蛭ヶ岳ハイキング 2018.12.14
年月日/2018年12月14日(金)
山地名・地域/丹沢山地
天候/晴れ
目的/神奈川県最高峰の蛭ヶ岳に登る。
ポイント/13:00になったら、蛭ヶ岳山頂に着いてなくても、そこで折り返して下山する。
内容/
生まれ育った神奈川県に帰ってきて3年。神奈川県に住んでいながらまだ蛭ヶ岳に登ったことが無かったが、ようやくこの日登ることにした。
(1)公共交通機関のみの利用、(2)日帰り、(3)日没前に山から出るという条件下、最も達成可能でリスクが少なそうなルートを検討した結果、平丸バス停からピストンすることにした(注:2018.12.14当時、台風の影響でR413の平丸トンネル界隈は土砂崩れが発生し、平丸~東野間は通行止めで、神奈中バスは平丸で折り返しの状態。また、登山道の平丸~平丸分岐間(自然公園歩道平丸黍殻山線)も台風の影響で2018年10月から通行止めだったが、12/3に解除されたばかりであった)。現時点で平丸ピストンが最も距離は短いであろうからだ(東野までバスが通っていれば、東野ピストンのほうが少しだけ短い“かも”しれない)。まぁ、10ヶ月ほど前に蛭ヶ岳ハイク用の下見として東野~八丁坂経由の「黍殻山~焼山ハイキング 2018.02.09」を実施し、八丁坂ルートの様子を掴んでおいたが、役に立たなくなってしまったのは残念だ。ただその時に歩いた平丸分岐~八丁坂ノ頭分岐間は今回も歩くので、進行方向が逆とは言え(加えて積雪の有無が違うとは言え)、参考にはなるだろう。
また、帰りの平丸バス停発三ケ木行きの最終バスは17:41なので、朝一のバスの平丸バス到着時刻は8:09というところから逆算し、遅くとも13:00までには蛭ヶ岳山頂に着いていなければ家に帰れなくなる。言い換えれば、13:00になったら蛭ヶ岳山頂に到達していなくても、そこで折り返して平丸バス停に戻ることにする。
神奈中バス・三ケ木発平丸行きの7:40の始発バスに間に合わせなければならないので(これを逃すと日帰りハイクは無理)、自宅を5:20に出発。
最寄り駅から電車に乗り込み、何度か乗り継いでJR橋本駅で下車。
橋本駅バスターミナルから神奈中バスに乗り込み、先ずは三ケ木バスターミナルへ。三ケ木バスターミナルで平丸行き(東野行き)の7:40の始発バスに乗り込む(・・・間に合った~~)。このバスには僕以外のハイカーとして男性一人と女性一人が乗っていたが(両名共橋本駅バスターミナルから同じバス)、お二人とも焼山登山口バス停で降りられた。焼山経由で蛭ヶ岳方面を目指すのだろうか。今日どこかで会うかもしれないな・・・。で、ほぼ定刻の8:09に仮・終点の平丸バス停に到着。ここまで来た乗客は僕だけ。
バスは本来の時刻表の変更無しで東野バス停まで行って平丸バス停まで折り返してきたものと想定し、平丸バス停の少し先の広い場所で転回して三ケ木へ戻る発車時刻まで待つらしく、停車している(このことがのちのち関わってくる)。
バス停でGPSやカメラを準備し、8:10にスタート。いよいよだ・・・。今日は本気ペースで歩かないと・・・。
先ずはR413を、通行止めになっている平丸トンネルのほうへ歩く(下の写真)。
車両通行止めのバリケードを通過する際、警備員のおじさんに声をかけられる。
警備員「トンネルは通れませんけど・・・、登山ですよね。手前で脇道に入るんですけど、登山口は分かります?」
僕「はい、分かります。」
・・・と(初めてだけどね)。
で、平丸トンネルの東側の平丸橋の手前に旧R413の分岐が有り(平丸橋が架かる以前の道)、そこへ入る(下の写真の黄色の矢印)。
車止めを抜けてちょっと真っすぐ進むと「姫次・焼山」の道標(下の写真)。旧R413から道標の指す道へ入る。
ここが登山口だ。時刻は8:14。
ここから丹沢主脈コースの尾根と合流する、平丸分岐までの登山道には自然公園歩道平丸黍殻山線という名まえが付いている。
緩めの坂を登っていく。
途中で舗装路からダートに変わっている。
山に入る。
いよいよホントの山行開始。
薄暗い植林帯の中に入る。
ガレ気味でちょっと歩きにくい。
急斜面を何度か折り返しながら登っていく。
先ずは丹沢主脈コースの尾根上の平丸分岐から北へ延びる支尾根に乗らないといけない。今はその支尾根に上がろうと急斜面を何度も折り返しながら登っているわけだ。
左へ・・・。
右へ・・・。
暗い植林帯の谷筋から抜け出て少し明るくなってきた。
サクサクと登っていくと・・・。
支尾根が左手に近づいてきた(下の写真)。
