旗尾岳~府庁山ハイキング 2013.01.03
年月日/2013年1月3日(木)
山地名・地域/金剛山地
天候/曇り時々晴れ
目的/金剛山地の大阪側、金剛南尾根に囲まれた小さな山塊の「旗尾岳」と「府庁山」に登る。
ポイント/天見駅から十字峠経由で時計回りに回る周回コースを採る。
内容/
2013年の初ハイクだが、相変わらず今回も“お片付けシリーズ”のハイキング(“お片付けシリーズ”とは・・・「奈良・龍王山ハイキング 2012.11.04」の冒頭参照)。金剛山地の大阪側に位置し、金剛南尾根に東側と南側を囲まれた小さな山塊の「旗尾岳」と「府庁山」に登る。その年の山行初めとしては地味な山だが、そこは僕らしいか・・・。
旗尾岳は別名「天見富士」とも呼ばれている。山の西側から見ると結構綺麗な円錐形をしているようだ。
一方、府庁山は、昔1929年に大阪府が個人から70年間の契約で借り入れ、スギやヒノキの植林をした山だそうだ。契約は終了したらしいが、そのまま府庁山という名前で呼ばれている。
両山共“と或る手段”で入った時が初めてで、ハイクとしては今回が初めてだ。
旗尾岳と府庁山はセットでハイクするのが一般的で、そのコースも色々有るようだが、今回も“と或る手段”の際と同様のコースを採ることにする。天見駅をスタートして最短ルートで旗尾岳に登り、次いで府庁山(三差路)、そして十字峠に降り、鳥の谷林道を経由してまた天見駅に帰ってくるという、時計回りの周回コースだ。
自宅を7:00に出発。
最寄り駅から幾つかの路線を乗り継ぎ、南海高野線・天見駅に8:26に到着(下の写真)。
里山の駅らしい雰囲気が良いね。
写真には写っていないが、ほんの僅かに雪が舞っている。まぁ、本降りになることはあるまい。
GPSやらカメラやらを準備し、8:28に駅を出発。
駅舎出口から目の前の小道をちょっと進むと、下の写真の上段の黄色の矢印辺りの先に、南海線の線路を渡る踏切が有る(下の写真の左下)。
線路を渡って、ちょっとホーム方向にUターンするように曲がる(上の写真の左下の黄色の矢印)。小道をちょっと進み(上の写真の右下)、線路から離れるカーブで分岐が有る(下の写真の左上)。Cから来たわけだが、AでもBでもOK。結局は下の写真の左下のような所で合流する。そしてコンクリート舗装の登り坂に入る(下の写真の右下)。
コンクリート舗装の薄暗い坂を登っていく。
途中で先が明るくなる(下の写真)。
新しい道路の建設中のようだ(上の写真の下段)。高架になっていて、結構高規格の道路が作られるようだ。4年前には自然の山の斜面が存在していて、こういう状態ではなかった。山の形が変わっちゃうのは残念だ。
工事現場を過ぎて先へ・・・。
切り通しの場所を過ぎると・・・(下の写真)。
ダートに変わる。
やや急な坂だ。
登っていくと、左手に沢。
そして勾配が緩くなってくる頃、先のほうにその沢を渡る橋が見えてくる(下の写真)。
左手の橋を渡る(下の写真)。まっすぐ進むほうの先は知らん。
沢を渡ると・・・。
Uターンするように急坂が伸びている。
Uターンと書いたが、もう1回急カーブを曲がるので、ヘアピンのS字だ。
谷沿いの急坂が続く。
いわゆる激坂レベル。前回は途中で“押し歩き”ました(何をって?バレバレだが秘密)。今回は自分が歩くだけなので楽。
スギの植林が天高く聳え立つ。
人の気配はまるで無し。天見駅は無人駅で、電車を降りてから人に会っていないが、この先も会わないだろうな。ハイカーさんも正月三が日にここには普通登らんだろ~。
自分は何でこの山に?って思わないことも無くはないが、“片付け”を早く済ませたいんだから、これでいいや・・・と思い直して登っていく。
