伊豆ヶ岳~武川岳~二子山ハイキング 2015.10.21
年月日/2015年10月21日(水)
山地名・地域/外秩父山地
天候/曇り
目的/奥武蔵の伊豆ヶ岳,武川岳,二子山を繋いだコースを歩く。
内容/
この日は初めて埼玉県でハイキングをしようと、検討の結果、奥武蔵・外秩父山地の伊豆ヶ岳,武川岳,二子山を繋いで歩くことにした。この三つの山を繋ぐと、距離の点(14~15km程)、並びにスタート地点とゴール地点の両者を鉄道(西部秩父線)の駅に設定することが出来て行き帰りが楽になる点で丁度良いからである。
自宅を6:00に出発。
最寄り駅から電車に乗り、何度も乗り換えて埼玉県の西武秩父線・正丸駅に9:25に到着。3時間以上かかってしまった。
僕以外のハイカーが4~5人程下車。同じ伊豆ヶ岳を目指すのか・・・・?(不明)
GPSやカメラやドリンク等を準備し、9:36に正丸駅をスタート(下の写真)。
伊豆ヶ岳は線路よりも南西に有るのだが、駅舎の出入り口は逆の北東側のみ。線路の向こう側に行かなければならない。
駅舎に背を向けて右寄りの線路の土手近くに伊豆ヶ岳を指す道標が有る(下の写真)。
道標に従ってこの階段を降りる(下の写真の左上)。
下ってちょっと真っすぐ進むと道の角にまた道標(下の写真の右上と中段)。
道標が指す方に線路の下をくぐるトンネルが有る(上の写真の下段)。
トンネルを抜けていくと西へ道が続いている。
林道大蔵山線というらしい。
川の上流に向かって舗装路を進む。
前方に先行するハイカーさんを発見。抜かしつつご挨拶。
道沿いに民家はもう無いのだろうと思っていたら、途中から結構道沿いに民家が建ち並んできた。
奥に進んでいくと民家はまばらになってきた。
駅から1.5km程歩いたところで、道の左手に登山口を発見(下の写真)。
大蔵山コースの登山口だ。
もう一つ、正丸峠を経由するハイキングコースが有って、その登山口は林道を更に奥に進んだ所に有るらしい。両コースは正丸峠~大蔵山~伊豆ヶ岳を結ぶ稜線上で結局は合流するようだが、僕はより伊豆ヶ岳に近い大蔵山コースを選択。ここから山へ入る。時刻は9:52。
登山口に工事中の看板が立っている。奥に進むと工事用の赤色のコーンが置かれている。
林業作業用の林道を造っている最中のようだ。登山道から分岐して作りかけの道が有る。この日は工事をしていないようだ。
登山道を進んで奥の方へ。
すると登山道D↔Aを横切るように工事中の林道B↔Cが交錯している場所に着く(下の写真)。ここはAへ。
しかしちょっと歩くと・・・。
また林道に合流し、横切るように登山道の続きが分岐している(下の写真)。
登山道が新しい林道によってぶつ切りにされている感じがちょっと残念。
薄暗い林の奥へ進んでいく。
暫くは谷を進み、途中から尾根へ向かって斜面を登っていくというパターンになるだろう。
土砂崩れで崩壊したと思われる場所に橋が架けられていて難なく通過。
緩めの登りが続く。
左手の沢の小さな滝(下の写真)。
どんどん奥へ・・・。
分岐だ(下の写真)。より急な右の登りへ進む。
沢から離れていく。
倒木が有るな、
その向こうに木橋が有る。
隣の斜面へ移り、その急斜面を登っていく。
九十九折れで斜面を登っていく。
土留め式の丸太階段も有る。
どんどん登っていく。まださほど急ではない。
割と整えられたコースだな。ちょっと急な所は土留め式階段でトレイルが保護されている。
植林帯を進んでいく。
倒木は切られてトレイルから除かれている。
道標だ(下の写真)。「ふたご岩」ですと?どこに有るのか?
