檜洞丸ハイキング 2016.02.18
年月日/2016年2月18日(木)
山地名・地域/丹沢山地
天候/曇りのち時々晴れ所により一時小雪
目的/西丹沢の檜洞丸に登る。
内容/
(注:現「西丹沢ビジターセンター」は2016.02.18当時の「西丹沢自然教室」の名称で記載)
今回もまたまた・・・また丹沢の山に登ろうということで検討した結果、未踏の西丹沢に行ってみたくなり、その中から丹沢主稜である檜洞丸を選択した。
コースは西丹沢自然教室をスタート&ゴールとする、ツツジ新道→檜洞丸→犬越路→用木沢出合の順に反時計回りに一周する定番コースに決定。
前日まで西丹沢自然教室ブログで積雪量をチェックしていて、案外と積もっていないらしい。檜洞丸山頂付近→犬越路の尾根道に残ってはいるが、僕の経験レベル内の量のようで、軽アイゼンでも大丈夫そうだ。
しかしながら一方、過去の遭難状況を見てみると、檜洞丸界隈は丹沢の中でも遭難や事故が比較的多いエリアのようで、前年(2015年)では今回予定しているコース上に限ると、2件の滑落死亡事故起きたようだ。油断はならない。
そういうわけで、普段よりも緊張気味に自宅を6:28に出発。
最寄り駅から電車に乗り、乗り継ぎしつつ、小田急・新松田駅に到着して下車。
新松田駅で富士急湘南バスに乗り込み、バスの終点である西丹沢自然教室を目指す。一緒に乗り込んだ15人程のハイカーさん達は全員が高松山入口バス停で降りてしまい、他の乗客を含めて丹沢湖(下の写真)辺りまで乗って来たのは、地元の方らしい男性一人と私だけ。
その男性も途中の集落で下車し、終点まで乗っていくのは僕一人だけになる。
バスの終点、西丹沢自然教室(現・西丹沢ビジターセンター)バス停に到着(上と下の写真)。
時刻は9:40近い。
登山計画書を提出する際に、西丹沢自然教室のスタッフから登山道の状況の情報を頂いた。
ツツジ新道入口→山頂:ゴーラ沢出合まで雪は無い。以降標高が上がるにつれて残雪が増えるが、登りならばアイゼンを装着しなくても山頂まで行けるであろう。
山頂→犬越路:積雪が有るが、軽アイゼンでOK。犬越路に近づくにつれて雪は減る。犬越路付近は積雪無し。
犬越路→用木沢出合:残雪無し。尚、犬越路から沢へ降りるまでは浮石が多いので注意。
進むのに問題になりそうな程の積雪は無さそうだ。
有り難い情報だ。
尚、一本前のバスで来た女性ハイカーが一人、同じコースの計画で檜洞丸に向かったとのこと。何か有った時に役立つかも知れないので、僕に伝えたのであろう。
レインパンツを上に履き、スパッツも付け、GPSやカメラ、ドリンクも準備し、9:46に西丹沢自然教室を出発。
先ずはバス停よりも更に奥の北のほうへ向け、舗装路のr76を進む。
道沿いに祠。
早くもウェルキャンプ西丹沢が見えてきた。
道沿いに流れる川・・・。
ウェルキャンプ西丹沢を抜けていく。
人の気配無し。
車は停まっているが・・・。
更に奥へ・・・。
視線の先に大室山周辺の稜線が見える(下の写真)。
下の写真では、犬越路は手前の切り通しの陰になっていて見えていない。
ツツジ新道の入口は右手に有る。GPSの画面表示を含めて右手に注意しながら進んでいくと・・・。
ツツジ新道入口に到着(下の写真)。時刻は9:51。
西丹沢自然教室から歩いて5分だった(距離0.5km)。
檜洞丸山頂まで4.8kmか・・・。
舗装路からいよいよ登山道へ・・・。
堰堤の有る谷筋を登る。
ちょとガレ気味の谷を進む。
沢は涸れていると思っていたが、よく見ると石の下に水が流れている。いや、濡れていると言ったほうが正解か・・・。
整備されたトレイルとは違って、いいな・・・、こういうの。
すぐに先に木階段らしきものが見えてくる(下の写真)。
道標に従って木階段を折り返すように登る。
これでこの谷から上がる。
木階段と言うよりも木橋みたいだな。
斜面に沿って緩く登っていく。
谷から少し上がった所の斜面を登り続ける。
勾配は緩々。
途中でまた折り返す。
少~~しずつ上に上がっている。
トラバース気味にトレイルが続く。
トレイルの幅は狭い。
何度か折り返しながら進む。
尾根までは上がらず、少し下辺りを進んでいくようだ。
路肩が崩壊している部分は木橋が架けられている。
この橋が崩れたら、たいへんだな。
橋の下の斜面に木橋(の残骸?)が転がっているけど、もしかしたら昔崩れたものかも。
幅の狭いトレイルは続く。
写真には写っていないが、ちょっと小雪が舞ってきた。
まだレインウェアを着るほどでは全くない。そのまま進む。
檜洞丸まで4.4kmか・・・。
ツツジ新道入口からまだあまり進んでいないな。
殆どフラットに近いくらいの緩い登りが続く。標高は僅かにしか上がっていない。
下に沢が見える。
冬枯れたトレイルが続く。
たんたんと・・・。
奥へ・・・。
進んでいく。
西の方角の山が見える。箒沢権現山辺りか・・・。
檜洞丸まで3.9kmか・・・。やっと4kmを切った。
あの斜面を下っていく木階段・・・。あれも崩壊した木橋の残骸かな?それとも沢に降りるため?
