朝日峰~竜ヶ岳~地蔵山ハイキング 2013.11.24
年月日/2013年11月24日(日)
山地名・地域/京都北山
天候/晴れ時々曇り
目的/裏愛宕の朝日峰~竜ヶ岳~地蔵山を巡る。
ポイント/①愛宕山山頂(愛宕神社)には寄らない。②下山後に出る越畑の集落からバスを利用するか徒歩にするかは、到着時刻によってその場で判断する。
内容/
(注1:2013年12月21日より「京北トンネル」の開通に伴ってR162指定区間が変わり、本記事に登場するJRバス路線のルートも変更されたことに伴って「愛宕道」バス停は廃止されました。現在は「細野口」バス停が代わりになります。)
(注2:本記事に登場する土砂崩れや通行止めは2013年11月24日時点のものであり、現在の状態は不明です。)
この日は裏愛宕の代表的な三山、朝日峰,竜ヶ岳,地蔵山を順に歩くことにする。
コースは京北・細野の愛宕道バス停(注1)からスタートして順に巡った後、芦見峠から越畑の集落に降りるというルートだ。越畑からはバスで八木駅に向かいたいが、本数がとても少ないのでタイミングが合わなければ歩いて八木駅に向かうつもり(なかなかの距離だが・・・)。
自宅を5:10に出発。
最寄り駅から電車に乗って京都駅に到着。ここでJRバス・周山行に乗り換える。高雄経由なので紅葉目当ての乗客でバス車内はいっぱい。そして高雄までで9割がた降車。残る10人未満の乗客を乗せ8:15頃に愛宕道バス停(注1)に到着(下の写真)。
降りたのは僕一人だ。
GPSやカメラを準備して8:18に出発。
バス停よりもちょっと京都市街地方面へ向かってすぐの脇道を右折(下の写真)。
林道田尻谷線に入る。
ここからまずは松尾峠へ向かう。
民家の横の緩い坂を進んでいく。
人が出ている気配無し。
右手に裏愛宕の山がちらり。
程なくして民家も無くなり、杉木立の舗装路に入る。
既に林道に入っていると思うが、林道の標識は見落とした。
勾配はとても緩い。
すぐに田尻谷川が左手下に見えてくる(下の写真)。
田尻谷川は細野川の支流。
この林道は谷川沿いの道だ。
なかなか良い感じの舗装林道が続く。
田尻谷川の雰囲気も良い。
静かだ・・・。
舗装路歩きはハイキング的にはあまり面白くないが、まぁいいでしょう。
所々紅葉も有る。
M○Bだったら楽しそう。
路面が良過ぎていまいちかな??
フラットに近い道が続く。
この舗装状態ならロードでも良いが、ゆくゆくはダート・・・そしてシングルトラックになって担ぎ必至だろうから実際にコースに入れるのはちょっとな。
ペンションっぽい建物。
先へ・・・。
緩々の登りが続く。
田尻谷川は何回か渡るので、左になったり右になったりする。
気持ち、川幅が細くなった感。
まだまだ続く。
沢にかかる黄葉っが良いね。
・・・ん?何となく先が消えた感。
三つに分岐(下の写真)。先が見えなくなったのはCのフラットな道が見えていたからだ。
ここがウジウジ谷分れだ。時刻は8:48。
Aは確認しに行ったところ何かのインフラ施設が有るだけみたい。
Cはウジウジ谷経由でウジウジ峠に向かう道で愛宕裏街道と呼ばれている道だ。ウジウジ峠に寄る予定は有るが、それは松尾峠と朝日峰に行ったあとで別の道から行くことになる。
真ん中のBが今日進む道で、廃村田尻や松尾峠に繋がっている。
ではBへ・・・。
少し上り勾配を感じるようになってきた。
路面が荒れ始め・・・。
程なくしてダートに変わる。
でもまだダートのダブトラ林道。
M○Bだったら楽しそう。
歩きでも楽しいけど・・・。
川は写りこんでいないが、一応近くの下のほうを流れている。
ちょっと京都北山の林道っぽくなってきた。
もっとも愛宕山を京都北山に含めるかどうかは悩ましいところだが・・・。
ずっと昔は京都西山に含めていたみたいだが、最近の登山本とかでは京都北山に分類されているようだ。
周山街道で京都西山と京都北山を分けるのか、保津川で分けるのか、っていう違いだろうか。
まぁ、個人的には自然(地形)で分けたほうが良いと思うのでそうなると後者。京都北山になるだろうが、そう言いつつも、ちょっとしっくりこない。
林の中からちょっと開けた所に出る。
川もだいぶ細くなったな。
バス停を降りてから人に会わんな~~。もっとも、一緒にバス停を降りた人はいなかったし、本数も少ないので先行者と会うこともないし、逆にこちら下りてくる人がいる時刻でもないが・・・。
ちょっと道がぬたり始めた。
ここで左手に分岐(下の写真)。
Bは暗い林の中に向かっている。Bは田尻峠へ向かう道だと思うが・・・(未確認)。
ここはこのまままっすぐA。
ぬたり気味の道をちょっと進むと・・・。
またすぐに左手に分岐(下の写真)。
ここからのBが田尻峠へ向かう道かな~~(下の写真)???