分からないまま、道標の指すほう(「名栗げんきプラザ」のほう・・・寄らないけど)へ・・・。
何気に振り返ると下に・・・、あぁ、あれが「ふたご岩」?(下の写真)。
戻って全貌を確認するのは面倒なので、このままスルー。
先へwww
斜面をひたすら登っていく。
目指すは正丸峠~大蔵山~伊豆ヶ岳を結ぶ稜線だ。
それ程急ではないが、登りが続く。
土留め式丸太階段も、途切れながら先へ続いている。
お、上のほうがちょっと明るいな。
もうすぐだな。
尾根に乗った。
ただしまだここは正丸峠~大蔵山~伊豆ヶ岳を結ぶ稜線ではない。別の尾根である。
このまま進めば正丸峠~大蔵山~伊豆ヶ岳を結ぶ稜線に大蔵山で合流するのだ。
尾根道なので下りもある。
その下りだ。
下っていくと・・・。
鞍部が見えてくる。
なかなか良い尾根道ですな。
登り~~。
上のほうがなんか広そうだな。
道標が見える。ちょっと広い場所に到着。
ここが大蔵山か。
正丸峠~大蔵山~伊豆ヶ岳を結ぶ稜線に大蔵山で合流したわけだ。
「名栗げんきプラザ」のほうへ行けば正丸峠へ繋がるのか(行かないけど・・・伊豆ヶ岳を目指すからね)。
三角点は無し。先へ進もう。
今までずっと西進していたが、ここから南進。
・・・なんか先のほうが大蔵山の山頂よりも標高が高いみたいですけどwww
緩い登りを進むと・・・、ここのほうがピークっぽいのですがwww(下の写真)。
下りだ。
後ろから来た別の道と合流する(下の写真)。
僕はCから下ってきてAへ進むわけだが、Bは大蔵山山頂をパスしてトラバースする巻道なのかもしれない(未確認)。Bへ進めば正丸峠へ繋がるのかも。
では伊豆ヶ岳の有るAへ。
整備された感の有る尾根道が続く。
この正丸峠~大蔵山~伊豆ヶ岳を結ぶ稜線は「関東ふれあいの道」に指定されているらしい。
整備されているのも納得。
穏やかでフラットなトレイルが続く。
分岐だ(下の写真)。
どちらでもOKのようだが、Aは次のピークの五輪山山頂に繋がっていて、恐らくBはそれをパスする巻道なのだろう(未確認なので間違っていたら失礼)。
Aへ・・・。
ロープが張られているが、それ程急でも、路肩が不安定でもない。
また分岐だ(下の写真)。道標通りAへ。
しっかりとした土留め式丸太階段の登り。
関西に住んでいた頃によく歩いたダイヤモンドトレイルを思いだすな~~。
上のほうが明るい。
登っていくと・・・。
五輪山山頂か?
広場のような場所に到着。
五輪山山頂だ。時刻は10:35。
木々に囲まれて展望は全く無し。
さっさと先へ・・・。
五輪山の南斜面を下ると・・・。
すぐに鞍部の分岐(下の写真)。
ここはちょっと重要な分岐。
まっすぐAへ進めば、「男坂」と呼ばれている激急な岩場の長い鎖場のコース。伊豆ヶ岳への最短ルートで、かつては伊豆ヶ岳ハイクのメインイベント的・・・シンボル的な区間だったそうだが、転落事故が有ったためか、現在は通行を遠慮して欲しいとのこと。看板が立っている。所有しているハイキング本でも、もう一つの楽な「女坂」を通って欲しいと書かれている。
男坂の岩場の下のほうが木々の間からチラリと見えていますな。
で、「女坂」は右のB(下の写真)。
ヤマレコの色々な記録を見ると、多くの人が「男坂」を使っている。「自己責任」だとして皆やはり“面白い”ほうを選ぶんだろうな。
で、僕はどうするかというと、ここは初めから「女坂」を使うと決めていたので、Bへ(
男ですが女坂で・・・何か問題でも?)。男坂の様子を一切確認せずにBへ進む。
女坂の先へ進むと、トレイルの幅が狭くなってきた。
ちょっと勾配が出てきましたな。
でもまだお気楽な感じ。
トレイルの幅もまた広くなってきたしな。
あれ?先のほう、トレイルが切れているのか?
