チコ ありがとう 楽しかったよ
2013年 9月15日(日曜日) 10時39分
チコ が☆になりました。
今までありがとう
とても楽しかったよ
さようなら
チコは昨年末体調を崩して通院しましたが(「チコとチッチ 闘病中 2012.08.23」参照)、五日連続通院をして注射により回復しました。真の原因は結局分からず、今後は様子見ということになりました。右足の指が一本麻痺したままでしたが、 それ以外は特に以前と変わらず過ごしていたように見えました。
しかしそれから一年程過ぎたこの日の朝、チコは変なあくびを頻繁にしていました。うまく説明できませんが、喉の奥のほうの詰まりを絞り出してやろうというよなあくびでした。嘔吐はしていませんでした。なんか具合が悪そうだなと思い、病院に連れて行こうか、でももう台風が来そうだしな~、どうしようか・・・と悩んでいたら、突然ケージの中でバタンと何か落ちる音と共に、羽ばたく音と糞切り網がガシャガシャ鳴る音がし、急いで駆け付けるとケージの底でチコがあおむけにひっくり返って、痙攣気味に羽をばたばた動かしていました。
「どうしたの!」とケージに手を入れてチコを取り出して、仰向けのまま両手の上にのせるともう羽ばたきもせず、まぶたも半ば閉じ、口を少し動かし、手に乗せて5~6秒くらいでス~~ッと消えるように目をつぶって全く動かなくなりました。
こうしてチコは突然息を引き取りました。
治ったように見えていましたが、何かに徐々に体のどこかを蝕まれていたのでしょう。
気が付いてあげられませんでした。よく鳥は病気を隠すと言います。隠していたのでしょうが、見抜けませんでした。
チコに申し訳ないです。
以前ペット霊園のスタッフさんに「どんな原因で亡くなろうとも、天国に辿りつく四十九日の間だけは涙したり、謝ったりしないでください。」と言われました。「泣いたり、悲しんだり、後悔したり、謝ったりする度に、その子は天国へ辿りつくのが遅くなります。それよりも今までありがとうという感謝の気持ちで送り出してあげてください。」と・・・。チコが天国に無事に辿りついて欲しいです。これを書いている今、まだ四十九日になっていませんので、もうここではそういった気持ちのことを書かないことにします。四十九日を過ぎてもブログには書きません。僕の心の中で思うだけにします。
突然でしたので、最後の日のチコの写真は有りません。下の写真は一番最後に撮った8月21日の写真です。
チコが息を引き取ろうとする瞬間に何か声をかけてあげることも出来ませんでした。ケージに駆け寄り「どうしたの!」と言ったのが最後の言葉になってしまいました。あっという間に命が消えていくのを黙って呆然と見ているだけでした。
その後もぬくもりが消えるまで、ただ黙って両手にすくうように暫くチコを乗せていました。あのインコの高い体温が感じられなくなったところで、涙を流すこともなく、何か話しかけるわけでもなく、たぶん無表情だったのだろうと思いますが(自分では分かりませんが)、機械的な作業のように、今までの☆になった子と同様に、ケージの中に綺麗なタオルを敷いて、その上にチコを乗せ、あとはペット霊園に電話をして葬儀の打ち合わせをし、その準備をして・・・普通にその日は終わりました。
その日の夜に台風が通過しましたが、大阪は翌朝にはもう殆ど雨が上がっており、昼前には晴れ間も見えてきました。
13:00からペット霊園で葬儀をしました。これまで送り出した子と全く同じように、棺に寝かせ、餌や小松菜を入れ、鶴を折って入れ、花で飾り、13:50頃だったでしょうか、火葬いたしました。台風一過らしい青空でした。チコも無事に青空の彼方へ飛んで行ったことと思います。骨は取り上げて連れて帰りました。今もインコ仏壇に先に旅立った他の子達と共にいます。いずれ実家の横浜に帰りますので、そちらの庭で皆を土に還してあげようと思っています。
前述で、「・・・もうここではそういった気持ちのことを書かないことにします。四十九日を過ぎてもブログには書きません。僕の心の中で思うだけにします。」云々と書きましたが、実際には逆に、息を引き取る瞬間から葬儀からそして今まで、何故かそういった悲しい気持ちが何も湧きあがって来ないんです。どうしてなのか全くわかりません。今まで長い闘病の末に☆になった子、僕の不注意で☆にしてしまった子など、それぞれ色々思うところが有り、強い感情が湧いたのですが・・・。不思議です。怖いくらいに冷静というか・・・。突然過ぎるとこういうことになるんでしょうか? もっと月日が経つと何か感情が湧き上がってくるのでしょうか? 全く分かりません。
