世附権現山~屏風岩山ハイキング 2017.02.17
年月日/2017年2月17日(金)
山地名・地域/丹沢山地
天候/晴れのち小雨
目的/西丹沢の世附権現山から屏風岩山の尾根を歩く。
ポイント/①屏風岩山山頂に12:00までに着いた場合は地蔵平に降り、大又沢沿いを下ってr729に出、丹沢湖へ戻る,②屏風岩山山頂到着が12:00を回った場合、大滝峠上まで北上し、ステタロー沢,大滝沢経由で大滝橋バス停へ下山する。
内容/
この日は西丹沢の世附権現山から屏風岩山の尾根を歩くことにする。一般的に出回っているハイキング本にはまず載っていない場所であり、前々から興味が有った場所だからだ。
行きのコースは、丹沢湖岸の浅瀬入口バス停をスタートし、世附権現山から屏風岩山へと歩く予定。
問題は下山だ。世附権現山と屏風岩山の尾根の西側に大又沢という川の流れる谷が有り、かつては集落や学校、神社等が有って人が行き来ししていたようだが、昭和期以降は無人のエリアになっている。かつてのそれらの名残りや、渓流やダム等々が有ってなかなか良さ気な場所のようだ。なので、屏風岩山から大又沢へ下りてみることにする。尾根から大又沢へ下りるルートの幾つかは大雨による土砂崩れにより通行が極めて危険なようだが、幸い、地蔵平と呼ばれる大又沢の上流付近に下るルートは通れそうなので、そのルートを使うことにする。そして大又沢の流れに沿って南下し(途中に林道が有るようだ)、世附川沿いのr729に出、r729の舗装路を歩いて丹沢湖方面へ向かい、浅瀬入口バス停に戻ることにする。丁度一周するわけだ。ただ問題は歩行距離だ。結構長い。検討の結果、屏風岩山山頂に12:00までに辿り着いた場合、上述の計画のように地蔵平,大又沢経由で帰ることにする。その目標時刻設定であれば、日没前にゴールできるはずだ。しかし12:00を過ぎた場合、または何か問題が起こって未知の大又沢へ向かうことにリスクが有ると思われる事態が発生した場合、エスケープ・ルートを使うことにする。検討の結果、エスケープ・ルートは、屏風岩山からそのまま尾根を北上して畦ヶ丸方面へ向かい、途中の大滝峠上から尾根を降りて大滝沢方面へ下るというもの。ゴールは世附権現山~屏風岩山の尾根の東の谷筋、大又沢とは逆サイドの谷筋のr76の大滝橋バス停になる。屏風岩山~大滝峠上は未踏だが、大滝峠上~大滝沢~大滝橋バス停は「畦ヶ丸ハイキング 2016.12.06」で歩いているので既知であり、数か月前の様相を知っている。距離も短くなる。エスケープ・ルートとしては丁度良いわけだ。
自宅を6:28に出発。
最寄り駅から電車に乗り、小田急小田原線・新松田駅で下車。
駅前のバス停で富士急湘南バス・西丹沢自然教室(現・西丹沢ビジターセンター)行きに乗り、丹沢湖の西、r76とr729が合流する近くの浅瀬入口バス停で下車(下の写真)。到着時刻は予定時刻よりも少々遅れて9:23。降りた人は僕以外に無し。
バスから降りると、(この時点では)晴れで風も弱いため気温が高く、冬装備では暑そう。一番上に着ていた厚手のアウターを脱ぎ、GPSやカメラ等々を準備し、9:27にバス停からスタート。
先程バスで通過した永歳橋方面へちょっとだけ歩く。
橋の手前のr729との分岐、r729側の落合隧道の脇に浅瀬入口登山口が有る(下の写真)。
では、登山口から突入。
先ずは階段。
落合隧道の上辺りを九十九折れで登っていく。
上のほうまで階段になっていて、両サイドは土留めがされている。
もう既に結構暑い。
アウターを脱いでおいて良かった。
九十九折れが終わると目の前に送電線の鉄塔(下の写真)。
鉄塔を囲むフェンスの前で右折。
このあとも斜面の登りが続く。
背後に丹沢湖が垣間見える(下の写真)。
明るいトレイルが続く。
道標が見える(下の写真)。
左手のフェンスに沿って先のほうのBへトレイルが続いているが、ここは右のAへ(下の写真)。
世附権現山まで2.7kmか・・・。
急斜面をトラバースし、勾配を緩くして登っていく。
右手が激急斜面になっていてロープが張られている(下の写真)。
丹沢湖(下の写真)。大仏大橋が見える。
植林帯に入った(下の写真)。
日差しが遮られて薄暗くなる。
途中、開放されたままの鹿除けの扉に出合う。
扉の脇に「権現山まで踏跡不明瞭 初心者の通行不向き」と注意書きが有る。
開いている扉を抜けて先へ・・・。
僕は初心者とは言わないまでも初級者レベルなので、心して進もう。
ここも九十九折れで斜面を登っていく。
再び解放されたままの扉を通過(下の写真)。
何度か折り返しながら徐々に登っていく。
この辺りは、トレイルが不明瞭ということはない。
三つ目の扉も開放されたまま(下の写真)。