ここを登って・・・。
支尾根に乗った。
支尾根の上をきっちり登山道が通っているわけではなく、トラバース気味になっていたりするようだ。
今、まさにその状態。
なので、支尾根を登っているんだか、いないんだか、分かり難い。
植林帯と雑木が入り混じるようになった。
下草も増え始めたな。
分岐だ(下の写真)。
Bは作業道っぽい。
道標通りにAへ。
急という程では無いが、しっかりとした勾配感の有る登り。
どんどん・・・。
たんたんと・・・。
ひたすら・・・。
登っていく。
徐々に急になってきているな。
緩く蛇行気味にウネウネと登っていく。尾根の右側に出たり、左側に出たり・・・、といった感じだ。
途中で熊の糞らしき物が・・・(写真は無し)。避けながらも、帰りにまたここを下ってくる際にうっかり踏まないようにしないと・・・。なので場所は憶えておかないとwww
急勾配がきつくなってくると登山道は支尾根から少しずれ、トラバース気味になる。
この辺りのトレイルの幅はそれ程狭くない。
まぁ、余裕って程広くはないけど・・・。
路肩が怪しくなり、幅が狭くなっている区間にはトラ・ロープ(下の写真)。
でも踏み跡は分かり易い。
南西の方角、木々に間から特徴的な山容の山が・・・(下の写真)。
大室山だな(下の写真)。
先へ・・・。
何度か折り返しながら急勾配を登っていく。
右へ・・・。
左へ・・・。
下の写真は折り返しのヘアピンカーブにて撮影。
どんどん・・・。
ひたすら・・・。
登っていく。
道志山塊側の山並みも垣間見える(下の写真)。
どんどん・・・。
ひたすら・・・。
登っていく。
GPSで確認すると、支尾根区間の2/3はクリアしたようだ。平丸分岐まであと600m位か。
支尾根上に出る。急登。
ちょっと雪の残骸が見えるようになってきた。
ここが降雪すると、八丁坂コースよりも厳しくなるかもな。
尾根の上を歩くよりも、少し外れてトラバース気味に狭いトレイルを歩く区間が多いからな。
陽が射しこむようになってきた。
丹沢主脈の尾根の北側を登ってきているわけで、時刻的にも陽が射し込みにくい場所だし・・・。そう思うと、陽が射すようになってきたということは、だいぶ主脈の尾根に近づいているということだろう。
ほら、結構明るい。
支尾根上なら明るいな。
少しトラバースされると薄暗くなる。
どんどん・・・。
ひたすら・・・。
登っていく。
ここまで、何処が原因で通行止めになっていたのだろうかと思うような、それ程荒れてはいないトレイルだったが・・・。
主脈に合流するすぐ手前のこの場所で、トレイルが崩壊した雰囲気(下の写真)。
上と下の写真では分からないだろうが、上のほうへ少し巻いて崩壊部分を回避するようにトラ・ロープが張られている。ここが新しい登山道になりそうだ。
そこを突破すると、主脈の尾根が見えてきた(下の写真)。
道標が見える。
あそこだ。
丹沢主脈の尾根と合流(下の写真)。ここが平丸分岐だ。時刻は9:27。
僕はCから来た。
Bは焼山方面。
姫次方面はA(上の写真の下段)。姫次まであと3.4km。
ここからは「黍殻山~焼山ハイキング 2018.02.09」で歩いた区間がしばらく続く。但し、あの時は逆向きで下山だったし、積雪していたがな・・・。でもここから暫くは緩めの登りだと分かっている。少なくとも自然公園歩道平丸黍殻山線を歩いてきたここまでよりは断然緩い。
予定だと10:00ちょい過ぎに平丸分岐到達だと思っていたから、予定よりもハイ・ペース。折角のこの貯金を浪費しないよう、この先もサクサクと突き進むぞ~。
体力を少しずつ回復できそうな穏やかトレイルだ。
歩き易いしな。
一度歩いているとペースが速い。
黍殻山山頂への分岐だ(下の写真のB)。黍殻山山頂へは「黍殻山~焼山ハイキング 2018.02.09」で登っているので今日はパス。あの時は三角点を積雪で見落として残念だったが、それでも今日はパス。Aへ直進。
陽が射して明るい。
黍殻山の巻き道を突き進む。
右の斜面の上が黍殻山ね。
ブルーシートが張られているな(下の写真)。
左が針葉樹の常緑樹なので薄暗いが・・・。
落葉した広葉樹帯に出ると明るい。
先程のブルーシートとか、下の写真の何か大きな袋とか、黍殻山の巻き道区間は工事中らしく、工事用の資材が点在している。
作業者とは出会わないけどな。
どんどん進んでいく。
上の写真のブルーシートとか、工事関係のもの。
巻き道なので緩い登りが続いている。
下の写真のように右手に工事用のテープが張られている区間も・・・。右の斜面が崩れかけたのかな??