切り通しの部分を過ぎると・・・(下の写真)。
勾配は緩くなる。
左手の斜面にシダがたくさん。
そしてその上に聳えるスギの植林。
そして程なくして林道風の道が終わり、左手の急斜面を登っていくシングルトラックに変わる(下の写真)。分岐ではないので、迷わず斜面に取り付ける。
シダの間のトレイルを登っていく。
実は、シダは苦手(-_-;) なんとなく・・・。
下の写真は振り返って撮影。急斜面の様子が分かるだろう。
シダが無くなると木の根っこが見えるようになってくる。
下の写真は、ずっと上を見上げた所。あの上の方まで登らなければいけない。
途中で分岐(下の写真)。水平なBへ逃げてはダメ。
Aを登る。
上のほうが見えてきた。
急斜面を登り切ると薄暗い植林帯から脱する。やや明るい雑木林になる。勾配も少し緩くなる。
いい感じの雑木林の中を進む。
暫く分岐は無く、トレイルも分かり易い。
左手の木々の間から街が垣間見える(下の写真)。
ここは標高約450m。低いので、麓の建物が肉眼でよく見える。写真ではぼやけているが・・・(^_^;)
落ち葉を踏みながら登り続ける。
赤色のテープや下の写真のような黄色のテープが目立つ。迷うことも無いだろう。
鉄塔だ(下の写真)。
鉄塔#6に到着(下の写真)。時刻は9:07。
西南の方角に展望が開けている(下の写真)。
岩湧山だろう。
鉄塔の下をくぐるようにしてトレイルは続く。
明るい尾根道に入る。
木漏れ日も射しこんできた。もう雪の心配は無いな。
フラット気味な道のあとは、先に登りの斜面が見えてくる。
登り~。
登っていくと、先の方がまたフラットのようだ(下の写真)。
フラットになる。
この辺りから、右手の林の中でガサガサと音が駆け抜けていっている。人間が歩く場所ではないし、何の動物だ?複数いる感じ。
その音を聞きつつ、木々の間を進んでいくと・・・。
あっさりと旗尾岳山頂に到着(下の写真)。時刻は9:16。
トレイルの幅がちょっと広くなっただけで、下の写真のような標示が無かったら通過してしまうかも。
ここで標高548m。
登頂成功のイェ~イ。ちなみに三角点は無いらしい。
周りは木々に囲まれて展望は一切無い。
雑木と植林帯に囲まれている。
歩き始めてからまだ大した時間も経っていないし、座って休めるような大きな切り株も無いので、先に進む。
山頂を横断するように東にトレイルが伸びている(下の写真)。写真には写っていないが、テープの目印も有るので、ここも迷うことは無いだろう。
程なくして下り。
そしてフラットに・・・。植林と雑木の間を進んでいる感じ。
急下りの始まり(下の写真)。
と、その時、右側の林の中からガサガサという音。旗尾岳山頂前で聞いたあの音と同じだ。それは僕の横の林の中を通り過ぎて、一旦下の方へ・・・。すると、上の写真の下りの途中辺りのトレイルを灰色の小さな動物の群れが素早く横断(゚0゚) 5~6匹はいただろうか。そして時折木々の間に姿を見せながらこちらへ登ってくる。カメラを構えて動かないでいると、一匹がすぐ目の前に出現!僕の姿を見て急ブレーキ。カメラのピントを合わせようと、人差し指だけを動かしてシャッターを半押しすると・・・パッとすぐ近くの木に登り、木の上伝いに僕の後ろの方へ逃げ去った。シャッターチャンスを逃したと思った瞬間、また一匹僕の目の前に現れて急ブレーキ。しかしシャッター半押し中にまたしても木に登って逃げられた。その後、何匹かは僕を避けるようにトレイルから離れた斜面を登っていった。残念・・・。
