丹波氷上~朝来多々良木サイクリング 2010.04.10
年月日/2010年4月10日
バイク/MARIN Venezia Road Bike
目的/丹波氷上町から朝来市の多々良木まで走り、黒川ダムと多々良木ダムのダム湖を周遊する。
ポイント/①往復輪行,②多々良木ダム以降のルートは、複数のプランの中からその時の時刻,体力等を考慮して選択する。
内容/
前回「淀川・桂川試走サイクリング 2010.03.30」にて2010年のロードバイクの初乗り試走を終え、今回はいよいよ初サイクリングに出掛けることにした。いきなりの輪行になるが、兵庫県但馬地方の朝来市に有る、黒川ダムと多々良木ダムのそれぞれのダム湖周りをポタリングするというもの(兵庫県のどの辺りかは下の地図を参照)。
しかし、単にダム湖の周りを回るのではない。上の地図の下段のように、スタート地点は隣の丹波市(旧氷上郡)のJR福知山線・石生駅とし、そこから天王坂,加古川沿い,青垣,青垣峠(生野峠)を経由して朝来市に入る。朝来市に入ればダムはすぐで、黒川ダムのダム湖(黒川ダム貯水池)、次いで多々良木ダムのダム湖(多々良木ダム貯水池)と巡るという計画。
また、ダム湖ではノンビリとポタリングしたいことと、多々良木ダム貯水池の周りは桜の名所であり、この時期はお花見に来た観光客のクルマが多いと予想されることから、ダム湖界隈でどれだけ時間を費やすことになるのかちょっと読めないところも有るので、ダム湖をポタリングしたあとは、時刻や体力、その時の気分も含めて、帰路とゴール地点を決めることにする。概ね3通り考えており、一つは近くのJR播但線の青倉駅(新井駅の方が近いが、和田山駅・福知山駅経由で帰ることを前提としているので・・・)。二つ目の案はJR播但線と山陰本線の接続駅の和田山駅。一番ハードなパターンは、伊由峠や遠阪峠,榎峠の3つの峠越えをするJR福知山駅をゴールとするものである。
自転車は輪行用にしているロードバイクの MARIN Venezia を選択。
自宅を4:35に出発。久しぶりにロードバイクを輪行袋にパッキングするので、もたつくといけないから早めに出発。
最寄りのJRの駅の吹田駅まで走り、駅で輪行袋にロードバイクをパッキング。久しぶりだが、体が憶えていてすんなりとパッキング終了。
あとは以下のようにして石生駅へ・・・。あまりに早く自宅を出発したので、大阪駅で福知山線の始発を30分近く待つ羽目になった。
吹田
| 東海道・山陽本線(西明石行)
| 05:15-05:24
|
大阪
| 福知山線(福知山行)(右上の写真)
| 05:55-07:49
|
石生
石生駅に到着したら駅舎の外でロードバイクを組み立てる。山間部に位置する丹波市の朝はまだ寒いかな~と思っていたのだが、朝の日差しが結構強く、ちょっと暑い位だ。
8:05に石生駅の西口から出発(下の写真)。
駅を背に・・・(下の写真)。
まずは西へ一直線(下の写真)。先ずは天王坂を目指す。ちなみに天王坂をわざわざ経由しなくても、フラットな道で加古川沿いに出れるのだが、折角なので、未走の天王坂をウォーミング・アップ代わりに組み込んだ次第。
突き当りを右折。
すぐに国道175号の城山トンネル東口の高架をくぐる(下の写真)。
引き続き市道で北上。なかなか爽快な道だ。フラットで、路面は良好。複数の国道のバイパスが近くに幾つか有るため、こういう地方の市道の割には交通量のほうは有ると思うが、ストレスは無い。
次いで国道483号の大崎横田トンネルの東口の下をくぐる(下の写真)。
右手に歌道谷トンネルが見える(上の写真の下段)。僕は黄色の矢印のように市道を進む。
道なりに進んでいくと春日町に入る。途中に細い脇道も有るが、明らかに“民家の間の道”に入らないようにすれば迷わない筈だ。
上と下の写真のように、横に田畑が開けているような道を進む。
田植えに向けてもう準備を始めたのだろうか。水が張られている(上の写真)。
桜の木も途中に有ったりして(下の写真)。
この分だと、この丹波市や朝来市辺りでは、丁度今が満開だろうな。
引き続き、爽快な道を進む。交通量の多い国道や県道よりも全然良いですな。
そうこうしているうちに、快適な市道(下の写真の左上)は“その”県道に合流。Y字路のようなト字路のような・・・その中間くらいの分岐で県道285号にぶつかる(下の写真の右上)。
上の写真の黄色い矢印のように左折。舟城神社・大石りくの森の方へ進む。ここからすぐに登り坂が始まる。
150m先の舟城神社の前を通過した頃から本格的な天王坂への東の登りが始まる。久しぶりのロードバイクでの峠越えだ。峠までの標高差は僅か85mで距離は1km強、平均勾配は7%程なので、それほどきつくない筈だが、久しぶりなので結構一生懸命。
上の写真のように路面は全体的に良好。登っていくと道幅はちょっと狭くなるが、クルマがこちらを抜かすのにはそれほど苦にはならないであろう。交通量はその位少ないほうだが、国道175号と国道483号をショートカットで繋ぐ道なので、それなりにクルマが通る。また、下の写真のようなクネクネと見通しの悪いカーブが多々有るので注意が必要だ。
道沿いに桜が植えられている。桜が庇のように道の上に被さっている。
距離が短いので、割とすんなり峠に到着(下の写真)。時刻は8:30頃。
切り通しの峠で、展望は無い。
久しぶりの峠の登りとしては、良いウォーミング・アップだったな・・・。
さて、ここから氷上町氷上に入る。登りと同じようなタイプの道を、今度は下る(下の写真)。
久しぶりのウネウネカーブの下り。