植林帯ながら、登るにつれて徐々に木漏れ日の量が増えてきた感。
四つ目の扉が見えてきた。
四つ目の扉の前に来ると、これまでと違ってネットフェンスが張られ、通過を阻んでいる(下の写真)。
ここはBへは進まず、Aへ右折して階段を上がる。
再び九十九折れ。
斜面の上を眺める(下の写真)。あの上まで登らなければいけないのであろう。
たんたんと登っていく。
斜面が緩くなってきた感。
尾根に近づいているということかもな。
どんどん登っていくと・・・。
フェンスが見えてきた。
上空も開けていそう。
フェンス沿いに階段が有り、辿って登っていく。
石垣だ。
フェンスの向こうは東電の施設のようだ(下の写真)。
フェンスから離れて先へ・・・。
階段は、いかにも東電の巡視路に有りそうなブロックで作られたものだ。
先のほうが明るいな。
植林帯から出て雑木林に突入。
世附権現山まであと2.2kmか・・・。
先のほうが相当に明るい。
落葉し切った雑木林。
・・・てか、もしかしたら殆ど同じ種類の木かも・・・。
落葉した枝の向こう、北東の方角に山々が見える(下の写真)。
中川と玄倉の間の山並みだろう。
先へ・・・。
程無くして、尾根に取り付く(下の写真)。
尾根に出た(下の写真)。
道標に従い、ここはAへ右折。
ちなみに左のBは・・・、どこに出るのか分からんし、そもそもトレイルが続いているのかも知らんwww まぁ、丹沢湖に降りちゃうだろうけど・・・。
で、Aへ。
ここから屏風岩山までずっと尾根歩きだ。
木の根がウジャウジャ。
そういう所も有るが、この辺りまでトレイルは明瞭だな。
道標も有るし・・・(下の写真)。
尾根筋は右のA。
左のBはどこへ繋がっているのか・・・、知らんwww
尾根に出合ってから、ここまで割と緩めの登りだったが・・・。
ここから勾配が急になる。
直登気味に木々の間をぬって登っていく。
この辺りを歩いている頃に急に風が強くなった(あとでこの日は春一番だったと知る)。南西の方角(自分の左側)から横殴りの風が来る。尾根にいるのでまともに風を受けるし、木々は全て落葉しているので、風を遮るものが殆ど無い。
地面は乾いていてサラサラなので、土埃も一緒に飛んでくる。ギザギザの有る広葉は刃のような感じで、舞い上がって顔に当たると痛い。眼鏡をしていて良かった。
この急勾配に加えて風が結構な負荷だ。ペースが遅くなる。
この辺り、トレイルは不明瞭と言えば不明瞭だが、それは地面が削れた踏み跡や下草が生えていない部分が無いということで、兎に角直登すれば良い。
赤色のテープも木に結ばれているし、ここのテープは信用しても良さそうだ。
少し勾配が緩くなった。
ほぼフラットになった所で道標。
ピークに立ったようだ。
このピークが境ノ沢ノ頭らしい(下の写真)。時刻は9:59。
標高は661m。
右手の植林帯と雑木の間にフェンスが張られていて、それに沿って進んでいく。
すぐにまた道標(下の写真)。世附権現山まで1.7km。
道標の示す先は薄暗い植林帯だ。
植林帯に突入。
下りになる。境ノ沢ノ頭のピークから下る。
割とすぐに下り終了。ほぼフラット。
木々の間を抜けて進む。
またちょっと緩く下って・・・。
鞍部出ると道標(下の写真)。世附権現山まで1.5km。
右は植林帯、左は落葉樹帯。その間をフェンスが続き、尾根筋もそれに沿って続いている。
緩やかな登り。
風上が落葉樹帯のため、風が強い。
左からまともに強風を受ける。
左手に丹沢湖の西端辺りが垣間見える(下の写真)。不老山方面の山も見える。
風は丹沢湖から吹き上げてくる感じで、横からというよりも下から吹き上げている。
尾根筋を進んでいく。左の斜面の上にはずっと土留めがされている。
落葉していない広葉樹が見える(下の写真)。雑木林に入る。
トレイルは尾根のちょっと西側の下に続いている。
今、トラバース気味に進んでいる。
途中で階段を挟みつつ・・・。
尾根に出そう。
違った・・・。
また少し離れ、折り返すようにして登る。
離れてしまった尾根筋にまた近づく。
これでホントに尾根に復活。
登りが続く。
フェンスもずっと続いている。
たんたんと・・・。
ひたすら・・・。
登っていく。
一旦、フラットになった。
良い感じのコルだ。
フェンスは無くなった。でも右は植林帯のままだ。
再び登り。
植林帯と雑木の間を登っていく。
地形図を見ても、境ノ沢ノ頭から次のピークのボディ山までは比較的緩め・・・、少なくとも急ではない登りの尾根道が続くようだ。
この辺りの尾根筋は幅が広いな。
久しぶりに道標(下の写真)。
世附権現山まであと1.1kmか・・・。