分からん。
まぁ、どのみち田尻峠には寄らないので、このままここもまっすぐA。
再び林の中へ・・・。
すると人工的な物が道の脇に並び始める。
人工的な物とはこの石垣のことだ。
ここが廃村田尻。時刻は9:14。
いつから廃村になったかはちょっとネットで調べてみたが分からなかった。
下の写真の立派な石垣は神社跡のものかもしれない。
進行方向左手に丸太小屋が一戸だけ有る(下の写真)。現役の林業作業小屋だろうか??
石垣は進行方向右手のみ。
道を挟んで左手が平地っぽく、田畑だったようっだ。今は杉が植林されている。
右手の石垣が住居跡だろう。
裏愛宕にひっそりと残る小さな廃村・・・雰囲気が良い。
廃村田尻を抜ける。
紅葉。
寺の庭園の綺麗な紅葉も良いけど、こういう自然の山の中にポツンと一本生えている紅葉も良い。
緩めの登りが続く。変わらず沢沿いだ。
道の脇に石仏を発見(下の写真)。
かつて田尻村の人が愛宕山に参りに行くときに拝んだかも。
途中にコンクリート舗装の区間が有る。ここは崩れやすいのかな。
程なくして再びダートに戻る。
ダブトラ林道から徐々にシングルトラックに近づきつつある。
ここで分岐(下の写真)。時刻は9:22。
Bはずっと前に有ったウジウジ峠への分岐(ウジウジ谷分れ)と同じく、ウジウジ峠へつながる道。
Aが松尾峠に繋がる道だ。
で、Aへ・・・。
こちらは沢沿いの道だ。
ん?
今日初の、トレイルをまたぐ倒木。
そういえばちょっと前に台風か何かで京都北山界隈って土砂崩れしたり、トレイルが崩壊したりしたっけな~~。
でもまぁ、大丈夫でしょう。
ダブトラ林道の雰囲気がだいぶ無くなり、シングルっぽくなってきた。
登り勾配も強めになった。
倒木もちょくちょく。
でもまだ大したことは無い。
沢の脇を歩く感じになった。
まだ一応木の橋が架かっているね。
ようやくハイキングらしくなってきた。
橋が崩壊しており、石の上を歩いて沢を渡る。
そして倒木も。
くぐったり跨いだりして倒木を抜けていく。
沢とトレイルが一緒になってきて、あまりはっきりと分かれていない。
でも、それがいいんです。
まぁ、トレイルが分かり易い区間のほうが多いけどな。
石がごろごろ。
沢歩き。
いいね、この位のワイルドさが丁度良い。
加えてこの倒木が行く手をふさぎ気味・・・というのが良いwww
だいぶ大雨でやられましたな。
まぁ、でも突破出来る程度の倒木密度だからOK。
どんどん進みます。
少し面倒なくらいが楽しいwww
谷が分かれている(下の写真)。
Bへも行けちゃいそうだが、ここは左のA。
先へ・・・。
相変わらず沢歩きと倒木越えをちょくちょく。
それを楽しみながら進む。
間違えそうな分岐が殆ど無いので楽だな。先程の分岐位だ。
少し上り勾配が上がってきた。
沢からも離れ始めた。
と言うか、沢が消えた感じ。
水源地を過ぎたのかな?
