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2012年10月19日 (金)

呉枯ノ峰ハイキング 2012.10.06

年月日/2012年10月6日(土)

山地名・地域/湖北

天候/曇り時々晴れ

目的/湖北の呉枯ノ峰(くれこのみね)に登って無住の古刹、管山寺を訪ねる。

ポイント/田上山城跡を経由して呉枯ノ峰に登り、下山の途中で管山寺に寄る。

内容/
今回は少しばかり遠くの山に行こうと検討とした結果、滋賀県の湖北に有る呉枯ノ峰と、その中腹に有る(呉枯ノ峰よりも有名な)無住の寺、管山寺に行くことにする。
行程としては先に呉枯ノ峰山頂に登ってから下山ルートの中に管山寺を入れることとし、呉枯ノ峰山頂までは・・・複数のルートが有るようだが、今回はJR木ノ本駅から田上山城跡(田上山山頂)を経由するルートを採用。呉枯ノ峰山頂に着いてから管山寺に寄り、麓の坂口の集落に下りることとする。坂口からはバスに乗らず、そのまま麓の北国街道を歩いてJR木ノ本駅に戻る予定だ。
尚、呉枯ノ峰も管山寺も初めて行くところだ。

自宅を6:30に出発。
幾つかの電車を乗り継いで9:25にJR木ノ本駅(下の写真)に到着。

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天気予報では曇りとのことで、実際この時刻この場所は曇り。幸い降水確率は低いので日中は持ちこたえてくれると期待したい。
ドリンクやらカメラやらGPSやらの支度を整えて9:39に駅東口から出発。
東口から伸びている幾つかの道のうち、一番北寄りに有る道(下の写真)を進む。

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道から進行方向左手前方に見えている山がこれから登る山(下の写真)。その山の左寄りのこぶが田上山。田上山城跡の有る場所だ。呉枯ノ峰はこの場所からは田上山の影に隠れて見えない。

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駅を背に少し進むと・・・・。

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北国街道に行き当たる。下の写真上段の手前の黄色の矢印のように街道に合流し、右のほう(下の写真の上段では奥のほう)に田上観音を示す石標が有るので、その分岐に入る(下の写真の下段)。

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この石標は「山路酒造」の角に有る(下の写真)。ちなみにこの山路酒造は460年余りの老舗である。
尚、ここは北国街道の宿場町として賑わった所で、昔ながらの商家が多く建ち並んでいる。今回はハイキングなので立ち寄らないが、湖北の古くの宿場町を訪ねる旅として良いスポットだろう。

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北国街道を背に道を進む。

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すぐに「観音寺」に着く。時刻は9:48。

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「観音寺」と書いたが、同じ境内に「意富布良神社」も有る。

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『意富布良神社』

主祭神は建速須佐之男命。
大穴牟遅神、猿田彦大神、八意志兼神、梨迩臣命を合祀。

『観音寺』

山号は田神山。宗派は時宗。
本尊は聖観音菩薩。
現在は無住で有る。

無住ながら境内はとても綺麗。
先ずは「意富布良神社」の拝殿(下の写真)。

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その向かって左に「観音寺」の本堂(下の写真)。

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田上山への登山口の一つはこの観音寺に有る(下の写真)。観音寺に着いたら拝殿や本堂よりも先に目に付く筈だ。

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入り口にはちゃんと道標も有る(下の写真)。「くれこの峰」も指し示している。

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この観音寺の境内に入って来た時に一人のハイカーのおじさんが出発前の準備中で、靴を脱いで靴下やらズボンやら登山靴にスプレーで何かを吹き付けていた。もしや!と思ってよく見ると・・・よく知っていて僕も持っている白い容器の・・・そう!あの「ヒル下がりのジョニー」に間違いない。事前のネット情報調査ではこの山にヒル出没の情報は無かったのだが・・・。ともかくも声をかけてみる。

Katze「ヒル・スプレーですか?(←いきなり)」
おじさん「ええ(笑)、そうです。」
Katze「ここってヒルが出るんですか?」
おじさん「そういう話ですよ。・・・あぁ、でももうこの時期には出ないかも知れませんけどね。」
Katze「あぁ・・・そうですか・・・。」
おじさん「田上山に登られるんですか?」
Katze「あ、はい(ホントはその先の呉枯ノ峰ですが・・・)」
おじさん「じゃぁ同じですね。」

おじさんからは関西訛りを感じず、愛知県のほうから来たのかも知れない。
それにしてもヒルの話は全くの初耳。おじさんは先に登山口に入っていった。・・・で、実は僕は「ヒル下がりのジョニー」を常備しているので、トレッキングシューズや靴下、ズボン等に拭きかけておく。ガセか本当の話か分からないのだが、とりあえずかけた次第。

このあと山に入って出てくるまでちょくちょく足まわりをチェックして歩いたのだが、その様子はこのあとの話にはいちいち書きません。ヒルに出くわしたら書きますが、どうだったでしょうか・・・・。続きを・・・・。

時刻は9:54。登山口から山に入る。左手に道が伸びている。あまり陽が当らないような所で、気のせいか気持ちジメッとした感じ。

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すぐ目の前でこの広い道は途切れてしまうようだ(下の写真)。

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どこを進めばいいのかな?と思っていると、下草が生えているので分かりにくかったが、斜面に踏み跡が見えてきた。下の写真の黄色の矢印のように進む。

