本仁田山~川苔山ハイキング 2015.11.16
年月日/2015年11月16日(月)
山地名・地域/奥多摩
天候/晴れ
目的/奥多摩の本仁田山と川苔山に登る。
ポイント/川苔山からの下山ルートは赤杭尾根を第一候補とするが、体力や時間等で難しいと判断した場合はその場でより楽そうなルートに変更する。
内容/
この日は二度目の奥多摩の山のハイクを行おうと検討し、JR奥多摩駅からアプローチしやすい本仁田山に目を付けた。しかし本仁田山だけだと距離がちょっと物足りない感じがしたので、折角だから更に奥の方にある川苔山にも登ろうと決めた(川乗山と記す場合も有るようだが、ここでは川苔山と記す)。
ただ、川苔山を加えると今度は下山の距離が長くなりそう。とりあえず予定としては赤杭尾根経由で下山してJR古里駅にゴールすることを第一候補とし、もし川苔山山頂に着いた時点で時間的あるいは体力・気力的に厳しいと判断したら、もう少し距離が短くなる大ダワ分岐から棚沢の集落へ下ってJR鳩ノ巣駅にゴールするルートを使うことにする。また最悪、本仁田山だけで、川苔山まで行くのが辛くなったら花折戸尾根あるいは杉ノ殿尾根でJR鳩ノ巣駅にゴールすることにする。
自宅を5:10に出発。
最寄り駅から電車をいくつも乗り継いでJR青梅線・奥多摩駅に9:10に到着。乗り継ぎの際にもたついたせいも有って3時間もかかってしまった。
奥多摩駅で多くのハイカーが下車した。トイレも行列。
本仁田山に行く人も多いのかな~?と、人が多い所が嫌いな僕としてはちょっと心配しつつ、GPSやカメラやドリンクを準備し、9:17に駅前をスタート(下の写真)。
駅舎から出てすぐ前の道を右へ・・・。
駅から北のほうへ進む(下の写真)。
今のところ前を歩くハイカーも、後ろからついてくるハイカーも見当たらない。駅前のバス停に結構ハイカーが並んでいたし、逆のほうへ歩いていくハイカーもいたので、本仁田山へ行く人は少ないのかな?
奥多摩興業のプラントが見えてきた。
すると日原川に架かる北氷川橋が見え(下の写真)、これで対岸へ渡る。
長い橋だ。
橋から右後ろ斜めを見ると、本仁田山のピークが見える。下の写真の右から2番目のピークがそれだ。その手前のピークはチクマ山(池坪ノ峰)のピークで、あそこは今日通らない。
日原川の下流側(多摩川との合流地点の方角)の眺め(下の写真)。
手前に、特徴的な山容の愛宕山が見える。
橋を渡って突き当りを右のAへ。
氷川国際ます釣場のほうへ進む。
交通量は少ない。
程無くしてまた橋が見えてくる。
女夫橋だ(下の写真)。
これで再び日原川を渡る。
渡り終えると道は左のAへ曲がる(下の写真の上段)。
右のBへは道が無くて氷川国際ます釣場の敷地内だ(下の写真の下段)。
Aへ・・・。
登り坂を歩いていく。
高架下を抜ける。
先へ・・・。
道の両側の民家の並びが途切れると、程無くして林道安寺沢線の始点に着く。下の写真のト字路のAが林道安寺沢線だ。工事中で通行止めになっているが、車両のみ通行止めで、歩行者はOKとのこと。通れなかったら今日はこれでアウトだった。
本仁田山を指す道標が有る(下の写真の左下)。
Aへ右折。
では、林道安寺沢線へ・・・。
登りの舗装路がずっと続く。
山の斜面をトラバース気味に奥へ進んでいく。
こういう場所だから今のところ途中に民家は無い。
あ・・・、ハイカーだ。
追いつきそうになったところで、前のほうに集落が見えてきた。
安寺沢の集落に到着(下の写真)。時刻は9:46。