登ります。
“登っている”感の有る道だ。
倒木がだいぶ減った。
代わりに陥没しているし・・・。
激しい雨水の流れで溝が刻まれてしまったようだ。
林の中から出る。
右手には防獣ネットが張られている。
その右手にはススキの山。
松尾峠はもうすぐだ。
ススキの山を右手に流しながら登っていく。
山に特段名前は付いていないようだが・・・。
ポツンと紅葉が・・・。
先へ・・・。
一瞬ススキでトレイルが隠れる。
そこを抜けるとダブトラ林道。
そしてその直後に松尾峠に到着(下の写真)。時刻は10:02。
僕はCから登ってきた。
松尾峠は広い現代の林道上に有る。
かつて南北朝時代に山国井戸の常照皇寺(枝垂桜で有名)の開山となった光厳法王ゆかりの峠だ。
参考サイト⇒http://blog.goo.ne.jp/mfujino_1945/e/646cc5de24292c06ccb799a623eeed2a
次に向かう朝日峰へはAだ。
Bへはそのあとで進む予定であり、すぐ先に高雄へ降りる道と愛宕山に向かう道が分岐している。
松尾峠の表示板。
ではAへ・・・。
緩い登りのダブトラ林道を進む。
この林道は裏愛宕に張り巡らされた林道の一部で、峰山や小野の集落やらに繋がっている。
途中で左手に朝日峰山頂への取付きが有る筈だ。
ここだ(下の写真)。
林道から分かれて左のAへ入ると朝日峰の山頂だ。
ちゃんと道標も見える。
では、林道を離れてAへ・・・。
山登りらしい登り勾配が続いている。
分岐は無いようだ。
トレイルは分かり易い。
尾根道を登る。
写真には写っていないが、ここで降りてくるハイカーさんと出会いご挨拶。
バス停以来、初めて人に会った。
山頂にもハイカーさんがいるのかな~。
いないほうがうれしいがwww
朝日峰山頂に到着。時刻は10:13。
山頂には僕以外に誰もいない。
三角点だ。
何故この書体??
登頂成功のイェ~イ。
標高は688.3mか・・・。
東の方角が開けていて、山並みを望める。
肉眼のほうがもう少しくっきりと見える。
相変わらず撮影技術が未熟なもので・・・('◇')ゞ
南東の方角には京都市街地がうっすらと見える。
北東の方角の遠くに特徴的な高い山が・・・。何山だろう?
↓一応パノラマ写真(クリックすると別ウィンドウで拡大表示されます)。
10:00チョイ過ぎだが、ここでおにぎり&休憩タイム。
食べ終わったら松尾峠へ戻る。
尚、朝日峰山頂から北へ下るトレイルが有るようだが、今日はパス。
登ってきたトレイルを逆に下って林道に戻る(下の写真)。
そして松尾峠まで戻る(下の写真)。
先程はCからAへ紫色の矢印のように進み、今度はA→Bの黄色の矢印のように進む。
Bへ・・・。
緩く下る。
左手にすぐ近くの山肌。
松尾峠から50m位のところで左手に分岐(下の写真のB)。
高雄へ下る急坂だ。
ここはまっすぐAへ・・・。
道はフラットになり、やがて全体的に緩~~い登り勾配になる。
次に目指す山は竜ヶ岳だ。
右手に先程の松尾峠到着間近で見えたススキの山が見える。
先へ・・・。
この林道って聞いた話だと、時代劇のロケに使われるみたい。
旅の途中で刺客に囲まれて斬り合いとかねwww
太秦の撮影所からロケ車で登ってくるんだろう。
クルマで登ってこれそうなルートも有るからな。
黄葉だ。
鮮やかな色付きは無いけど。
整えられたダートの路面が続く。
分岐だ(下の写真)。
スルーしてAへ。
続く・・・。
まだまだ続くwww
ちょっと飽きはじめてきた。
でもしょうがないわな。
林道は昔シングルトラックだったのかな??