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斜面を上がると石仏が並んでいる所に出る。よくある西国三十三観音の石仏巡りの道になっているようだ。
下の写真の奥が三十三番札所「華厳寺」の十一面観音で、手前が三十二番札所「観音正寺」の千手観音。

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同時にここからハッキリとしたトレイルになる。

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石仏を横に流しながら進む。
下の写真の石仏は三十一番札所「長命寺」の千手観音。

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折り返しながら斜面を登っていく(下の写真)。

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下の写真は竹生島の三十番札所「宝厳寺」の千手観音。
この登山口から登ると、逆回り・・・逆打ちになってしまっている。

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何度か折り返しながら少しずつ登っていく。
ショートカットのようなつまらないことはせずにきちんとトレイルを辿る。

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そしてダブトラの林道に出た。下の写真とは反対のほうにもダブトラ林道が伸びている。観音寺の登山口とは別にこのダブトラ林道に入れる場所が有るのかもしれない。
林道に出たら左に折り返して進む。

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勾配はまだ緩い。
二十九番札所「松尾寺」の馬頭観音(下の写真)。松尾寺は三十三ヶ寺中唯一馬頭観音を本尊としている。

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二十八番札所「成相寺」の聖観音(下の写真)。

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ダブトラ林道は続く。勾配はまだまだ緩い。

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二十七番札所「円教寺」の如意輪観音(下の写真)。

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ちなみに・・・僕は西国三十三ヶ所を10年以上前・・・15年くらい前だったかに回りきっている。

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下の写真の左が二十六番札所「一乗寺」の聖観音で、右が二十五番札所「清水寺」の千手観音。

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石仏を撮りまくっているのでなかなか前に進みません(^^ゞ
左カーブ(下の写真)を曲がるとちょっと勾配が出てくる。

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観音さま以外にも不動明王も置かれている(下の写真)。

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急ではないが登り勾配が感じられる坂になった(下の写真)。

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真上に木々が覆いかぶさっておらず、この辺は明るい。

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下の写真の左が二十三番札所「勝尾寺」の千手観音で、右が大日如来・・・あれ?二十四番札所「中山寺」の十一面観音を撮り忘れたか?(後で気が付く)

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坂は大きくUターン気味に曲がるところで、そのカーブの突端に二十一番札所「穴太寺」の聖観音(下の写真)。

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そしてこのカーブからの眺めが良い。

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木ノ本駅周辺を広く見渡せる。

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右手には賤ヶ岳から西の山並みが見える(下の写真)。

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すぐ目の前に学校が見える(下の写真)。グランドで運動会をやっているような、そんな声や音がここまで聞こえる。

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左手には呉枯ノ峰よりも南の山々が見える(下の写真)。右手奥の山は小谷山だろう。浅井氏の小谷城で知られている山だ。左手の一番奥の薄く写っている山はおそらくあの伊吹山だろう。是非いつか行ってみたいな。

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目線はまだ低いが、その代わりハッキリと見える。

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北国街道の宿場町の街並みを上から俯瞰するわけだ。

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下の写真は右手の眺め。

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上の写真の正面から右半分の山は湧出山だろう。その奥の遠くの正面の山が山本山。その向こうに琵琶湖の北部分が隠れている筈だ。

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さて・・・先へ。

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ヘアピンカーブを曲がると勾配は再び緩くなる(上の写真)。
緩いカーブを繰り返しながら進む。

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「おい、西国三十三ヵ所の石仏はどうした?」って?
途中で撮るのが面倒になってスルー。一番札所までたどり着けず~~~。

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林道をきちんと辿っていくと、向こうに丸太階段が見えてくる(下の写真)。

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階段=急勾配ということで、ここから山らしい勾配になるので丸太階段が作られている。
どんどん登る。

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左手背後が開けていて、振り返って眺望を確認。

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下の写真は右手の風景。正面右寄りの山が賤ヶ岳ではないかと思う。つまりあの山並みの向こうは余呉湖なのだろう。

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黒田の街の建物がハッキリと見える(下の写真)。

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丸太階段は林の中へ。

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まだ登る。

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まだまだ登る。

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やがて丸太階段も徐々に勾配が緩くなってくる。

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「上宮跡」を通過(下の写真)。

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麓に『意富布良神社』が有ったが、石標にも同じ社名が彫られている(下の写真)。

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ここは奥の宮のような存在だったのであろうか。ここが“上宮”で麓が“下宮”なのかも知れない。
かつての社は下の写真辺りに有ったのかも知れない。

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ここからも引き続き一応丸太階段だが、丸太はあらかた地面に埋まっており、緩い坂と同じような状態だ(下の写真)。

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上宮跡辺りは上空が少し開けて明るかったが、先のほうはまた木々が多くなっている感じ(下の写真)。

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木々が多くなってきた。勾配は緩いまま。

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「南堀切」に到着。

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僕は城には疎いので用語が分からないが、あとで調べたところによると、“堀切”とは主に山の尾根の自然地と城域のあいだを仕切るために用いた堀や尾根部の各郭間に掘られた堀のことらしい。つまり田上山城の敷地に入ったということだろう。

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城の敷地の南側にいるわけだな。
南堀切から程なくして丸太階段は終了(下の写真)。トレイルはほぼフラットになる。

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「南郭」を通過(下の写真)。堀や土塁・石垣で囲まれた区画を曲輪,郭(くるわ)というらしい。

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「田上山城跡」の道標が立っている(下の写真)。
田上山城跡に到着だ。時刻は10:30。