こういうタイプの下りの丁度良い試走になるな( ̄ー ̄)ニヤリ。小径車での平地ポタやMTBの山サイの時期だと、こういう道はあまり走らないからね。
こちらも桜が~(゚▽゚*)♪
桜のアーチの下をくぐっているような気分(*^-^)
こりゃ、良い下りだ。こちらの峠越えをルートに取り入れて大正解ヽ(´▽`)/
でも終わりは有るもの・・・。集落に出てフラットになる(下の写真)。
おぉ、今度は真っ直ぐなフラット快走路!ヽ(´▽`)/
県道265号は途中で直角に曲がるので注意。下の写真は左折して振り返ったところ。
周りに田畑。遠くに山・・・。
丹波の素敵な風景ですな(*^-^)
上の写真の道の先に青色の道路案内板が見えるだろう。あの辺りで、左右(南北)に走る県道7号に交差点でぶつかる。県道7号で青垣まで北上するのが分かり易いルートなのだが、県道7号の交通量はそこそこ有って大型車も散見されるし、道沿いに民家や店、町工場が並んでいるだけ区間も有り、サイクリング的には今一。なので、県道7号には入らずに、交差点をそのまま直進。
すぐに加古川に架かる「天神橋」に差し掛かる(下の写真)。橋を渡らずに、黄色の矢印のように右折。
加古川左岸の土手の小道に入る(下の写真)。
凄い!土手沿いに桜並木がずっと続いている!(*゚▽゚)ノ
対岸の右岸は国道483号(北近畿豊岡自動車道)。
左岸はこのような桜並木がずっと続く。
自転車はこっちでしょ!これは思わぬ素敵な道に出会えた~。
満開だよ~、満開。
良いですな~。
天神橋より上流の暫くはクルマが進入できない区間だ(車止め有り)。散策者もたまにいるが、殆ど貸し切り状態の桜のサイクリングロード。
知らなかったよ~。この桜並木の存在を~。
振り返ると・・・おお!良い眺め(下の写真)。
結構長いな~。
途中で、車止め区間を過ぎると、桜並木の向こうに田畑が有るので、地元の農家の方の軽トラとかとすれ違うことも有るが、一般車は入ってこない。引き続き快適。県道7号に入らなくて良かった~。
振り返ってみると(下の写真)・・・・長いな~。嬉し~~。
右岸の国道の交通量は流石に多いですな(下の写真)。
左岸は桜・・・。その向こうに田畑(下の写真)。
今回のサイクリング、これだけでも満足しちゃいそう(予定通りダムに行きますけどね)。
お!右岸の土手も桜並木に変わった(下の写真)。
続くね~~。
やがて県道282号とその「船戸橋」に出くわす(下の写真の右上と下段)。
県道282号を横断して引き続き左岸の土手を進もうとする場合、その先はダートになっている(上の写真)。ただ、それは東から加古川に流れ込む支流(鴨内谷川)の所までで、その向こうはちょっとよく見えないので分からない(そのまま鴨内谷川を渡る橋も無い・・・回り込む必要が有るだろう)(下の写真)。
まだ左岸には桜並木がずっと続いているが、ロードバイクでもあるので、船戸橋を渡り、右岸の県道で北上することにする。
船戸橋を渡ると国道483号の下をくぐる。すると県道7号に合流する(下の写真)。県道7号は船戸橋のすぐ南の幸世橋で左岸から右岸に変わっている。その県道7号に右折して入る(下の写真の黄色の矢印)。
県道7号で北上開始。時刻は9:00頃。
両側は民家や店舗等々建物が並んでいる。景色は特に特筆すべきもの無し(ゆえに下の写真位で・・・)。フラットで路面は良好。交通量はそこそこ有り、大型車も往来する。西脇市側から北上したクルマが国道に入らず、そのまま県道で北上してくる場合も有るからであろう。逆の方角からもまた然りだ。ただ、自転車を抜き去る余裕は有るようで、ふらつかずにキープレフトをしている限り問題無し。信号が暫く無いので、そこでクルマが溜まることが無く、対向車が数珠繋ぎで来る場面が少ないので、車線を越えて抜かし易いということだな。
先程の加古川土手沿いの桜ロードとは打って変わって、走りに集中。
程なくして分岐。県道7号は右にカーブするが、直進すると市道に入る(下の写真)。ここは県道7号から離れて黄色の矢印のように直進。このあと国道427号(429号との重複区間)に合流する予定であり、県道7号をそのまま行けば分かり易いのだが、ショートカットするため、かつ国道483号とのランプを回避するため、かつ交通量の少ないほうがbetterなため、市道に移る次第。
市道を北上(下の写真)。同じようなショートカットを目論むクルマも有るので、交通量は少なくなるが、確実なキープレフト要。
青垣町佐治の道を進む。
下の写真の突き当りを左折。
地方の長閑な町を進む。こういう所・・・良いよね?
暫くすると、右手から来る国道427号と合流(下の写真)。国道429号との重複区間でもある。これで西へ向かう。時刻は9:30頃。
おぉ!凄いフラットな直線路!(゚▽゚*)
まぁ、カーブも有るけどね。
これから目指す黒川ダムや多々良木ダムはあの山の向こうに有るんだな・・・(下の写真)。そう思うとこの後の峠越えはハードになりそうだ。
それにしても・・・良い道だ~。
上の写真の様なごくごく緩いカーブとアップダウン箇所も有るが、殆どフラットな快走路だ。しかも直線区間が多い。路面はとても良好。
交通量は多く、大型車も目立つが、道幅が広く、路側も広いのでストレス無し。ただ、フラット直線路なので、比較的ハイスピードで走ってくる。また、ツーリングの単車も多い。
とにかく、ふらつかずにちゃんとキープ・レフトさえしていれば、問題無し。
笑っちゃうくらいの直線。
信号も殆ど無く・・・いや、国道に入ってから今のところ、全然無い。
ひたすら走り続けられる爽快な道だ。
道の左右には田畑と山。
気持ち良いの一語に尽きますな。
どう?走りたくなるでしょ?
