小塩山~水無瀬渓谷ハイキング 2012.12.16
年月日/2012年12月16日(日)
山地名・地域/京都西山
天候/曇りのち晴れ
目的/京都西山の小塩山に登る。
ポイント/①小塩山からの下山は大原野森林公園前へ出るルートを採る,②大原野森林公園前から先はその場で決定する。
内容/
前回「桟敷ヶ岳ハイキング 2012.12.08」の冒頭で、元々は(京都北山ではない)別の山に登るつもりで家を出た旨のことを書いたが、翌週末の今回はその山に登ることにする。それは京都西山の「小塩山」だ(“おじおやま”とも“おしおやま”とも呼ばれている)。
小塩山のハイキングの今回もまた例の“お片付けシリーズ”で(“お片付けシリーズ”とは・・・「奈良・龍王山ハイキング 2012.11.04」の冒頭参照)、例の“と或る手段”でこれまで2回ほど登ったことが有る。ただその“と或る手段”の特性上、登りでは車両通行止めになっている舗装路のr141を使った(その“と或る手段”もまた正確には車両に属するのだが・・・(^^ゞ)。今回はハイクなので舗装路を登ることはせず、小塩山のハイクの定番ルートである「天皇陵道」を使うことにする。天皇陵道は初めてなので、その部分は“お片付けシリーズ”には入らない。
一方、下山は大原野森林公園前へ出る予定で、これは“と或る手段”で通ったトレイルだ。で、その公園前から先はどうするか・・・。出発前に決め切れず、幾つかの候補・案を持って、その場で時刻や気力,体力等々から決めることにする(もっとも、ブログのタイトルを見ると結果がだいたい分かってしまうが・・・)。
自宅を7:30に出発(ちなみにこの日は衆議院選挙だが、期日前投票済み~~)。
最寄り駅から電車に乗って阪急京都線・東向日駅を目指す。しかし途中で用を足すために下車し、また乗り替えて・・・などとしていたら、東向日駅に着くのが遅くなり、小塩山・天皇陵道への玄関口であるバス停・南春日町に向かう、1時間に一本のバスが行ってしまった・・・orz 駅から歩いて行けないことも無い距離だが、次のバスに乗っても大した差は無いので、駅前で待つことにする。すると女性ハイカー三人組が現れた。同じ南春日町行きのバスを待っているようで、それならば同じ小塩山を目指す可能性が大だな・・・。
そして9:12の東向日駅発着の阪急バスに乗り込む。女性ハイカー達も乗り込んだ。
バス停・南春日町に9:30に到着して下車。女性ハイカー達も同じく降りた。小塩山に向かうとしか思えないな・・・。そのあとでポンポン山とか、そんな感じか??
GPSやらカメラやらの準備をし、9:36にバス停を出発(下の写真)。
r140を西の方角の山のほうへ向かう(下の写真)。
下の写真に写っている正面の山が小塩山だ。あそこに登るわけ。
女性ハイカー達のほうが僕よりもちょっと前にバス停を発ったのだが、彼女らはバス停からほんのすぐ先に有る下の写真のT字路の案内板を見てから、またバス停に戻っていった。バス停に詳しく書かれた地図の案内板が有るので、それを見直すために戻ったようだ。結局僕のほうが先行する形になる。
で、彼女らが引き返してきた下の写真のT字路を、左のAへ黄色の矢印のように左折。正法寺,大原野神社方面に向かう。
樫本神社(写真は無し)の前を通り、先へ・・・。
また分岐(下の写真)。
ここは黄色の矢印のように左のカーブしているA(上の写真の左下)へ向かう。
大原野神社に立ち寄るのであれば右のBへ行ったほうが良い。大原野神社に最初に立ち寄るのも小塩山ハイキングコースの定番パターンだが、今回僕は省略する。ちなみに、ここら辺の観光スポットでもある寺社は全て回っていて、大原野神社も正法寺も参拝したことが有る。なので、今回は省略(立ち寄るとブログ記事に寺社の説明を書くことになって面倒だから、というのも無きにしも有らず・・・(^^ゞ)。
ここには石標も立っていて(右の写真)、右の石標では参陵道・・・つまり天皇陵道も“右”のBへ向かうことを示している。実際と異なっている理由は調べていないので分からない。この石標を見てしまうと天皇陵道へはBへ向かうと思ってしまうかも知れないが、ここはAだ。尚、左の石標に比べて新しく、近年立てられたもののように思える。
Aへ入ると、右手遠くに大原野神社の石の鳥居が見える(写真は無し)。
そしてまたすぐに分岐(下の写真)。T字路になっている。突き当たりに道標が立っている(下の写真の右上)。金蔵寺は左のAへと書かれている。小塩山山頂には淳和天皇陵が有り、道標にはその淳和天皇陵についても書かれているが、右側に書かれている。しかし山頂へ向かう天皇陵道はBではなくて左のAだ。この道標の書き方はちょっと紛らわしい。紅葉の書かれた赤色の矢印は左を示しており、右側には赤色が塗られていない。淳和天皇陵も金蔵寺と同じ左に行くことを指しているのであろうか?