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「虎口」(下の写真のトレイルの右手)。

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虎口は城郭、あるいは曲輪の正面開口に当たり、城内の軍勢にとっての出入口であると同時に、城攻めの際には寄せ手が肉薄する攻防の要所となるため厳重に防御される。

先へ進む。

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案内板が有る(下の写真:クリックすると別ウィンドウで拡大表示されます。)

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『田神山城跡』

創築年 天正11年(1583年)
型式  山城砦
遺構  削平地,堀切,竪掘,土塁
別称  木之本城,田神山城
範囲  東西190m×南北410m

田上山城は、天正11年(1583年)4月20日、21日の両日木之本、余語方面において展開された賤ヶ岳合戦に備えて、一ヶ月前に羽柴秀吉軍が構築した陣城の一つである。
ここには、前線指揮を担当した秀吉の異母弟秀長の軍勢一万五千人が陣どったとされ、事実上の本陣であった。
城郭としては、山頂部一帯に南北に配された三つの方形の曲輪(北郭・主郭・南郭)と主郭より西方に下る西郭により構成される中心部と、三方の尾根筋先端に設けられた防御施設が観察される。主郭は標高325mの最高所に位置し、北・東・南の三方を土塁で囲まれた、東西22m×南北32mの不整四角形で西郭と北郭に通じる虎口をもつ。北郭は東西16m×南北26mの長方形を呈し、北側土塁の西寄りに虎口が開口し、さらに外側は堀切土橋の前方に角場出様のかざし土居を設けて防御性を高めている。
立地条件や広大な城域と織豊系山城に特徴的な縄張りから、羽柴軍の本陣にふさわしい遺構である。
(木之本町観光協会案内板より)

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トレイルは右に緩くカーブするように続いている。

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枝道は無いので素直にたどればよい。
右カーブを曲がると、トレイル右手に「主郭」(下の写真)。

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「主郭」・・・本丸と同等の意味であろう。

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特に広場になっているわけではなく、下草や木々で覆われていて主郭の広さのイメージはちょっと僕には湧かない。こういう所で見ると狭く感じるが、実際に建物が有って、その中に居ればそれなりに広いものだったのだろう。
ここで鈴の音が・・・すると先の北のほうから登山口で会ったおじさんがこちらへ来た。先に着いていてこの辺りを散策しているようだ。おそらくこのまま田上山だけで下りるのかもしれない。呉枯ノ峰までは行かないのだろう。
おじさんを残して、主郭を右に流しつつ先へ・・・。

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上の写真の左寄りに何か案内板らしきものが見えるだろう。あれが下の写真。呉枯ノ峰の方角を示してくれている。

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丁度上の案内板とトレイルを挟んで対面が田上山山頂(下の写真)。標高323m。

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気をつけないと見逃してしまいそうな、何の特徴も無い盛り土みたいなところが山頂だ。三角点は見当たらないので無いのだろう。山頂の上に踏み込むのは・・・落ち枝やら下草やらが土を覆い隠し、すぐ上にはエグイ蜘蛛が巣を張っていたので踏み込むのは止めた。少し離れた所からいつもの登頂成功のイェ~イ(^^ゞ

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山頂のすぐそばに「土橋」と書かれた案内板が立っている(上の写真)。

「土橋」

城に設けられる土橋は橋ではなく堤で、堀をめぐらす中で、出入りのための通路を細い土手として残したものである。
城の設計では、堀の通行に木橋を設けるか土橋を設けるかの選択があった。土橋は戦闘中に攻撃側にも防御側にも破壊できない。直接的な攻防があれば土橋は守る側の不利に働くが、木橋では攻める側が橋を落として封鎖することも容易で、長短がある。

田上山山頂のところでトレイルは左にカーブしている。山頂を背に左へ曲がる。田上山へは南から北へと通過しているので。ここまでの田上山城跡での右カーブ&左カーブは、城の敷地内をS字カーブで抜けた・・・ということだ。
ほぼフラットなトレイルが先に延びている(下の写真)。

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今は城の敷地内の北側を歩いているということだろう。
すぐに「北郭」の案内板が見えてくる(下の写真)。

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「北郭」の広さはイメージが少しはつくな・・・。

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先へ進む。また何か案内板が・・・。

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「角馬出し」

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「馬出し」とは虎口(城の戦闘用出入口)の外側に曲輪を築いて防御力を高めたもの。
「角馬出し」はその曲輪が四角いもの。

あ~なるほど・・・・。上の写真を見ていると何となく四角い曲輪のイメージがつかめてくる。
トレイルを先に進む。
今日はほとんど曇りだろうと思っていたが、陽の光も射してきた。

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トレイルは引き続き殆どフラット。

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ちょっと上り下りした感が有るが、基本的にはフラットだし、緩いカーブは有るものの概ね北のほうへまっすぐ進んでいる。
もう城跡を出たのかなと思ったら「北外郭」に到着(下の写真のトレイルを挟んで右手)。

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上の写真の左が「横矢枡形」。

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横矢枡形とは、横矢(横あいから鉄砲や弓矢で狙うこと)を射かけるための拠点として設けられた方形(枡のような形)の突出部を指す。

更にちょっと歩くと、「曲尺虎口」(下の写真)。

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事前にこれら用語を勉強しておけば、現場でイメージが付き易かったのにな~、とちょっと後悔。まぁまたこういった山城の跡を巡るときはこれからも有るだろうし・・・・。
上の「曲尺虎口」以降、もう案内板に出会わず、どうやら城の敷地から出たようだ。

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するとトレイルは両側から草木が覆いかぶさって狭くなってきた。