あとで気が付いたのだが、シャッターを半押しした際にカメラ前面のランプが緑色に光るので、どうやらそれがきっかけで逃げたのかも。向こうが出てきそうな場所に予め半押ししたままフォーカスを合わせておいて、そこに来たら押し切る・・・とすれば上手く撮れたかも知れない。こちらに向かってくる電車とかクルマとかを撮るときはそうしている。・・・・ただ・・・、動物はレールや道路のような決められたルートを確実に通るわけではないので、やはり無理かな・・・。
止まっている時にはシャッターを押せなかったが、それでもとりあえずシャッターを押したところ、木に登っていく途中を撮れた(下の写真)。
上手く撮れなかったが、山の中でこういう動物に会えるとうれしい(熊や猪は御免だが)。
さて・・・、ハイクを続けよう。
下っていく(下の写真)。
下り終えるとすぐにまた登り(下の写真)。
鉄塔が見えてきた。
鉄塔#7に到着。時刻は9:30。
トレイルは下の写真の黄色の矢印のように、鉄塔下を通って続いている。
この鉄塔#7からも岩湧山が見える。
あそこからこちらを見ているハイカーがいるかも。
さて、再び林の中へ。
鉄塔が有るので、下の写真のような関電の道標が多い。それにハイカーが“←府庁山”と書き込んだのだろう。
やや下りの尾根道を進むと・・・(下の写真)。
また登り(下の写真)。
登り切ってフラットになったかと思うと・・・(下の写真)。
また下り(下の写真)。
そして下り終えるとまた登り(下の写真)。
この丸太は階段のつもり??まさかね。歩きにくいです~~。
登っていくと、勾配が緩くなり・・・。
登った先はまた下りか?
と思っていたら、尾根道に出る。
左にカーブし(上の写真)、フラットなトレイルを進むと・・・。
やっぱりまたまた下り~~~(下の写真)。
下るとすぐにまた登り(下の写真)。
登り切ると・・・またまた・・・また下る~~(下の写真)。
ひたすらこのアップダウンを繰り返す。
トータルすると、今のところは下り部分の方が長くて急なので、全体的には標高を下げていっている感じ。
快適な尾根道だな。
でもまたどうせ下りがくるんだろう。
やっぱり・・・。下りが来た。
東へ向かい、尾根のアップダウンをずっとトレースしていく。
今のところは分岐も無く、迷うようなことも無い。
しかしこれだけアップダウンを繰り返していると、総上昇量は標高差に比べて随分と多くなりそうだ。
また登って・・・(下の写真)。
また下って・・・(下の写真)。
また登って・・・(下の写真)。
また下る・・・(下の写真)。
この界隈、暫くは緩めの下りと登りが繰り返されている。
あまり何も考えずに歩ける。
が、久しぶりに激急の下りが出現(下の写真)。
注意して下る。
それでも今日は地面が乾いているので楽だな。濡れていたら滑りそう。
下の写真は下っている途中を振り返って撮影。
急勾配の様子が、上の写真と下の写真の木々の太さと角度で伝わるかな。
長い下りだ。逆に登るときは頑張りどころだな。
先のほうのフラットな所が見えてきた(下の写真)。
下り終了(下の写真)。
後日カシミールで確認すると、旗尾岳~府庁山間のアップダウン区間で、ここが最低標高部分。このあともアップダウンを繰り返すのだが、ここから府庁山まではトータルで登りの方が長くなってくる。
そして、ここは分岐になっている(下の写真)。
右手のBに小天見林道へ通じるトレイルが伸びている(上の写真の左下のテープに書かれている)。上の写真の右下がそのBの入り口だが、分岐からはハッキリとトレイルが見えない。踏みこんでいけば分かり易くなるのかも知れない。地図では、南西に向かって谷を下っていくと林道に出、天見の集落の蟹井八幡神社の近くに出るようだ。
ここは真っすぐAへ登っていく(下の写真)。
一旦フラットになったが・・・(下の写真)。