もうそろそろ巻き道区間が終わりそう。
道標だ(下の写真)。Bが黍殻山山頂との分岐。ここで巻き道区間終了。
姫次まであと2.4kmだ。
今は往路の1/2弱。姫次まで行っても、まだ往路の2/3。まだまだだね。
大平分岐を通過(下の写真)。Aへ。時刻は9:47。
まだ予定よりもハイ・ペース。よしよし・・・。
この調子だ。
どんどん進もう。
良い感じの尾根道が続く。
登り勾配だが、それ程きつくない。
どんどん登っていく。
青根分岐に到着(下の写真)。時刻は9:55。
直進のAへ。
たんたんと・・・。
そしてサクサクと・・・。
ひたすら・・・。
突き進んでいく。
土留め式丸太階段を登る。
そういえば、今のところハイカーとは出くわしていない。
まぁ、出くわすとすれば、時刻的に蛭ヶ岳山頂の山小屋で宿泊して早朝に下山してくる人だろうが、平日だから少なそう。
左手に外の景色が垣間見えるようになってきた。丹沢山~丹沢三峰辺りの尾根かな?
先へ進むと・・・。
やはりそうだ。丹沢山~丹沢三峰が見える(下の写真)。
三峰だけど、実際には四つピークが有るのね(下の写真)。一番左が東峰。一つとばして真ん中が中峰。一番右が西峰。
いつかあそこを歩きたい。
あ!!蛭ヶ岳も見えてきた(下の写真)!あそこまで行くんだ~~~。
斜め後ろには・・・。
宮ケ瀬湖(下の写真)。その向こうに相模原市や町田市の市街地。
展望重視派ではないが、やはり展望を望めると気持ちが上がるね。
行くぞ~~。
トレイルの両サイドの下草に笹が現れ始めた。
こうなると丹沢らしい。
すると・・・、八丁坂ノ頭分岐に到着(下の写真)。時刻は10:09。予定よりも30分以上早いペース。
僕はCから来た。
Bは麓の東野へ通じる分岐。「黍殻山~焼山ハイキング 2018.02.09」ではBからここに来て、Cへ下山したのだ。
今日は直進のA。姫次まであと1kmだ。
この八丁坂ノ頭分岐からの眺めが良い。
丹沢三峰が良く見える。
下の写真・・・、西峰はフレームから外れちゃったけど・・・。
さて、ここから先は初めてのトレイルだ。ドキドキ、ワクワク。
左前方には蛭ヶ岳~丹沢山の尾根(下の写真)。
あそこまで絶対に行ってやる。
蛭ヶ岳山荘が見えるな。
丹沢らしい木道。
土留め式階段を挟んで・・・。
再び木道の登り。
木階段ではなくて木道で済んでいるくらいの緩めの登りだ。
緑の笹の間を進んでいく。こういう道が大好き。
地形図的には姫次までこんな感じであろう。
どんどん・・・。
ひたすら・・・。
たんたんと・・・。
進んでいく。
明るいトレイルが気持ち良い。
ウハウハですな。
気持ちが上がるトレイルが・・・。
続いている~~~。
登りだけど・・・。
足取り軽し。
どんどん・・・。
登っていく。
雪の影響は皆無。
この先もこれくらいなら今日は軽アイゼンの出番は無しだな。
ベンチの有る場所に着いた(下の写真)。
ここが東海自然歩道最高標高地点だ。時刻は10:24。
標高は1433m。
先へ・・・。
真っすぐでフラットな道が伸びている。
先程が標高地点なのなら、一応下りなのかもしれないが・・・。
どんどん進んでいくと・・・。
広い場所が有る。
姫次に到着(下の写真)。時刻は10:28。
よくネットでこの場所の写真を見ていたが、実際に来られてなんか嬉しいwww
そしてここの展望。
富士山が見える。
ちょっと雲がかかっているけど、良いね。
その左手に檜洞丸(下の写真)。
すると(下の写真の)Bの分岐、袖平山方面からおばさんハイカーさん達・・・失礼・・・お姉さまハイカーさん達が来られてご挨拶。
僕はAへ。お姉さま方は焼山方面のCへ向かわれるようだ。
さて地形図を見ると、ここからは緩めの登りが続いた平丸分岐~姫次間とはちょっと違う感じの地形になりそう。
ということで、早速の下り。
ちょっと滑り易い積雪。
陰っているので雪が融けていないんだ。
ほんのちょっとの短い区間で済みそうなので、軽アイゼンは使わず。
陽が射しているところに出れば、もう大丈夫。
結構下るな。
復路はここを登るわけね。
帰りの体力を考えると、一頑張り必要になりそうだな。
