大阪北摂・山道サイクリングXI 2011.01.15
年月日/2011年1月15日
バイク/Trek Fuel Ex8 MTB (Full Sus.)
目的/主にIK市のHB山のトレイルを軽く走るだけ。
内容/
(記載のハイキングコース・自然歩道・山道等について、あからさまに場所が特定されるような表現、並びにネット検索で容易にヒットされるような語句を避けました。コメント欄への書き込みの際にも、この点をご配慮ください。)
この日は、午後が近畿の殆どで天気が雨か雪の予報だったので(実際には大阪は曇り程度で済んだ)、輪行ではなく、近場の山で午前中だけ山サイをしちゃおうと思い、お馴染みのIK市のHB山に向かうことにする。時間と天気次第で、更に付近の巡視路もちょろっと走ろうかとも・・・。
自走なのでフルサス・油圧ディスクブレーキ仕様のTrek Fuel Ex8 を選択。まぁ、HB山だけを走るにはちょっとやり過ぎ(ハードテイル位が丁度良い)だが、自走時だけに使っているので、こういう時に使わないと、乗る機会が減っちゃうので・・・。
自宅を6:00ちょい過ぎに出発。
概ねいつものルートで向かう。しかしながらHB山の麓、新興住宅地のSTの開発が着々と進行しており、最後に来た一年前の「大阪北摂・林道山道サイクリングⅢ 2010.01.03」とは何となく風景が変わっているように見えて、道を間違えたりして、STの中に暫しトラップされる。
ようやく8:00にAIの集落に到着(下の写真)。ここ数年のSTの開発でどんどん山が削られていく中、この集落は何とかまだ以前のまま。でも、もうすぐそこまで土地の造成が迫っているけどね。
で、激坂区間の開始。
民家の間の激坂の道が続く。
未だかつて乗って登ったことが無い。勿論今日も押し歩き。おそらく今後もそうだろう。
空に向かって行くような激坂ぶりだ。
集落の屋根が並ぶ(下の写真)。その向こうに削られた山肌が見えているが、5年前はまだ木々で埋まっていたよ。
民家の間の道から切り通しの道へ(下の写真)。
しかし激坂は変わらず。
ひたすら押す。
やがて田畑の前に出て、グッと勾配が緩くなる(下の写真)。
勿論乗って進む。
冬の田畑(下の写真)。冬らしい状態ですな。
道のほうはコンクリート舗装。
それがダートに変わる頃、左手に分岐(下の写真の右下)。左手はHB山自然歩道だ(下の写真の左下)。
さて左折。
急坂を登るとすぐに右手に急勾配の道が上へ伸びている(下の写真)。
HB山山頂へ向かう道らしいが、何回もここに来ながら一度も山頂に行ったことが無い。
「またいつか」「またいつか」・・・と言いながら、未だに登ったことが無い。
今日はHB山メインの山サイなので、折角だから行ってみよう。
急斜面をMTBを押し上げながら進む。
とても乗って登ることなど無理。“坂”と言うよりも“斜面”と言うべきだな。
そこそこしんどいですな。
・・・まぁ、幅が広くてただの土の斜面だから楽なほうだが・・・。木の枝が覆って岩場もしくは滑り易い赤土の斜面よりも楽。
上のほうが開けているような感(下の写真)。あの辺りが山頂か?
登っていくと・・・やがてフラット気味になり・・・。
HB山山頂に到着(下の写真)。6年目で初めて山頂に来たよ。
標高は299m。
皇族関係と思われる方の登山記念の石碑が立っている(下の写真)。
三角点は見つからなかった。どこかに有るのか・・・無いのか??