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トレイルの幅は元々それなりにしっかりと有るようだが、覆いかぶさる草木が狭く感じさせている。

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そしてその両側の草木を結ぶように蜘蛛の巣がいたるところに張られている。最近誰も通っていないのか?って感じ。
蜘蛛は殆どがジョロウグモ(写真は無し)。あの黄色と黒のまだらの奴だ。尚、ジョロウグモは毒を持っているらしい。ただし一匹あたりは人にダメージを与えるほどではない微量なので、実質噛まれてもそれ程被害はないそうだ。でも気持ち悪いので、巣をストックで破壊して道を切り開きながら進む。

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上や下の写真とかでは広そうに見えるが、それは蜘蛛の巣が無いので落ち着いて立っていられる広い場所で撮影することが多いから。

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トレイルはいつの間にか下り勾配になっている。
そして蜘蛛の巣は相変わらずちょくちょくトレイルを横断している。丁度顔の辺りに有るので下をくぐるよりも、ストックで払いのけたほうが早い。蜘蛛は一生懸命張ったのだろうが、それを僕は完全にこれでもかと払いのけて破壊。地面に落ちた蜘蛛は「何でそこまで!ひどい!」といった感じで、僕の前に止まっていたかと思うとそそくさと草むらの中に消えていく。

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尚、呉枯ノ峰でのマムシ遭遇の情報も有ることは有るので、足元も気をつけていないといけない(あのおじさんのヒル情報の件も有るし・・・)。しかし下ばかりを向いていると目の前にエグいジョロウグモと巨大な巣!・・・という具合で、なかなか歩くペースが上がらない。

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暫く蜘蛛の巣と格闘しながら進むと、左手が明るくなってくる(下の写真)。

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左手の木々の向こうに麓の田園風景が見える(下の写真)。
クルマの音もよく聞こえる。おそらく北陸自動車道を行き交うクルマの音だろう。

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そしてここから下り勾配が急になる。

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グイッと下る。
左手には山並みが見える(下の写真)。

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大岩山~賤ヶ岳辺りではなかろうか(下の写真)。あの二つの重なっている山並みの間に余呉湖が有るのだと思う。

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急な下りの先に90度のカーブが有り、案内板が見える(下の写真)。

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その90度カーブ。ここを曲がると左手の景色とはお別れ。また両側が草木のトレイルになる。

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案内板は田上山砦址と呉枯ノ峰・管山寺を示している。分岐でもない箇所に何故わざわざ?・・・とその時は思ったが、あとで確認するとこのカーブのすぐ近くにもう一本、赤川谷からのトレイルが合流してきていて、そちらから来た人のために有るのだろう。ただ、そのトレイルの合流は全然気が付かなかった。帰宅後に地図を再確認していて気が付いた。

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90度カーブを右に曲がると少しまた下る(下の写真)。再び林の中へ。

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しかしすぐに下りが終わり、一旦フラットな尾根道になる(下の写真)。

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そして今度は登りだ(下の写真)。地図通りだ。
これから呉枯ノ峰に着くまで主に登りになる。

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先程の城跡の北のトレイルと違って、90度カーブ以降(赤川谷出合い以降)は幅がずいぶん広い。丸太階段も作られている。

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幅が広くなった分、蜘蛛の巣もだいぶ少なくなった。

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だいぶ・・・すなわち、まだ時々トレイルを横断するジョロウグモの蜘蛛の巣に遭遇する。
破壊して前進。

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蜘蛛からすれば残虐非道な巨人というところだろう。まぁ、命までは決して奪わないから安心してくれ。もっとも、潰すなんて気持ち悪くて、気持ち悪くて・・・。こちらから御免こうむる。

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フラットに近い所もある。

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緩やかな尾根道。

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こういう道、大好き。

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ウハウハですな。

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またU字溝のトレイルに・・・(下の写真)。

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この区間の蜘蛛の巣は主にU字溝部分に多い。
尚、この区間の倒木は少なめ。一本、二本有ったかなというくらい。

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溝のトレイルをひたすら登る。

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勾配が緩くなってフラットに近くなると、下の写真のように良い感じの道になる。

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木々で周りはすっかり覆われている。

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同時に北陸自動車道のクルマの音はだんだん遠くなってきた気がする。

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溝の部分は落ち枝の堆積が多くてちょっと歩きにくい。

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下に何か隠れているとちょっと嫌なので、溝の底ではなくて割と横を歩いていく。それが正解なのかは初心者の僕には分からんが・・・・。

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ひたすら登る。

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ひたすら・・・。

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少しフラットになりましたな。

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ウハウハなトレイルに・・・。これをウハウハと思ってしまうところが、まだMTBerの気分が抜けていないということか・・・(^^ゞ

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また溝の登り・・・。

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ただ、おかげでトレイルがハッキリしているので良いよな。迷わない。

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下の写真の場所なんか、下は堆積した落ち枝と葉でふかふか。

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この区間で一番激しい倒木(下の写真)。溝から一旦出て脇から抜ければOK。

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ウネウネと登るというよりも、結構まっすぐに登っていく感じの区間が多くなってきた。

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また何となく上空が明るくなってきた感じもする。

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少しずつ標高が上がって来た感じ。

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下草の中にクマザサが混じり始めてきた(下の写真)。

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一旦フラットに・・・(下の写真)。
左手が若干明るい

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更にクマザサが目立つようになってくる。

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情報によれば呉枯ノ峰山頂付近はクマザサが群生しているとのことで、これは山頂に近付いてきているということだろう。