林道から民家の脇へ通じる道の分岐に本仁田山を指す道標が有る(上の写真の下段)。
本仁田山まで2.2km。川苔山まで5.8kmか・・・。
先行していたハイカーのおじさんはここで小休止のようで、脇に座られた。僕はちょっと暑くなって一番外の厚いアウターを脱いだ後、お先にスタート。
道標に従って細い登り坂を進んでいくと、また道標(下の写真)。
民家のすぐ裏の階段を登っていく。
小さな堰堤が左手に並んでいる。
コンクリート舗装は無くなり、ダートになる。
一番上の堰堤の上に道標が見える(下の写真)。
乳房観音はスルー。
ここからいよいよ林の中へ入っていく。
杉の植林帯の中を登っていく。
まだこの辺りは、かつての民家か小屋が有ったであろう石垣が残っている。
植林帯の急斜面に突入。
いかにもここから急斜面の九十九折れが始まる感じ。
その通りでした。
細かく折り返しながら斜面を登る。
九十九折れにしていても結構な勾配の道が続く。
結構疲れる。
暑い~。アウターを一枚脱いでおいて良かったぜぃ。
(写真には写っていないが)途中で山ガール二人に追いついてご挨拶。お先に行かせてもらう。
植林が少ない部分も・・・。
上空も少し開けて明るい。
雑木になった。
雑木なので落葉樹が多く、この時期は陽が射し込む。
もう冬枯れの様相ですな。
開けた分、近くの山の山肌が見えるようになる。
下の写真は西の方角で、左のピークが三ノ木戸山、右のピークは狩倉山。狩倉山のピークの向こうに六ツ石山が隠れている。あちらもいつか登ってみたい。
まだまだ急斜面の登りは続く。
また植林帯に突入。
下草がちゃんと生えているので、枝打ちはされているようだな。
まだまだ斜面の登り。
上を見上げる(下の写真)。まだまだこの中を九十九折れで登っていくわけだ。
まだ尾根らしきものが見えない。
ひたすら登るしかない。
いつの間にか雑木に変わっている。同時に木漏れ日も強くなった。
お・・・ようやく尾根か?(下の写真)。
尾根だ~。やっと尾根に上がった(下の写真)。大休場尾根だ。
僕はCから登って来た。ここで左折するようにAへ。
尚、Bはロープが張られていて通行止め。
尾根だが、決して緩くはない。
急登だ。ハイク本によると大休場尾根は奥多摩屈指の急登ルートらしい。
初めは直登気味。
徐々に細かくジグザクに進む。
ここも植林帯のようだ。
木の根ウジャウジャの斜面を登っていく。
まだ先のほうが見えんな~。
何か下のほうからさっきの山ガール達らしき声が聞こえる。「何これ=!!マジ==!!」みたいな・・・。どうやら、あの急斜面の登りをクリアしたと思ったら、目の前にこの尾根の急登が壁のように立ちはだかっているのを見て叫んでいる模様www
確かにそういう気分になりそうな急登が続く。
一瞬緩くなりそうな予感を感じさせておいて・・・(下の写真)。
やっぱりまだ急登。
植林帯から雑木林に変わる。
勾配は変わらずだ。
ジグザク程度の直登気味のトレイルから、九十九折れらしいトレイルに変わる。
おかげでトレイルの勾配は緩くなった。
左に右に曲がっていく。
また折り返しカーブが緩くなり、逆にトレイルの勾配が上がる。
あぁ~~、ようやく急登が終わった。
緩い登りの尾根道を進む。
今のうちに体力が回復してくれれば・・・。
フラットに近い緩々の登り。
このまま山頂までこんな感じだったら楽なんだが・・・。
違うみたいだな・・・。
また急登。
うぉ~~~。
ぬぉ~~。
あ~~、割と短めの急登で助かった。
・・・・また先のほうに急登か?