もしかしたら、道標は天皇陵道ではなくて舗装路のr141を歩かせようという意図なのかも知れない。尚、ここには古い道標も立っている(上の写真の左上の青色の円内と右の写真)。これには大原野神社と共に、花の寺近道がBのほうであることが示されている。花の寺とは勝持寺のことで、r141はその勝持寺のすぐ近くから小塩山に登っている。そうなると木の道標に書かれている淳和天皇陵はBのほうを指していると推察される。
・・・まぁ、そんなことは実際どうでもよく、上の写真の黄色の矢印のように左のAへ進む。
後ろのほうから女性ハイカー達の声が近づいてくる。彼女らも大原野神社には寄らずに直接天皇陵道を登るのかもしれない。追い付かれないようにそそくさとAへ進む。何故抜かされたくないかというと、僕は写真を撮るためにちょくちょく止まるが、普通に歩く速度は割と速いほう(←と思っている)なので、撮影中に抜かされて、僕が歩き出すとまた抜いて、そして撮影のために立ち止まっているとまた抜き返されると・・・という、競争をしているわけでもないのに抜きつ抜かれつの何か変に気まずいパターンになる可能性があるからだ。僕よりも歩く速度が速そうな人が後ろから来たら、抜いてもらって、その後自然と差が広がるので良いのだが、歩く速度が僕よりもちょっとだけ遅いと、その抜きつ抜かれつのパターンになる。後ろの女性達の歩く速度はまさに後者のパターンになる感じ。なので、通常よりもちょっと歩く速度を速め、撮影で止まっている間に追い付かれないようにする。・・・なんか変だが・・・(^^ゞ
そんなペースで、このAへ入った辺りから登り開始(下の写真)。
まだ舗装路だ。しかも比較的新しい綺麗な舗装面だ。
両サイドが竹林になっている坂を登っていく(下の写真)。
この先が工事中らしい。看板が置かれている。
上の写真の先の左カーブを曲がると、下の写真の工事現場に出る。
新名神高速道路の延伸工事が京都~大阪~神戸間で行われていて、ここ京都西山付近を通ることになっている。その工事のようで、僕は今建設中のトンネルの上に作られた新しい道に立っているわけだ。恐らく元々は今の位置よりも低い位置に有ったのかも知れない。トンネル出入り口を造るため、トンネルの上を通るように造り直されたのかもしれない。それで舗装も新しいのであろう。
トンネルの上を抜けて先へ・・・(下の写真)。
坂を登っていく(下の写真)。まだ新しい舗装面。
下の写真に写っているクルマは軽トラで、地元の林野関係者のもののようだ。
尚、この辺りで後ろから女性ハイカー達の声は聞こえなくなった。トンネルの上辺りまで来たようだったが・・・。
程なくして分岐(下の写真)。新しい舗装路はここで終わり、元々有る古い舗装路と繋がっている。
分岐には道標や地図が掲げられている(上の写真の円内)。天皇陵道は左のAだ。右のBでも登れるようだが、悪路と書かれている。地図には土砂崩れの場所の説明も有ったりして・・・。
で、Aへ入る(下の写真)。薄暗い竹林の中を進む。
頭上を見上げる(下の写真)。竹林のアーチですな。
途中で左手に墓地(写真は無し)。
登り勾配は少し緩くなっている。
前日に降った雨のために舗装面はちょっとジメっとしている。この先はダートになるであろうが、少し滑っているかな?
で、ダートに入る。
下の写真のような分岐も有るが、ここは登り勾配のほうへ向かえば間違いない(下の写真ではA)。
緩い勾配のダートの登りを進む。
先程から道に軽トラが停まっているのをちょくちょく見かけたが、竹林で大勢の地元の方が何やら作業中だ。
緩い登りのダートのダブトラ林道から、勾配が急になった所で、クルマの進入が不可能な山道らしい山道の登りが始まる(下の写真)。その境目辺りは作業をしている人が多く、写り込んでしまうので残念ながら撮影を自重。
ここから山登りらしい登りの始まりだな。
竹林が終わって雑木林になる(下の写真)。
割と勾配が有る。
地図では直線的に書かれているが、実際には細かく左右にカーブを繰り返しながら登っていく感じだ。
雨上がりではあるが、滑る程濡れてはいない。
向かって右側が斜面(下の写真)。
次は左側が斜面(下の写真)。これで九十九折れ気味に登っていることが伝わるだろう。
眺望は殆ど無い。木々の間から下がちょっと見える程度(下の写真)。まだまだ低い位置だな・・・。
ひたすら登る。
上の写真と下の写真を比較しても、斜面の位置から九十九折れで登っている様子が伝わるであろう。
少し高くなった(下の写真)。下の写真は、建物の雰囲気からして天皇陵道のよりも北東に位置する洛西ニュータウンのほうかな?
途中で、比較的展望を望める所に出る(下の写真)。
こちらは天皇陵道よりも南の、灰方町や石作町、小塩町の里山らしい景色が見える。
冬の田畑らしい。
下の写真は石作町付近か?
向こうに見えている山はどの辺りだろう(下の写真)。釈迦岳やポンポン山の辺りだろうか?(不明)
さて先へ・・・。
先程の展望の有る場所より上は、あまり九十九折れらしい感じでは無くなり、比較的緩いカーブで斜面を登っていく感じになる。
下の写真は振り返って撮影。
勾配自体も全体的には緩くなった感。
(でもあとでカシミールのグラフで確認すると、勾配にそう変化は無かったが・・・。)
どんどん登る。
展望は無いが、僕的には退屈感は無い。
初めての道だしな。
尾根道っぽいところも有ったりして・・・(下の写真)。
先に何やら道標が見えてきた(下の写真)。
分岐だ(下の写真)。金蔵寺分岐に到着だ。ここまでで天皇陵道の登りの半分は過ぎているようだ。
左のBは金蔵寺へ降りるルートだな(上の写真)。Aが小塩山山頂・淳和天皇陵への道だ。あと1.8kmか・・・。
で、Aへ・・・(下の写真)。
分岐以降、更に勾配は緩くなった感。
実際地図を見ても、分岐よりも上では等高線の間隔が広くなっている。
それでも勿論登り勾配ですけどね。
だいぶ木漏れ日が射すようになってきた。スタート時は曇りだったが、晴れてきたな。
下の写真のように比較的平らな道も有るが・・・。
U字の溝の区間のほうが多い。金蔵寺分岐よりも上のほうでそれは顕著。
たまに下の写真のような区間が有る。
整っているハイキング道的なトレイルだな。
と思っていると、またU字の溝(下の写真)。
また分岐が有るのだろう(下の写真)。道標らしい物が見える。
分岐だ。・・・あ、ここは前に来たことが有る。
僕は下の写真のCから登って来た。
冒頭で書いた“と或る手段”で登った際、登りは舗装路のr141を利用したのだが、下山はダートを使って大原野森林公園前へ降りた。その際に使った道が、この分岐のAからBへ向かう道だ。つまり天皇陵道の上のほうの一部をその時に使った次第。
今回の下山でも同じようにAからBへ向かう予定だ。またあとでここに引き返してくることになるわけだ。
ここは上の写真の黄色の矢印のようにAへ進む。
もうすぐ、r141の舗装路と出合う筈だ。
電柱や電線も現れる(下の写真)。
今、だいたい標高550m付近。ちなみに小塩山山頂は標高642mとのこと。