街中のフラット舗装路なら15分かからず歩ける距離だが、山行ならば30分くらいかかるだろう。現在10:14。世附権現山に10:45には着くだろう。今のままのペースだと屏風岩山に12:00までに着くのは微妙かも知れない。
まぁ、でも急いで歩いて怪我でもしたら大変なので、無理はしない。屏風岩山からの別下山ルートはちゃんとプラニングしてあるんだしな・・・。大又沢に下りないと帰れないということではないからな。
フラットな区間を少し歩く。
再び登り開始。
幅広い尾根を登っていく。
少し登ると割と早めに緩くなった。
GPSだともうすぐボディ山の山頂だ。
ボディ山(菩提沢ノ頭,富士見平)に到着(下の写真)。時刻は10:18。
標高は756m。
三角点は無い。
ボディ山と明確に書かれた標柱は無く、道標にマジックで手書きされているだけ(下の写真の中段)。
山頂はまぁまぁの広さ。周囲を木々に囲まれているが、落葉しているので、木々の間から遠くが垣間見える。
結局、浅瀬入口登山口からここボディ山までは、トレイルは注意書きに書かれている程不明瞭ではなかった。少なくともルートファィンディングは必要無かった。
世附権現山まであと0.9km。
先へ・・・。
正面の木々の間の向こうに世附権現山が見える(下の写真)。
これからあそこまで登るのだ。
少し下る。
すぐに鞍部に着き・・・。
登り開始。
尾根筋を登っていく。
徐々に勾配が急になってくる。
今のところ、木々の間を直登。
どんどん急になる。急登だ。
しかもこの先、結構長そうだ。
風がますます強くなってきた。急勾配ということだけでも結構な負荷なのに、風がその辛さを倍増してくれている。
この辺りは踏み跡がはっきりしていない。しかし木々の間の歩き易い所を選んで進めば、自然と細かいジグザグのルートになり、急勾配は少しだけ和らぐ。
そして結果的に正解ルートをトレースしているということになっている筈だ。
急勾配と強風でかなり疲れてきた。
おまけに花粉症なので、急に鼻水グズグズになり始め、開口呼吸になってしまった。そこに砂埃が飛び込んでくるわけで、今冬のハイクで一番しんどい状況だ。
まだまだ勾配が急なのでジグザグに進んでいるが、徐々にずれていかないように注意しながら進む。こういう時にGPSは頼りになる。
ペースが落ちている。
ともかく・・・。
ひたすら・・・。
風と砂埃と、見えない花粉に耐えながら登る。
なかなかピークが見えない。
世附権現山まであと0.5kmか・・・。地形図を見ると、0.5kmの間ずっと急登ということではないが、まだあと200m位はこの急登のままだ。
なんか・・・、天空に向って伸びているような斜面だ。
いつか終わるんだよな・・・、この斜面。
ようやく、ちょっと勾配が緩くなってきた感。
うん・・・、少し緩くなった。
でもGPSと地形図からして、まだ急登区間から脱していないんですけど~~。
あ・・・、前方にまた急斜面。
また急登だ。
ハイキング本に載っていない山って、こういうきつい場所が有るのは、あるあるだな。
たんたんと登っていく。
あ・・・、割と早めにちょっと緩くなった。
もうすぐ急登は終わる筈だ。
一気に緩くなった。
地形図によれば、今登っている世附権現山の南斜面に急登はもう無い。ここから山頂までは緩い登りだ。
結局、ボディ山~世附権現山南斜面は、踏み跡は薄かったな。まぁ、冬枯れした今なら先が良く見えるから、尾根からコースアウトすることは無いだろう。夏場だとどうかな・・・、分からん。
もう殆どフラットだな。
世附権現山まであと0.3km。
疲労回復の緩い区間だ。
おそらくブナだろう。
ようやく木々を写す余裕が出てきた。急登中は登るのに必死だったし、砂埃が激しく、カメラのレンズを痛めないかと心配で、あまり写せなかったからな。
落葉して明るい緩やかな尾根だ。
広い幅の尾根を進んでいく。
だいぶ呼吸が戻ってきた。
脚立が置かれていたりして、こんな上まで管理されているんだ。
ミツバ岳方面から登ってくればもう少し楽なのかな??・・・分からん・・・。
たんたんと・・・。
ひたすら・・・。
・・・進んでいく。
急登区間でペースダウンしたが、遅れをリカバーすることよりも体力をリカバーすることを優先し、急がない。
ノンビリと進んでいく。もっともそれがあとあと響くかもしれんが・・・。
落葉した冬のブナの木は好きだ。
GPSを確認すると、あと100mくらい。
ダッシュすればすぐに着くが、意味が無いのでやらない。
何か山頂らしい物が有るのかな?今のところ先のほうに何も見えないが・・・。
ん・・・、GPSだともう世附権現山山頂なのだが・・・。
先のほうが見えなくなっているので、確かにピークらしい感じ(下の写真)。
あ・・・、やはり山頂だ。標柱と三角点が有る(下の写真)。
世附権現山に到着。時刻は10:54。
