明石~加古川~姫路ポタリング 2010.04.25
年月日/2010年4月25日
バイク/GLOBE (SPECIALIZED) Small Bike
目的/姫路明石自転車道と加古川右岸自転車道を繋いだコースをポタリングする。
ポイント/①往復輪行,②自転車道のトレースに基本的に固執する。
内容/
この週末は年に1~2回くらい有る土曜日出勤で、休みは日曜日のみ。月曜日から勿論出社で、火曜日には結構疲れる遠方への出張が控えている。しかしGWはサイクリングを一切しないつもりなので、この日曜日には乗っておきたい。そういうわけで、前日までの疲れが残っているのと(6日連続勤務は今やツラい)、明日以降への疲れの持越しをしないために、小径車でポタリングをすることにした(これからロードバイク中心にする筈が・・・)。
で、ストックしておいたプラン中から、姫路明石自転車道と加古川右岸自転車道を組み合わせた、下の地図の様なコースを選択した。ちなみに両自転車道共、全くの未走である。
まずは姫路明石自転車道で、①の明石駅近くの望海浜公園辺りからスタートし、②の播州大橋まで。ここから加古川右岸自転車道に入り、一旦起点である③の海浜公園に行き、折り返して終点の④志方東公園まで行く。再び折り返して②の播州大橋まで戻り、また姫路明石自転車道で姫路市街地方面へ。終点の⑤の一本松緑地前まで行くというもの。
①は駅から少し離れているので、本当のスタート地点は明石駅になる。また、終点の⑤も姫路駅から離れていて、最終的には姫路駅まで走ってゴールになる。
明石駅,姫路駅と大阪との間はJRで輪行することになる。
姫路明石自転車道は片道で35km。加古川右岸自転車道は片道22.5kmで、今回は往復分に相当するから22.5km×2=45km。合わせて35km+45kmで80km。明石駅から①までと、⑤から姫路駅までの距離を加えると、90km弱であろうと思われる(実際はそうならなかったが・・・)。冒頭で“疲れている&疲れを残したくない”云々と書いておきながら100km近くはなるが、サイクリング・ロードでクルマに気を使うことが少なく、フラットな海岸沿い・川沿いのコースだし、ノンビリと走るつもりなので、この位の距離なら特に疲れないであろう。
自宅を5:00頃出発。
最寄りのJR吹田駅まで走り、輪行袋に折り畳み小径車をパッキング。折り畳み小径車はパッキングがとても簡単。
以下のようにして明石駅へ。
吹田
| JR東海道・山陽本線(西明石行) (下の写真)
| 05:29-06:42
|
明石
定刻通りに到着し、駅舎の外で自転車を組み立てる。
で、何をボ~~っとしていたのか、組み立て終わってから気が付く・・・
「あ!ここ北口じゃん。」(下の写真)。
自転車道へは南口から出たほうが良い。(^-^;
駅舎の中を自転車で(押し歩いてでも)抜ける図々しさは無いので、回り込んでJR線・山陽電車の高架下をくぐり、駅の南側へ出る。時刻は7:00頃。
駅の南側、本町の商店街を抜け、先ずは明石川河口方面へ向かう。途中で淡路島へのフェリー乗り場を案内する看板や、淡路ジェノバライン乗り場を見掛け、思わず淡路島へ吸い寄せられそうになるが、グッとこらえてスルー。
淡路島は1回だけ走ったことがあり(「淡路島一周サイクリング 2006.11.04」参照)、またいつか走りたいとは思っているが、既走コースを再度走ることが好きではないことと、前回がとても素敵な想い出になるサイクリングだったので2度目でそれをぶち壊してしまうと嫌なのと、昨今の“あわいちブーム”で(何故だか不明)自転車乗りが多そうなので、5~10年くらい経ったら再度行くつもり・・・。まだ、ほかに行っていない所が山ほど・・・“や~~~~~~~ま程”有るからね。
オッと話しがそれたが・・・・。本町,材木町,大観町・・・と抜けていく。やや回り道になるが、ある程度海岸沿い近くを走る。迷走したりもして・・・。
明石らしく、途中に漁船がたくさん停泊している(下の写真)。ここは明石港よりも更に奥に有るので、波は入ってこない。
県道718号の大観橋を渡る(下の写真の左上)。金網フェンスの向こうに明石川河口が見える(下の写真の下段)。橋を渡って左折。明石川右岸の堤防沿いの小道に入る(下の写真の右上)。ここから「姫路明石自転車道」に入っている。
下水処理場の横を抜けて行くと、河口と「望海浜公園」の南側に出る。
左手に「明石海峡大橋」が見える。
で、その先に淡路島。
今、あそこを周回しようとしている自転車乗りがいるんだろうな~(←ちょっと未練有り)。
瀬戸内海・播磨灘の海が広がっている。
望海浜公園の南側のこの道はとても気持ち良いが、この先で行き止まり。
公園内を抜け、「林崎漁港」のそばを通る(下の写真)。
たくさんの漁船が停泊している。
望海浜公園から林崎漁港付近の道がとても分かりにくい。一応自転車道として指定されているのだが、ミス・コースしていたかも知れない。何となく迷走気味だったし・・・。ウロウロ・キョロキョロしていて写真も撮らずにに進んでいく。
そうこうしているうちに、林崎松江海岸に到着(下の写真)。
この海岸も綺麗だ。
漁船が見える。
ずっと、先まで砂浜が続いている。ここは総じて「松江海岸」と呼ばれ、海水浴場になっている。途中に漁港も点在している。
この海岸沿いのマンションに住む人は毎日海を見れるわけですな。
さて、ここからようやく自転車道らしく整備された歩行者・自転車専用道路になる(下の写真)。
海岸沿いに暫くずっと続いている。
左手の堤防の向こうに砂浜と海が広がる。
これは気持ち良いサイクリングロードだ。
この界隈の舗装状況は良好。問題は犬の糞が散見されること。踏まないためには油断出来ない。