あ・・・、ここで急登するわけね。途切れて見えたのは、急に角度が変わるからか。
ロープが張られている。
「女坂」と言えども、このくらいの場所は有るわけだ。
登っていくと・・・、稜線上へ復活。
もうすぐ伊豆ヶ岳山頂だ。
靄がかかってちょっと幻想的。
途中に伊豆ヶ岳の名前の由来を説明する案内板が有る。
岩が多くなってくると・・・、あそこが伊豆ヶ岳山頂だ。
伊豆ヶ岳山頂に到着。時刻は10:47。
標高は851m。
三等三角点が分かり易い所に有る。
いつもの・・・登頂成功のイェ~~イwww
山頂は南北に長い岩場で、丸い広場という感じではなく、東西から木々が迫っていて岩場のトレイルの途中って感じ。
この靄なので、本来展望が有るのかは分からない。ハイク本によると木々の上のほうに近くの山並みが顔を出すらしいが、この日は真っ白。
男性ハイカーの先客さんがいて、ご挨拶(下の写真)。ゆっくりとだが北へ足が向いているので、南から登ってこられたのかな?
さらに写真を撮ったり補給食を食べたりしていると、北から山ガール二人が登ってこられた(写真は無し)。挨拶をし、男坂と女坂のどちらを使ったか尋ねてみると、男坂とのこと。危なそうだったかどうか尋ねると、そうでもなかったとのことで、だったら僕も男坂でも良かったかな・・・とちょっと後悔。それにしても女性が男坂で、男の僕が女坂って・・・www ・・・まぁ、いいか。男坂は次の機会にしよう。
で、南北に長い山頂の岩場を南進して先へ・・・。岩に埋め込まれた山頂の標石も有る(下の写真)。
岩が少しずつ減ってきた。
まだ山頂の範囲だが、そろそろあの岩場辺りで切れそう。
やはり・・・。岩場の左から下りだ(下の写真)。
どんどん下る。
南進ではなくて西進している。
道標が見える(下の写真)。
「関東ふれあいの道」は左のBの天目指峠経由のトレイルになる。Bへ進むと南進に変わって高畑山を経由し、天目指峠へ・・・。さらに子ノ権現を経由して西武秩父線の西吾野駅、もしくは吾野駅にゴールするという、伊豆ヶ岳だけのコースになる。山頂で出会った男性ハイカーはもしかしたら、そのコースで登ってこられたのかも知れない。
僕はこれから山伏峠経由で武川岳を目指すのでAへ進む。
引き続き下りだ。
トレイルは浅い溝の踏み跡。
下り勾配が急になって、土留め式丸太階段に変わる。
結構急ですな。
フラットになる。
尾根を進むと・・・。
途中で尾根から下る分岐(下の写真)。・・・いや、分岐と書いたが、尾根のBはトレイルではないのかも。意図的に太い枝が先へ進むことを否定するように置かれている。何にしてもここは左のAへ。
斜面を緩く下っていく。
どんどん下る。
わ! 突然の倒木ラッシュ。
跨いだり下ったりして進む。短い登りだ。
すぐにまた下り。
再び尾根に乗って下っていく。
結構急ですな。
丸太階段登場。
階段が終わっても下りは続く。
何か凄く歩きにくい。丸太の上に乗ればいいのか、乗らないほうがいいのか??