まだ下る。
これだけ下ると、往路でもこのあと登りがなかなかのものになりそうだな。
少し勾配が緩くなった。
ちょっと痩せ気味の尾根道。
まだ緩々と下る。
前方に檜洞丸~犬越路~大室山の素晴らしい稜線(下の写真)。
その向こうに富士山。
大室山はどの角度から見てもなんか良い。
先へ。
まだ緩く下っている。
ここはちょっとフラット。
また緩い下り。
尾根が幅広くなった。
そして勾配が少し強くなり、しっかりとした勾配の下りになる。
木々の間をぬって下る。ここの目印の赤テープは信頼できる。
どんどん下る。
倒木は伐られているので、邪魔にはならない。
まだ下る。
まだまだ下る。
また少し緩い勾配になってきた。
広い場所が先に見える。
原小屋平に到着(下の写真)。時刻は10:43。
広い鞍部だ。
蛭ヶ岳まで2.5km。
まだ予定よりも30分以上早いので、この調子で行けたらいいな。
先へ・・・。
緩い登り。
姫次からあれだけ下っちゃうと、このあと凄い登りが有るのかな??分からん。
どのみち行くしかないけどな。
倒木の下をくぐる。
てか、下りじゃん。
復路も登りが多そうだな。
木々の間を下っていく。
写真では分かりにくいが、踏み跡はちゃんと見える。
緩くなった。
幅広い尾根が続く。鞍部を通過中。
目の前の尾根をちょっと巻くように・・・。
左から巻いて登る。
大きく左から巻いてトラバース。
ここは幅が広い分、なだらかな丘陵地帯のように見える。
またちょっと下る。
木々が多いのに、落葉しているので開放感が有る。
またトラバース気味に巻いていく。
尾根の東斜面をトラバース。
尾根に合流。
ロープやフェンスで挟まれたトレイルを進む。
下りだ。
植生保護の為か、ここは勝手に色々な所を踏まないよう、ロープやフェンスが張り巡らされている。
言い換えると、踏み跡が分かり易い。
たんたんと・・・。
ひたすら・・・。
進んでいく。
木々の向こうに蛭ヶ岳が見えている(下の写真)。まだまだだな~。
たんたんと・・・。
ひたすら・・・。
進んでいく。
どんどん・・・。
下っていくと・・・。
地蔵平に到着。時刻は10:59。
姫次~蛭ヶ岳間の中間地点だ。ここまでの下りを考えると、この後は登りが中心だろうな。
先へ・・・。
登りだ。
やはりな・・・。
木階段と木梯子で登っていく。
どんどん・・・。
ひたすら・・・。
登っていく。
木階段が無かったら結構きつい勾配の登りになるだろう。
後ろを振り返ると・・・(下の写真)。檜洞丸だ(中央やや左寄りのピーク)。
その向こうに富士山がひょっこり。
丹沢主稜の尾根沿いに大室山も見えている(下の写真)。
大室山は分かり易い。
その向こうには南アルプスまで見える(下の写真)。
そんなこんなで蛭ヶ岳まで1.5km。
ここに来て、またちょっと下る。
ちょっと急下り。
今、登ったのに~~。
なんか勿体無い。
結構下るな。
土留め式階段を下りていく。
このあとまだまだアップダウンさせる気だな。
鞍部だ。
広い鞍部を進んでいく。
で、また登り。
木階段だ。
木階段は楽だな。
木階段終了。ちょっとトラバース気味に登る。
蛇行しながら登っていく。
この位なら木階段は不要だな。
たんたんと・・・。
ひたすら・・・。
進んでいく。
あと1.2kmか・・・。
遠いような近いような・・・。
急ではないが、そこそこしっかりとした勾配の登りが続く。
巻いていたが、尾根上に復活。
勾配がきつくなってくる。
すると木階段出現。
木階段は登りの休憩区間だな。
勾配が緩くなった。
ポッチノ頭を通過中。時刻は11:17。
ポッチノ頭のピークから降りる。
下りの木道。
木道なのでそれ程急ではない。
どんどん下る。
徐々に勾配が緩くなってきた。
木道終了。
フラットに・・・。
次の登りが見えてきた。
両脇にフェンス。その間を登る。
今、南下中。なので正面に太陽。
木階段だ。
どんどん登る。
まだ続く。
まだまだ続く。
木階段終了。
緩い登りになる。
良い感じの尾根道になった。
木階段が再出現。
急斜面を登っていく。
植生保護の為だろうが、木階段が有ると、ホント楽だ。