散歩をしている人やサイクリング目的以外と思われるママチャリ系自転車も通行するが、比較的少なく、整然と通行しているので(←並走とか蛇行とか携帯いじり無しで・・・)、ストレスにはならない。
背中に淡路島を感じつつ(←後ろ髪か?)・・・、
気持ち良く前進。
所々クルマの通る一般道も通過する。上の写真の先の登り坂の後は、下の写真のような一般道。これから先も幾つかそういう区間が有るが、漁港を通過する区間であることが多い。ちなみにここは松江漁港付近だ。
・・・淡路島・・・まだ背中を引っ張ってくる。
青い海と青い空、良いね~。
一般道を抜けると、
また歩行者・自転車専用道路に戻る(下の写真)。伸びやかな道だ。
クルマが通る道との合流地点に車止めのポールは有るが(下の写真のようなポール)、その数は少なく、淀川沿いに有るような原チャリをも止めるタイプの車止めは無い。
漁法にも色々有るんでしょうね。下の写真とか、何でしょうね~。
まだまだ快走サイクリングロード。
淡路島を振り切った甲斐が有った(ま、淡路島一周には勝てないけど)。
恐ろしい位の直線路~。
んで、カーブ。
ぎゅ~~んとね。
壁に絵巻風のペイントが・・・。
秋風に 波やこすらむ 夜もすがら あかしの浦の 月のあさがほ
源氏物語の光源氏が、「月見池」のことを詠んだ歌で、その月見池はここ明石の「光明寺」に有るらしい(寄らないけど(^^ゞ)。
引き続き先へ。
釣りをしていますな。
このような海水浴向けの砂浜海岸も有れば、砂利のような石が多い海岸も有り、って感じだ。
この界隈は「屏風が浦海岸」という名まえが付いている。
この近くでは明石原人の骨や明石象の化石が見つかっているそうだ。
しっかしまぁ~、ポタリングにうってつけの道ですな。
ここはポタリングやファミリー向けのサイクリングロードだな。景色が良いし、途中で砂浜に出て遊んでみたりしても良いだろうしね。
「江井島海岸」に到着(下の写真)。時刻は8:10頃。
ちょっと南国風。
ここからもまだ淡路島が見える(下の写真)。
釣り人がチラホラ。
これから行く西の方角には江井島港が有り、漁船が多く停泊しているのが見える。
その後、一旦県道390号を通る。県道とサイクリングロードの重複区間だ。
その際に先程の漁港を通過。
下の写真の、堤防を挟んで右の道が県道(左は砂浜に降りるだけ)。
遠くに埋立地の上の工業エリアが見える(下の写真)。
あの少し手前あたりで、サイクリングロードは海岸沿いを離れるようだ。
民家や漁業関係と思われる建物の横を抜けていく。
堤防の向こうは海。
ここも漁船がたくさん停泊している。
この区間では、漁業関係の作業の際に、サイクリングロードが通行止めになることも有るようだ。
暫くすると、
サイクリングロードらしい道に戻る。
そうこうしているうちに、瀬戸川河口の左岸にたどり着く(下の写真の左上)。ここから海岸沿いを離れることのなるようだ。時刻は8:30ちょい前。
右カーブで瀬戸川左岸沿いに海から離れていく。最初に左手に見える「住吉橋」で右岸に渡る(下の写真の右上と下段)。
住吉橋を渡って右岸に出たら、右折(上の写真の黄色の矢印)。
なお、左折して右岸を河口に向かう道も有り、ある程度まで引き続き海岸沿いを走れるようだが、少し前に載せた埋立地の上の工業エリア近くまでが限界のようだ。更に強引に海岸沿いを走り続けることも出来るようだが、工場の間の道を走ったりしそうで、そこまではするつもりはない。素直に自転車道を進む。
瀬戸川右岸を上流方面へ(下の写真)。
県道718号、山陽電鉄本線を横断し、道なりに進んでいくと・・・。
程なくして国道250号に出る(下の写真)。
国道の歩道部分が自転車道として指定されているパターンだ。
ロードバイクだったら車道を走ってもそれほどストレスにならない交通状況だ。
まぁ、今回はノーヘル&小径車であることと、なるべく自転車道をトレースしたいので、自転車走行可の歩道を進む。
程なくして、国道250号と山陽新幹線がクロスする場所に到着する(上と下の写真)。
新幹線高架に有るサイクリングロードの案内板は、道の状況をあまりイメージしていないが(下の写真)、要は、これから山陽新幹線の高架下の道がサイクリングロードになるわけ。下の写真の黄色の矢印辺りに入る。国道250号とは離れていく。
ここから新幹線高架下の、一段高い歩道部分が自転車道となる(下の写真)。時刻は8:50頃。
当然、自転車道を左右に横切る道と出くわす度に、小さな段差にも出くわすことがややストレス。路面自体はまぁ普通。幸い、歩道(自転車道)上に迷惑駐車とか迷惑駐輪とかは殆ど無い(出くわしたのは一台くらいかな)。
また、こういう所で新幹線の高架下に店や家、商店街が有ることはまず有り得ず、ここもそう。それ故、サイクリング以外の目的のママチャリ系自転車を殆ど見かけないし、歩行者もとても少ない。
勿論車道上のほうが自転車的には走り易い。ただしクルマは時々通る。一方通行で、逆に向こうから走ってくる区間が長い。道幅がやや狭いので、すれ違いにストレスを感じるかもしれない。
実際、僕が車道に降りると、向こうからクルマが出現するという、タイミングの悪い状況が続き、結局素直に歩道上の自転車道を走ることにした。
まぁ、ロードバイクだったらここを走ることは無いだろうな。そもそもこの道を使わないで西進するだろう(例えば国道250号を引き続き・・・とか)。
写真は少ないが、結構長く新幹線高架下の道が続く。殆ど同じような、単調な風景が続く。
ようやく加古川近くまで到着(下の写真)。案内板通りに土手の前で右折。
加古川左岸土手下で、ようやく新幹線高架下から離れる。