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再び登り・・・。

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すると分岐に出合う(下の写真)。

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ここは田上山公園分岐。時刻は11:40。
僕はCから来た。目的の呉枯ノ峰山頂はAだ。道標も有る。
一方、左のBは管山寺へのトレイルだ。呉枯ノ峰山頂に着いたら折り返し、この分岐に戻ってきてBへ進む予定だ。

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Aへ進む。引き続き登りだ。

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クマザサでトレイルが覆われている(下の写真)。藪こぎ程ではないが、なかなかの覆われ具合。

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またトレイルが見えるようになった。

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徐々に勾配が緩くなり・・・。また草がトレイルを隠す。

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再びクマザサ。そう言えば、もう蜘蛛の巣とは出くわしていないな。

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だいぶフラットに近いハッキリとしたトレイルに戻る。

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稜線に沿って歩いている感じだ。
・・・再びクマザサか・・・。

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クマザサ~~~。

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これを抜けると・・・。何やら“らしい”感じの場所が先に見える。

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呉枯ノ峰山頂に到着~~♪ 時刻は11:48。

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標高は531.9m。
登頂成功のイェ~~イ。そしてストックでVサインならぬ“山”のサイン

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一等三角点ですな。

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山頂に展望は無く、木々とクマザサに囲まれている。
ここで昼飯代わりのどら焼きタイム。どら焼きが補給食なのは自転車時代と同じだ。真夏の猛烈に暑い時期には甘い物は食べたくないが(むしろ塩辛い物が欲しい)、もうそろそろ甘い物で補給したくなってくる時期だ。
さて・・・少し休んだら管山寺へ向けて出発だ。ちなみに下の写真、Aから山頂に来たのだが、Bへもトレイルが有る。

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下の写真はBのほうのトレイル。別の登山道が有って、麓の伊香高グランドの近くの墓地から登る登山口と繋がっているらしい。
また上の写真のCの方角、三角点の向こうにも何となくトレイルらしき踏み跡が見えるが、一般的な登山ルートではない(進もうと思えば進めるだろうが)。

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で、Aへ戻って先程の分岐へ・・・。
分岐に帰って来た(下の写真)。先程は紫色の矢印のようにC→Aと進み、今度はA→Bへと黄色の矢印のように進む。

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時刻は12:05。管山寺への分岐に入る(下の写真)。

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フラットなトレイルから始まる(下の写真)。

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良い感じのトレイルだ。

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徐々に下り勾配になって来た。

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それほど急ではない。滑りそうになることは無い。

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全体的に下り勾配だが、フラット気味な所も有る(下の写真)。

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それなりに幅が有るトレイルだ・・・、と言うよりも、この区間は両側から草木が迫っていないのでそう感じるのだろう。

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なので、トレイル上に蜘蛛の巣は無い。田上山北部分とは大違い。

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穏やかな稜線上のトレイルだ。

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ウハウハなトレイル♪

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蜘蛛の巣は無いが、この区間は代わりに倒木が行く手を阻むことが度々。

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上を跨いだり、下をくぐったりもするが、大抵はエスケープの踏み跡が出来ているので回り込んで通る感じ。
下の写真、右手の東側が開けている。これまで開けているのは左の西側ばかりだったが、今は稜線の東側に沿っているようだ。

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木々の向こうに山並みが見える(下の写真)。岐阜県との県境付近の山々だろう。

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さて、先へ・・・。

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緩い下りが続く。

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この区間は赤いテープが多いな。

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それ程迷い易いとは思えないがね。

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枝道も見当たらないしね。

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踏み跡もハッキリくっきりしているしね。

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少し登るような区間も有る。

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が、基本的に下り勾配(&フラット)。

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下の写真のように巡視路の分岐も有る。僕はCからAへと歩いている。

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下り~~~(下の写真)。

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すると先のほうに開けた所が・・・(下の写真)。

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「管山寺分岐」に到着(下の写真)。時刻は12:32。

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案内板が立っている。

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(↓クリックすると別ウィンドウで拡大画像が表示されます。)

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(↓クリックすると別ウィンドウで拡大画像が表示されます。)

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僕はDからここへ来た(下の写真)。

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そして右折する下り坂のAが管山寺への道だ(下の写真)。

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尚、まっすぐの方角へは二つに分岐しており、右のBがウッディーパル余呉への道(下の写真)。途中で舗装路に変わるようだ。

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左のCが坂口の集落への下山ルート(下の写真)。管山寺に寄った後はまた分岐に戻ってきて、このCで坂口へ下りる予定だ。

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で、管山寺へ向かうAへ。下り坂。

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ぐんぐん下っていく。

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また帰りにここを登るわけだな・・・。
案外と長く下りが続く。

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まだ下る・・・。

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周りの木々はブナのようだ。ブナ林を下る・・・と思うと、雑木林よりも何か良い気分(雑木林、ゴメン)。

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そして分岐(下の写真)。僕はCから下って来た。

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管山寺へはA。Bは近江天満宮への道。管山寺のあとは近江天満宮に向かい、Bからまたこの分岐へ戻ってくるという周回コースなのだ。
先に管山寺に行きたいのでAへ・・・。下りが続く(下の写真)。

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すぐにフラットになる(下の写真)。

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すると左手に「歴代住職の墓」(下の写真)。不気味さは無い。むしろ穏やかな明るい感じがするのが不思議。

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フラットなトレイルをちょっと進むと・・・。

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「管山寺自然園」と書かれた看板が立つ、広場に到着。時刻は12:48。

