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2013年4月14日 (日)

魚谷山ハイキング 2013.02.10

年月日/2013年2月10日(日)

山地名・地域/京都北山

天候/晴れ所により一時曇り

目的/京都北山の魚谷山に登る。

ポイント/①貴船山の三角点と山頂には寄らない,②魚谷峠からの下山ルートはその場で決める。

内容/(注:雪が有りますが、投稿したこの4月よりも2か月も前の2月の話ですので(^_^;)
この日は京都北山の魚谷山(いおだにやま)に登ることにする。
過去に“と或る手段”で京都北山のド定番のM○○コースの魚谷峠界隈を殆ど林道繋ぎで行き来したことは有るのだが、魚谷山山頂には行かなかった。なので、山頂は初めてであり、いつもの“お片付けシリーズ”ではない(“お片付けシリーズ”とは・・・「奈良・龍王山ハイキング 2012.11.04」の冒頭参照)。

行きのルート計画は、叡山電鉄の二ノ瀬駅からスタートし、夜泣峠をパスするルートを経て二ノ瀬ユリを歩き、滝谷峠と柳谷峠を経て山頂に着くという定番ルート。下山のルート計画は、魚谷峠から林道歩きでr61に降り、どこかのバス停から「もくもく号」に乗って市街地へ帰るという感じ。どの林道を使うかはその時の時刻や体力と相談してその場で決めることにする。
このルート、叡山電鉄の本数ともくもく号の本数(一日2往復分)からして、何か有って時間がかかった場合を想定すると逆回りの方がロー・リスクなのだが、もくもく号を使うとどうしても登りルートで林道歩きが多くなってちょっとつまらない(林道歩きは嫌いではないけど、なるべく登りの時には避けたく、どちらかと言うと下山の時に“流し”の意味で使いたい)。そういうわけで上述のように計画した次第。
また、このルートのすぐ近くに有る貴船山山頂やその三角点は今回パス(貴船山は山頂と三角点が離れているパターンの山)。それはまたこの界隈の別トレイルを歩きたくなった時に組み込むつもりだ。まぁ、単に貴船山山頂を通過すると記事のタイトルが「貴船山~魚谷山ハイキング」になって、ネーム・バリューとして“貴船山<<魚谷山”と思っている僕としては何となく嫌なので・・・。単にそんな理由から・・・(^_^;)
尚このルート・・・、夏場は名うてのヒル・ゾーンを通過することになる。なので、冬まで待っていたのだ。

自宅を6:20に出発。
電車に乗り込み、幾つかの路線を乗り継いで叡山電鉄鞍馬線・二ノ瀬駅(下の写真)に8:55に到着。また今回も乗り継ぎでモタモタしていた結果、予定よりも遅くなってしまった。

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二ノ瀬駅は無人駅。上の写真のように駅のホームには丸太小屋風の待合室が有る(出町柳行きホーム上)。トイレも有ったりして(この路線はトイレの無い駅も有る)、ハイカー思いの駅だな。
ホーム上でGPSやカメラ等の準備をし、9:03に出発。
駅のホームは集落よりもちょっと高い所に有る。線路を横断し・・・。

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反対側ホームから階段で一旦下に降りる(上の写真の下段)。
鞍馬二ノ瀬町の集落に入り、川の方へ向かってちょっと歩く。その橋の手前で(下の写真)、本来はBの方向、橋で一旦左岸に渡り、そちらの一般道を少し上流へ歩いて次の橋でまたこちら右岸に渡り返すほうが、マナーが良いと言うか“誠実な”ルートなのだが、僕は橋を使わずにAへ左折(下の写真の黄色の矢印)。

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右岸沿いのダートを歩く(上の写真の左下)。この道は民家の敷地みたいな私道で、よそ者が歩くのはあまりよろしくないのだが、まぁ僕一人だけなので失礼をばして・・・(^^ゞ ハイカー集団がガヤガヤおしゃべりをしながら歩いたら、それはちょっとマナー悪いよね・・・、って感じの道だ。
そそくさと右岸を歩く(下の写真)。

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すぐに目の前に木橋(下の写真の上段)。本来は、あの橋で渡り返してくるのが筋。
橋の傍に道標と地図が有る(下の写真の赤色の円内)。

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冒頭で書いた通り、夜泣峠はパスする予定だが、まだ今は夜泣峠方面へ向かう。
橋の前で左折(下の写真の黄色の矢印)。

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そしてすぐに右折してコンクリートの橋を渡る(下の写真の黄色の矢印)。

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渡るとすぐ目の前にまた道標と地図が有る(下の写真)。
Bのほうの階段ではなく、そのままAへ直進する(下の写真の黄色の矢印)。

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すぐに左手に踏み切りが見えてくる(下の写真)。

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踏切を渡る。
すぐそこにまたまた地図と道標(下の写真)。

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Bは「守谷神社」経由で夜泣峠へ向かうルートだが、夜泣峠をパスするので、その場合は踏切を渡ったらすぐに右折してAへ・・・(上と下の写真の黄色の矢印)。

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線路沿いに登っていくダートに入る(上と下の写真)。時刻は9:10。

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ここからいよいよ本当のハイク開始。

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右手の崖下に線路が見える。

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登るにつれて線路から離れていく。

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暫くすると急カーブ。

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また急カーブ。

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と言う具合に、数回折り返しながら山の急斜面を登っていく。

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雪が有るのは、数日前に降った雪の残り。今日は下界では晴れの良い天気になりそうな予報で、おそらくここ山間部でも・・・少なくとも悪天候にはならなさそうだ。

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3回目のヘアピンカーブのあとは、普通に登っていく感じ。

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さほどガレていることもなく、歩き易い坂だ。

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まだ雪も全然問題無く、土が見えている。

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が、登っていくと徐々に雪が多くなってきた感。

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かつて御神木だったのであろうか?注連縄が掛けられている。

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写真には写り込んでいないが、雪に靴跡が見える。今日のものか、昨日辺りのものかは分からないが・・・。

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だいぶ雪の部分が増えてきた。凍結気味なので滑り易くなっている。

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一応、アイゼンは持ってきている。ただ、まだ下の写真のように地面が見えている区間も多いので、履くには早過ぎるな。

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どんどん登っていく。

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雪に木漏れ日が射している。

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ここの辺りは予想していたよりも結構整っているトレイルだな。

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似たような写真が続きますが・・・(^_^;)

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今、上賀茂地区と鞍馬地区の境界に沿って山の中腹を登っている。

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確かこのトレイルより東が貴船山国有林になっている筈。

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かなり雪が路面を覆ってきた。そろそろアイゼンが必要か?