いや・・・、意外と何も無い所を切り開いちゃったのかな??
知らん・・・。
先へ・・・。
ん?三叉路だな。
ウジウジ峠に到着。時刻は11:06。
僕はCから来たのだが、Bは前に通りすぎたウジウジ谷分れと繋がっている道だ。
ウジウジ峠などとなんか雰囲気ありそうな峠の名前だが、実態は殺風景な林道の三叉路・・・(´・ω・`) ちょっと残念な感じ。
Aへ・・・。
残念な点はもう一つ。
左手の斜面に不法投棄。
クルマで来られるから、捨てやすいんだろうな。
がっかりだね。
こんな景色も垣間見えるのにしょうもないことを・・・。
山肌と谷を見下ろす。
先へ・・・。
分岐だ・・・(下の写真)。GPSはAなので・・・Aへwww
M○Berだ。
以前M○Bに乗って山サイをしていた頃は、他のM○Berのブログの裏愛宕の記事を見てここに行きたいと思っていた。しかし結局行かず仕舞いでハイカーになってしまったwww
分岐だ(下の写真)。
Bは高雄へ下る道。
ここはAへ・・・。
フラットな道が続く。
綺麗過ぎるダートで・・・。
クルマだ。
ここで分岐(下の写真)。
Bも高雄へ繋がっている道。
僕は首無峠へ向かうので右のAへ・・・。
少し路面が荒れてきたな。
先程の分岐から50m程で林道から離れ、右のBへ(下の写真)。
すぐ先に見える石仏が・・・。
首無地蔵ですな。
ここはサカサマ峠と呼ばれている峠だ。時刻は11:20。
林道歩きは終わって、ここから竜ヶ岳までハイクらしいシングルトラックが続くようだ。
綺麗なシングルトラックが左のAに伸びているが、ここは右のB(上の写真と下の写真)。
道標には書かれていないほうへ進む。
V字の溝を登って・・。
登りが緩くなると・・・。
下り・・・。
谷沿いを下る。
写真には写っていないが、向こうから歩いてくるハイカーさんと会ってご挨拶。
下の写真の注意書き・・・。迷い易いのかな?
左手下には沢。
沢沿いに進む。
まずは「龍の小屋」を目指しましょう。
良い感じの沢沿いの道が続く。
沢の流れと同じ方角に進んでいるので下り勾配かもしれないが、ほとんどフラットだ。
上り勾配になって沢から上に離れる。
こういう道は京都北山らしいな。
斜面を急に上がる。
ちょっと広い林道のような道に出る(下の写真)。
ここでCからAへ。
すぐに小屋が見えてくる。
あれが「龍の小屋」だな。
龍の小屋に到着。時刻は11:40。
誰もいない・・・。
休憩は出来そうですな。
でも小屋をスルーして先へ・・・。
沢沿いを歩く。
なんか急にいい感じのワイルド。
トレイルの先を探りながら沢を渡る。
いい!この感じ。
何度か渡り返して先へ・・・。
色々な方角から沢が繋がってくる。
そして大きめの沢が二つ合流する地点(下の写真)。
ここが迷い易いポイントのようだ。丁度、竜ヶ岳山頂の真東550mの場所だ。
CとAから沢が流れてきて合流し、Bへ流れている。ここからBへ見谷川という名前になるようだ。
僕はここまでCの沢沿いのを歩いてきた。
Bへ沢沿いのトレイルがあるが、そちらへ行くと竜ヶ岳から離れていく。
Aの沢沿いを進むと愛宕山のすぐ裏に出てしまう。
竜ヶ岳山頂への取付きは、ちょっとAとBの間の広めの河原のA寄りに有る(下の写真)。
上の写真と下の写真の赤色の円に赤色のテープが巻かれている。
これが取付きの目印だ。
この赤色のテープを頼りに急斜面に取り付く。
踏み跡も見えてくる。
急斜面なので、ちょっと登るとAの沢が結構下に見える。
いい感じのワイルド。
辛楽しくなってきたwww(辛い&楽しい or 辛い=楽しい)
ここまで比較的ぬるい感じだったから、楽しい。
11月下旬だが汗だく。
岩や木の根の上を進む。
木の根っこが自然の急階段を作っている感じだ。
何か所か横に伸びるトレイルの分岐出くわすが、無視して登るだけ。
岩場から土がメインの急斜面に変わる。
勾配自体も少し緩やかになった。
急斜面の範疇ではあるが・・・。
ホント、急登ですな。
踏み跡が有るからいいけどね。
ん?先が消えている。もしや・・・。
まだだったかwww
根っこの鬼www
岩が復活。
これ、降りるほうが厄介かも。
今回は山頂を抜けて降りていくので、ここは下りに使わないけど。
お、緩くなりましたな。
また急登。でももう一息の筈。
ここをクリアすれば山頂の筈。
うぉりゃ!