ともかく先へ・・・。
舞っていた小雪が止んだ。
良かった・・・。
変わらず、西の箒沢権現山周辺の山が見える。
全体的には東進しているのだが、今は短区間的に南に顔を向けて歩いているので、西の近場の山が見えるんだな。
トラバースは続く。
ツツジ新道入口から次の目的中間地点のゴーラ沢出合までの中間辺りをようやく過ぎたようだ。
同じようなトレイルが・・・。
ずっと続いている。
まだまだ・・・。
続くね~。
ひたすら進む。
ゴーラ沢出合まであと0.2kmか。
緩い下り勾配になった。
沢に向って緩く下っていくんだな。
谷筋に降りてきた。
堰堤が見える。その脇を通るのだな。
右手に堰堤を見ながら・・・。
堰堤を越えると・・・。
ここがゴーラ沢出合か・・・。やっと着いた感じ。時刻は10:27。
ここで渡渉するらしく、丁寧に地図が書かれた案内板が有る。東沢、次いでゴーラ沢の二つの沢を渡渉するわけだ。
目の前に東沢(下の写真)。写真には写っていないが、右手に先程の堰堤の上部が有る。
濡れる可能性が最も低いところを探す。
1本目の渡渉は無事終了。広い河原だ。
すぐ足元に赤色のテープが巻かれた石が有る。正解の渡渉ポイントを通れたのだろう。
少し左・・・、東沢の上流のほうへ向かうと、階段らしき物が見える(下の写真)。あそこに行けば良いのだな。
階段に向っていくと、次に渡渉すべき沢のゴーラ沢が前を流れている(下の写真)。
ゴーラ沢のほうが東沢よりも細い。こちらも難なく渡渉。
階段の下に到着(下の写真)。
檜洞丸まで3kmを切ったか・・・。
地図を持ってこない人か・・・。勿論、地図は持ってきているけど、殆どGPSばかり見ているのが実情。それはそれで問題ですな。
まぁ、とにかく先へ・・・。コンクリート製の階段を上る。
コンクリート階段はすぐに終了。鎖の有る急斜面の登りになる。
ゴーラ沢出合までトラバースしてきた尾根とは別の尾根に取り付いた次第。
しかもこれからはトラバース気味ではなく、ほぼ尾根歩きになるようだ。
その尾根に上がるための最初の登り。
鎖場を過ぎると尾根道らしくなる。
ゴーラ沢出合までとは異なる、木の根ウジャウジャと岩が目立つ尾根道だ。
勾配も急。
でも登山らしくて良い。
あまりに急な斜面は九十九折れ気味に登る。
ちょっと地面に白い物が出てきましたな。
大きな石や木の根が多いが、踏み跡はしっかりと有る。
ちょっと穏やかな尾根道も有る。
どんどん進みましょう。
今はちょっと勾配が緩め。
分岐ではなくても道標が所々に有る。
少し勾配が急になった。
雪が積もっていたら結構大変かもな。
トラバース気味に進む区間でも、本来のトレイルが見えなくて強引に尾根を歩いちゃうことが有るかも。
ドンドン進ましょう。
まだまだ先は長いんだ。
しかも今回、檜洞丸山頂以降が長いし、険しいしらしい。
山頂に着いてホッとしていられなさそう。
白い部分の面積が増えてきた。
でも、西丹沢自然教室のスタッフの方の情報通りで、この辺りは雪が僅かしかないね。
歩き易い所はさっさと進まないとな。
どこで時間のかかる難所が出てくるか分らんからな。
でも慌てて転倒というのは最悪なので、そこまでは急がない。
尾根がやや痩せ気味の割には両サイドに草木が結構多い。
両サイドの見通しがいまいちだから気を付けないとな。もっとも言い換えれば、落ちても引っかかるということだが・・・。
でも落ちちゃダメだけど・・・。
GPSで確認すると、ゴーラ沢出合~山頂間の1/4しか進んでいない。
案外と進んでいないな~。でも焦るな、焦るな。
ペース一定で登っていく。
時々飴を口に放り込んでエネルギー補給しながら・・・。
たんたんと・・・。
着実に・・・。
登っていく。
勾配が緩くなってきたぞ。
ここでエネルギー回復。
まだまだだからな。
フラット区間になった。
楽な尾根道が続く。
こういう尾根道は好き。
まぁ、どうせまた登りだろうけど。
少し登り勾配気味になる。
と思ったら・・・。
おや?
下るな・・、これ。
尾根道だから下りも有るだろうが、地形図だとそんな際立った下り区間は無いんだけどな。
まぁ、でもすぐ終わりそうな下りだけど・・・。
滑らないように下っていく。
下り終了。
また登りですな。
ちょっとだけか・・・。
またすぐにフラットだ。
しかも快適。
右カーブを曲がると・・・。
トレイル上にも雪が残っているようになってきた。
まだアイゼンは不要。
檜洞丸まであと1.8kmか・・・。いつの間にかだいぶ近づいたな。
あと50分位歩いたら山頂には着いているだろう。
で、道標のちょっと先に・・・。
展望台が有る筈。
ここだな(下の写真)。展望台に到着。時刻は11:14。
う~~む・・・。木が多くて全然広角ではないな。
西の方角が見えている。
正面奥は畦ヶ丸だろう。手前の左のピークは箒沢権現山。
その左奥は富士山が見える方角の筈だが、残念だが雲がかかっていて見えない(下の写真)。写真では分かりにくいが、肉眼では富士山の裾野らしい部分がちょっと見える。
ちょっと角度を変えて箒沢権現山のピークが見えるようにし、シャッターを切る(下の写真)。
ちょっと残念な展望台の眺めを後にし、先へ・・・。
少しトラバース気味に進むので、一旦下る(下の写真)。
陽が当たり難い側の斜面なので雪が残っている。
鎖が張られている。
まだアイゼンは付けない。
登りだ。トラバースが終了か?
