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2008年4月26日 (土)

石榑峠~鞍掛峠・鈴鹿山脈横断サイクリング 2008.04.20

年月日/2008年4月20日

バイク/MARIN Venezia Road Bike

目的/鈴鹿山脈を石榑峠と鞍掛峠で横断、往復する。

ポイント/①大阪~滋賀間は往復輪行,②滋賀県に戻った後のルートは、その場の体力・時刻と相談して選択する。

内容/
僕は大阪市内でも北摂寄りに住んでいるせいか、山を走るというと、北摂並びにそれ以北が多く、山岳サイクリングと言うよりも低山の峠越えが多い。
本格的な近畿地方の山岳サイクリングと言うと、やはり奈良県南部の吉野の大峰山脈、並びに周りを取り囲む奥高野山地,台高山脈,果無山脈の、一大山岳地帯が思い浮かぶのではないだろうか。ド定番とも言えるだろう。恥ずかしながら、僕もようやく昨年、吉野の山を走った(「吉野・下市町~天川村サイクリング 2007.09.08」参照)。齧った程度ではあるが・・・。
ところで、もう一つ、近畿を代表する山脈に「鈴鹿山脈」が有る。

「鈴鹿山脈」は、三重県及び岐阜県と滋賀県との県境沿いに位置する山脈。最高峰は御池岳(1247m)。一帯は、鈴鹿国定公園として国定公園に指定されている。
ほかに、藤原岳(1,120m),竜ヶ岳(1,100m),釈迦ヶ岳(1,092m),御在所岳(1,212m),鎌ヶ岳(1,161m),雨乞岳(1,238m),入道ヶ岳(906m)・・・この7峰が通称「鈴鹿セブンマウンテン」と呼ばれている。
最北端は霊仙山(1,084m)。最南端は油日岳(690m)。

今まで三重県に何回か突入したことが有るが、鈴鹿山脈を越えて入ったことは無い。
近畿と東海の間に壁のように連なる鈴鹿山脈のサイクリングは、そろそろやっておかないと・・・と思い、今回走ってみることにした。
実際に鈴鹿山脈をロードバイクで走ろうと思うと、縦断ルートは無い。尾根を縦断するルートはハイカーの方が歩くような山道のみになる。舗装路は横断ルートしかない。それも主要道は国道が4本のみ。あとは自転車が走行できない第2名神高速道路と、その高速道路のトンネルの上に旧道(舗装路であるかは未確認2008.05.31追記:「安楽越」と呼ばれているルートで、舗装路。ロード向きの道という情報入手。)、あと1~2本横断出来る(?)林道(舗装路であるかは未確認)らしきものが有るのみ。従って事実上、ロードバイクで鈴鹿山脈を越えるには、この4本の国道(と「安楽越」)を使うしかない(なお、「御池林道」のような、山脈越えをしないで山脈の片側だけでサイクリングするコースも考えられる)。
国道は、南から・・・

有名な「鈴鹿峠」をトンネルで抜ける国道1号線。
「湯の山温泉」が近い「武平峠」をトンネルで抜ける国道477号線(鈴鹿スカイライン)。
近畿三大酷道とも言われ、峠は生駒のあの「暗峠」に次ぐ酷道峠と言われる「石榑(いしぐれ)峠」の有る、国道421号線(八風街道)。
一番北が、「鞍掛峠」をトンネルで抜ける、国道306号線。

今回は、北の2本、国道421号の「石榑峠」と国道306号線の「鞍掛峠」を抜ける、鈴鹿山脈往復横断サイクリングをすることにした。

計画は下の地図のようになる。
先に、滋賀県側の最寄りの駅から遠い「石榑峠」を先に越える。
滋賀県近江八幡市まで輪行し、近江鉄道「八日市駅」からスタート。東進して、途中から国道421号(八風街道)に入り、石榑峠を越えて三重県いなべ市側へ降りる。国道306号で北上して、途中で左折。同じ国道306号を西進して「鞍掛峠」をトンネルで抜け、滋賀県に戻る。そのまま下って、体力・時刻とも問題無ければ、下図①のように県道34号で鈴鹿山脈の中腹やや下寄りを南下、県道229号で西進し、八日市駅に戻る周回コース。鞍掛峠を越えて、体力的・時間的にちょっと辛そうであれば、②のようにそのまま国道306号を西進し、最も近い駅、近江鉄道「多賀大社前駅」をゴールにする「コ」の字コース。あとは大阪まで輪行で帰るというもの。

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実はこの計画、昨年秋頃から温めていたのだが、いろいろバタバタしていて行きそびれ、加えて、桜や紅葉の季節は、国道421号の途中に有る永源寺と、鈴鹿山脈の紅葉で渋滞しそうだし、12月中旬~4月上旬まで石榑峠前後は冬季通行止めになるし、現在、石榑峠の下で4km強のトンネル貫通工事と国道の拡張工事が行われていて、月~おそらく土曜日まで工事用大型車が通るので、走り易そうな日は工事作業の休みの日曜日ぐらいに限定されるし・・・で、タイミングを逸していた。
今回、通行止め解除&日曜日で工事も休み&天候はまずまず&桜の花もほぼ散って、ようやく全ての条件が整ったというわけで、この4月20日(日)に実行出来るに至ったという次第。

080420ride_2 4:00に起床。
朝飯抜きで4:40頃に自宅を出発し、JR吹田駅へ。
4:50頃に駅に到着し、急いでロードバイクを輪行袋にパッキング。
5:15の普通電車京都行きに飛び込む。
それだけ急ぎながら、京都駅で乗り継ぎにモタモタして一本逃し、6:16発の琵琶湖線普通列車長浜行きに乗り込む羽目に・・・(右上の写真)。吹田駅で急いだ意味無し・・・。
近江八幡駅に6:55に到着。

080420ride_3 近江鉄道のホームに向かい、7:26発の彦根行きに乗り込む(右の写真)。
ちなみに近江鉄道サイクルトレイン。自転車をそのまま持ち込める。ただし、全区間ではない。時刻も限定されている(下記参照)。

サイクルトレイン区間:
近江鉄道本線(米原~貴生川間)および多賀線(高宮~多賀大社前間)
但し、彦根・水口石橋・八日市線の各駅は除く。
利用日:毎日乗車可。(年末年始を除く)
利用時間:平日は9時~16時まで。土・日・祝日は終日可。
乗車車両:利用時間内のすべての列車にて可。
2両編成の場合:後部車両、1両の場合:車両後方部
自転車持ち込み料:無料(通常運賃のみ)
その他:5人以上で乗車する場合は事前に連絡。

