☆になったインコ達の体を土に還す ~長い間ありがとうね
チャッキー,チック,チャーミー,チェロ,チョビ,チェス,チコの7羽が☆になった後、体は火葬して骨は骨壷に納め、インコ仏壇としたメタルラックに置いていました。
魂は天に飛び立って、今は虹の橋で皆楽しく暮らしているでしょう。
でも、体であった骨はずっと部屋にいたわけです。四十九日を過ぎたらペットの共同墓地に納めるとか、自分の家の庭に埋めてあげるのが本当は良いと思います。
一番早く天に飛び立ったチックになるともう7年もこのままだったわけです。インコ仏壇での期間のほうが長くなってしまいました。
可哀想でしたが、元々横浜出身の僕は仕事で大阪に転勤して賃貸マンション暮らしですので埋めてあげる庭など有りません。ベランダでプランターに埋葬するパターンは嫌です。共同墓地に納めるのも嫌です。何にしてもいずれは横浜に帰るつもりでいましたので、その時一緒に連れて帰って実家の庭に埋めてあげようと思っていたのです。
さて、その横浜の実家ですが築40年の古い家だったため、建替えをしていまして最近ようやく新築の家が完成しました。土地も一旦更地にして擁壁から造り直す工事でしたので月日がかかりました。
そういうわけで庭も一新。僕が生きている間には少なくとも庭を作り直すことは無いです。・・・と言うことで、チャッキー達・・・☆になったインコ達の骨をいつ埋めても大丈夫です。埋めたらもう掘り起こされることは無いです。
それを踏まえてチャッキー達の骨を埋めるための花壇を外構の施工の際に作って貰いました。
そして一番最近☆になったチコの一周忌を先日終え、近々7羽全員の骨を花壇に埋めることにしました。とうとう土に還してあげる決心をした次第です。

【準備】
骨は骨壷から出して埋めますが、直接は土に埋めません。和紙に包んで埋めることにしました。
東○ハ○ズで15×15cmの70色もの色々な色で染められた和紙のセットを購入(上の写真)。上の写真はパッケージの一番上のエンジ色ですが、中にたくさんの色の和紙が入っています。これを各インコの体色や関連する色にちなんだ色の和紙で茶巾風に包み、紐で上を縛るつもりです(まだこれからですがその模様はブログにはアップしません)。
上の写真は包み方の例で、実際にはまだ何も入っていません。
ところで平らな和紙の上に骨を置いてから上の写真のように包むのは大変難しそうでしたので(頭蓋骨とか割っちゃいそう)、予め下の写真のようにティッシュを丸めてセロハンテープで巻いてボールを作り、これを和紙で一旦くるんで“包みグセ”を付けておき、開いてティッシュのボールを取り出し、骨を和紙の上に出す予定です。
土に埋める際には、茶巾の下に写真と名前をプリントした紙を敷く予定です。
この紙は下の写真のように印刷されています。
そうそう、一緒に餌も少し埋めてあげましょう。地表から何十cmも深い場所に埋めるので芽が出ることはないと思います。
埋める決心をしつつも未練がましく、全ての骨を埋めてしまうのはなんか後悔しそうですので、下の写真のようなペットの分骨用の小さな骨壷風の容器を買いました。
この分骨用の骨壷は小さいです。
犬でしたら骨というよりも爪を入れるのが丁度良いでしょうね。
これに各自の骨の中からなるべく小さい物を一つ選んで入れます。背骨の一部とか・・・。
当初、骨壷には顔写真と名前のシールを貼りました。
・・・がしかし、骨壷が曲面であることとシールの接着力が弱いため、シールは数日後に端が浮いてきてしまいました。
そこで、普通紙に印刷し直してラミネート化し、穴を開けて付属のキーホルダーに通しました。
これなら大丈夫です。
骨壷本体に何か貼ったり書いたりするよりもかえって綺麗です。
これは御朱印帳を並べているキャビネットに置く予定です。
御朱印は仏様神様の分身・・・そこに一緒に置いておくのは合っているでしょう。
馬頭観音の御朱印も有りますしね。
毎日扉を開けて拝みそうです(向かいのテレビ画面が映りこんでいるwww)。
さて、墓標です。
どうするか散々悩みました。
結果、下の写真のような石に写真を貼りつけることにしました。
これにラミネート化した写真をボンドで接着しました。
ボンドは石やコンクリートとポリエチレンやポリプロピレンとを接着できるような代物です。
長年の雨ざらしで石から写真が剥がれたり、他何か問題が起こらないかを確認するため、この記事を書いている現在、無地の紙をラミネートした物をこの石に接着したテスト用の墓標を作り、実家の花壇に雨ざらしの状態で置いています。庭の草木に両親が毎日水をホースで撒きますので、その水もそのテスト用の墓標にかけてもらっています。短いテスト期間ですが、今確認中です。
うまく持ち堪えてくれるといいです。