それならばそれで、この記事のタイトルの通り、今は感謝の気持ちだけを残していくことにしました。ある意味、それは送り出されるチコにとっても良いことでしょう。
自然の感情に任せます。
チコは無事に天国に辿りつくでしょう。
四十九日は11月1日です。その日には仲良しだったチョビと再会出来るでしょう。チェスとも再会出来るでしょう。チャッキー,チック,チャーミー,チェロとは初顔合わせということになります。チャーミーとはよく似ているので、お互いビックリ!・・・などと想像したりして・・・。もしかしたらもうすでに天国への道中で6羽に引率されているかもしれませんね。
チコの遺影です。
2歳の頃の写真です。
チコ ありがとう 楽しかったよ
チコの記事は、この記事で最後になりますが、
チコの想い出を綴ったものを、この記事に追加していこうと思います。
見て読んでいただけるとうれしいです。
想い出チコ
2008年11月
「お迎え」
チコをお迎えしたのは2008年11月23日。その時のことは「インコの紹介⑧ チコ」に詳しく書かれています。
↓初めて撮った写真です。チコの小さなアイコン写真に使っています。
緊張でケージの側面にへばりついています。
尾っぽが直角に曲がっている(・。・;
↓先住者達とご対面。
仲間が多いので安心したのか、割とすんなりとわが家に落ち着いた感。
↓初日の初インコ会議。
ちゃんと参加していますが、梯子上での止まり方が分かっていないようですな。
チコは勿論ですが、他の3羽もまだ若いな~。あどけなさが有ります。
翌日にはもう初放鳥。
インコマンションの屋上で一羽ポツン。
緊張の口パクパク状態。
↓今度は飛び回った末にインコ仏壇の梯子に掴まってみる。
↓するとチャラが・・・。
いじめないで~~~。
そして早くも4羽全員で集合写真に成功~~。
チャラとチェスは既に仲良しペア。
なので、チコはチョビとかな?
↓また怖いお姉さんのチャラが接近してきたぞ・・・(゚ー゚;
↓ならばチャラを隔離~~。
これで安心だな、チコwww
チョビと水入らずで、OK。
チャラとの力関係はチコがわが家に慣れるに従って同等になり、仲の良い(?)女同士の喧嘩友達になっていきました。特にチョビとチェスが☆になってからは、放鳥で接近し過ぎるとド突き合うけど、お互いが見えなくなると心配で呼び鳴きをし、常にお互いが近くにいて見えていないと不安みたいでした。この関係は最後まで続きました。
↓先代達にも御挨拶しておきな・・・て、尻向けてるし~。
↓インコ会議でも数日後にはちゃんと梯子に着席出来る(止まれる)ようになったし。
怖がりに見えて、案外とわが家のライフスタイルへの順応は早かったかも。
↑何笑ってる~~?!アハハ。
2008年12月
「カキカキ」
↓チコとチョビがカキカキをし始めました~。
チコとチョビはこれでペア決定ですな。
この関係はチョビが☆になるまで続きました。
2009年2月
「度が過ぎる安定形」
↓一斉放鳥でもこの並び順ならば騒ぎは起こらず大人しい。
まさに安定形。
↓でも度が過ぎるwww
↓相変わらずの仲の良さ。でも、せがんで蹴りを入れてた(^_^;)
チコにとって至福の時だったことでしょう。
2009年3月
「木工職人」
チコは何でも齧るのが好きです。
止まり木はその格好の餌食。齧り過ぎて遂に根元からポキッ、ということはしばしば。
予備の止まり木は欠かせません。すぐに交換。
そしてまたカジカジが始まる・・・。その繰り返しでした┐(´д`)┌ヤレヤレ
2009年4月
「お帰りインコ」
チコがケージに戻す時は、扉を開けたケージを近づける必要がありました。たまに手をかざして追いこむようにして戻す時も有りました。
このやり方はこの頃から始まり、以後最後までこのやり方で戻していました。
自分で飛んで戻ってくれれば一番良かったんですけどね~。
「お気に入りの場所」
↓この頃のチコのお気入りの場所。
鏡も有るし、気に行ったみたいです。
ただ、或る頃からかアクリル部分を齧るようになったので、晩年は別の鏡だけのおもちゃに交換しました。チコはちょっとがっくりか・・・。
2009年5月
「インコマンションの迷惑住人」
↓何故かチコがガシャガシャやっています。うるさいぞ~~。
この頃だけでしたけどね~。
何か一つ気に入ったことを見つけると、それをひたすら繰り返すのは生き物の性(さが)。
好きなようにさせておきました。
2009年5月
「メタボ・インコへ・・・(-_-;)」
チコがこの頃からぽっちゃりに・・・。以後ずっとそうでした。
気を付けていたつもりが、やってしまいました(-_-;)
この頃は48g。
↓そんな体重をはじき出した体重計をチコは怒りの猛攻撃?
