唐櫃越ハイキング 2012.11.18
年月日/2012年11月18日(日)
山地名・地域/京都西山
天候/晴れ時々曇り所により一時雨
目的/京都西山の旧山陰道の北に位置する尾根道、「唐櫃越」を歩く。
内容/
またまた“と或る手段”で行ったところを“片付け仕事”的にハイキングでリピートする「お片付けシリーズ」。今回は「唐櫃越」を歩くことにする。
唐櫃越は、山城と丹波を結ぶ旧山陰道の北側の尾根を辿る、上桂の山田から亀岡市山本までを結ぶ山道で、かつて明智光秀が本能寺攻めを行う際に軍を三つに分け、その内の一軍が京都進入路として使ったそうである。唐櫃は石棺の意味で、古墳から石棺が露出したことが地名の由来とされているそうである。
大阪市内に住んでいる僕としては、上桂側からスタートして亀岡側をゴールにしたほうが楽なので、明智軍とは逆に進むことになる。
自宅を6:05に出発。
最寄り駅から電車に乗り、阪急・上桂駅(下の写真)に7:59に到着。
GPSやカメラやドリンクやらを準備し、8:07に出発。
駅前を走るr132を西に向かう。まずは駅のすぐ横の踏切を渡る(下の写真)。
そのまままっすぐ歩いて行くと、すぐにr29との交差点「山田口」に着く(下の写真)。
横断歩道を渡って引き続き西へまっすぐに進む。
程なくして「山田岐れ」と名が付いている交差点に到着(下の写真)。
僕はDから来た。Bは府道の続きで嵐山方面に続いている(上の写真の右下)。
AとCの角には「右 浄住寺」と書かれた石柱が有る。
石柱に従い、ここはそのまま直進のAへ進む。
細い道が続く。登り勾配になって山に向かっていることを感じる。
途中に幾つか分岐が有るが、そのまままっすぐ進む。尚、近くには京都西山を代表する寺で、観光名所でもある地蔵院(竹の寺)や華厳寺(鈴虫寺)が有る。
どんどん勾配が急になる。
道の両側に建ち並ぶ民家が途切れたところで、竹林の中の急坂に入る。
たくさんの小高い竹によって中は暗く、上手く写真を撮れなかった。
特に長い区間ではなく、ちょっと歩くとあっさりと向こうに明るい場所が見えてくる(下の写真)。
竹林を抜けると墓地。一般の人の墓地なので写真撮影は無し。
墓地の中の道をまっすぐ登っていく。
途中で振り返ると背後に京都市街地が見える(下の写真)。
目線はまだ低いが良い眺めだ。この日この時刻は天気がいまいちだし、逆光気味なのでぼやっとしているが、タイミング良ければ結構くっきりと見えると思う。
京都タワーが見える(下の写真)。
墓地の中の道を登っていくとコンクリート舗装が終わり、竹林に入るダートになる(下の写真)。ここが唐櫃越の上桂側の入り口・・・登山口になる。
ハイカーに狩猟関係の罠の存在の注意喚起をする看板が置かれているが、現在はこの辺りにはそういう物は無いらしい。だからと言ってトレイルから安易に外れるのはやめたほうが良いだろう。ちなみに、この唐櫃越のコースは奥のほうに行くと、猟銃を抱えて猟犬を連れた狩猟関係者に出くわすことも有る(実際に過去に出くわした)。トレイル上にいればまず大丈夫だが、間違って撃たれないためにもコースから外れないほうが無難だ。トレイルの無いところで茶色や黒っぽい服装でガサガサと音を立てて目の前に出ていったら危ない。そういう意味でも、ベアベルをぶら下げて歩いたり、服装やリュックにも赤色系や黄色系など派手な色の物を取り入れたりするのが良いだろう。
さて、登山口から中へ・・・。時刻は8:27。
最初は自然林の中のフラットなトレイルを歩く。
とても歩き易い道だ。
この辺りには竹林が多く、フェンスなどの人工物がよく見られる。
竹林の中を抜けていく。
まだほぼフラット。
下の写真の前方に赤っぽい物が見えるでしょう。あれ、おじさん二人で、肩に担いでいた物は赤色のケースに入っていたが恐らくは猟銃。横の竹林を覗き込みながら何か会話をしていた。何か野生動物に竹林を荒らされていないかパトロール中みたいな様子。
引き続き快適なトレイルを進む。
“と或る手段”で入り込みたくなる気持ちが分かるでしょ?