これまでよりかは緩い勾配の登り。
そして距離も短めだ。
かなり明るくなった。雑木のほうが明るいな。
はぁ~~、緩くなった。
地形図によると、だいぶ本仁田山の山頂に近づいたが、まだあと一つくらいは急登が有りそう。
登り勾配になってきた。
そしてまたまた急な登り。
落葉した雑木の明るい尾根の急斜面を進む。
九十九折れ気味だ。
ひたすら登る。
お・・・、あそこで少し楽になりそう。
本仁田山-花折戸尾根分岐に到着(下の写真)。時刻は11:02。
僕はCから登ってきたわけだが、Bへ花折戸尾根が伸びている(上の写真の下段)。本仁田山だけで下山したい場合のエスケープルートの一つがこのBなのだが、疲れているものの、まだ川苔山へ向かう気力は有る。今日はBに行くことは無いだろう。
Aへ・・・。
緩い尾根道だ。GPSでも本仁田山山頂はもうすぐ先。
急登は終わったようだ。
そのせいか足取りを少し軽やかに進んでいく。
緩い登り。
これまでの急登に比べれば、全然何でもない。
進んでいくと・・・、本仁田山山頂だ(下の写真)。時刻は11:04。
標高は1224.5m。
分かり易い所に三角点。
三角点ゲットのイェ~~イwww
先客ハイカーさんが二人いらっしゃる。
西側に展望が有る。青梅市,飯能市,入間市辺りの街が見える。
木々に遮られてあまり広角ではない。
加えて、霞んでいてぼんやりとしか見えない。残念だ。
もっと冬の乾燥した日でないと駄目か・・・。
では、次の川苔山を目指しますか・・・。かなり疲れたが、本仁田山だけで終わりにする気はなく、予定通りに川苔山に向かう。
道標は、登って来た道から山頂を横切るように進むことを示している(下の写真)。
次の川苔山を目指してリスタート。
ちょっと急な下り。
すぐに緩くなる。
快適な尾根道になった。
本仁田山への急登が嘘のよう。
明るい雑木の尾根道になった。
真っすぐ続いていますな~。
薄暗い林の中に入りそうだ。
右手が植林帯、左手が雑木林の尾根の下りだ。
そこそこ急下り。
今のところは直下りに近いな。
この先はそうではなさそうな・・・。
一層勾配が急になって、トレイルもジグザグに九十九折れになる。
何度も折り返しながら急斜面を下る。
どんどん下ると・・・。
尾根のちょっと下をトラバース気味に進むようになる。
尾根が急過ぎてトラバースせざるを得ないのだろう。
フラットなトレイル。
左手の北寄りの方角、木々の向こうに山肌が見える。
あれ?ひょっとして左手のピークは川苔山か?(分らん・・・)
だとしたら・・・あそこまで行くのか~~。
また尾根に復活して下り。
鞍部に何か見える。
鞍部に来た。
林業関係者の物か?
勿論スルーして先へ。
このあとは暫し緩い尾根道。殆どフラット。
まだ雑木林と植林帯の境目を進んでいる。
実はまだ本仁田山への急登の疲労が残っている。
この区間で回復したいところだ。
緩い登りが少し。
距離も勾配も少しだけ。
またフラットになる。
正直、今日はもう激しい登りは嫌だな~と思っている。川苔山まで行けるかな~~。
まぁ、今はここを進むしかないんだけど。
ちょっとだけ登り勾配。
あそこで登りが終わるな・・・。
道標が見える。分岐だ。
この分岐が瘤高山山頂だ。時刻は11:24。
ここも西側に展望が有る。
写真を撮っていると、後ろの本仁田山方面のCから一人、川苔山方面のAから一人、ハイカーが到着してご挨拶。前者の人はここで展望を眺めながら一休みをきめこむらしい。後者の人はBの鳩ノ巣駅方面へ向けた杉ノ殿尾根を進んでいった(下の写真の下段)。
さて、先程結構疲れている旨を何度か書いたが、もう下山するのならBへ進むべき。しかしやはり川苔山に向かおうと決意。Aへ進む(下の写真)。
急な下りだ。
瘤高山を後にどんどん下っていく。
下りが終わるかな?と思いきや。
まだ下りだ。
どんどん下る。
これで下りが終わったと思ったら・・・。
まだだった。しかも急下り。
この下った分が、川苔山への登りに跳ね返ってくるのね。
あまりそういうことは考えないことにしよう。
ようやく下り終了。
左の北の方角が開けている。
西の雲取山方面の山並みが広がっている。
下の写真の一番奥の中央やや左寄りが雲取山だろう。それよりも左で手前の尖ったピークが鷹ノ巣山だろう。
下の写真の右寄りのピークが鷹ノ巣山。
やや北寄りの右手の少し近い山々は天目山界隈の山であろう。
では、先へ・・・。
再び林の中へ。
下りです。
急下りだ。
写真には写っていないが、途中で向こうから登ってこられるハイカーさんとすれ違ってご挨拶。川苔山から来たのかな?