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そう思っていると、向こうにちょっと開けていそうな明るい場所が見えてきた(下の写真)。

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夜泣峠分岐に到着(下の写真)。時刻は9:43。

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ここで夜泣峠からのトレイル(C)、r61沿いの大岩の集落からのトレイル(B)、僕が歩いてきた二ノ瀬駅からのトレイル(D)、そして二ノ瀬ユリ・滝谷峠からのトレイル(A)が合流する(下の写真)。

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大岩方面への入り口は暗くて先が良く分からんな(上の写真の右上)。
夜泣峠からのトレイルは尾根道のようだ(上の写真の下段のC)。
ここからAへ進むわけだ(下の写真)。積もった雪が凍結しているように見える。

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ここで立ち止まったことだし、軽アイゼンを付けておこう。
ついでにスパッツも履いておこう。実は人生初スパッツwww
パンツの方は、実は二ノ瀬駅ホームで予めレイン・パンツを履いておいた。

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さて・・・Aへ(下の写真)。ここから二ノ瀬ユリだ。
先程までの登り勾配からすれば殆どフラットに近いトレイルだ。とても緩い登り勾配。

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あ・・・・ちょっと進むと、雪が無くなって・・・。

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石がアイゼンの爪の間に挟まるので歩きにくいし、何よりも刺さらない。
なので、またすぐにアイゼンを外す始末www

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良い感じの緩々で快適なトレイルが続く。

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“二ノ瀬ユリ”を初めて聞いた時は植物の“百合”でも道沿いに有るのかしらん??と思ったが、全く違う。ネットで調べたところ、“ユリ”とは“ユリ道”のことで、その“ユリ道”とは丹波地方の言葉で山腹を絡むように緩やかに付けられた捲き道のことらしい。緩い道→ユリ道と訛ったと伝えられているとのことだ。

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そういう緩やかな道が続く。

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これもネット調査だが、昔は途中に結構展望の良い場所が有ったらしい。今は木々で遮られてしまっているとのこと。

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たぶん、その辺りに差し掛かったのであろう。チラリと山並みが見えている。

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ここは上空が開けていて明るいな。写真として載せていないが、快晴の青空だ。

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再び林の中へ・・・。快適な道が続く。

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またそろそろ軽アイゼンを付けようかな・・・。

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そう思っていると、ちょっと前まで左手の崖は深そうな底の見えない谷底だったのだが、下の写真のように随分と浅くなっている。

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また少し歩くと・・・。

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左のほうから来る別のトレイルが見え、あちらに道標も見える(下の写真)。

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あぁ、ここが樋ノ水峠分岐か・・・。時刻は10:11。

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分岐は下の写真のようになっている。僕はCから来た。
上の写真のようにBのほうに樋ノ水峠へのトレイルが伸びている。二ノ瀬駅からここまでずっと有った靴の跡はBへ向かっている。樋ノ水峠に向かったと言うか、貴船山三角点に向かったのであろう。貴船山三角点はBの樋ノ水峠方面のトレイルの途中から登ると踏むことが出来る。そして北上すれば貴船山の山頂に着ける。そしてまた北上すると、僕がこの先進もうとしている下の写真のAへ続くトレイルともまた合流出来る。ただ、冒頭で書いた通り、貴船山の三角点も山頂も今回はパス。

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Aへ向かう。
すると・・・今度は人間ではない、別の生き物の足跡が先の方に続いている(下の写真)。
まるで幼児の足位の大きさだが、足跡の前部分に更に三本爪らしい跡が見えている。

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何の足跡だろう?
まぁ、いいや。

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ここまでの二ノ瀬ユリの道とは違い、ちょっと荒れた谷底の道に入る。

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沢が“流れている”のか、沢が“流れていた”のか、雪で分からないが、ちょっと岩がゴロゴロ(沢沿いなので・・・)。

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まだアイゼンは付け直していない。

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倒木も有ったり・・・。でもこの辺も二ノ瀬ユリに含まれているようだ。

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垂れた樹液が凍っている(下の写真)。

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ハッキリとしたトレイルは雪で分からなくなっている。

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少しすると正面右手の方にトレイルらしきものが見えてきた。

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荒れ気味の谷底からちょっと上に離れたトレイルに入る。

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ここでアイゼンを再装着。

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動物の足跡も上に向かっている。

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まるで足跡を追うかのように僕も登っていく。

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この辺りの雪は凍結していない。割とまだフワッとしている。

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写真には写っていないが、この谷を挟んで左側が貴船山で、このトレイルと並行するように尾根上を北上すれば三角点から山頂までを歩けるようだ。GPSでもこの辺りで三角点がすぐ左(西)に有ることを示している。

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やがて少し開けている所が見えてきた(下の写真)。

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ん・・・・何となく分岐っぽい。下の写真のように右のBのほうへ進めるような感じ。明確なトレイルは雪で分からないが・・・。ただ、何となく予定ルートから離れそうな感じ。

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左のAの方が予定ルートに近い感じ。動物の足跡もAへ進んでいる(下の写真)。動物についていくつもりは無いが、僕もAが正解と思ってAへ進む。

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下の写真のような下り斜面が見えると、これで良いのかちょっと不安になりそうな感じだが・・・。