尾根に向かいそう。
写真では分かりにくいが、一応踏み跡は分かる。
あの上が尾根か。
また尾根に上がった。トラバース区間終了。
登りの尾根道になった。
地形図では、このあとのツツジ新道・石棚山稜分岐まで登り一辺倒みたいだな。
ゴーラ沢出合~山頂の間の半分の距離まで来ている。
ちょっと急登。
また緩めの登り。
急登が険しいとトラバースになっている。
そんな感じを繰り返しながら奥へ進む。
気が付いたらもう標高1150mになっていた。
もっとも檜洞丸は標高1601mだから、まだまだ下のほうなのだが・・・。
登り続ければその差は縮まる。
着実に・・・。
たんたんと・・・。
登っていく。
ペースは悪くないからな・・・。
まだ誰にも会っていないが、マイカーで来ている人だったらもう下山してきそう。
まだ12時前だけどな。
日当たりの悪い斜面側を少しトラバース。
木梯子だ。
登ると尾根の上に復活。
また登り。
どんどん進む。
珍しく土留め式の階段(下の写真)。ここまで殆ど無かったな。
雪は厚くなっていない。まだアイゼンは不要だな。
むしろ、木の根っこが多い所なんてアイゼンだと歩きにくいしな。根も傷むし。
滑らない限りこのまま行くぜ。
今頃気が付いたが、結構ブナの木が多いな。
新緑の季節も良いだろうな。
・・・まだまだ続く登り。
雪の中に浮石が有るので注意が必要だ。
踏んでしまって捻挫というのは怖い。
捻挫したまま自力で下るのって相当厳しいだろうからな。
注意しないと・・・。
まだまだ続く・・・。
12時台には山頂に着いていないと厳しいな。
もし13:00以降に山頂に到着したら、犬越路方面を諦め、ツツジ新道へ折り返したほうが無難だな。・・・そうなったら、そうしよう。
でも今のペースなら大丈夫そう。
鉄梯子だ・・・。
鎖場だ。
ちょっと厳し目の所を通過中。
そして急登。
冬枯れた木々の隙間から晴れの空が垣間見えるようになってきた。
天気が荒れなくて良かった。このままこの感じであって欲しい。
あ、今日初めて会うハイカーだ。
二人組か・・・。
向こうは下山。ご挨拶してすれ違う。
その時に足元をチェックするとアイゼンを付けていた。
確かにこの位になると下山ではアイゼンが必要だな。
僕は登りだからまだアイゼンを付けない。
丸太階段・・・。
お?テーブルとベンチだ。
おぉ、良い展望場所。
下のほうの展望台よりもここのほうが眺めは良い。
北西の方角がよく見える。
大室山だ(下の写真)。今日は大室山には行かないが、檜洞丸と大室山を結ぶ稜線の犬越路まで行くわけで、下の写真の真ん中下辺りの鞍部辺りが犬越路だ。あそこまで行くわけだ。それを思うと・・・、歩くものだな~・・・と。
先客ハイカーさんが昼食中(下の写真)。
西の方角、道志の山々も見える。
その向こうに富士山が見えても良いのだが、雲の中のようだ。
では先へ・・・。
木階段を登っていく。
断片的に木階段が設置されている。
尾根の幅が広くなってきた感。つまり両サイドの斜面が緩くなってきた感。
尾根から両サイドに滑落する危険性はもう無いと言える。
どんどん登りましょう。
また木階段だ。
連続する木階段。
途中で展望(下の写真)。
西丹沢の西端~道志の山並みが広がる。
富士山・・・・雲に隠れている(下の写真)。
北西の方角には依然として大室山が見えている。
木階段も続く。
どちらかと言うと、この木階段は植生保護のためかもな。
コースを外れてくれるな、ここを歩け、って意味のほうが強そう。
ブナ林みたいだしな。下草の保護か?
勾配が緩くなってきた、木道も登場し始めた。
分岐だ(下の写真)。ツツジ新道・石棚山稜分岐だ。時刻は12:03。
僕はCから登って来た。
Bは石棚山方面へ通じる尾根道。石棚山稜の尾根道だ。同角山稜の尾根とも繋がっている。
僕は真っすぐAへの登りを進む。
緩やかな登りになった。
冬枯れたブナ林の中、雪を踏みながら進む。
木階段を少し登ると・・・。
長い木道だ。
ブナ林の中を木道がずっと通っている。
新緑の季節も良さそうな場所だな。
南の方角の山が見える。
同角ノ頭だろう(下の写真)。いつか行ってみたい。
木道が良い感じで続いている。
前方にハイカーさん発見。
追尾中。
追いつきそう。
右手の南東の方角は相変わらず展望良し(下の写真)。
たぶん鍋割山~塔ノ岳~丹沢山辺りを繋ぐ山稜だろう。
下の写真では、中央より左の一番高いピークが塔ノ岳。鍋割山はギリギリで右に切れているかも。二週間前に「鍋割山ハイキング 2016.02.04」で、あの稜線上を右から真ん中辺りまで歩いたんだな。
なんか自分の歩いた所が繋がっていく感じで良いな。
太陽光パネルが見える。檜洞丸山頂近くの青ヶ岳山荘のものだろう。
山頂が近いということだな。
前方のハイカーさんとはだいぶ距離が縮まった。
近い。絶対に気が付いている。
横の山の写真を撮影して時間をちょっと潰すwww
真ん中が塔ノ岳(下の写真)。
また縮まってしまった。
木階段を上る。
途中で遂に前方のハイカーさんが僕に先を譲ってくださったので、お礼を言って抜かす。
すぐ上の山頂でお会いしましょう~~~。
階段を登っていく。
上から降りてくるハイカーさん。
時々山並みをちょっと鑑賞。
もう山頂か・・・?