フラットになるも・・・。
もうひと下り。
そして尾根の鞍部に着いた(下の写真)。
ここが「大ダワ」。時刻は11:41。
十字路になっている。石の祠が有るな。
僕はCから来たわけだが、Bに折り返すような下りが鳩ノ巣駅へ繋がるルート(下の写真)。先程の瘤高山から杉ノ殿尾根で下るルートとも途中で繋がるようだ。
本仁田山だけで帰るならば、ここでもその機会が訪れたわけだが・・・・、疲れているもののまだ川苔山を目指す気力が有るので、Bは行かない。
反対のDは足毛岩方面へのトレイルだが、崩落のために通行止め(下の写真)。ロープが張られている。
では、Aへ(下の写真)。川苔山を目指しましょう。
尾根が開けていて明るい。
ちょっと進むと、急登の斜面が見える。さっきまだ残っていた、川苔山を目指そうという気力が萎えそう。
その急登開始の前に分岐(下の写真)。
あの急登斜面の登りが鋸尾根のB。
また、鋸尾根を回避できるルートとしてAの撒き道が有る。
地形図を見ると、AとBの合流地点である鞍部の舟井戸まで、鋸尾根のBはあの目の前の登りを含めて三回の急登が有るようだ。下りも三つ有る。つまり3回ピーク越えをするわけだ。
一方、Aは尾根をトラバースし続け、最後に舟井戸へ急斜面を登るわけ。当然そこは直登ではなくて斜面を徐々に登っていくと思うし、九十九折れも有るだろう。
今、本当に疲れているので、鋸尾根の三つのピーク越えは辛そうだ。累積標高を稼ぐ気は無いので、少しでも楽そうなAを選択。
林の中へ。
鋸尾根の東斜面をトラバースして進む。
先程の分岐の道標には「悪路」「通行注意」と書かれた札がぶら下がっていたが、今のところは特に問題無し。
まぁ、そんなに幅が広いトレイルではないがな。
滑り落ちたら、植林帯の木々にぶつかって怪我をするけど・・・。
緩い登りを進んでいく。今はこれくらいでないと、しんどい。
あ~~、何か徐々に幅が狭くなってきた。しかも足元の落ち葉が何か危うさを高めているような感じ。
かなり狭くなったところで、木橋登場。
木橋を渡さないといけないくらいに狭くなっている。
また先のほうに木橋が見える。
岩の激斜面を橋で横切る。橋が腐って一緒に崩れ落ちたらアウトだ。這い上がってくることは無理だな。その前に大怪我だろう。
またまた先のほうに次の木橋が見える。
落ち葉が被さっていると、その下が腐っているのか大丈夫なのか分からない。
もし木橋が無かったら、ここは相当に危ないな。
下の写真のような所だとちょっとホッとする。
先へ進んでいく。
また木橋。
こここそまさに木橋が無かったらどうなることやら。岩が湧水で濡れているしな。
谷底は木々で見えないけど・・・(下の写真)。
まだまだ木橋が連続。
確かにこういう低山の一般の登山道としては悪路な部類だ。
このトラバースを突破するのには結構時間がかかりそう。
紅葉、黄葉が有るけど・・・。
見とれている余裕は余り無い(と言いつつ撮影)。
長いな~・・・トラバース。
ただ、体力の消耗は無いけど。
何度目かはもう数えていないが、また木橋。
そして・・・岩場の激急斜面から少し緩めの植林帯の斜面に変わった。