そりゃ!
だーーー!
ちょっと大袈裟かwww
そこまで急ではない。なにせストック無しでカメラを片手に登っているんだから(ホントは危険)。
また緩くなったところで・・・あそこが頂上だ(下の写真)。
竜ヶ岳山頂に到着。時刻は12:12。
山頂は突然に現れた感じで、ちょっと狭い。
先客が数人。昼食や休憩中だ。涼しげな顔をして座っている人達の間を、汗だくで息を切らし気味に僕が通過www
ケルンが有る。
ここには三角点は無いらしい。
なのでケルンの前で登頂成功のイェ~~イwww
人が近いのでちょっと恥ずかしいwww
標高は921m。
朝日峰よりも高い。
展望は東西に有る。ただし木々が多いので視野は狭い。
南東の景色(下の写真)。
反対側の西側(下の写真)。
たぶん・・・あそこが次に目指す地蔵山だろう(間違っていたら失礼)。
なので、竜ヶ岳山頂から真西に行けば最短水平距離になるが、そこにはきちんとしたトレイルは無いようだ。上級者ならばトレイルが無くとも突き進めるのかもしれないが、リスクを冒すレベルではないし、しかも地形図では急斜面を下って登るので僕はやらない。
ここは分かり易いトレイルに従い、まずは南側の緩い尾根沿いに愛宕山のほうへ下り、途中で林道風のハイキング道に出るから、そこをちょっと西へ歩き、途中からまた北へ向かうトレイルを進んで地蔵山山頂に向かう。
大回りだが安全なルートだと思う。
で、そそくさと南へ下るシングルトラックへ・・・。
全体的に緩い下り。
途中で、登ってくるハイカーさんと会ってご挨拶。愛宕山から登ってきたんだな。
先程の竜ヶ岳への登りよりも全然勾配は緩い。
もっとも走ると簡単に転げ落ちるレベルの勾配だが・・・。
下り終えると・・・。
今度は登り。
紛らわしい分岐が有るが、テープとGPSを頼りに進む。
穏やかな道だ。
これなら竜ヶ岳へは愛宕山から登る人のほうが多いのでは?
公園の散策路ような穏やかさ。
竜ヶ岳山頂への登りの疲れが取れる。
やっぱり登りで苦労し、下りは楽のほうがいいな。
下ると書いたが、トータルとして少し下っているのであって、登ったり下ったりを繰り返している。
良い感じのお気楽さ。
林道、岩場の急斜面,沢歩き,穏やかなこの尾根道・・・ここまで変化に富んだ素晴らしいコースですな。
コルを歩く。
もうこの時点で絶対に来て良かったと思う。
JRバスに乗るために早く家を出た甲斐が有った~。
時々紛らわしい分岐のような所が有るが、とにかく尾根に沿って南下することを心掛ければ大丈夫。谷に降りなければ大丈夫だ。
昼下がりの日差しが気持ち良い。
穏やかな気持ちで竜ヶ岳に登るのであれば、こちらのトレイルをピストンしたほうが良いかも。
下の写真のような分岐は登り(尾根)を選択すればよい。
ここではB。
同じような景色が続くが・・・。
林道歩きと違ってなんか飽きないね。
やさしい感じが心地良いんだろうな。
深まりつつある秋の午後の陽ざしを浴びながら木々の中を抜けていく。
贅沢過ぎる。
竜ヶ岳山頂からここまで何回か向こうから来るハイカーさんと出会ってご挨拶。
ピストンして穏やか気分だけで終わるか・・・。
竜ヶ岳から急斜面を下って・・・後半にワイルドさを求めるか・・・・。
それはその人の好み。
そうこうしているうちにとうとうこの尾根道も終わりそうだ。
下の写真の場所に出る。
Aは愛宕山へ向かう。
Bが地蔵山へ向かう分岐。ここでBへ・・・。
ダブトラ林道に近い感じ。
北のほうに見える山・・・。
あれ?竜ヶ岳?地蔵山?どっちだ???