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降りていったら、ちゃんとトレイルが有った(下の写真)。

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まるで動物にいざなわれているかのようだ。

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やがて道標が見えてくる(下の写真)。

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あ~~~、なるほどね。先程のちょっと広い場所の分岐を右に進めば、見晴らしの良い場所を通ってここで合流出来たのか~~(下の写真)。展望を逃してちょっと残念。

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戻ったり、上の写真のBへ入って寄り道をしたりするまでの気持ちは無かったので先へ・・・(下の写真)。
これ位のトレイルならユリ道と言っていいな(下の写真)。ここも二ノ瀬ユリなのだろう。

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暫くすると、右手の木々の間から向こうの景色が垣間見えるようになる。

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先へ・・・。

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トレイルの幅は細いが緩い道が続く

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もう完全に雪道になったな。

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良い感じで進んでいくと・・・。

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あれ?トレイルが消失??(下の写真)

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山の中腹の単なる急斜面になった(・。・;)

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あれれ??どうしろというの?

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ここから先へ進むのって dengerous なんですけど~。ロープも無いし~~。このド定番ルートってこういう場所を歩かせるの??・・・そうは思えないな~。初老以上のハイカーさんだったら歩けないだろ?

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背後のすぐ後ろの急カーブへちょっと引き返してみると・・・(下の写真)。あ・・・、さっき何気に横に流した黄色の通行止め用のテープの近くに切れたテープが落ちていて、雪に埋もれている。

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上の写真のCから僕は来たのだが、その切れたテープを越えてBへ入り込んだわけだ(上の写真の赤色の矢印)。下の写真のように切れたテープが有る。

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そしてすぐ左のAへ、尾根への登りが見える(上と下の写真)。Cから登ってきたらAへ登るのか~~~。

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黄色のテープが全く無かったらBへ進んで四苦八苦するところだった。

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Aへ入る。GPSはAの先に貴船山山頂が有ることを示している。山頂には行かない予定だが・・・。

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暫く登っていくと・・・。

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道標が・・・(下の写真)。やはりこちらで正解のようだな。滝谷峠まであと1.6kmか・・・。

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するとすぐに右のAへ急下りする分岐に出くわす(下の写真)。

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右のAへ下る。

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ちなみにBへ進めば貴船山の山頂らしい。GPSもそれを示している。

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カメラを片手に持ったままだと危なさそうなので、カメラをケースにしまって下っていく。

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“注意”としっかりと掲示されている。

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その木には掴まるためのロープが有ったらしいが、切れている(下の写真)。

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無事に下ったところで、右手に下の写真のような立ち入り禁止のロープ&テープが有る。先程の進入禁止部分とは昔は繋がったトレイルが有ったのかも知れない。土砂崩れとかで崩壊したのか?

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さて・・・先へ。

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ユリ道らしい感じに戻った。
動物の足跡もいつの間にかまた見えている。動物は、もしかしたら通行禁止区間を進んだのかな?

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GPSでは左手背後にどんどん貴船山山頂が遠ざかっている。そして少しずつ滝谷峠に近付いている。

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でもまだ意外と先に有るけどね。

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程なくしてBの尾根道と合流(下の写真)。

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僕はCから来た。貴船山山頂を経由すると、恐らくBの尾根道からここに辿りつくに違いない。しかも今度は人間の足跡がBから付いてきている。もしかしたら樋ノ水峠分岐で樋ノ水峠方面に向かった人の足跡と同一かも。

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ただ、複数の足跡になっている感じ。

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今日だけとは限らないが、昨日今日とで結構やはり人が往来しているんだな。動物の足跡ももはや分からなくなった。

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さて・・・、滝谷峠を目指そう。

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まだ緩やかな道が続いている。緩くアップダウンを繰り返しながらも全体的には標高を上げていっている感じだ。

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山の斜面も右に左にちょくちょく変わる。上の写真は丁度その変わった所。
歩き易いトレイルにするために考えられた結果のルートなのだろう。

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今は左が斜面で右が開けている。

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開けていると言っても木々で覆われていますが~~。

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木々の間からちょっとだけ遠くが垣間見える。

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あの山・・・武奈ヶ岳くさいよね~~(上と下の写真)。違うかな~??

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先へ・・・。

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木漏れ日の射す雪道を進む。

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陽が射すせいか、踏み跡部分の雪はちょっと溶けかかっていますな。

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右手に深い谷が有ったが、だんだん浅く緩やかになってきて・・・・。

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下の写真のようにまた稜線とトレイルが合流。

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今度は林の中へ入る。

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GPSを確認すると、だいぶ滝谷峠に近付いてきたようだ。

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フラットに近いトレイルが続く。

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所々道標が有る。
写真では切れているが、滝谷峠から800m離れているとのこと。

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街の道の800mなんてすぐなのにね~。

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まぁ、すぐに終わったら面白くないけど~。

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こんな良い道なんだし~~。

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・・・と、ここで前方から10人くらいのハイカー集団が近づいてきた。すれ違いながら御挨拶。全員男性のようで、若そうな人からちょっと年配(?)の人まで年齢層は広そう。

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二ノ瀬駅に立って以来、初めてここで人に有った。

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その人達の踏み跡を逆に辿っていく。

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絵に描いたようなコルの尾根道を抜ける(下の写真)。こういう道好き。

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M○○er目線としてですが・・・www 

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もうその世界にいないけど~~~。

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ホント・・・全然登っている感じがしない。

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でも標高は少しずつ上がっているんだがね。
まさにユリ道効果。

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また右手の木々の間から向こうの景色が垣間見えてきた。

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電波塔(下の写真)??あれが杉峠の電波塔か?