ブナの木々に囲まれた山頂だ。
標高は1019m。
登頂成功のイェ~~イwww
標柱の前に二等三角点。
三角点ゲットのイェ~~イwww
尚、三角点に体重はかけていません・・・。念のため・・・。
山頂は広場にはなっていないものの、周りのブナが落葉しているため、なだらかで広く感じる。春夏だと展望は殆ど無いのだろうが、冬なので落葉した木々の間から周りが垣間見える。
地味ながら何かそれはそれで味の有る山頂だと思う。
山頂のすぐ先のちょっと低い所に木のテーブル(ベンチ?)が見える(下の写真)。
でも到着予定時間をオーバーしているので休憩は無し。結構頑張って登ってきた割にはあっさりと通過する・・・。
「この先、踏み跡不明瞭、初心者の通行不向き」の注意書きが掲げられている(上の写真)。
で、ベンチの辺りで分岐(下の写真)。
二本杉峠,屏風岩山へは右のAだ(下の写真)。こちらは道標が有るのではっきり分かる。
その左のBはミツバ岳方面へ繋がる道のようだ(下の写真)。地図と方角、注意書きの文面等々からしてそうに違いない。西から南西へと緩いカーブを書きながらミツバ岳まで尾根が続いているようだ。
では、Aへ。屏風岩山、12:00着を目指す。
先ずは当然下りだ。
雰囲気が急に変わる。
北尾根とはいえ、落葉した木々の尾根道なのに木漏れ日が無いと思ったら、さっきまで青空だった上空に、いつの間にか雲が広がっている。
そして北の急斜面ということで陽が当たらない分、雪が融け切らずに残っている。湿っている分、落ち葉が風で飛ばされずに湿気で張り付いて地面に溜まっている。
世附権現山山頂到着以前とは別世界みたいに激変。
少し勾配が緩くなった。
踏み跡は不明瞭だが、尾根を辿っていれば問題無し。
おぉ、木漏れ日復活。
下の写真の道標には書かれていないが、屏風岩山の前の次の中間ポイントである二本杉峠に向け、引き続き尾根を北進。道標に書かれている上ノ原登山口とは、二本杉峠の東に有る中川の集落辺りの登山口で、今回は関係無い。
再び急勾配になる。先程よりも更に急勾配で、急降下するといった感じ。
融けた雪が地面を濡らし、濡れた落ち葉も手伝ってスリッピー気味。慎重に下る。
そして、また急に曇って薄暗くなった。
一方、風が弱くなったのは助かる。北の急斜面なので、恐らく風が遮られているのだろう。
この辺りもはっきりとした踏み跡は無いが、半分地面に埋まっている土留め風の木階段(・・・の跡というか残骸と言うか・・・)が目印になる(下の写真に写っている)。
気を使いながら下っていく。
階段が無くなった。しかし急下りは続く。
自らジグザグに下っていく。
鞍部かな?急下りが終わりそう(下の写真)。
鞍部だ・・・。しかし土砂崩れをしている。
右側が崩落していて、痩せ尾根になっている。
もろに尾根を歩かず、ちょっと左に寄って歩く(下の写真)。
右の崩落の様子(下の写真)。落ちたら大変。無傷だったら、まぁ、ひたすら東進して中川の集落に下るしかないか・・・。
ちなみに左側も急斜面だけどな(下の写真)。こちらは何とか這い上がれるかも。
尚、この鞍部でちょっと展望(下の写真)。
右側(東側)が開けている。
正面が塔ノ岳方面だが、山頂は雲がかかっているかのようで、よく見えない。
左に檜洞丸が有る筈だが、あちらも同様に良く分からない・・・。
すぐ下に中川の集落が見える。
中川温泉が有り、旅館やホテルが建っている。
二本杉峠までで何か問題が有れば、上ノ原登山口へ下り、中川の集落にエスケープするという手が有るわけだね。
そういうことにならないように注意しながら進む。
鞍部を過ぎると、一旦フラットだが、
またすぐに急下り。
一応、土留め階段が有るが、殆ど地面に埋もれている。
注意しながら下っていくと、また鞍部に着く。
今度の鞍部は広い。
雲が途切れたようで、まだ日差しが戻った。
そして次は登り。
今のところ急登ではないが・・・。
進んでいくと、勾配が徐々に急になってくる。
左は雑木。右は植林帯になった。
そしてまた曇り空になった。
勾配が緩くなった。
そしてフラットに・・・。
ここは茅ノ丸というピークだ。時刻は11:24。
標高は849m。
標柱や三角点は無い。道標のみ。
右手の植林帯には木製のフェンスが張られている(下の写真)。
左は雑木(下の写真)。両サイドに展望無し。
先へ・・・。
雑木と植林帯の間を下る。
うぉ、勾配が急になった。
土留め式の階段が有るが、土に半分埋もれている。
慎重にジグザグに下っていく。
逆に登るのもキツいだろうが、下るのもキツい。そんな勾配。
よって、ペースが上がらん。屏風岩山12:00着が怪しくなってきた。
下のほうに鞍部らしき場所が見えてきた。二本杉峠か?