下りだ。
結構下りますな。
下らずに出来るだけフラットで進んで欲しい。この後どうせ舟井戸まで登るんだからさ~~。
全く聞き入れてもらえず、無情にもトレイルは下り続けている。
悪路区間はもう突破できたようだ。このあとも暫くこんな感じだろう。
フラットになった。
もう下らんでおくれ。
少しペースが上がる。
少し登り勾配気味になったところで・・・。
道標が見える(下の写真)。
「大ダワ分岐」だ。時刻は12:05。
ここからAで舟井戸へ向けて斜面を登るわけだ。
Bは鳩ノ巣駅へ繋がる下山コース。ここで僕は、川苔山へ行くつもりではあるが、下山の際はここまで戻ってきてBのルートで鳩ノ巣駅にゴールすることにほぼ決めた。そうすれば殆ど下りだけで、登る必要は殆ど無い筈。
当初予定していた赤杭尾根はアップダウンの連続だろう。先程の鋸尾根を回避したくらいなので、下山に赤杭尾根を使う体力・気力はもう無い。このあとの舟井戸までの登りを想像すると、川苔山山頂までしか余裕は無い。
下山ルートをほぼ決めたので、リスタートしてAへ。
舟井戸、そして川苔山山頂を目指す。
九十九折れで斜面を登っていく。
急斜面の九十九折れの登りは一旦終わり、このあとは暫く緩く登っていくようだ。
このくらいの登りならば、まだ大丈夫。
サクサクとはいかないまでも着実に登っていく。
もう悪路区間も無さそうだしな。大ダワ~大ダワ分岐までの区間だけだろう。
一旦フラットになるとベンチが有る休憩場所に到着。
でも休まずに先へ・・・。
登り再開。
土留め式の階段を登っていく。
植林帯をひたすら進む。
写真には写っていないが、下ってくるハイカーさんとすれ違うようになってきた。
暫くするとヘアピンカーブ(下の写真)。
ここから九十九折れの登りが再開なのか?
おかげで登りの勾配が少し緩くなるけどな。
なかなか折り返しませんな。九十九折れではないのか。
鋸尾根の支尾根を撒いているだけか・・・。
植林帯から雑木林に変わったかと思いきや・・・。
また植林帯。
どんどん進みます。
ようやくまた折り返し。結局九十九折れではなかったか・・・。
道標が見える(下の写真)。
尾根に出た。鋸尾根の支尾根だな。
少し歩くとまたトラバース。
ハイカーさんが見える(下の写真)。
僕と同じ方向に進んでいる。
僕もひたすら進む。
また見えた。追いつきそうだな。
ちょっと登り勾配が急になる。
上のほうが明るいな。
尾根に出そう。
トレイルが一気に幅広くなる。
先のほうに道標が見えるな。ハイカーも見える。
あ、あそこが舟井戸か。
舟井戸に到着。これで鋸尾根ルートと合流した。時刻は12:30。
ベンチが有って休憩中のハイカーが数人。
僕は休まずに先へ・・・。
尾根道を進む。
殆どフラットに近い緩々のアップダウン。
暫くすると徐々に登り勾配が強くなってくる。
広い尾根道だ。
分岐だ(下の写真)。
ここから赤杭山に向かうルートが有るのか・・・(下の写真のB)。途中で赤杭尾根に合流するのだろう。Dは水場か・・・。
真っすぐAへ。
尾根から少し下をトラバースする道になる。この尾根は赤杭尾根と合流するようだが、トレイルは二つの尾根の合流地点を通らずに一旦トラバースするようだ。