上のほうに白い物が見えてきた(下の写真)。r141のガードレールだな。
ガードレールが切れている(下の写真)。
そこから舗装路に出られる。
ここ(上の写真)が登りで最初に舗装路に出合う場所。
r141は向かって右から登ってきて左へ山頂へと向かっている。r141はクルマが登るための道なのでカーブを繰り返して勾配を緩くしながら山頂まで続いている。一方天皇陵道は徒歩用なので、もっと急登している。そのためr141は折り返しながら天皇陵道を何度かぶった切る形になっている。
次の取り付きは舗装路を横断したすぐ目の前に有るので分かり易い(上の写真の下段)。
尚、冒頭で書いたようにr141は一般車両の進入が禁止されているので(ゲートで閉ざされている)、クルマの心配はまず無く横断できる。ごくまれに山頂にあるNHKやFMの電波塔、国土交通省の無線中継所、天皇陵の管理関係者のクルマが往来する位。
斜面を登っていく。
この辺はちょっと雨上がりの濡れ具合が強く、滑りそうだな。
すぐにまたガードレールが見えてきた(下の写真)。
r141との二度目の出合い(下の写真)。
最初の出合った道の続きで、r141の登りは、今度は向かって左から登ってきて右へ抜けている(下の写真の中段)。
次の取り付きは向かってちょっと右に有る。見えている位の距離だが、r141を登りの方角にほんのちょっと・・・10m強歩いた所に有る(上の写真の中段右と下段)。
またダートに入る(下の写真)。
先ほどよりも更にすぐに舗装路との出合いが有る。
下の写真で見えているのは国土交通省の無線中継所の白い建物だ。
その建物のすぐ下がr141。
少し登っていくと・・・。
三度目のr141との出合い(下の写真)。これで天皇陵道のダートは終わりだ。
r141は右手のBから登ってきている。
山頂へは左のAのr141上を少し歩くことになる。
r141を挟んで出合いの向こうに、先程見えていた国土交通省の無線中継所が建っている(下の写真)。表示は未だに建設省のままだ。この階段で休憩し易いんですわ・・・。
で、先へ・・・。
少し歩くとゲートの有る分岐(下の写真)。Bの坂はNHKとFM局の電波塔へ通じる道だ。
ここはスルーしてそのままAへ。
ちょっと歩くと・・・。
舗装路が終わる所で分岐(下の写真)。
左のAが淳和天皇陵への参道(上の写真の左下)。
右のBはこの小塩山の春の見所である、カタクリの群生地へ続いている。春になるとカタクリの花を見に大勢の人が訪れるらしい。僕はまだ花を見たことは無いが・・・。群生地は歩いてもOKな所だけロープが張られて区分けされているなど、地元の人によって保護されている。開花時期でない時はカタクリの有る場所は分からないので、踏む可能性を考えるとロープを越えてはいけない。また、群生地から下は外畑町の集落(大阪府と京都市の府境の京都府側)へ降りる道が続いているようだが、そこへは降りて行ったことが無い。開花時期でない時に群生地付近まで降りたが、やめてしまった。また逆に外畑町の集落側から登ろうとしたことが有ったが、関電の巡視路よりも先で新雪によりルートが分からず、引き返してしまった。どちらも“と或る手段”の時の話だが・・・。
いずれにしても、今回はBへは行かない。
先ず、天皇陵へ参拝しましょう。Aへ・・・。
ここはこれで三度目かな・・・。
途中の右手に管理小屋が有る。前に来た時には古い管理小屋だったが、新しくなっている(上の写真の右下)。以前は参拝者が記帳するノートが有ったが(実名ではなくてKatzeの名まえで記帳したwww)、パッと見、見当たらない。
スルーして先へ・・・。石段が見えてくる(下の写真)。
石段を登ると、次の石段が見えてくる。
その先に天皇陵が有る(下の写真)。
淳和天皇陵の前に到着。時刻は10:55。
淳和(じゅんな)天皇については・・・・。Wikipediaで検索してみてください・・・、ということで省略(←手抜き(^^ゞ 尚、Wikipediaのページ→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B7%B3%E5%92%8C%E5%A4%A9%E7%9A%87)
こんな場所に有っても相変わらず綺麗に管理されているな。庭園のように砂紋がひかれている(下の写真)。
一応、小塩山山頂はこの天皇陵とされている(“一応”の意味はまた後ほど)。標高は642m。
拝んだ後で、不謹慎な登頂成功のイェ~~イ。
三角点は以前に少し探してみたが見つからなかった。独標は有るらしいが・・・。今回は探すこともせずにこれで登頂成功とする~~。
参道を引き返して先程の分岐へ・・・・。で、これも曖昧なのだが、小塩山の最高標高地点は淳和天皇陵ではなく、すぐ傍のNHKの電波塔の建っている場所だという情報もネットで仕入れている。なので、分岐の脇に有る斜面の踏み跡を登って、電波塔へ・・・(下の写真)。
NHKとα-Stationの電波塔が建っている。
一応、ここでも登頂成功のイェ~イをしておこう。本当の最高標高地点がどちらなのか分からないので念のためwww これで良し・・・と。
さて・・・下山する前にちょっと補給食でも食べて休憩を挟んでおきますか・・・。
先程の無線中継所まで戻り、階段に座ってどら焼きタイム(下の写真)。
目の前に有る天皇陵道の出合いから、そろそろあの女性ハイカー達も登ってくるんじゃないかな・・・。登ってきたら、入れ違いで僕は下山を開始しよう・・・と思っていたが、どら焼き一個を食べ終わっても人が近づいてくる気配が無いので、下山することにする。
下の写真の出合から天皇陵道を今度は下る。
下ってすぐにr141が見えてきた(下の写真)。
下の写真の黄色の矢印のように次の取り付きへ・・・。
またダートの下り。
そしてまたまたr141。
これでr141との出合は終わり。目の前のダートの続きを下る。
人が登ってくる気配は全然しない。もしかしたら彼女ら、全然違う目的地だったりして・・・。まぁ、どうでもいいや。
そして大原野森林公園へ向かう分岐まで戻ってきた(下の写真)。
先程はCからAへと紫色の矢印のように進んだわけだが、今度はAからBへと黄色の矢印のように曲がる(上の写真)。
これで天皇陵道もお別れ~。良い道だったよ、天皇陵道。さらば・・・。
さて、ここから先は既知のトレイルだ。
斜面沿いを横に進む。
僅かずつ下ってはいるが、むしろ横に進んでいる感じ。
暫く歩くと・・・おぉ!(゚0゚)
土砂崩れの跡だろうか。深い溝がトレイルを分断している。
前回通った時は何とも無かった。
写真では分かりにくいが、結構深く、落ちたら這い上がるのに苦労しそうだ。ぼろぼろと土が崩れて這い上がれないかも知れない。
しかも斜面の結構上のほうから崩れている。
ここは無理をせずに上のほうの崩れていない辺りまで登り、回り込んで降りてくることを選択し、先のトレイルに復活。
下の写真は溝を越えてから振り返って撮影したもの。青色のラインが本来のトレイル。黄色のラインのように回り込んだ次第。
さて・・・続きを・・・。