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あれは(下の写真)・・・焼杉山かな?だとすると、あの山の向こうが大原だな。

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さて先へ・・・。あと400mか・・・。

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登っているつもりなのに、ここは下り勾配ですな。

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またフラット・・・。

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先程のハイカーさん集団のものと思われる跡が続いている。

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自分が最初の踏み跡だったら気持ち良いけど・・・。まぁ、でもこの踏み跡が迷わないための目印になっているとも言えるしな。

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スクローラム風の道を進み・・・。

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また緩い下りか。

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いや・・・フラットか・・・。

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道標だ。

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あと200m。

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もうすぐ二ノ瀬ユリは終了だな。

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山腹の東を回り込んでいく。

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それにしても夜泣峠分岐から滝谷峠までなかなか歩き応え有りますな~。

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飽きないけれどもね。満足出来る距離ということ・・・。

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写真が多過ぎて、ブログを見ている人は飽き飽きしているだろうけど~(^^ゞ

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あ・・・。“如何にもな”道標が見えてきた(下の写真)。

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滝谷峠にやっと到着。時刻は11:20。二ノ瀬ユリ・・・充分に堪能させてもらいました。
さて、ここはA,C,Dで成る三差路になっている(下の写真)。
ただ、Bへも行けそうだ。人の足跡も有る。芹生峠へ通じる尾根道のようだ。北山ベテラン・ハイカー向けか??

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僕はDから来たわけで・・・(下の写真)。

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右手のCへ急下りの道が続いている(下の写真)。貴船口駅方面に向かうトレイルだね。

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逆に左手に下る道が下の写真のA。僕が進むのはこのA。
滝谷峠はこのA⇔Cの峠ということだな。

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ではAへ・・・。
ここからは二ノ瀬ユリとはちょっと違ったトレイルになりそうだ(←ネット情報によれば)。ややワイルドという意味で・・・。

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少しすると下りが緩くなる。
倒木だ。

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先へ・・・。

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山腹を緩く下っているが、二ノ瀬ユリとは違い、トレイル路面が綺麗に平らにされているわけではない。

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なんか・・・先の方が消えている感じだが・・・。

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あ・・・どうやら途中で急カーブして谷底に降りるようだ(下の写真の黄色の矢印)。

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そして沢(?・・・だと思うが湧水が染み出て流れているか流れていないか程度)に沿うように降りていくようだ(上の写真の下段)。
雪に人の足跡が全く無かったらルートを悩みそう。全く雪が無ければ、踏み跡は分かり易いだろうけど・・・。
踏み跡について降りていく。

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まとめると下の写真のような感じ。結局ここ、何にしても谷歩き、沢歩きね。
ちなみにネット情報では夏場の滝谷峠辺りはヒル・ゾーンらしいが、この辺りも怪しいね。

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二つの谷・・・沢(?)が合流する地点まで降りていく(下の写真)。

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更に谷を下っていく。
写真では分からないだろうが、写真の谷底の細い黒い筋辺りは水の跡が有る。

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湧水がちょろちょろ流れている・・・今は湿っている程度に近い。

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歩き易い所を探して下っていく。

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こんな時期。こんなに寒いのに、雪の上で小さな蜘蛛がうごめいている。

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谷をどんどん下っていく。

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雪で沢の石が隠れているので、不安定な石を踏んでよろめかないように注意してゆっくり進む。

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でも何か面白い。穏やかなトレイルも、こういう所を歩いていくのも良いな。

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正解コースであることを示すテープ(下の写真)。

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でも地図とGPSが無かったら不安になるよな~。

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まぁ、京都北山の場合、迷ったら谷を辿って下ればいずれ必ず集落に出るらしいがね。

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ここ、雪が無かったら倒木でそこそこ荒れている感じかもな。

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定番ルートなのに荒れている・・・てか、荒れを残している感じか。
まぁ、適度に荒れているほうが面白いけどね。

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ん・・・。ちょっとトレイルらしき道が有る(下の写真)。

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すると、下の方に綺麗な道が見えてきた(下の写真)。

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あ・・・あそこが豆ガ谷出合か~。

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豆ガ谷出合に到着(下の写真)。時刻は11:38。

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僕はCから来た。
左のBへ林道っぽい道が下っている(下の写真)。先程からの靴の足跡はBへ下って行っている。Bが舗装路なのかダートなのかは雪で分からないが、いずれにしても林道で、地図によればおそらく直谷林道であろう。ずっと下っていけば直谷を抜け・・・、そして松尾谷林道と出合い、r61上の出合橋に着く筈だ。そうやって下山したのだな。

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僕が次に向かうポイントは柳谷峠。それは逆のAのほうだ(下の写真)。
AからBへ向かった足跡が見える。この人は魚谷山山頂から直谷林道を下って帰ったのであろう。

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堰堤の横を通って再び谷の沢沿いを歩くことになる。

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ハッキリとしたトレイルは無い。

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沢を渡って先ずは右岸へ・・・。

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沢は浅いが、濡れたくはないです。

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暫く右岸沿いを進む。

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沢には倒木が被っている所も有る。

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左岸へ渡るのか・・・。

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で、渡ってみたが、あのまま右岸を進めば良かった。下の写真を見れば分かるだろう。

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濡れるな・・・。少し戻って右岸へ帰るかwww

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ここは下手に渡らないほうが良いみたい。

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沢沿いの歩ける場所にも倒木が多い。

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アイゼンをはめたままなのでちょっと歩きにくいな。

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でも面倒なのでそのまま進む。

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ここの水は綺麗ですな。

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やがて谷は二手に分かれ、沢は右の谷へ・・・(てか、あちらから流れてきているわけね)。僕の進路は左の谷へ・・・。

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少し陽が射すようになってきた。

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広い谷底を進む。

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徐々にトレイルらしいトレイルになってきた。

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足跡も続いている。

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やがて谷底から離れる。

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谷底よりも少し高い所を歩く。

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稜線に出る(下の写真)。

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コルを渡ると今度は西側の斜面沿いを進む。

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左手に別の谷が見えてきた(下の写真)。

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・・・ん?何やら人の話し声が聞こえてきた。ハイカーか?