まだか・・・。ここからラストの一登りのようだ。
木階段を登っていく。
階段なので楽な一登りだ。
どんどん登っていくと・・・。
あ・・・、あそこっぽい。
あ~、ここだ。山頂だ。
檜洞丸山頂に到着。時刻は12:17。
予定時刻内に到着出来た。
山頂に先客は一人。
山頂は広めだが、真ん中に幾重にも幹が分かれた木が立っているのであまり広さを感じない。
その前に標柱。
登頂成功のイェ~~イwww
標高は1601m(1600mとしているハイキング本も有る)。尚、三角点は無い。
石の祠が有る(下の写真)。
ここまでの無事を感謝し、このあとの安全を祈願。
山頂は周囲を木々に囲まれている。新緑の季節であれば殆ど展望は無いと思われるが、全部落葉しているので木々の間から周囲が垣間見える。
東の方角の眺め・・・蛭ヶ岳だな(下の写真)。あそこには是非とも行ってみたい。
北西の方角に大室山が見えますな(下の写真)。
麓の集落もちょこっとだけ見える。
さて、ここまでで今日の予定コースのまだ1/3だ。補給食を軽く食べたら滞在7分で犬越路へ向けて出発。
その前にここ山頂で軽アイゼンをとうとう装着。
で、犬越路は・・・と・・・。
道標の指す方を見る。・・・3.7kmか。
道標の指す方へ向かう。
北西の方角に下りが伸びている。
その傍らに注意書き(下の写真)。
心して歩かないとな。
先ずは下りの急斜面。アイゼンが効く。
写真には写っていないが、トレイルから少し離れた所で昼食中の女性ハイカーと目が合ってご挨拶。もしかしたら、西丹沢自然教室のスタッフさんがおっしゃっていた、先に入っていった女性ハイカーさんかも知れない。
木階段の下りだ。
おぉ、良い眺め。
これから歩く尾根と大室山がよく見える。
何か凄く良いんですけど~。
左前方の畦ヶ丸方面(下の写真)。
木階段を下りていく。
下っている間、ずっと目の前にこの風景。爽快だな~。
まだ100mしか下っていないか・・・。
急な下り階段だ。
階段に雪が凍結してくっついていたら怖いですな。
足元に注意しながらも何度も止まってこの稜線の風景を眺めちゃう。
奥多摩方面も見える(下の写真)。
右手には袖平山界隈の稜線。(下の写真)。
逆に左手の東の方角(下の写真)。富士山が見える方角であるが、雲に隠れていますな。下のほうの裾が見えている程度。手前の南丹沢の山並みは良く見える。
おっと・・・、進まないと・・・。
落ちていく感覚が有るダイナミックな急下り。階段が無かったら結構大変だろう。
視界に入っているこの先の尾根とは、視野の範囲ではまだ繋がっていない。
まだ下る。
木階段が無くなって雪の上を歩く。尾根が視界の中で繋がった。
ずっとあそこまで、・・・その先へも歩いていくんですな。
木階段は無くなったが、丸太の土留め式の階段が雪に半分隠れて続いている。これを辿って下っていく。
木階段の上のほうから見えていた手前のピークと同じ位まで下った。
左手の風景(下の写真)。まだ富士山は雲に隠れている。下のほうは少し見えてきたかな。
緩めの登りの尾根道。
フラットになった。快適な尾根道
左手の畦ヶ丸周辺の山並みが良いな(下の写真)。
フラットな尾根道を進んでいく。
そして下りだ。
ここは陰っていて木階段に雪が凍結気味に付着している。
気を付けて下っていく。
前方の景色を見る時は一旦停止です。
先が見えてきた。
もうすぐ下り終了。
次のピークの熊笹ノ峰が近づいてきた。
今度は登りです。
写真は撮っていないが、結構トレイル上に鹿の糞が散らばるように転がっている(結局犬越路辺りまでずっとそんな感じ)。
踏みたくはないので、避けながら歩く。
富士山が見えるのではないかとちょくちょく確認。
駄目ですな。まだ下半分だけ。
熊笹ノ峰に近づく。
まだまだ快適な尾根道が続く。
富士山は・・・更に見えないが、もっと近くの畦ヶ丸辺りの山並みはくっきり見える(下の写真)。
すぐ下には東沢の有る谷筋が見える(下の写真)。あそこからぐるりと回ってここまで登って来たのか・・・。
細い尾根を進む。
岩場を回りこんだり・・・。
結構左側がきわどい。落ちたら上がってこれそうない。
鎖場だ。岩から滑り落ちると激急斜面を下へ転がり落ちるという場所。
下から見るとこんな感じ(下の写真)。
登りは良さそうだが、今回のような下りでは神経を使う。
気が付いて見れば、下草に笹が多くなってきた。
熊笹ノ峰という名まえの通りだ。
緩い登りを進む。
なだらかなピークですな。
まだちょっと登り。
一旦フラットになるが、その先にすぐに登り。
緩く登っていく。
笹が広がるなだらかな斜面を登っていく。
あの上辺りが熊笹ノ峰の山頂だな。
どんどん登っていくと・・・。
フラットになり・・・、熊笹の峰に到着(下の写真)。
時刻は12:51。標高は1523m。
熊笹が地面を覆い、その中を一本のトレイルが続いている。
そしてブナの木が点在。
木道になった。