また登り(下の写真)。
木の根が這う登り坂。
上の方が明るい。
綺麗な尾根道出る。
そして緩い登り。
前述の通り、登り主体になっている。
ちょっとだけ下るが・・・(下の写真)。
すぐにフラットになって・・・。
またグイッと登り。
特に分岐も無い所だが、案内の札が掛けられている(下の写真)。左に大きくカーブするから、間違えないように掛けたのであろう。
カーブの先に下り(下の写真)。
上の写真では倒木が写っているが、全体的にこのトレイルに自然に倒れた倒木は少ない。金剛山地のメインの山々からは外れているが、荒れている個所は無い。
フラットになって・・・(下の写真)。
下って・・・。
登って・・・。
今日はこのセリフが多いな。
登ると、分岐ではないが分岐のような紛らわしい箇所に出る(下の写真)。
僕はCから来た。府庁山はAのほうだ。
右のBに快適な尾根道が見える。Bへ進むことを妨げるように枝が置かれている(上の写真の右下)。僕のように旗尾岳から府庁山へ向かう人間ならば、方角からしてC→Aへと左に曲がろうと判断するだろうが、逆に府庁山から旗尾岳に向かう人間はうっかりするとAからBへ直進してしまう可能性が有る。そのために枝が置かれているのだろう。
また、木の枝にも旗尾岳がCの方である、ということを示すように書かれている。Aから来た人が見えるように書かれている。・・・でも木に直接書かんでもな・・・。
さて、Aへ曲がると快適な尾根道が見える。
木漏れ日が射したり、消えたり・・・。
分岐ではないが、右手にBの谷へ下りていくルートが有るようだ(下の写真)。しかしそれを止めるよう、警告している標札が木に括りつけられている(下の写真の下段)。
地図でもこの谷の等高線間隔は狭くて急そうだと分かる。下りは危険だが、逆に登ってくるのは有りなのか?
下るわけではないので、そのまま直進。
フラットで快適な尾根道から下る(下の写真)。
久しぶりに長めの急下り。
でももう鞍部が見えてきた(下の写真)。
下り切って・・・。
また登り。
登りの方が長いな。
スギの針葉樹の落ち葉で下の地面はフカフカ(下の写真)。
登っていくと、上の方が結構明るくなってきた。
下の写真には写っていないが、肉眼では鉄塔が見えてきている。
林から出る。
鉄塔の下に到着。
ここは展望を望める。北の方角の眺めが良い。
電線の向こうに特徴的な山(下の写真)。
その左に大阪の街が見える。
大阪の平野部と大阪湾・・・。
そして対岸の神戸の湾岸、六甲山地が見える
もう少し天気が良ければくっきりと見えそう(撮る者の腕とカメラの性能の問題かwww)。
でかくて長いビルだな(下の写真)。何のビルかな?
某紳士服店の看板まで写っているわいw
さて、続きへ・・・。
鉄塔の下を抜ける(下の写真の黄色の矢印)。
林へ入る下り(下の写真)。
少し下ると・・・(下の写真)。
すぐに分岐に着く(下の写真)。時刻は10:34。
鞍部の十字路になっている。僕はCから来た。
案内の道標(上の写真の中段右)はA,C,Dについてしか書かれていないが、右のBへも緩い下りのトレイルが伸びている(上の写真の下段)。どこに出るのかは分からない。
左のD(上の写真の中段左)は、林道才ノ神線へ下りていくトレイル。その林道を下って行けば南河内グリーンロードに出、その西に南海高野線・千早口駅が有る。千早口駅からスタートする際のルートの一つでもあるわけだ。ただ。旗尾岳と府庁山の間のここに出てくるので、両方の山に行くにはちょっと効率が悪いルートかな・・・。
で、府庁山へは真っすぐAの登り(下の写真)。
府庁山三差路までもうあと500mくらい。
登り終えると分岐・・・かな?