分からんまま先へ・・・(;'∀')
少し西進する。
へぇ~、昔スキー場が有ったのか~。
スキー場跡はスルー。
木漏れ日の中を進む。
左側が思いっきり開けた。
南の方角の景色だ。
京都市街地が見える。
牛松山も見える(下の写真の奥の高い山)。
で、この展望の良い場所で右手に地蔵山への分岐が有る(下の写真)。
Bの斜面を登っていけばよいのだ。
シングルトラックを進む。
林を抜けると穏やかな道に変わる。
フラットに近い。
ここからまた尾根道のようだ。
先程の竜ヶ岳南の尾根道に似ている。
またあれを味わえるわけね。
距離的にも地形的にも同じようだ。
どんどん進む。
ほら。
さっきと似ているでしょ?
向こうから来るハイカーさんと出会ったり・・・。
越畑→地蔵山→愛宕山のパターンか・・・。
木々が周りを囲んでいるので展望はあまり無い。
下の写真程度。
何山だ?
まぁ、別にそれはいいです。
目の前のトレイルが良いので。
あ?
マイクロ波反射板だ。
裏愛宕の代表的人工物(と思っている)。
それを右手に流して先へ・・・。
極上のトレイルが続く。
左手に展望が少し開ける所に出る。
西の亀岡~八木辺りの山間の町がちらりと見える。
目の前のトレイル。良い尾根道ですな。
あそこを登れば頂上の筈。
登っていくと、また林の中へ・・・。
でも木漏れ日がいい感じ。
緩い登り坂を進む。
穏やかに続く地蔵山への尾根道。
来て良かったわ~~。
歩いて・・・。
歩いていくと・・・見えた。
あそこが山頂だ。ケルンが有る。
地蔵山山頂に到着。時刻は13:18。
ケルンの足元に一等三角点。
この日三度目の登頂成功のイェ~イ。
ほかに人がいないので堂々とwww
標高は947.57m。
竜ヶ岳よりもちょっと高い。
ケルンの上に菩薩。
地蔵ではないんかい!?
山頂は低山としてはまぁまぁの広さ。
展望は無い。
周りを木々に囲まれている。
では、そそくさと下山しますか・・・。
来たトレイルを背に立つと向うに防獣ネットが有る。
そのネット沿いに二手に道が分かれている。
左のAが西に位置する樒原の集落へ降りる道だ。どこでもいいから集落に出たいならばAが近い。しかし樒原からバスは無い。JR保津峡駅まで歩くことになる。
右のBは芦見峠経由で越畑の集落に下る道。
集落までの距離は長いが、越畑からはJR八木駅行きのバスが有る。
芦見峠も確認しておきたいので、予定通りBを選択。
ネット沿いに下っていく。
ネットが終わると開けた所に出る。
芦見峠を示す道標。
ここに地蔵かwww
今度はフェンス沿いにフラットなトレイルを進む。
また林の中に入るようだ。
林の中に入ると下り。
写真で見るよりは急勾配だ。
ただ斜面全体が広いので、歩きやすい。
逆にトレイルが分かりにくいが、赤い色のテープが巻かれているので頼りになる。
尾根道を下っているので、尾根から外れて下らないように注意が必要。
谷に迷い込んでしまうからだ。
まぁ、だとしても地図上ではいずれ集落に出るけどな。
どんどん下る。
ひたすら下る~~~。
下の写真のように広くなっちゃうと迷い易そう。
赤色のテープは助かるわ~~。
足元ではなく、先のほうを見て進むべきルートを見つけることも必要。
・・・と、知ったようなことを言ってみるwww
尾根が狭くなると分かり易いな。
木々の間を抜けるだけ。
木が多くなってきた。
むしろトレイルが分かり易い。
コル状のトレイルが続く。
途中で下から登ってくる人に会ってご挨拶。
今から登るのか~~。
僕はどんどん下る。
ひたすら下る。
下りまくるwww
だいぶ下ったと思うが・・・。
関電の道標に芦見峠と書かれている(下の写真)。
コル。
尾根下りが続く。
久しぶりに黄葉。
下り勾配がやや急になってきた。
トレイルが溝状になっている所も有る。
芦見峠はまだかいな?