すると下り。熊笹ノ峰から下る。
長くて急な下りだ。木階段が有り難い。
もうすぐ下り終わる。
フラットになった。
次は大笄(おおこうげ)のピークだ。下の写真の一番高い所がピークだ。もう目の前に見えている。
左の富士山をチェック。・・・変わらず(下の写真)。
畦ヶ丸~箒沢権現山付近はくっきり。こちらも変わらず。
大笄はもうすぐだ。
大笄も下草は熊笹。
分岐だ(上と下の写真)。
右に神ノ川へ下るトレイルが伸びている。
僕はそのまままっすぐ犬越路へ・・・。あと2.6kmだ。
登っていくと・・・。
フラットになる。
ここが大笄だ(下の写真)。時刻は12:59。標高は1510m。
なだらかなピークだな。
少し巻くようにして進んだり・・・。
進行方向に長いピークだ。
やっと下り。
蛇行しながら下っていく。
木階段になる。
下のほうが急だな。
檜洞丸山頂に立てられていた注意書きの看板には、こちらは険しそうなことが書かれていたが、今のところは全体的にそうでもない。
きっとこのあとに待ち受けているのだろう。
次の目標中間地点は小笄だ。暫く下り中心になりそう。
少し巻くと・・・。
結構積雪の有る場所の下り。
下りだと正面が良く見える。大室山がちょっと近づいた感。
長い急下りの木階段だ。
どんどん下る。
落下する位の感じですな。
下り終え、一旦フラットに・・・。
こういう場所はリラックスして進める。
綺麗な尾根道だ。
左に石棚山稜が見える。
少し登り勾配。
先は下りだな。
木道が見えるが・・・。
突如現れる激下りの木階段。
下っていくと・・・、木階段が無くても下れるレベルに・・・。
また暫し、緩めの尾根道になりそう。
下り勾配が緩くなった。
下り終了。
大室山との間に高いピークはもう無いので、大室山が良く見える。
畦ヶ丸~箒沢権現山周辺もだな。
下りだ。
短いのですぐ終わりそう。
富士山をチェック(下の写真)。ダメですね~。下半分だけ。
ちょくちょく眺める東沢の谷筋。
下り終了。
フラットな尾根道を先へ・・・。
ドンドン進もう。
今大体、今回のコースの半分を消化した位だ。
先へ・・・。
木々で先が見えないが、下りだな。
やはり・・・。
結構急だ。
土留め式の階段が雪に埋もれている。
丸太を踏むとアイゼンで傷がつくので、なるべく踏まないように下りる。
丸太が見えなくなった。
ここはちょっと積雪が多いな。
鉄梯子だ。
雪の下はおそらく岩場だろう。
アイゼンを付けたままだと鉄梯子を下りにくいが、付けたまま突破。
一旦急下りが終わるも、その先が断崖みたいに見えない。
下を覗き込む。
随分直下近くまで見えている。落ちたら大変だ。上がってこれないな。
先が見えないんですけど・・・。どうなっているの?
あぁ、一応右寄りに下りが有りそう。靴跡も有るし。
大室山がだんだん大きくなってきたような感。それだけ進んでいるということだ。当たり前だがwww
おぉ、痩せ尾根の急下り。しかも積雪有り。
細いな~。慎重に進む。
雪の下にはおそらく大きな石がゴロゴロしているだろう。浮石を踏んでよろめかないよう、急がず慎重に進む。
また先が見えないぞ。
どうなっているのかしらね~~・・・。
おっと・・・、下のほうのあの狭い部分に降りるのか(下の写真)。そして右に巻く感じだな。
今いる所から真っすぐ転がるように下りちゃうと、下のあの狭い所から飛び出して、ずっと下に滑落しちゃうだろうな。そしてアウト・・・。
確かに険しいわ。
慎重に下る。
狭い部分に足が着いたら、ちょっと尾根の下をトラバース気味に巻いて・・・(下の写真)。
また痩せ尾根の下り。
雪が残っている所が尾根。
踏み外したら左右どちらかの急斜面を転がり落ちてアウトだ。
尾根の続きが消えている・・・と思ったら、鉄梯子で激急斜面の下りになっていた(下の写真)。
この辺りは時間をかけてゆっくりと慎重に進む。
まだ痩せ尾根。そして先が消えている。
消えている先は・・・。
鎖場の急な岩下り。
スリリングなコースだ・・・。
鎖の岩場を突破。先へ・・・。
また鎖場の岩場の下り。
降りたところで岩場の上のほうを撮影(下の写真)。逆に登りだったら割とサクサクと行っちゃいそう。登りと下りとはえらい違いだ。
急に積雪が激減。
日当たりが良いからだろう。
雪が僅かになったが、痩せ尾根は変わらず。
登りだ。
登りのほうが楽だ。
鎖場においても、やはり登りのほうが楽。
ちょいトラバース。
ちょっと尾根が太くなった。
土嚢が点在している。
ヌタり易いのかも。
ピークに着いて展望を楽しむ。
GPSを見ると・・・、あ・・・、このピークが小笄だ(下の写真)。
時刻は13:39。標高は1288m。
痩せ気味の尾根の途中みたいな場所で、広場のようにはなっていない。
変わらず、正面に大室山。
では、先へ・・・。
当然ピークを越えたので下りですな。
小笄から先はどうなっているんでしょうな~?まだ険しいのか?