2009年7月
「相変わらずの仲」
↓この2羽は相変わらずです。
良いことですな。
↓他人(鳥)に見せつけるwww
2009年11月
「一歳の誕生日」
2009年11月23日でお迎え一周年。お迎え日=誕生日ということにしていますので、一歳の誕生日です。
ケーキに緊張し、口パクパク状態でした。
誕生日、おめでと~~。
2009年12月
「口ばしジャブ ・・・少しは慣れてきたかな」
以前は、手を怖がって逃げていたばかりだったチコでしたが、この頃からは掴れないことが分かってきたのか、向かってくるように(^^ゞ↓
おっと・・・。噛み癖にならないようにしないといけません。
2010年1月
「喧嘩友達」
↓チコはいたずら好きのチャラにちょっかいを出されています。
このような関係はチコをお迎え以来相変わらずで、最後までずっと続きました。
でもチャラはチコと仲良くしているつもりなのかもしれません。喧嘩友達ということですな。
↓後ろから狙われているぞ、チコ!
「インコマンションの屋根裏」
↓チコは新しい遊び場所を見つけたようです。
ぽっちゃり体型ですが、狭い所に入り込めます。
中をひたすら徘徊していました。
2010年4月
「チョビとの別れ」
チコの最愛だったチョビが突然☆になりました。悲しいお別れです。
↓最後の夜の放鳥時。
チョビを見つめるチコが悲しそうに見えました。
2010年7月
「チェスとの別れ」
悲しいことは続きます。チャラのパートナーのチェスが闘病の末に☆になりました。
↓チェスの最後の夜。まだ生きていますが、じっとします。
このお見舞いの後、日付が変わった夜中に息を引き取りました。
残された2羽でしたが、相変わらずの喧嘩友達のまま。それでもお互いの姿が見えないと不安そうにしたり、呼び鳴きをしたり・・・。
のちにチッチとチャズーをお迎えすることになりますが、それでも2羽の関係は変わらず。
チコとチャラはお互いかけがえの無い仲間になったのではないでしょうか。
ね。
2010年8月
「皿からオーツ麦」
完全な荒鳥だったチコが、僕の手が差し出した皿からオーツ麦を食べるようになりました。
つられてチャラまでも~~(^O^)
以前には考えられなかったことです。嬉しかったです。
「水飲みライバル」
カップから水も飲むようになりました。
ただ、独占欲が強いチャラ(チャラもカップから水を飲むのが好き)はチコを威嚇して飲むことを邪魔しようとします。
2010年9月
「共闘」
チコとチャラも共通の敵には協力して向かっていくようです。
2対1でマンチボールがフルボコにされています。
2010年10月
「マンチボールが気に入った?」
その後チコは齧り系おもちゃのマンチボールが気に入ったようです。
様子を見ていた嫉妬深いチャラがちょっかいを出そうとしますが、反撃。
「指からオーツ麦」
ついに僕の指からオーツ麦を食べるようになりました。
とても嬉しかったです。
2010年11月
「2歳の誕生日」
2010年11月23日でお迎え2周年。お迎え日=誕生日ということにしていますので、2歳の誕生日です。
警戒のガン見?
