お伊勢参りウォーキング＜６＞美杉・上多気～櫃坂～大石 2014.11.08

年月日／2014年11月8日（土）

山地名・地域／高見山地，美杉村，松阪市

天候／曇り

目的／大阪から伊勢神宮まで歩く、お伊勢参りをする（第六日目）。

ポイント／①第6日目は、前回の中断ポイントである美杉村・多気宿の集落の大橋から歩く，②バスの便が良い大石まで行く。

内容／
あ
前回の「お伊勢参りウォーキング＜５＞山粕～御杖～美杉・上多気 2014.02.09」の続きで、この日は多気宿が有った美杉町上多気の集落から先を歩くことになる。
今日の目標ゴール地点（中断地点）は大石バスターミナルとする。次の再開時に松阪駅からバスで行ける便が大石バスターミナルよりも手前だと少ないからだ。次回のスタートを考えると、大石バスターミナルまで行っておきたいのだ。
ゴールよりもむしろ難しいのは、再開スタート地点の大橋バス停まで出来るだけ早く着くことだ。色々と調べたが大阪市内からでは大橋バス停到着には昼を過ぎてしまうことは避けられない。従ってあまり歩ける時間が無いのだ。
今回はダートの山道の区間は櫃坂峠界隈だけで殆どが舗装路だと思われるが、一応この時期の山のハイキングと同じ服装と装備にする。ただ、ストックは持っていかない（それ程厳しくないと思われるので）。
尚、今回も参考の神サイト「暗峠から奈良、伊勢本街道を歩く」を忠実にトレースする次第（なので、このブログではそんなに詳しく書きませんので・・・(^^ゞ　上記サイトを参考にしてください）。

自宅を7:00に出発。これ以上早く家を出たところで、大橋バス停には早く着けないのだ。
最寄り駅から電車に乗り込んで三重県津市へ。
近鉄・川合高岡駅で一旦降りてJR名松線・一志駅へ徒歩で向かい、今度はJR名松線で家城駅へ・・・（この頃のJR名松線は家城駅までしか運行していなかった）。
家城駅から津市コミュニティバスで一志病院へ・・・（病院がコミュニティバスの乗り換え地点）。尚、川合高岡駅の手前の榊原温泉口駅がコミュニティバスの始発なので、JR名松線に乗り換える必要は無かったのだが、榊原温泉口駅でバスを待つよりも何かのトラブルに備えて少しでも近づいておこうという判断だ（時刻表どおりに進めば大橋バス停の到着時刻は同じ）。遅れが出やすいバスよりも電車を信頼した次第。
一志病院でコミュニティバスを乗り換え、大橋バス停に到着（下の写真）。時刻は13:00になっている。

大橋バス停に着く前に運転手さんに「帰りは何時頃になるんですか？」と聞かれ（←コミュニティバスは本数が少なくて最終便も早いので乗り逃しで帰れなくなることを心配して・・・、恐らく山に登ってまた大橋バス停に戻ってくると思ったのだろう）、「あ・・・、伊勢本街道を歩いて松阪方面で出てしまうので・・・。」「あ・・・、そうですか。」と・・・。松阪市へ出たら津市コミュニティバスの運行範囲外で、今度は三重交通バスの範囲になるのだ。運転手さんも伊勢本街道ウォーキングの存在を知っていて理解したのだろう。同じ目的でコミュニティバスを利用する人がちょくちょくいるに違いない。

伊勢本街道は大橋バス停のすぐ目の前を上の写真のようにC←→Aを走っている。

前回はCから飼坂峠を越えてここ多気宿に来て（下の写真）、コミュニティバスで榊原温泉口駅方面へ帰ったのだ。
大橋バス停はB方面へわずかに入った所、この十字路の殆ど交点とも言える場所に有る。

では、ウォーキングの開始。
r30を離れてAの大橋へ・・・。時刻は13:05。
八手俣川を渡る（下の写真）。

橋を渡った正面に説明文が設置されている（下の写真）。
・・・なるほど。

町屋の道を進む。

道沿いの家々の玄関口に灯篭が置かれている。

御杖村以東によく見られる光景だ。

公民館の前を通ると、建物に長谷寺以東の宿場の名前が書かれている案内板が有る（下の写真）。
今は多気宿。次は仁柿宿だ。ゴールは大石宿・・・。今日はあまり進めんな～。午後からだからしょうが無いか・・・。