これは土留めだけの意味かも。
急下りが終わって一旦フラットになる。
穏やかな下り勾配
少し上空が開けて明るい。
展望は無いがね。
登りだ。
登りの手前で分岐になっている(下の写真)。
GPSと地図からしてここはAだ。山伏峠の手前の最後のピーク越えだからな。
で、そのピークを越え、また下り。
フラットを挟みつつも・・・。
下りが続く。
この繰り返しだ。
植林帯の下りは続く。
それにしても、この界隈の尾根って結構勾配が有るな。逆から登ってきても結構疲れそう。
下りの途中で石の祠。
先へ・・・。
左下に舗装路らしき道が・・・。
下っていくと・・・、確かに舗装路だ。
林から出てr53に合流(下の写真)。
ここが山伏峠だ。正確には山伏峠よりわずかに北寄りの下がった所だ。下の写真の奥がr53のピークで、あそこが山伏峠。
時刻は11:17。
で、武川岳へは、r53を横断してすぐ目の前に有る取り付きに入る(上と下の写真)。武川岳を示す道標が有るので分かりやすいだろう。
尚、このr53は交通量が少ないものの、たまに走り屋系の車が飛ばしてくるみたいなので要注意。見通しの悪いカーブから突然現れたり、すぐ向こうの山伏峠から急に車が顔を出したりする。
では、再び林の中へ・・・。
少しr53沿いに進む。
徐々にr53から離れて西進。
ここからは登り主体だ。
植林帯のような林を進んでいく。
トレイルがかなり直線に近いので遠くが見える分、距離が長く感じられる。
登り勾配が急になった。
しかも長い。
直線的な急勾配の登り。
ふ~~・・・、一旦フラットに・・・。
また急な登りだ。
先が明るいな。
植林帯から出て脇を進んでいく。
また登っていくと・・・。
ガードレールやら丸太階段やらプレハブ小屋やら反射鏡やらの人工物が見えてくる。
林道だ(下の写真)。
工事中のようだ。今は作業していないようだが・・・。
登山道がこの林道で分断されていて、登山道の続きの取り付きは、右のAへ少し入った所の法面に有る(下の写真の中段右と下段)。
法面に階段が作られている(上の写真の下段)。
林道で分断された所は尾根の途中なので、またここから登り再開。
また直線的な登りだ。
九十九折れにするには勾配が緩い、ギリギリ直登可能な勾配の斜面と言ったところか?
靄がかかって先のほうが見えにくいので、ずっと上まで続いているかのような長い登りに感じる。
少し勾配が緩くなった。
フラットに・・・。
道標だ(下の写真)。
武川岳まで1.8kmか・・・。案外と近いな。
フラットな尾根が伸びている。まだ西進中。
武川岳の前に二つほどピークが有るようだ。
その一つ目のピークの登りに入る。
またこの感じの登りですな。
割と短めで終わった。
が、まだその一つ目のピークではない。登りの途中の肩みたいな所だ。
次の登りまでとても緩い勾配・・・、フラットに近い尾根道が続く。
少し勾配が出てきたが、まだ楽。
植林帯なのに、靄がかかると幻想的だな。
フラットになる。
ここが一つ目のピークのようだ。
なので、次はちょっと下り。
下りはすぐ終わる。
次のピークへの登りが始まろうとしている。
ここだけ倒木が多いな。
でも切られている。
まだ緩い登りが続く。
このくらいだと疲れませんな。
でもそうは行かないんだろうな。
左が植林帯、右が雑木のようだ。その境をトレイルが走っている感じ。
勾配が急になった。
出ましたな、直登。
どんどん登っていく。
フラットになった。疲労を回復しながら進もう。
地形図を見ると、二つ目のピークにだいぶ近づいている。
二つ目のピークはとてもなだらかなので、ピークまで急な登りは無さそうだ。
左に有った植林帯が雑木に変わった。両サイドが雑木だ。
二つ目のピークの前でちょっとだけ登り。
分岐だ(下の写真)。ここが二つ目のピークらしい。
Bはここから南東に有る名郷の集落に通じる道。
ここはまっすぐAへ・・・。武川岳まであと0.7kmだ。もうすぐだな。
フラットに近い、緩い下り。
進んでいる方角もこれまでの西進から徐々に北進になりつつある。
緩い下りが続く。
靄が少し多くなった感。
ちょっと小雨が降ってきた。でもレインウェアを着るにはほど遠い程度の小雨だ。
ここから登り開始。武川岳まで登り主体だ。
勾配が徐々に急に・・・。
またあの感じの登りか・・・。
予想通りwww
どんどん登っていく。
長い~~。
結構疲れてきたところで、勾配が緩くなる。
小休止的なフラットのトレイル。
で、また回復分を消費する登り。でも短そうだな。
分岐だ(下の写真)。
しかし武川岳を示すAのほうの道標が無いな。何で??