左のBのトレイルはここからはハッキリ分からない。葛城第18岩瀬の経塚山を経由して、前述した林道才の神線に出合うようだ。経塚を目当てにこの付近を歩くハイカーもいるようだ。
僕はスルーしてそのままAへ・・・。
快適な尾根道を進む。
ここから先、府庁山三差路までは下りらしい下りは無い。
軽く登って・・・。
またフラット。
まっすぐに快適なトレイルが伸びている。
途中でトレイルの真ん中に石標(下の写真)。大きさは三角点のサイズだが、三角点ではない。大阪府の山(かつて借りていただけだが・・・)であることを主張しているのか・・・。元々はもっと大きくて後に削られたようにも見える。
幅が広かったトレイルがグッと狭くなる。
下草が両側から迫る。
右手は明るい。左手は植林で暗い。
緩い登りが続く。
このルートでは珍しい、倒木。
右手が一層明るくなる。木が無くなった。
南の方角の山が見える。
金剛山地の紀見峠の東、ダイトレ状のブンタ谷分岐や西ノ行者が有る辺りだろう。今あそこを歩いているハイカーがいるかもしれない。
その右のほう、あれは三石山かな(下の写真)。
遠くには紀ノ川以南の山並みも見える(下の写真)。
トレイルの登り勾配はより急になってくる。
幅は狭いまま。
両側から迫る下草。
トレイルの上に茎がいっぱい(下の写真)。
時折、右手だけ開ける。
右手に岩湧山が見える角度になってきた。
先の方が見えない・・・。
お・・・もうすぐだな。ここを登れば・・・。
お、見えた。
府庁山三差路に到着(下の写真)。時刻は11:29。
ちょっと広くなっている。
中央には三角点ではなく、先程も見た大阪府の石標が埋められている。代わりにこれで登頂成功のイェ~イwww
正しいとは言い難いが、三差路とはいえ、ここで府庁山登頂としてしても良いかも。標高は610m。
北側にはスギが聳え立っている。
南側は開けている。
岩湧山が見える(下の写真)。
木々の間に隠れ気味の三石山(下の写真の左寄り)
少しズームアップ。
西北西の方角に大阪平野がギリギリ見える(下の写真)。
大阪湾と神戸港、六甲山地も木々の間から垣間見える。
さて、先程からここを三差路と言っているが、それは下の写真のようにトレイルが分かれているためだ
僕は西側のCから登って来た(下の写真)。
そして直進するようにAへ下りのトレイルが続いている(下の写真)。十字峠に向かう場合にはAへ下る。入り口はCと同じで、下草によって見にくい。
南のDへ下れそうな急下りが口を開けているが、これはルートとして含めていない(下の写真)。この先どうなっているか知らない・・・。危ないかどうかも知らない。
そして、北の林の中に入っていくBへトレイルが有る(下の写真)。A,B,Cで成っている三差路ということだ。山頂としていないのは、Bのちょっと先に標高約650mのピークが有って、そちらの方が高いからだろう。ここ三差路とその最高標高点は同じ山塊なので、合わせて全体を府庁山とし、その最高標高点を府庁山山頂とすればいいと思えるだろうが、実は三差路から北のBは府庁が借りていた山ではない。最高標高点は府庁の山ではないのだ。なので、府庁山山頂とするのは言葉としていかがなものか・・・、といったことで、府庁山山頂と呼ばれる場所が無く、ここは府庁山三差路、あちらは単に最高点などと言われているのだろう。
で・・・今回はその最高点まで行くことにする。前回はその最高点の場所が分からず、途中で折り返してしまった(GPSや詳細な地図が無くて・・・)。
おにぎり補給食タイムのあと、リスタート。府庁山三差路から北のBへ向かう。先ずは下り(下の写真)。