少し登り勾配の場所も出てきた(下の写真)。
ただ、まだ全体的にはフラットに近い。
竹林三昧ですな。
これでもかという感じで~。
自然木になったと思って油断させておいて・・・。
竹林~~~。
勿論嫌いじゃない。むしろ好き。
綺麗だし・・・。
ひたすら進む。
黙々と進む。
登り勾配が続く区間に突入(下の写真)。
聳え立つ竹を見上げる(下の写真)。
勾配は緩いが登り。
丁度下の写真を撮ったところで、向こうからMT○erが現れた。4~5人いる。僕が止まってトレイルの脇に避けたが、MT○(←“と或る手段”のことね)から降りて「どうぞ!」と言って通してくれた。すれ違いながら挨拶を交わす。マナーを守ることを意識している良識あるタイプのMT○erなので、僕は“元”MT○erでもあり、丁度おいしい所で止まらせてしまってちょっと悪いな~という思いも有り、「ここって△るのに良いところですよね~。」と好意的な声をかけたりして・・・。「・・・あ・・。はい。」みたいな、ちょっと意外な声掛けと感じたような返答をされた。もし「ここって△車率高いですよね~。」とか「ここって◇レノ□ですよね~。」とかMT○er的な用語で言ったら、同じMT○erと思われたかも知れないな。
さて、ここからちょっと急勾配の登り(下の写真)。
唐櫃越も一応標高400m強の二つの山に登ることになるので、それらしくなってきた感じ。
岩場は少ないが、たまに下の写真のような所も有る。前日に雨が降っているので滑らないよう、慌てずに登る。
U字の溝の登り・・・。
あるいは尾根道・・・
こういった区間が交互に繰り返されながら続いている。
“と或る手段”だったら担ぐ所も多々有るが、ハイクとしては決して急ではない。辛くはない。
古くから使われていた道だけにしっかりと踏み跡が有る。楽だ。
木漏れ日が射している。晴れてきたな。
木漏れ日が射す左手の木々の向こうを見ると、下のほうに御陵の住宅地が垣間見える。
すぐ向こうに綺麗な家々。ちょっとの木を隔てて、向こうとこちらとで別世界だ。
分岐っぽい所に来た(下の写真)。
左のBは行く手を塞ぐように木々が置かれている(上の写真の下段)。
ここは右のAへ(上の写真の黄色の矢印)。赤い色の矢印で示された道標が有る。それに従ってS字に斜面を登る。
この界隈は、もし道標が無かったら初心者だとちょっと迷うかもしれないな。
綺麗な散歩道のようなトレイルしか歩いていない人だったら、下の写真のような木の根っこウジャウジャの場所がトレイルかどうか悩むかもしれない(勿論、トレイル)。
良い感じの尾根道を進む。
下りも有ったりして(下の写真)。
基本的には緩い登りが続く。
でもちょっと暑くなってきた。厚手のアウターを脱ごう。
下の写真のようなトレイルが好きです(←MT○er的な目線が残っている)。
基本的には稜線を進む尾根道で・・・。
加えてそれよりもちょっとだけ下を歩いたりもする。それが左、右とちょくちょく入れ替わるわけだ。下の写真は右手が斜面で、東西に伸びる稜線のちょっと北寄りを歩いているわけだ。
なので、今度は右手に麓の街並みが木々の間から垣間見える(下の写真)。
嵯峨嵐山~太秦界隈の街だろう。
どんどん進もう。
ウハウハな尾根道(下の写真)。
ブヒャヒャな尾根道(←意味不明・・・)。
楽しいということです。
もうすでに「今日来て良かった~」と思い始めている。
そうこう歩いていると、右の写真のような看板に出くわす。ここから「桂坂野鳥遊園」の自然散策路になるわけだ。
唐櫃越としてのトレイルと、麓から伸びてくる野鳥遊園の散策路とが混在し、これから先は何度か分岐に出くわすようになる。いずれも道標がしっかりと有るので迷うことは無い筈。
・・・で、さっそく分岐(下の写真)。
僕はCから来た。左のBから登り坂が合流してくるのが見える(下の写真の右下)。「ハイノキ坂」という名まえが付いているらしい。
ここは右のAへ。
尾根道に上がる。
で、今度は下る(下の写真)。
野鳥遊園の散策路の地図が描かれた案内板が有る(下の写真)。野鳥遊園用なので、唐櫃越の全ルートが載っているわけではない。
散策路らしいトレイル・・・。
と思っていると下の写真のような岩場も有ったりして。
と思わせ、また今度は散策路らしいベンチが有ったりして(下の写真)。