ずっと上まで続いている。
緑の中に木階段・・・。丹沢らしい。
写真には写っていないが、上から下りてくるハイカーさんと数回すれ違い、ご挨拶。
丹沢山辺りで宿泊して下山してきているのか。時刻的にそんな感じ。
どんどん登っていく。
振り返って檜洞丸(下の写真)。
ハイカーさんだ。
ひたすら登っていく。
また背後を振り返ってしまう。だって、景色が良いんだもの(下の写真)。
檜洞丸の向こうに富士山(下の写真)。山頂を雲が覆い始めている。蛭ヶ岳山頂に着く頃には雲に覆われちゃうかも。
そしてお決まりの犬越路からの大室山(下の写真)。
更に北寄りの袖平山(下の写真の中央右寄り)。そして奥に道志山塊。
登ってきた斜面を見る(下の写真)。復路はこの景色を見ながら下るんだな。
おっと・・・、登らんと・・・。
でもまた振り返って撮っちゃう、檜洞丸&富士山(下の写真)。
登っては・・・。
脚を止めて振り返る・・・。
すれ違ったハイカーさんが写ると、余計に雄大さが感じられる(下の写真の青色の服の人)。
おっと、いかんいかん。
登らんと・・・。
長い木階段区間が続く。
まだ続く。
まだまだ続く。
ようやく木階段終了。
むしろちょっと下って・・・。
お、蛭ヶ岳がいつの間にこんな近くに・・・。
ちょっと下って・・・。
フラットに・・・。
小御岳のピークを登る。
落葉した木々のちょっと狭い間を抜けていく。
フラットになる。
小御岳のピークに到着。時刻は11:34。あと0.4km。
12:00までには着けそうだ。予定よりも30分早いペース。これなら蛭ヶ岳山頂まで行ける。
小御岳のピークから降りる。
すると林から出て・・・、目の前に蛭ヶ岳(下の写真)。良い眺め。
そして良い尾根道。
振り返ると・・・(下の写真)。広角の良い眺め。
富士山は隠れそう。
南アルプスは良く見えている(下の写真)。
いよいよ山頂までの最後の一登りだ。
木階段を・・・。
たんたんと登っていく。
木道を挟んで・・・。
また木階段。
まだそれ程疲れは無い。
復路用の余力は十分残りそうだ。
あと何km?
あと0.2km。
もうすぐだ。
ちょっとドキドキする。遂に蛭ヶ岳山頂に立てるのか~~。
また振り返っているし・・・www
そしてまた登る。
木道での登りになった。
勾配がちょっと緩めの区間を木道で登って・・・。
また木階段。
あ!山小屋が見えてきた。
いよいよだ。
おぉ~~~。
山頂だ~~~。
ネットでしか見たことが無かったあの景色が目の前に~~。
蛭ヶ岳山頂に到着。時刻は11:47。
標高1672.7m。神奈川県の最高峰。
遂に来ちゃった~~。
登頂成功のイェ~~イwww
先客は夫婦らしきハイカー二人組と、ソロの男性が一人。昼食時なので山小屋の中で食事中の人がいると思う。
西の富士山の方角(下の写真)。
檜洞丸が目の前に見える(下の写真)。
しかもちょっと見下ろす感じだ。檜洞丸を見下ろせるって、流石蛭ヶ岳。
しかし富士山は雲隠れ・・・。残念・・・。
檜洞丸~大室山の丹沢主稜の稜線。やっぱり山頂からの眺めは広角で雄大。
遠くに南アルプス(下の写真)。
ずっと山並みが続いている感じ。
今度は南西の方角(下の写真)。
相模湾・・・、いや違う、駿河湾だ。神奈川県から駿河湾が見えるとはね。流石蛭ヶ岳(さっきも言った)。
どんどん富士山は雲に隠れていっている。今日はもう富士山は駄目だな~~。
山小屋のほうへ向かってみる。
蛭ヶ岳~丹沢山~塔ノ岳の稜線だ(下の写真)。右から左、そしてまだ右へと屈曲している。
おお、塔ノ岳の尊仏山荘が見える(下の写真)。見えるんだ~~。
東の方角へと目を移す。
県央~湘南の平野部が一望。
相模湾だ。
こんな丹沢の奥まで来て、相模湾が見えるとは・・・。流石蛭ヶ岳(今日三回目www)。
この景色を見ながらちょっと補給食&休憩タイム。
北東の方角(下の写真)。
宮ケ瀬湖が見える。
さて、ちょっと山小屋のほうへ寄っていくと・・・。
三角点!有るんだ~。
蛭ヶ岳のは亡失していると勘違いしていた。
三角点ゲットのイェ~~イwww
振り返ると背後に古そうな小さな祠。修験の山だった名残か・・・。