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さて・・・これから向かう管山寺だが・・・。

『管山寺』

山号は大箕山。
近江湖北二十七名刹巡礼第一番札所。
管山寺は当初、龍頭山大箕寺と呼ばれ、天平宝字8年(764年)に照檀上人が孝謙天皇の勅命を受けて建立されたと伝わる。当時は法相宗だったが、のちに真言宗となり今に至っている(真言宗豊山派)。
その後、菅原道真により中興した。道真公は余呉湖辺の川並村に生まれ、6歳から11歳まで本寺で勉学し、寛平元年(889年)から3院49坊の寺院に復興、名も管公の一字を採り大箕山管山寺と改められたと伝えられている。藤原時代から鎌倉時代に最も栄え、僧房105末寺70余の極めて大きな寺であった。

管山寺に現存する建物は全て江戸時代の建造物である。現存の本堂は元禄5年(1692年)の建立。天正10年(1582年)の大地震、賤ヶ岳の戦い等で大破したが、一山の衆徒の手厚い志により再建された。

明治以降は衰退し、現在まで無住となっているが、大正元年(1912)に保勝会が組織され、残る堂宇の改修と保存がなされている。

石仏がお出迎え。首から上は昔からのもので、首から下は最近のものだな。

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堂が見えてきた(下の写真)。

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「護摩堂」(下の写真)

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そのそばに「庫裡」(下の写真)。

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山中にひっそりとたたずむ無住の寺・・・の雰囲気が出ている。丁度木漏れ日も射してきて良い感じだ。

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そして有名な「山門」に着く(下の写真)。

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山門の前には菅原道真の手植えによる大ケヤキ。

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樹齢は1000年を越えるであろう。立派だな~~。

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呉枯ノ峰はむしろ管山寺のほうが有名で、その中でもこの山門と二本のケヤキがよく知られている。ハイキングガイド本でもここでの写真がよく使われている。これ目当てで来る人も多い。

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上のほうを見上げる(下の写真)。

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どういうアングルで撮っても良い感じだな。

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「宝蔵」(下の写真)

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現存する宝物は鎌倉時代に造られたものが多く、麓の「里坊弘善館」にて見ることが出来る。

先に進むと・・・。

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また堂が見えてきた(下の写真)。

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本堂のようだ。見えているのは堂の側面。本堂の脇道からここへ来たようだ。

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正面に回り込んでいこう(下の写真)。

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本堂前の境内の角に有るのが「鐘堂」(下の写真)。

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「梵鐘」

国の重要文化財。
建治3年(1277年)(鎌倉時代)大工丹治国則作。
梵鐘に刻まれた銘文(漢文)によると、菅原道真公が寺院を建立し当山に不動明王を安置したと記されている。
菅山寺は建立時、龍頭山大箕寺と号していたが菅原道真公の中興により、「大箕山菅山寺」と呼ばれるようになった。
(案内板より)

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そして「本堂」(下の写真)。
良い感じの建物だ。残念なのは、立ち入り禁止のロープが張られていて、それが無粋な感じ。床板が抜けそうなので仕方がないが、もう少し景観を損なわない方法は無かったのかな~??

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本尊は不動明王。
ここまでの無事を感謝し、これからあとの無事も祈っておく。

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本堂より少し小高い所に「如法経堂」(下の写真)。

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建治元年(1275年)、専暁上人は宗の国より仏教と「宋版一切経七千余巻」を伝承帰国せられ、当寺に納められた。
一切経は、徳川家康の命によって芝の増上寺へ寄進された。この経典は現在、国の重要文化財に指定されている。
(案内板より)

本堂を背に先へ進む(下の写真)。

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石垣の道を進む。

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緩く右カーブをしながら進む(下の写真)。

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程なくして池が見えてきた。

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「朱雀池」という名が付いているらしい。

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先へ進む。

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同時に「朱雀池」の広さも分かってくる。

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静かな山中に広がる大きな池。良い雰囲気だ。不気味さはあまり感じられず、むしろちょっと幽玄といった感じか。

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「五所権現」(下の写真)。

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先に進むと・・・。

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「近江天満宮」。

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こちらも良い感じの建物なのだが。また立ち入り禁止になっていて、ロープと張り紙が無粋で残念。
ここでも、ここまでの無事を感謝し、これからあとの無事も祈っておく。

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背後の朱雀池(下の写真)。

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池の傍らに堂が有る(下の写真)。

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「弁財天堂」だ(下の写真)。

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さて、ゆったりと見て回ったので分岐に戻るとするか・・・。
池のそばにトレイルが有る。先程の下りきった所の分岐に戻るのであろう。

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この先のトレイルは結構ジメッとしている。ここで、観音寺登山口でのあのおじさんのヒル情報が思い出され、万が一の可能性・・・・ということで、撮影のために立ち止まったりせずに、さっさと歩いて突破(小走りに近いか?)。写真は無し。
もういいかな~、という所でノンビリウォークに戻る。もう特にジメっとした感じは無い(下の写真)。これまでのトレイルと同じような感じ。足周辺もチェックしたが何も異常無し。

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緩い登りを進む。

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先程の分岐が見えてきた(下の写真)。

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管山寺へ向かうときはC→Aへ紫色の矢印のように進んだ。今はB→Cへと黄色の矢印のように左折。

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これで周回コースは終わり。坂を上って更に管山寺分岐まで戻る。