二本杉峠だ(下の写真)。時刻は11:31。
空はまた曇って薄暗くなり、しかも雨の雫を感じ始めた。葉が有る植林帯の下で感じるということは、実際は小雨レベルにはなっているかも。
この峠は十字路らしいが、道標上では三叉路のようになっている(上の写真)。
峠には「小御嶽山大権現」と彫られた小さな石碑が有る(下の写真)。
さて、雨が本格的に降る前に少しでも先へ行かないと・・・。
僕はCから下りてきた(下の写真の上段)。
進行方向の右のBはr76沿いの上ノ原登山口へ下る道(上の写真の下段)。
道標が無い反対側の左の斜面は大又沢へ下れる道が有るようだ(写真は撮り忘れた)(大又沢方面はなかなか危険な崩落箇所が有るらしい)。
次は屏風岩山を目指すので直進・・・ではなく、正面の尾根を登らずに左へトラバースするAへ進む(下の写真)。踏跡不明瞭と書かれている。
今のところは問題無し。
進んでいくと、結構幅が狭くなってきた(下の写真)。左への滑落に注意。
50m位の距離をこんな感じのトレイルが続く。
おぉ・・・、ここはなかなかやばいね(下の写真)。
手で斜面に触れつつ、ゆっくりと突破。
まだ油断できない幅だ。
進んでいくと・・・、トラバースが終わって尾根に合流(下の写真)。
ここは目の前に三つの分岐が有る。僕はCから来た。
左右のDとBに紛らわしいトラバースのトレイルが見えるが(上の写真の中段・・・Dは大又沢方面と繋がっているらしい)、ここは正面のAの木の根うじゃうじゃの尾根の急斜面を登る。
赤色のテープが目印になっている。
急登の痩せ尾根だ。
すぐにフラットに・・・。
尾根の幅も広くなる。
また登りだ。
結構急登。
踏み跡は割と分かるけど・・・。
たんたんと・・・。
ひたすら・・・。
登っていくと、また一旦フラット。そしてその先にまた登りが有りそう。
やはり登り。
先程の茅ノ丸の南尾根に似ているな・・・。
勾配が緩くなってきた。
雑木と植林帯の間を進んでいく。
あ、日差しが射してきた。
降ったり止んだりだな。
フラットになる(下の写真)。
ここで時計を見ると・・・、12:00になってしまった。間に合わなかった。ここで大又沢ルートはほぼ断念。大滝沢経由のルートに変更だ。“ほぼ”としたのは、もし屏風岩山に12:30くらいまでに着いて、雨も降りそうになく、30分オーバー分は林道とr729歩きで吸収されるだろうと思ったら、大又沢ルートもまだ有りだということで、完全に中止したわけではない。一方、計画は計画。計算して考えた上での計画なので、それを急に変えると大抵ろくなことは起らないという気持ちも有る。なので、現時点で9割がたは大滝沢ルート、残り1割は大又沢ルートという気持ちだ。
そういう状況で先へ・・・。
また前方に登り。
登りとフラットを暫し繰り返すようだ。
ちょっと急登。
地形だけではなく、空のほうも晴れたり曇ったりを繰り返している。
どんどん登っていくと・・・。
また緩くなった。
951mのピークに出た(特に名前は無いようだ)。
南北に長いピークだ。
なので、暫しフラット。
程無くして下り(下の写真)。すぐ下に鞍部が見え、また次の登りが見える。
概ね、今、二本杉峠と屏風岩山の中間くらいにいる。時刻は12:10。屏風岩山12:30も苦しいかな・・・。
潔く諦めたほうが良いかもね。
兎に角、どのみち屏風岩山には行くので、先へ・・・。
今度は下り。
フラットになって鞍部。
雑木と植林が混在気味。
細かいアップダウンが続くようになっている。
たんたんと・・・。
ひたすら・・・。
・・・進んでいく。
また尾根の右手が崩落している箇所に遭遇。
滑り落ちたらアウトですな。
ここは少し左から巻いたほうが安心だな。
少し左に巻く(下の写真)。
尾根に戻る。
そこに分岐(下の写真)。というか、尾根がAとBに分かれている。
ここは右折してAの尾根へ。ちょっと東進。
先程の崩落が右手に見える(下の写真)。
なかなかの崩落。
先へ・・・。
また小雨が降ってきた。
どんどん大又沢ルートの可能性がゼロに近づく。
また尾根が二つに分かれている(下の写真)。
右のBのほうが尾根道としては見た目が良い(?)ので行きたくなるが・・・。
逆です(下の写真)。左のAが正解。東進していたのが、また北進に戻った次第。
登りだ。
すぐにフラットになる。
ここから屏風岩山まで緩い尾根道のようだ。
穏やかな尾根道。
当初の予定の大又沢ルートが潰えようとしているのに・・・、雨の雫もかかっているのに、何か穏やか気分。
地味だが、結構良いな・・・、この尾根道・・・。
屏風岩山南尾根は良質の穏やかトレイルだ。
殆ど大又沢ルートを諦めているので、慌てずに進む。
今がまだ12:00前だったら急いでいるだろうが・・・。
普通のペースで進む。
急いで進むのが勿体無いしな。
大滝沢ルートならば、むしろちょっと早過ぎるゴールになるし・・・。
緩い登りが続く。
雑木と植林の境界歩きも続く。
屏風岩山山頂まであと200mくらいだ。
ここで時刻は12:30。
大又沢ルート・プランの復活はこれで無し。
雨もポツポツ降っているしな。
完全に大滝沢ルートに決定だ。
屏風岩山の山頂までに大又沢ルートへ下る分岐が有る筈だが、もう気にしない。
ひたすら北進する。
GPSではもうすぐだ。
先のほうが見えないので、あの辺りが山頂では?