冬枯れた雑木林を進む。この標高だとこの辺りはもう冬ですな。
落ち葉が積もったトレイルを進む。
写真には写っていないが、ちょくちょくハイカーとすれ違う。そんなに幅が広くないので、すれ違いはちょっと注意が必要だ。
土留め階段。
ひたすら進む。
まだトラバースだな。
トラバースではあるが、登りの勾配。
徐々に勾配が強くなってきた。
なんか、スゲ~疲れてきた。
先程の大ダワ分岐で、赤杭尾根下山ルートは使わないことを“ほぼ”決めたが、ここの登りで“完全に”使わないことを決めた。
こんなに疲れたのは久しぶり。本仁田山の急登で相当疲れた。まだダメージが残っている。
その様子に、途中ですれ違った山ガールさんから「どちらから登ってこられたのですか?鳩ノ巣駅からですか?」と聞かれてしまった。あの下山予定ルートを逆に鳩ノ巣駅から登ってくると結構疲れるんだろう(たぶん距離が長いから)。「いえ・・・、本仁田山からです。」と答えたら、あぁ・・・と納得されたような表情。「そりゃ、疲れるでしょう。」と思われたのか?否か??
兎に角、川苔山山頂までは行きますけどね。
まだトラバースか~。
あそこが尾根か?
もうすぐだ。
あぁ、尾根が見えた。
ハイカーが多いな。
尾根に上がった~(下の写真)。僕はCから来た。
そうか・・・。(上の写真の)Bが赤杭尾根のルートか・・・。緩めだが登り勾配が見える。もう行かないことに決めたけど・・・。
で、川苔山山頂方面を見ると別の道標(下の写真)。
Eが川苔橋バス停と繋がっているルートか・・・(下の写真の下段)。川苔山ハイクは、奥多摩駅からバスで川苔橋バス停に行き、そこからスタートして川苔林道~川苔谷経由でEからここに来るのが定番のようだ。途中に見所として百尋の滝が有るというのがその理由だと思う。今回は本仁田山が先に有りきで、バスにあまり乗りたくなかったので(なんとなくバスは余り好きではない)、こういうルートで来たが、いつか定番ルートでも登ってみよう。
Dは蕎麦粒山へ繋がるルートか・・・(Dのほうにハイカーが立っておられて思いっきり顔が写り込んでしまうため、遠慮して撮影しなかったので写真は無し)。
では、もうすぐ先に有る川苔山山頂のFへ進む。
ここから尾根道。
前を行くハイカーさん(下の写真)。写真の距離感をだすのに丁度良いので写り込んでもらおう。
程良い距離をキープして追尾www
ちょっと登り勾配になったところで九十九折れ。
直登すれば急登だが、九十九折れなので随分楽。
逆にここのトレイルを直登にしたら、ハイカーの足で削れちゃいそうだ。
九十九折れ終了。
直進。
あそこが山頂みたい。
川苔山山頂に到着。時刻は12:50。
山頂は広い。ベンチも有る。
丁度昼食時なのでハイカーが多い。
標高は1364m。
登頂成功のイェ~イwww
三角点は山頂のど真ん中に有る。
三角点ゲットのイェ~イwww
周りにハイカーが多くてちょっと恥ずかしいwww まぁ、自意識過剰ってやつだがwww
ちょっと離れた別の場所に土に埋もれた石標が・・・。これも三角点っぽいが、何だろう?