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結構な勾配で、ここまでの行程の中では丸太階段以外では最も急かも。
さっき下ったときに感じていた通り。

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途中で上から下りてくるおじさんとすれ違って挨拶。管山寺を見に行くのだろう。いかにもハイカーという服装ではなかったので、管山寺のみの往復のつもりかも。
さて、管山寺分岐に戻って来た(下の写真)。時刻は13:23。

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上の写真の向こう側が明るいのが分かるだろう。あとで分かったのだが、ここは展望が良い場所らしい。分岐やら案内板に気をとられて完全に見落としていた(後悔)。
それに気が付かず、予定通りCへ(下の写真の黄色の矢印)。坂口の集落へ下山開始。

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広いトレイルだ。

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トレイルの脇には「準四国八十八石像」が置かれている。

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下の写真のような倒木も一本、二本有るが、全体的にとても穏やかな道だ。

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下山にはもってこい。

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下の写真のような狭い区間も有るが、概して広い。

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やがて下り勾配が強くなってくる(下の写真)。

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溝のトレイルに変わる。

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ぐんぐん下る。道の脇で石仏が見守る。

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滑る程ではない。慌てずに下れば問題無し。

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先ほども書いたように下りとしては良いルートだと思う。もう気持ちも「帰ろ~帰ろ~」の気分だし、集中力も緩んできているので、険しい下りだとつい油断して急いで転んだり滑ったりすることもあるだろう。登りは険しく、下りは優しく、のほうが望ましい。

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また言い換えると、これを登りにしてしまうと、登りとしてはちょっとつまらないかも。
また別の見方をすれば、呉枯ノ峰山頂を目指すのではなく、観光気分で麓と管山寺を往復するだけなら、ジーパン,スニーカー程度で行き来したいだろうし、そうなるとこのトレイルはピストンとして使い易いだろう。登りでも普通の町中の軽装で殆ど可能だ。
下り勾配が急な所は溝の状態。緩くなると下の写真のような平たいトレイルになる。

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石仏には新しい物が多いが、所々古い年代のものも有る(下の写真)。

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どんどん下る。

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ひたすら下る。

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祠に入っている石仏も有る(下の写真)。祠はトタン製みたいだが~~。

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気分はのんびりと、歩みはテンポ良く下る。

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これだけ幅が広いとトレイルを横断する蜘蛛の巣は全く無い。もうストックは通常のストックとして使えるようになる。

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分岐も無く、ひたすら下ればよい。

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下のほうに下りるにつれ、九十九折れが多くなってくる。下の写真のようなヘアピンカーブが多くなってくる。

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そして勾配も全体的に急になる。まっすぐ下りると急過ぎる所は九十九折れになっているわけ。
下の写真のようにまっすぐ下る区間も有るが・・・。

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勾配はどんどん急になってくる・・・。

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トレイルもちょっとでこぼこが多くなってきた感じ。

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ふと左を見ると・・・(下の写真)。

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コンクリート舗装路が見える(下の写真)。もうそろそろ登山口かもな。

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先のカーブが明るい(下の写真)。

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鳥居と祠の有る所の下を通ると・・・。

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カーブを曲がって・・・。

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コンクリート舗装路と合流(下の写真)。ここが坂口の登山口だ。時刻は13:54。
僕はCから来た。

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左のBへは登りの舗装路が続いている。あの先がどうなっているのか確認していない。もしかしたら駐車場が有るのかも知れない。
右のAは北陸自動車道のほうに下る。ここはAへ右折だ(上の写真の黄色の矢印)。
でもその前に・・・足まわりをチェック。登山靴、靴下、ズボン・・・異常無し。ヒルとは結局出くわさなかった。少なくとも全く見なかった。誤情報だったのか?時期によってはいるのか?ヒル下がりのジョニーのおかげで接近されても僕が気付かずにいただけで取り付いてこなかったのか?偶然なのか?分からないが、少なくとも今回は全く異常無し。
またマムシとも出くわさなかった。
スズメバチとも出くわさなかった。他の種類の小さなハチらしき虫は見かけたが・・・。これらも時期的にそろそろ終わりだろうからな・・・。
虫関係で嫌だったのはジョロウグモ。田上山城跡~田上山公園分岐までは兎に角多い。払いのけるのに使ったストックの先は蜘蛛の巣でベタベタだ。それをティッシュで拭き取りまくった。
尚、登山口には「熊 出没注意の」貼り紙が有る。ベア・ベルは有ったほうが良かったか・・・(今日は家に忘れてきた(^^ゞ)。
さて・・・・ここから木ノ本駅まで舗装路で帰る。
北陸自動車道の下をくぐる(下の写真)。

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そのまままっすぐ進むと、すぐに坂口の集落に入る(下の写真)。

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途中に「里坊弘善館」が建っている。管山寺の寺宝が保管されているとのことだ。御朱印もここで貰えるとのこと(朱印帳を忘れた~~~痛恨!)。

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道端には彼岸花が咲いている。

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この時期らしいな。
ただ既に枯れ始めているものも有る。このブログを投稿する頃にはもう無いかな。

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綺麗な赤だ。

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緩い下り坂を進むと鳥居が見えてくる(下の写真)。
尚、正面の山は「大岩山」だ。その向こうに余呉湖が有るのだ。

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鳥居をくぐる。すると集落を南北に、R365と並行して走る道に出る(下の写真)。

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左折してAへ・・・。
民家の間の道を南進。

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左の上のほうを見ると、先程までいた呉枯ノ峰が仰ぎ見られる(下の写真)。