サイクリングロードらしい道をちょっと進むと・・・。
クルマの通る一般道を経由し、国道250号の播州大橋近くの加古川左岸の土手に出る(下の写真)。加古川は僅かに見える程度だ。
ところで、これは姫路明石自転車道から外れて土手に上がった次第(下の写真の黄色の矢印)。
実際には後ろに見えている播州大橋(下の写真)の袂に、自転車で橋を通るための入口が有り(それは写真には写っていない)、そこから播州大橋を渡っていくのが、正規ルート。ちなみに、この橋の車道を自転車で通行しても良いかどうかは確認していない(国道の大きな橋って、自転車走行禁止の車道も多いからね)。
で、僕は黄色い矢印の様に土手に上がってしまったので、ダートの土手から橋に入るための階段(上の写真の赤色の円)を使う。
播州大橋を渡る。時刻は9:40頃。
橋の上から、ようやく加古川が見えた。下の写真は上流方面。
川に入って釣りですか。
で、右岸に渡る。この時も右岸の土手へ階段を使って直接降りた(下の写真の左上)。
土手(下の写真の下段)から下の河川敷に降りると(下の写真の右上)、ここが「加古川右岸自転車道」。
ちなみに、「姫路明石自転車道」は下の写真の紫色の矢印のように続く。播州大橋で県道79号上も横断し、脇の歩行者自転車通路から橋を降りる。右岸に引き返してきて、県道79号に沿うかたちで、播州大橋の下をくぐり、そのまま県道79号を加古川河口方面に少し向かう。その後は写真に写っていないが、また新幹線の高架下にぶつかるので、そこからまた新幹線高架下の歩道兼自転車道になって姫路に向かう次第。つまり、新幹線高架下がメインで、川を渡るときだけ新幹線沿いの道が無くなるので、近くの橋まで行って渡り、高架下にまた戻るということ。
・・・ま、それはこれから走る予定の加古川右岸自転車道を往復し、またここに戻ってきてからということで・・・。
で~~、ここから加古川右岸自転車道。先ずは河口のほうに向かう。自転車道の起点の「高砂海浜公園」に向かうのだ。
自転車道は暫くは川から少し離れた幅の狭い道を行くのだが(上の写真)、途中で正規の自転車道から離れ、川に近い道へ移動(下の写真)。こちらを走る。
川がよく見えるからね。
途中で野球のグランドやテニスグランドが有るが、フェンスが無く、ボールが飛んで来るかも知れないので注意。
程なくして河川敷の舗装路は行き止まり。土手に上がる(下の写真)。
ここから右岸土手を走る。
下の写真で、向こうに見えるのは山陽電鉄の橋だ。
下の写真では、小さ過ぎて見えないが、高砂海浜公園まであと1.7kmと書かれてある。
ここは山陽電鉄の橋を通り抜けたあと(下の写真の上段)。
そこでサイクリングロードは県道718号を横断する(上の写真の下段の黄色の矢印)。横断歩道は有るが、信号機は無く、車の往来がとても多いので注意が必要だ。ロードバイクなら、はなから車道なので関係無い・・・と言いたいかもしれないが、この先の「相生橋西詰」で信号機の有る交差点が有り、そこが赤信号になると、この区間でクルマが数珠繋ぎに溜まり易い。脇をすり抜ける隙間が無くなっている可能性も有り、運が悪いとクルマの数珠に取りこまれ、結果的に遅くなる可能性も有りそうだ。
とりあえずここは隙をみて横断。子ども連れのファミリーサイクリングでは、要注意な箇所です。
で、暫くすると区間は短いが、県道の下を通る側道で、下の写真のような民家の脇を走らされたりして・・・。洗濯物が有る・・・。嵐山八幡の桂川沿いのサイクリングロードみたいだ。
下の写真の道路下をくぐって坂を上がり、また県道上に戻る。こういう所って意外と危ないよね。右側逆走自転車が向こうから勢いよく降りてきたら危ないね。
で、相生橋西詰を通過して川沿いの快走路へ。
流れで自転車道として指定されている歩道上を走っているが、ここは車道を走りたいね。クルマも相生橋西詰を通過すれば少なくなっているし。
気持ち良い道だ。
お!、久しぶりに海。播磨灘が見えてきた。
で、先にY字路の分岐。
高砂海浜公園への自転車道は、一旦横断し(下の写真の黄色の矢印)、左の歩道に入る。
右側の道は登り坂になって右カーブし、工業エリアのほうに向かうわけね(上の写真の右下と下の写真)。
なんか、右の道も行ってみたくなるよね~。自転車乗りだったら・・・。空に向かって突き進む感じに見えるし。
でも、ここは自転車道で・・・。
緑色に塗装された道になる。
加古川右岸自転車道の起点「高砂海浜公園」に到着。時刻は10:10頃。
ちなみにここは高砂市。
下の写真の地図が有った。これから下の地図の様に北上して志方東公園を目指すわけ。
でもその前にこの公園をポタリングしましょう。
ところで、ここは加古川河口。
これが河口です(下の写真)。
公園に入ると松がたくさん。
ここは白砂青松100選にも選ばれている。
もっと海のそばに行ってみましょ~。
砂浜ビーチも有る。
遠くから見ても、松が綺麗。
ここは波が入って来ないようになっていて穏やか。
向こうに島が有るので行ってみますか~。
橋を渡る。橋の上から周りを見ると・・・。
先程のビーチが見える。
加古川河口を見る。
左岸は加古川市の湾岸工業地帯。
反対側の高砂市側も公園の向こうは湾岸工業地帯だ。松の木の向こうにプラントが垣間見える。ここが「工業地帯のオアシス」と呼ばれるのも、こういった工業地帯の中に有るからだ。
播磨灘の穏やかな海。
島に渡ると・・・このオブジェは?
向こうに何が見える?
それとも向こうからこっちを見るべきなのか・・・どうなのか・・・。
海沿いに出る。
青い海と空が広がっている。
遠くに島が見える。
「上島」かな?
その右は・・・「家島諸島」かな?