この国道がこんなに快走路だとは思ってもいなかったよ~。
少しずつ山が近づいてきた(山に僕が近づいた)。丹波市と朝来市を隔てる山々だ。
カーブを曲がって南下ルートに変わると、すぐに国道429号との重複区間が終わり、国道429号は右(西)に分かれる(下の写真)。
国道427号はそのまま南下して播州の多可町に入っていく。国道429号は西に曲がり、青垣峠を経て但馬の朝来市に入るわけだ。ここで上の写真の黄色の矢印のように右折し、国道429号に入る。時刻は10:00ちょい前。
下の写真のように、引き続きフラットな快走路が続くように見えるでしょ?でも僕は事前のネット調査で知っている・・・ここから北近畿名うての、国道ならぬ“酷道”429号の最凶区間に入っていくのだ・・・(゚ー゚; まさに429・・・“死に苦しむ”道。
ほら、「大型車通行困難」の看板が、それを暗示しているでしょ?(下の写真)。
国道427号と分岐した辺りは、下の写真のように、素晴らしい快走路に見えるんだけどね~。
・・・おぉ、クルマが・・・。この道のことを知っていそうな雰囲気のクルマだな。ちょっと酷道好きな感。もし何も知らずにナビに導かれて入るのならこれから少し後悔するだろうな。
どのみち、この国道429号は丹波市と生野を結ぶ最短の道で、この道を回避しようとすると物凄~く遠回りになるから、酷道と知っていても通っちゃうだろうし、知らなければ何の疑いも無く入っちゃうだろうな。
まだ長閑な快走路(下の写真)。
さてさて、徐々に山の中へ・・・。
再び「大型車通行困難」の注意看板。
民家が途切れる辺りから、登り勾配になる。道幅もグッと狭くなる。
林間ロードに変わる。こういう道、大好きです(←そう言っていられるのは今のうちだけ)。
木を挟んですぐ下を川が流れている。この川は加古川に流れ込んでいる。
地図を見ると、国道429号はこの川に沿って上流に向かっている。つまり、谷に沿って作られた道ということだ。実はこれが曲者。基本的に、山の中の川の上流部分はカーブが少なく、急勾配の谷底を流れている。それに沿った道ということは・・・当然道も急勾配。山の斜面沿いにウネウネと何度もカーブを繰り返しながら、距離は長くなろうとも勾配を緩くした道・・・“ではない”、ということだ。地図でも峠までかなり直線に近い道に描かれている。勿論、カーブは有る(下の写真のように)。見通しが悪い急カーブのように見えるが、道幅が狭く、切り通しの岩肌や木々が有るせいであって、それ程急カーブではない。勾配を緩くするために意図的にウネウネと作った急カーブ・・・といった類ではない。
ただ、まだ勾配は緩いほう。青垣峠まで3~2kmの区間だが、ここの平均勾配は7%程。スタート間際に登った天王坂と同じくらい。
クルマは林業関係の地元のかたのクルマ(不法投棄監視中か?)が通る・・・てかゆっくりなので、僕を抜いたり、止まっていて僕が抜いたり・・・と同じクルマが2台ほど暫く同じ方角に進んでいく。他の一般車はたま~~に通る程度。また、ツーリングの単車もたま~~に通る。クルマ同士の離合は、上や下の写真のような離合用の退避スペースで行っている。そのスペースが・・・なんか僕の休憩ポイントになっている感じ。
峠までの2kmくらいの所に短い激坂が有る。僅か100m位なので激坂というには語弊が有るが・・・とにかく急勾配。登った先が「棚小橋」という橋(下の写真)。そこで息が切れてゼェゼェ・・・。
脚よりも心肺系に来るな・・・。
振り返って激坂を撮影(下の写真)。でも、その勾配は伝わらなんな・・・。
これは挨拶代わり。ここから峠まで1~2kmの区間はちょっと勾配が急になる。まぁ、平均勾配としては8%なので、先程までとそんなに変わらないが、この区間は勾配に緩急が有って、その上で平均として8%ということ。・・・まぁ、急勾配で苦しむが、休めるような緩い区間も有るということだ。
もう少し緩かったら、最高に素敵な林間ロードなんだけどね。5%くらいだったらそう思えるのに~。
しんどい!!
下の写真は緩い所。ここで回復する・・・いや、回復よりも疲労の蓄積の方が上回っている。
やがて、峠から1~0kmの区間に入る。ここで一気に勾配が急になる。平均勾配は15%。
15%で1kmの距離ならば一応激坂クラスに突入だな。しかもその平均勾配15%というのは、ここまでのような“緩い区間も有っての平均”ということではなく、ずっと15%ということ。緩い区間は殆ど無し。クルマの離合退避用のスペース界隈でちょっとだけ緩くなるが、殆どそのまま15%だ。しかも直線に近いので、ずっと先まで急勾配が続いているように見えるので、精神的にやっつけられる。・・・まぁ、見通しの悪いカーブの手前で「このカーブを曲がったら峠」と期待して曲がると、まだ登りが続く・・・というパターンもキツイけどな。
もう少し道幅が広ければジグザク走行で何とかする手も有るが、そうするには道幅がちょっと狭い。逆に疲れる。何よりも油断しているとクルマが登ってくる。ガードレールが少なく、木々がガードレール代わりだが、下の写真の様な崩落箇所も有るので要注意。まぁ、自転車だから普通なら落ちることは無いだろうけど。クルマが来て、それでも足を着かずに登ろうとして頑張って、離合の時にうっかり落ちる・・・というドジさえしなければ・・・。
たま~に下から来るクルマには、止まってやり過ごす(下から来るばかりだな??)。
・・・てか、頻繁に足を着いて休んでいるので、“休んでいるところにたまたまクルマが来る”というパターンが本当のところ(^_^;) ドライバーのほうは手を上げて“Thank You”のサインを出しているけど・・・違うんです・・・本当のところは・・・。
まさに429・・・死にそうな程苦し~~い。久しぶりのロードバイクで、この峠越えはちょっと失敗だったかな。でも、行くさ・・・。
「お~い!引っ張って行ってくれー!!」って、クルマに言いたい(下の写真)。
こんなに辛いのは久しぶりだな~。「東吉野村~川上村・林道サイクリング 2008.09.23」の「足ノ郷越」以来だ。もっともあの時の方がキツかったけど。
止まって休むと再スタートがとても辛く、立ちゴケしそうな位にフラフラ。加えて、止まって休んでいると時間が勿体無いから少しでも進もうと・・・・遂に“敗北の押し歩き”。青垣峠の東からの登り・・・“完敗”です。
一度押し歩きを始めちゃうと、もう駄目。そのまま押し歩きで登り続ける。
「頼むから、引っ張っていってくれー!!」と心の中でクルマに叫ぶ(下の写真)。
歩いても疲れる。
疲労が取れない。
そうこうしていると・・・ん!あれは!(下の写真)。
もしかして・・・、峠によく有る、行政境の標示板では?(赤色の円)。あそこが青垣峠か?!
青垣峠だ~~(;´▽`A``
着いた~~。途中から押し歩いちゃったけど・・・。時刻は10:45頃。
切り通しの峠で、展望は無い。
ここから先が「朝来市」だ。
反対の方角からは勿論「丹波市」の表示板が見える(下の写真の左下)。
ちなみに、「青垣峠」となっているが、「生野峠」と言うことも有るらしい。
峠には、道の脇に石仏の地蔵が並んでいる(下の写真)。
6体有る。
残念ながら、顔が削り取られているものや首が取られているものも有る。
とりあえず、ここまでの無事(?)を感謝。
ちょっと一休みして、補給食をパクリ。
食べたら、再スタート。朝来市に突入。・・・で、何かやたらこの先の路面が綺麗ですけど・・・(下の写真)。
いきなり林を出る。そしてビックリw(゚o゚)w!!