山頂からの南~西の方角の展望が良い。
天気が悪いので今いち。
写真では上手く写せなかったが、肉眼ではもう少しはっきりと見えるよ。
ゴルフ場が見えるな。その向こうはIK市街地だな。
こんなに眺望が良い所だと思っていなかったよ。木々に覆われて眺望の無いような山頂かと思っていた。
MO市とIK市の市境付近。大阪北摂東部の麓の街並みが良く見える。
・・・肉眼ではね(^_^;)
写真だとこの程度(下の写真)。僕の下手な撮影技術を少しでも補うために、もっと良いデジカメのほうを持ってくるんだった・・・。あっ、デジカメのせいにしてはいけませんな。
ちょと補給食タイムといきましょうか。テーブル(学校の机みたい)も有るし・・・。
どら焼きで・・・。
さて、少し休んだら再出発。
さっき登ってきた道から下に降りて、HB山自然歩道のほうを走ろうかと思っていたのだが、向こうにトレイルが続いている(下の写真)。
さっき登ってきた道は、上の写真の切株の辺りで左折して下っていくのだが、その向こうにトレイルが続いているので、折角だから行ってみることにする。この日は全て既走のトレイルを走ろうと思っていたのだが、山頂に上がったことで、ちょっとだけ新たなルートに入れそうだ。ただ、このHB山の地形からして、おそらく結局はHB山自然歩道のどこかに降りることになるのであろう。
いい感じだ。
緩い下り基調・・・ほぼフラットの穏やかなシングルトラックが伸びている。
フラットから下りになろうとするところで、下から上がってくるハイカーさんがチラリと見える。すぐにMTBから降りて隅に避け、近づいたところでご挨拶。挨拶を返してくれたので良し良し・・・。
このHB山はハイカーさんもよく通るので、要注意な山。ただ、低山同好会のようなハイカー集団は殆ど通らない。彼らのターゲットとして惹かれる山ではないようだ。ソロで山の自然を楽しむタイプのハイカーが殆ど。そういうハイカーさんのほうがMTBを割と黙認してくれる傾向にあると思う(だけどその好意に甘えちゃだめよ~ん)。
ちなみにここ(HB山自然歩道)、案外とMTBerも通るのよ(僕もその一人だが)。ネット上の複数の方のブログで何回か見かけたことが有るし、生MTBerにも過去1回出くわしたことが有る。見知らぬMTBerと山で出くわすって案外と無いものなので、1回でも出くわしたことが有るのなら、その山は割とMTBerが入ってくる山だと思っても良いだろう。
さて、話は戻って・・・。
下り開始。
写真では分からないだろうが急斜面。
木々の間をうねるようにして下る急斜面。このルートは初めてなことも有り、ここはリスク回避の押し歩きにすることにする。怪我をしたら大変だからな。来週は重要な出張が有るので、怪我をして休むようなことになるとヤバいんですわ。
・・・と言い訳してしておこう(^^ゞ ホントは乗って下るのが怖いんです~~。僕の技術では前転しそうだ。それに下からハイカーさんが登ってくることが分かったから、そこで急に止まれそうにないしね。ハイカーさんの通るところでDHはNGよ。
前転もそうだが、たぶん僕なら、乗っていたら木に引っ掛かるんじゃぁねぇ?