ひたすら山の斜面を横に進む。南の斜面を西に向かって横に歩いている。
分岐に出た(下の写真)。
Aは引き続き横に歩いて行くようなトレイル(上の写真の右下)。
一方左のBは緩い下りのようだ。
このトレイルには天皇陵道のような道標は無いが、分岐に立っている関電の巡視路の道標に誰かによる親切な書き込みが有る(下の写真)。これは間違っていないので信じて良い。Bがどこに通じているのかは書かれていないが、Aが森林公園に向かう道だと分かる(下の写真の左)。そこには小塩山もAになっていて混乱し易いが、この先にまた分岐が有り、そこで小塩山に登るルートと森林公園に下る道が分かれているのだ。つまり小塩山山頂を登り降りするルートはまだ他にも有って、森林公園と小塩山山頂間を、天皇陵道を経ずに行き来できるということだろう。その道は行ったことが無いし、逆に山頂のどこから降りられるのかも知らない。それはまたいつかの機会に探ってみよう。
で、Aへ・・・。
落ち葉を踏みながらのんびりと進む。
途中で斜面の上のほうに廃車(下の写真)。前に来た時も有った。上から落とすにしてもこの上には舗装路は無いのだが、どうやってここに至ったのであろう。これを片付けるのも困難だな。まったく・・・しょうも無い・・・。
微妙に下り勾配になっている区間が多いが、登り直す区間も所々有る(下の写真)。
そういう感じを繰り返して進んでいく。
人と出会いそうな気配無し。
それはそれで良いな。
むしろ好き。
ひたすら同じようなトレイルを進む。そういう単純なのもまた良し。あんまり神経を集中して歩くのも疲れるからな。
そんな感じで進むと、下の写真の登った先で・・・。
分岐だ(下の写真)。
先程述べた分岐。ここで小塩山山頂へ登るルート(B)と森林公園へ降りるルート(A)が分かれる。ここでも関電の巡視路の案内板に書き込みがされている。
未踏のBに興味は有るが(下の写真)・・・。
予定通りAへ行きましょう。
ここから勾配は下りとしてハッキリしてくる。
木々の間の緩い下りを進む。
すぐにU字溝のトレイルになる(下の写真)。
結構長く続く。
ほぼ直線。
U字溝区間が終わると・・・。
少しフラットになって・・・・。
鉄塔に出る。
南の方角の山が垣間見える(下の写真)。
高圧線の左の木々に隠れている山が釈迦岳。高圧線の右側がポンポン山だ。
鉄塔の下を抜けて先へ・・・(下の写真)。
緩い下りが続く。
快適なトレイルだ。
尾根道だな。
また曇ってきているが、尾根道なので明るいね。
特に分岐も無く、そのまま気楽に進めば良い。
ちょっと登り返したところで・・・。
また下り~~。
松林の間を進む。
地図にも広葉樹林帯となっていて・・・その通りだな(当たり前)。
松の樹林帯を抜けるとまた雑木林。
尾根道は続く。
程なくしてU字溝に変わる。
下り勾配も強くなってきた。
どんどん下る。
杉の樹林帯に入る所で、結構な急勾配になる。
陽が届かず薄暗い。
木々の向こうの下のほうに舗装路が見える(下の写真)。r733だ。
短い急勾配区間を過ぎ、緩い下りになる。
下りの終わりは沢を渡ることになる(下の写真)。
小塩山のどの辺りから流れ出ているのか知らないが、この細い沢も後々出灰川と合流し、そして芥川、淀川・・・大阪湾・・・太平洋・・・と続くわけですな。
同じようなことを前回「桟敷ヶ岳ハイキング 2012.12.08」で思っている時に、濡れた板の上に乗ってしまって滑って転倒したが、今回は気をつけないと・・・。そうさせるような丸太二本を組んだ橋が架けられている。
でも丸太を渡るよりも、沢に降りて石の上を歩いたほうが安全で楽(下の写真)。
丸太橋を使わずに横断して対岸へ・・・。
r733のほうへ向かって杉の木々の間を抜けていく。
最後に斜面を降りて・・・
r733に合流(下の写真)。時刻は12:12。
僕はDから降りてきた。
すぐ目の前にBの大原野森林公園の入り口(下の写真の下段)。
右手のCへは外畑町集落を経て大阪府高槻市内へ入る道が続いている。樫田に続いているのだ。
左手のAは逢坂峠,金蔵寺を経て再び東向日駅のほうへ降りていく道(下の写真)。
さて、(冒頭で書いたように)ここでこれから先を決定しないと・・・。
で、
案1:r733をCへ進み、高槻市バスの終点・中畑回転場で14:19の高槻駅行きのバスに乗って帰る。
→判断:何も周りに無いバス停で1時間半くらい待つことになる。結果的に早く家に着くが、味気無い。却下。案2:案1と違い、中畑回転場近くに登山口が有る明神ヶ岳へ登ってから、バス停に戻って、バスで帰る。
→判断:明神ヶ岳は未踏で興味深いが、事前の情報収集が不十分。バス停に14:19までに戻らないといけないが、間に合うか全く不明。中畑回転場から出るバスはそれが最終。乗り遅れても、樫田の集落まで歩いて(それは歩ける距離)樫田のバス停から乗れるが、そのバスの出発は16:24。今度はそこのバス停で結構長く待つことになる。明神ヶ岳には落ち着いて登りたいのでまた別の機会として、案2も却下。案3:大原野森林公園からポンポン山に登り、出灰に降りる。出灰からバスで帰る。小塩山とポンポン山を繋げるハイキングの定番ルート。
→判断:ポンポン山は三か月前にも(ルートは違うが)登っている(「ポンポン山~釈迦岳ハイキング 2012.09.12」参照)。大原野森林公園~出灰ルートは未踏で興味深いが、冬の晴れ間の日曜日なので山頂付近は混んでいるだろう。出灰からのバスは14:32か16:32のいずれかが有るが、前者は間に合うか微妙。後者はバス停で結構待つかもしれない。また同じく乗ってくるハイカーが多いかも。却下。案4:案3の別ルート。下山を神峰山寺方面にする
→判断:バス便は多くなるが、下山ルートで人が多そう。却下。案5:案3の別ルート。釈迦岳経由で善峰寺側へ降りる。
→判断:こちらも人が多そう。加えて、r733のAから善峰寺へ歩いて行けるので、ポンポン山山頂を経由する大きな回り道をしているだけのようで、虚しい。却下。案6:案3の別ルート。釈迦岳経由で川久保ルートで下山。
→判断:こちらも人が多そうだし、舗装路に出てから案外と帰るのが面倒。加えて、川久保界隈の道にあまり詳しくないので時間が読めず、不安。却下。案7:案3の別ルート。大沢集落経由で水無瀬渓谷ルートで下山。
→判断:サクサク歩かないと水無瀬渓谷で日没するかも。写真撮影をしたいので却下。
ポンポン山経由は無しだな・・・。ならば・・・。
案8:r733と東海自然歩道を歩き、善峰寺横から西山古道に入り、京青の森、大沢の集落経由で水無瀬渓谷ルートを使って帰る。
→判断:舗装路を歩く区間が長くなるが、ポンポン山を経由しないので、撮影をしていても日没前に水無瀬駅近くまで降りられるだろう。西山古道は改めて全ルートを歩くハイキングをしたいので、一部区間に唾を付ける形になって気持ち悪いが、大沢~水無瀬渓谷ルート(おおさか環状自然歩道)も“お片付けシリーズ”として残っていて、“片付ける”のには丁度良い機会。逆にこのチャンス以外で片付けるのは面倒。採用!!