青垣峠の西の朝来市側は、東の丹波市側とは大違い。笑えるくらいの違いだ。
こちらは周りが開けていて、路面もすこぶる良好で、幅も広い。そして、何よりも・・・勾配が緩々。3%弱の勾配だ。
朝来市側から青垣峠を見ると上の写真のように見え、あの道の消えている所が青垣峠なのだが、その向こうの丹波市側にあの急勾配の林の中の道が待っているとは、ちょっと想像出来ないだろう。逆方向は逆方向でガラリと雰囲気が変わって驚くだろう。
何かギャグみたいな違いだ。
マジかよ・・・この違い・・・、と思いながら快走路を下る。
いやいや・・・メチャメチャ快走路じゃん。
下りは急勾配でもいいのだが、まぁ、この位の緩い勾配の方が安心して走り易いな。
快適、快適、超快適。
なんか、さっきまでの登りの苦労が嘘みたい。
西側からの青垣峠の登りのほうが絶対に楽だな。
生野町黒川の大外の集落を抜けて行く。
あ~気持ちいい。
途中で小さな牧場(?)を発見。立ち寄ってみるか・・・。
ちょっと見るだけ。
こんちは・・・。・・・無視かorz
国道に戻って引き続き下る~~。
どうよ?この道。逆に登りでも、これなら楽しそうでしょ?
程なくして右手に分岐(下の写真)。大明寺橋(下の写真の左上)の手前で、黒川ダムへの道が右に続いている。
ここで黄色の矢印のように右折し、国道429号からおさらば。青垣峠よ・・・いつかリベンジしてやるからな・・・あっ、年内はもう結構です(^_^;)
で、黒川ダムへ向かって緩い登り坂を進む(下の写真)。青垣峠の東の坂に比べれば、この程度、フラットみたいなものだ。
なかなか良い道だ。
黒川ダムから流れてくる川が下に見える。
お!?何か壁の様な物が遠くに・・・。
観光のための温泉旅館や食事処が点在している集落に入る。
そして、目の前に巨大な石積みの壁・・・これが「黒川ダム」か。
そういうわけで、黒川ダムの下に到着。
デカイ!
突き当りまで行ってみると、道は続いているものの、関係者以外立ち入り禁止とのこと。フェンスは有るが(上の写真の右中段)、その脇は通れますが・・・・(上の写真の右下)。でも行きませんよ。ダム湖へはこの行き止まりの道以外に、一般車が通れる道が二つ有る(下の写真)。下の写真はダムから離れた所から撮影しているが、AとBの二つが有って、どちらもダムとダム湖の有る上まで登れるようだ。今回は案内板の道標が分かり易かった(見つかった)Bの道に入ることにする。
Bの方に左折すると、登り坂開始。(くどいようだが)でも、こんなの青垣峠の東の坂に比べれば、フラットみたいなもんよ。
この位の勾配だと、登って楽しい。勾配は5~6%くらいだからね。
程なくして、T字路の分岐・・・いや、実際は分岐にはならない(下の写真の上段)。左は奥多々良木発電所に繋がる道だが、現在は通行止め(下の写真の左下)。多々良木ダム貯水池まで繋がっている道で、多くの地図や地図ソフトでは特に通行止めのマークは無く、クネクネカーブの坂道で普通に往来出来そうに見えるが、実際は、ここと、多々良木ダム貯水池側との両方をフェンスで閉ざしている。しかも、結構多くの地図や地図ソフトでは、この道が、多々良木ダム貯水池と黒川ダム貯水池とを直接結ぶ唯一の道のように書かれている。従って、この道が通行止めとなると、黒川ダム貯水池から多々良木ダム貯水池まで行くためには、国道429号に戻って大回りしないといけないように判断し、がっくりするだろうと思う。・・・が、ご安心を。多くの地図や地図ソフトには何故かまだ書かれていないが、ちゃんと別に直接繋がっている道が有りますので・・・。それはまたその場所に来たら説明しま~す。
で、右折して引き続き登り(上の写真の右下)。
ちなみに、先程のダムの下から黒川ダムとダム貯水池へは、下の写真の地図用に繋がっているわけ(この地図は、このあとの黒川ダムの上で見かけた案内地図を、先にここで説明用に掲載したもの)。
登っていきま~す。
あ~、この位なら登りが楽しい。
路面も良好。クルマは一台出くわしただけ。
そういえば・・・結構風が強いな。
程なくして・・・黒川ダムの上に到着。
ダムの上は通れるようですな。
ダムを横から見る(下の写真)。
黒川ダムの説明は→ここ(Wikipedia参照)。
多々良木ダムと合わせて意味をなすダムでもあるので、→ここ(関西電力)も参照。
おぉ、下の風景が一望!(◎´∀`)ノ
ダムの横には風車が有る(下の写真)。
黒川の里のシンボル的な存在になっている風力発電所とのことだ。最大出力150kW(一般家庭約50軒分に相当)とのこと(関西電力HPより)。先程から風が強いな~と思っていたが、その意味でここに有ることに納得。
ダムの上に行ってみる(下の写真)。
車止めが有り、クルマや単車は通れないが、歩行者と自転車は通れる。
右手の景色(下の写真)。
絶景!さっきはあの道を通ってきたのだな。
そして左手には!ヽ(´▽`)/
綺麗なダム湖だ。黒川ダム貯水池。
貯水池というには広いよ。
湖面の色と空の色が相まって綺麗だ~。
ダムの上をポタリング。左岸側に向かう。
この入り組んだ湖岸が良いね。
「これがいいんだよ。」(←中尾彬 風)
湖岸沿いにガードレールが見える。
あそこに湖岸を周遊する道が通っているんだな。
早くあそこを走りたくなってきた。
おっと・・・折角苦労して青垣峠を越えてきたんだから、ゆっくりノンビリと味わいながら巡りましょう。
こんないい眺め、流したら勿体無い。
でしょ?
ダムの左岸側に到着。
休憩場所が有るので、ここで補給食タイム。時刻は11:40頃。
ダム湖を眺めながら一休み。
ここに先程ちょこっと載せた案内板の地図が有る(下の写真)。
ダム湖の周りに周遊道路が有る。南半分が湖岸近くを通っていて、北半分は少し離れた山の尾根沿いに通っているようだ。すぐ近くから眺めたり、上から見たりすることが出来るのかな?