船も見える。
結構大きな船ですな。
こういった景色を眺めながら補給食タイム&休憩。
暫くマッタリしたら、再出発。時刻は10:30頃。
次に、自転車道の終点「志方東公園」を目指す。
来た道を逆に辿る。
向こうに見えるのは山陽新幹線の橋だ。播州大橋はまだその向こう。
播州大橋の下をくぐって、今度は更に北へ。
加古川の水が清々しい。
サイクリングロードも綺麗。
淀川沿いの様な重厚な車止めは無い。
暫くすると、自転車道とその他河川敷の道路との区別は無くなる。
脇にグランドとかが無いので、自転車としては走り易い。
ローディーはチラホラ。それ以外のタイプの自転車乗りのほうが多いかも。
ポタリング系にはうってつけだな。
そう言えば、たまに淀川や桂川・木津川沿いのサイクリングロードで、写真を撮っている自転車乗りを見掛けるが、地元のこちらとしては「ここは撮る程のことも無いのでは・・・」と思ってしまう。それは僕が地元だから思うことであって、遠くから初めて淀川や桂川・木津川のサイクリングロードに来たら、目新しく感じるだろう。今、それと同じことを僕がやっているって感じだ。写真撮りまくり(^_^;)
程なくして下の写真に写っている、水色の橋に差し掛かる。この橋の名まえは分からない(後日調べたが、これを書いている時点で不明)。
が!この橋が重要なポイントになる。それはどういうことかと言うと、僕はここで加古川右岸自転車道からコースアウトしてしまった。この橋の下をくぐってしまってはいけなかったのだが、この時点では全く気が付かなかった。
どこで気が付いて、どうしたかは、これから先に書くとして・・・。
水色の橋の下をくぐると、河川敷道(加古川右岸自転車道ではないので単に河川敷道としておく)の橋を渡る(下の写真)。
右手に、先程下をくぐった水色の橋(くぐっちゃいけないのに~)。
下の写真は左手。写っている川は「西川」
加古川右岸に注ぐ支流の「西川」を渡り、加古川右岸に戻るということ。
引き続き、加古川右岸をさかのぼる。
まだまだ川幅は広い。
上の写真のようなフェンスでは無粋だが、下の写真の様な菜の花だと良いね。
今年は春先の異常気象で寒かったが、こういう菜の花を見ると、春の暖かさを感じられるな。もうさすがに平年並みに戻ったかな。
このあと、池尻橋、加古川河川敷公園を抜けると(写真は無し)、河川敷に舗装路は無くなり、土手の舗装路に上がる。そこにはクルマも通っている。すぐに「加古川大堰」に差し掛かる(下の写真)。
上の写真の下段は、「加古川大堰」から見た河川敷。河川敷にはダートしか無いことが分かるだろう。
そういうわけで土手に上がり、上流のほうへ進む(下の写真)。・・・が、この土手の舗装路はクルマも通る道だ。自転車道でもそういう区間が有る所も多いが、ちょっと雰囲気が違うような気がする。ここまでの加古川右岸自転車道は、如何にも自転車道らしいラインがアスファルトに書かれていたのだが、それは全く無い。
川の眺めは良いんだけど・・・。
持っている地図は単車用のMAPで、加古川右岸自転車道も記載されてはいるものの、細かい分岐はよく分からない。しかし、周りの景色と地図を比較したり、くぐってきた橋と照らし合わせると・・・・。
「コースアウトしている・・・行き過ぎた。」
加古川右岸から離れるポイントを確実に行き過ぎている。本来は加古川右岸に合流している西川、そしてその西川の上流に更に合流している権現川沿いに自転車道が繋がっている。その両方の川とも随分と離れた位置に来てしまっている。今いる所は加古川市上荘町のようだ。
そういうわけで、加古川右岸から分岐するポイントまで引き返すことにする。勿論、上荘町から直接に権現川に出、途中から自転車道に再合流する手も有るが、出来るだけ自転車道をトレースしたいので、引き返すことにした次第。
先ずは「池尻橋西詰」付近まで戻る(下の写真)。
携帯している地図だと、池尻橋のやや下流辺りで、加古川右岸から自転車道は離れていくようだ。
池尻橋をくぐり、橋の下流側の土手に一旦上がってみる(下の写真の上段)。ここに自転車道が見つかれば良いのだが・・・。
どこかで自転車道と加古川右岸の分岐ポイントが有る筈だと考え、土手の上を下流側に進む(上の写真の右下)。
暫くして途中に車止めのゲートが有り(上の写真の左下)、その横を抜けて先に進んだが(上の写真の左下の紫色の矢印)、土手の舗装路は行き止まり。途中で強引に河川敷やその反対側に降りる舗装路さえ無い(階段くらいは有るが)。
もう一度車止めのゲートまで戻り、その近くの下り坂、川とは反対側に降りる坂を下ってみる(上の写真の左下の黄色の矢印と下の写真の上段)。
すると、降りた所の突き当りで自転車道に再合流(上の写真)。上の写真の「A」~「B」に加古川右岸自転車道が通っている。志方東公園方面は「A」のほうだ。つまり、「B」のほうに、加古川右岸から自転車道が離れていくポイントが有るというわけだ。
その“ポイント”を確認することよりも先に、「A」のほうに進み(上の写真の左下の黄色の矢印)、先に「志方東公園」まで行くことにした。折り返して戻ってきた時に「B」を進み、その問題のポイントを確認することにした。
で、志方東公園を目指す。残り12.7kmか・・・(下の写真の上段)。時刻は12:15頃。
西川左岸沿いを進み、上の写真の水色の橋(名まえは?)で西川を横断し、右岸へ。
すぐに、今度は県道79号を横断(下の写真に黄色の矢印)。横断歩道や信号は無いので、子ども連れのファミリーサイクリングでは注意。
県道79号は西川左岸へと橋を渡るが(上の写真の右下)、自転車道は西川右岸のまま(上の写真の左下)。「地蔵寺参道」の石標が立っていて、その横を真っ直ぐ進む。上の写真の左下の黄色い矢印の先に、一段高い歩道の様な道が見えるだろう。あれが加古川右岸自転車道の続き。
西川沿いを進む(下の写真)。
自転車道らしい道だ。
まぁ、ちょっとは民家の横も通るが(下の写真)。
ノンビリと進む。
途中で何度か一般道を横断するので左右に注意。
左斜め前方に見えるのは「飯盛山」かな。
ここも何気に咲いている菜の花が綺麗です。
春の色ですな~。
もっとももう4月の下旬だけどね。にもかかわらず、こう感じるのは、やはり春先の低温の異常気象のせいかもな。
写真を撮らなかったが、途中に一般道の「西山中央橋」を渡る時に、自転車道から外れないように注意。「西山中央橋」を渡ってすぐに右折しないといけない。そのまま真っ直ぐ進むと県道65号に出、自転車道を見失うことになる(復帰はしやすいが・・・)。
「西山中央橋」を渡って右折したら自転車道に戻るのだが、すぐに県道65号を横断し、その先に続く自転車道に入る。詳しくは、この記事の終わりのほうに載せてあるリンク先の地図で確認してくださいな。
やがて民家よりも田畑が多くなってきた。山里っぽいですな。
切り通しの壁が良い感じ。
この辺り、写真には写っていないが、右手のフェンスの向こうに「権現川」という川が流れている。今、「権現川」の上流の方角に進んでいる。そこに「権現ダム」が有る。自転車道は終点の「志方東公園」に到達する前に、「権現ダム」のダム湖「権現池」を半周するコースになっているのだ。
で、見えました~。「権現第一ダム」(下の写真)。
ちなみに「権現ダム」には「権現第一ダム」「権現第二ダム」「権現第三ダム」と三つのダムが有る。その三つのダムによって「権現池」というダム湖が出来ている。
道なりに進んでいくと、権現第一ダムの正面に着く(下の写真)。
グランドが有る。少年野球の試合中のようだ。
ダムには階段が有るが、ここを登ってはいけないとのこと。どっちみち行かないけど。
ダムに向かって右手に自転車道が続いている。
ダムの上、ダム湖に続いているようだ。
勿論登り坂になるが、九十九折れのため、勾配はとても緩い。
ママチャリ系の、いわゆる“シティーサイクル”ってやつでも登れるだろう。
楽に登っていけます。
登っている途中で、先程のダムの手前の自転車道の周りの田園風景が見える(下の写真)。
下を覗いて、登ってきた九十九折れの自転車道を見る(下の写真の左と右)。
だいたいの様子が分かるでしょ?