ということで、大原野森林公園前→r733→東海自然歩道→善峰寺→西山古道→京青の森→大沢集落→r79→おおさか環状自然歩道→水無瀬渓谷→尺代→若山台→阪急・水無瀬駅に決定。
r733をAへ。逢坂峠方面へ進む。
杉が立ち並ぶ緩い登りを進む。
ここも何回か通っている。
好きな道だ。舗装路ではあるが、歩いてもノンビリ気分。
ただ、クルマは時々通るので注意。幅員も狭いしね。この日、途中でクルマが停まって、ドライバーから箕面の勝尾寺まで行けるか尋ねられた。そりゃ行けるけど、ここからの最短ルートを口で説明するのは難しいし、憶えてもらえるとは思えないので、この先の樫田の集落まで行って聞いたほうが良いですよ、選挙日だから人も外に出ているでしょう・・・と答えて不親切にその場を逃れるwww
また、この日はローディに2回出くわした。京都西山界隈のローディ御用達の道でもあるのだ。僕も自転車で何度か走っている。
京都と大阪の街から離れた、山間部の隠れた道って感じ。
所々農園らしき敷地も有ったり・・・。
1km強ほど歩くと・・・。
逢坂峠の手前で、右手に東海自然歩道の分岐(下の写真のA)。黄色の矢印のようにAへ入る。
狭い舗装路。脇の泥がはみ出てヌタっているところも有る。
でもr733よりも更に良い感じの道になる。
こちらは更にクルマの往来が少ない。滅多に無い。・・・というか、ここを通っていてクルマに出くわしたことはまだ無いな・・・。この日も無し。
杉谷の集落が見えてきた(下の写真)。
集落の手前にポンポン山へ登る登山口が有る(下の写真のB)。
どこへ繋がっているのか知らないが、ポンポン山~釈迦岳間のどこかに出るのであろう。
さて、勿論ここはまっすぐAへ・・・。
杉谷の集落を抜ける。人里離れたひっそりとした集落だ。冬に来るたびに見かけるこの道沿いの綺麗な寒椿の花を楽しみしていたが、今回の咲き具合はいまいちだった(なので写真は無し)。
杉谷の集落を抜けると下り坂になる。
林の中の下り坂。
急斜面なので九十九折れで下っていく。
善峰寺に出るまで10回以上は急カーブをするかな。
やがて三鈷寺との分岐に出る(下の写真)。
ここは右カーブのAへ。
また少し九十九折れが続くと、善峰寺が見えてきた(下の写真)。
堂の屋根の向こうに京都市街地が見える(下の写真)。
もうすぐ西山古道の入り口だ。
途中でメカトラ(?)対応中の5~6人のローディ集団を見かける。麓から善峰寺へのr208の登りも定番TTルートだしな・・・。
下の写真のカーブを曲がった辺りが西山古道の入り口。
その分岐にCから降りてきた(下の写真)。時刻は13:00。
Aが西山古道への道。Bは善峰寺横を下って麓に降りるr208(ここが起点)。
三か月前の「ポンポン山~釈迦岳ハイキング 2012.09.12」では、釈迦岳から西山古道に降り、この善峰寺横にAから出て帰った。
今回は逆にAから西山古道に入る。上の写真の下段の地図(←この場所に掲げられている)の黄色の矢印のように、京青の森の④を通って大沢の集落へ抜けるわけだ。
では、行きましょう。
先ずは善峰川を橋で対岸へと渡り・・・。
対岸のトレイルを登る(下の写真)。
緩い登りの斜面沿いのトレイルを進む。
左手に善峰寺の堂宇と京都市街地が見える。
洛西ニュータウン方面ですな。
遠くに京都北山の山々が見える(下の写真)。
ひたすら進む。
「ポンポン山~釈迦岳ハイキング 2012.09.12」で紹介済みの区間だし、いずれ西山古道中心のハイクでも紹介するので、ここは簡単に・・・。
と言いつつ、結構載せていますwww(^^ゞ
ちなみに下の写真のちょっと広い所から左のほうに眺めの良い場所が有る。今回はスルー。
登りからフラットになる。
快適なトレイルを進む。
分岐に到着(下の写真)。「ポンポン山~釈迦岳ハイキング 2012.09.12」の時にBから降りてきた、その分岐だ。
ここはまっすぐAへ進む。柳谷観音には寄らないけど、柳谷観音の方角だ。
途中でおじさんハイカー一人とすれ違ったが、挨拶をしてもシカトされた(´・ω・`)ショボーン おじさんハイカーさんで無視する人は稀だな。
また登り。
フラットと登りを繰り返しながら斜面に沿って奥へと進んでいく。
木漏れ日が凄いな。
西山古道は路肩が整備されているので歩き易い。
途中に白糸の滝(下の写真)。
登りが続くようになってきた。
ハイキングでは初めだが、“と或る手段”では度々通った道だ。
殆ど向こうから下ってくるパターンばかりだったが・・・。
路肩が崩れている箇所に橋が架けられて整備されている(下の写真の右下)。
案外と長く感じるな。
ここは歩きでは初めてだからな。
やがて山の斜面沿いのトレイルが終わる(下の写真)。
谷間を通る。
木漏れ日が続くな・・・。今日はもう日没まで晴れのままかな。
丸太小屋が有るが、今は使われていないようだ。
丸太小屋辺りから少しだけ下り気味の概ねフラット。
左手には水が流れることも有るようだが、見た記憶は無いな。今日も枯れている。
やがて坂へ出る(下の写真)。
僕はCから来た。B→Aへと登り坂だ。Bは長岡京へ続いている(“と或る手段”で通行済み)。ここはAへ登る。上の写真はAのほうの様子だ。
すぐに分岐・・・というか先程のA⇔B間の道との“改めての”合流地点(下の写真)。僕はCから来た。
道標が有るので迷うことは無いだろう。ここもそのまま登り坂のAへ進む。
すぐにまた分岐(下の写真)。
ここは四つ辻になっている。僕はDから来た。
ベンチでちょっと休憩のおにぎりタイム。鮭のおにぎり~~。
ここは何度も来たな~(“と或る手段”でね)。