あそこだな。
屏風岩山山頂に到着(下の写真)。時刻は12:38。
標高は1051m。
山頂は広場のようにはなっておらず、トレイルの途中のような場所で、南北になだらかな山頂だ。
屏風岩山であることを示す標柱は無い。屏風岩山と書かれたプレートが木の幹に結ばれている(下の写真)。
登頂成功のイェ~~イwww
三等三角点が有る。
三角点ゲットのイェ~~イwww
山頂からは、春夏だと展望は無いのだろうが、落葉した木々の間から向こうの山がちょっとだけ垣間見える。
さて・・・、まだ雨はたいしたことないが、本格的に降るかもしれないから、さっさと下山しよう。勿論、大滝沢ルートでだ。先ずは滝峠・大滝峠上へ向けて尾根を北進だ。
山頂のすぐ先に道標(下の写真)。
下りですな。
でも、すぐに下り終了。
屏風岩山の北の小ピークを通過(下の写真)。
そしてまた下り。
ここから大滝峠まで全体的に下りだが、小さなアップダウンを繰り返すようだ。
屏風岩山の北尾根も、南尾根と同様に快適な尾根道だ。
植林帯は常葉の針葉樹なので、雨を遮ってくれて助かる。
雰囲気は落葉した雑木のほうが好きなのだがねwww
たんたんと・・・。
ひたすら・・・。
・・・進んでいく。
下りだ・・・。
やや急な下り。
鞍部に下りて・・・。
次は登り。
すぐにフラット・・・。
こういう風にアップダウンが繰り返される。
繰り返しながらも・・・。
下りが長め。そうして徐々に標高が下がっていくわけ。
下って(上の写真)、登って(下の写真)・・・。
ひたすら進んでいく。
北東の方角、木々の間から丹沢のもう一つの権現山である、箒沢権現山が見える(下の写真)。
これまで世附権現山,屏風岩山,畦ヶ丸の尾根を歩いたが、その尾根に近いあの箒沢権現山だけ残っちゃったな。いつか箒沢権現山だけ登ろう。
下りだ。
下りは長め。
鞍部・・・(下の写真)。ここで屏風岩山~大滝峠上の尾根の中間くらいまで来た。
鞍部なので、すぐに今度は登り。
ここの登りはちょっと長いな。
雨はパラパラと相変わらず降っている。幸い、本降りにはなっていない。
今度は下っていくと・・・。
フラットになって・・・。
分岐だ(下の写真)。
右のBは山林管理道で立ち入り禁止とのこと(下の写真)。
左のAが大滝峠,大滝峠上方面(下の写真)。
急な下りだ。
ガンガン下る。
また、また、また、また鞍部。
小雨が降る中、どんどん進みます。
この辺りは常葉樹が多く、雨を遮ってくれたので、さほど濡れていない。
でも、どうやらカメラに雫が付いてしまったようだが・・・。
何度目かもはや数えていない(いや、はなっから数えていない)、アップダウンの繰り返し。
下って・・・。
鞍部に着いて・・・。
フラットの先に・・・。
また登り。
似たような景色が続くが、良い意味で緊張感無く、脱力して歩ける。
GPSを確認すると、もうすぐ目の前の鞍部が大滝峠のようだ。
大滝峠に到着(下の写真)。時刻は13:03。
さて、ここから大滝峠上まではあと数100mだ。
もうすぐこの尾根歩きも終わりだな。
尾根は植林帯になっている。
登りが始まる。
途中に道標(下の写真)。大滝峠上まであと0.15km。
尚、道標は右のトレイルを示しているが、左にも不明瞭ながらトレイルが有るような・・・。とにかく右へ・・・。
登っていく。
ちょっと急。
おそらくこれが今日の最後の登りになるだろう。
少し勾配が緩くなってきた。
向こうに何か白い物が見える。
あぁ、あそこだ。白い物は地図の看板だ。
大滝峠上に到着(下の写真)。時刻は13:08。
ここには「畦ヶ丸ハイキング 2016.12.06」で向こうのBから歩いてきた。また来ちゃったって感じ。
で、ここは右のAへ。屏風岩山~畦ヶ丸間の尾根から降りていくわけ。
ここから先は東海自然歩道に指定されていて、「畦ヶ丸ハイキング 2016.12.06」で経験した既知のルートだ。2ヵ月しか経っていないので、特に何も変わっていないだろう。
一気に谷筋に下りるのではなく、大滝峠上から分かれている支尾根を経由してから下りることになる。
支尾根には一旦トラバースし、巻くようにしてから移る。
支尾根に乗った。
ここからは下り中心。
ちょっと痩せ気味の支尾根。
でも歩くのには十分。
一度歩いていると、先が分かっているので歩みが速い気がする。
写真撮影の回数も減るしなwww
それでも結構写しているけど・・・。
「畦ヶ丸ハイキング 2016.12.06」に載せている写真と同じような写真なのにな。
どんどん・・・。
さくさくと・・・。
進んでいく。
あそこの道標の有る鞍部で、左の(北東の)谷筋へ下りる(下の写真)。
ゴールの大滝橋まではあと4.0kmだ。
大滝峠上~大滝橋までは東海自然歩道であり、道標が充実しているので、こういう大事な分岐ポイントを間違えることは無いだろう。
では、谷筋を目指して下り開始。
ガンガン下る。
堆積した落ち葉で滑らないことだけ注意。
どんどん下ると・・・。
谷筋が見えてきた。
木梯子を下って・・・。
谷筋に下りたつ。
ステタロー沢沿いを下る。
沢に水は有るのか無いのか・・・って程度の涸れ寸前。前回もそうだった。
雪が融け切らずに残っているな。
どんどん下る。
このルートは道標が充実しているので安心。
このあと渡渉が有るが、両岸に道標が有るので、渡渉ポイントが分かり易い。
先が分かっているので安心。だから急がず慌てず、雪で滑らないように慎重に下る。
沢に水が流れるようになってきた(下の写真)。こういう雪解けの水が沢の水になるのだな。
両岸に道標(下の写真)。ということは、沢を渡るということ。
渡渉ではなく、木橋で渡る。
左岸へ・・・。
快適な沢沿いのトレイル。
程無くしてまた右岸へ渡るようだ。道標が見える。
ここは木橋が無く、渡渉だ。
右岸へ・・・。
二か月前に一度歩いたことが有ると、気が楽だな。
また道標が有る。
ので、渡渉。また左岸へ・・・。
このステタロー沢沿いは穏やかで良い。
もう水の流れが分かるくらいの水量になった。
穏やか気分で進んでいく。
でも速度はサクサクレベルだが・・・。
またまた右岸へ渡るのだな(下の写真)。
ここも木橋は無く、渡渉だ。
またまた右岸へ。
おっと・・・、融け残っている雪と苔に注意。
石が多いので、滑って体を打ったら痛いしな。
注意すべき所は慌てずに・・・。
谷筋に入ってから雨を殆ど感じなくなってきた。
このまま本降りにならずにゴールできることを期待。
鎖場だ。
前回有ったかな?