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いや、M○○erだ。二人連れだ。
この先の細ガ谷から降りてきて、直谷林道へ向かうようだ。押し歩いている。

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M○○erとさっき書いたが、先行者(上の写真)の自転車はフロントサスやフレームからしてM○○でも、後ろの人はM○○ではないな(下の写真)。細いリジットのフロントフォーク、フレームの細さ、リアバッグ用のパーツを装着、タイヤがやや長そうな周長でやや細い・・・。クロスバイクだろう。つわものだな~。

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彼らはおそらく魚谷山山頂から柳谷峠、細ガ谷経由でここまで降りてきて、直谷林道経由で出合橋まで下るのであろう。出合橋にクルマをデポしておいて松尾谷林道経由で魚谷峠、魚谷山山頂に登ったのか?それとも麓から自走か?分からんが、これから先、魚谷山山頂まで彼らの轍を逆に辿ることになりそうだ。

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彼らに気が付かれず、僕は先へ・・・。
下っていくと・・・。

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細ガ谷の沢が見えてきた。

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そして細ガ谷に到着。時刻は11:50。

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綺麗な沢が流れている。

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下の写真は振り返って撮影。彼らはあちらへ下っていった。

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僕は逆に登っていく。沢の右岸に轍が有る。

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まぁ、道案内代わりですな。

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ここの沢の水も綺麗だ。

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右岸を北上。

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沢の音だけが響く。

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下の写真のように時々暗い写真が載っているが、実際には上空が開けた明るい谷だ。暗い写真はカメラの設定を間違えたため。画像処理で明るくし過ぎるとどうしてもどこか不自然になるので、ちょっとしか修正していない。そうしたら下の写真のような感じになってしまった次第(^^ゞ

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下の写真が正解の明るさ。

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沢の左岸へ渡ることも有るが、多くは右岸を歩く感じ。

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元々ハッキリとしたトレイルが見えているわけではなく、歩き易そうな所を歩いているだけ。轍も同じように続いている。

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さて、ここの谷の途中に重要なポイント、北山のパイオニアと言われる今西錦司博士のレリーフが有る筈なのだが・・・。暫く進んでも見当たらず、気が付いたらGPSにセーブしておいたポイントを通り過ぎていた。引き返して探すことに・・・。レリーフは岩にはめ込まれている筈だが・・・。見つからず、先程細ガ谷に降りた所まで戻ってしまった。
また登り直して・・・。目につくのは、目立つ下の写真の案内板。かつてここに山小屋が有ったんだね。

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ここに初めて来ておいて今西先生に挨拶もせずにスルーするなんて・・・www
GPSにマークされている場所でキョロキョロ辺りを探す。すると・・・いかにもな形と大きさの岩が目についた。右岸側のちょっと高い位置に有る。岩には雪が被っていて表面が見えないが、怪しい! 近づいて雪を手で払いのけると・・・。有った!!
下の写真の左上の岩がそれ。雪を払いのけたあとで撮影したもので、四角く雪の無い部分がレリーフ。

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見つかってよかった~。

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どうも~、初めまして~。
ここ、良い場所ですね~~www

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さて、挨拶を終えて先へ・・・www
先へ進むと分岐(下の写真)。先程レリーフを探すためにここで折り返した。

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柳谷峠と魚谷山は左のA。
地図では、沢の左岸のBから伸びている谷は柳谷峠と芹生峠を結ぶ尾根道に登りつけるようだ。しかし本当に歩けるかは知らん。

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Aへ進む。轍もAから来ている。

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こちらの谷は沢の続き(てか、逆に水源地に向かっているんだが・・・)。

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少しずつ勾配が急になってくる。

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加えて、沢の両岸の平らな部分が狭くなり、より岩場歩きらしい雰囲気になってくる。

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左岸へ渡る(下の写真)。

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浅いので、そのまま突破。

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先の方が明るいな。

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沢も段々幅が狭くなってきて、流れているのかいないのか分からないくらいになってきた。

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M○○erの二人、ここは殆ど乗れていないのでは・・・。轍と靴跡が一緒にずっと続いている。この中途半端な雪の深さで乗り続けるは相当難しかろうて・・・。当然僕でも押し歩きだな。

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ま・・・もうM○○erではないがwww

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今、右岸に渡り直している(下の写真)。

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ちょっとまた急勾配になった所で分岐っぽい箇所(下の写真)。
正解は左のA。

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まだ沢沿いだ。轍もAだ。

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沢はまだ水が有る。

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細ガ谷って良い感じだが、雪が無い時の細ガ谷はもっと良いみたい。ネット上に有る、この細ガ谷界隈のことが書かれたページを読むと、「細ガ谷が好き。」っていう方が散見される。

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ハイキング本でも、この辺りの写真は何か気になる良い感じの風景の写真だし・・・。

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ヒルにさえ遭遇しないんだったら、春,夏、秋にこのコースを歩いてみたい。まぁ、それは難しいようだが・・・。

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テープが散見される。この界隈のテープは信用しても良いだろう。

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気が付くと、沢は殆ど見え無くなっている。

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湧水程度か・・・。

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でもまだ谷を歩く・・・登っていく。

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なかなかの斜面になってきた。

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上のほうに続いていますな~~。

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ん・・・分岐っぽい(下の写真)。柳谷峠は細ガ谷よりも西寄り。左だな。

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荒れているけれど、コンパスでは正解を示している。

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赤いテープも発見。

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自信を持って行きましょう。轍もあちらから続いている。

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急斜面を登っていくと・・・尾根に出そう(下の写真)。

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轍が消えた・・・。担いだか?足跡は残っている。

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もうすぐ尾根・・・。

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というところで、右手に気になる分岐。
足跡は無いが、あちらへ・・・。
すると・・・(下の写真)。

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ここが柳谷峠だ。

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20130210hike_270s 時刻は12:30。正午を回ったか~。
ここにはたくさん札がかかっている。もう分かりましたって・・・www
まるで山頂みたいなので、つられて僕もいつも山頂でやっているイェ~イの写真を撮ってしまう(右の写真)www
ここは三差路で(下の写真)、Cは僕が登って来た細ガ谷方面への下り。
Bは芹生峠へ向かう尾根道。
そしてAが魚谷山山頂の方角。ここから山頂までもうすぐだ。