従って、僕の乗っている近江八幡駅~八日市駅間は終日不可。
輪行袋でしか乗せられない。
7:44に八日市駅に到着。
ロードバイクをそそくさと組み立てる。
次いで、朝飯抜きだったので、ウィダーゼリー2本を食べる(飲む・・・吸う)。

↓八日市駅は結構綺麗でおしゃれな駅舎だ。

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8:00頃、八日市駅を出発。東進。
↓駅の東に真っ直ぐに伸びる、県道211号を走る。

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凄く走り易い、小ぎれいな並木道に見えるでしょ?
確かに並木道は綺麗なのだけど、路側に小枝や小砂利が散乱している。ロードバイクでの走行には少々気を使う。まあ、パンクする程でもないと思うが、何にしてもあまり路側に寄らないほうが無難。

この東に南北に走る、交通量の多い国道307号が有ったり、名神高速道路のICが有ったりするので、駅前よりも、駅から離れるほど交通量が徐々に多くなる。走り始めはゆっくりとリラックスして体を温めたいので、県道216号を経て、「御河辺橋」手前から、愛知川(えちがわ)沿いの交通量の少ない一般道を走ることにする。
↓自動車は写っているが、県道よりも自動車は少ない。

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↓左手に僅かに見える愛知川と、後ろの御河辺橋。

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これから突入する鈴鹿山脈はまだ写真では小さい。↑

途中で民家の間の道を迷走気味に抜け、名神高速道路の下を抜けると、県道328号に出る(下の写真)。恐ろしいくらいの真っ直ぐな道だ。

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↓雲がかかった鈴鹿山脈が見える。肉眼では山肌の様子が分かるくらいまで迫ってきた。

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真っ直ぐ進んで、国道307号を横断すると、県道は終わり。
そのまままっすぐ進む道に入る。
↓このような田畑の間の農道みたいな道。一般自動車は入ってこない。

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↓壁のような鈴鹿山脈が更に近くに見えてきた。
↓ただし、実際にこれから登る石榑峠の方角ではない。

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田畑の間をぬう細い道が続く。持ってきた地図には載っていない。
少々不安ながらも勘を頼りに東へ。
↓やがて愛知川に再会。

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愛知川を左手に見ながら進めば大丈夫な筈。
ここに入った目的・・・自動車を気にせずにリラックスして走り、体を温めるというのにはうってつけの道だ。貸切サイクリングロード状態。このコースで大正解。
↓愛知川の眺めもいい~。

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愛知川(えちがわ)は、滋賀県東部(湖東地域)を流れる淀川水系の一級河川。
鈴鹿山脈の御池岳に源を発する茶屋川、御池川と御在所山付近に源を発する神崎川が深い峡谷を刻みながら流れ、永源寺で合流し北西へと流れを変え、大きな扇状地を形成する。下流では彦根市と東近江市の境界となりつつ琵琶湖へ注ぐ。

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非常にいい気分で愛知川沿いを走り、やがて愛知川の対岸を走る県道508号が見えてくる。
↓県道508号に入らずに、そのまままっすぐ進むと県道188号に入る。
↓橋の上(下の写真の左上)から右手に見える赤い橋の上を、これから暫く走る国道421号が通っている(下の写真の右上)。

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↑ちなみに左手には「紅葉橋」。

橋を渡って右折するとすぐに国道421号に出る。
↓左右に走っているのが国道421号(八風街道)。

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↑左折して国道421号に入り、桑名方面に向かう。時刻は9:00丁度。

国道421号は「八風街道」と呼ばれている。その名前の由来ははっきりしていない。
八風街道は、その昔 近江商人が伊勢に入る道として また戦国時代にも武士たちが駆け抜けた街道として栄えたという。
昔の八風街道は「八風峠」という峠で鈴鹿山脈を越えるのだが、現在の国道421号の峠は、これから向かう「石榑峠」。八風峠は石榑峠の3km南に位置する。

さて、国道421号に入り、これからずっと登り勾配かな?と思っていたが、全然・・・。
少し登ると、フラットや、下の写真のような下りも有ったり・・・。

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短いアップダウンを繰り返すような感じだ。
今のうちに登っておかないと、峠の近くで急勾配の激坂になるんじゃあないの??・・・ってちょい心配。
↓永源寺の近くに来る。

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080420ride_19赤い橋で対岸に渡れば、
「永源寺」→

昔、自転車抜きの公共交通機関のみで寺社仏閣巡りをしていた頃に一度参拝したことがある。
見どころの多い古刹だが、今回はスルー。

↓愛知川の川幅がまだ広い。
まだ下流域ということなのかな?

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↓暫くすると、「三重県側2t車以上通行止」の標示。

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それがどういうことなのか、僕は勿論知っている。ネット上の写真で何回も見ている。
石榑峠のことを全く知らないで峠に向かう人は、そこでビックリな物を見ることになるだろう・・・フフフ。
↓山が迫ってきた。雲がかかっている。

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↑勿論、石榑峠はこういった標高1000m強の山頂に有るわけではなく、標高690mのもっと低い箇所に有るのだが、登るのに一苦労するだろうとは思う(この時は)。

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峠に向かっている筈が、緩~~い登り勾配。そろそろ登らなくていいのか??
峠手前で激坂だったらたいへんだな~、と思いながら走る。

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↓やがて「永源寺ダム」に到着。時刻は9:15頃。

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ん~~、でかい。

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「永源寺ダム」について・・・

鈴鹿山脈に源を発する愛知川は、一度洪水が起これば河川は氾濫し大きな被害を及ぼし、日照りが続けば河道から水の姿が消えてしまうという、灌漑用水として利用するには大変不安定な水源であった。
この愛知川の両岸に広がる湖東平野約8,000haの水田に、灌漑用水の安定的供給を図るため、昭27年に愛知川農業水利事業が国営事業として着手され、永源寺ダムの他に幹線用水路55kmを実施して、昭和58年度に完了した。
永源寺ダムはダムサイトの地形や地質を生かすために、左岸側をコンクリート重力式ダム、右岸側をロックフィルダムとする複合ダムで、高堰堤では日本初の試みであり、一大特徴となっている。
ダム建設によりダム敷きとなった175戸の水没世帯を含め 213世帯が移転され、これらの人たちへの理解や幾多の難問を解決しながら、昭和47年にようやく完成し、昭和52年には初めて満水になった。
昭和59年1月から滋賀県が管理することになり、管理条例・同規則・操作規程により日常管理を行っている。

河川名 淀川水系愛知(えち)川 (一級河川指定区間) 発電設備
所在地

東近江市永源寺相谷町(左岸)、永源寺高野町(右岸)