松浦武四郎・・・。・・・通っただけで？

先へ・・・。

道沿いの民家が無くなって立川沿いに進む。

ちょっと紅葉しています。

次の集落が見えてきた。

道沿いに何かの歌詞が書かれた説明文が立てられている（下の写真）。
後日調べたところ、歌詞まではこのように考えられていて、まだ曲は作られていないらしい（参考→http://www.zb.ztv.ne.jp/htf-iwata243120/file5-2ipponosekai.htm）。

川の名前と同じになっている立川の集落を抜けていく。

人が出ていなくて静かだ・・・。

気分はノンビリ、歩く速度はサクサクと・・・。

途中に説明文（下の写真）。川の名前は「立川」ではなくて「立川川」なのか？

程無くしてR368と出合う（下の写真）。
ここから暫くR368を歩いたり、接続している脇道を歩いたりを繰り返して櫃坂峠に向かうことになる。
まずは、ここではR368を横断して下の写真のAへ。

畑と民家の間の道をちょっと進む。

左の坂を上がると・・・。

R368に再合流しそう。

R368に入って右折。前述のように、こういう感じが繰り返されるわけだ。
昔から有った伊勢本街道をショートカットで分断するようにR368が作られたわけだ。

R368を進む。
何か幟が見えるな（下の写真の左手）。

幟には「うぐいすの水」と書かれている。

林の中に足を踏み入れると下の写真のように水が湧き出ている。

見たらすぐに先へwww

今度は左手に坂が見え（下の写真）、そこを登るのかと思ったら違った。そのままR368を進むのだな。
石標にも「右いせ」と彫られている。

すぐに今度は右に脇道（下の写真の黄色の矢印）。ここはR368を離れて脇道へ。あちらが伊勢本街道だ。

で、ちょっと歩くと・・・。

またR368（下の写真）。暫くずっとこんな調子だ。

R368はそれ程交通量が多くないので楽だ。

また脇道へ（下の写真）。

林の中へ・・・。

俳句が書かれた大きな柱が立っている。

車が通ることが殆ど無いのでアスファルトが苔に覆われようとしている。

またR368。今度は横断（下の写真）。

面倒でもちゃんとトレースします。R368を歩いて手抜きしません。

こういう風に札がぶら下げられていたら、通らないわけにはいかんだろwww

人が住んでいなさそうな小屋の前を抜けていく。

まぁ、雰囲気はR368よりも良いわな。

川沿いを進む。

荒れ具合が良い。

最近車が通った跡が有るが・・・。

ここは何日も通っていないな。

静かな道を進む。

R368に合流（下の写真）。

綺麗な国道を進む。

そういえばかつてロードバイクでこの辺りを走っているんだよな～（過去記事「君ヶ野～相津峠サイクリング 2010.05.08」参照）。ちょっと懐かしい。ウォーキングとしてはちょっと退屈な道だが、サイクリングとしては超楽しい道だ。

また脇道へ（下の写真）。

奥立川の集落を進む。

でも人が住んでいそうな現役の民家は殆ど見当たらないな。

良い感じの山間部なんですけどね～。日々の生活には色々と面倒なのだろう。

R368とまたまた・・・また合流。

R368も幅員が狭くなった。

道沿いの右手に何か有るな（下の写真）。

ふ～～む・・・。スルーだwww

先へ・・・。

地蔵が立っている。

ほうほう・・・。

うんうん・・・。

山間部の国道が続く。

ツーリングでは快走路ですな。

また先のほうで一層幅員が狭くなる。

記憶では峠前後まで狭い区間が度々だったと記憶している。そのため片側一車線の新道を建設中だったと思う。
下の写真の場所もロードバイクでサイクリング中のことで記憶している。向こうから車が来る度に危なくて脇のダートへ避けないといけなかった。