暫く進むとちょっと下って分岐だ。
下の写真は下ってから振り返って撮影。
下の写真は下る前に上から撮影。
道標に従ってAへ進めば良い。
折り返すようなBの道が有って、途中から唐櫃越に合流する麓の入り口が有るようだ(上の写真の下段)。麓のどこと繋がっているかは知らないが・・・。
Aへ進む(下の写真)。
快適尾根道~~。
この辺りからさっきまで射していた木漏れ日が無くなり、ポツポツと雨が降ってきた。
アウターはレインウェアではないが、撥水性が有るので再び着用。
稜線のちょっと南側に移ったようだ(下の写真)。
暫しフラット。
そのあとで登り(下の写真)。
登り切ると目の前に分岐(下の写真)。「ソヨゴ坂分岐」だ。時刻は9:18。
僕はCから登ってきた(下の写真)。
唐櫃越は右のAだが、左のBの「ソヨゴ坂」のほうに展望場所が有るので、そちらへちょっと寄り道をしよう(上の写真の下段)。
ソヨゴ坂を下り始める直前の所に展望場所が有る(下の写真)。ベンチも有る。
ここから洛西の様子がよく見える。
が、今ちょっと小雨が降っている空模様であることも有り、くっきりとは見えない。以前晴れている時に来た際は、よ~~く見えたのにちょっと残念だ。
小塩山~ポンポン山界隈の山並みが見える(下の写真右から左へ)。
綺麗で新しい御陵の町が見える。
すぐ目の前の下の様子(下の写真)。こちらとあちらとで別世界だな。
あそこの家に住んでいる人は、まさか今僕がこちらから見ているとは気が付かないだろう。
あ~~~、もう少し天気が良ければ・・・。まぁ、しゃあない。
この展望所からソヨゴ坂の下りがのびているが、勿論降りずに先程の分岐に引き返し、唐櫃越の続きのAへ進む(下の写真)。
ここから暫く稜線のちょっと南寄りを歩き続けることになる。
下の写真のような岩肌が見えている所も有るが・・・。
大抵は土のよく踏み固められたトレイル。
まだ野鳥遊園との散策路の共通区間だ。
雨が止み、また木漏れ日が射してきた。
濡れないに越したことは無いから、良かった。
またちょっと展望の有る所に来た。
ちょっとだけ見えるな。
上の写真のベンチの有る広場のすぐ先に分岐(下の写真)。「リョウブ坂分岐」だ。
僕はCから来た。
左のBが「リョウブ坂」で、この分岐で野鳥園の散策路は終了のようだ(上の写真の下段)。
右のAが唐櫃越の続き。フラットなトレイルが先に続く、Aへ進む。
何度も繰り返される快適な尾根道・・・(下の写真)。
このあとも同じようなトレイルが繰り返されて続く。
(写真だけ並べておこうw)
実際に歩いている僕は飽きない。
心地良い繰り返しだ。
(でも写真を見るほうは見飽きましたかね?)
先程の分岐以降、後ろから人が近づいている気配が有り、僕が写真を撮るたびに立ち止まっているので徐々に距離が縮まってきた。そしてこの辺り(下の写真)で追い付かれた。
おじさんが一人。見た目からしてハイカーではなく、ご近所の方で日課の散歩のようだ。
挨拶を交わして先に行ってもらう。先に行ってもらったのは、写真に写り込んでもらい、写真を見る人にとって距離感やトレイルの幅とかが分かる目安となるモデルになってもらうためだ。
これで、トレイルの幅が断然分かるようになったでしょう。
一定の距離を保って追従(尾行か!?)。
サクサクと歩いている。
歩き慣れている感じ。やはり近所の方の日課の散歩ってところだな。
たぶんこの先の「沓掛山」の山頂で折り返すのだろう。それより先に進むと近所の散歩にはならなくなるからな。
尾行されていることに気が付いていないと思われる。
一度ロックオンしたら離しませんよ・・・。
普通に歩いたら追い付いちゃうけど、僕は撮影のために止まるので、結果として平均速度が一緒になる、って寸法。
下の写真なんか、特にモデル効果が出ていますな。尾根道の幅が分かり易い。
おじさん、登りでも割とシャカシャカ行っちゃうな。
ひたすら・・・
突き進む・・・
おっちゃ~~~ん。
下の写真でもおじさん効果がよく出ているな~。登り勾配を感じられる。
ちょっと歩きにくい所でも運動靴で平気でサクサク進むおじさん。
さて・・・そろそろ沓掛山山頂だと思う。