名称 関西電力(株) 永源寺発電所
貯水位 流域面積 131.5km2 型式 えん堤水路式
湛水面積 0.98km2 諸元 最大落差 47m
設計洪水位 EL.270.00m 利用水深 25m
予備放流水位 EL.269.50m 最大使用水量 13.0m³/s
常時満水位 EL.270.00m 最大出力 5,000kw
最低水位 EL.227.00m 放流設備
総貯水量 22,741,000m3 取水施設 表面取水施設 多段ゲート幅5.0m
有効貯水量 21,984,000m3 高さ26.0m3段1門
計画堆砂量 757,000m3 低水取水施設 低水取水用ゲート幅2.0m
最低水位 EL.227.00m 高さ2.5m1門
総貯水量 22,741,000m3 低水取水施設 低水取水用ゲート幅2.0m
有効貯水量 21,984,000m3 高さ2.5m1門
計画堆砂量 757,000m3 放水施設 ホロージェットバルブ
ダム本体 型 式 コンクリート重力ダムとフィルダム 径1,200mm1基
との複合ダム 最大取水量 15.4m³/s
堤 高 73.5m 放流施設 型式・門数 ラジアルゲート4門
堤 長 392.0m(重力部272.0m) 寸法 左岸側2門 幅9.4m 高さ8.1m
(フィル部120.0m) 右岸側2門 幅9.4m 高さ9.1m
堤 体 積 407,600m3(コンクリート384,300m3) 越流部敷高 左岸側2門 EL262.70m
(盛土23,300m3) 右岸側2門 EL261.70m
各 標 高 堤頂 重力部 EL.273.00m 設計洪水量 重力部1,530m³/s
フィル部 EL.274.00m フィル部 1,840m³/s
基礎地盤 EL.199.50m

(「永源寺ダム管理事務所」HPより抜粋)

僕のサイクリング記事にダム・ネタが散見されるが、別にダム・マニアではない(^^ゞ
ダムの有るような所には大抵、サイクリングにいい道が走っているということ。
↓典型的なエメラルド・グリーンのダム湖。

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鈴鹿の山々を背景にして、なかなか綺麗ですな。

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↓左手にダム湖を見ながらフラット快走路を走っていくと「相谷第一トンネル」。

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短いトンネルなのでサクッと通過。交通量は少ないので、ストレスは無い。
↓トンネルを抜けるとまだフラット快走路。

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↓まだ左手にダム湖が見える。

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↓次いでもう1回、古くて短いトンネルを抜けると、この辺りから、道幅が細くなる。

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ここの辺りも、まだ民家が点在している↑
↓道は引き続き、ダム湖沿いのフラット快走路。

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こういう道はうれしいのだが、登らなくていいの??って、相変わらず心配。

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殆ど葉桜になった桜の木々の間からダム湖が見える。

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葉桜・・・と書いたけど、まあまあ所々花が残っている。

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それにしてもダム湖の周りって、サイクリングにいいですよね~。
走り易いし、ダム湖は綺麗だし、間近に迫る山が多少幽玄な雰囲気も出してくれるし。
下の写真の撮影中に、向こうからローディーさんが走ってこられて、向うからご挨拶(僕が挨拶を返した声、聞こえたかな?・・・無視していませんからね)。やはりこの付近を練習で走っているんですな~。

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↓ダム湖に浮いているのはゴミでは有りません。流木です。

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永源寺ダムには、大雨や台風によってたくさんの枯れ木や木の根などが流れてくる。これらの流れ込んできた枯れ木などを流木(りゅうぼく)と呼んでいる。ダム湖内の流木の大半は、ダム堰堤から上流600m地点に張ってある流木止めネットにより、放流施設への流入が防止されている。
これらの流木は、風や波によって湖面を浮遊し、やがてはダム湖岸に漂着して、堆積されていく。また、ごく一部の流木は、ネットをくぐり抜け、取水施設の流入口に張り付くことがあり、支障となる流木は、定期的に集積・除去し、萱尾町地先の集積場に運搬している。
(「永源寺ダム管理事務所」HPより抜粋)

もう少し前のダム湖の写真に流木止めネットが写っていたので、戻って見てくださいな。

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やや幅の狭い道だが快走路。
自動車が行き来してスピードも速いが、数が少ない。当然、大型車など無く(2t以上は峠の向こうに抜けられないからね)、サイクリング的にいい道。

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↓そんなダム湖沿いの道も、この先のT字路で終わり。ダム湖の東端だ。
↓ただし、国道421号は引き続き右折して続く。

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↑ちなみに左折するとダム湖の北岸沿いの道が続くのだが、通行止めになっていた(土砂崩れでも有ったのかな?)。
↓右折して引き続き国道421号を走る。

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なんとまあ、少し道幅が広くなった、フラット快走路。

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一応、峠に近づいているので微妙に登り勾配の所も有るのだが、殆どフラットって言っていいだろう。くどいが・・・「いいのか?登らんで?」
↓この河もまだ名称は「愛知川」。

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↓笑っちゃうくらいの山間部のフラット・ロード。

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どうやらこの先、キャンプ場が点在しているらしい。それらしい建物が見える。
民家もまだ有る。

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↓「御池川」。愛知川に注ぐ源流だ。

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永源寺キャンプ場付近を通過~。

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このあたりで時刻は9:50頃。

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↓まだ先にキャンプ場らしい建物。

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↑相変わらずのフラット・ロードで、山も意外と遠くに見える。

しかし幾つかのキャンプ場を通り過ぎ、民家が見えなくなると、ついに登り勾配。
↓加えて道の傍で工事中。

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例のトンネル工事かと思ったが、ここは単に治水工事みたい。
途中で右手に名水「京の水」。

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↓説明をタイプするのが大変なので・・・読んでください。

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この名水の傍で工事をしているし、この先に有るだろうトンネル工事も含めて、この名水の水質って変わったりしないのだろうか?

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片側杉林、片側工事現場、という道を進む。
するとトンネル貫通工事・国道拡張工事の現場に到着。
下の写真の左上の橋脚は、国道新道の橋脚になるのだと思う。

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一旦杉林の細い道に。
↓なかなかしっかりとした勾配の登り。いよいよ始まったかという感じだ。

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↓と思いきや、幅の広いフラット・ロードに・・・。

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新国道に向けて拡張中みたいだ。

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だんだん、新道のイメージがつかめてきた。
この先に有るだろうトンネルから伸びる道は、上の写真のような現在の国道の一部を拡張しつつ、勾配が急な箇所(3つ上の、幅の狭い林間ロードの写真)は、橋脚を立てて、現行国道の上を走らせるつもりなんだな。
したがって、道幅が広くて勾配の緩い新国道が長く伸び、現行国道は旧道として、新国道の下をくぐったり、途中で合流したりしながら、やがてトンネルの上を登り、石榑峠へ続くことになるのだな。
典型的なパターンだ。