鎖場の下りだ。まだ厳しめ。
下る先が視界に入っていないような激下り。
先が見えて安堵。
ここを下から見上げるとこんな感じ(下の写真)。登りだったら鎖が無くても気にせずに登れるだろうが、下りは鎖の存在が頼もしいって感じの岩場だ。いざという時の頼り。
下りはまだ続く。
先のほうがまだ痩せ尾根。
岩の存在がより尾根を細くしている。
また先のほうが見えないし。
まるで尾根が切れたようになっている。
あ、それ程激急でもない下りだった。
急下りであることは変わりないが・・・。
あまり気にしていなかったが、雪が少ないこういう場所の岩の隙間にアイゼンの刃が引っかかって、そのせいで外れて飛んでしまったら、下に落ちてもう回収不可能・・・ってことになりそう。
足を上げる時に気を付けないとな。
下ると、今度はすぐに登り。
そして途中からトラバース。
すぐに尾根の上に復活。
先のほうでまたトラバースだ。
右に巻いて・・・。
今度はすぐに左に巻いて登り。
ここは南向きの斜面なので雪は融けて殆ど無い。
トラバースの先で下って尾根に戻る。
ちょっとずつ尾根が太くなってきていますな。
登りの木階段。
ちょっと長めの登り。
ピークに出る。時刻は13:53。
ここは東沢ノ丸というピークだ(下の写真)。標高はGPSでは1223mになっている(この値は正しいとは限らない)。
尚、上と下の写真に写っている標柱は三角点ではない。
ここはトレイルの途中って感じ。
僅かに下りの尾根が続く。
またちょっと痩せ尾根気味。
先へ・・・。
冬枯れた背の高い下草の茎が両側に壁のように並び、その間を抜けていく。
新緑の季節は両側から多量の葉が壁のように迫ることだろう。
フラットな尾根道。
と思っていると・・・。
下り。
その下がまたフラット。
これを繰り返して犬越路まで標高を下げていくのですな。
そういえば、小笄前後のような険しい岩場には出合わないな。
東沢ノ丸以降は穏やかな尾根道に戻っている。
まぁ、どうせそう言っているとまた険しい所が出てくるのだろうけど。
地形図でも、林道の犬越路隧道の上辺りでちょっと等高線間隔が狭いしな。
まぁ、今は穏やかにリラックスしてこの尾根道歩きを楽しみましょう。
どんどん・・・。
進む・・・。
下りだ。
木階段・・・。また険しくなるのか?
おっと、急下りになりそう。
まぁまぁの急下りってところかな。
階段が落ち葉と地面に埋もれている。
どんどん下る。
今、先程言った林道の犬越路隧道の上辺りを歩いている。
下りが長い。
積雪で階段が埋もれているのか、元々無いのか分からない。
とりあえず、蛇行している踏み跡をたどって下っていく。
梯子だ。
鞍部が見える。
もうすぐ下りが終わる。
鞍部に到着。先のほうに登りが見える。
このピークを越えると、もうすぐ犬越路だ。
どんどん登っていく。
少し勾配が緩くなった。
雪は少なくなっている。
緩い登りが続く。
どんどん進みましょう。
雪はもう僅かしか残っていない。
フラットになった。
幅広い尾根になった。
気持ち良い場所だな。
次に来る下りで犬越路に着く。
下り勾配になってきた。
緩めの下りだ。
柵とロープが張られている。
木階段も登場。
緩やかに下っていく。
もう先のほうに見える稜線は犬越路よりも先の大室山へ向かう稜線だ。今日はあそこまでは行かない。
大室山がだいぶ近くなった。いつか登ろう。
下りが続く。
もう雪は殆ど無いようだな。
アイゼンは・・・、休憩がてら犬越路で外すか・・・。
全然アイゼンなんかいらないが・・・。
この先にもしまた急に積雪が有るとまた付けるのも面倒だし・・・。
悩みながらもウダウダと進んでいく。
あと200mか・・・。
あと4~5分で犬越路か・・・。
緩い下りが続く。
冬枯れたススキが両側から迫っている。
建物が見える。
あ・・・、あれが犬越路の避難小屋にちがいない(下の写真)。
ススキが途切れたところで、左手の谷筋を見る(下の写真)。帰りは用木沢出合以降、あの辺りの歩くことになる。
フラットになる。
すると・・・。
犬越路に到着。時刻は14:27。
今日の予定コースの2/3をこれで消化した。
いつまた雪が出てくるか分からなかったので付けたままにしていた軽アイゼンをようやくここで外す(この後は雪が全く無いとスタート時に教えて頂いていたし)。
犬越路の謂れが書かれている。なるほど・・・。
テーブルが有るので、ここにリュックを下ろし、ちょっと10分程補給食タイム&休憩。
休んだら再スタートだ。
ここは下の写真のB↔Dが檜洞丸と大室山を繋ぐ尾根。
Bへ進むと大室山方面へ繋がる。いつか大室山に登るときにはこの道を使うだろう。
避難小屋はB寄りに有る。
Cは神ノ川へ下る道のようだ。いつか歩いてみたい。