見上げると木々の枝が白い。
霧氷だね。
融けなかったんだな。
青い空に映える。
時刻は12:00になった。・・・帰るか・・・。
折角来たのに山頂にいたのは13分。まぁ、僕らしい。
蛭ヶ岳~丹沢山~塔ノ岳の丹沢主脈コースの素晴らしい尾根を見るとあちらに行きたくなるが・・・(下の写真)。我慢我慢。ここに来て急な予定変更は危険。いくら予定時間よりも早いからといってもな・・・。またいつか・・・。
来た道を戻ろう。
では・・・下山。
思った程疲労感は無いので、普通に歩けば最終バスには間に合うだろう。
でも一応、急ごう。
木階段をどんどん下る。
これはこれで良い眺め。
でもやっぱり目の前のほうが良い眺め。
時々顔を上げては山並みを楽しみ、そしてまた下る。
どんどん・・・。
ひたすら・・・。
下っていく。
フラットになると目線が正面を向くので、山並みを楽しめる。
小御岳への素敵な尾根道。
斜め左には大室山。
富士山よりも今日は登場回数が多い。
先へ・・・。
小御岳のピークを通過中。
そして下る。
林から出ると背後に蛭ヶ岳が見える(下の写真)。じゃあね~~。
先へ・・・。
木階段再び・・・。
またひたすら下る。
そしてまた見るwww
長い木階段の急な尾根道の下り。
目線はちょっと下がったかな。
どんどん・・・。
ひたすら下る。
長い木階段終了。
またまた木階段。
陽が背後の山に遮られ、辺りが少し暗くなった。
ガンガン・・・。
下っていく。
ポッチノ頭を通過中。時刻は12:22。
当初一つの判断基準にしていた13:00に、まだ達していない。
最終バスには全然余裕だな。
これならもう一本早いバスに間に合うかも。
それならその方が勿論良い。
だったら、もっともサクサクと行こう。
でも転ばないように。
危なくない程度に急ぐ。
ガンガン・・・。
ひたすら・・・。
来た道を・・・。
引き返していく。
ここを下れば・・・。
一旦フラットに・・・。
問題は姫次手前の登りだな。
それ以外は平丸分岐まで問題無い。
どんどん進む。
またまた木階段の急下り。
たしかこういうのはこれがラストだったと思う。
どんどん下る。
下のほうが見えてきた。
地蔵平が見えてきた。
地蔵平を通過。時刻は12:35。
ここからは急下りは無い。
むしろ登りが多くなる。
姫次まであと1.6km。
蛭ヶ岳~姫次間の中間辺りだ。
どんどん・・・。
サクサクと・・・。
ひたすら・・・。
突き進んでいく。
何となく進む向きが逆になると違って感じるな。
あれ?こんな感じだった?みたいな。
脳内で見えた景色を逆にすると、あぁ、そうだ、そうだ、こんな感じだった・・・、となる。
どんどん・・・。
ひたすら・・・。
突き進む。
写真には写っていないが、途中でハイカーさんと出会ってご挨拶。蛭ヶ岳山荘に宿泊するパターンか?
先へ・・・。
ここを下ると・・・。
広く平らな所が見えてきて・・・。
原小屋平まで戻って来た。時刻は12:52。
いいペースだ。
姫次手前の登り用の体力も残りそうだ。
どんどん進む。
倒木地帯を進む。
登りが続く。
まだ急ではない。
それでも少しずつ体力消費中。
登りでも同じペースで進む。
ここはフラット。
このフラット区間を過ぎたら、この日のラストの頑張りポイントが始まるな。
徐々に近づきつつある。
それまではこの良い感じの尾根道を急ぎつつ楽しみましょう。
見えてきた・・・。
今日の最後の頑張りポイントになるであろう、姫次手前の登り。
どんどん登っていく。
ここを登り切れば楽になると分かっているので、その分、気が楽。
初めて登るのと、逆方向とはいえ一度通っているのとでは大違い。
ここだ。
ここを登れば終わりだ。
姫次に戻って来た~~。時刻は13:05。
誰もいない。
よ~~し、あとは殆ど下りだけ。
まだ先は長いが、自身の体力にまだ余裕が有るので、精神的に随分楽。
途中、東海自然歩道最高標高地点のベンチで休まれている女性ハイカーさんを目撃してご挨拶。確か・・・、あの人はバスに一緒に乗ってきて焼山登山口バス停で降りた人だと思う。向こうも気が付いたか?どうなのか?