綺麗なコースだ。
ダムに対する目線も上がってきた(下の写真)。あのダムの上まで行くわけ。
もうすぐですな(下の写真)。
この辺りで右手には一般道の県道79号が走っているのだが、県道79号を登リ降りするロードバイクを何台か見掛けた。確かにロードバイクならば、この自転車道の緩い勾配の登りよりも、もう少しキツイであろう、ほぼ直線的にダム湖に登っていく県道79号のほうを選ぶだろうな。その方が負荷が掛かって練習になるし、距離は短くなるのでサクッと上に上がれるだろう。自転車道でチマチマ上がりたくないってところだろうか。・・・ま、僕はノンビリな小径車なので自転車道で登ります。
で、「権現第一ダム」の上に出る。時刻は12:45頃。
フェンスが有るためにダムの上へクルマは入れないが、歩行者と自転車は脇の車止めから入れる。
ダムの上をちょっとポタリング。
でも対岸は自転車道ではないので途中まで、とする。今回の前提は“自転車道のトレース”であることに固執するってわけ。
下流側を覗く。先程のダムの前のグランドが見える(下の写真)。
その隣に、先程登ってきた九十九折れの自転車道と、さらに隣に、真っ直ぐに登る県道79号が見える。
グランドの向こうには、ここまで走ってきた権現川沿いの自転車道と、対岸の県道79号、その両脇に広がる田園風景が見える。良い眺めだ。
ちなみにダムの説明を下の表で示す。
これから行く、第二ダムと第三ダムも記載してある。
河川名 | 加古川水系 権現川 | ||
所在地 | 加古川市平荘町外 | ||
目的 | 工業用水 | ||
完成年度 | 昭和56年度 | ||
管理 | 兵庫県企業庁 | ||
関連工水事業名 | 加古川工業用水道事業 | ||
ダム形式 | (第1ダム) ロックフィルダム |
(第2ダム) ロックフィルダム |
(第3ダム) ロックフィルダム |
堤高 | 32.6m |
11.6m |
22.6m |
堤長 | 357.4m |
18.0m |
255.0m |
堤体積 | 856,400m3 |
30,200m3 |
277,000m3 |
流域面積 | 6.52km2 | ||
湛水面積 | 1.01km2 | ||
総貯水量 | 11,120,000m3 | ||
有効貯水量 | 11,000,000m3 | ||
兵庫県工業用水開発量 | 300,000m3/日 |
(「兵庫県ホームページ/権現ダム」より抜粋)
ダム湖の「権現池」側のダム(下の写真)。
ではダム湖「権現池」の景色を・・・。
期待通りの良い眺め。
ダム湖って“間違いない”景観地ですな。
権現池の東岸に県道79号が通っている(下の写真)。ただし、県道79号は1km弱走るとダム湖から離れていくようだ
緑色系のダム湖も多いが、ここのダム湖の色は青色が強めだな。
綺麗な色だ。水も空も綺麗な青色。
先程書いたように、県道79号はすぐにダム湖から離れてしまうが、自転車道はダム湖畔沿いに走っている(下の写真)。あとであそこを走るわけ。楽しみだ。
ちょっと立ち位置を変えると、向こうに「権現第二ダム」が見える(下の写真)。あのダムの上にも自転車道が通っているようだ。
では、自転車道の続きを・・・。
権現第一ダムの上から出て、自転車道に戻る(下の写真)。これから権現池の東半分くらいの半周をすることになる。
左手に権現池。右手は県道79号。ここでも県道上にローディーさんを見掛けた。
左手にダム湖を流しながらノンビリと進む。
「権現第二ダム」が見えてきた(下の写真)。
それにしても良い眺めですな~~。
え!?「前回のサイクリング記事「丹波氷上~朝来多々良木サイクリング 2010.04.10」もダム湖だったのでは?」って?そう言えばそうですな。別にダム・マニアではないんですけどね~。
「権現第二ダム」に到着(下の写真)。
左折し、ダムの上の自転車道を引き続き進む(下の写真)。
ちなみに、右手に並走していた県道79号は、ここから権現池を離れ、真っ直ぐに北上していく。東側の湖畔沿いの道は自転車道だけになる。
釣りをしていますな。
さて、先へ。
路面は綺麗。ダム湖沿いの道って、落石や落ち枝が多い場合が有るが、ここは殆どそういった所が無い。
他の自転車乗りや散歩の人を見掛けるが、ごくたま~に・・・といったところ。
どうよ?ここ。
走りたくなりません?
ポタリングしたくありません?
非日常に癒されたくありませんか~~?
癒されるよ。この景色。
この道!