尚、ここまで歩いてきた道のDを見る(下の写真)。右寄りに檜洞丸が見える。
あそこからここまで歩いてきたのか・・・。
ん~~、なかなかスリリングな所も有り、面白かったな~~。
檜洞丸に続いている手前の稜線はツツジ新道の尾根道。あそこをずっと歩いたのか・・・。
その向こうの尾根は石棚山稜だろう。
おっと、まだ下山していないのに感想めいた感じになっている・・・。あそこ(下の写真)まで下りないといけないんだからな。
で、下山はA。まずは用木沢出合まで下って山から脱するのだ。
時刻は14:38。
下りましょう。
穏やかな下りだ。
どんどん尾根から離れていく。
途中から九十九折れになる。
何度か折り返しながら下っていく。
浮石に注意と、西丹沢自然教室のスタッフがおっしゃってたな。
確かに浮石がちょくちょく有る。
気を抜かないことだ。
谷筋に到着。
谷筋に沿って下る。
階段も有れば、ガレ気味の所も有る。
沢は流れていないな。
もっと下まで降りると沢に出合うだろう。
木に巻かれている赤色のテープが心強い。
どんどん下る。
勾配は緩々だったが・・・。
徐々に急になってきた。
それに従い、トレイルは谷筋よりもちょっと上を通るようになる。
でもそうなると谷筋から離れてしまうので・・・。
こうして木階段で折り返すように下るわけ。
また谷筋に戻る。
そしてまた谷筋よりも緩やかに歩くために少し上を歩き・・・。
また高低差が開いていくので・・・。
また木階段で急に下るという。
九十九折れをしながら・・・。
また谷筋に降りるわけ。
そしてガレ気味の谷を進む。
谷の勾配が緩くなると、谷を歩くという感じか・・・。
どんどん進む。
浮石には注意しつつ・・・。
サクサクと下っていく。
用木沢出合まで1.9kmか・・・。
40分くらいかかるかな・・・。
どんどん下っていく。
途中で谷筋から少し上がる。
トレイルの幅が狭い。
谷筋のほうが楽に歩けるのでは?と思いたくなる細さ。
鎖が張られている。
下まで結構高さが有るし・・・。
まだまだ油断ならんな。
幅が広くなった。
一気に下る。
また谷筋と合流しそう。
どんどん下る。
地形図では、この先でもっと大きな別の谷筋と合流するらしい。
どんどん下る。
東海自然歩道に指定されているのか・・・。
まだまだ下る。
ひたすら・・・。
・・・進む。
鹿除けらしいネットフェンスが左に続いている。
まだまだ犬越路のほうが近い場所だ。
杉林の中を下る。
この杉を保護している鹿除けフェンスだったのか??
薄暗い杉林を抜けると・・・明るくなった。
橋が見えるな(下の写真の右上)。水の流れる音が大きくなってきた。
フラットになった。先程見えた橋のほうへ・・・。
用木沢出合までまだあと1.6kmか。
左手の下に沢が流れている。
沢が流れる大きな谷筋に降りてきた次第。
ここから沢沿いを進むわけだ。
橋を渡る。
こういう橋を何気に渡っているけど、この橋が無かったら大変だ。
下の写真のような谷筋を越えているんだからな。
先へ・・・。
沢の右岸側の上を進む。
沢の流れは速くないな。
緩い勾配の谷だということ。
どんどん・・・。
・・・進んでいく。
急にまた明るい所に出た。
グッと下って沢に近づく。
するとまた日の当たらない谷筋近くに・・・。
広い谷なので、今のところ沢からはちょっと離れている。
そのせいで良く有る石がゴロゴロ転がっている河原風ではない。普通のトレイル風。
殆どフラットに近い谷筋を進む。
勿論下り勾配ではあるのだろうが・・・。
写真を載せていないが、道標や木に巻き付けられた赤いテープ等が有る。もっとも沢沿いに歩けば良いだけなのだが・・・。
何故か、ここにケルン。
僅かに雪が有る。
少し沢沿いらしく石がゴロゴロと・・・。
堰堤の脇を進む。
堰堤によって沢とトレイルの高低差が出来ているので、堰堤脇を過ぎると下って沢近くに戻る。
ササっと下る。
再び沢近くへ・・・。
川岸が狭くなって来たぞ・・・。
木橋で渡るのか・・・。
少し沢より上へ・・・。
川幅が広くなり、沢沿いではなく、少し上を歩かなければいけなくなった。
どんどん進みます。
また堰堤の横を抜ける。
水量が増し、渓流っぽくなってきている。
前は広かったU字型の谷が、今はV字のようになり、トレイルの脇が切り通しのように岩が聳えている。
手すりが見える。
トレイルの路肩が崩壊してるのか足場が組まれている。
下を覗く。
橋や足場が無かったら、ここに来てペースダウンだな。
有り難い・・・。
木橋を渡る途中で沢を撮る。
下流側(下の写真)。
上流側(下の写真)。
今度は左岸を進む。
また沢より少し上に・・・。
また狭いトレイルになる。
断続的に崩壊しているので、ずっと木橋が架けられている。
向こうに橋が見える。
お?どこへ向かうのか?
