万灯呂山サイクリング 2009.06.01
年月日/2009年6月1日
バイク/PINARELLO F3:13 Road Bike
目的/淀川~木津川沿いのサイクリングロード上の走行に、ちょっとだけ山に上がるコースを加えてみる(結果的に万灯呂山)。
内容/
この日は月曜日だが会社は休み。天気も良さそうだったので、当日の朝起きた時点までは、早朝から前々回の「スローパンクに翻弄されて京都加茂町・大仏線遺構巡りに終わる 2009.05.23」で行き損ねた奈良県某所に往復自走で出かけるつもりでいた。
しかし「チェス 左足不調で通院 2009.06.01」で書いたように、4~5日前に痛めたチェスの左足の具合が悪化したように感じたので、急遽動物病院に出かけた。
病院から帰宅すると昼ちょっと前。チェスは落ち着いていたし、あまりじろじろ一日中観察しているのも何だし・・・少しそっとしておこうと、午後からちょこっと自転車に乗ることにした。
当初の目的地の奈良県某所は時間的に無理だが、特に目的地を決めず、走りながら考えて決めようということで、12:45頃にPINARELLOで出発。
とりあえず淀川河川敷に出たら右岸を東進。西進すると大阪市街地に入り込んで、平日の交通量の多い街中を走るだけになりそうだから・・・。いい行き先を思いつきそうにないし・・・。
鳥飼大橋で左岸へ渡り、枚方・京都方面へ向かう。そのまま進むと、ここ最近やたら多い“淀川~木津川沿いのサイクリングロード往復”のパターンで終わってしまう気がするので、木津川沿いには出るとはしても、そのサイクリングロードの途中からどこかの峠か低山を上って、平地のみのサイクリングロードに変化を付けることにする。
一昨日に「吉備路ポタリング 2009.05.30」で自転車に乗っておいたこと、かつ体が起きている午後一番だということもあってか(前夜の焼酎が抜け切っているのか・・・(^^ゞ)、とても快調。進む、進む。御幸橋手前までで平均時速26km/hr超えは“貧脚の僕にとっては”過去最高。
木津川沿いを南下し、程なくして「流れ橋」前に到着(下の写真)。
時刻は14:00ちょい過ぎ。
まだ登る峠もしくは低山を決めていない。そろそろ決めないと・・・という感じで流れ橋を後にして考えながら更に南下。
暫くして赤い橋・・・「山城大橋」を見た瞬間、思いついた!
「そうだ万灯呂(まんどろ)山に行こう。」
↓「万灯呂山」は京都府南部の井手町の低山で、正式には「大峰山」。
↓標高304.4mの低山。
以前「井手町山吹サイクリング 2007.01.21」にて、MTBで山吹MTBコースを走った際、最後のほうで万灯呂山展望台に登ったことがある。その時は大正池方面からのダート経由で登り、下るときは舗装路で帰った。
その時に下った舗装路を、今度はロードバイクで登ることにする。ロードバイクで舗装路経由で万灯呂山を上り下りしたことは無く、いつかやろうと思っていたので、この日が丁度いい機会だ。
山城大橋からのコースは上の地図の青色のライン。万灯呂山展望台までの往復はこの界隈の自転車乗りには超メジャーな定番コース。MTBerならダートの山吹のコースのオプションの一つとして、ロード系の自転車ならば今回のような舗装路の登り降りで・・・、といったところだろう。
↓山城大橋で木津川の右岸へ。橋は国道307号線上に有る。
↓山城大橋から見た、北の木津川の下流の方角。広い川ですね~~。
↓橋から南東の方角の山。万灯呂山はあの山の中のどれか(←分からん・・・)。
そのまま国道24号を横断し、国道307号を数100m程走ると右手に最初に見える橋「梅渓橋」へ2段階右折で入り、橋を越えて左手の下り坂へ。
↓道なりに進むと、真っ直ぐな一般道に出る。
↑左手に見える最初の長い直線路へ左折して入る。↓
田畑の間を真っ直ぐ抜ける。目指す山はやや右手の山(だと思う)。
このあと、府道70号支線、JR奈良線、府道70号本線を横断。この間、特に目立った坂も無く、やがて民家の間のやや細い道に入っていく(入りしなに短い坂)。枝道が多いが、出来るだけ真っ直ぐ進む方角を目指して走れば、迷うことは無いであろう。
↓程なくしてこの大きな立て看板が見える。時刻は14:40頃。
↑矢印の様に右折して橋を渡る。↓
↓橋を渡ると分岐。ここは左へ。
↓万灯呂山展望台まで4300m。フラットな道ならあっという間だけど・・・。
ここから登り坂。
林の中の舗装林道のような道を登る。
ここは何回かMTBで登っているが、ロードバイクでは初めて。MTBの時は「ロードならもっと軽く登れるかもな~。」などと思っていたが、僕にはあまり変わらない・・・(^^ゞ
そんな感じで木陰の中を登っていく。
↓暫くするとまた分岐。
↑ここは右折だ。↓
↓ちなみに左に行くと、やがてダートが続く。MTBならそちらへ。
↓ロード系自転車は右の舗装路へ。
以前「井手町山吹サイクリング 2007.01.21」ではMTBで下った道。