【納骨】
2014.09.19
大阪のマンションの部屋でインコ達の骨をそれぞれ上述の計画通り和紙に包みました。
分骨もしました。背骨らしき骨を一片骨壷に移しました。
骨壷を開けるときは何かドキドキしましたね。
(その模様の写真はブログにアップしません。)
この茶巾包みを金属の丈夫な箱に入れて横浜の実家まで大事に運びます。
インコ達の新幹線初乗車ですね。
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2014.09.20
新幹線に乗って・・・。
横浜の新居に到着。
この缶は、インコの遺体をペット火葬場へ連れていく際に入れる缶です。
この7羽のインコ達もそれぞれ皆入れらたわけです。
缶から出します。
庭の向かって左手に有るあの花壇に納骨するのです。
花壇に穴を掘ります。
深さは20cm強。
そこに30cmの長さに切った竹ひごを挿します。この竹ひごのすぐ手前に前述の通り、骨を包んだ茶巾を置くのです。少し土を被せた後に墓標を上に立てるつもりですので、その際に埋めた位置が分かるようにこの竹ひごを目印代わりに初めに挿したわけです。尚、竹ひごはあとで抜きます。
掘っていない部分の土の上に置いてある緑色の物は、花壇の区画用のプラスチック板です。
そして・・・、インコ達の骨を置きました。
置く位置は生前のお互いの関係や関わり具合から決めました。
左上から・・・
チェロ | チャーミー | チョビ | チコ |
チック | チャッキー | チェス |
です。
神妙な気持ちで置きました。しかしためらいはありませんでした。
チャッキー,チック,チャーミー,チェロ,チョビ,チェス,チコ
長い間ありがとうね。
これで魂は天国で、体は土に還るんだね。
そっと土を被せていきました。
茶巾包みが土に隠れて見えなくなったぐらいになったら、竹ひごに寄りかからせる状態で前述の墓標を立て、また土を被せていきました。
区画用のプラスチック板も置きました。
そして・・・
納骨はこれで終わりです。
線香を土に立てて手を合わせました。

【造園】
庭の真中から眺める。
ウッドデッキから眺める。
前を通る道路からフェンス越しに眺める。
これで終わりですと、土が雨や水撒きで跳ね上がって墓標を汚します。
また雑草が生えてきます。
ですので、もう少し手を加えます。
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2014.09.21
ホームセンターで防草シートと細かい白色の砂利を購入。
防草シートを敷きます。
チェスの右隣りに『Budgerigar Cemetery (セキセイインコ霊園)』と書かれた石標を設置。
墓標の間に砂利を撒きます。
前日に区画用の緑色のプラスチック板を埋めておいたのはこのためです。
出来上がりました。
これからはここは『インコ霊園』です。
花壇の空いている部分にはこれから植物を植えていく予定です。
この日は右側に冬に開花するであろうパンジー,ビオラ等を植えました。先月下旬に別に種蒔きをして葉が成長し始めた物です。ちょっと早いですが花壇に植え変えました。今冬に開花してくれると良いです。
道路沿い側半分には来月下旬にベロニカ・オックスフォードブルーの苗をずらりと植える予定です。それまで雑草が生えないようにチェックです(両親の仕事ですが・・・(^^ゞ)
庭側の右下の一角が空けてあります。建替え前の家で20年程前に一緒に暮らしていた犬のポメラニアンの遺骨を納骨するつもりです。まだ骨壷に入っていて両親の部屋に有ります。納骨の時期は決めていません。両親が可愛がっていたですが、まだ納骨する踏ん切りがつかないようですので、そのままにしておきます。スペースだけ空けておきましょう。
インコ霊園周辺はこれからもちょこちょこと手を加えていくことになるでしょうが、これで暫定完成です。
上の写真はリビングから見たインコ霊園です。
いずれ僕もチャラやチッチ,チャズーと一緒に引っ越してくるので、それまでの待っていてくれな、チャッキー,チック,チャーミー,チェロ,チョビ,チェス,チコ。

【想い出グッズの保管】
2014.09.28
大阪のインコ仏壇に一緒に飾っておいた各自の生前愛用していたグッズや写真は大切に保管します。
そこで下の写真のような箱を購入しました。
これは本来靴箱として販売されている物です。
サイズが丁度良いのでこれを購入した次第です。
もちろん靴を入れたことは無く、新品です。
インコ各自に一箱です。予備も含めて今回10箱購入しました。
箱の外側の色は黒か白のみの選択で、全部黒にしました。
中には白色のタオルを敷きます。
最初にチャッキーの物を入れます。
空になった骨壷や表札,水入れやおもちゃ等・・・。
インコ仏壇で使っていたフォトフレームや、生前の換羽時に拾っておいた羽等・・・。
骨壷は骨袋の中で蓋がカタカタと鳴って動くので、緩衝材を使って固定します。
丸めて蓋の上に置き、隙間に押し込みます。骨袋を閉じれば蓋は動きません。
セロハンテープで押さえるよりも良いでしょう。
他のグッズは陶器やガラス容器を包む際によく使われるこの紙の緩衝材で包んで入れます。
隙間も緩衝材で埋め、全部入れ終わったら上にまた緩衝材を載せ、防虫剤を入れておきます。
蓋をして完了。
尚、箱の側面に名前をプリントした紙を貼っています。
他の子達の物も同様に入れました。
全員の分が終了。
後日、横浜の家に宅急便で送り、収納室で保管する予定です。
防虫剤の有効期間が一年ですので、毎年取り換えるために蓋を開け、ちょっと想い出に浸るということになるでしょうね。

これで本記事は一旦終了です。
インコ霊園のほうはまだ植栽が始まったばかりですので、良い感じになりましたら、その様子をこの記事に追加したいと思います。
最後にもう一度・・・
チャッキー,チック,チャーミー,チェロ,チョビ,チェス,チコ
長い間ありがとうね。
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