尚、このトレイルを道なりに進んでしまうと沓掛山山頂をうっかり過ぎてしまうことになる。或る所で右手の急斜面も登り、その登った先に山頂が有るのだ。トレイルが山頂をそのまま通過しないという、よく有るパターンだ。全く何の予備知識も無い人だったら、山頂を通り過ぎてしまうだろう。右手の斜面の様子に気を付けていれば見逃さないと思う。
それに今回はおじさんがいるしな。まず間違いなく沓掛山山頂に登ってそこで折り返す筈。
途中で下の写真のような案内板が木に括りつけられている。これを見ると前述の説明が分かるだろう。あと50m程で右手の斜面に山頂へ登る踏み跡が見える筈だ。
で・・・見えた。下の写真がその右手の斜面と踏み跡。
そしておじさんが登って行っているし・・・。おじさんは予想どうりだな。
僕も登る(下の写真)。上で歩くのをやめたおじさんの姿が見える。
軽く登り切って、沓掛山山頂に到着。時刻は9:50。
山頂はちょっと広めで、真ん中に三等三角点が有る(上と右の写真)。標高は415m。
登頂成功のイェ~イ(下の写真)。その様子をチラ見したおじさんが( ̄ー ̄)ニヤリとしていたwww
このあと、おじさんと暫し会話。やはりご近所の方で、日課としてここまで散歩に来て折り返すとのこと。
ここ山頂は北側に展望が有り、正面向こうに愛宕山が見える(二つ下の写真の奥のほうの山)。残念ながら天候がいまいちで、霞みがかって山頂まではよく見えない。天気が良ければくっきりと見えるとのこと。僕は以前も今回もいまいちのタイミングで来てしまい、残念だ。霞みがかっているが、初冠雪はまだのようだ(この日はまだということで、このブログをアップした今はもう初冠雪済みらしい)。
おじさんには京都西山界隈の話をいろいろ聞かせてもらい、既に知っている情報は再確認出来たし、新しい情報も得たし、有用な情報をいろいろと得た。今までちょっとよく分かっていなかった松尾山林道に通じるトレイルも教えてもらった。そして「京都西山はこの辺りが一番雰囲気は良いね。」ということで意見が一致w また京都北山とか比良の山や鈴鹿の山のこともよく知っていられて、沓掛山以外にも低山歩きをよくされているようだ。
また、MT○を最近よく見かけるようになった旨の話をされ、どうやらあまり快くは思っていない様子。・・・よかった・・・、以前ここにMT○で入りました、って言わなくて・・・。まぁ、大勢いればいろんな人がいるだろうからね。ハイカーを避けさせておいて横を走り抜けちゃう奴とかもいるだろうし・・・。
そんなこんなの20分くらいの立ち話をしたあと、おじさんは寒くなってきたからと言って帰られた。心の中で「モデル、お疲れ様でした」とその背中に言うwww
おじさんが去った後、ちょっとだけ山頂に残って撮影。
愛宕山の方角(下の写真)。
山頂に靄がかかっているのが残念。
手前の山は普通の植林の山。
少し紅葉がかっている。
写真には上手く写らなかったので載せなかったが、水尾の集落も見える。
で、僕もそろそろ唐櫃越の続きを再開しますか・・・。
下の写真のCが登って来た斜面の有る方角で、Cへ下ればまたトレイルに復活できる。
また、Bは松尾山林道への繋がるトレイルだ。
ここはCではなくてAの尾根道を下る。Cでトレイルに戻っても、それはすぐにAのトレイルと合流するからだ。
で、Aへ・・・。
緩い下り(下の写真)。
途中で下から息をハァハァさせながら登ってくる一人のMT○erと遭遇。僕が脇に避け、そのまま走り抜けていった。一応向こうも挨拶したが・・・。う~~ん、それはちょっと良くないと思うよ。たぶん止まって降りたら、また乗ってリスタートしにくい斜面だったので一気に登りたかったんだろうがね。
ま・・・いいか。関係無いし。
ここから先、ここまでと違って若干トレイルが分かりにくい箇所も出てくる。下の写真のような所はもろ分かりだが・・・。
下の写真になると、ただの斜面みたいな感じ。
幸い、沓掛山山頂以西の区間は分岐が少なく(1~2箇所くらい)、また赤色のテープが頻繁に有るし、親切な手作りの道標が置かれた所も有るので、注意して進めば迷うことは無いだろう。
その数少ない分岐の一つ(下の写真)。
Bは現在通行不能らしい(上の写真の下段)。
Aが唐櫃越の道だ。
どんどん下る。
山頂の西側のこちら側のほうが散策路然とした雰囲気は薄い感じ。たぶん落ち葉がやや多くて地肌が見えていないからそう感じるのだろう。
地形のパターンは同じね。