お誕生日、おめでとう。
2011年2月
「魔法の羽」
抜けたチャラの羽根を、何気にマンチボールに挿してこんな物を作ったりして・・・。
これをチコの頭の上に翳したり、撫でたりしても・・・
↓チコは全然動きませんね~。
何故だかは今もって分からず。
魔法の羽です。
2011年3月
「手のひらからオーツ麦」
僕の手のひらに乗せたオーツ麦を食べるようになりました。
差し出した皿→指→手のひら・・・とゆっくりですが距離が縮まってきました。
まだ警戒気味ですが、嬉しかったですね~~。
それと、チコの体が手に当たるので、触っている気分になれました。
2011年5月
「背面浴」
チコは以前から水浴びの時、兎に角背中に水浴びをしたいらしく、水入れの中で前転したり横転したりして背中を濡らそうとグルグル回って水浴びをしていました。
カメラを向けると警戒して止めてしまうので、これまで画像や映像をおさめることが出来ませんでしたが、ようやく映像を撮ることが出来ました。
背面浴です。
2011年9月
「新しい仲間」
チコ達に新しい仲間、チッチが加わり・・・。
2011年10月
「新しい仲間・2」
翌月にはチャズーが加わりました。
4羽になり、一気に賑やかになりました。
2011年11月
「3歳の誕生日」
2011年11月23日でお迎え3周年。3歳の誕生日です。
恰幅が良いですな・・・・。堂々たるもの・・・(^_^;)
今回は4羽で賑やかな誕生会でしたね。
2012年1月
「メタボ進行中」
恰幅が良い筈だ・・・(-_-;)
この頃60gになっていました。
真ん丸体形のお腹ポッコリ(;´д`)トホホ…
2012年3月
「屋根裏争奪戦」
チコもチャラもインコマンションの最上部の隙間、「屋根裏」が好き。
↓どちらが屋根裏を我が物にするのか・・・。
2012年8月
「体調を崩す」
チコがお迎え以来初めて体調を崩しました。
膨らんであまり動かず、数日間嘔吐の動作をするようになりました(一応餌は食べていました)。加えて右足(の指)の動きが不自由そうになり、びっこ気味になってしまいました。
五日間連続の通院と薬剤注射で体調は回復し、食欲も旺盛に戻り、よく動き回るようになりました。ただこれ以降、右足の後ろ指1本が麻痺したままになりました。
暫し様子見ということになりました。指の麻痺以外は殆ど元に戻ったように思えました。
しかし冒頭でも書きましたが、この時から何かに体を蝕まれ始めていたのかもしれません。この時の見立てとしては、原因ははっきりとは分かりませんでしたが・・・。
2012年11月
「4歳の誕生日」
2012年11月23日でお迎え4周年。4歳の誕生日です。
この時はケーキに背中を向けたまま。
口パクパクの緊張状態でした。
病気をして以来、ちょっと臆病が増したように思えました。
夏に体調を崩しただけに、今回誕生日を迎えられて嬉しかったです。
でもこれがチコの最後の誕生日のお祝いになってしまいました。
2013年2月
「展望台」
右足の指が麻痺して握る力が弱くなったであろうと思ったので、止まり木のように握ることを必要としない、平らな場所がケージ内に有ったほうが良いだろうと、用意してあげました。↓
早速角を齧り、チコの好きなように整形してしまいましたがね。
横に鏡も有るし、相当に入ったのかここにいる時間が多くなりました。
2013年4月
「もっと一斉放鳥をすればよかったね」
チッチとチャズーをお迎えして4羽になってから、ごく僅かにしか一斉放鳥はしたことが有りませんでした。チコはいつもチャラと2羽だけの放鳥でした。
一斉放鳥で4羽がパニックになって飛び回り、何か事故が起こるのではないかと恐れたためです。
でも今となってはもっとチッチやチャズーと一緒に遊ばせてあげればよかったな~と思います。
↓チッチとの貴重なツーショット。
チャズーとのツーショットは有りません・・・。
4羽全員を放鳥した時の写真も有りません・・・。
後悔しています。
2013年8月
「最後まで仲の良い(?)喧嘩友達」
放鳥時にチコとチャラはペットワンダーランドの表札を齧るのが大好きで、その取り合いでいつも喧嘩をしていました。
この頃、新しいペットワンダーランドを購入しましたが、まだ綺麗な表札を破壊しようと、取り合いの喧嘩。↓
最後まで仲の良い(?)喧嘩友達でした。
2013年9月
「永遠の旅立ち」
2013年9月15日、チコが突然☆になりました。
その時のこと、それからのことは冒頭で書いた通りです。
最後に、
もう一度・・・、チコの遺影です。
インコ仏壇の骨壺の傍に飾られています。
2歳の頃の一番良い盛りの時の写真です。
ちょっと緊張気味ですけどね。
親バカですが、かわいい女の子でした。
荒鳥から徐々に慣れていって、手からオーツ麦を食べるようになって・・・。そうやって距離が縮まる度にとてもうれしかったです。
楽しかったですね。
最後にもう一度・・・
チコ、ありがとう。
とても楽しかったよ。
こちらはチャラ,チッチ,チャズーと一緒にしっかりやっていくから、
チコは天国でチョビとカキカキし合いながら楽しくゆっくりと過ごしておくれ。
ほかの皆にもよろしくな。
さようなら。
ありがとうございました。
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