな?
やがて林道のT字路に到着(下の写真の右上)。時刻は14:00ちょい過ぎ。
下の写真の左上は、下ってきた林道を振り返って撮影。
T字路を左右に走っているのは「S父谷林道」のようだ。
↑このT字路を左折すると下り坂で、南東の方角に伸びている。
その先は府道zz号に繋がっている筈(上の写真の左下)。
↑右折すると登り坂で、北西の方角に伸びている。
おそらくその先に「S父谷峠」が有る筈(上の写真の右下)。
目的地だった「S父谷峠」の南で合流したわけだ。ここから「S父谷峠」に行けるが、一旦中止したし、単に峠まで行って、折り返して戻ってくることは「峠越え」では無いので気持ちがト~ン・ダウン。
「S父谷峠」は、また後日行くことにした。それは今回中断した尾根伝いでもいいし、この林道を登って峠を越え、そのまま北へ抜けるというルートにしてもいいだろうし・・・、いずれにしても後日のお楽しみ。
ここは素直に左折して帰路につく。
いい感じのダブトラ林道を南下。
雪が少なくて泥が跳ね上がり、サングラスに泥が点々と付く。
それにしても、とても快適なダブトラの下りだ。
ハードテイルMTBならではの、路面から伝わる感触が気持ち良い。
途中で一台のオフ単車とすれ違う。
ガンガン進むと、開いているゲートを通過。
登ってくる車に対して「通行止め」の看板が置かれている。
下ってきた僕にしてみれば、もう降りてきちゃったけど・・・って感じだが。
ここから舗装路。
「S父谷林道」から府道zz号に名称が変わったのか、変わっていないのか・・・ちょっと分からない。
ガンガン行くぜ。舗装路になっちゃったけど~。
↓部分的に道幅が広くなったり。
↓元の舗装林道風になったりと・・・。
横を流れるのは「S父谷川」。
突然、集落に出た。
ここは「I屋橋」だ。↑料亭も有る。
近くに「I屋山S明院」という修験道の古刹が有る(上の写真の右下の橋を渡って、下の写真の右の道を行った先)。京都市街地からバスでこの「I屋橋」(バス停終点)まで来れるので、何年も前に「S明院」にバスで来たことが有る。4~5月は境内に石楠花が咲き、それを見に来る人が多い(僕もそうだった)。勿論、この日はパス。ちなみに「S明院」の奥にも「Y師峠」を中心に山道が有る。MTBで行けるのなら、いずれ行ってみたい。
↓時刻は14:45を回っており、そのまま府道zz号(下の写真の左)を南下して京都市街地を目指すことにする。
朝、登ってきた道に景観はそっくり。
↓そして「D合橋」に到着。時刻は15:00ちょい前。
到着と言うより、一周して帰ってきたというべきだな。
↑朝は、この先から走ってきて、写真向かって左の林道に曲がったわけ。
↓言葉では分かりにくいので、簡単なイメージ地図をup。太線が走行の軌跡。
↑「D合橋」から反時計回りに林道を一周したルート。
このルートこそが、よく知られたMTBのダブトラ・ライドのコース。
僕は、結局山道を断念して、結果的に分かりやすい定番林道ルートを走ったということだ。
「D合橋」から引き続き、府道zz号を南下。
↓朝来た道をそのまま戻り、府道yy号との合流地点に到着。
↑朝は、写真の向かって左から走ってきて、右折した。
帰りは、このまま真っ直ぐ進み、京都市街地まで下りることにする。
ひたすら南下して市街地に入り、上賀茂神社の横を抜け、途中でK茂川の河川敷に降りる。
「K茂川」に鴨。
時刻は15:30頃。このまま大阪の自宅まで自走して帰ることにする。
ギリギリ日が沈む前に淀川河川敷に出られるだろう。
「K茂川」は出町柳で「高野川」と合流し、「鴨川」に名前を変える。
(もうイニシァルトークは無し~~。)
↓「鴨川沿い」。のどかだ。
「鴨川」になると、土手の上の三条大橋~五条大橋付近は人がいっぱいみたい。
なんか、ついさっきまで山の中にいて、数時間前は遭難するんじゃないかと思っていたのが、夢だったみたいな感じ。
それに、泥だらけの男が自転車で抜けていく・・・ってのも、浮いている。「何この人?」って感じかも。
やがて鴨川河川敷のロードが終る。→
このあと鴨川近くの道を適当に走り、やがて嵐山・八幡自転車道に合流(下の写真)。
ひたすら帰るのみ。
御幸橋で府道13号へ・・・そのまま西進して、大阪府内・枚方市に突入したところで、淀川河川敷に降りる。→