道標がしっかりと有る(下の写真)。
右のBが釈迦岳へ登る道(下の写真)。未踏。
逆の左のAが西山古道の続きで、柳谷観音へ続いている(下の写真)。こちらは既知コース。ハイキングでもいずれ歩こうと思う。
まっすぐ続く少し下り気味の林道のような道のAが、大沢の集落へ通じる道(下の写真)。こちらは度々使って既知。
おにぎりを食べたらリスタート。Aへ進む。
この道はいつもジメっとしているな。
でも良い感じの林道風。
緩い下りを進んでいく。
脇に杉の植林。
しかし・・・小塩山ハイキングとこのルート・・・。
あんまり結びつかないよな~。
まぁ、小塩山に登ってポンポン山を経由せずに水無瀬渓谷に降りようとするのってあんまり無さそうな・・・。
ポンポン山・釈迦岳経由なら有るな。
やがてそのポンポン山・釈迦岳からのルートと合流(下の写真のB)。
ここからAへは、おおさか環状自然歩道の指定区間に入る。そして舗装路になる。
上の写真の地図の案内板によると、水無瀬渓谷まで4.1kmだ。
前方にポンポン山・釈迦岳から下山してきたと思われる、おばさんハイカー四人組(下の写真)。
追い付いたので、抜かしながらご挨拶。今度はシカトされなかった~。
おばさん達はどういうルートで帰るのだろうか・・・。僕と同じように水無瀬渓谷・尺代経由か??それともマイカーで来ていてピストンか??
舗装路になってからちょっと進むと・・・。
車両進入禁止の太い紐が張られた場所に到着(下の写真)。実際は紐ではなく、チェーンに厚手のビニールの帯を巻きつけたような物。以前はチェーンだけだった。
これを跨ぐと大沢の集落内に入る。時刻は14:00。
陽の光が下まで充分に射すようになる。
すぐにr79に合流(下の写真)。
Bは川久保の集落と成相を経て高槻市街地へ降りる方角(下の写真の右下)。
Aはベニーカントリー倶楽部を経、楊谷寺(柳谷観音)、長岡京へと続く道。
AもBも既知の道だ。
おおさか環状自然歩道はAのほうへ続いていて、ベニーカントリー倶楽部の少し手前辺りでr79と分かれてダートになり、ギロバチ峠を経て水無瀬渓谷へと下って行くのだ。
で、ここは左折してAへ・・・。
早尾神社の前辺りで、おおさか環状自然歩道の道標が有る(下の写真)。あと400m登った所に右手に水無瀬渓谷へ通じるトレイルの入り口が有る筈だ。
登っていくと・・・。
右手にゲートの有る分岐(下の写真)。
で、ここでこの道に入ったが、間違い。ミスコースだ。まだr79から離れてはいけない。以前“と或る手段”でこの辺りに来た時には逆の方角の楊谷寺側から来たせいもあって、先に正解の分岐に出合うので間違えなかったのだが、今回は間違えてしまった。
GPSに登録していなかったのも痛恨。前回の「桟敷ヶ岳ハイキング 2012.12.08」で岩茸山をスルーしてしまった教訓が生かされていない(-_-;)
この道はこの近くに有るNTTの電波塔へ登るための作業道なのだ(なので舗装路ながら一般車両進入禁止)。
右の地図はこのミスコースの状況を説明したもの。
大沢の集落から赤い色のラインのように進んで、途中で青色のラインに入り、ベニーカントリー倶楽部入り口にもっと近い所でr79とは離れる。そしてギロバチ峠を通過して・・・と続く。僕が実際に通ったのは赤色のライン。少し手前でr79から離れてしまったのだ。この後途中でミスコースに気が付き、何とかおおさか環状自然歩道に合流し直すが、ギロバチ峠をスルーしているのが惜しくてわざわざちょっと戻ることになる(それは後述)。
そもそも、おおさか環状自然歩道は親切な道で、こういう舗装路との分岐では地図や道標がしっかりと立っている。実際正解の分岐には立っている。下の写真は過去に正解の分岐を入った所のもの。写ってはいけない“と或る物”が写っているのでそれはモザイクwww
正解の分岐から先はすぐにダートの登りなのだ(下の2枚目の写真)。そして程なくしてギロバチ峠に着くことになる。
全く・・・何をボ~ッとしていたのか(-_-;)
この時点に戻って・・・。
ミスコースに気が付かず、舗装路の坂を登り始める。
そして気が付き始める・・・・。「こんなに長かったか?すぐにギロバチ峠に出る筈だろうが・・・。」「そもそも舗装路だったか??」「ゲートなんて有ったっけ??」「そう言えばこの近くにNTTの中継所が有ったな・・・。その道か!?」
下の写真の舗装路の先を少し進み、建物が見えた時点で確信した・・・。間違えた・・・と。
途中に踏み跡が有るダートの分岐が有ったので降りてみる(下の写真)。
踏み固められていないが、トレイル状態にはなっている。
僕のように間違える輩が作った踏み跡か??(あまり良いことでは有りませんな)
少し下ると下の写真の左下辺りに写っているような、綺麗なトレイルが見えてくる。
そのトレイルに降り立つ(下の写真)。この整備された感、おおさか環状自然歩道でしょ。
ギロバチ峠をスルーした形になっている筈。
それを確認するためと、ギロバチ峠という、琴線に触れるような名前の峠をスルーするのが嫌で、水無瀬渓谷の方とは逆に、ギロバチ峠が有る筈の方角へ進む。
ちょっと歩くと・・・。
ギロバチ峠に到着。あ~~、やっぱり。この峠の特徴の見憶えのあるベンチとテーブルが有る。
峠を越えるのではなく、こういうピストンのような形で峠を行き来するのは気持ち悪いが、もうやってしまったものは仕方が無い。
時刻は14:23。峠に展望は無いし、時間のことも考え、折り返して水無瀬渓谷のほうへ向かう。
微妙に凹な気分で進むw
“片付け仕事”なんて言っていたからバチが当たったか?