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また暫く登る。八風谷付近を走る。
↓砂防ダムが出来たりして、なんか人工的・・・。

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↓そしてトンネル掘削現場に到着。時刻は10:20頃。

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お休みなので静かです。

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↓これが滋賀県側の「石榑トンネル」出入り口。

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国道421号石榑峠道路の事業の概要に関する、行政からの報告・説明↓

国道421号は、滋賀県と三重県の県境部において、急峻な鈴鹿山脈を横断しており、狭幅員、急勾配(最急勾配17%)及び急カーブ(最小半径9m)も連続し、大型車は通行不能となっている。また、異常気象時の通行規制(連続雨量90mm以上)も頻繁に発生しており、冬期積雪時においては例年通行止めを余儀なくされ、一般国道としての交通機能を満足していないことから、石榑峠道路は県境部の約4.5kmにおいて権限代行事業として平成15年度に直轄事業化されたものである。
上記の現状課題を解消するため、直轄事業区間では約4.2kmの山岳トンネルの建設を計画し、現在トンネル掘削工事の施工に着手している。また、直轄事業区間の前後では、滋賀県および三重県がそれぞれ道路改良事業を同時に進めている。
また、改良事業中区間以外は、両県側も2車線での改良が完成しており、当該事業が完成すれば、線形不良区間および交通隘路区間の解消で大型車が通行可能となり、冬期および異常気象時の通行規制の解消、地域間交流機能の強化といった整備効果も期待されている。特に滋賀県は物流面で四日市港との結びつきが強いことから、物流の効率化や国際貿易の発展といった面で石榑峠道路への期待も大きく、関係者および地元住民からも早期整備が強く望まれている。
(「国道421号石榑峠道路における環境影響調査について」より抜粋)

平成21年3月の貫通を目指しているらしい。
噂では、結構岩盤が硬いらしくて掘削に難航しているとのこと。貫通が遅れるかも。
石榑峠道路が開通すれば東近江市→桑名市間に1時間50分掛かっていたのが、30分近く短縮されるそうだ。
その代わり、今は見当たらない大型車が通行するようになるわけで、永源寺~ダム湖付近の道の交通量が増えるだろう。トンネルより上の石榑峠は旧道として閑散とした峠になるかもしれないが、やはり今後自転車で走りにくい国道になりそうだ。
今のうちに走っておいて正解だったということになるかも。

↓トンネル掘削現場を過ぎると、本格的な登り勾配開始。

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これくらい苦労しないと、峠に登った気がしないよな~、と思えるくらいのまだ少々余裕。

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道幅が狭いので、自動車同士の離合はやりにくいだろうな。
路側に脱輪を誘う溝が有るのが、更に難儀なものにしている感。
ま・・・自転車ですから関係無いんですけど。
車を避ける時に溝にはまって落車する可能性が無いとは言えないけど。

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暫し登り続ける。

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↓落葉樹はまだまだ冬枯れてますな。

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で・・・・峠までずっと登りかと思っていたら、下りが有って、やがてフラットに・・・。

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削られた岩の間をぬって走る。結構豪快な山岳国道。

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空を見ると、山の上辺りの雲が切れて晴れ間がのぞいている。
今まで空はどんよりと曇っていたのだが、鈴鹿山脈の西側の滋賀県は曇りでも、東側の三重県は晴れなのかも。

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暫くずっとフラット快走路。
見通しの悪いカーブが続くことと、自動車もそれなりに走っているので注意は必要。

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鈴鹿山脈の中腹辺りをぬうような感じの道。
とても気持ち良く走れる。
そう思いつつ、くどいようだが「登らなくていいのか?」

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鈴鹿山脈の山々の頂は多くが標高1000m以上。今向かっている石榑峠が標高690mだから、山の頂は下の写真のように高い所に見えるんですな。

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このあと、ちょっとだけ緩い登りが有ったが・・・・。
↓三重県との県境に到着。そしてここが「石榑峠」。時刻は11:00頃。

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相当覚悟して挑んだのだが、石榑峠の滋賀県側からの登りって、結構楽だった。
これで峠越えしていいの~って感じ(←この暴言を神様が聞いていたのか、午後にバツを受ける羽目に)。
永源寺手前から長い距離を勾配を感じさせずに少しずつ登る、という感じなのかも。
むしろ全体的にフラット快走路が記憶に残る道だった。
後日、地図の等高線を見ても確かにそんな地形。勾配がきつくならないように、かなりウネウネと急斜面沿いを這い、岩を削って切り開いた道と言えるのでは。
古来の道の拡張という感じがせず、山間部の道ながら人工的な匂いのする道だという感想。

で、石榑峠の場合、単に峠に着いたというだけで終わらない。
それよりもだ・・・・。
石榑峠の象徴・・・これを語らずして石榑峠を語ることなかれ、と言える物が、県境標識の右手のカーブの先に・・・。

↓出たーーーーー\(◎o◎)/!

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2t以上の車を通らせないために、無造作に置かれたコンクリートブロック。
ここ石榑峠と、この先の三重県側の少し下ったところにもう一箇所、設置されている・・・「設置」という言葉がおかしいくらいに、無造作。
つまり、この先のブロックとの間の区間を、大きな車が通ることが問題なのですな。
だから、これを置いて邪魔をしているわけ。

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しかしまあ、天下の国道でこんな物をズドンと置いて・・・。酷道といわれる筈だ~。
今回のサイクリングの目的は、冒頭に書かなかったが、本当はこれを生で見ることだったんですわ~。丸っきりの野次馬根性。あまり良いことではありませんけどね。
あと、もう一つの目的は、この先のブロック間の道の状況・・・国道ならぬ酷道と言われる、もう一つの原因がそこに・・・。

まあ、その前に、このブロックを通過する、自動車の皆さん↓

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ギリギリです。皆さん、慎重に抜けていきます。

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↑ナイスgood車幅が意外と余裕だったかな。
滋賀県側からも、三重県側からも自動車が登ってくる。交互にそろりそろりと抜けていく。
このせいで渋滞とは言わないまでも、「抜け待ち」状態が頻発している。
また、この付近に駐車している車もチラホラ。石榑峠から鈴鹿山脈の山歩きをするハイカーさんが、ここまでの道を自動車で登ってきて、ここに停めていくためらしい。
↓自動車の流れが途絶えたのを機に、近くに寄って撮影。

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真ん中のチョークのラインが目安?でも両端を見ちゃうよね?
実際の幅は2m9cm~2m13cmとのこと。

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↑擦った跡も有るような。
↓僕も抜けました。問題無くサクッと・・・。当たり前ですが。

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では、もう一つの酷道といわれる原因・・・もう一つのブロックまでの区間に進んでみる。
ここから急勾配の下り。
↓石榑峠を振り返ったところ、直角に曲がるとそこに先ほどのブロックが有る。見通し最悪。