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で、Aへ・・・。
轍も復活(下の写真)。やはり彼らは山頂から来て、柳谷峠すぐ手前から細ガ谷へ担ぎで降りていったようだ。

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さぁ、山頂を目指そう。

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歩き易そうな道を選ぶと、自然と轍を辿っているかたちになっている。
木々の間をぬいながら斜面を登っていくと・・・。

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あ・・・あそこだ。三角点が見える。

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魚谷山山頂に到着~~(下の写真)。時刻は12:40。

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三等三角点。

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いつもの、登頂成功のイェ~イw

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標札で・・・イェ~イwww

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標高は816.2m。周りは灌木に囲まれ、展望は殆ど無い。ちょっと木々の間から向こうの山が垣間見える程度。

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それ程広くもなく、休む場所も無いので、そそくさと下山することにする。ここまで結構歩いてきた割りにはあっさりと下山モードに突入。
次のポイントは魚谷峠だ。
山頂を横断するように反対側の林の中へ・・・(下の写真)。轍も足跡も見える。

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木々の間を縫うように下っていく。

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それ程急ではないが、この雪だとアイゼンが役に立っている。

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稜線伝いに降りていく。

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一旦フラットになる。

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赤色のテープ。

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ここのテープも信用できる。

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フラット区間を進むと・・・。
あれ?轍が消えている。担いだか、それともどこからか無理やり南の斜面を下って林道に降りたか?

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また一旦登る。

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で、そのこぶの上を歩いて・・・。

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また下り。

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魚谷峠までの最後の下り。

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もうすぐだな。

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見えた(下の写真)。魚谷峠だ。

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魚谷峠に到着。時刻は12:52。
山頂は初めてだったが、ここの峠は2回目。

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この峠でたくさんの林道やトレイルが合流している。
Eが魚谷山山頂へのトレイル。僕はあそこからここへ降りてきた。

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Fは松尾谷林道で、どんどん下っていけば直谷林道と出合い、そしてr61上の出合橋に着く(下の写真)。

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Dは石仏峠へ通じるダート林道(下の写真)。石仏峠から井戸の集落へ抜けることも出来るし、途中で祖父谷峠へも行ける。
ちなみに以前“と或る手段”の際には、Fの松尾谷林道でここまで登ってきて、Dで石仏峠へ向かった。井戸の集落へ抜けてやろうと思ったが、石仏の置かれている地点を少し過ぎた辺りで迷って引き返し、祖父谷峠へのトレイルも不安になって引き返し、結局石仏峠から林道だけで祖父谷峠の南側の林道の途中に降りて帰った(自力で家までねwww)。ちなみに、石仏峠~井戸間は名うてのヒル・ゾーンらしい。
あと・・・Cは医王沢へ下りるらしいが、古道で消失しているみたい(下の写真の上段の道標)。

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一方、Aは林道惣谷線で(下の写真)、こちらはr61上のバス停・白梅橋近くに着くらしい。
すぐ右手のBは狼峠経由で祖父谷林道へ降りられるトレイル。これも魚谷山ハイクの定番ルートらしく、ネット上でもレポが散見される。ただし、途中はヒル・ゾーン。

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さて、どうやって帰るかだが・・・。もうすぐ13:00なので、もくもく号に乗って帰るためにはさっさとr61上のバス停近くに降りたほうが良い。よって、B,C,Dは却下。あとはAの林道惣谷線で白梅橋に行くか、Fの松尾谷林道で出合橋に行くかだが・・・。今回は“お片付けシリーズ”ではないので既知のFの松尾谷林道は却下し、未知のAの林道惣谷線を選択。白梅橋バス停界隈は確かあまり長時間待ちにくい場所だったと思うので、もし時間に余裕が有れば、r61を少し歩いて出合橋のバス停まで行くことにする。出合橋の方が公衆トイレは有るし、ベンチも有るし、飲料の自販機も有るし・・・。逆にバスの終点(始点)・岩屋橋に向かう手も有るが、あそこはトイレは有るもののベンチは無いし、そもそもに帰る方向とは逆なのでそれはやめておこう。ただ、不安なのは始発の岩屋橋で満席(もくもく号はワゴン車で定員9名)の場合、出合橋から乗れない可能性も有る。一方、このもくもく号はタクシー会社が委託されているものなので、往路は北大路から登ってきて、出合橋バス停で待っている人を見かけた場合、そのあと岩屋橋で満席になれば無線でもう一台手配してくれる可能性が有る(ちなみに出発の北大路バス停で満席になると、もう一台呼んでくれる事例が多々有る)。それに賭けよう。そのためにはもくもく号が登ってくる際に出合橋のバス停でドライバーに発見されるようにバス停の近くに立っていないといけない。・・・ところで、出合橋まで歩くのなら初めからFの松尾谷林道でいいじゃん、って思われるだろうが、既知のルートを避けたいという理由だけ。
さて・・・そんな思考をしていると、一台のM○○がAからやってきて、御挨拶。Fへ下っていった(下の写真)。楽しんでいるな~~。

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僕は逆にAの林道惣谷線で下山だ(下の写真)。

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轍がしっかりと有る。この界隈の林道は自転車も単車も四輪のクルマも通る。

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地面が見えているので軽アイゼンは外す。

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程なくして分岐(下の写真)。僕はCから歩いてきた。

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Bは小梅谷林道。r61(祖父谷林道)の途中に降りられる。あちらも未知の林道なので興味深いが、遠回りなので予定通りAへ・・・。

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まだ谷には降りていない。稜線のすぐ東側を歩いている。
なので、東側が開けている。

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あれは・・・比叡山だと思う(下の写真)。

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林道はまだ緩々の下り。

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轍の上を避けて歩く。凍結していてアイゼンを外している状態では滑りそう。踏まれていない雪の上を歩く。

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稜線を横断する感じで・・・。

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今度は西側に出る(下の写真)。

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ずっとフラットで続くね~。降りる気、有るの?って感じ。

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西側に来ると・・・おぉ、西寄りの山並みが~~。
南西の方角、遠くに見えるのは愛宕山とか地蔵山とかであろう(下の写真)。

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その手前に特徴的な山が見える(下の写真)。

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左が半国高山かな~(上と下の写真)?