やがて「権現第三ダム」に到着。
ここでもダムの上を自転車道が通っている。
権現池と反対側の風景(下の写真)。こちらの田園風景も良いな。
丁度今、権現池東半分の真ん中辺りだ。
ダムを渡り終え、先へ。
まだまだ続きます。
ここからは、権現池との間に木々が多くなる。林の中の道を進んでいる感じ。
まぁ、湖ばっかりよりも、“口直し的”で良いね。
下の写真のようになると、ダム湖がまた左手に見えるようになる。
遠くにダムらしい物が見えるが(下の写真)、第四ダムではない。権現ダムは3つまで。あれは、堰のようなものかな。
引き続き快走路♪
ここまで殆どがフラット。
ここは、坂の苦手な人でも全く苦にならず、気持ち良く走れるだろう。
途中に休憩所も有るし・・・(下の写真)。
休憩所から対岸を見る。
向こうの湖岸にも道が走っている。あれも自転車道のようだ。
では、あちらへ~~。
やがてトンネルの様な物が見えるが(下の写真)、トンネルには入らない。
トンネルの手前でカーブ。
ぐるりと回って・・・・。
方角が180度変わる。
もっとも折り返したというわけではない。湖岸の地形上、一旦、方角が逆になっただけ。つまり、権現池は結構入り組んでいるというわけだ。
湖が細くなっている感じ。
まだ続くぜ~~。
まだまだ続くぜ~~。
湖も続くぜ~~。
気持ち良いね~。
ボートだ。
釣りをしているようだった。
ダム湖の遊びは、やはり釣りかサイクリングですからな。
暫くすると対岸に道が見えなくなる(下の写真)。あちらの湖畔沿いには自転車道は無い。ただし、湖の西側に全く道が無いわけではなく、もう少し南に下がった所から、東側と同じような道が有る。ただしそれは自転車道ではなく、一般道。勿論通行しても問題無い。が、今回は自転車道のトレースを前提としているので、あちらには行かない。湖の西側は走らずにパスするつもり。
そういうわけで、暫くすると権現池から離れ・・・。
権現池に注いでいる権現川沿いの道になる。
権現池から離れていく。
向こうに「山陽自動車道」が見える(下の写真)。
田園風景が広がる道を進む。凄い直線路ですな。
山陽自動車道の下をくぐる(下の写真)。
すると一般道に出る。下の写真の黄色の矢印の根元から出、左折して県道118号に入る。
ここからは、自転車道を示す標示板も無く、路面に自転車道らしいラインや表示も無い。普通の道の様相だ。でも、終点の「志方東公園」はこの辺りには無く、この県道118号の先に有るようだ。従って自転車道もまだ続いているということだろう。
クルマはそこそこ通るが、快適な道だ。
暫くすると、山陽自動車道の下を再びくぐり・・・、
加古川右岸自転車道の終点「志方東公園」に到着。時刻は13:45頃。
公園内に入ってみますか・・・。
なかなかいい感じの公園だ。結構人がいて賑わっている。
お!遅咲きの桜ですね。
4月下旬でも満開ですね。
見た目とこの開花時期からして、おそらく“菊桜”ではないでしょうか。
桜も綺麗だが、芝も綺麗。
この公園は戦前、競馬場としてにぎわい、戦時中は軍隊が駐屯。戦後はブドウ畑として地場産業に貢献したそうだ。現在は、テニス、サッカー、グランド・ゴルフ、野球場を兼ね備えた総合公園となっている。
ところで、志方東公園に加古川右岸自転車道の終点を示すような道標や案内板が無いか探したが、見当たらず(残念)。有るんだろうか?元々無いのだろうか・・・?
次いで、公園とは県道118号を挟んで反対側に有る、池の前に行ってみる(下の写真)。
7つの池が連なっているそうなのだが、パッと見で分かり易いのは、4つくらい。残りは、志方東公園からちょっと離れていたり、山陽自動車道を挟んで向こう側に有ったりで、分かりにくい。
「上ノ池」「下ノ池」「平池」「新池」・・・と、それぞれ名まえが付いている。
写真がどの池なのか・・・分からないのですが~(^^ゞ
でも静かな池。
他にも木々や山に囲まれ、志方東公園界隈はなかなかいい感じ。
さて、この池の辺りでも、自転車道の終点を示す案内板を探してみたが、見つからず・・・。先のほうを見ても(下の写真)、県道118号が続いているだけ。
まぁ、何にしても終点に着いたことは着いただろう・・・。
時刻は14:00頃。では、折り返して、加古川右岸の播州大橋まで戻りますか~。
そこからまた姫路明石自転車道に戻るつもりで・・・。
折り返しの復路では、写真撮影は殆ど無し。権現池周りでも下の写真くらいしか撮らない。
往路では写真を撮るために度々止まっていたので、復路では“走り”と“景色を流すこと”を楽しむ。
写真を撮らないと進むのが速い、速い。“走り”と“景色を流すこと”という本来のサイクリングを大いに楽しむ・・・。やはりそれが気持ち良い。爽快な気分。
で、権現池東湖畔、権現川を経て西川沿いまで戻ってきた(下の写真)。
あの加古川右岸でコースアウトした後、無理やり復帰した際の、自転車道との合流地点だ(この写真の場所の“B”→http://katze-tasteful-life.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2010/05/05/20100425ride_138.jpg)。ここを進めば、加古川右岸のどこでミスコースしたか分かるだろう。西川沿いを下流方面(加古川との合流方面)に向かって進む(下の写真)。
程なくして県道79号の歩道兼自転車道になる(下の写真、右手の道が県道79号)。
程なくして「升田堤」に到着。自転車道は土手上に有る。
下の写真の橋・・・渡った憶えが有る。渡ったらミス・コースだったわけだ。
「升田堤」
加古川の右岸、東神吉町から米田町にかけての堤防は、かつて「升田堤(ますたつつみ)」と呼ばれていました。これは万治元年(1658年)に姫路藩主・榊原忠次が築堤したもので、現在の堤防の基礎ともなっています。古くから加古川の流れはこの辺りから東西二つに分かれており、参勤交代の大名や旅人は二つの瀬渡しで難儀し、地域の人々は毎年のようにおこる水害に苦労していました。忠次はこの二つの流れの間に堤防を築いて流れを一つにし、かつての河床に新田や畑を開くことを決め即座に工事を実施に移しました。なぜなら当時、度重なる水害による被災者救済や石高の低下が藩の財政を圧迫し、築堤による治水と新田開発に大きな期待をかけていたからです。こうして藩の命運をかけた「升田堤」には人員延べ60万人を動員、工期は約1ケ月余りという驚異的な規模と速さで完成し、開墾した新田は藩に大きな利益をもたらしましたが、水害は完全に防ぐ事はできなかったと伝えられています。
(「ごくらくや―加古川探訪」より抜粋)
さて、「升田堤」に水色の橋がかかっている(下の写真の上段)。この橋は歩行者と自転車しか通れない様に(下の写真の左中段)、車止めが有る。橋を渡るためには下の写真の“A”を進んで左折する。しかし自転車道は“B”のダートのほうに進むようだ。
“A”に登ると、橋を渡るしか無く、“B”の道に降りるためには階段を降りるしかない(上の写真の右下)。だから“B”が自転車道だと思う。ダートと書いたが、それもごく僅か。ロードバイクでも乗って通過できるであろう。
で、“B”を抜けると、加古川河川敷に降りる道に出た(下の写真)。
ここでミスコースしたわけだ。土手に上がらずに、そのまま河川敷の道を進んでしまったのが間違いの始まりだったわけか~。
下の写真の水色のアーチ型の橋を見たら、手前で土手に上がりましょうね。
これでミスコースをした場所も分かり、すっきりした。
では、ここからまた往路の逆走。加古川河川敷の道を下流に向かって進む。
程なくして「播州大橋」に到着(下の写真の上段)。時刻は15:10頃。これで加古川右岸自転車道の往復終了。