少し下ると・・・。
登り。
サクサクと登っていく。
フラットになる。
前回はこの辺りで折り返してしまった。
ここから先は未踏。
また登り・・・。
上の方にピークが有る。
ピークに到着したが、ここは最高点ではないようだ。GPSではまだ600m強。650mには届いていない。地図でも同様。もう一つ北のピークのようだ。
ピークを北へ下る(下の写真)。
鞍部に出て・・・。
また登り。
ちょっと長めの登り。
どんどん登っていく。
地図ではこの先が最高点のようだ。
登りが長いので間違いない。
上の方が見えてきた。
ここが最高点。時刻は11:15。
北ピークとも呼ばれているようだ。GPSでは661mとなって、10m程高めに出てしまっている。地図では640~650m位だな。
三角点は勿論のこと、何の標札も無し。展望も無し。
登頂成功のイェ~イも無しwww
下の写真はイェ~イではありません。トレイルの続きがあとで分かりにくくなるので親指と人差し指で方向を示しておいただけ。黄色の矢印のようにトレイルは続いている。
ちょっとだけ先の様子をうかがってみるか・・・。
緩い下り・・・。いい感じのトレイルだ。
ハイキング本によれば、右手の木々の間から大峰の稲村ヶ岳と大日岳が見えるらしい。しかしよく分からない。見えている山の写真を適当に撮ったが、載せるにはあまりに値しない写真だったので、写真も無し。
この先(下の写真)、ガイド本によればヒノキの美林が有り、田山の三角点(542m)、クヌギ峠など、興味深い場所を通って南河内グリーンロードに出合うようだ。そして千早口駅まで帰れる。旗尾岳~府庁山の定番ルートの一つのようだ。
とっても興味が湧いてきて、予定を変更して先へ進もうかとチラリと思ったが・・・。やっぱりきちんと“お片付け”をしようと、予定通り、十字峠経由で天見に帰ることにする。田山のルートはまたいつか別のプランの際に組み込もう。
そういうことで折り返し。サクサクと戻って・・・・、府庁山三差路(下の写真)まで帰って来た。時刻は11:29。まだ昼前だ。
先程は上の写真のCからBへ紫色の矢印のように進んで、今度はBからAへ黄色の矢印のように進む。
Aの下りに入る(下の写真)。Cと似たような感じだ。
下ると途中で右手に金剛山地。
電線と鉄塔が多いな。
止まってチラチラと見ながら急下りを続ける。
三差路よりも見易いな。
さらば岩湧山。
振り返って三差路の方を見る(下の写真)。この植林の並びが結構特徴的で、離れた所から見ても「あそこが三差路だな」と分かる(あとでそれが出てくるよ)。
どんどん下っていくと・・・。
林の中に入る。もう展望は無い。
どんどん下りまっせ~~。
落ち葉で滑らないように・・・と・・・。
勾配が緩くなってきた。
雑木の中を進む。
先の方で植林帯に切り替わりそうな気配。
植林帯に突入。そして急下り(下の写真)。
植林帯=急斜面だな。
下り、ほぼ終了。
記憶では、あとは軽く登り下りが続くぐらいだな。
確かこの先に分岐が有ったな。
その分岐(下の写真)。鞍部になっている。
右のBへ急下りのトレイルが見える(上の写真の下段)。どこへ出るのかは知らない。
僕は真っすぐ登りのAへ・・・。
ちょっと登るとフラット。そしてその先にまた登り(下の写真)。
ピークへ登る。
林から出そう。
鉄塔だ(下の写真)。この場所も思い出した。
僕とは逆に進む人のために府庁山への道標が括りつけられている。
鉄塔の下をくぐる。
ここから府庁山三差路が見える(下の写真)。前述通りで、分かり易いでしょ?
金剛山地側もよく見える。
青いのは・・・道路かな??