展望が有る・・・、が、今日はここからも霞んだ眺め。
木々が山頂を囲んでいるため、展望の角度は狭い。
それに今日は他の方角を見ても霞んでいていまいち。頭上は晴れているが、周りは雲も多くなっているし・・・。
ハイク本によれば、雲取山から大菩薩連嶺の秩父山塊、御前山や大岳山の奥多摩の山々、はては富士山も見えるらしいが、残念だ。
さて・・・、川苔山山頂を目指して頑張って来たのに、滞在3分で下山開始www
着いたことだけで今日は満足。
そそくさと来た道を引き返す。
先程の赤杭尾根との分岐(下の写真)。迷わずCへ・・・(下の写真の黄色の矢印)。
どんどん下る。
一度通った道は歩みが速い。
トラバースを終えて尾根へ。
尾根を下る。
舟井戸まで戻ってきた(下の写真)。時刻は13:06。
ちょっと寒くなってきたので、脱いでいたアウターをリュックから取り出して着用。
そして・・・、Aは鋸尾根の続きだが、勿論Bへ(黄色の矢印)。
植林帯に突入。
大ダワ分岐まで下るのだ。
先程赤杭尾根との分岐近くのベンチに座っておられたハイカーさんが前を歩いている。写り込んで頂きましょう。写真の距離感がつかみやすいしな。
結構ペースが速い。
僕が撮影をしないで歩いている時と同じ位の速度だ。撮影をしている分、引き離されがち。
大ダワ分岐まで戻ってきた(下の写真)。
先程はC→A(紫色の矢印)。今回はA→B(黄色の矢印)。
ここからはまた未踏。
どんどん下る。
結構急な下り。
九十九折れでどんどん下っていく。
あの人・・・ペース早!
少し勾配が緩くなるも・・・。
また急下り。
階段になっている。
ガンガン下る。
これだけ距離を取っていても、追尾している僕に案外気が付いていたりして・・・。
それで逃げていたりしてwww
谷に向かって急下りしていた感じから、トラバースに変わりそう。
このまま谷筋へ下るわけではなく、このあとトラバース気味に下るわけだな。
なので、勾配がグッと緩くなる。
あの青色ウェアのハイカーさん・・・見失いそう。
まぁ、いいか・・・。
黄葉も写しておこう。
見失ったのでペースダウン。
と・・・、別のハイカーさんを発見。
すぐに追いついちゃいそうなので、この人たちは抜かすか・・・。
GPSを見ると・・・結構このルートも長いな~。鳩ノ巣駅なんてまだまだ先だ。
まぁ、下りだけだから楽だし・・・。
標高が下がってきたので、紅葉が残っている場所も有る。
ゆったりと進みましょう。
まだまだ駅は遠いな。
フラットな道が続く。
植林帯と雑木林が何度も変わる。
ちょっと下り。
またフラット。
やっぱりこのルートも長いな~。
でも赤杭尾根で下ったら、これにアップダウンが加わるのだから、今の体力からしてこちらを選択して良かった。
黄葉・・・。
植林帯に入ると黄葉とかが無いからね、
より一層単調になっちゃう。
鳩ノ巣駅からここを逆に登るとなると、体力的にではなくて気力的に疲れそう。
下りの場合はダラりん気分だし、これで良いけどな。
相変わらず雑木と植林帯のチェンジが激しい。
ちょくちょくGPSを見ても、まだまだだ~~。
見たところで足が速くなるわけではないがね。
見ずに無心で歩くことにしょう。
ハイカーさんと久しく遭遇していないな・・・。
左手の谷筋が広くなってきたので、隣の山肌が見えるようになった。
下の写真は赤杭尾根ではなく、もう一つこちらよりの支尾根。赤杭尾根は向こうに隠れている。
下っていくと・・・、下にガードレールが見える。
お、ダートの林道だ。
階段を降りる。道標が有る(下の写真)。
鳩ノ巣駅へはAだな。
ちょっと進むと・・・。
林道からまたシングルトラックへ入るようだ(下の写真)。
熊ですと!