何となく踏み誤り易い箇所には、赤い紐が木に結ばれている(下の写真)。いつも頼りになりますな~・・・赤いテープは・・・。
暫くすると・・・。お!ここは乗って下ろう(下の写真)。
ここならハイカーさんが来ても遠くの段階から見えそうだし、この位の真っ直ぐな下りなら僕でもOK。
で~、楽しい下り。HB山で下りが楽しめたのは初めて。ま、ほんの・・・ほ~~んのちょっとの距離ですけどね。
で、降り立った所は・・・。
勝手知ったるHB山自然歩道だ(上の写真の下段)。この登山口の存在を今まで全く気が付いていなかったよ。
で、どうしようかな・・・・。さっき山頂に登り始めた時の登り口のほうまで戻ってみるか~。上の写真の右下、写っているMTBの向きとは逆のほうへ向かうことにする。今日は既走路でいいから単に山のダートを走るだけにしようと思っていたので、登り口まで戻って、また折り返して・・・というかたちでいいや。
写真もそれ程取らなくても良いしね。ここはこれまで何度も載せているからな。その分、走りに集中だ。
でも撮ってるし~。
ついつい撮りたくなっちゃう。だってこんなお気楽なトレイルだし~~。
で、割とすぐに先程の登り口に到着(下の写真の左下)。下の写真の右上が、さっき山頂に登っていた斜面ね。
そのまま真っ直ぐ進むと、山から出ちゃう(上の写真の下段)。ここで折り返し。
お気楽トレイルを進む。
ここHB山自然歩道はほぼ100%の乗車率だからね。山への突入時にちょっと押さないとキツイ箇所が有る位。
ウハウハです。
で、さっきの山頂からの下り口にまた戻ってきた(下の写真の上段)。
ここでアクシデント!上の写真の上段の撮影の直後に、MTBが滑るように倒れ、ペダルを接触させていた木の棒(上の写真の左下)の上に、ボトル・ケージが当たるように倒れ込んだらしく、ボトル・ケージが壊れた(上の写真の右下)。ボトル・ケージを止めていたボルトを残して、ケージが変形して半分外れ、割れた。・・・・壊れた・・・・(T_T) さっきも撮ったんだから止めときゃ良かった・・・と思ったが後の祭。カーボン製だったから壊れたんだな。金属製だったらちょと変形する位で済んだだろうに・・・。
・・・ま、MTB本体やメカにダメージが無かったのが不幸中の幸いだな。
でもやっぱり、気持ちはちょっとブルー。こういう時は無理をして乗るとロクなことは無い。また次のアクシデントやトラブルを引き起こすことも有る・・・というのがマイ・ジンクス。なので、あとは、HB山自然歩道の端まで行ったら、折り返して帰ることにしよう。そのあと先に進んでも、まだ暫く既走のトレイルだしな。更にその先に未走のトレイルの心当たりが有るのだが、今日は帰ろう。このアクシデントも「今日はもう帰った方がいいぞ」という啓示かもな。
で、先へ。
ウハウハなトレイルが続く。
でも、今日は“アハ”無しね。
ちょっと凹気分だから。
でも良いトレイルであることには変わり無し。
でもな~、何か以前はもうちょっと荒れていたような気がするんだけどな~。なんか綺麗にされちゃった感が有る。気のせいかな??
で、少し下って・・・。
湧水でヌタヌタの泥区間を抜け・・・フェンスの有る小道を進む(下の写真)。フェンスの向こうは沼。
で、開けた所に出る。
HB山の北東の方角辺り。
かつてここから里山と木々の風景が見られたのだが・・・。山が削られちゃって、かつての景観は壊れちゃったな。
時刻は9:30。さて、ここで折り返して帰りましょう。
来た道を戻る。
サクサクっとね。ボトルケージは壊れたけど、トレイルの良さが少し癒してくれる。
山から出る(下の写真)。
で、このあと、どんどん集落のほうへ進んで行ったら、さっきの激坂区間で、小型ショベルカーやダンプが狭い道に連なって、工事中の通行止め!朝はその気配すら無かったのに、ビックリ。しかしながら工事の方が僕を見掛けて、工事を中断して通してくれた。助かった~、ありがとう、って感じ。通してくれなったら、またHB山自然歩道を戻って、別の道から遠回りしなければいけないところだった。それにしてもあの激坂区間をあんな工事車両がよくもまぁ入っていったものだな。どこかもう少し緩い坂の道が有るのかもな・・・。
AIの集落から出たら、あとは来た道を逆に戻るだけ。ほぼ同じようなルートで帰り、11:15に無事に帰宅。
結局雨には降られなかった。