多少忘れているwww
右岸の先に歩ける余裕の幅が無くなりそう。
ということで、渡渉だ。
余裕で渡れる水量だ。
左岸へ。
今度は木橋だ(下の写真)。立て続けに渡り返す場所。
ここは記憶に有る。
何故かというと・・・。
目印になる一軒屋避難小屋が有るから(下の写真)。
一軒屋避難小屋の前に行って・・・。
スルーします。
この一軒屋避難小屋の前で、ここまで歩いてきたステタロー沢とその左岸側から流れてくる鬼石沢が合流する。合流後に大滝沢と名まえを変える。
で、合流直前の鬼石沢のほうを木橋で渡る(下の写真)。左手が鬼石沢上流部。右手にステタロー沢との合流ポイントが有る。
木橋を渡った後、暫しトレイルは合流後の大滝沢左岸を進む。
沢よりも少し上を歩く。
トレイルはやや狭めだが、危険という程ではない。
斜面を進んでいるので、どうしてもトレイルが崩壊する箇所が出てくる。しかし全部木橋が架けられている。
堰堤だ。
木橋だけでなく、それを更に鉄パイプで補強している所も・・・。
どんどん進む。
先のほうに記憶に有るものが・・・。
あぁ、この切り通しね(下の写真)。
この岩の切り通しを抜けると、大滝沢沿いから一旦離れる。
大滝沢は大きく湾曲するので、それをショートカットするように斜面を進む。そういうわけで大滝沢から離れるのだ。
その間、大滝沢のほうはどんどん下る(標高が下がる)わけで、こちらのトレイルはそれよりも緩い下り勾配で暫く進むことになり、高低差が付くことになる。
落ち葉の堆積量が凄い。2か月前と変わっていない。
しかもその落ち葉の中に浮石が有るようで、うっかり踏むとバランスを崩してこける可能性有り。最悪捻挫とか。
見た目以上に注意が必要な区間だ。
一度歩いていることが効いている。
慌てずに・・・。
しかしたんたんと・・・。
進んでいく。
かなり崩壊している箇所(下の写真)。
木橋がずれているが、その上に幅が狭いながらもトレイルが続いている。
鉄階段を降りて、通過。
どんどん・・・。
進んでいくと・・・。
崖の上のような場所に出る(下の写真)。
眼下に沢(下の写真)。
マスキ荒沢だ。あのマスキ荒沢がこの先で大滝沢と合流する。
マスキ荒沢右岸の上のほうを進んでいるので、これから下っていく。
急斜面を九十九折れで下る。
左に右に・・・とカーブが続く。
木橋を渡って・・・。
すぐに折り返して・・・と。
どんどん下る。
鞍部に似たような場所で左に曲がる(下の写真)。
左にマスキ嵐沢が有るのだ。右は(見えていないが)大滝沢が有る筈。地図では、この尾根のような場所の先で、マスキ嵐沢が大滝沢に合流している。その手前でマスキ嵐沢のほうへ下りるわけだ。
どんどん下っていくと・・・。
マスキ嵐沢が見える。
マスキ嵐沢に到着。大滝橋まであと1.8kmか・・・。
マスキ嵐沢(下の写真)。
右岸を進む。
緩い下り。
途中でマスキ嵐沢の標柱(下の写真)。
この辺りの河原は、この界隈の他の河原と比べてちょっと広めだ。
道標だ。
この道標の所で左岸へ渡る。
木橋が有るので、問題無し。
沢よりも少し高い所を歩く。
右下にマスキ嵐沢。
たんたんと・・・。
進んでいくと・・・。
鎖場だ。
急に下り勾配が強くなる。
鎖場で河原に下りる。
露岩の上を慎重に・・・。
そしてマスキ嵐沢の傍に下り、木橋を渡る。
水量が多くなってきたので、木橋のほうもしっかりとしてきた感。
マスキ嵐沢の上流方面(下の写真)。
木橋のすぐ下(下の写真)。
下流方面(下の写真)。
どんどん下る。
確か、もうすぐ木橋。
これこれ・・・。岩の上に置かれているだけで、流されそうな木橋ね。
左岸へ・・・。
この辺りは途中、落石の見られる区間が有るので、足元だけでなく、頭上注意。
砕けた石が下にゴロゴロ。
どんどん進んでいくと・・・。
植林帯に突入。
薄暗い林を抜けていく。
ここもしっかりと記憶が有る。
もうすぐ林道だ。
フラットなトレイルを進む。
薄暗い植林帯から出る。
見えてきたぞ・・・。
目の前にコンクリート舗装のダブトラ林道(A↔B)(下の写真)。
右のAへ。
途中で舗装路から再びダートになる。
大滝沢をコンクリートの橋で渡る。
大滝沢が左下を流れている。
快適なダブトラ林道を下る。
ここまで来ればもう安心。もうすぐゴールだ。