さてさて、一休みしたら、黒川ダム湖ポタリングの始まり~~。
左手にダム湖を見ながら、反時計回りに回る。
頻繁に足を止めてしまうな。
なかなか先に進めません。
進むのが勿体無いくらい。
この辺り、湖岸沿いの道はフラット。舗装状態も良好。ただし、ダム湖岸の道ならではの落石が所々に有るので、路面には注意。湖に気を取られていて、大きな石に乗り上げないように・・・。クルマは殆ど通らないが、見通しが悪いカーブが多いので、一応注意。
こんな素晴らしい景色に気を取られていると・・・。
石に乗り上げて落車するからね。・・・ん?誰だ!「お前こそ気を付けろ」と言ったのは~。・・・まぁ確かに去年、布目湖で景色に気を取られ、落車して怪我をしたけどな(^_^;)(「神野山・めえめえ牧場サイクリング 2009.10.11」参照)
同じ轍は踏まないようにしないと。
向こうにも道が見える。あとであそこを走るわけだな。
途中に下の写真の様なものが・・・。
パトライトが点滅したら退避って・・・。
写真には写っていないが、確かにちょっと落石が多くなってきた。また、落ち枝や落ち葉が積もっている所も散見され、その中に石が隠れていることも有るので注意。不必要に落ち葉の中を通らないことだな。特にロードバイクの場合。
ただ、全般的には快走路だ。
程なくして南東部分の突端に到着(下の写真)。この辺り、沢の様な流れがダム湖に注いでいる。ヘアピンカーブで折り返すようにして回り込み、引き続き湖岸を走る。
ちょっとまだ冬枯れの名残が有る(下の写真)。同じダム湖沿いの筈なのに、微妙に違う風景ですな。
また、ダム湖が見えるようになってきた。
道も快走路だ~。
ホント、ここに来て正解だな。
この辺りで、後ろからクルマ(この湖岸沿いで出くわした唯一のクルマだった)。
撮影をしている僕のところで止まると、中には初老(と言ったらちょっと失礼か?)のご夫婦が乗っていらして、「どこから来たか。」とか「これから何処に行くのか。」等々の会話を交わす。別れ際に僕から最後に声をかける・・・「じゃぁ、お気を付けて~」。クルマが去った後で、ふと思う。“自転車の僕のほうがよっぽど気を付けなきゃいけないけどな。”・・・と。
再びダムが見えるようなる。風力発電機と共に向こうに見えている。
湖岸沿いの道もまだまだ続くようだ。
爽快ですな。
こういう道は・・・。
ダムが遠くになってきた。
さっきはあの上を走っていたわけか・・・。
対岸に道路が見えなくなってきた。
ということは、そろそろダム湖の北半分に入るということだろう。
それにしても、まぁ。
ブルーのようなグリーンの様な、何とも美しい色ですな。エメラルドグリーンだな。
ガードレールが無い区間も散見されるようになっているので注意。
美しい湖でも、落ちたら地獄。
こういうガードレールが無い区間ではね。
誰も通らないし、監視カメラだって、どれだけカバーしているのか分からないから、助けは期待出来そうに無いしね。
爽やかなダム湖沿いから、ちょっと冬枯れした山道のような雰囲気に変わる。
下を沢が流れている。あの巨大なダム湖がこの流れの水で作られているとは・・・。“塵も積もれば山となる”的な感じ。
程なくして、上り勾配になる(下の写真)。いよいよ北半分の尾根道へ突入する。
どんどん登っていく。
くどいが、“青垣峠の東の坂よりも全然楽”。勾配は5%程度。
ダム湖を間近に見ることは出来なくなっている。木々に遮られて見えない。しかし暫く登ると、下の写真のように時々垣間見えるようになる。目線が高くなっていることがよく分かるだろう。
暫くするとフラットに・・・。尾根に取りついたようだ。
道標が有る。周回道路の半分弱を走ったようだ。周回道路は18kmということかな・・・。短いような長いような。何にしてもこれだけ良い道をサクッと走ったら勿体無い。すぐ終わっちゃうだろう。ノンビリ、じっくりとポタリングしたい道だ。
今度は下り~。
ダム湖が随分と下に見えるな(下の写真)。ちらっと見えている。
高い場所に来たので、遠くの山並みも見えるようになってきている。
京都の丹後と但馬の朝来を隔てる山だろう。
おっ、向こうの尾根にガードレールらしきものが・・・。
道だな・・・。あとであそこを走るわけだ。
でも、今立っている所と同じくらいの高さなのに、まだ下りが続く。ということは、下った後、また登り・・・っていうことだな。
その通りで、また登る。アップダウンを繰り返す尾根道ということか・・・。
また登って、また下り~~。
時々垣間見えるダム湖を見ると、ホント登ってきたんだな~と思える。
おっ、先程こちらを見ていた道が、向こうに見える(下の写真)。
引き続き、緩いアップダウンの快走路を進む。
まぁ、下りの方が“より”快走路ですが~。
開けた尾根に出る(下の写真)。
山々が見え、ダム湖は殆ど隠れている。
ちょっとだけ見えるけどね。
さて、ここから下りが長く続く。
どうやら、北半分の尾根道区間は終わり、再びダム湖岸近くに降りるようだ。勾配は8%くらい。グングン下る。
途中でエメラルドグリーンのダム湖が見える。
少し目線が下がってきたことが分かる。
まだまだ下る~~。どうやらダム湖岸周遊道路は時計回りの方がきびしそうだ。ここの登りは、今回の反時計回りで登ってきた先程の坂よりも急で長い。
下りだがついつい足を止め、垣間見えるダム湖を見てしまうな。
こういう景色だからね。
で、まだまだ下る~。
カーブの途中で展望場所に続く小道が分岐している(下の写真)。折角なので行ってみる(黄色の矢印)。
石畳とコンクリートで作られた細い小道の下り坂が伸びている(下の写真)。下の写真は綺麗な小道のようだが、実は至る所で落ち枝と松ぼっくりが道いっぱいに散乱している。ロードバイクに乗ったまま下るには危なそうなくらいに道いっぱいに広がっている。途中から自転車を降りて押し歩くことに・・・。
で・・・こういう眺め(下の写真)。
確かにいい眺めだ。
・・・押し歩いてまで寄り道をした甲斐が有ったかどうかは微妙だが(^_^;)
戻って、また下る。
まだまだ下る~~。
そしてほぼフラットになる。
湖面が間近な湖岸沿いの道になった。
右岸沿いに進む。
風力発電の風車もまた見えてきた。
さて、暫く進むと下の写真のような分岐に出る。
湖岸沿いの周遊道路は左カーブで続いている(上の写真の左下)。一方、右手に急勾配の坂が伸びている(上の写真の右下)。これが遠回りをせずに、青倉神社前を経由して多々良木ダム貯水池に繋がる唯一の舗装路だ。前述した、多々良木ダムへ直接繋がる道のことだ。この道は僕の持っている地図や地図ソフトには描かれていない。ネット上に見られる地図サービスのサイトの地図の殆どで描かれていない。ただ、ネット上のツーリングに関するHPには紹介されていて、僕はそれで知った。