こうして、いつもの勝手知ったるHB山にチョロッと入るだけのつもりだったのだが、山頂に登って眺望を味わえ、新しいルートもちょっと見つけたし、そこまでは満足。
“そこまで”というのは、ボトル・ケージを壊した件が有るので、そこは凹気分。まぁ、ショップに新しい物を買いに行こう(この記事を投稿した時点ではまだ買っていない)。
それにしてもHB山自然歩道は超お気楽なロー・リスクのトレイルだな。つまらないと思うMTBerも多いだろうが、僕的にはそれでも楽しいよ。
(くどいようだが、あくまで“自然歩道”ですからね・・・。そこをわきまえて通る必要が有るな。)
そういうわけで、満足だがアクシデントの分でちょっとマイナスとなり、“まぁ満足”といった感じの山サイだった。
・・・さて、明日買いに行くか・・・・。
コース概略/自宅→淀川右岸河川敷・土手→府道x→B公園外周→府道y→IK市AI→HB山自然歩道→HB山山頂→HB山自然歩道→IK市AI→府道y→B公園外周→府道x→TS川沿土手→府道x→淀川右岸河川敷・土手→自宅
走行距離/51.08km
走行時間/3hr44min
平均速度/13.68km/hr
最高速度/記録エラー
Fuel Ex8 MTB(Full Sus.)積算距離/800km
全Bike積算距離/20090km
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Comments
ボトルゲージ残念でしたね。
ご本人および自転車にトラブルがなかっただけ、良かったと思うしかありませんね。
でも山中で動けなくなるようなトラブルを想像すると怖いですよね、一人だと・・。
« 投稿: angiras6 2011年1月16日 (日) 08時10分
angiras6さん>
はい。ボトルケージだけで済んで良かったです。
リア・メカが壊れたら大ショックでした。
山サイのソロはトラブルが有った場合のリスクが高いですが、大勢で入ると大迷惑になりますので、まぁ、せいぜい2~3人が無難でしょう。
« 投稿: Katze 2011年1月16日 (日) 08時31分
今年は初めてですね
katzeさーん、今年もどうぞヨロシクです
枯れ枯れした冬の山道の様子、深呼吸したくなるような風景に見とれてしまいました

気持ち良かった
赤いテープ=ちゃんと意味が有るんですね^^なるほど!
枯葉の道をずっと辿ると、「どんぐりとやまねこ」たちがいませんでしたか!(笑
« 投稿: はな 2011年1月17日 (月) 13時53分
ボトル・ケージの件は残念でしたね(>_<)
でもMTB本体とKatzeさんは無事で良かったです。
道も風景も良い感じです(^-^)
« 投稿: MariRose 2011年1月18日 (火) 20時54分
はなさん>
こちらこそよろしくお願いいたします。
赤いテープはハイカーや林業関係の人が道を間違えないように付ける目印なんです。前者の人は赤色が多いですね。後者の人は青色や黄色を使う人が多いように感じます。
「どんぐりとやまねこ」って宮沢賢治のやつですか~?
・・・って、読んだこと無いので知らないのですが・・・(^^ゞ
« 投稿: Katze 2011年1月19日 (水) 23時59分
MariRoseさん>
MTB本体とKatzeさんは無事で良かったです。>
ホント、自分でもそう思います。
登山というよりも散策するような道ですので、チャレンジ系というよりも癒し系の道です。良い風景に感じられるのも、そういう所からかもしれませんね(^.^)
« 投稿: Katze 2011年1月20日 (木) 00時02分
こんばんは。

今年2回目の山サイ、楽しそうですね。
でも、ボトルゲージはホントに残念でしたね
ブログを読んでる方に楽しんで見てもらおうとの思いで、写真を撮るうちに自転車が滑ってしまったのですね。
あまりご無理はなさらないように・・・。
お怪我が無くてホントによかったです
« 投稿: サムライ 2011年1月22日 (土) 21時29分
サムライさん>
撮影の時にこういう失敗ってたまにやってしまいます。風で倒れたりとか・・・。
以前、撮影ポイントを探すことに気を取られて落車して怪我をしたことも有りました。愚かでした。
懲りないんですわ~(^^ゞ
« 投稿: Katze 2011年1月23日 (日) 23時13分