ここから姫路明石自転車道に復帰して姫路を目指すわけだが、前に書いたように、その姫路明石自転車道は播州大橋界隈では本来、下の写真の紫色の矢印のように辿る。
しかし播州大橋にわざわざ入るのが面倒なので、上の写真の黄色の矢印のように土手から階段で県道79号に降り、県道を横断。そして左折。
播州大橋の下をくぐり抜けて県道79号沿いの自転車道に入る(下の写真)。
加古川の下流の方角に向かう。
山陽新幹線の高架が見えてきた(下の写真)。
新幹線の高架下へ右折して入る。
・・・出ました。また新幹線高架下の歩道兼自転車道。
地図を見る限り、もうあとは殆どこんな道。
何回か川を渡るのだが、その時だけ高架下からいったん離れ、別の橋で渡り・・・(下の写真の上段)。
また高架下へ~~(上の写真の下段)。
度々出くわす段差を避けたいのなら(普通避けたい)、車道走行のほうが快適でしょう。
歩行者や自転車には殆ど出くわさない。何よりも迷惑駐輪や歩道に乗り上げての迷惑駐車が無いのはとても良い。
ただ、こういう単調な道だと、何となく機械的に走るだけの状態になっちゃいますな。
別所付近で、幡但連絡道路と新幹線が交錯する所がちょっと複雑かな。
下の写真のように高架下から県道399号の天川橋を渡り(下の写真の上段)、天川右岸に右折して入る(下の写真の下段)。
天川右岸沿いを進む(下の写真)。
単調な新幹線高架下の道から脱出できた、と思いきや・・・。
すぐにまた高架下に戻ってしまった~。
で、唐突に“明確な”自転車道が終わる。一旦自転車道のラインが消えても、国道312号の上を通過したら(下の写真の新幹線の下をくぐる国道)復活するのかと思っていたが、新幹線高架下の先に自転車道は無い。ちょっと迷走した結果、この国道312号が自転車道の続きのようだ。
そういうわけで、下の写真の上段に“自転車道らしいマークはここで終わり”と示してある、何でも無い地点が“明確”な自転車道のラインが有る最後の地点。御着駅の近くだ。
で、前述のように、左折し、回り込むようにして、地下にもぐる国道312号の歩道に入って進む。これが自転車道の続きらしい。勿論、自転車道で有ることを示すものは何も無いのだが・・・。
程なくして国道2号と合流。今度は国道2号の歩道が自転車道らしい(下の写真)。国道2号は姫路市では二つに分裂しているのだが、これは姫路城近くを通る北寄りの国道のほうだ。
こちらの国道2号は、姫路市街地を通過するので交通量が多いのだが、道幅が広く、路側も結構余裕が有るので、歩道走行よりも、自転車本来の車道走行のほうが快適。そこで、ここでは車道走行に切り替える。ノーヘルなので、ちょっと心配だが・・・。ちなみに、市の中心部に近づくほど、車道の幅に余裕が出て来て走り易い。
そうなると、どうしてもクルマの流れに乗ってしまうので(もちろん同じ速度で走っているわけではない)、姫路明石自転車道の終点(起点?)とされている花田町一本松を、写真撮影どころか止まることなくうっかり通過してしまった~。
・・・まぁ、しゃあない。
で、JR姫路駅近くで県道219号に移り、そのあとは適当に一般道を繋ぎ、姫路駅北口に到着(下の写真)。ここでゴール。時刻は16:45頃。
駅前は日曜日の午後で人がいっぱい。
駅の片隅で自転車をそそくさと輪行袋にパッキング。
あとは、以下のようにして吹田駅まで輪行。
姫路
| 東海道・山陽本線快速
| (野洲行)
| (右の写真)
| 16:57-17:40
西明石
| 東海道・山陽本線普通(京都行)
| 17:53-19:19
吹田
新快速を使ったり、大阪駅までそのまま快速に乗って、大阪駅で普通列車に乗り換えたほうがもっと早く着くのだが、三宮駅で快速や新快速には乗客がたくさん乗りこんできて大阪まで混む。なので、それよりも手前の西明石駅でガラガラの普通列車に乗り換えた次第。勿論、普通列車も三宮駅辺りで乗客が多くなるが、快速や新快速よりも随分とマシだ。その代わりに時間はかかる。でも時間よりも快適性を選んだわけ。
で、ほぼ定刻通りに吹田駅に到着。
自転車を組み立て、自宅まで走り、19:45に無事帰宅。
こうして姫路明石自転車道と加古川右岸自転車道の両方を繋いだコースを走り終えたが、走り易さと景観の両面から比べると、トータルでは後者のほうが良かったと感じた。
姫路明石自転車道は前半の海岸沿いがとても素晴らしく、そこだけをピックアップすれば、加古川右岸自転車道に勝るとも劣らないのだが、そのあとにずっと続く新幹線高架下の歩道兼用自転車道が単調で退屈なので、マイナスなイメージを持ってしまった。ただ、子ども連れのファミリー・サイクリングとしては、あのような道は安心だと思える。そうではないスポーツ系自転車に乗る大人であれば、その下の車道走行か、あるいはもっと車道が走り易い道を選択するべきだろう。ロードバイクであの高架下の歩道を走るのは逆に辛い筈だ。
加古川右岸自転車道は、全体的に“自転車道らしい”道で、起点の高砂海浜公園,加古川右岸,西川・権現川沿い,権現池,終点の志方東公園・・・と全体的に良い景観が続くので単調にならず、コース全般に渡ってサイクリングを楽しめると思う。
距離は予想を上回り、110km程になってしまった。明石駅から姫路明石自転車道に入るまで迷走気味に走っていたし、加古川右岸自転車道では思いっきりミスコースして戻ったり迷走したりし、吹田駅と家との間もそれなりに距離は有るので、こうなったのだろう。
まぁ、殆どがフラットだったし、ノンビリとしたポタリングだったので、たいして疲れはしなかったので良し。翌日の仕事に影響は無かった。
まぁ、全体としては楽しくノンビリと走ることが出来たポタリングだった。基本的には、このコースはファミリー・サイクリング向けだと思う。
コース概略/自宅→JR東海道本線・吹田駅~(輪行)~明石駅→県道60→明石市本町・材木町・大観町→大観橋→望海浜公園→姫路明石自転車道→播州大橋→加古川右岸自転車道→海浜公園(折り返し)→加古川右岸自転車道→加古川河川敷公園(ミス・コース)→加古川市上荘町付近(ミス・コース,引き返し)→池尻大橋→加古川右岸(ミス・コース,引き返し)→姫路明石自転車道(西川沿い→権現川沿い→権現池→県道118)→志方東公園(折り返し)→加古川右岸自転車道→播州大橋→姫路明石自転車道(→姫路市四郷町(御着)→国道312→国道2→姫路市花田町・一本松緑地前)→国道2→県道219→JR山陽本線・姫路駅~(輪行)~JR東海道・山陽本線・吹田駅→自宅
(地図→クリックしてください (拡大可。青色と赤色のラインが走った所,青色のラインが自転車道))
走行距離/112.37km
走行時間/7hr09min
平均速度/15.73km/hr
最高速度/38.43km/hr
Small Bike積算距離/1305km
全Bike積算距離/18375km
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Comments
私も2度姫路明石自転車道
明石~江井ヶ島まで走行したことがあります。
あの海沿いの道、途中わかりにくい部分も
ありますがロケーションは何も言うこと
ありません。
それ以降は私自身未走破ですけども
写真で拝見した限りのんびりとしたポタなら
満足度が高いコースだと思いました。
(特に権現池周辺は天気のいい日に
チャレンジしてみます。)
それと余計なお世話で申し訳ありません。
次回行かれる機会ありましたら
加古川のカツ飯を食べに行くのも一つの楽しみとして良いのではないでしょうか。
アドレス貼っておきますね。
http://www.hotkakogawa.com/katumeshi/index.htm
« 投稿: 輪夢(rimu) 2010年5月13日 (木) 15時50分
ポタリングしたい~、非日常に癒されたい~!