今回はロードバイクで登る。
勾配はさほどキツくない。むしろここに入る前までのほうが勾配はキツイと思う。
↓林の中を登っていく。木漏れ日が道路に網の様な模様を作っている。
基本的に初めは木々に遮られて、遠くの景色は見えないが、たまに下の写真のように眺望出来る場所に出くわす。
↓これはどちらの方角だろう??いずれにしても西寄りだと思うが・・・。
京都府南部らしく竹林の中も登っていく。
平日なのでハイカーは見かけない。自動車が一台だけ。地元の方であろう。
割とお気楽な登り。MTBで下った時は「登りだとキツイのではないか」と思ったが、それ程でもない。結構ウネウネと曲げて急勾配を避けている道。
路面の状態はこういう舗装林道に有りがちな程度もしくはちょっと良い位。ひび割れや陥没、補修跡も有るが、 登りであれば全く気にならない(下りだと・・・あっ、それは帰りにまた・・・)。
木々の間から対面の明るい山の斜面が垣間見えるようになってきた。
着実に上がってきている。
少しづつ横が開けてきた。結構登ってきたということだろう。
右手が開けている。
向こうの山の緑が濃い。
まだ暫く続く。
これまで木々に遮られてきた陽ざしを、徐々にまともに受けるようになってきた。
↓ちょっと山岳サイクリング気分。ま、標高300m弱の所だろうけど・・・(^^ゞ
6月の直射日光、紫外線は一年で一番強い。日焼け止めを塗ってきて良かった~。
↓もう、上に覆いかぶさるような木々の枝は無い。
↓暫くすると、ヘアピンカーブとダートの分岐。
↓正面のダートを進むとやがて大正池に出るが、そちらには行かない。
↓舗装路はヘアピンカーブで上へ。
↓カーブのイン側に看板。展望台まであと700m。
少しまだ登ると・・・。
ちょっとダウン区間も絡めつつ、また登り。
↓やがて左手に大峰不動。
階段を登ると、不動明王像。
当然、サイクリングの安全を祈願。
で、この不動さんからすぐの所に「万灯呂山展望台」(下の写真)。
到着しました~。時刻は15:30頃。
↓万灯呂山展望台の案内板。ぼろぼろになっている。
↑2年くらい前に来た時はちゃんと読めた(ここをクリック)。
なんか荒らされちゃっているのかな?
↓で、展望台の広場へ。結構広くて綺麗。
でも、2年前には有った丸太組みの展望台が無くなっていたりして・・・夜景が綺麗なスポットで知られているから、色んな人が来ると・・・、ま~~いろいろ問題が有ったんでしょうな。壊されたりとか・・・。
で、夜景が綺麗ということであるが、当然昼間も、眺めは綺麗。
西側の景色が一望!
左手(南)の遠くに生駒山が見える。
↓その下の方には木津川にかかる「玉水橋」が見える。
京田辺市の町と、間に田畑が見えますな。
↓正面は飯岡、田辺町、この写真のどこかに同志社大学も写っている筈だ。
↓遠くの山は八幡市の「男山」。石清水八幡宮が有る山だ。
↓そのちょっと右手。北西の方角。こちらも眺めが良い。
↓先程渡った山城大橋が見える。あの時、向こうからこちらを見ていたのだろうな~。
井手町~城陽市の家々と田畑が広がっていますな~~。
↓そのずっと遠くにシルエットの様な「愛宕山」。
↓ほぼ北の方角、手前に見える奇怪な岩肌は城陽市のもの。自衛隊の演習場が有る。
↓で、その向こうが京都市街地。
↑「京都タワー」が見えているらしいが、その場の肉眼では分からず。
↑あとで写真を拡大して見たら、たぶん白い矢印の先辺りの赤丸の中のものが京都タワーのようだ(おそらくは・・・)。
もう少しカメラの腕が有ったら綺麗な写真を撮れるんだろうが、ちょうど逆光でもあって、ま~~、この程度で・・・(^^ゞ
肉眼で見るともっと綺麗。夜景も綺麗だろうな~~。
↓景色を眺めながらベンチで補給食を食べて一息入れる。
時刻は16:00ちょい前。
では、そろそろ帰りますか・・・。
今度は下り~~♪
下りになると路面の影響をもろに受ける。登りの時には何ともなくても、下りでは気を付けないといけない。
↓特に、木漏れ日が有ると、路面の凹凸が分かりにくくなる。
↓むしろ全部日陰だと分かり易いのだが、こういう状態が一番見難い。
こういう所では、ピンクレンズのサングラスのほうが凹凸を見極めやすいのだが、はめてきたのは普通の黒っぽいタイプ。なので、サングラスを外して下る。
こんな所で急いで落車しても意味が無いので、スピードを落としてやや慎重に下る。
ゆっくりだが、下りは気持ちいい。
↓そのまま往きのルートを辿って「山城大橋」まで戻ってきた。時刻は16:15頃。
往きの時にはそのまま帰路に着こうと思っていたのだが、なんとなく走り足りないので、泉大橋まで南下することにした。
↓木津川上流方面。向こうの方へ走りま~~す。
快調にサイクリングロードを南下。
↓南の終点泉大橋手前に到着。時刻は16:45頃。
調子いいな・・・・。
ここで折り返して北上。あとは帰るのみ。