分岐の位置は下の地図を参照のこと。
引き続き湖岸沿いの周遊道路を進めば、黒川ダムに戻ってグルリと一周したことになるのだが、一周にこだわってはいないし、若干“ダム湖でお腹がいっぱい”みたいな気分なので、ここで黒川ダム湖とはおさらばし、右手の急坂を登って多々良木ダムに向かうことにする(黄色の矢印)。
で、林道青倉黒川線に突入(下の写真)。時刻は13:30頃。
急勾配の坂だ。まさか青垣峠の東の登りみたいにずっと続くことも有るまい。何故なら、黒木ダム湖よりも400m近く標高の低い位置に多々良木ダム湖は有るので、下り主体だろう。
ヘロヘロ気味にヘアピンカーブを曲がる。
丁度下からツーリングの単車が登ってきて、先のカーブで消えた。あの辺りで峠だと良いんだが・・・。
期待通り、数100mくらいの登りで峠に到着(下の写真)。何kmも続いたら、どうなるかと思ったよ。
ここから下りだ。長そうだな。
快走の下り~~。路面は良好。
おぉ!多々良木ダム湖が眼下に見える(゚▽゚*)。
いい眺めだ(◎´∀`)ノ
山の斜面に沿ってグングン、ウネウネと下る。
やっぱり・・・長いな~この下り。
楽しい。
まだまだ続いている。
ウハウハですな。
逆に登りだったら結構疲れそう。勾配を算出してくれるネット・サービスの地図ソフトにこの道が無いので、勾配は分からないが・・・。
青倉神社の前を通過(写真は無し)。
すると程なくして分岐に出くわす(下の写真)。どちらも下り坂。左が多々良木ダム方面、右が川上の集落方面で県道526号に出合う道で、伊由峠にも繋がっている道だと判断したが、地図に無い道なので、ちょっと考え込む。もし間違えると、登り坂でここに引き返すことになるからだ。特に左の道は激坂クラスだ。
ちょうどそこへ左の坂からワゴン車が一台登ってきた(下の写真の上段)。これ幸い、というわけで停めて尋ねてみることに・・・。なんと、スライドドアを開けっぱなしで走っている。後ろには大きな犬が付いてきている。様相からして明らかに地元の方のようだ。運転しているおじさんに尋ねてみると、推察通りだった。多々良木ダムは左の道ということだ。
お礼を言って別れる。おじさんは川上の集落の方に超低速で下って行かれた。ドアを開けっぱなしでね・・・(^_^;)後ろに犬もしっかりと着いて行く。ちなみにあの犬、人懐っこくて寄ってきたので、頭を撫でてみたらビショビショに濡れていた。多々良木ダム湖でひと泳ぎしたとのこと(◎´∀`)ノ 水浴びが好きなんですって・・・。
で、左の急坂を下る。・・・激坂クラスの下りだ。下の写真なんか先が急過ぎて見えなくなっている。
下の写真の通り。凄い急勾配なんだけどね。写真だと今一だな。
激坂下りは暫く続く。
路面が悪い所やクレーチングも有るので注意。
・・・・で、この時点で決めた。多々良木ダム湖を巡った後は、JR福知山駅方面にはもう戻らない。戻る場合はこの道を通り、伊由峠→遠阪峠→榎峠・・・と思っていたのだが、ダム湖巡りの後でこの激坂を登るなんて・・・青垣峠の東の登りを再びやるようなものだ。僕には厳し過ぎる。しかもそのあと3つの峠越えとは・・・。そういうわけで、福知山駅まで走る案は却下!クライマーさんでしたら、どうぞ走ってみてください。僕は今日は結構です。
そんな下るのも怖い位の激坂を下っていくと、ようやく勾配が緩くなってきた。
いい感じの山間ロードですな。
なんとなく・・・ダム湖の気配がする。
緩めの坂を下っていく。たまにクルマも向こうから登ってくる。やはり桜の開花時期の今頃は、桜の名所の多々良木ダム湖畔は人とクルマが多いのかも。
右手に、ダム湖らしいエメラルドグリーンの静かな湖面が・・・。
まだ下る。
お!桜。
多々良木ダム湖の東端に到着。時刻は14:15頃。
突き当りは発電所の敷地内。
中には入れないが、桜が綺麗だ。
突き当りを右に曲がり道なりに進む。
ちなみに写真は無いが、左に奥多々良木地下発電所に繋がる道が有る。それはフェンスで通行止めになっている。つまり、その道が黒川ダム側でも通行止めになっていた両ダム湖を結ぶバイパスだ。
で、一般車が通れる道へ・・・。ごく緩い下りが続く。道幅は広くなる。路面は良好。
そして、沿道に桜並木!(◎´∀`)ノ
ずっと続いている。
満開だ。
綺麗だな。
桜の下を走り抜けているようで気分が良い。
黒川ダム湖畔と打って変わって、こちら多々良木ダム湖沿いの道はクルマと人が多い。混んでいる程ではないし、走るのにストレスを感じるほどではないが・・・。
時々止まっては花見。
逆に言うと、桜の花を見るために道の隅で立ち止まれる位のクルマの通行量だということ。
公園も有る(下の写真)。写真には写っていないが、家族連れがお花見をしていたり、遊んだりしている。まぁ、街中の桜の名所に比べれば閑散としているが・・・。なので逆にお薦め(この記事を投稿する頃は葉桜になっているでしょう)。特に子どものいる家族連れには、黒川ダム湖よりもこちら多々良木ダム湖がお薦めだな。
引き続きダムの方へ西進。今、右岸を走っている。ただ、ダム湖はよく見えない。
ダム湖は黒川ダム湖でちょっと“お腹がいっぱい”状態になったので、桜並木の方がいいや。
どう?
お花見ポタリング・・・いいでしょ?
ここまでダム湖は見えなかったが、湖畔近くを走る道が分岐したので、そちらへ降りてみる(下の写真)。
ここまでの道とは打って変わり、黒川ダム湖の周遊道路に似た、いい感じの道になる。
クルマの離合は難しいが、クルマは殆どこちらには入ってこない。貸し切り状態だ。
自転車向けの道だな。自転車はこちらをポタリングしたほうが良いだろう。
ダム湖が木々の間から見える。
完全にリラックスのポタリング状態。
こちらのダム湖も静かなエメラルドグリーンを呈している。
対岸の左岸にも道が湖岸沿いの道が有り、桜並木が見える。クルマも通る道のようだが、あちらのほうがダム湖は良く見えそうだ。
多々良木ダム湖を周回するのなら、ダム側から反時計周りに回るほうが良さそうだ。
僕は逆に上流側から反時計回りに回りかけているが・・・。
多々良木ダムが見えてきた。
湖岸沿いの小道はまだ続く。
やがてダム湖が良く見える所に出る。
多々良木ダム貯水池の方は細長い形だな。割とシンプルな形だ。
徐々にダムに近づきつつある。
こちらもエメラルドグリーンが静か・・・。ダム湖ってどうしてこういう色になるんでしょう?