空も海も木々も花ももうすっかり春、いや初夏の感じの色ですねー(^◇^)
どの写真も絵葉書のようで!
明石焼きは食べなかったんですね???
好きなもんでつい聞いてしまいました(__)
淡路島はスイセンの咲く季節もいいですよねー。
一度だけ車で行った事があります(遠い目してます)。
« 投稿: あさたろう 2010年5月13日 (木) 21時05分
輪夢さん>
フフフ、さすがに良い所はご存知の様ですね。
明石~江井ヶ島間は良いですね。
権現池周りも今度走ってみてください。
お薦めです。
カツ飯情報ありがとうございます。
カツ飯以外にも、加古川周辺ってポタリングの題材になりそうに思えました。
« 投稿: Katze 2010年5月13日 (木) 23時42分
あさたろうさん>
明石焼きを食べないといけなかったですね。
スタート地点ではなくて、ゴール地点が明石だったら食べたかも。
でも、どうやら僕は旨い食べ物屋を嗅ぎつける嗅覚が無さそうです。これまでのサイクリング記事に店で食べている場面は数えるほどしか無いですし(^_^;)
淡路島はスイセンの咲く季節もいいですよねー>
そう聞きますね。次に行く時にはその時期が良いかな~。
« 投稿: Katze 2010年5月13日 (木) 23時45分
青い海、青い空の下でのポタリングって最高ですね。
本当に気持ちよさそう~!
私もこんな道、走ってみたくなりましたよ。
あ。そちらでもまだ桜が咲いているんですね。遅咲きですか。
こちらはといいますと、車で1時間程の距離の市町では咲いているのですが、そこより北へ位置する私の町や隣町では全く咲いてないんですよ~!
今年は開花遅すぎる~!
« 投稿: MariRose 2010年5月14日 (金) 18時10分
MariRoseさん>
北海道のほうが走ってみたくなるような所がも~~っとたくさん有ると思いますよ~。憧れの地です。
こちら近畿も五月初旬まで遅咲きの種類の桜が咲きますね。もう、今は殆ど散ってしまったと思いますが・・・。
いずれにしても今年は寒かったですね。でも今でもなんと明日の大阪の最低気温は10℃!インコのためにここ数日夕方~明け方まで暖房をかけています。5月なのに・・・(・_・;)
« 投稿: Katze 2010年5月14日 (金) 21時28分
今回は潮の香りがしました、嬉しいです
どこの何に乗れば乗客が少ないとかそういう事を前もって調べて乗れるから羨ましいです^^
電車とか唯一車窓を楽しみたい乗り物なのに混んでいるとガッカリしますよね~
海もだけど、空も美しい画像でいっぱいでしたよ
海水浴の前の静けさ。。そんな海でした
また夏が来るんですねぇ~~☆
« 投稿: はな 2010年5月18日 (火) 12時26分
はなさん>
海、お好きなんですか~(^^)
自転車ですとどうしても山が多くなりますが、海沿いもたまには走りたくなります。
海水浴シーズンは海沿いの道は混みますので、今が走り時です。
« 投稿: Katze 2010年5月18日 (火) 21時48分
空と海の色がものすごく綺麗ですね~。
お出かけ日和という感じです。
春と夏の季節の変わり目って感じでいいですね。
明石って良いところですね、行って見たいです。
« 投稿: しましま 2010年5月18日 (火) 23時49分
しましまさん>
そうなんです。まさにお出かけ日和でした。
週末の休みが日曜だけだけだったのですが、出掛けて良かったです。
明石は、淡路島とセットで観光するといいと思いますよ。
« 投稿: Katze 2010年5月20日 (木) 20時34分
初夏の香りが漂ってくるような風景の色、空気感・・・
爽やかさが伝わってきました(^^)
そんな中、ちょっとのんびり屋さんの菜の花が
咲いてたり~ほのぼの♪
淡路島は、昨夏の四国~関西旅行の際、
車で縦断しましたが、通過しただけだったので
私もいつかじっくり見てみたいなぁ~
と思いました。
いいところみたいですね。
それと本場の明石焼きを食べてみたい!
明石焼きって食べたことないんですよ~~
ずーずーしいオバチャンな私は昔、
遅刻しそうになって博多駅の構内を
チャリ押し歩きした前科モノ(?)です( ̄▽ ̄;)
« 投稿: kgひろこ 2010年5月24日 (月) 08時45分
kgひろこさん>
あ!そうでしたね。関西~四国旅行に行かれましたね。
今度は淡路島もゆっくり観光してみてください
(ぼくも1回しか観光したことが有りませんが~(^^ゞ)
« 投稿: Katze 2010年5月25日 (火) 20時05分
姫路市住在 中一です
。前、姫路から神戸までサイクリングしたとき、姫路明石自転車道通ったんですが、同感です。本当に退屈ですよね。住宅街ばかりで、景色もさほど変わらないし・・・
でも今度、姫路から大阪までサイクリングしようと思っていて、又あの退屈道 を 走る予定です。退屈だと思いますけど・・・
« 投稿: kazu0710 2012年11月27日 (火) 18時51分
kazu0710さん>
はじめまして。
ご訪問とコメントありがとうございます。
姫路→大阪ですか~。なかなかの距離ですね。
でも距離以上に交通量の多いほうがたいへんそうですね。
退屈でも自転車道を使うほうが身を守るのには良いかもしれませんな。
お気をつけて楽しんできてください。
« 投稿: Katze 2012年11月27日 (火) 20時08分