たぶん蛭ヶ岳山荘で宿泊し、翌日丹沢山→塔ノ岳→大倉ってパターンかな。・・・いや、翌日檜洞丸→西丹沢VCってパターンも有りだな。・・・いやいや、まさか檜洞丸→犬越路避難小屋(二泊目)→大室山ってパターンかも。
色々な事情で日帰りハイクしかしない僕には出来ないパターンだな。ちょっと羨ましい。
先へ・・・。
写真には写っていないが、ここでもう一人、焼山登山口バス停まで同じバス停に乗って来た男性ハイカーさんのほうによく似た方とすれ違ってご挨拶。多分あの人だ。向こうは気が付いているかな??
何となく、ちょっと小走り。
プチ・トレラン状態で駆け抜ける。
ガンガン行っちゃいます。
それでも丹沢三峰を写す。
今度行くからな・・・。
先へ・・・。
今度は宮ケ瀬湖。
写しちゃうよね~~。
八丁坂ノ頭分岐まで戻って来た(下の写真)。時刻は13:20。直進。
プチ・トレランはもう止めよう。
ただの急ぎ足にしよう。
やり慣れない歩きかたをしてどこか痛めると嫌だからな。
ここを歩くのは3回目。3回目ともなると慣れた感じ。
ガンガンと・・・。
サクサクと・・・。
そしてひたすら突き進む。
青根分岐(下の写真)。時刻は13:30。
直進。
ここはちょっと急下り。
すぐに緩い下りに。
最終バスの一つ前は16:11。このペースなら15:30ちょい過ぎには平丸バス停に着けるかも。
ちょっと一息ついて・・・、丁度良い時間になりそうだ。
まぁ、でもサクサクと進もう。
何が起こってペースダウンするか分からないからな。
大平分岐を通過(下の写真)。時刻は13:37。
先へ・・・。
また道標だ。
黍殻山山頂への道との分岐だ(下の写真)。復路も黍殻山山頂はスルー。直進して巻き道へ。
フラットな道を進む。
どんどん・・・。
ひたすら・・・。
突き進む。
改修工事中の場所を通過。往路で通ったときはおそらくブルーシートに覆われていたのであろう、資材が見えている、
工事関係者の方だ。
挨拶をして抜かす。
改修ありがとうございま~~す。
先へ・・・。
ガンガン突き進む。
木々の向こうに緩い登りが見える。ここに来て緩い登りということは確か・・・。
平丸分岐が近い。
平丸分岐まで戻って来た(下の写真)。時刻は13:52。
見えてきていた登りは、上の写真の下段の平丸分岐から先の登りね。
で、ここで丹沢主脈コースから外れ、上の写真の黄色の矢印へ。
ここからはお気楽だった尾根道歩きとは違い、気を抜いて急ぐとこけやすい場所も有るので要注意だ。
トレイルの幅も狭くなるしな。
それでも、ペースは落とさず・・・。
サクサクと・・・。
ガンガン・・・。
ひたすら・・・。
下っていく。
支尾根を下りていく。
ちょっと単調だが・・・。
歩き重視派の僕的にはOK。
むしろ下山は単調なくらいが良い。
支尾根をトラバース気味に・・・。
下っていく。
支尾根の右から左へトラバースする面を変えて・・・。
下っていく。
たんたんと・・・。
ひたすら・・・。
下っていく・・・。
往路で見かけた熊のものらしき糞も、場所を憶えていたので踏まずに済んで突破。
がんがん・・・。
さくさくと・・・。
下り続ける。
もうそろそろ支尾根下りも終わりだ。
ここいら辺で・・・。
GPSを確認すると・・・。
支尾根からも外れて下り始める。
九十九折れで急斜面を下っていく。
左へ・・・。
右へ・・・。
谷筋に下りた。
そうそう、このガレ気味の道。もうすぐだ・・・。
薄暗い谷から・・・。
明るい所へ・・・。
山から出た~。
登山口まで戻って来た。時刻は14:53。まだ15:00前じゃん。
R413へ向かう。
R413と出合い、三ケ木方面へ右折。
平丸バス停はもうすぐだ。
途中で、朝出会った工事関係の警備員さんから声をかけられる。
警備員「おぉ!!もう帰って来たよ~~。どこまで行ったの~~?」
僕「蛭ヶ岳まで行ってきました。」
警備員「えぇー!?凄い!」
山歩きを趣味にしていない人なら驚きかもしれないが、これは普通です。
てか、そもそも蛭ヶ岳って知っているのかな?