下の写真とか、写真だと分岐に見えちゃうけど、現場で見れば左がトレイルだと分かる筈。広くて歩き易いトレイルが見えてくる。
平均して緩い下り勾配のトレイルが続く。
木々の間をぬっていくような所も有ったり・・・。
如何にも削られたようなトレイルという箇所ではないですな。
途中で向こうから来るおじさんハイカー三人組とすれ違って御挨拶。亀岡側から来たのか? 途中の林道から上がって来たのか? まさか明智越のあとでこの唐櫃越とか?(それは流石にまだこの時刻では難しいか・・・)。
ひたすら歩く。
下り感が無くなってきたな。
フラットな感じ。
快適な尾根道(下の写真)。肩をすぼめ気味に木々の間を歩くような・・・ちょっと表現が大袈裟かwww
冬枯れ始めたトレイルがいいな~。
先に登りが見える(下の写真)。
登り区間が中心になってきた。
ひたすら歩きます。
紅葉は殆ど無いけど、満足です。
過去にも来てよく記憶している場所(下の写真)。
巨木が印象的なのでね。
トレイルは木の右。
左は激急坂で・・・トレイルではないようだ。
ここから殆ど登り勾配のみ。
まぁ、緩めですけどね。
標高は沓掛山と同じくらいに近付きつつある。
また少し暑くなってきた。
歩いて・・・歩いて・・・歩いて・・・と。
紅葉は無いが、雑木林のこの感じは良いものだ。
冬枯れし始めたこの感じが好き。
登り勾配が無くなってきたな・・・。
フラットに近い感じ。
木漏れ日と鳥の囀りの中を歩き続ける。
でも結構早く舗装路に出合いそうだ。
・・・あ、そうそう、このあと一旦舗装路に出るんです。
そこで前半終了ってなるので・・・。
下の写真の朽ちて倒れたような巨木にも記憶が有るな
割と記憶は残っているな。
もう結構舗装路との出合に近づいている筈。
この道が終わるのはちょっと残念だけどね。
ちなみに、沓掛山山頂以西~舗装路出合まで展望場所は無い。
ひたすら木々の中を歩くのみです。
でも僕はそれが好きです。
眺めよりもトレイル重視派なもので・・・。
だからこういう写真が多くなっちゃうんです。
もういい加減見飽きたかwww
てか、読み飛ばしているかwww
というか、高速スクロールバーか?
でも載せたくてね・・・。
分岐だ(下の写真)。ここは右のA。
この看板からして、たしか、もうあとちょっとで舗装路に出るな。
下草が少し目立ってきた。
もうすぐだ・・・。
紅葉は無いけど・・・
黄葉は有った。
下りになって・・・。
舗装路が見えてきた(下の写真)。
舗装路と出合う(下の写真)。時刻は10:57。
僕はCから来た。
折り返すような方角のBは、西山団地や老ノ坂峠方面に通じているようだ(上の写真のB)。R9と繋がっているということだろう。MT○erはR9経由でここまで来て上桂に向かうのかな??
唐櫃越は終わりではない。Aが唐櫃越の続きだ(上の写真の左下)。
ここから暫く舗装路を歩くことになる。舗装路なので風情が無いという人もいるかも知れないが、僕は特に気にしない。まぁ“箸休め”的な存在。
下の写真は振り返って撮影。
紅葉や黄葉がちょっとだけ有る。
綺麗な道だが、クルマは殆ど来ないらしい(この日もクルマとは出くわさず)。来るとすれば狩猟関係のクルマくらいだろう。
青空と黄葉。
ひたすらフラットな道が続く。
僅かながらに色づいた葉を見ることが出来る。
紅葉の名所とは比べ物に全くならないが、自然な感じで、これはこれで良いと思う。
それでももう少し遅ければもうちょっと紅葉が進んでいるかもな(このブログ記事をアップする頃にはとうに終わっているだろうが)。
↓無理していない色づき・・・ってところか・・・。
ところでこの舗装路は唐櫃越の道をそっくり切り拡げて舗装化したのか、それとも道路を作り易いように唐櫃越を分断してしまったものなのか、それは知らない。
何となく後者の気がするけど。
別の林道との出合だ(下の写真)。
Bがどこに繋がっているのかは知らん。
そのまま舗装路をAへ・・。
すんごい直線(下の写真)。
ひたすらまっすぐ・・・。
ようやく次のカーブが見えてきた。
陽が透けて良い感じ(下の写真)。
木々で見えなかったが、右手の北の方角に山々を感じていて、それがようやく垣間見えるようになった(下の写真)。京都北山の山並みが見える。奥のほうの山は朝日峰とか桟敷ヶ岳かな??