兎に角AのほうであることはGPSや地図から間違いない。Aへ・・・。
すると・・・。広場のような所が見えた(下の写真)。
武川岳山頂だ。時刻は12:21。
標高は1051.7m。
登頂成功のイェ~~イwww
三角点は無い。
山頂広場は結構広い。
展望は本来ある程度有るようだが、今は真っ白で何も見えない。残念だ。
先客はいなかったが、暫くすると二子山方面からハイカーおじさん一人が登って来られてご挨拶。
それを機に、ちょっと雨がポツポツ降っていることだし、そそくさと先へ進み始める。
次の目的地は二子山なのだが、それは武川岳に来たCからのトレイルのほうにちょっとだけ戻った所からAのほうへ伸びている(下の写真)。おじさんもあちらから登ってこられた。
上と下の写真を見れば、武川岳山頂と分岐の位置関係が分かってくるだろう。
ではAへ・・・。
ちなみに、山頂を横断するようにBへ進むと(下の写真)、妻坂峠まで下れる。そこから武甲山へ登れるルートも有るようだ。しかし距離が長いので今日は武甲山へは行かない。予定通り、Aへ進んで二子山を経由して帰る予定だ。
話は戻って・・・、二子山を目指して北進。
フラットに近い緩やかな道を進んでいく。
どこまで続くんだろうって感じ。
ひたすら進む。
ちょっとなだらかな登り。
雨が強くならないことを願いながら進む。
下りだ。
緩めの長い下り。
ずっと尾根道だからアップダウンが繰り返される。
ただ暫くは長い急登や急下りは無さそうだ。
ちょっと雰囲気が変わったと思ったら、それは下草が生えているからだ。
武川岳前後は殆ど下草が生えていなかったからな。
常葉樹の植林帯は枝打ちしないと地面は暗くなって下草が生えにくくなる。すると地面の保水能力が低くなって浸食されやすくなるわけ。
その作業をするためにも林道が必要だということで、先程のような林道が作られているんだろう。
どんどん進む。
お・・・、下草についてなんだかんだ言っていたら、熊笹でいっぱいの場所に来た。
同時に木々は落葉樹の雑木が多くなった感。
雨は先程までポツリ・・・ポツリ・・・程度だったが、ポツポツになってきた。
これ以上は強くならないでくれ。
しかも少し気温が下がってきた。
標高1000m位の所を歩いているわけだしな。下界よりも随分気温は低い筈だ。
靄もまた少し濃くなった感。
緩い登りが続く。
ひたすら・・・。
ひたすら・・・。
ひたすら進む。
下りだ。
しかも久しぶりにちょっと急。ロープが張られている。
急下り終了。
緩い下り。
また下草が無い尾根道を進む。
標高が1000mを切り始めている。
少しずつは下がってきているんだな。
下り・・・。
急下りになる。
どんどん下ると・・・、下のほうに林道らしき道が見える。
下りが終わったところで、林道に下りるように書かれた立札がトレイル上に立っている(下の写真)。
まだ続きそうな尾根道にロープが張られ、右下の林道へ下りろ、と・・・。
指示に従って林道へ下りる。
林道を歩いて北進。
先程の立札によると、200m程先に登山道の続きが有るようだが・・・。
T字路らしき場所が見えてくる。
林道がT字路になっている(下の写真)。
右のAの所に登山道が復活している。
この階段を登って上へ・・・。
また尾根に乗った。