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↑ちなみにフェンス状の扉の先の道はNTTの電波塔に続く(勿論立ち入り禁止)。
↓で、下り勾配の様子。約17%の激坂。しかも見通しが悪くて道幅が狭い。

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自動車が来るので、その度に停まって隅に避けないと危ない。
自動車も慎重にゆっくりと通る。
見通しの悪さと幅の狭さだけではない、もう一つの大問題は路面状態。下る自転車・・・ロードバイクにとってはそれが最大の問題。
↓段差が有ったり。

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↓凄く嫌な角度で深い溝が刻まれていたり・・・。

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この見通しが悪い所で、急に前に自動車が現れて、ハンドルを切って左に避けようとしたら、タイヤがすっぽりと溝にはまって落車・・・という事態が想像される。
僕はあえてここはアウトコースから慎重にスルー。
ここでは左側走行を遵守していたら危ない。

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まだまだ激下りの悪路が続く。
写真には無いが、路面を横切る排水路の金属製の蓋も有り、その上に無造作に乗るのは危険。

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舗装がコンクリートからアスファルトに変わると、路面が更にガタガタ。
道幅は相変わらず狭い。自動車同士の離合は不可。

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ここを普通に勢い良く下ったら、弾かれそう。怖いですな~。

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↓この部分なんか、MTBでないとヤバイだろ。

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1km程ヒヤヒヤしながら下ると、もう一箇所のコンクリート・ブロックに到着。

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こちら麓側のブロック間は幅2m48cmとのこと。先ほどよりも少し広め。

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↓しかしまあこんなもので、自動車を制限しようという発想が面白過ぎ。

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難なくスル~。

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何にしても、このブロック区間はインパクト大だった。
こんなに路面が悪くて、狭くて、見通しが悪くて、しかも激坂・・・。
で、それゆえに大型車を通らせないために、巨大コンクリートブロックを置いて制限というやり方。
そしてそれが何よりも国道だということ。
この区間全体を総括して見てみると、強烈な酷道だ。

ちなみに、鈴鹿グランフォンドというレース・イベントが毎年開催されており、ここはそのコースの一部になっている。レースでは僕とは逆に、三重県側から登って滋賀県側に下る(そのあと、国道421号の南にある国道477号線(鈴鹿スカイライン)で武平峠を越えて三重県に戻る、約100kmのコースらしい)。つまり、先ほどの酷道区間を登るわけ。きっついだろうな~~。まあ、逆にレースで今回のようにみんなで下ったら、事故が頻発しそうだから、みんながバラけてなおかつスピードが遅い登りにするしかないのだろうな。

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ここで下から登ってきた青のピナレロのローディーさんと出会ってご挨拶。
僕はここからまた下り。
↓三重県側は青空。鈴鹿山脈の東と西とで随分違うな。

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ここから先は暫しゆる~~い下り勾配。路面はまあまあ(さっきよりも格段に良い)。

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再出発したのにここで写真撮影。
すると先ほどのローディーさんが下ってこられた。どうやらあの酷道区間には行かなかったみたい。と言うことは、三重県の方なのかな?

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鈴鹿の山と青空が爽快。

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自分のいる所は標高600mほど。向うは1000m強の山々。
その差が、圧倒感となって伝わるな。

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下り勾配が急になってきた。
先ほどのローディーさんが休んでいるところに遭遇して、抜かすことに。

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緑のきれいな山を見ながら下る(ガン見はしていません。危ないので)。

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さらに道幅が広く、路面も良好になって、下り勾配も激しくなる。
連続カーブ箇所も有ったりして。気持ち良い下り。

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↓途中で三重県側のトンネル掘削工事現場を通過。

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↓三重県側の石榑トンネル出口。

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途中、工事の関係でダート部分が有ったりして。

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それを過ぎるとまたまた快走路の下り。

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↓山から脱出して勾配はグッと緩くなる。

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田畑の広がる開けた景色の場所を走る。
雲一つ無い爽快な春の晴天ですな。

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↓振り返ると鈴鹿の山々。

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滋賀県側よりも、三重県側のほうが登り勾配部分が長いと言える。滋賀県側は麓との間にフラット部分がとても多かったが、三重県側は峠~麓間は殆ど坂だ。
ここで、先ほどのローディーさんが颯爽と僕を抜かし、真っ直ぐ桑名方面に向かわれた。
やはり地元三重の方なのだろう。
↓僕は、この交差点で左折。国道306号に入る。時刻は11:40頃。

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国道306号に入ってまずは北上。
当然、国道421号よりもここの交通量は多いのだが、それでも国道としては少ないほうだ。
道幅が広く、路側も充分有るし、快走路。

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ちょっとしたアップダウン箇所を1箇所過ぎ、暫く走ってから、奥村の集落付近で一旦一般道に入って北上(下の写真の左上)。国道306号はこのあとでまたは走るのだが、ショートカットしようということ。
暫くして三岐鉄道沿いの道に出て(下の写真の右上)、線路沿いに真っ直ぐ行くと、県道615号に合流する。

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↑県道615号を北上。これから越える鈴鹿山脈が再び目の前に見えてきた。
この県道も走り易い。
ただし、上の写真や下の写真はのどかな風景だったので載せたのだが、多くは民家が並ぶ場所を走る。

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これからこれから越えようとしている鞍掛峠の若干南寄りの山々。

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↓やがて国道に合流。左折して入る。国道306号と365号の重複部分だ。

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↑ここの道端でウィダーゼリー1本を食べる(飲む・・・吸う)。この日の食事は朝起きてからここまでウィダーゼリー3本のみ。相変わらずの飢餓サイクリング(過去のハンガーノックに懲りていない)。
ここは結構大型車が多い。三重県から関が原を経て、北陸方面に向かう主要道路に繋がっているからだろう。ただし、道幅が広いので走り易い。
一方、対向車線側の路側は広い歩道が有る分だけ狭い。
↓一度アップダウンして下るところ。この付近で二度ローディーさんとすれ違う。

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↓この先で国道306号と365号は分離。
↓僕は鞍掛峠を越えて滋賀県多賀方面に向かうので左折。

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↓左折して国道306号へ。すぐに登りの開始。時刻は12:30頃。