それに折角のGPS・・・活用した方が良いな。
おおさか環状自然歩道には、要所に下の写真のような道標が有る。迷うことは無いだろう。またこのルートで水無瀬渓谷まで迷いそうな分かりにくい分岐は殆ど無い。
あと2km強か・・・。
そう言えば、あのおばさんハイカー4人組は追い付いてこないな。僕がもたもたしている間に追い付かれても良さそうだったが・・・。マイカーでピストンだったのかな?
暫く山の斜面を横に歩くだけの感じが続く。短い登り下りを繰り返し、常に右手に斜面を感じながら進む。
このルートで殆ど展望は無いが・・・。
唯一開けている場所に到着(下の写真)。
京都市西部の街が見える。
ここから先、山の斜面沿いのトレイルから尾根道風のトレイルに変わる。
勾配はまだ緩い下り。
人の気配無し。
でもポンポン山~釈迦岳~水無瀬渓谷は定番ルートなので、この時刻、ゆっくり歩いていると後ろから下山中のハイカーが追い付いてきそうだな。
今は貸し切り状態。
6年ぶりだと新鮮な感じ。
何となくは憶えているけど・・・。
当時はまだ“と或る物”の扱いに必死で、周りをノンビリ見る余裕も無かったな~。
やっぱり、歩きは歩きで良いね。
下の写真はちょっと下り勾配がキツい。
また緩くなった。
そして尾根道からまた山の斜面沿いの道になる。
もうそろそろ谷沿いに入る道になる筈。
あ~、見えた(下の写真)。あの道標。
ここを右に曲がると谷に入っていく。
まっすぐ進むトレイルが続いているようだが、意図的に木々が置かれて塞がれている。
道標に従って右折。
そしてまた少し左カーブを曲がると、谷に降りていく。
木漏れ日の射す谷道だ。
歩き易いトレイルだ。
まだ水の気配は無い。
そして・・・沢に出くわす。
橋は有るが、折れて壊れている(下の写真)。
で、この橋は土が被さっているが、表面はトタンのような金属(下の写真は渡った後で振り返って撮影)。その金属部分に体重をかけると滑るかな? でも跨いで土の部分に足を乗せようとすると、折れている所に加わる衝撃が強くなるし・・・と思い、ちょっとトタン部分に片足を乗せてそっと体重をかけてみたら・・・思いっきり○|_| ̄ =3 ズコー
背中のリュックを潰す形で後ろに転倒。予想していながらバカですね~。てか、運動神経鈍いですね~(^^ゞ
前回に続き連続だな。
まぁ怪我も無く、すぐに起き上がり、そのまま折れた部分に思いっきり体重をかけ、橋を渡って先へ・・・。最初から遠慮無く折れた部分に思いっ切り乗っちゃえば良かった。
ギロバチ峠の件に続き、またちょっと凹気分が深くなったが・・・。気を取り直して先へ・・・。
木漏れ日が美しいし・・・。
陽が届かないと結構薄暗い。
ストロボ撮影は嫌いなので、そのまま写すとピンボケ気味だ・・・。サイズを小さくすれば大して差は無くなるが・・・。
また橋・・・。
これこれ、このトタン。
土の部分を歩いて無事に通過www
緩い下りが続く・・・フラットに近いか。
15:00を回っているが、まぁ、暗くなる前に町に出られるだろう。
まだ慌てないでノンビリと撮影をしながら進む。
まだ沢の水量は少ない。水たまり程度。
ひたすら歩き続ける。
徐々に川幅が広くなってきた感じ。
流れも感じるようになってきた。
沢を渡る(下の写真)。今度は踏み石だ。
そのほうが楽だ。トタンの橋よりも・・・。
丸太が架けられている所も・・・(下の写真)。ここは脇の石のほうを歩いたほうが無難。
こうして何度か沢を渡り返しながら先へ進む。
岩場が多くなってきた。
水量も増えてきた。小滝も有るし、トレイルから川までの高さも出てきた。
滑り落ちたら怪我をしそう。トレイルの幅も狭いしな。
この辺りから、後ろから来るハイカーさんと遭遇し始める。皆さん結構歩くスピードが速い。滑る素ぶりも見せずに軽々と下っていく。僕は歩き方が悪いんだろうな。
いつもならモデルとして写真に写り込んでもらうところだが(上の写真のように)、僕が止まっている間にすぐに距離が離れてしまって置いていかれる。
結局この界隈で三人ぐらい(いずれもおじさんハイカーさん)に抜かされた。
急勾配で幅が狭い箇所にはロープが張られている(下の写真)。
この付近は暗くてストロボ撮影をしないとピンボケか、暗くなり過ぎになる。ブログに載せるに堪えられないので、カット。岩ゴロゴロのなかなかワイルドな区間だったのだが、紹介できなくて残念だ(ストロボ・・・使えば良かったかな~)。
で、そんなこんなで降りていくと、広い整備されたトレイルに立つ(下の写真)。
ここからが水無瀬渓谷だ。
ここから先は尺代まで幅の広い緩い下りの林道風のトレイルだ。
時刻は15:24。もう日没の心配は無いな。日没前に駅に着くな。
安心してこの渓流を見ながら歩きましょう。
でもトレイルから目を離し過ぎないようにしないとね。落ちたら大変。落ちなくても躓いて転んだらバカらしい。
なかなか良いね。
今回はこのルートにして良かったな。
そう言えば、以前来た時に水車小屋跡と乙女の滝を見逃してしまった。今回はちゃんと見つけよう。特に後者は・・・。
渓流をチラ見しながら・・・。
ひたすら歩く。
お・・・見えてきた。
壊れた水車。
先へ・・・。
渓流はまだまだ良い感じ。
ハイキングのシメとしていいな~。
ブログを見ている人は退屈でしょうが・・・。
暫しお付き合いを・・・。
お!滝だ(下の写真)。
でもこれは乙女の滝ではないようだ。これはこれで良いけど。
緑色の柵の辺りを過ぎると・・・。
乙女の滝の案内板が有る(下の写真)。
その正面か・・・。あれか~。
なるほど、か細い。
↓一応動画も撮影。ちょっとだけですが・・・。
これで見るべきものは見たし・・・。先へ・・・。
尺代の集落を目指す。
集落が近くなると堰堤が出てくるようになる(下の写真)。
人工的なこういう物が登場すると、自然の渓流としては終了ですな。
でも渓流の眺めは悪くない。
まだまだ歩く。
ひたすら・・・。
堰堤以降、流れが穏やかになったな。
下の写真は振り返って撮影したもの。良い道でしょ?