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その隣のピーク(下の写真)・・・山名は知らない。

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北西寄りには・・・、おぉ!祖父谷を挟んで隣の桟敷ヶ岳だ。

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桟敷ヶ岳ハイキング 2012.12.08」であそこを歩いたのか~~。

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あの時は横殴りの雪で、こちらは全然見えなかったけどね。

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今誰か、あそこを歩いているかもね。

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林道はまだまだ続く。

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ホントまだまだって感じ。

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ようやく下り。

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14:00くらいまでには降りたいな~。そうすれば出合橋まで歩いて、ゆったりと出合橋でもくもく号を待てる。

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下りが続くかと思ったら、フラットに戻った。

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なかなか降りようとしないな~。

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大丈夫か?間に合うんだろうな~。

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逆に登っているし~~。

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先程まで西側の斜面を下っていたのだが、稜線に登り直して、東側に出たいようだ。

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確かに惣谷は稜線の東側だものな。

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東側に出た所で東寄りの山並みが見える(下の写真)。

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ネットの横を抜けると・・・。

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ようやく谷道らしくなる。ここから本当の下りだ。

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下にこの先の道が見えている(下の写真)。

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急下りやヘアピンカーブで下っていくぜ~。

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まぁ、歩いているのでスピード感はゼロだがwww

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どんどん下ると・・・。

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結構雪も無くなってきた。

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日陰では残っているが・・・。

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いつの間にか舗装路に変わっている(下の写真)。

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今、丁度14:00だ。

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でも舗装路に変わった所に入っているんだから、もうそう遠くは無いだろう。
出合橋まで歩き、そこで休憩している時間くらいは有りそうだ。

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人工建造物も見えてきたし・・・。

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沢沿いに降りていく。

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ん???何?この緑色のもの・・・(下の写真)。

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あ~~、植林したての苗木を保護しているのか~。雪対策かな?

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勾配は少し緩くなった。

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路面は中途半端に凍結していて滑り易い。

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慌てずに進もう。

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しっかし・・・予想以上に長い林道だな~。

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路面が綺麗になったからもうすぐなのかな?

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と思ったら、逆に路面が荒れてきているし~。

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何となく、時折先の方でクルマの音が聞こえてくる。

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すると・・・。

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あ・・・見えた。

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林道からr61に出る(下の写真)。時刻は14:16。

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僕はDから出てきた(上の写真)。
Cは岩屋橋の方角。Aは出合橋、京都市街地の方角。
雲ケ畑の集落が良い感じ。ここは好きだな~。

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白梅橋のバス停はここからパッと見、見当たらない。おそらく岩屋橋寄りのCのほうに有るのだろう。岩屋橋発が15:10だったと記憶しているから、白梅橋バス停の通過時刻はそれよりも数分くらい後だろう。まだ時間の余裕は有る。
なので予定通り、出合橋バス停まで歩こう。

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この当たりはもう賀茂川って呼んでいい場所かな?(下の写真)

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川沿いのr61を歩く。

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道幅は狭いが、クルマの往来は少ないので、端を歩いていれば大丈夫。

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ノンビリと歩いていると出合橋に到着(下の写真)。時刻は14:32。

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バス停で時刻を確認すると帰りのバスは15:15に通過とのこと。その前に北大路から登ってくる際に14:59にここを通過することになっている。前述の通り、岩屋橋で満員・・・追加の無線連絡を期待するのならば、その14:59に通過する際に「帰りに乗るよ~」って主張する感じでここに立っていないといけないな。

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上と下の写真のCが岩屋橋方面の道で、Aが京都市街地への道。

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r61からBのほうへ分岐し、魚谷山方面へ登っていく道が有る(上の写真の下段)。松尾谷林道を使っていたらあちらからここへ下りてくることになる。
上の写真の左手に見えているのが、雲ケ畑公民館・雲ケ畑森林組合の建物で、公衆トイレや飲料の自販機が有る。スタート地点としても帰りのバスを待つ地点としてもここは都合良い場所だ。
ベンチの前で、アイゼンを洗ってバッグにしまったり、レインパンツを脱いでしまったり、GPSやカメラを片付けたり・・・等々帰り支度を済ませ、食べ損ねた遅い昼飯のおにぎりを食べながら余裕でベンチに座っていると、ほぼ定刻通りに北大路方面からもくもく号が来た。ドライバーのおじさんはちゃんと僕に気が付き、窓を開け、
「岩屋橋で折り返してまた戻ってきますから~。もう少し待っていてください。」
と声をかけてくださった。車内に乗客は無人。
あとは、帰りに満席になっていないことを願いつつ待っていると・・・・。定刻通り15:15に来た!(下の写真)

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停まってドアが開く・・・ということは乗れるということね。満席ではないのだね~。良かった~。
乗り込むとハイカーらしき男性二人、その後ろにジモティーと見られる女性一人、その後ろに観光客らしき夫婦(カップル)・・・たぶん志明院観光か?で、僕を含めて計6人になった。
あとは京都市街地、北大路駅前へ・・・。
殆ど遅れることなく北大路バス停に到着。
地下鉄に乗り込み、路線を何回か乗り継いで大阪市内へ・・・。
17:10に無事に帰宅。