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鈴鹿山脈をまた越えて滋賀県に戻る帰路の開始。
この道路、山越えルートながら交通量が結構多い。ただし、運送業のような大型車は走っていない。おそらく多くがドライブ・レジャー目的の普通乗用車。山間部ドライブ目的、あるいは鈴鹿山脈の山歩きのために途中まで自動車で登っていくという方が殆どだろう。もう一つの特徴は単車がとっても多い。4輪の数と2輪の数がたいして変わらないのでは?と思うくらい。
道幅は比較的広く、路側も充分有る。左端を走っている限り、自動車側は特に問題無くスルーしてくれる。ただし坂の途中で止まって再発進する時に、うっかり車道の真ん中に出ないようにすることだけは気をつける必要が有る。カーブが多いので、その際も真ん中に出ないように気をつけるべし。それだけ交通量が意外と多いということ。
自動車・単車側のマナーは良い。クラクション、幅寄せは一切無かった。基本的に「遊び」で走っている車ばかりなので、急いでいないことと心に余裕が有るからだろう。
路面はとても綺麗。落石もネットで防御されており(山を切り開いた道ながら)殆ど無い。
・・・で、肝心の勾配だが、峠~麓間の下半分は普通程度で一定なのだが、何せ距離が長い。
途中で止まると心が折れてしまいそうだし、「もう駄目。」という感じで足を着くほど厳しくはないので、ひたすら登り続けるのみ・・・といった感じ。そういうわけで、峠~麓間の下半分の主な登り部分で写した写真は、上の写真と下の写真くらい。
あと、僕の走っている方角、東→西の登りでは、常に左手が岩肌。下界の見晴らしは一切無し。あとは目の前の山と空のみ。道の雰囲気も、上の写真や下の写真のような感じがず~~っと続く。変化が無く精神的に疲れる登り。
ひたすら左端をキープしてふらつかずに登るのみ・・・という感じ。
途中で、下ってこられたローディーさんとすれ違って挨拶。僕のヘロヘロ状態の挨拶に笑顔で答えてくれた(笑)。「大丈夫か?こいつ越えられるんかい?」って思ったかも。
午前中の石榑峠越えのときに「楽な登り」みたいな暴言を吐いたせいで、鞍掛峠ではバチが当たったみたいですわ~。

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↑空腹を感じ、ここで最後の補給食、ビスケット4枚を食べる。これで手持ちは無くなった。
↓真ん中ぐらいまで登った頃だろうか?勾配がぐっと緩くなる。殆どフラット。

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ようやく回りの景色を見ることが出来るようになる。

080420ride_123

↑赤い橋もこの先の国道306号。谷を橋で渡る部分も有る。
橋の高さからも分かるように、真ん中~峠辺りはフラット部分が多い。

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疲労をこの辺で回復。

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山を見る余裕も出てきた。
↓国道306号開通記念の石碑。

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この辺りからハイカーさんをよく見かけるようになる。登山口がここの近くに有るようだ。
また、この道の脇に駐車出来るようなスペースが有り、自分の車に帰るハイカーさん達でもあるようだ。

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ゆる~い登り。峠まで残りこのくらいだと楽ですな。

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↓また少し登り勾配がしっかりと・・・。

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でも、もう一息の気がする。

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↓到着~!!「鞍掛トンネル」。時刻は13:30頃。これで登り終了♪

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「鞍掛トンネル」は全長745m。標高625mの高さに位置する。
トンネルの上付近に実際の「鞍掛峠」(標高791m)が有る。トンネル西側入り口付近とやや離れた東側に「鞍掛峠」に通じる山道の入り口が有る(今回は未確認)。

伊勢(三重県)と近江(滋賀県)を結んだ「鞍掛峠」は、その昔「胸突八丁」といわれた難所で私たち(現三重県いなべ市藤原に代々お住まいの方々のこと)の先祖が京都本山へ納骨に参った道であり、お多賀(多賀神社)参りに寿福を念じた道である。
一方、近江の人々にとっては伊瀬参宮に下向した街道で、両国の文化交流の道であった。今は国道306号の「鞍掛トンネル」の開通で、ただ昔をしのぶ歴史の道と化した。
第52代嵯峨天皇の810年(弘仁元年)薬子の乱で都を逃れた参議・藤原 仲成がこの峠を越えて当町・西野尻に陰住したという伝説がある。
また、峠の名は、第55代文徳天皇の858年(天安2年)第一皇子惟喬親王が右大臣・藤原 良房の追討を逃れ都落ちをせられた時、この峠で馬の鞍をはずして休息をせられた故事にちなんで名づけられたもので、古くは「竜華峠(りゅうげとうげ)」とも呼んでいた。
1544年(天文13年)10月には俳諧師・宗牧が江戸に下る際詠った、

『あとや雪 しまきよこぎる 笠やどり』

の句が残されている。こうした数々の歴史の道が「鞍掛峠」である。
(「ふじわらほーむぺーじ」より抜粋)

トンネル内は照明が有るが、一部暗い所も有る。テールライト無しなら、まず止めたほうが良い。
道幅はそれほど広くない。
トンネル内は見た目フラットであるが、何となく真ん中付近まで少し走りが重い感じがしたし、残り半分は軽く感じたので、多少勾配が有るのかも。
途中で後ろから自動車2台(エンジン音からして走り屋系?)が来たが、丁寧にスルーしてくれた。

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↑↓トンネルを無事に抜けて滋賀県に帰ってきた。さようなら三重県。

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↑三重県側は晴天だったが、滋賀県側は見事に曇り。
↓ここから下り。凄く爽快な下りだ。

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↓急激に谷に向かう急斜面に沿って道が走っている。

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切り立つような斜面に沿って下る、まさに「山岳国道」。

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写真よりも肉眼で見るほうが、迫力がある。北摂並びにそれ以北の山々にはこういう場所はあまり無いな。北摂並びにそれ以北はもっと低くてなだらかな山並みだし、それほど見晴らしが良いわけではない。
やはり鈴鹿山脈は一味違いますな。

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ガンガン下る。

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ウハウハな下り。

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もっと色々なアングルを探せば、この山岳国道の感動を伝えられるのかも知れないが、写真撮影の場所探しに気を取られていると危ない感じの連続カーブの下りなので、写真はこれくらい。以降、走りに集中。
実際に行って見ておくれ~。

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山岳国道の下りを充分に堪能して、勾配が緩くなったところで撮影。

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左手に犬上川。

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緩い下りを西進。

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なかなか良い渓流ですな。

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大君ヶ畑キャンプ場付近を通過。桜もまだ少し花が残っている。

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ところがこの付近で急に左脚がつる。停まって暫し休む。
連続カーブの下りの真っ最中でつらなくて良かった。
冬の間になまったのか、それとも補給食・エネルギー不足か・・・?