まだ続くね。
空に吹き上がる黄葉。
アスファルト舗装路が終わるところで分岐に着く(下の写真)。時刻は11:20。
左のAは急下りの舗装路(ススキで見えないが上の写真の左下)。確認をしに行ったことは無いが、麓の亀岡市篠岡のどこかに出るのでしょう。
右のCは広場で、先に道はたぶん無い(上の写真の右下)。クルマが一台停まっていて中におじさんが一人乗っている。何となく嫌なので近づかずに離れる。
真ん中のBがこれから進む道で、ダートの林道だ。
で、その前にこの分岐付近からの京都北山方面の眺めが良い(下の写真)。
前述で、展望よりもトレイル重視派と述べましたが、やっぱり展望が有れば嬉しいッス。
どれが何山とかははっきりとは分からないが、方角からして遠くのほうに桟敷ヶ岳,峰山,皆子山が見えているのだろう。
近くの山の山肌もよく見える。
愛宕山も山頂がチラ見出来る(下の写真)。
さて、Bのダート林道に入る。
ダブトラ林道だ。
このダート林道区間は唐櫃越を分断するように作られているらしい。
それは、ちょっと残念だがね。
なので、所々に旧唐櫃越との出合いが有るらしいが、あまりはっきりとは分からない。
もっとも、もう殆ど歩く人がいないので荒れているとのこと。僕と同じように林道を歩く人が殆どらしい。
ここは無理せずに林道で・・・。
以前の“と或る手段”の時もこの林道を使っている。
舗装路の区間は全部フラットだったけど、こちらダート区間ではアップダウンがしばしば有る。
松の木が多いな。
ダート区間は全体的に展望が良い。ちょくちょく右手に山並みが見える。
快適な林道だ。
以前狩猟者に会ったのはこの林道上だった。今日はいるのかな?まだそのシーズンではないのかな?
愛宕山がひょっこりと顔を出している(下の写真)。
人の気配の感じられない道をひたすら進む。
分岐だ(下の写真)。
ここはそのままA。
Bの林道って前回有ったかな??忘れた・・・。
結構記憶が残っていると前述したが、必ずしもそうでは無かった。
下った先が登り(下の写真)。あそこから登り勾配が続く。
黄葉を仰ぎ見ながら進む。
またちょっとずつ山に入って行っている感じになってくる(もう十分山の中だが・・・)。途中に旧唐櫃越と思われるトレイルとの出合も散見される。下の写真の奥のカーブの左手なんか入れそうだ(入らないけど)。
基本的に幅員の広い林道だが、下の写真のように狭い区間も有る。
愛宕山がますますよく見えるようになってきた。
お~~、よく見える。
山肌も綺麗。鉄塔が無粋と言えば無粋だが・・・僕的にはあんまり気にはしない。
低山なんだから・・・。鉄塔が有っても仕方無いっしょ。
以前の“と或る手段”で通った時は、この林道上にこんな展望スポットが有ったことを全然気が付かなかった。
“と或る手段”の性格上、横を向いたまま進まないからな。
似たような写真ばかりスイマセン(^^ゞ
地蔵山と牛松山の間のちょっと中途半端な写真だしwww(下の写真)。
愛宕山の山肌に雲の影が写っている。
良い眺めだ~~。
また同じのを載せるか・・・。
いや・・・今度は下のほうに保津峡が見えている。目線が高くなってきたのであろう。
下の写真の中央左寄りの山が牛松山。あそこにもいずれ登ろう。
より奥のほうの京都北山もよく見える。あそこにも行くぞ~(行ったことは有るけどね)。
もうそろそろ林道は終わりかな。
しつこく見ておこう(もっともまだ見られるポイントはこの後に控えているけど)。
保津峡を見下ろす(下の写真)。JRの鉄橋だな。
まだ少し登ると・・・。
林道終了(下の写真)。時刻は11:50。
右手は行き止まり。左手の登り斜面が唐櫃越のシングルトラックだ。
登り口のすぐ脇に道標が有る(上の写真の下段)。
では、トレイルに入る。
登っていく。
林道を中盤戦とするならば、ここから後半戦だ。
色付いている葉は殆ど無く、ちょっとだけ黄葉。
登っていくと程なくして分岐(下の写真)。
僕はCから登ってきた。
Bは関電の巡視路だが、ひょっとすると旧唐櫃越の一部かも・・・・未確認で分からん。
ここはAへ。
勾配は緩くなり、フラットに近くなる。
少し歩くと・・・。
向こうのほうが明るい。
林の中から伐採された場所に出る。もうすぐ「みすぎ山」の山頂だ。
鉄塔のほうに歩いていくと・・・。
その途中で「みすぎ山」の山頂に到着(下の写真)。時刻は11:55。
二等三角点が有る。
標高は430m。沓掛山よりもちょっとこちらのほうが高い。
登頂成功のイェ~イ。
鉄塔のほうに進む。
ここから愛宕山がよく見える。良い展望場所だ。
丁度昼時なので、鉄塔の下のコンクリートの土台に腰かけて“どら焼きタイム”。愛宕山を眺めながら食べる。
下のほうに保津川沿いのr401とr50を結ぶ興味深い道が有る。あそこ・・・自転車で走っていた頃に確認してみたかった謎の道だ。
京都北山の奥のほうも見えるし・・・。
牛松山も見えるし・・・。
見飽きました?