時刻は17:00ちょい過ぎ。日が沈む前に淀川に戻ってくることが出来た~。
このあと枚方河川敷公園に着く頃には真っ暗。
ひたすら西進し、19:00頃に自宅に無事到着。
この日は京都北山で初めて山サイをしたわけだが、「I谷峠」付近の林道は定番なだけあって、とても楽しめた。
「M尾谷林道」の登りはきつくて、雪も有り、押し歩きを入れてしまったが、次回は完全乗車でリベンジしたい。
また、雪上走行を楽しめたのも良かった(ホントの雪国の方からすれば積もっていないに等しいかもしれないが・・・)。「I谷峠」~「I仏峠」手前までの林道では特に楽しめた。
「I仏峠」から「Iモジ谷」、「I仏峠」から「S父谷峠」の断念した山道も、ちゃんと情報収集してまた今度突破してみたい。特に後者はMTBで行ける筈だ。
そして諦めた「S父谷峠」に行かないと・・・。その「S父谷峠」へは他からもルートが有るし、あの周りに山道・林道が多いので、今後行ってみたい。
この日の山サイ・林道雪上ライド、大いに楽しめた。
京都北山はまだまだ・・・ま~~だまだ楽しめそうな所がたくさん有りそう。
これからも楽しみだ。
コース概略/自宅→豊里大橋→京阪守口市駅~(輪行)~出町柳駅・叡山鞍馬線出町柳駅~(輪行)~I原駅→府道xx→府道yy→府道zz→D合橋→N津川林道→M尾谷・N谷出合→M尾谷林道→I谷峠→I谷林道→I仏峠→J蔵谷→I谷手前(引き返し)→J蔵谷→I仏峠→J丹尾根(S父谷峠方面,引き返し)→I仏峠→I谷林道→S父谷林道→府道zz→K茂川土手→K茂川河川敷→鴨川河川敷→塩小路橋手前→師団街道→鴨川沿い土手→嵐山・八幡自転車道→御幸橋→府道13→大阪府枚方市→淀川南岸河川敷→豊里大橋→自宅
走行距離/95.06km(林道・山道部分は2割弱程度と思われる)
走行時間/7hr19min
平均速度/13.00km/hr
最高速度/記録エラー
VooDoo MTB(Hard Tail)積算距離/383km
全Bike積算距離/12160km
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Comments
峠越えって楽しいものなんですね(^^?) K船、K馬、K茂川…イニシャルを読み解くのがなんだか楽しいです(~o~)ローディーさんにも色んなタイプがあるんですね。水泳でもタイムをUPするのが目的の人、健康のために楽しく泳ぐ人がいるように。この日Katzeさんは雪道に「萌え」たんですね♡ もうすぐまた「杉」が怖い季節ですね~(llllll´ρ`llllll) あのマスク姿、楽しみにしてますので~。
« 投稿: あさたろう 2008年1月12日 (土) 17時27分
あさたろうさん>
山道の昔の峠は、普通の舗装路の峠と違って、
古の人が使っていたので、そこを自分も越えるのってなんか素敵なんです~。
漢字一文字だけのイニシァルならネット検索には引っかかりにくいですが、読む人には分かっちゃいますね。まあ、ここはよく知られているのでいいんですが・・・。
雪の上ってスリリングで面白いです。街中では出来ませんからね。
杉花粉の季節が来たら、山には入りません。
またロードで舗装路・・・マスクをすることになるでしょう。
« 投稿: Katze 2008年1月12日 (土) 22時35分
石仏さまはいつからあの場所にいるのでしょうね。
雰囲気があって、もし自分が見つけたら見入っちゃうだろうな~って思いました。
雪があって、道には見えない(失礼^^;)場所を進んでいくのってすごいなーって思いました!
« 投稿: nanao 2008年1月13日 (日) 00時23分
nanaoさん>
そうですね~。ぼくもちょっと感動しました。
いつ頃置かれたのか分からないです。
・・・それもまた神秘的か・・・。
峠が荒れて無くなったら、あの石仏も取り残されて忘れられちゃうんでしょうな~。
山道は、雪が降ると場でも分かりにくいです。写真ではなおさら分からないでしょうね(^^ゞ
« 投稿: Katze 2008年1月13日 (日) 01時11分
雪道での走行、とっても楽しそうでしたね。
下りは自転車版のソリみたいな感じなんでしょうか?