道幅が少し広くなる。
沿道に桜の木も再び見れるようになる。
多々良木ダムが全部見える所に出てきた。
まだ暫く湖岸を走る。
いや~、こちらの道も良いね。
快適なフラットロードだ。
向こうにバスが見える辺りで、通常、クルマが通る道に再合流する。
その合流地点が下の写真。多々良木トンネルが有る。トンネルをくぐる代わりに、湖岸沿いを走っていた次第。
再び、クルマの通る道を走る。緩い下り勾配だ。
再び、沿道に桜の木々。
エメラルドグリーンと桜の花・・・良いね。
多々良木ダムのすぐ横に到着。
多々良木ダムの説明は→ここ(Wikipedia参照)。
黒川ダムと合わせて意味をなすダムでもあるので、→ここ(関西電力)も参照。
ダムの上を通れるようだ。
行ってみる。
クルマや単車が進入出来ないように車止めが有るが、歩行者と自転車は通れる。
ダムの上からダム湖を見る。
ダム湖の眺めとしては黒川ダム湖の方が良いかも。
対岸の左岸も走る予定だったが、ちょっとダム湖沿いももう充分な気がして、行く気無し。クルマも通るし・・・。左岸は・・・止~~めた。
沿道の桜並木が綺麗みたいだけどね。普通なら走ってみるべきだろうな。この日は・・・もうちょっといいや・・・。
ダムの上から西の多々良木の集落を見降ろす。いい眺めですな。
そういうわけで、ここから上の写真の集落へ一気に下ることにする。時刻は15:00ちょい過ぎ。
下りは引き続き桜並木の快走の下り。走りに集中したいし、走りを楽しみたかったので写真は無し。・・・まぁ湖岸沿いとそれ程雰囲気は変わらないけど。
集落まで降り、さら緩い下りを西へ向かう(下の写真)。なお、集落には歴史民俗資料館や美術館等々の箱モノ系スポットが有るので、寄ってみるのも良いかもしれない(僕はこの日はパス)。
快走路一気に走り抜けると、国道312号と交わる交差点に出る(下の写真)。国道に入らずにそのまま直進(黄色の矢印)。
円山川を橋で渡る(下の写真)。
下の写真は円山川の上流側、生野町側の風景。
橋を渡ってそのままちょっと進むと、県道70号に出合う。右折して県道70号に入り、北上。JR播但線の青倉駅を目指す。青倉駅をゴールとして、そこから輪行で、和田山駅,福知山駅経由で大阪に帰るつもり。
県道70号は道の両側に建物が並び、景観としては撮るべきものは特に無し。それに交通量がそこそこ有るので、写真撮影は無し。巡航速度30km/hrで走りに集中。・・・が!県道70号の右手に見える青倉駅を見過ごしてしまい、往き過ぎて、国道312号との合流地点付近まで来てしまった(下の写真)。物部橋で円山川右岸へ渡ったら交通量の多い国道312号に入ってしまう。でも、また県道70号を戻って青倉駅を探すのも何か面倒。丁度、物部橋右岸で県道104号が分岐し、円山川左岸沿いにJR和田山駅方面に伸びている(下の写真)。予定を変更し、県道104号を北上してJR和田山駅まで走り、そこをゴールとすることにする。
県道104号に入る。県道70号は国道312号に合流したいクルマのためにわりと交通量が有ったが、県道104号に入ると激減。
JR播但線と並走したり。
円山川と並走したり・・・。
ここでも走りに集中。フラットな快走路で巡航速度30km/hrをキープしだすと、さすがに撮影狂の僕でも止まるのが面倒で、走り続ける。途中、竹田の城下町は良い雰囲気だったので、止まって撮影をしたかったが、走りの集中力が途切れるので、撮影は無し。まぁ中途半端に撮るよりも・・・またいつか来てちゃんと撮り直しましょう。
そういうわけで、ひたすら県道104号を北上(下の写真・・・少しは撮る)。
福崎・姫路方面の播但線ワンマン車輛が通った(下の写真)。もし青倉駅でゴールしていたのなら、予定を変更してこれに乗り、姫路経由で大阪に帰ったかも知れないな。
県道104号をひたすら走り、和田山駅に到着。ここでゴール。時刻は16:00。
駅舎の横のバスターミナルでロードバイクを輪行袋にパッキング。
駅でのホームで福知山方面行きの普通列車を待ち、以下のようにして大阪に帰る。
和田山
| 山陰本線(福知山行)
| (右の写真)
| 16:57-17:36[39分]
|
福知山 [21分待ち]
| 福知山線(篠山口行)
| 17:57-18:50[53分]
|
篠山口 [8分待ち]
| 福知山線快速(大阪行)
| 18:58-20:05[67分]
|
大阪 [5分待ち]
| 東海道・山陽本線(京都行)
| 20:10-20:19[9分]
|
■吹田
吹田駅に着いたら、ロードバイクを組み立て、少しの距離を走り、無事に20:47に帰宅。
こうして久しぶり・・・5ヶ月ぶりのロードバイクでの輪行&ツーリングだったが、大満足。
加古川沿いの桜並木、快走の国道427号、苦しい青垣峠への登り、黒川ダムと多々良木ダムのダム湖の眺めとポタリング・・・。80km程度の道の中にツーリングの楽しい面がたくさん詰まっていて、とても良いコースだった。
青垣峠の東からの登りでは押し歩きの敗北を喫したが、いつかリベンジしよう。もっとも、年内はもう結構だが・・・。
そういうわけで、久しぶりのロードバイクでのツーリング、とても楽しかった。
今年のロードバイクのツーリング初めとして最高のスタートだった。
コース概略/自宅→JR東海道本線・吹田駅~(輪行)~大阪駅・JR福知山線~(輪行)~石生駅→石生・大崎・野山一般道→県道285→天王坂→県道285→加古川左岸土手→県道282→船戸橋→県道7→佐治・青垣・小倉一般道→国道427(429)→国道429→青垣峠→国道429→黒川ダム→黒川ダム湖周遊道路→林道青倉黒川線→多々良木ダム湖外周道路(北半分)→多々良木ダム→多々良木川左岸→県道70→県道104→JR山陰本線・和田山駅~(輪行)~福知山駅・JR福知山線~(輪行)~大阪駅・JR東海道本線~(輪行)~吹田駅→自宅
(地図→クリックしてください (拡大可。青色のラインが走った所))
走行距離/81.01km
走行時間/5hr04min
平均速度/16.00km/hr
最高速度/47.26km/hr
MARIN Road Bike積算距離/8617km
全Bike積算距離/18262km
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Comments
多少気温は低くても日差しはすっかり春の暖かさ、なこの頃ですねー(^◇^)
天気良し!桜良し良し!! 道も(一部分覗いて?)良しの快走路!!!