後ろを振り返ると、尾根が林道で切られていることが分かる(下の写真)。法面を造っている最中のようだ。つまり元々は向こうの尾根と繋がっており、登山道もその尾根を通っていたのだが、林道を通すために尾根が切られたわけ。
自然の尾根や登山道が切られるのはあまりうれしくないが、山の管理のために林道もまた必要。難しいところだ。
先へ・・・。
登ったり・・・。
下ったり・・・。
繰り返される尾根道のアップダウン。
ひたすら進むのみ。
下草にマムシグサがチラホラ。
ちょっとグロイ感じの赤色の実をつけている。
登り・・・。
切られた枝が散乱して珍しくちょっと荒れていますな。
ちょっと長めの急登。
もう武川岳~二子山の中間を越えた。
まだ中間地点を越えたばかりとも言えるがwww
先のほうがちょっと明るいな。
ちょっと広い場所に到着(下の写真)。
ここは焼山と名付けられているピークだ。時刻は13:17。
標高は850m。
三角点は無い。
道標で登頂成功のイェ~~イwww
道標を見ると二子山まで約40分と書かれている。標高はここ焼山よりもちょっと高いようだ。そしてアップダウンも多いとのこと。
ここ焼山山頂からは武甲山の眺めが良いらしいのだが、下の写真のように真っ白で何も見えない。
ただ、雨はもう感じなくなった。このまま降らないでいて欲しい。
で・・・、すぐに先へ。
山頂を横断するように進むと、林の中に急下りで入っていく(下の写真)。
長い下り。
焼山の道標に書かれていた通り・・・。
今度は登り~~。
また下草が無い尾根道になりましたな。
変わらぬ風景のトレイルが続く。
分岐だ・・・。でも通行止めになっている。
スルーして先へ・・・。
長~~く下り・・・。
終わると、また登りが先に見えている。
どんどん進みましょう。
このコース・・・、展望重視派や、アグレッシブなルート重視派のハイカーだったらちょっと退屈かもしれないな。僕はたんたんと歩くことが好きなほうなので、OKだが・・・。
林道に繋がる分岐だ(下の写真)。
東の谷筋の集落に繋がっているのだろう。
勿論関係無いので真っすぐAへ・・・。
ひたすら北進。
14:00までには二子山に着きたいものだな。
このペースなら大丈夫そう。
珍しくちょっと岩場。
抜けると雑木の尾根道。
下って・・・。
登って・・・。
また下って・・・。
また登る~~。
ホント・・・ひたすら繰り返す感じ。
ほら、また下り。
流石にこれだけ繰り返されるとジャブを食らい続けているかのように疲労感が蓄積されてきますな。
まぁ、武川岳以北はあまり急勾配ではないから良いけど・・・。
下っている途中で次の登りが見えるという。
そういえば、今回あまり人に会いませんな~。
武川岳山頂で会った人を最後に今日はまだ4人だけ。
まぁ、人が多い山は嫌いなので、丁度良いが・・・。
何回アップダウンを繰り返したんだろうか・・・。
あのピークが二子山だったらな~、と思ってGPSを見ると・・・、まだ。
ついでに方角を見ると、いつの間にか北進から少し東寄りの北東へ向かっている。
だからなんだ、ってとこだが・・・。
少し急な登り。
しかも長め。
まだ続く。
まだか~~。
ここに来て結構疲れる。
岩場も出てきて更に急登。
終わるか・・・?