流石300番台になると酷道の雰囲気が出てくるな。

そういうのは好きだけど。

勾配は登り気味だが、僅か。

徐々に櫃坂峠に近づきつつある。

道沿いの自然な紅葉が良いな。

歩いている人など僕以外にいない道を進む。

たまに通る車だけ。

松阪市に入る。

市が変わっても道の状況は変わらない。

峠の集落の中を進む。

分岐だ（下の写真）。

僕が歩いている伊勢本街道は櫃坂道なのでA。

地図が掲げられている（下の写真）。

先へ・・・。

谷間を橋で渡る。

林の中へ。
この辺りが櫃坂峠。ここまでは登り勾配で、ここからは下り勾配だ。

以前ロードバイクで走って、ここからが更に幅員の狭い、かつ見通しの悪い道になったと記憶している。ここを回避するための新R368が建設中なのだ。

程無くして分岐（下の写真）。ダートが分岐している。

伊勢本街道はダートで下るんだな。
ここに入るのは初めて。以前はロードバイクなので舗装路で下ったのだ。

今日初めてのダート（結局今日唯一のダート区間）。

案内板・説明文が掲げられている。

下っていく。

九十九折れで斜面を下っていく。

谷筋へどんどん下る。

古道歩きらしい良い感じ。

路面はしっかりしているのでスニーカーでも大丈夫そうだ。

でも僕は今トレッキング・シューズです。

何度も折り返しながら・・・。

どんどん下る。

この薄暗さが良いんだな。

切り通しのような場所も有る。

沢か？

湧き水が出てきている。

まだ水量が少ないな。

谷筋よりもちょっと上の辺りを歩いている。

登山としてはお気楽過ぎていまいちな道かもしれんが、ウォーキングとしてはとても良い塩梅の道。

下り勾配が緩くなってきた。

先のほうが明るい。

林から出た。

橋を渡る。

先程林の中で見た湧水がいつの間にやら沢の流れのレベルになっている。

まだダート。

上空は開けている。

ダブトラ林道風の道になった。

古坂道と合流（下の写真）。Bが古坂道。

説明文が有る。
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舗装路になった。
先へ・・・。

民家はまだ道沿いに無い。

何気に花。

どんどん下る。

集落に入った。坂ノ下の集落だ。

民家の間を進む。

建設中の新R368（？・・・たぶん）と合流。

集落はまだ続いている。

人は出ていないが・・・。

ここで左の坂へ・・・（下の写真）。

登っていくと・・・。

現R368と合流（下の写真）。

史跡の説明文が掲げられている（下の写真）。スルーするがwww

坂ノ下の集落を出そうだな。

これが国道だからな～。

また集落だ。

茶畑か。

上仁柿の集落を進む。

ここで分岐。R368から離れる。

民家のほうへ進む。

上仁柿の吹ヶ野から中出の集落へと歩いていく。

右手には仁柿川。

十字路を直進（下の写真）。

R166と合流するのはまだ先だ。

仁柿川とその頭上に干し柿。

山間部の集落の雰囲気が良い。

ただ、もう今日くらいがラストの山間部のウォーキングになるかもな。

手強い山間部区間も今日で終わりだ。

ロックシェッドだ。

弘法大師の水。

スルーです。先へ・・・。

R368と出合って横断（下の写真）。

伊勢本街道のトレースに執拗にこだわるwww

R368にまたすぐに合流したとしてもだwww（下の写真）

ツーリング向きの快走路をウォーキングする。

右手の下には仁柿川。

ひたすら進みます。

所々紅葉。

下仁柿の集落に入った。

上仁柿よりも心なしか人が多そう。

R368を離れて民家の間の道へ・・・。

そしてR368とまた出合い、横断（下の写真）。

製材所の脇へ入る。

その製材所の建屋に隠れるようにして常夜灯が有る。

大事な史跡ですからな。

左にR368を見つつ、田畑の間の道を進む。

T字路で左折（下の写真）。

角に祠と石碑らしきものが有るが、スルー。

先へ・・・もうこの旅はとにかく進むことだけ・・・って感じになっている。

細い道を進む。

右手の仁柿川の川幅が広くなってきたな。

先へ・・・。

櫃坂峠の下りで見た湧水もこれの源流の一つなのだな。

今度は意外とR368になかなか合流しませんな。

そう思っていると・・・。

合流www

R368を進む。

すぐに脇道へ（下の写真）。

今日おなじみの光景。

この辺りは横野の集落だ。

ここまで来ると、今日の目標ゴール地点の大石もだいぶ近くなった。

柿野神社の前を通過。寄りません。

神社の前で分岐（下の写真）。
Bへ進むとR166に合流する。R166には合流する予定であるがまだもうちょっと先だ。ここはAへ。

R166と平行して走る道を進む。

山間部の集落という感じではだいぶなくなったな。