さて・・・先へ・・・。
鉄塔ピークから下っていく。
そしてまた登る・・・と・・・。
フラットになって・・・。
また下り~~。
また登り~~、と今回のお決まりのパターン。
倒木を跨いで・・・。
ここは珍しく倒木が目立つな。
尾根道を・・・。
下る~~~。
そしてまた快適な尾根道。
気楽でいいね。
少し登ると・・・。ピークで右のAへカーブ(下の写真)。
Bへは快適な尾根道が続いているが、黄色のテープでしっかりと通行止め(上の写真の左下)。右のAの下りへ入る(上の写真の右下)
最初は緩めの下り。
そして急な下りになる。
どんどん下っていくと、先の方に林道が見えてくる。
ダブトラ林道に下りる(下の写真)。時刻は11:57。
Aが十字峠への道だ。
下の写真はこの林道出合で振り返って撮影。
Cは僕が下りてきたトレイル。折り返すようにBへも林道が続いている。
ここを経由して府庁山,旗尾岳に向かう人は、木に括りつけられた標札が目印になるであろう。
では、Bを背にAへ進む。
お気楽なダブトラ林道。
南北に走る尾根上の林道だ。
マツとスギの植林が両側に並ぶ。
急な下りになった所で舗装路に変わる(下の写真)。
ずっと下っていくと・・・。
一旦林から出て・・・。
また舗装路の急下り。
思いっきり真っすぐな下り。この先だったな・・・、十字峠は・・・。
下り終えた所の鞍部が十字峠(下の写真)。時刻は12:02。
ここは文字通り十字路になっている。A~C間の峠ということですな。
道標が多いので分かり易い。
東のCへダートを下りていく道が石見川に出るルート(上の写真の左下)。R310に出られるのだろう(行ったことは無い)。
逆の東のAへ下りていくダートは、天見駅方面へ向かうルート。前回同様、ここを下るつもり(下の写真の上段)。
ちなみに、真っすぐ続く舗装路の登りのBはタンボ山へ続くルート(上の写真の左下)。先程の千早口→クヌギ峠→田山→府庁山経由でここに来て、タンボ山に向かうのも良いな。その逆でも良い。いつかやろう。
・・・で、Aへ。折り返すように下る。
狭い溝状のトレイルで下っていく。
割と階段状ででこぼこした路面だ。
もうすぐ出口は近い。
足元にシダ類が目立ってきた。
溝が深くなる。
まだ溝の底でも歩ける。
ガレはそれ程無い。
九十九折れという程に何回も折り返すわけではないが、数回ヘアピンカーブをして下っていく。
溝の区間終了。
分岐でもないのに道標(下の写真)。
もうすぐだ・・・。
見えた(下の写真)。林道出合。
再び舗装林道に出る。時刻は11:57。
僕はCから降りてきた(下の写真)。ここは道標が多いので、ここから登る人も登山口を間違えずに十字峠へ行けるだろう。
左のBへの登りの先は・・・知らん(上の写真の右下)。
ここは右折してAへ下る(上の写真の左下)。
鳥の谷林道を下る。
暫くすると沢に出合う。
沢沿いに下っていく。
あとは舗装路歩行のみ。
一旦林から出る。
右手の山の斜面の上に見えるのが・・・府庁山三差路付近かな?(下の写真)
再び林の中に入り、沢を橋で渡って先へ・・・。
ちょっとした渓流。
木漏れ日が射してきた。
林から出る。
天見の集落に入った。
長閑な冬の里山の中を歩いていく。
「さらば、岩湧山」と言ったのに、また見えちゃった(下の写真)。
途中でダイトレへ向かう谷道(下の写真のB)との分岐。たぶんブンタ谷だな。
ダイトレには行きませんよ。まだ正午だけど帰ります。
田畑から家が多くなってきた。
前回ここを通った時に、偶然地元に人達が外でやっている“しし鍋パーティー”に出くわし、声を掛けて頂いて御馳走になったな~。めっちゃ美味しかった~。
でも今日は静か。人が出ていない。
この辺りでようやく地元の方と思われるクルマと出くわした。天見駅を出て以来(正確には電車を降りて以来)、久しぶりに人に出くわした。
程なくして、蟹井八幡宮の近くで南海高野線の線路が見えてくる(下の写真)。線路はトンネルに突入している。
そのトンネルの入り口の上の道を通ると、下の写真の分岐。
右が自転車・歩行者専用道路。黄色の矢印のようにあちらへ入る。
今は冬だが、春になると桜が咲く桜並木の遊歩道だ。
のんびりと歩く。
左手にはR371沿いの民家と田畑が見える。丁度この日この時、紀見トンネル付近で事故が有ったらしく、救急車かパトーカーだかのサイレンが鳴っていた(帰宅中の電車内にてスマホでネットのニュースから知った)。