終わった~~。
結構疲れた。
と、靄の中にちょっと広そうな場所と道標が見えてきた。
ここが二子山の雄岳山頂。時刻は13:50。
山頂はちょっと広め。
三等三角点が有る。
当然いつもの、三角点ゲットのイェ~~イwww
標高は882.7mか・・・。
二子山という名前の山は日本に結構有ると思うが、二子山と名付けられるのは双耳峰になっているからであって、ここもそう。次は雌岳へ向かおう。
道標の指すほうのトレイルへ進む。
一旦少し下る。
コルが見えてきた。
コルの岩場を通過中。
岩場の向こうに登りが見える。
登っていくと・・・。
二子山雌岳を示す札が木々に付けられている。
あそこか・・・。
二子山雌岳に到着。時刻は14:01。
山頂はここもちょっと広め。
標高は882.7m。雄岳と同じだ・・・。しかも0.1mの桁まで一緒とは・・・。
三角点は無い。
で・・・、これで今回の目的の山はこれで全部クリア。あとは芦ヶ久保駅まで下山するだけだ。
道標を見ると芦ヶ久保駅へは二つのコースが有るらしい(上の写真)。尾根道か・・・。それとも沢道か。後者の方が距離は少し短いようだ。僕はGPSに沢路のほうのルートだけを入れていたので、予定通り後者を選択。沢へ下って下山する。
で、道標の指す方へ・・・。
トラバース気味に斜面を下っていく。
ロープが張られていて、ロープ沿いに進む。
踏み跡が薄いから、このロープはトレイルがどこを通っているかを示す目的のほうが強そう。
割と急な斜面だが、まだロープに頼るほどではない。
GPSとロープが無かったらミス・コースしそう。
少し急な下りになり、右手でちょっとロープに触れながら進む。
下りが終わりそう。
まだ尾根ですな。
先が急下りっぽいな。
やはり・・・急下り。
どんどん下る。
長い下りだ。
まだ尾根筋だ。
ひたすら進む。
尾根だが、下りが主体。
流石にもうアップダウンは無い。下り→フラット→下り→フラットの繰り返しだ。
徐々に標高が下がっていく。
地形図とGPSで確認すると、ここまでずっと歩いてきた尾根道ももうすぐ終わりそうだ。
この眺めともおさらばだな。
先のほうに道標らしき物が見える。
ここで分岐だ(下の写真)。Bの尾根道は行き止まりとのこと。
芦ヶ久保駅へは左のAだ。
ここから尾根を降りる。
急斜面を大きく九十九折れしながら沢へ下りていくわけだ。
いつの間にか完全に雨が止んでいた。
どんどん下っていく。
何度も折り返す。
沢まで標高250m分位をこうして下っていくわけだ。
ずっと長く尾根道だったから、なんか新鮮。
急下りだ。
どんどん下る。
徐々に下が荒れてきましたな。
倒木が両サイドに目立つ。
沢らしきものが見えてきた。
谷筋に降りた。
沢は・・・、まだはっきり分かる水の流れは見えない。
谷筋に沿って下っていく。
ガレている所よりもちょっと脇を進む。
沢道らしい雰囲気になってきましたな。
岩や倒木が出てきて、よく有る沢道なのだが、尾根歩きが長かっただけに、先程も書いたようにとても新鮮。
少しずつ下っていく。
トレイルの幅が狭い所も・・・。
沢の右岸をずっと下る。
沢は割と下のほうを流れている。
いつの間にか沢の水が増えた。
左岸へ渡る。
どんどん下りましょう。
沢に付かず離れず進む。
沢も水の流れがもうはっきり感じられるようになった。
渡渉。
そして随分と沢が下に・・・。
サクサクと下っていく。
また沢に近づいてきた。
どんどん進みましょう。
今度は木橋。
右岸へ・・・。
木橋から沢を撮影。
右岸を進む。