そして・・・車両通行止めのゲートに到着(下の写真)。尺代の集落はもうすぐだ。
ゲートの横を通り抜けて先へ・・・。
右手に田畑が見えてきた・・・。
路面の落ち葉が少なくなり、地肌が見えてきた。
そして尺代の集落に入る。時刻は15:56。
集落は山の斜面沿いに有り、その中の道はちょっと複雑。前回は迷いかけて偶然出会った地元の方に若山台までのルートを教えて頂いた。そのルートの記憶は一応有る。
下の方に水無瀬川を渡る橋が有る。先ずはそこに降りる。
民家の間の道を下り、あっさりと橋まで来た(下の写真)。
橋を渡ってその先の山を登れば、若山神社の前に出られる筈。若山神社から下れば町に出られる・・・筈。
橋を渡り、田畑の間のコンクリート舗装の道を進む(下の写真)。
左手にカーブし、道のような道でないような細いコンクリートの道を登っていく(下の写真)。
すると、ダートになる(下の写真)。そう、これだ、これ。
今度は正解だな・・・。
登る先に竹林が見えてきた(下の写真)。
そうそう、ここ、ここ。記憶が有る。
薄暗いダートの小道を抜ける。
急に左手が開ける。
桂川・宇治川・木津川の三川合流地点が見える。
この眺めの記憶は無いな~www
赤い橋は御幸橋だね。
先に進むと、舗装路が見えてきた。
公衆トイレの前という無粋な場所だが・・・、若山神社前に出る。時刻は16:10。
右手の坂を登れば若山神社(上の写真の右下)。
左の道を進めば町に出られる(上の写真の左下)。
若山神社には寄らず、左の道へ・・・。
下の写真のような幅員の狭い下り坂になる。クルマの往来は案外と有る。この日も2台、下から登って来た。
下っていくとメインの参詣道に出る(下の写真)。下の写真を写している場所の背後に若山神社の大きな鳥居が有る。スルーするので撮影は無し。
下っていくと・・・。
若山台の団地に到着(下の写真)。
道標が有る。
あとはひたすら水無瀬駅を目指すだけ。どんどん下る。
名神高速道路の高架下を抜け、JR線を橋で越える(下の写真)。
橋から右手にJR島本駅が見える(上の写真の右下)。自宅最寄駅の都合上、阪急のほうが楽なのでスルー。
反対の左手には石清水八幡宮の有る鳩ヶ峰が見える(上の写真の左下)。
JR線を越えて街中を南下。
そして・・・阪急京都線高架下が見えれば、人が多く行き来してくるほうにちょっと進み・・・。
阪急・水無瀬駅に到着(下の写真)。時刻は16:40。日没前に着いた。
あとは電車に乗り込み、大阪市内へ・・・。
そして17:20に無事に帰宅。
こうして小塩山と水無瀬渓谷のハイキング終えたわけだが、歩行距離20km以上と、結構歩いた。でも登りらしい登りは天皇陵道だけだったのでそれ程疲れず、それでいて歩いたという充足感は残る形となって良かった。ミスコース有り、滑って転倒有り・・・と今回もやらかしたが全体的には満足。
小塩山のルートはまだ他にも幾つか有るので、今後探りに行きたいと思う。
前述したが、水無瀬渓谷はハイキングのシメとして良かった。
さて、次は・・・・。
(でも、もう次も行っているし・・・。てか、未執筆のハイキング記事が溜まりまくっているな~。今回も次回もまだ去年の分だwww)
コース概略/
(自宅(7:30)→○○線・△△駅→阪急京都線・東向日駅・阪急バス→)
阪急バス・南春日町バス停(9:36)→r140→天皇陵道→淳和天皇陵・小塩山山頂(10:55)→大原野森林公園前(12:12)→r733→東海自然歩道→杉谷→東海自然歩道→善峰寺(13:00)→西山古道→京青の森→大沢(14:00)→r79→ギロバチ峠(14:23)→おおさか環状自然歩道→水無瀬渓谷(15:24)→尺代(15:56)→若山神社(16:10)→若山台→阪急京都線・水無瀬駅(16:40)
(→△△駅→自宅(17:20))
(クリックすると別ウィンドウで拡大表示できます。→)
GPSデータ/
歩行距離/21.1km
歩行時間/4hr47min
停止時間/2hr19min
最高速度/16.7km/hr
移動平均速度/4.4km/hr
全体平均速度/3.0km/hr
標高差/632m
総上昇量/1093m
最高標高/642m(小塩山山頂・淳和天皇陵)
積算歩行距離/202km
積算総上昇量/9474m
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Comments
5・6年前に金蔵寺から天皇陵道を歩き、大原野森林公園まで同じルート歩いたことがあります。
その頃あの不法投棄?の軽四覚えてないなぁ。大原野森林公園からはポンポン山に登って
本山寺パーキングまで歩きました。
水無瀬峡谷がすごく懐かしいです。あの界隈では好きなトレイルでした。それにしても21㎞もよく歩きますね。
その半分の距離が今の僕では限界です。12㎞以上歩くと腰がかなり痛みます(涙)
いや~ 懐かしい場所ばかりで楽しかったです♪
ありがとうございます。
« 投稿: 登山 好人 2013年1月27日 (日) 23時21分
登山 好人さん>
金蔵寺→小塩山→森林公園→ポンポン山というのが組合せとして良いですね。僕ももしポンポン山に暫く登っていなかったら、小塩山→ポンポン山→出灰 or 神峰山寺をしていたでしょう。
2009年の11/28にはあの廃車は有りました。2007~2009年の間に捨てられた(?)のかもしれませんね。
水無瀬渓谷には好人さんも例の“と或るもの”で出撃されましたよね。記事を見たのを憶えています。
今回歩いてみて、懐かしい箇所も有り、新たに感じ入った箇所も有りで、歩くとまた違うものでした。
« 投稿: Katze 2013年1月28日 (月) 20時15分