先が開けている。
開けた所に出る。
植林が伐採されているんだな。
上の写真の先、再び森に入ったところが芦見峠だ(下の写真)。
時刻は14:01。
T字路になっている。
右のBは三頭山山への道。ここから三頭山に向かってどのくらい時間がかかるか、事前に計算しておかなかったし、計画の選択肢として入れていなかったので行かない。
ここは予定通り、左のAで越畑の集落に下りる。
峠からまた下りが始まる。
植林の中を進む。
トレイルはくっきり。
サクサクと下る。
災害による倒木かな?
結構倒木が多い。
下のほうが薄暗い。
石がごろごろし始めた。
と、今度はコンクリート舗装に変わる。
もうすぐ集落か・・・と思ったら、あ!!
土砂崩れで道が崩壊!
コンクリート舗装の道が激急斜面に崩れ落ちている。
下の写真のBのほうに隧道が有るので、あちらにエスケープルートがないか行ってみる。
隧道自体は塞がっている。
その周辺・・・ただの急斜面。
降りて行ったら這い上がれるかどうか・・・。
さっき登ってきた人はどうやって入ってきたんだ?
仕方なく先ほどの崩落箇所に戻ると、崩落部分のやや上の斜面にロープが張られているのに気付く(下の写真)。
あのロープに沿って一応踏み跡も有るような・・・。
今更地蔵山山頂まで引き返して樒原に降りるなんて面倒過ぎる。
よし、行こう!
ロープに沿って斜面を進む。カメラはケースにしまい、両手も使いながら進む。
登るときはいいが、下るときが怖い(下の写真)。
それでも止まって撮影。
斜面の途中で振り返って崩壊箇所を撮影(下の写真)。
おぉ・・・、あんまり端に立つとまた崩れそう。さっきは端に立ってしまったけどな(;´・ω・)
下を覗き込む(下の写真)。
落ちたらやばい。大怪我をしそう。這い上がるのだ大変だ。
次のコンクリート舗装の縁が見えた(下の写真)。あそこへ乗れば・・・。
無事にアスファルトに辿り着いた~~(;'∀')
そこから下を覗き込む(下の写真)。
でも、そこから先も再び舗装路崩壊(下の写真)。
でもここからは踏み跡に幅が有るのでだいぶ楽。
途中でまた下を撮影(下の写真)。
ここで落ちたら倒木と一緒に巻き込まれて大怪我だな。
で・・・、無事に安全な場所に辿り着いた~~。
安堵しながら先へ下る。
もう大丈夫でしょう。
分岐だ。勿論そのまま下る。Bへ。
下り勾配が緩くなる。
林から出て目の前が開けた。越畑の集落に出た次第。
時刻は14:26。
ちょっとバスを待つことになるかな~~?