地図を見ると、ここから沢とはどんどん離れていくようだ。
沢のほうは横瀬川に合流するみたい。
芦ヶ久保駅を示す道標。
もうすぐだろうな。
ちょっと登り返す所も・・・。
そしてトラバース気味に下る。
GPSではもうすぐ芦ヶ久保駅だ。
何やら先のほうに人工物らしき物が・・・。
フェンスだ。右手のフェンスの向こうは西武秩父線の線路の土手だ。
と・・・、その土手の中をトンネルで抜ける(下の写真)。
トンネルを出て右へ・・・(下の写真)。
出た所でトンネルのほうを振り返って撮影(下の写真)。
明るい方へ向かっていく。
人の気配を十分に感じられる所に出た。
山から出た。
芦ヶ久保駅に進む前にちょっと横瀬川を覗いてみる。
これがこの先、荒川と合流し、最後は東京湾へ流れ込むわけですな。
「あしがくぼ果樹公園」というのが有るらしく、その案内所や販売所の建物が目の前に有る(下の写真)。最初、駅舎に繋がっているのかと思って行ってみたら違っていた。
結構人がいたな。
芦ヶ久保駅はその裏の坂を登っていくとのこと。
坂を登っていくと・・・、西武秩父線。芦ヶ久保駅に到着(下の写真)。ここでゴール。時刻は15:08。
ホームで電車の到着を待つ。
ホーム上にはほかにもハイカーさんが5~6人はいる。どこの山を歩いたのだろう。僕よりも先行していたのか?それとも武甲山に登ったのか?
暫くして電車が到着。
乗り込んで横浜を目指す。
何度も乗り継いで自宅最寄り駅に到着し、帰宅したのは18:10。帰りも3時間くらいかかった。
こうして初めて埼玉県の山、奥武蔵の山のハイクを終えたわけだが、アップダウンの繰り返しが多くて長かったものの、歩き重視派の僕としては十分に楽しかった。この日は展望を全く望めなかったが、それはまたいつかの好天の機会に・・・。その時には(本文にも書いたが)伊豆ヶ岳へは男坂を使おう。
あと、奥武蔵の山は横浜から行くのがとても大変だと実感した。今回往復で6時間強使った。更に奥の山に登ろうとした場合、今回のような複数の山を繋がず、目的の山は一つくらいに絞って短い距離にしておかないと、ちょっと時間的に難しいかもしれない。
でも何にしても今後が楽しみな山域だ。
_
コース概略/
(自宅(6:00)→○○線・△△駅→□□駅・▽▽線→◇◇駅・◎◎線→▲▲駅・●●線→☆☆駅・JR八高線→拝島駅→東飯能駅・西武秩父線→)
西武秩父線・正丸駅(9:36)→林道大蔵山線→大蔵山コース登山口(9:52)→長岩橋→ふたご岩→かめ岩→大蔵山山頂(10:27)→五輪山山頂(10:35)→女坂→伊豆ヶ岳山頂(10:47)→山伏峠(11:17)→前武川岳山頂(12:08)→武川岳山頂(12:21)→蔦岩山山頂(12:40)→焼山山頂(13:17)→二子山雄岳山頂(13:50)→二子山雌岳山頂(14:01)→兵野沢→西武秩父線・芦ヶ久保駅(15:08)
(→東飯能駅・JR八高線→☆☆駅・●●線→▲▲駅・◎◎線→◇◇駅・▽▽線→□□駅・○○線→△△駅→自宅(18:10))
GPSデータ/
歩行距離/14.7km
歩行時間/3hr46min
停止時間/1hr53min
最高速度/10.2km/hr
移動平均速度/3.9km/hr
全体平均速度/2.6km/hr
標高差/759m
総上昇量/1449m
最高標高/1052m(武川岳山頂)
積算歩行距離/910km
積算総上昇量/48652m
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