乗ってみたいな~なんて思ってしまいました。
途中でコケたりしているとこみると、難しそうですね(笑)
そのスリルがいいのかも~
木が倒れてたり、上に登っていくにつれて結構ハラハラしてしまいました。凄く険しい道に見えたので。
途中で石仏に出会えたのも感動ですね~雪に少し埋まってたのでよく見つけた~~って私も感動してしまいました♪
なにやら謎の足跡も気になりまする(笑)
« 投稿: けめチチ 2008年1月13日 (日) 15時45分
けめチチさん>
雪の上でもタイヤが回転していたので、普通に走っている感覚でした。ブレーキをかけ過ぎるとタイヤが回らないので、ソリで滑っているみたいになって、コケやすいんです。
で、コケました(爆)
こういうところで石仏に会うと、ちょっと感動です。
特にI仏峠(Iは・・・ご想像通り)だけに。「そういうことか~!」って感じでした。
足跡はなんでしょうね。鹿か、猪か・・・?狩猟している方に聞けば簡単に分かるでしょうね。もし、猪だったら怖いです。攻撃してきますから(^_^;)
« 投稿: Katze 2008年1月13日 (日) 17時07分
いつも思うことですが・・
民家のある辺りにくると何故かほっと
しますよ。ほーっと溜息ついてます。
無事ついた~~みたいな。アハハ・・
ドロも跳ねない、力も出さずに画像で
山サイさして頂いて、はなにはもってこいです。
って、実際にこの空気に触れることは、
本人にしか味わえない喜びですよねぇ・・
雪しっかりありましたね。
2回転んだだけで済みましたか?(笑
凍ってる道はこわい!
谷間の渓流はいいですね・・細いせせらぎ。
ついつい降りていきたくなりそう。
霧島もこんな感じですよ。
杉林の美しいこと。整然としてて。
京都のいとこの住んでる辺りの地名も
出てきたりして、楽しかった。
淀川も見れたし。
石仏・・・・どの位前ののなのかしらねぇ・・
こういうの興味ある!時代に!
家には19時位に着いたの?
朝は5時起き?うは~~~っ。
山サイで倒木もあったりで、体力使ったですね。
わたしや、3日筋肉痛だな。
ありがと~~~!
ストレスが溜まりぎみだったので、すっとした。
« 投稿: はな 2008年1月14日 (月) 12時12分
以前、自転車通勤してた頃、雪が積もった道を走るのは
滑らないかと怖々でした~。ほんのちょっとの積雪でも。
この日行かれた山道は結構積雪があるようなので
katzeさんの苦労が何となくですが想像つきます。
何度も転倒があったなんて!
でも怪我に至らなかったようで良かった~
MTB・・・15kgぐらいでしたっけ?
それをかついで山道を歩く・・・
う~~ん、想像しただけできつそう~(>_<)
筋肉痛になりませんでしたか?
(そんなやわな体じゃないかな?^^;)
新雪に残る動物の足跡・・・
こういう発見も、冬の山サイならではなのでしょうね~。
猪とかだったらマジ、怖いですが・・・ヾ(・ω・`;)ノ
« 投稿: kgひろこ 2008年1月14日 (月) 14時44分
雪、寒そうですね~!
風邪引かないように気をつけて頑張って下さいね♪
いや、でも汗かいちゃうんでしょうかね??
石仏、なんだか日本昔話思い出しちゃいました(*´∀`*)
« 投稿: しましま 2008年1月14日 (月) 22時26分
はなさん>
え~、なんかストレスの溜まるようなことが?
山サイの疑似体験をしていただけると嬉しいです。
帰ったあとのMTBの掃除もしなくても済みますね(結構面倒・・・でもやらないと劣化する部品が多いので)。
雪道は転んでも特段痛くないので、まあ雪遊びだと思って走りました。
霧島・・・一度行ってみたいです。自転車関係無しに、普通の旅行で行ったみようかな~~。
杉林はまっすぐ揃うときれいです~。
京都のイニシァル地名は想像つきましたか~?
5:00は出発時刻で、4:00起きなんです。
正気じゃあないみたい・・・。
これが毎週は嫌ですね~。
休みなのに疲れが溜まりそう。
« 投稿: Katze 2008年1月16日 (水) 01時00分
kgひろこさん>
転倒する時は、リュックを背負っているので、気持ち、背中よりに倒れると、リュックがクッションになっていいんです。ヘルメットももちろんかぶっていますし。足を無理に着くと、またねん挫するかもしれないので、要注意ですね~。
やっぱり、筋肉痛になります。足よりも腕が~。
猪は怖いでしょうね~。まだ出くわしたことが有りませんが・・・・出くわしたくないです。
« 投稿: Katze 2008年1月16日 (水) 07時48分
しましまさん>
汗をかいて、走っているときはいいんですが、
下っている時や、止まっているときには冷えてきます。
汗をかき過ぎないように、適当な所で休んだりして。
そうそう、日本昔話っぽいですね~。なにかお供え物をすると、助けてくれたかも。
« 投稿: Katze 2008年1月16日 (水) 07時51分