雲が動くと下の山肌の黒い影も動く・・・そんなのを眺めながらの心地良いノンビリ・タイムが過ぎていく。
反対側は木々で視野が狭い。
加えて逆光でもあるので写真では更に上手く写らない。
たぶん・・・ポンポン山か小塩山が見えているのだと思う。
さて・・・一息ついたので、下山するか・・・。JR馬堀駅を目指すのだ。
鉄塔の下をくぐるようにトレイルが続いている。
再び林の中に入る。
初めはこれまでと似たような雰囲気のトレイル。
徐々に下り勾配になっていく。
すぐに一旦林を出、上空が開ける。
シダ類をはじめ下草が両側から迫り、トレイルが狭くなる。
ここまでの唐櫃越のシングルトラック部分とは違う雰囲気の区間に入るわけだ。
ここから先・・・知っているわけだが・・・
これまでと違ってノンビリとは歩けなくなるよ。
普通の運動靴やスニーカーだとちょっと嫌かも。
まだOKだけど。
地面がだいぶ隠れている。
でも上空が開けているように、頭上に木々が無く、落ち葉が殆ど無い。
地肌が見えている。
やがてまたこれまでのような林の中へ。
勾配はまだ緩いがどんどん下る。
まだこれまでと同じ感じ。
木漏れ日も射して穏やか。
さて・・・切り通しが深くなったところで・・・。
ここからですわ・・・。散策路の雰囲気が無くなるのは・・・。
まぁ、軽く倒木越え・・・。
湧水に加え、前日の雨の影響でヌタヌタの急下り。
写真では分かりにくいけど、撥水処理をしていない運動靴ならば靴下が濡れるかも。
撥水処理済みトレッキングシューズの有り難さを感じながら降りていく。
岩がゴロゴロ。その間を水が流れ、手を付くとべたべたになる急下り。
水の流れでトレイル崩壊寸前。下の写真、溝部分と右上の部分とどっちが本来の踏み跡?って感じ。
僕はいつも右手にカメラを持ったまま歩いているのだが、流石にここではケースにしまい、両手を空けて下る。
ストックは・・・リュックから取るのが面倒だったので使わずwww(飾りだな)
振り返って撮影(下の写真)。水が無ければ案外楽。また、登りのほうが楽だろう。
実は以前ここに来た時に、下から登ってくるサンダル,トレーナー姿の(年末近い冬なのに)・・・まるでコンビニに行く途中かのような格好の青年と出くわしたことが有る。どうも麓の町に住んでいるらしいが、ジモティではないらしく、この山道がどこに繋がっているか興味が有って入ってきたとのこと。あの時そのまま登っていったようだが、どこまで行ったのかな?
さて・・・濡れた岩場区間終了。
水は無くなるが、岩ゴロゴロは続く。
下り勾配も続く。
ま・・・だいぶ歩き易いですけどね。
こんな感じだけど(下の写真)。
変な岩を踏むと捻挫するよ~~。
岩に加えて木が横たわっているという、またちょっと歩きにくい区間に突入(下の写真)。
でもここを過ぎれば・・・。
快適な下り。
だいぶ降りてきたので、もうすぐ麓だ。
どんどん下る。
町の色々な音が遠くから聞こえてくる。
トレイルは九十九折れの下りになる。
何度も折り返しながら・・・
徐々に標高を下げていく。
同時に町の音も大きくなってきた。
でも油断は禁物。
油断して石を踏んでよろけ・・・捻挫とか・・・。嫌だね。
そう言いつつも、もう右手にカメラを持ちっぱなしwww
石垣の有る場所に出る(下の写真)。
人工物ですな。もうすぐ山から出るな。
フェンスも張られている。両側が竹林と畑だったようだ。
登山口の扉が有る場所に到着(下の写真)。
動物が山から竹林や畑に進入しないようにフェンスが作られていて、これは人間がフェンス内外を行き来するために作られた扉だ。本来は閉まったままで、ハイカーは空けたらきちんと閉めて出ていくようにと書かれた掲示が有る。・・・しかしこの状態では無理。前回は開閉できた。今は下に大きな石や倒木がゴロゴロ有って、扉は動かせない。開けっ放しになっている。そのままにせざるを得ない。畑をやめたし、竹林も気にしていないし・・・で、もう開けっ放しでもOKいうことか?いずれにしても石や倒木をどかせないので、そのままスルー。
実は上の写真の扉の影になっているU字溝が唐櫃越の道。前回はあちらへ進んだのだが、うっかり左のU字溝を下ってしまう(下の写真)。
結局はどちらでももうすぐに山から出るのだが・・・。ちょっとなんか気持ち悪い結果になった。途中で気が付いたが、どうせ通り一本離れているだけだし、面倒なのでそのまま出ちゃうことにした。
林から出る。時刻は12:50。
亀岡市篠町の集落に出て、唐櫃越を無事に終了。
如意寺の横に出る。本来は右隣(北側)の宝泉寺に出るのですわ。