まぁ、いいか・・・。
そして・・・遂に・・・。
平丸バス停に帰還。時刻は14:57。
予定よりも随分と早く帰って来られた。
てか、16:11までバスは無いので、早過ぎ。もう少し慌てずに下山しても良かったが、下山中はまだ不安でそうも言ってられず・・・まぁ、いいか。
人はいないので(警備員のおじさんは遠くから見ていたようだが)、バス停でサッと上半身裸になり、上半身のウェアを全取り換え。
その後、1時間以上も寒い中で待つのか~と思っていると、15:30にバスが到着。16:11に折り返すまで待つようだったが、親切にも運転手さんが「寒いでしょうから、良ければバスの中で待っていてください。エンジンは切っちゃうから暖房は無いですけどね。」と・・・。助かった~。ありがとうございます~~~。というわけで、バスの中で待たせてもらい、感謝。
16:11になると、僕だけを乗せてバスは出発。
途中で地元の人らしき人を乗せつつ、三ケ木バスターミナルへ。三ケ木バスターミナルで乗り換えてJR橋本駅へ。
橋本駅で電車に乗り換え、あとは何度も乗り換えつつ、一路横浜市内へ。
18:35に無事に帰宅。
こうして無事に念願の蛭ヶ岳ハイクを終えたわけだが、感想は・・・。
平丸区間(自然公園歩道平丸黍殻山線)は多くが九十九折れで変化はあまり無かったが、ペースを一定にして登り易かった。今回は時間に追われているハイクなので、あそこはそれに適していたと思う。
東海自然歩道の区間は歩き易くてリラックス出来、とても良かった。以前一度歩いていたことも有り(下りのみだったが)、ここも時間に追われている今回のハイクでは助かった。
姫次では富士山を見られたので良かった。
姫次から山頂までは大きなアップダウンの繰り返しが少なく(概ね一旦下って登るだけに近い)、行きも帰りも“予想よりかは”楽だった。急斜面では全て木階段になっていたせいも有ると思う。木階段から見る丹沢・道志の山並みと富士山、遠くの南アルプスの眺めも良かった。
山頂に着いた時は、目的の達成感というよりも安堵感のほうが強かったが、予定到着時刻よりも結構早く、明るいうちにバスに乗れそうだ・・・良し良し・・・ってことで・・・それはそれで良し(そのせいか折角着いたのに15分位で立ち去るというwww)。山頂に着いた時には富士山は雲に隠れてしまったので残念だったが、それ以外の周囲の山々や平野部まで概ね眺めが良くてラッキーだった。
総じて強く記憶に残る、とても満足したハイクだった。そして、蛭ヶ岳に登ったことが無い神奈川県在住の低山ハイカーから脱却でき、モヤモヤが取れたというのが正直なところだ。
まだ蛭ヶ岳への主要ルートの中の、丹沢山~蛭ヶ岳間と檜洞丸~蛭ヶ岳間が未踏のままなので、いずれ歩いてみたいと思う。公共交通機関のみの利用かつ日帰りだと大変そうだが・・・いつか行こう。
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コース概略/
(自宅(5:20)→○○線・△△駅→□□駅・▽▽線→◇◇線・◎◎駅・JR横浜線→橋本駅・神奈川中央交通バス・橋本駅北口バスターミナル→三ヶ木バスターミナル→)
神奈川中央交通バス・平丸バス停(8:10)→R413→旧R413→平丸登山口(8:14)→自然公園歩道平丸黍殻山線→平丸分岐(9:27)→大平分岐(9:47)→青根分岐(9:55)→八丁坂ノ分岐(10:09)→東海自然歩道最高標高地点(10:24)→姫次(10:28)→原小屋平(10:43)→地蔵平(10:59)→ポッチノ頭(11:17)→小御岳(11:34)→蛭ヶ岳山頂(11:47)(折り返し)→小御岳(12:09)→ポッチノ頭(12:22)→地蔵平(12:35)→原小屋平(12:52)→姫次(13:05)→東海自然歩道最高標高地点(13:09)→八丁坂ノ分岐(13:20)→青根分岐(13:30)→大平分岐(13:37)→平丸分岐(13:52)→自然公園歩道平丸黍殻山線→平丸登山口(14:53)→旧R413→R413→神奈川中央交通バス・平丸バス停(14:57)
(→三ヶ木バスターミナル→橋本駅北口バスターミナル・JR横浜線・橋本駅→◎◎駅・◇◇線→●●駅・▽▽線→□□駅・○○線→△△駅→自宅(18:35))
GPSデータ/
歩行距離/19.1km
歩行時間/5hr20min
停止時間/1hr27min
最高速度/9.5km/hr
移動平均速度/3.6km/hr
全体平均速度/2.8km/hr
標高差/1271m
総上昇量/1736m
最高標高/1673m(蛭ヶ岳山頂)
積算歩行距離/1525km
積算総上昇量/94694m
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