大抵向かい風や横風にやられる夕方近くの八幡木津サイクリングロードであるが、この日は特に何も感じず(追い風か?)、調子良く北上。
御幸橋手前で府道13号に入って大阪府内を目指す。
↓大阪府枚方市に入るところで淀川河川敷へ降りる。時刻は18:00頃。
↓写真の道が府道13号。
↓淀川河川敷へ。
このあとも特にヘタることなく西進し、19:20に無事帰宅。流石に日は沈んでしまった。
そういうわけで、午後からでは有ったが、折角の平日の休みを無駄にすること無く走れたので良かった。
こういうちょっと中途半端な時には、“気にはなっているが、意気込んで出かけなくてもよい手近な場所”に行くのが一番いい。万灯呂山はそういう所として以前からストックしておいたスポットだった。今回は丁度いい機会だったというわけ。
万灯呂山展望台からの眺めは綺麗。手近なところではかなり良い場所だと思う。
登りも特に激坂が有るわけでもなく、フラットなサイクリングロードに“+αでちょっと加える変化”として、丁度良いオプション・コースだろう。
チェスには「出掛けちゃってごめんね~。」ってところだが・・・。幸い左足は今では(6/18)完治した。良かった、良かった・・・。
さて・・・良いサイクリングではあったが、今年になってやたら多い“淀川~木津川サイクリングロード絡み”のサイクリングと試走・・・。
そろそろ脱却しないとな・・・(それはそれで気楽で楽しいけどね)。
今年もやっておくか・・・あれを・・・(それは次回のサイクリング記事で・・・)。
コース概略/自宅→淀川右岸河川敷・土手→鳥飼大橋→淀川左岸河川敷・土手→楠葉→府道13→八幡木津サイクリングロード→山城大橋→国道307→梅渓橋→京都府井手町西北ノ代→山城多賀フルーツライン→万灯呂山展望台→山城多賀フルーツライン→京都府井手町西北ノ代→梅渓橋→国道307→山城大橋→八幡木津サイクリングロード→府道13→楠葉→淀川左岸河川敷・土手→鳥飼大橋→淀川右岸河川敷・土手→自宅
(地図→クリックしてください (拡大可。サイクリングロードは省略。青色のラインが走った所))
走行距離/118.26km
走行時間/5hr12min
平均速度/22.74km/hr
最高速度/42.08km/hr
PINARELLO Road Bike積算距離/2220km
全Bike積算距離/15875km
| 固定リンク
Comments
緑の木々も気持ちが良さそうですが、青い空と白い雲も、サイクリングには気持ち良さそうでしたね。そして、展望が開けた場所からの眺めは、さぞや気持ちよかっただろうな~・・・と、想像しながら読んできました。羨ましいです
チェスちゃん、足、治ったのですか?良かったです。気になっていたので・・・。
« 投稿: mame 2009年6月19日 (金) 16時44分
mameさん>
ありがとうございます。チェスの足はもう大丈夫です。捻挫であったのだと思います。結局2週間ちょっとで治りました。
この日は天気が良くて空も川も山も町も綺麗に見えました。
チェスへの心配を落ち着かせてくれるような景色でした。
« 投稿: Katze 2009年6月19日 (金) 19時01分
私なら午後はゆっくりするか~となるところですが、さすがKatzeさん! チェスちゃんにとっても人気がない方がじっとしてるかも。夜景のきれいな所は色んな人が来て夜だから当然暗いわけで不心得者もいる。。。2年前と比べると。。。残念ですね。緑満喫、走るにはいい季節ですね~。もうすぐ、というかもう暑いし。。。(・∩・)チェスちゃん、完治しましたか!それは良かった良かった! ん?次回はアレ? 楽しみ~(^v^)
« 投稿: あさたろう 2009年6月19日 (金) 19時08分
あさたろうさん>
おかげさまで、チェスの足は治りました♪良かったです。
怪我では無くて、内科系の病気でしたら(例えば最近の→http://katze-tasteful-life.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-a6ff.html )
出掛けないですけどね。
2年前より掲示物は荒れていますが、掃除と草木の管理は行き届いています。ゴミは落ちていません。地元の方が大切にされているのでしょう。
こちらもそれを十分に理解して利用したいところです。
« 投稿: Katze 2009年6月19日 (金) 20時05分
チェスちゃん、良かったです。
お出かけも心配ですよね。
展望台、いい眺めですね~、確かに夜綺麗そうだけど
ちょっと怖そう・・・
« 投稿: しましま 2009年6月20日 (土) 19時25分
しましまさん>
ありがとうございます。わりとすんなり治ってよかったです。
ここは夜景を見る時はクルマで来ないと怖いでしょうね。自転車で一人というのは流石にちょっと。
« 投稿: Katze 2009年6月20日 (土) 20時15分