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右手には、民家の間の隙間からR365とその向こうのJR北陸線の線路が見える(下の写真)。

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やがてR365と合流(下の写真の黄色の矢印)。

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歩道を進む。

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「意波閇(おはへ)神社」の前を通過。

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R365をのんびり歩く。

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途中でR365は右にカーブしながらJRの線路の上を橋で越えるのだが、そちらには行かずにR365から離れてまっすぐ進む。
ここから先は車道から分離された歩道は無い(下の写真)。白線の外側をきちんと歩こう。クルマの往来は結構有る。

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右手にはJR北陸線が見える(下の写真)。R365はもうずっとあの向こうに消えていった。

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歩道部分は草で覆われ実質とても狭い。二つ上の写真の区間のあとは、下の写真のような状態だ。右側通行とか左側通行とかかたくなに守っていられないので、少しでも広いほうに臨機応変に移る。その際に車道を横断するわけだがクルマにはとにかく要注意。結構速いスピードで走ってくるからだ。幸い大型車は殆ど通らない。大型車はR365か北陸自動車道を走るからだ。わざわざ幅の狭い道を走ることも無かろう、ということ。下の写真は北陸自動車道の下をくぐる手前。

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北陸自動車道の下をくぐって程なくすると、右手に分岐(下の写真)。ここは直進して木之本市街地方面へ進む。ちなみに、木ノ本駅は“ノ”で、それ以外は“之”で木之本と記されるらしい。

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道幅はさらに狭くなるが、民家も両側に建ち並び、逆にクルマもスピードを出さずに注意して走ってくれるようになる。

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暫くすると市街地の北部分に入る(下の写真)。

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宿場町らしい、古そうな趣のある家々が建ち並んでいる。

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登山の〆としてこういう所を歩くのも良いね。

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北国街道の趣の有る道。

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程なくして「馬宿平四郎」の前に・・・(下の写真)。

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木之本宿は室町時代から昭和初期にかけて年に2度牛馬市が開かれ、20数軒の民家が宿として利用されていた。
平四郎家でも古くから馬宿として多くの牛馬を取引していた。戦国時代、山内一豊の妻千代が自らの工面した10両で平四郎家から名馬を買い付けた事がよく知られている。当時の一豊は身分が低くて名も知られていなかったが、名馬を操り常に戦に備えた事が評価され出世のきっかけを作ったとも云われている。
現在は建物の中は資料館として公開されている。

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今回は・・・立ち寄らないでスルー。また今度。
で、この「馬宿平四郎」の所に、行きに木ノ本駅から来た時の道が有る。行きは下の写真の紫色の矢印のように進んで観音寺へ向かった。帰りの今は、黄色の矢印のようにして道に入る。

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行きに歩いた道を逆に辿る(下の写真)。

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そして木ノ本駅に帰って来た。時刻は14:42。

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あとは列車に乗り込み、大阪へ・・・。
17:50に無事帰宅。

こうして初めて湖北の山に登り、この呉枯ノ峰には満足。
田上山城跡ルートは良かったし・・・蜘蛛の巣攻撃もある意味ちょっとアドベンチャー的で、あとになってみるとそれはそれで楽しかった。呉枯ノ峰山頂は静かだし、そして何よりも管山寺の雰囲気が良かった。特にあの二本の大ケヤキの山門は写真よりも生で見たほうが断然良かった。
今回はまだ緑が青々と残っている時期だったが、丁度このブログを投稿した少し後くらい、紅葉の季節に訪れると管山寺周辺はより一層雰囲気が出るかも知れない。静かな山中に佇む無住の寺と紅葉・・・想像すると、また行きたくなる。
また、木之本市街地周辺の観光を下山後に組み込むのも有りかもしれない。宿場町の風情、木之本地蔵院をはじめとする寺社巡り(地蔵院には過去に行ったことが有る)等々、プランが浮かぶ。

そういうわけで、今回のハイキングも満足。
さて・・・次はどこへ~~~♪
 

コース概略/
(自宅(6:30)→○○線・△△駅→□□駅→JR▽▽線・◇◇駅→◎◎駅・JR東海道本線→米原駅→長浜駅・JR北陸本線→)
JR北陸本線・木ノ本駅(9:39)→観音寺・田上山登山口(9:48)→西国石仏巡りの道→田上山城跡・田上山山頂(10:30)→田上山公園分岐(11:40)→呉枯ノ峰山頂(11:48)→田上山公園分岐(12:05)→菅山寺分岐(12:32)→菅山寺(12:48)→近江天満宮(13:09)→菅山寺分岐(13:23)→坂口登山口(13:54)→長浜市木之本町坂口→R365→北国街道→JR北陸本線・木ノ本駅(14:42)
(→JR北陸本線・木ノ本駅→京都駅・JR京都線→◇◇駅→○○線・□□駅→△△駅(17:50))

(↓クリックすると別ウィンドウで拡大表示できます。)
20121006map

GPSデータ/
歩行距離/11.4km
歩行時間/3hr01min
停止時間/2hr04min
最高速度/20.6km/hr(何か上から降って来た感じにビビって走った(^^ゞ)
移動平均速度/3.8km/hr
全体平均速度/2.2km/hr
標高差/422m
総上昇量/570m
最高標高/532m(呉枯ノ峰山頂)
積算歩行距離/88km
積算総上昇量/3762m

ガーミングラフ/
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20121006graph

ルート鳥瞰図/
(↓クリックすると別ウィンドウで拡大表示出来ます。)
20121006bird

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