暫くするとR371から天見川を渡ってこちらへ来る橋が見える(下の写真)。前回来た時には無かった。位置関係からして、どうやら朝に、駅から登って行く途中で見た工事現場の高架と繋がるらしい。今のところ、この遊歩道沿いの斜面の手前で道は途切れていて、橋は進入禁止になっている。後日ネットで調べてみると、バイパス道路を作るつもりらしいことが分かった(http://www.pref.osaka.jp/tondo/omonajigyo/r371.html)。
上の写真のトンネルを抜け、遊歩道は続く。
右手から南海の線路が来る所で遊歩道は終了。
遊歩道を出た所が、朝、A→Bへと踏切を渡っていった場所(下の写真の紫色の矢印)。ここをAへ進む(黄色の矢印)。
そして天見駅にゴール。時刻はまだ13:00。
あとは閑散とした寒いホームで20分強待って、電車に乗り込み、一路大阪市内へ・・・。
14:40に無事に帰宅。早い帰宅になった。
こうして地味な2013年山行初めを終えたが、結構満足。人がいないほうが好きな僕にとっては丁度良い時に丁度良い場所に入ったわけだ。
距離の割にはアップダウンが多く、歩きごたえは有った。標高差は420mくらいだが、距離が10km満たないのに、総上昇量は標高差の倍になっていた。
展望は鉄塔付近や府庁山三差路付近だけだが、悪くなかった。金剛山地の稜線とは丁度良い距離間で、良く見られた。天気が良かったらもっとくっきりと見えていただろう。
植林の多い山ではあるが、雑木林も結構多いので、その点も良い。
本文でも書いたように、この界隈にはまだ幾つかのルートが有るので、未踏だし、またいつかの機会にそれらを歩いてみたいと思う。
そういう感じで、無事に今年の山行初めを済ませたので、また今年一年山を楽しみたいと思う。
さて・・・次は・・・(実はその翌日も仕事は年始休みなので出撃したwww それはまた次の記事で~~)。
コース概略/
(自宅(7:00)→○○線・△△駅→□□線・◇◇駅・南海高野線→)
南海高野線・天見駅(8:28)→鉄塔6(9:07)→旗尾岳山頂(9:16)→鉄塔7(9:30)→鉄塔→鞍部(10:34)(林道才ノ神線・登山口方面出合)→府庁山三差路(10:53)→府庁山最高点(北ピーク)(折り返し)(11:15)→府庁山三差路(11:29)→鉄塔(11:46)→舗装林道出合(11:57)→十字峠(12:02)→鳥の谷林道→天見集落→八重桜並木路(12:49)→南海高野線・天見駅(13:00)
(→◇◇駅・□□線→○○線・△△駅→自宅(14:40))
GPSデータ/
歩行距離/9.5km
歩行時間/2hr35min
停止時間/1hr55min
最高速度/8.9km/hr
移動平均速度/3.7km/hr
全体平均速度/2.1km/hr
標高差/420m
総上昇量/811m
最高標高/650m(府庁山最高点・北ピーク)
積算歩行距離/220km
積算総上昇量/10777m
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Comments
府庁山の由来をはじめて知りました。
勉強になります(゚ー゚) 山と高原地図を見てて変わった
名前の山だと気にはなっていました。
リスですか?よく撮れましたね~(o^-^o)
こんな野生の小動物に出会うと癒されます。
大阪府民としては府庁山やっつけないといけませんな~
ココなら暖かくなればバイクで行けそうだし、春先の
暖かい日に歩いて展望のいい鉄塔のところで山飯したいですね。
« 投稿: 登山 好人 2013年2月20日 (水) 21時16分
登山 好人さん>
ネットとハイキング本から簡単に仕入れた情報で・・(^^ゞ 戦前から70年間も借りていたなんてすごいですけどね~。
あの灰色の動物はニホンリスのようです。↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Japanese_Squirrel_edit.jpg
↑似ています。
野生の動物をとりあえずフレームに入れることが出来たのはこれが初めてです。サイクリングで鹿とかは何度か出くわしましたが、これまでカメラを握ることすらできずに逃げられていました。
この山へのコースは色々有りますが、どれも初めに林道を経由していますので、バイクだと登山口に停め易いと思います。
鉄塔は、府庁山のすぐ西の鉄塔が展望が良くてお薦めです。
« 投稿: Katze 2013年2月21日 (木) 00時02分