冒頭にも書いたが、この先の帰りの計画ルートは、
①県道34号で鈴鹿山脈の中腹やや下寄りを南下、県道229号で西進し、八日市駅に戻る周回コース。
②そのまま国道306号を西進し、最も近い駅、近江鉄道「多賀大社前駅」をゴールにする「コ」の字コース。
の二つを考えていた。
山間部を走る(?)県道34号の情報を得ていないので、脚がつった疲労具合で問題無く走れるかどうか分からない。時刻はまだ14:00頃だが、明日は出勤日であることを考慮して、無理せずに②のルートで早目に帰ることにした。観光サイクリングなので無理はしない。

そういうわけなので、ノンビリと犬上川の渓流を楽しみながら走る。

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↓「大君ヶ畑洞門」を通過。全長200m。

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外側にも道が有ったんだね・・・あ・・・歩道か↑
緩い下りの快走路が続く。

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↓「佐目トンネル」前に到着。
トンネル左手にトンネル回避の旧道が延びていたが通行止めになっていた。

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↓デザインが・・・・。

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↑あれ?信号機が有ったんだ・・・。記事を書いている今、気が付いた。
トンネルの全長は1052m。結構長く感じた。
トンネルは500mくらいまでにして欲しいもんだ。

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まだ下りま~~す。

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このあと、途中で短い登りが二発有った。「桜峠」「梨ノ木峠」という峠だったと、あとで知った。鞍掛峠側から降りてくる人間としては、峠越えとは全く思えない近所の登坂程度の登りだった。

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下り続けて多賀大社前で国道306号とお別れ。
多賀大社には寄らず(今回のテーマ外だから)、スルーして県道224号に入る。
↓先ほどの山岳国道が夢だったような古い町並み。

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↓程なくしてト字路の右手に多賀大社の石の鳥居。鳥居を抜けてから振り向いて写したもの。

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鳥居を抜けた右手に近江鉄道の駅舎↑
↓近江鉄道「多賀大社前駅」に無事到着。時刻は14:30頃。

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ここから八日市駅までサイクルトレイン区間なのだが、僕は八日市駅から近江八幡駅までのサイクルトレイン区間外も乗るので、ロードバイクを輪行袋にパッキング。
輪行袋を担いで駅舎に入ると、切符の自販機が無い(シャッターが下りている)。駅員もいない。ここは路線の終点駅なのに「え~~?どうするの?」という感じで改札を抜けると、まさに列車が発車寸前。ホームに現れた僕を見て発車を待ってくれていたので、急いでそのまま乗り込む。
乗った列車は一両のワンマン列車。
乗り込んでから整理券を抜くのを忘れていたまま発車。既に整理券の出る口が閉まっていた。切符無し・・・。整理券無し・・・。少し不安。ま、全額払えばいいか。
そうしたら次の高宮駅でもう乗り換え。多賀大社前~高宮の一駅区間のみの列車だったわけか。
↓高宮駅ホームで彦根からの列車を待つ(下の写真の左上)。
↓で、二両車輌が到着して後部に乗り込む(下の写真の右上)。

080420ride_157

途中の駅で乗り込んできた客が折り畳み小径車をそのまま乗り入れてきた。
写真を撮りたかったが、「撮ってもいいですか?」と声をかけられず、こっそりと撮影することも出来ずに、写真撮影を諦める・・・(内気)。
八日市駅でまた乗り換え、終点の近江八幡駅に到着。
改札で「多賀大社前から」とだけ言ったら、「\550」とだけ言われて払うと、上の写真の左下の「一日フリー切符」を渡された。
要は、ある一定区間以上の乗車はこのフリー切符を買うようだ。多賀大社前駅~近江八幡駅間はそれに相当する。結果的にこのフリー切符を買ったことになるわけで、それで貰えたのだ。でも、この日もう近江鉄道には乗らないんだけど・・・。朝、この近江八幡駅で買っておけばよかったわけだ。
JRのホームに入り、空いている普通列車で大阪方面へ(上の写真の右下)。
高槻駅から快速になったので、普通列車に乗り換え、17:40頃に吹田駅に到着。

最悪の時刻に到着してしまった。
夕方の吹田駅周辺と自宅付近の道路は、違法自転車(携帯電話を使いながら走る・・・右側逆走・・・二人乗り・・・並進・・・信号無視等々)が縦横無尽に走り回り、車道脇は路駐の車で一車線制限みたいな箇所がたくさんなのだ。
ついさっきの鈴鹿山脈のサイクリングが夢だったみたいな交通状況。まあ、これが典型的な大阪の街の様子なのだが・・・。
ブルーな気持ちでロードバイクを組み立てて、18:00頃に吹田駅を出発。
気持ちを「鈴鹿山脈モード」から「大阪の街を走る」モードに切り替えて、激走。
(変にトロトロ走ると危ないんですわ~。キョロキョロと始終安全確認しつつも、車道を堂々と車と一緒に「速く」走るほうがいいんですわ~。「ママチャリと違うぞ、おまえら自動車と同じだぞ」みたいな気持ちとスピードで走らないと、クラクションを鳴らされるよ。)
もっと夜遅い時間だと、逆に焦らずに走れるのだが・・・。
とりあえず18:20に無事に自宅に帰還。鈴鹿山脈のサイクリングよりも疲れる。

この日は、ようやく温めていた計画、鈴鹿山脈を越えるサイクリングをすることが出来た。
石榑峠のコンクリートブロックと悪路を生で確認したが、分かっていながらも、実際に見るとインパクト大。ちょっと笑えるくらいだ。あと、新道とトンネルが出来る前に行っておいて良かった。もしかしたら通行止めになるかもしれないからな(よく有るケースが、旧道が不法投棄の場所になってしまって通行止めになるケース・・・心配だ)。
鞍掛峠はダラダラときつかった。でも、トンネルを抜けたあとの滋賀県側の山岳国道の風景は最高だった。地元のローディーさん達はその風景を見慣れているだろうが、初めての僕は感動的ですらあった。
鈴鹿山脈の、壁のような山並みもいい眺めだった。

自動車のマナーは全体的に良かった(吹田~自宅間を除く)。気分良く走れた。「遊び」で走っている車が殆どなので、余裕を持っているんだろう。

初めての鈴鹿山脈横断サイクリング、とても楽しかった。
残る2つの国道と峠もまたいずれ走りたいと思う。
(2008.05.31追記:「安楽越」がいい道だと判明・・・これも行きたい。)
 

コース概略/自宅→JR吹田駅~(輪行)~JR京都駅~(輪行)~JR近江八幡駅・近江鉄道八日市線~(輪行)~八日市駅→県道211→県道216→愛知川沿い一般道→県道328→愛知川沿い一般道・農道→県道188→国道421→永源寺ダム→国道421→石榑峠→国道421→国道306→三重県いなべ市喜北勢町奥村→県道615→国道306(365)→黄金大橋南詰→国道306→鞍掛峠トンネル→国道306→県道224→県道544→近江鉄道・多賀大社前駅~(輪行)~高宮駅~(輪行)~八日市駅~(輪行)~近江八幡駅・JR東海道本線~(輪行)~JR吹田駅→自宅
(地図→クリックしてください (拡大可。茶色のラインが走った所))