橋の途中で沢を撮影。
あぁ、普通に右岸に渡っただけか・・・。
また橋が見えるぞ。
鉄骨に板が乗せられた橋だ。
橋の上から撮った下流側(下の写真)。
上流側(下の写真)。石垣のような堰堤だな。
左岸に到着。
また橋だ。
今度は右岸へ。
右岸に道標(下の写真)。用木沢出合まであと0.4km。
川沿いらしい河原を進むと、また木橋。
こういうのは台風や大雨が来ると流されそう。
まぁ、これなら一応渡渉できそうですけどね。
但し、この水量ならばね。
左岸を進む。またまた堰堤だ。
手すりが有り、トレイルの上にコンクリートや板が敷かれて整備されている。
人工物が多くなってくると、山から出るんだな~・・・となってくるな。
結構落差が有る堰堤だ。
川も随分と下のほうを流れている。
結構立派に組まれた通路だな。
右岸へ・・・。
がっちりと組まれた橋と通路ですな。
川との間に木々が立ち並び、川が視界から殆ど消える。
車だ・・・。あそこか・・・。
用木沢出合に到着(下の写真)。時刻は15:32。
下山して車で着替え中のハイカーさんがいる。大室山~加入道山でも歩いたのだろうか。
さて・・・僕はCから来たわけだが、ここで左折してAへ向かう。
A↔Bがr76で、Aが西丹沢自然教室方面。Bは少し先で舗装路が終わり、登山道で白石峠へ通じている。
今日ずっと見ていた大室山は加入道山と組み合わせて登ることが多く、ここ用木沢出合をスタート&ゴール地点とし、用木沢出合→犬越路→西ノ肩→大室山→加入道山→白石峠→用木沢出合といったように反時計回りで一周できる。僕もいつか大室山と加入道山に登るときはそうするつもり。
さて、あとはゴールの西丹沢自然教室を目指して2km弱の舗装路を歩くだけ。
橋を渡る。
先程まで歩いてきた川も随分と川幅が広くなった。
先へ・・・。
ひたすら南下するのみ。
キャンプ場だ。ウェルキャンプ西丹沢だ。
午前中に突入したツツジ新道入口はウェルキャンプ西丹沢を過ぎた所に有ったわけではなく、あのあとも舗装路沿いにキャンプ場の敷地は続いていたのだ。
約30万坪あるらしいですからね。
先へ・・・。
何か車と人影が・・・。
ツツジ新道入口まで戻ってきた(下の写真)。朝はC→Aへと紫色の矢印のように進み、今はB→Cへと黄色の矢印のように進む。
そして、見えた車は松田署のパトカーで、人はどうやら警官っぽい。そして何か装備を装着中だ。テレビで見る山岳救助隊風の装備だ。何か有ったのかも・・・。
とりあえず、先へ・・・。
後ろを振り返ってみる(下の写真)。大室山が見えている(真ん中ちょい左のピーク)。その右の一番低い鞍部が犬越路だ。あそこからここまで来たのか・・・・。
そして・・・、おぉ、あの屋根の色は・・・。
西丹沢自然教室に帰って来た。ここでゴール。時刻は15:52。
僕が着くと同時に中からスタッフの方が出てきた。
そして、
スタッフ「ツツジ新道を降りてこられました?」
僕「いえ、犬越路のほうからです。」
スタッフ「あぁ、そうでしたか、すいません。実は、ツツジ新道で事故が有りましてね。それで現場や怪我人と会わなかったかなと思いまして、お尋ねしたんです。」
僕「あぁ、そうでしたか。先程登山口にパトカーと警官がいたのもそれですか。」
スタッフ「はい。でもご本人が携帯電話で連絡をしてこられたので、そう大事無いようです。下山中に転倒して捻挫したみたいです。」
・・・ということです。
バス停にはまだバスは到着していない。
スタッフに勧められ、バスが来るまで建物の中の薪ストーブが有る部屋で待つことに・・・。
暖かい部屋でハイキングの余韻に浸りながら休むことが出来た。
約30分後にバスが到着。
乗り込んで小田急・新松田駅へ。西丹沢自然教室からの乗客は僕一人だ。
新松田駅に着いたら小田急の電車に乗り、乗り継ぎつつ横浜市内へ。
19:10に無事に帰宅。
こうして未踏だった西丹沢の、まずは檜洞丸に登ったわけだが、感想を一言で言うと“大満足”。
ツツジ新道~山頂までは普通に快適な登りを楽しめた。かと言って単調ではなく、また辛い所も無く、肉体的にも精神的にも程良い負荷で、割とすんなりと山頂に着けた感じ。
山頂~犬越路では、大笄~小笄前後で結構スリリングな鎖場の下りが連続して気が抜けなかったが、スタート前に西丹沢自然教室のスタッフさんからこの区間の現況についてアドバイスを受けていたし、無事に突破した後はその厳しさが充足感に変わった。距離以上に歩き応えの有る区間だった。それに大室山を正面にした尾根道の眺めはとても素晴らしく、気持ち良かった。低山の稜線歩きではなかなか出会えないダイナミックな光景だった。
一方、ツツジ新道で事故が有ったようだし、上述に「普通に快適な登りを楽しめた」と書いたが、下山では油断が出来ないな・・・と、僕自身も肝に銘じて次のハイクを楽しみたいと思う。
総じて、とても記憶に残る楽しいハイキングだった。今後の西丹沢ハイクが楽しみだ。
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コース概略/
(自宅(6:28)→○○線・△△駅→□□駅・小田急小田原線→新松田駅・富士急湘南バス・新松田駅バス停→)
富士急湘南バス・西丹沢自然教室バス停(9:46)→r76→檜洞丸登山口(ツツジ新道入り口)(9:51)→ゴーラ沢出合(10:27)→展望園地(11:14)→ツツジ新道・石棚山稜分岐(12:03)→檜洞丸山頂(12:17)→熊笹ノ峰(12:51)→大笄(12:59)→小笄(13:39)→東沢ノ丸(13:53)→犬越路(14:27)→用木沢出合(15:32)→r76→富士急湘南バス・西丹沢自然教室バス停(15:52)
(→新松田駅バス停・小田急小田原線・新松田駅→□□駅・○○線→△△駅→自宅(19:10))
GPSデータ/
歩行距離/13.3km
歩行時間/4hr08min
停止時間/2hr07min
最高速度/11.2km/hr
移動平均速度/3.2km/hr
全体平均速度/2.1km/hr
標高差/1057m
総上昇量/1287m
最高標高/1601m(檜洞丸山頂)
積算歩行距離/1036km
積算総上昇量/58887m
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