民家が立ち並ぶ道へ・・・。
民家の間の小路を下っていく。
長閑な場所ですな。
越畑はかつて何度かサイクリングで通過した場所だ。
雰囲気には馴染みが有る。
r50に出る(下の写真のA↔B間)。
バス停はAの嵯峨野方面へ少し行ったところだ。
バス停が見えてきた。
越畑のバス停に到着。
さて・・・次の八木行きのバスの時刻は・・・?現在14:30。
あれ~~~、次は16:50。
2時間20分もここで時間を潰すのは辛すぎる。
食事処が一件有るようだが、それにしても待ち時間が長過ぎ。
ここからJR八木駅までは9kmくらい。しかも登りは無い。早ければ1時間半、のんびりでも2時間で着くだろう。
ならば・・・・歩いて駅に向かおう。
で、バス停からちょっと前の分岐に戻り、r50(下の写真のA↔C)を離れてBへ(下の写真のA→B)。
この道を下ってまずはR477に合流する。
R477は災害通行止め箇所が有ったが(2013年11月24日時点の話)、たしか影響は無い筈。
稲刈り跡の田んぼを横に流し・・・。
登った山を振り返り・・・。
越畑の集落から下りる。
点在する紅葉。
幅員の広い綺麗な舗装路を下っていくと・・・。
R477が見える(下の写真)。
この合流地点から周山方面が通行止めだ(下の写真)。
八木方面は無事。
ここは昔何回も自転車で通ったな~~。
少し懐かしい。
当時、のちのち徒歩でここを歩くことになるとは思ってもいなかった。
まさかハイカーになるとはね~。
幅員の狭いR477を懐かしみながら下る。
クルマは時々通る。r50も使って土砂崩れ箇所をエスケープして日吉ダムや周山方面へ向かえるのだろう。
もう少しで山から出るな。
山肌が色付いている。
そして・・・山から脱出。
あ~懐かしい場所。何度かここで撮影したな~。昔との大きな違いは自転車が無いこと。
さぁ、ここからはほぼフラット(微妙に下り)。
山や・・・
田畑を流して先へ進む。
まぁ、でも流石に長そうだな~~。
急いでもしょうがないので、景色を横目にのんびりと・・・。
途中で越畑・原へ向かうバスとすれ違う。
もうすぐ八木駅だと考えると、歩いて正解だったな。
桂川を渡ればもうすぐだ。
下流のほうを見る。
橋を渡ると駅前商店街だ。
交通量の多いR9を横断。
横断してちょっと進んだところに・・・JR山陰線・八木駅(下の写真)。
ここでゴール。時刻は16:24。越畑のバス停から2時間かかった。
最後の舗装路歩きでちょっと疲れた。
ホームで京都行きの電車を待つ。
電車が来たら乗り込んで京都駅へ・・・。
次いで大阪方面の電車に乗り換えて一路大阪市内へ・・・。
そして18:30に帰宅。
こうして裏愛宕のメイン部分を巡る長丁場のハイキングになったが、最後土砂崩れで道が無くなったところは万事休すかと思いきや何とか突破出来、無事で何よりだった。
コースとしては、林道歩き,沢歩き,快適な尾根歩き,激急斜面の登り・・・おまけに土砂崩れ現場の突破と、ヴァリエーションに富んでとても良かった。
総歩行距離は27.9km。越畑→八木の舗装路歩きを除いても19kmと十分な距離で、いい疲れ具合に満足。
大いに楽しめたハイキングだった。
_
コース概略/
(自宅(5:10)→○○線・△△駅→◇◇駅→(徒歩)→JR京都線・▽▽駅→京都駅・西日本JRバス高雄京北線・京都駅バス停→)
西日本JRバス高雄京北線・愛宕道バス停(8:23)→林道田尻谷線→ウジウジ谷分かれ(8:48)→廃村田尻(9:14)→松尾峠(10:02)→朝日峰山頂(折り返し)(10:13)→松尾峠→ウジウジ峠(11:06)→首無地蔵(サカサマ峠)(11:20)→龍の小屋(11:40)→竜ヶ岳山頂(12:12)→林道→地蔵山取付(12:54)→地蔵山山頂(13:18)→芦見峠(14:01)→越畑(14:26)→R477→JR山陰線・八木駅(16:24)
(→京都駅・JR京都線→▽▽駅→(徒歩)→○○線・◇◇駅→△△駅→自宅(18:30))
(注:2013年12月21日より「京北トンネル」の開通に伴ってR162指定区間が変わり、本記事に登場するJRバス路線のルートも変更されたことに伴って「愛宕道」バス停は廃止されました。現在は「細野口」バス停が代わりになります。)
GPSデータ/
歩行距離/27.9km
歩行時間/6hr09min
停止時間/1hr56min
最高速度/10.8km/hr
移動平均速度/4.5km/hr
全体平均速度/3.2km/hr
標高差/588m
総上昇量/1035m
最高標高/948m(地蔵山山頂)
積算歩行距離/548km
積算総上昇量/27240m
| 固定リンク
Comments