もう雨はごく僅かで止んでいるに等しい感じ・・・、良かった。
ゲートだ。
このゲートは前回も開けっ放しだったな・・・。
歩いていくと・・・。
アスファルト舗装路と合流(下の写真)。Aへ。
ちなみに大滝橋というのは、上の写真の下段のBのほうに有る橋のことだ。大滝沢の上に架かっている。
また、Bはこのすぐ先に隧道が有って、隧道の先でr76に繋がっているらしい。が、今はその隧道が封鎖されているので通れないらしい。
さて、もうすぐバス停だ。Aへ進んでいく。
すぐにr76に出合う(下の写真)。
バス停はAのほうのすぐ先に有る(下の写真の赤色の円)。
r76に出、富士急湘南バス・大滝橋バス停に無事ゴール。時刻は14:47。
すぐにバスが来たのでラッキー。しかし新松田駅終点ではなくて谷峨駅終点のバスだったのはアンラッキーwww
乗り込んで谷峨駅へ。今回ずっと山の中では誰一人会わなかったが、バスの中で久しぶりに人を見る。先客のハイカーが5~6人。
谷峨駅でJR御殿場線に乗り、松田駅へ・・・。
松田駅から小田急・新松田駅に向い(駅どうしはすぐ目の前)、小田急線に乗り込み、乗り換えつつ横浜市内へ・・・。
17:45に自宅に無事到着。
今回のハイクは距離以上に結構疲れた。
世附権現山前後の上り下りはきつかった。特に急登の区間では、本文に書いたように、この日南西から横殴りの強風が有り、木々は冬枯れで落葉しているため全く遮るものが無くて体にまともに当たり、加えて乾いて刃のようになった枯葉が横から飛んでくるわ、地面がからからに乾燥してサラサラで滑りやすいわ、土埃が舞い上がるわで、歩くことがとてもきつくてかなりペースが落ちた。
このペースダウンのおかげで、当初、屏風岩山山頂に12:00までに着いていたら、地蔵平に降りて大又沢沿いにぐるりと回って丹沢湖へ戻ろうと思っていたのに、12:30を回ってしまったこと、並びに小雨が降ってきていたこと等々から、大滝沢ルートに変更することになってしまった。今回断念した地蔵平へは別ルートで行ったみたいと思う。ただ、現時点で世附権現山にまたすぐに登りたいとはとても思えない(・・・ほどきつかった)ので、世附権現山無しのルートで行こうと思う(上ノ原→二本杉峠→屏風岩山→地蔵平・・・かな)。
でも、ただ疲れたことだけが感想として残っているわけでなく、全体的に尾根上のトレイルは踏み跡があまりはっきりしていなかった所は、逆に良い緊張感を持ちながらスリリングな気分で歩け、屏風岩山の南北の尾根は快適だったし、最後のエスケープ・ルートとした沢沿い歩きも、それまでの尾根歩きに対して良い変化になったし、地味なコースながら、総じて楽しかった。歩いた後に充実感が有った。
また、誰とも出会わず貸し切り状態だったので、人が多いコースが好きではない僕には良かった。
満足、満足。
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コース概略/
(自宅(6:28)→○○線・△△駅→□□駅・小田急小田原線→新松田駅・富士急湘南バス・新松田駅バス停→)
富士急湘南バス・浅瀬入口バス停(9:27)→浅瀬入口登山口→境ノ沢ノ頭(9:59)→ボディ山山頂(10:18)→世附権現山山頂(10:54)→茅ノ丸(11:24)→二本杉峠(11:31)→屏風岩山山頂(12:38)→大滝峠(13:03)→大滝峠上(13:08)→東海自然歩道→ステタロー沢→一軒屋避難小屋→鬼石沢(13:44)→マスキ荒沢(14:07)→大滝沢→大滝沢林道→r76→富士急湘南バス・大滝橋バス停(14:47)
(→谷峨駅バス停・JR御殿場線・谷峨駅→松田駅→(徒歩)→小田急小田原線・新松田駅→□□駅・○○線→△△駅→自宅(17:45))
GPSデータ/
歩行距離/12.0km
歩行時間/3hr46min
停止時間/1hr41min
最高速度/8.8km/hr
移動平均速度/3.2km/hr
全体平均速度/2.2km/hr
標高差/685m
総上昇量/1362m
最高標高/1051m(屏風岩山山頂)
積算歩行距離/1229km
積算総上昇量/72242m
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