こうして魚谷山ハイキングを終えたわけで、全部を通して・・・良かった~~。楽しかった~。
何がどう、と分かり易く言うことは難しいが、ノンビリと歩き易い二ノ瀬ユリ、適度に荒れてちょっとドキドキな滝谷峠~細ガ谷の沢歩き、魚谷山山頂に到達した達成感、ノンビリと下れる林道(←ちょっと時間が心配だったが)・・・等々。展望箇所は少ないが、変化が有って、歩くことを充分に楽しめるコースだった。初めてのコースだし、雪が有りそうでスタート前はちょっと心配だったが、GPSやテープの目印や足跡、轍も有り、大きくは迷わずに無事に歩けた。不安から安堵への高低差が更に良い印象を残したのかも知れない。
出来れば緑が有る春~夏や、秋とかも歩いてみたいな~・・・と思いつつ、ヒルさえいなければ・・・。貴船山,滝谷峠界隈で大抵やられているみたいだからな~。あいつらがいなければ・・・。
まぁ、でもまた冬になるであろうが、この界隈はまた歩いてみたい。貴船山山頂はスルーしたので次は登っておきたいし、石仏峠経由で井戸へ下りるルートもリベンジしたいし、色々プランは立てられそうだ。
京都北山ってホントいいな~。まだこの界隈しか行ったことがなくて、ちょっと齧り始めたばかりだが・・・、も~、地図やガイド本を見ていて行きたい所がたくさん。これからが楽しみだ。

と言いつつ、次は・・・(京都北山ではない(^^ゞ)。
 

コース概略/
(自宅(6:20)→○○線・△△駅→□□駅・▼▼線・◇◇駅→◎◎駅・▽▽線→■■駅・▲▲線・◆◆駅→出町柳駅・叡山電鉄鞍馬線→)
叡山電鉄鞍馬線・二ノ瀬駅(9:03)→貴船川右岸→京都一周トレイル・北山47→北山49(9:10)→夜泣峠分岐(9:43)→二ノ瀬ユリ→樋ノ水峠分岐(10:11)→貴船山分岐→滝谷峠(11:20)→豆ガ谷出合(11:38)→今西錦司博士レリーフ(12:08)→柳谷峠(12:30)→魚谷山山頂(12:40)→魚谷峠(12:52)→林道惣谷線→林道・府道出合(14:16)→r61→雲ケ畑バスもくもく号・バス停出合橋(14:32)
(→北大路駅・京都市営地下鉄烏丸線→◇◇駅・○○線・□□駅→△△駅→自宅(17:10))

(↓クリックすると別ウィンドウで拡大表示できます。)
20130210map

GPSデータ/
歩行距離/14.9km
歩行時間/3hr42min
停止時間/1hr52min
最高速度/13.6km/hr
移動平均速度/4.0km/hr
全体平均速度/2.7km/hr
標高差/649m
総上昇量/948m
最高標高/816m(魚谷山山頂)
積算歩行距離/274km
積算総上昇量/13948m

ガーミングラフ/
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20130210graph

ルート鳥瞰図/
(↓クリックすると別ウィンドウで拡大表示出来ます。)
20130210bird

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Comments

雪山とかGPSが重宝される例ですね。道とか埋没してよくわかりにくいですし不安もあります。
二ノ瀬ユリはユリ道という意味だったんですね。
勉強になりました。こういうのどかな道を
森林浴しながらゆっくり歩きたいと思いました。
今度、北山に来たときは二ノ瀬ユリあたりにしたいと思います。

« 投稿: ikajyu  2013年4月15日 (月) 22時11分

ikajyuさん>
以前はGPSに頼ると地図の読解力が無くなるんじゃぁないかと、自分の歩いた記録だけに使っていたのですが、やっぱり遭難したらたいへんなので、最近は重要ポイントだけ予め入れておいています。先週末も道に迷った高校生が北山で救助されていましたし・・・。

二ノ瀬ユリはゆったり歩くのに良いですよ~。
ただ、梅雨以降の滝谷峠~奥貴船のヒルには御注意を・・・。

« 投稿: Katze  2013年4月15日 (月) 23時30分

いまや雪がなつかしいような気がします。
この時は、しかも高い所となると相当寒かったのではないですか~~
(それも忘れそうかも^^;)

北山は、山だから「北山」なんですね。
京都での地名のイメージがガラッと変わりそうな
実際こうして中を見せていただくと大自然の素晴らしさ感じます。

« 投稿:   2013年4月17日 (水) 11時50分

あ…
また名前やってもーたΣ(;・∀・)

« 投稿: tomo  2013年4月17日 (水) 11時52分

tomoさん>
歩いている時は汗をかくくらいですが、止まって休んでいると冷えてきますね~。

北山といえば普通、北大路~上賀茂神社くらいまでの街中を指しますよね~。山に興味が有る人間は、その奥の“山”のほうを指します。はるか大昔は上賀茂神社のほうとかも周りは木々が多かったのかもしれませんが。

名まえを打ち込まなければいけないので面倒ですね。
すいません。

« 投稿: Katze  2013年4月18日 (木) 08時02分

こんちわ~(o・ω・)ノ))

雪の谷歩きが楽しそう~
おっ!人生初のスパッツでしたか。
注意しててもズボンの裾は知らない間に汚れています
からスパッツあれば雪も入らなくていいですよね。

例の足跡はどう見ても獣と言うより人間の足跡ですよね。でも・・・3本爪ですか!?
もしやして、、、子供の足跡+3本爪=妖怪人間べムの足跡か!?

ありゃ~この界隈もヒル出ますか・・・

« 投稿: 登山 好人  2013年4月19日 (金) 10時30分

登山 好人さん>
雪の谷歩きの中では細ガ谷の区間が良かったです。
明るく広い谷間なので明るい雰囲気が良かったです。
この谷は陽が入るので雪が無い季節、4~5月頃に色々花が咲くらしく、その中を歩くのはもっと良さそうです。
ネットで調べると滝谷峠・貴船山界隈は梅雨~夏に歩けば高い確率でヒルにやられそうですが、滝谷峠をエスケープする直谷経由とかで梅雨前に細ガ谷に行けば大丈夫なのかもしれません。

« 投稿: Katze  2013年4月20日 (土) 17時56分