走行距離/82.66km(←また100km未満か・・・orz)
走行時間/4hr45min
平均速度/17.37km/hr(←またこんな速度か)
最高速度/56.12km/hr
MARIN Road Bike積算距離/6742km
全Bike積算距離/12936km

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Comments

お疲れ様でした。この日は3回チューチューしたんですね~(;´▽`lllA`` 鈴鹿と聞けばすぐにサーキットを思い浮かべてしまいます。 いやあ「滋賀」という文字にテンションが上がって念入りに隅々まで呼んで見てしまいました。コンクリートブロックは・・・擦った後があると言う事は傷ついた車も多々あるんですね、写真の車は上手く通ってますが~。Katzeさんが擦ったら・・・笑いますね、そりゃあ~(;´▽`lllA`` 近江鉄道、ってなんかほのぼの、こちらではガチャンコ鉄道、なんて別名で呼んだりしてます。私にとって山は見てるものなのでそれを越えるってすごい、と思いました。登りなんてもう読んでるだけでハアハア…。夕食はしっかり食べたのでしょうか~? まさか4回目のチューチューはないでしょうね~(^^?)

« 投稿: あさたろう  2008年4月26日 (土) 18時22分

あさたろうさん>
夕ご飯はほか弁でした。
しゃけ弁デラックスとチキン南蛮デラックスおかず・・・(爆)。

ガチャンコ鉄道って言うんですね~。
のどかな電車ですね~。

ブロックに擦った車は有るでしょうね。これだけ車が通れば・・・。きっと後悔したでしょう。来るんじゃなかったって。

僕も昔は山は背景みたいな感覚でしたが、今は山を見ると「越えられるかな?」と考えるようになりました。

« 投稿: Katze  2008年4月26日 (土) 19時27分

お疲れ様でした。天気が良かったんですね。全然サイクリングに行けて無かったので羨ましく読む反面、今の私でこのような峠を越えられるかな?と不安になりながら読んでいました。 鈴鹿の方は地理的にウトい方ですがとても景色など良い所ですね。GW明けに御在所岳に山登りに行く予定なのでじっくり風景なども楽しんできます♪ それにしてもあのブロックは・・・あれでも国道なんですね。私も少し前に大阪の府道を走りましたが完全な山道でしたcoldsweats02 完全な林道・木の階段もアリでした。日本にはまだまだ不思議な国道・府道はたくさんあるんでしょうね。

仕事が一段落したらサイクリングに行きたいです。
GW中は距離はまったく少ないですが観光&サイクリングを兼ねて少し遠方?まで出かけてきます。

そー言えば最近katzeさんのサイクリング記事にダムが多いのに気がついていましたbleah ダムマニアじゃないと書いていましたね。それじゃダムフェチかな?
ダムの周りは走りやすい道が多いですね。

いいGWをお過ごしください。また・・・

« 投稿: よしぞう  2008年4月27日 (日) 00時09分

よしぞうさん>
御在所岳なら鈴鹿スカイラインで近くまで、って感じでしょうか。登山のついでに舗装路のレポもお願いしたいところです。

地図上でダムのある所に行くと、いいサイクリングができますね。ダム付近まで登りの辛さを楽しめて、ダム湖の周りはフラットな周回コース。近くにはたいてい渓流がある、という所が多いですね。狙い目です。

GWのサイクリング楽しんでください。
僕はGWのビックな計画のサイクリングはあえて外そうかな~、と思っています。道が空いているGW直後に色々と計画が・・・。

« 投稿: Katze  2008年4月27日 (日) 01時48分

こんばんわ!
きょうは、みなさんのコメントも見せて頂きました。
みなさん、サイクリングに詳しい上、されてもいらっしゃるんですね?
私、いいのかしら・・・(笑) お邪魔して!(#^.^#)

バスクリン色のダム湖をずっと横に見ながら、気持ちよさそうでした。まだ桜が残っていましたね・・

三蔵一行が旅をしそうな鈴鹿山脈!感動しました。
凄い山々でした~!!
由布岳を見たときも感じましたが、私は高い山々を前に
走ると安心するんです、懐に抱かれているようで。
初めての場所でも、リラックス出来て。

空腹にビスケット4枚で頑張り切って・・(笑
デラックスなお弁当美味しかったですか?
   お疲れ様でした。

« 投稿: はな  2008年4月27日 (日) 22時56分

はなさん>
気になさらずにコメントしてください。
僕は自転車に乗ってはいても、やっていることは旅ですから~。

ダムの湖って、不思議とあ~いう感じの色になりますね。謎です。
高い山々を前に
走ると安心するんです、懐に抱かれているようで。>なるほどね~。僕もその気持ちで走るともっといい気持ちになれそう。

弁当はおいしかったです。

« 投稿: Katze  2008年4月28日 (月) 08時13分

Katzeさん立派なダムマニアになりつつあるのでは・・・

こだわってなくて偶然なのかもしれませんが、
かなりのダムを制覇されている気がします。

何か途中『トリック』に出てきそうな景色がありますね。
いつもすごいな~って思います。
GWはこちらは天気がよさそうですが、そちらはどうですか?
たくさん走れるといいですね!

« 投稿: しましま  2008年4月30日 (水) 10時48分

見たこともない大きなブロックにビックリ!!
何のため?と思ったら、大型の車を通らせないためと分かって二度ビックリ(笑)
確かにこんなに大きいもので道を狭められていたら諦めるしかないのかも・・・sweat01
鈴鹿といえば、鈴鹿サーキットが脳裏に浮かんだF1好きなnanaoですhappy02

« 投稿: nanao  2008年4月30日 (水) 13時18分

しましまさん>
ダムの有るところにサイクリングにおいしい所が多いので、ダムを見ると引き寄せられている感じです。結構多いかもしれません。
トリックの舞台になる険しい山に囲まれた山村の風景ってとこでしょうか。

関西のGWもずっと天気がいいですよ。
大きなサイクリング計画は二つほど温めているのですが、
でもGWはサイクリングはしないかもしれません。
車道はえらいことになってますので。

« 投稿: Katze  2008年4月30日 (水) 20時09分

nanaoさん>
しかも、ブロックで一般人の車を傷つけるかもしれないけど、しょうがない、知りませ~ん、という発想にも驚きです。国道ですから、国土交通省がそういう発想といところがビックリです。

自転車乗りも鈴鹿と言えば鈴鹿サーキットです。
プロ・アマの自転車レースが開かれるんですよ~。

« 投稿: Katze  2008年4月30日 (水) 20時13分

 






 

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