そしてダム湖の美しさ(*v.v) 女神さまが住んでいそうな湖面の色~!
神秘的ですね(^◇^)
ここで水浴び出来るワンちゃん、すごい幸せー!
読んでいてさわやかな季節到来を感じました。
« 投稿: あさたろう 2010年4月19日 (月) 09時52分
最後の赤い電車と桜が、特に気に入った
懐かしくて☆

はれ?お腹空いてんのかな?あたし^^
なんかカワイイ
桜は道沿いにあんなに咲いてるのに、人の姿が無くて
不思議な空間だった=
遠くから見ると、箸に刺したピンクの綿あめが
道にずらーっと並んでるように見えてきり・・・
今年はお花見せんかったから、こちらで堪能しました
« 投稿: はな 2010年4月19日 (月) 15時39分
桜並木、すごいですね~
実際見たらもっと綺麗なんでしょうね。
ここの道、桜があるから余計ですけど
なくても春の雰囲気いっぱいの気持ちよい道ですね。
牛さん、無視されちゃったんですね(´・ω・`)
« 投稿: しましま 2010年4月19日 (月) 17時36分
あらら~ニアミスというか同じ列車に乗ってたとは!
実は同日同列車にて私も川西池田から輪行してたのですよ~。
目的地はもっと北の養父市大屋町にある樽見の大桜を見に行きました。
養父駅迄輪行、桜を見に行った後城崎迄サイクリングをし途中玄武洞に立ち寄り、城崎の外湯に浸かって再び輪行で帰りました。
いつかは遭遇するだろうなと思ってましたがニアミスを起こしていたとは...。
その内、一緒に走るかもしれませんね。
そうそう、帰りにリカンベントで輪行する強者がいましたよ
« 投稿: KNIGHT 2010年4月19日 (月) 21時29分
あさたろうさん>
この日は春らしいいい天気と心地よい気温でした。
そうですね。ダム湖のエメラルドグリーンって神秘的です。
女神さまは出てきませんでしたが、このサイクリングそのものが女神さまからのプレゼントのようでした。
« 投稿: Katze 2010年4月20日 (火) 19時45分
はなさん>
兵庫県を南北に走る、このJR播但線はとても素敵なローカル列車で、谷川沿いの良い景観の中を走ります。鉄っちゃん達もよく撮影しています。
アハハ!
ほんと~、桜色の綿あめが挿して並べられているみたいですね。一本取って食べてみたい。
« 投稿: Katze 2010年4月20日 (火) 19時47分
しましまさん>
やっぱり生で見るほうがいいですよ~。(◎´∀`)ノ
解像度を落とした写真ではホントの美しさはなかなか伝わりませんわ~┐(´д`)┌ヤレヤレ
牛は、僕をチラ見しただけで全く動じませんでした(´・ω・`)ショボーン
« 投稿: Katze 2010年4月20日 (火) 19時50分
KNIGHTさん>
それは偶然!(゚▽゚*)
最後尾車両だったのでしょうか?僕は先頭車両でした。
どこかでお会いしたら、よろしくです(KNIGHTさんについていけるか自信は無いですが)。
樽見の大桜、綺麗なんでしょうね。城崎温泉と玄武洞とは・・・なかなか良さ気ですね。
リカンベントで輪行する人っているんですね。確かに強者です。
« 投稿: Katze 2010年4月20日 (火) 20時07分
ダム湖綺麗ですね。幻想的~!桜も綺麗で…(*´ー`*)
こちらは先日、この時季なのにまた雪が降って積もってしまいました(ToT)
桜開花が遅れそうどころか、開花しなさそうで悲し~です。
牛さんはマイペースなので、あまり人に関心がない感じかも、いつも(^_^;)
« 投稿: MariRose 2010年4月21日 (水) 20時28分
多々良木ダムから撮った集落の写真が素敵です。薄ピンクの桜が点在してる。肉眼だったらもっと綺麗に見えたでしょうね。
R427~R429の区間、昨年秋に紅葉狩りで走りました。でも軟弱な僕は、エンジンの付いてるバイクで。四輪が少なくて景色が良くて素晴らしい道でした。
でもその時、生野の方に下りちゃいました。今回のレポートを読んで、今度はこの2つのダムを巡ってみます。いいところを教えていただき有難うございました。
去年夏に、写真に写ってる1両気動車に生野まで乗りました。駅前で自転車を組み立て、夫婦で市川沿いを福崎まで下りました。たぶん既走だと思いますが、長谷駅までの市川沿いの道は最高でした。
« 投稿: のりまき 2010年4月22日 (木) 12時27分
とても早い出発だったのですね、
お疲れさまでしたー!
貸し切り状態の桜並木のサイクリングロード!
これはたまりませんね~★
この季節ならでは、の春を満喫できる
サイクリングでしたね
ダムの湖水の色って、ほんとに神秘的で
きれいですね~★
まさにエメラルドグリーン。
偶然ですが、九州・熊本県に黒川温泉という
有名な温泉地があるんですよ♪
« 投稿: kgひろこ 2010年4月23日 (金) 22時36分
MariRoseさん>
しかもまた寒くなっていますし、桜が開花しなかったら、春を迎えた感じが余りしないでしょうね。
全く・・・異常気象には困ったものです(元々は人間のせいかもしれませんが)。
牛はマイペースな生き物なんですか・・・。
何事にも悠然としている動物って感じ。
« 投稿: Katze 2010年4月24日 (土) 00時04分
のりまきさん>
R429を生野に行くのも大正解だと思います。生野の銀山湖も生野銀山も、生野の古い町もツーリングで立ち寄るにはいい所だと思います。
市川沿いは以前に少しだけ走ったことが有ります。少しの区間でもなかなかいい感じの道でしたが、未走の区間にもっと良い所が有るようなので、僕もいずれもっと走ってみたいと思っています。
« 投稿: Katze 2010年4月24日 (土) 00時08分
kgひろこさん>
温泉の多そうな九州に同じ名称の温泉が有るんですね。全国的にはそちらのほうが有名だと思います。兵庫の黒川温泉は関西でもあまり知られていないようなので・・・。
桜を見る目的でサイクリングに行ったわけではない分、思わぬところで桜の素晴らしい道に出合うと、とてもラッキーな気分です。
« 投稿: Katze 2010年4月24日 (土) 00時11分