遭遇しないことを祈ろう。11月はまだ冬眠していないだろう。
ちょっと下るとまた分岐(下の写真)。折り返すようにして先へ・・・。
割と急な下りだ。
林道に出合う前までフラットに近いトラバースだったが、ここから下り勾配がずっと続くようだ。
どんどん下る。
久しぶりにハイカーさんに遭遇。
追いついてご挨拶して先へ・・・。
どんどん標高が下がっていく。
GPSを久しぶりに見ると・・・、だいぶ駅が近くなってきた。
ひたすら下る。
路面がしっかりしていて下りやすい。ペースも上がる。
ガレも少ないしな。
ガンガン下る。
まだまだ下る。
またハイカーさんに出合う。
ちょっとペースを合わせて追尾しますかwww
写り込んでもらいましょう。
写真の距離感が分かり易い。
さっき追いついた割には、結構ペースが速いな。ここに来てペースアップか?
追尾に気が付かれたかwww??
右手が明るくなった。
集落が見える。
棚沢の集落に入ろうとしている。もうすぐ登山口から出そうだ。
南の方角、手前に多摩川の向こうの城山、その向こうに(御岳山の近くの)鍋割山が見えている。
御岳山はギリギリ隠れているかな?
そして・・・、集落に突入。
登山口から出る。
集落の中を舗装路で下っていく。
激坂ですな。
下りが緩くなると・・・。
JR青梅線の線路だ(下の写真)。左手に鳩ノ巣駅が見える。駅へは一旦踏切を渡る。
そして・・・、JR青梅線・鳩ノ巣駅にゴール。時刻は14:50。
駅前には食事処や休憩場所が有り、ハイカーさんが散見される。ここは僕のように本仁田山や川苔山から来る人もいれば、多摩川を挟んだ向こうの御岳山側から来る人もいるだろう。
僕は駅舎のベンチに座って列車の到着を暫し待つ。
暫く待つと青梅行きの列車が到着。
乗り込んで、あとは何度も乗り換えて横浜市内へ・・・。
18:25に無事に帰宅。鳩ノ巣駅に着いてから3時間以上もかかった。ホント、奥多摩⇔横浜は時間がかかるわ・・・。
こうして二度目の奥多摩ハイクを終えたわけだが、本仁田山の急登は本当に疲れた。川苔山へ向かう途中で徐々に回復できるかと思いきや、蓄積されたままで結局当初の赤杭尾根での下山を断念せざるを得なかった。こんなに疲れたことはあまり記憶に無い。自覚はしていないが最初からこの日は体調的な問題も有ったのかも知れない。それでも川苔山山頂には着けたので良かった。逆に達成感もより強く感じられたし・・・。
今回は本仁田山が最初に有りきだったのでこのようなコースになったが、川苔山を中心にコースを検討すれば別のルートが有るので、いつか川苔山ハイクとして歩いてみようと思う。また赤杭尾根も別の機会に歩いてみたいと思う。
そういうわけで結構やっつけられたが、本仁田山にも川苔山にも登頂できたので満足。今後も奥多摩の山歩きを楽しみたい。
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コース概略/
(自宅(5:10)→○○線・△△駅→□□駅・▽▽線→◇◇線・◎◎駅・JR▲▲線→八王子駅・JR中央線→立川駅・JR青梅線→青梅駅→)
JR青梅線・奥多摩駅(9:17)→林道安寺沢線→安寺沢集落→大休場尾根→本仁田山・花折戸尾根分岐(11:02)→本仁田山山頂(11:04)→瘤高山山頂(11:24)→大ダワ(11:41)→大ダワ分岐(12:05)→舟井戸(12:30)→川苔山山頂(12:50)→舟井戸(13:06)→大ダワ分岐(13:31)→棚沢集落→JR青梅線・鳩ノ巣駅(14:50)
(→青梅駅→立川駅・JR中央線→八王子駅・JR▲▲線→◎◎駅・◇◇線→●◎駅・○○線→△△駅→自宅(18:25))
GPSデータ/
歩行距離/14.7km
歩行時間/3hr50min
停止時間/1hr44min
最高速度/8.4km/hr
移動平均速度/3.8km/hr
全体平均速度/2.6km/hr
標高差/1025m
総上昇量/1350m
最高標高/1363m(川苔山山頂)
積算歩行距離/925km
積算総上昇量/50002m
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