正面に亀岡市街地が見えますな。
お・・・紅葉が・・・。ここにきて見られるとは。
さて、馬堀駅を目指すか。もうすぐ完全に終わりだ。
小道の分岐が多いので、もう記事ではいちいちそれらを紹介しません。
振り返ると背後に山。ここの中を歩いていたのですな。
坂を下り終えると前方にトロッコ亀岡駅が見えてきた(下の写真)。
そこをちょうどJRの列車が横切る。
田畑を見ながら駅に向かって歩いていく。
JRの線路も見えているし、駅の場所を示す道標も途中に有るので迷うことは無いだろう。
そして・・・、JR馬堀駅にゴール(下の写真)。時刻は13:10。
案外と早い時刻に終わったな。
あとはJR嵯峨野線の列車に乗り込んで京都駅へ。
東海道本線の大阪行きに乗り換えて大阪市内へ・・・。
そして、15:10に無事に帰宅。
こうして唐櫃越を無事にリピート出来たが、“お片付けシリーズ”としておきながら・・・、全く同じコースながら・・・、同じ場所に行くのが好きではない性格ながら・・・、とても良かった。やっぱりハイクになると違うな。歩く速度だからこそ感じるもの、見える物も有るのであろう。“片付け仕事”なんて言ったら唐櫃越に失礼な感じで、ホント良いコースだったと思う。何がって具体的に上げることは僕には難しく、伝えることが出来ないが、ここを歩くこと自体が・・・歩くだけでなんか満足出来ちゃった。行って良かった~~。
唐櫃越に限らず、京都西山っていいわ~~。好きだな。
さて・・・次は・・・また“お片付けシリーズ”か?
コース概略/
(自宅(6:05)→○○線・△△駅→桂駅→)
阪急嵐山線・上桂駅(8:07)→r132→山田岐れ(8:15)→浄住寺墓地・唐櫃越登山口(8:27)→ソヨゴ坂分岐(9:18)→沓掛山山頂(9:50)→舗装道出合(10:57)→舗装道→広場(11:20)→未舗装林道→林道終点・登山口(11:50)→みすぎ山山頂(11:55)→舗装路出合・如意寺横(12:50)→JR嵯峨野線・馬堀駅(13:10)
(→京都駅・JR東海道本線→□□駅→(徒歩)→○○線・◇◇駅→△△駅→自宅(15:10))
GPSデータ/
歩行距離/12.4km
歩行時間/3hr11min
停止時間/1hr54min
最高速度/10.5km/hr
移動平均速度/3.9km/hr
全体平均速度/2.4km/hr
標高差/402m
総上昇量/619m
最高標高/430m(みすぎ山山頂)
積算歩行距離/156km
積算総上昇量/6842m
| 固定リンク
Comments
ココへ行きたいと思いながら下調べはしていましたが未だに実現ならずでしたがkatzeさんの詳細の記事で林道の様子も詳しくわかって良かったです。みずき山からの下りは少々荒れているんですね。馬堀から上桂までもバスが出ていてアクセスもいいんだけどなかなか実現ならずです。
歩きやすそうな道でノンビリハイクにはすごくいいコースですよね。歴史もあるみたいだし。
雪のシーズン終わって虫が出る前に行ってみようかな。その際は参考にさせて頂きます(^_^)/
« 投稿: 登山 好人 2012年12月15日 (土) 22時19分
上桂に始まって、野鳥園、沓掛...そして馬堀
全部なじみのある地名が出てきて、とっても親近感で読ませていただきました(o^-^o)
沓掛って山があるんですね。知らんかった~
山田口から歩いて馬堀って、自分的に到底歩き距離とは考えられないけど
そして写真の様子はここを人が歩くコースってめっちゃ新鮮な驚きだけど、なんだか気持ちよいコースなのですね~。
おっちゃ~~ん。エエ味出してくれましたね( ̄▽ ̄)
« 投稿: tomo 2012年12月16日 (日) 12時47分
登山 好人さん>
是非行ってみてください。
みすぎ山以西の岩場は夏場になったら、もしかしたらその虫が飛び回って苦戦しそうな、そんな予感がしますので・・・。
年明け1月くらいが良いと思いますよ。むしろ2月のほうが雪が降りそうですし・・・でも積雪という程積雪は無いとは思いますが・・。
« 投稿: Katze 2012年12月16日 (日) 21時37分
tomoさん>
またまた京都西山に出没してしまいました(^^ゞ
その辺りの山が好きなもので・・・。
もし野鳥遊園に行く機会がありましたら、沓掛山くらいまで行かれてみてはいかがでしょう。ゆっくり気をつけて歩けば、あの辺りまでなら運動靴でも大丈夫だと思います。
« 投稿: Katze 2012年12月16日 (日) 21時40分