それでも茶畑が有りますな。

先へ・・・。

宝積寺の前を通過。

寄りませんwww

R166が見えた。ここで合流。

すぐにまた離れるという、今日おなじみのパターン（下の写真）。

先程まで道沿いに有った仁柿川はすでに櫛田川に合流している。

R166の上の道を進む。

右下にR166（下の写真）。

先へ・・・。

R166に合流。

集落から町へと様相が変わろうとしている。

どんどん進む。

右手の道へ（下の写真）。

もう現代風の家も見受けられるようになってきた。

どんどん進む。

そしてR166・・・。
しかしここは横断（下の写真）。

ちょっとUターン気味に横断する（上の写真）。

また民家の間の道へ・・・。
そして分岐。

まぁ、結局・・・。

R166に合流するのだが・・・。

櫛田川は大きいな。

色が凄い。

R166は交通量が多いが、歩道がガードレールで確保されているので櫛田川を眺めながらのんびりと歩ける。

川沿いのなかなか良い道だな。

渓谷っぽい。

フラットロードが続く。

いいね～～。

結構薄暗くなってきたな。

GPSではもうすぐ大石バスターミナルだ。

赤い鉄橋を過ぎた次の分岐で右へ（下の写真）。

伊勢本街道はこちらの道だが、この分岐が・・・。

大石バスターミナルだ（下の写真）。

ここで予定通りゴール。時刻は16:53。もう日没寸前。

バスはR166側から入ってくるんだな。

日没後暫し待つと折り返し松阪駅へ向かうバスが到着。
乗り込んで夜の道をバスで松阪駅へ・・・。
松阪駅に着いたら近鉄に乗り換えて大阪市内へ。
21:20に無事に帰宅。

こうしてお伊勢参りの6区間目を無事に終えた。
今回は午後からのスタートということで距離は稼げなかったが、これで峠越えらしい峠越えはもう無い。山間部からはほぼ脱出できた。日帰りで断続的に伊勢本街道を歩くこのやり方で、公共交通機関の便からして最も難しい区間はこれでクリア出来たわけだ。
今回はあまり道中に見所は無かったが、まぁ、ゆったりとした気分で歩けたので良し。
さて、次は大石バスターミナルからスタートだが、相当に朝早く大石からスタートすればその日のうちに伊勢神宮・外宮に着けるかもしれないが、今回よりもはるかに大阪から行きやすい場所になったとはいえ、そんなに早くはスタートできないだろう。伊勢神宮まではあと二日分必要だ。でももうすぐだ。何とか達成できそうだ。

・・・と思っていたが、このブログを書いている現時点で僕は横浜にいる。そして横浜に引っ越す前にこの続きをやらなかった。現時点でこの大石止まりなのだ。大阪にいたうちに何とか時間を作ってやっておけば良かったと今は後悔している。
しかし、横浜からでも何とかあと2回で伊勢神宮へゴールできそうだ。新幹線と近鉄特急を使って名古屋経由で松阪に入り、午前中には大石バス停に着けそう。あそこから先はJR紀勢本線やJR参宮線に近くなるので、横浜へ日帰りもできそうだ。いつになるか分からないが、数年のうちにはゴールしたいと思っている。そうしないといつまでもモヤモヤと気持ち悪いのでwww
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コース概略／
（自宅(7:00)→○〇線・△△駅→□□駅→▽▽線・◇◇駅・▼▼線・◆◆駅→大阪上本町駅・近鉄大阪線→榊原温泉口駅→川合高岡駅→（徒歩）→JR名松線・一志駅→家城駅→（徒歩）→津市コミュニティバス・美杉地域・一志病院バス停→）
津市コミュニティバス・美杉地域・大橋バス停(13:05)→R368または旧R368，町道→櫃坂峠(14:17)→櫃坂道→上仁柿→R368または旧R368，町道→柿野神社(15:57)→R166または町道→三重交通バス・大石バスターミナル（16:53）
（→松阪駅バス停・近鉄山田線・松阪駅→近鉄大阪線・大阪上本町駅・▼▼線→◆◆駅・▽▽線・◇◇駅→▲▲駅・■■線→●●駅・☆☆線→◎◎駅→自宅(21:20)）

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GPSデータ／
歩行距離／17.1km
歩行時間／3hr30min
停止時間／0hr18min
最高速度／12.6km/hr
移動平均速度／4.9km/hr
全体平均速度／4.5km/hr
標高差／114m
総上昇量／99m
最高標高／435m（櫃坂峠）
積算歩行距離／830km
積算総上昇量／43777m

ガーミングラフ／
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ルート鳥瞰図／
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参考サイト／
「暗峠から奈良、伊勢本街道を歩く」