石棚山~同角ノ頭ハイキング 2019.12.13
年月日/2019年12月13日(金)
山地名・地域/丹沢山地
天候/曇り
目的/石棚山稜を歩き、同角ノ頭に登る。
ポイント/①同角ノ頭より南の同角山稜へは行かない,②下山はツツジ新道を利用,③檜洞丸には寄らない。
内容/
丹沢山地の真ん中に位置する同角山稜は全く未踏だったので、この日は先ずはその最高標高地点である同角ノ頭に登ることにする。
問題はコースだ。”公共交通機関のみ(やむを得ない場合はタクシーを含む)を利用かつ日帰り”という絶対条件が有るため、かなり選択肢が限られる。
同角山稜を一気に制覇するのならユーシン側から登りたいところだが、先ず現在(2019年12月時点)ユーシンに着くまでが結構大変。玄倉バス停で下りても玄倉林道は途中で歩行者を含め通行止めなのでアウト。寄バス停から雨山峠経由でユーシンに行けるが、管理棟~寄沢沿い~雨山峠区間は今年(2019年)の台風の被害のため現在(2019年12月時点)通行自粛のお願いが出されている。また自己責任を振りかざして通っても結構時間がかかりそうだ。それに同角ノ頭に着いたあと、どのルートで下山しても途中で日没しそうだ。雨山峠を経由せずに寄バス停から色々迂回するルートや鍋割山経由のルートも当然時間がかかるのでアウト。これで同角山稜を一気に制覇する案は消えた。
なので、同角ノ頭に登頂することだけに絞る。となると、石棚山稜経由で登る案が出る。石棚山稜から石棚・同角分岐点で同角山稜に入れば良く、同角ノ頭で折り返すというわけだ。石棚山稜も未踏なので丁度良い。しかし石棚山稜も一気に制覇しようとすると、玄倉バス停から中ノ沢林道、西丹沢県民の森経由になり、これがどうやら結構難路らしく、かつ距離も有るらしい。時間的に下山途中で日没しそうなので却下。ならば、石棚山稜の一気の制覇も諦め、箒沢公園橋バス停から石棚山西尾根経由で石棚山稜に合流して石棚・同角分岐点に行く案と、西丹沢ビジターセンターからツツジ新道経由で石棚・同角分岐点に行く案の二つが浮上する。後者のツツジ新道は過去の「檜洞丸ハイキング 2016.02.18」の登りで使っていて、同じルートを同じ進行方向で歩くことがあまり好きではない僕としては避けたいので、結局前者の箒沢公園橋バス停→石棚山西尾根→石棚山稜→石棚・同角分岐点→同角ノ頭に決定。で、下山はピストンするか、ツツジ新道経由にするかだが、ここは後者のツツジ新道経由にしたい。ツツジ新道は下りには使ったことが無いので今回使って良いかもという考えと、進行方向が逆とはいえ、一度歩いていると割と現場で残りの距離と時間が読み易い。これは下山では安心材料だ。勿論ピストンで石棚山西尾根を戻る場合もその理由に該当するが、距離や時間も見積もると、ツツジ新道のほうがやや早く下山出来そうだし、しかもゴール地点が西丹沢ビジターセンターになるので、着替えたりバスを待ったりする面では、箒沢公園橋バス停にゴールするよりも良いと思える。なので、下山はツツジ新道に決定。整理すると、箒沢公園橋バス停→石棚山西尾根→石棚山稜→石棚・同角分岐点→同角ノ頭→石棚・同角分岐点→ツツジ新道・石棚山稜分岐→ツツジ新道→西丹沢ビジターセンターというルートに決定。
尚、檜洞丸には寄らない。檜洞丸が入ると同角ノ頭と石棚山がネームバリュー的に曇るからwww 今日は同角ノ頭が主役なのだ。
自宅を5:20に出発。
最寄り駅から電車に乗り込み、乗り継ぎつつ、小田急小田原線・新松田駅で下車。新松田駅から富士急湘南バスの西丹沢ビジターセンター行に乗り込み、箒沢公園橋バス停で下車(下の写真)。時刻は8:28。
バスには他に3~4人程ハイカーがいたが、ここで降りたのは僕だけ。他のハイカーさん達は終点まで行くのだろう。会話からして、丹沢主稜コースの檜洞丸→蛭ヶ岳→丹沢山→塔ノ岳を縦走するようだ。そして今日は蛭ヶ岳山荘で一泊するみたい・・・。
で、僕はGPSやカメラを準備し、箒沢公園橋バス停からスタート。時刻は8:33。
先ずはバス停の対面に有る箒沢公園橋(下の写真)を渡る。
河内川の右岸から左岸へ渡るのだ。
橋の上から見る河内川上流側(下の写真)。
河内川下流側(下の写真)。
川を渡ると大石キャンプ場が有る。
キャンプ場の横を通る。
すると青緑色の橋が有る(上と下の写真)。
道標に従ってこの橋を渡る。
この橋は板小屋沢を越える橋だ。
板小屋沢は河内川に注ぐ支流の一つで、今回の序盤はこの板小屋沢右岸を上流方面へ登ることから始まる。
橋の上流側に堰堤が何基か有ってその横を通るのだが、下の写真に写っている手前の堰堤は、一度左岸に渡って回り込んでからその上を渡渉して右岸に移るわけ。そのためにこの橋を渡るという次第。
で、左岸へ。
道標に従って進む。
尚、今回石棚山とか同角ノ頭と書かれた道標は殆ど無く、檜洞丸基準で書かれている。なので、ここから石棚・同角分岐点までは檜洞丸のほうへ進むことを意識することになる。
手摺に沿って回り込んでいく。
林の中に入る。
杉の植林帯を登っていく。
この登った分が、先程見えていた堰堤の高さ分にほぼ相当する。
緩い下りになると林から出る。
先程見えていた堰堤が見える(下の写真)。
もうちょっとだけ林を道なりに進むと・・・。
河原が見えてきた(下の写真)。道標に書かれているように、このあと板小屋沢を渡るのだ。
板小屋沢の左岸の河原に出る。
次の堰堤が見えている(下の写真)。
渡渉する。飛び石で渡れる所を探す。
右岸に渡ると、すぐに次の堰堤を越えることになる。
ここは堰堤横に有る階段を上がるらしい。
これか・・・。階段ではなくて鉄梯子だな(下の写真)。
なかなかの高さだ。
登り終えて下を写す(下の写真)。
越えた堰堤(下の写真)。
先へ・・・。
再び河原に出る。
河原を進む。
目印の赤いテープが巻かれている。
次の堰堤に近づいてきた。河原から少し上へ上がる。
堰堤の手前で少し折り返すように斜面に上がる。
回り込んで堰堤を越えるようだ。
ぐるりと回り込んで土手の上に出る。
先程の斜面の上にこの土手が有ったのか。
再び上流方面へ土手を進む。
林の中へ入る。
進んでいくと・・・。
もう林から出そう。
再び土手の上・・・。
まだ土手・・・だと思う。
板小屋沢から少し離れたようで、右手に沢を感じられない。結構上のほうを歩いているのだと思う。
道標に従ってどんどん進む。
まだ1kmも歩いていないのか・・・。
あの道標は・・・。
下に下れ、ということだ。
幅広い土手の上はここで終わりだ。
鎖場になっている。埋もれた丸太が階段代わり。
結構急だ。そのまま滑り落ちたら板小屋沢に滑落か?
斜面をトラバースするようにトレイルが伸びている。
右下に板小屋沢が見える。結構高い所にいるな。落ちたら這い上がれない。
幅がやや狭いトレイルを進む。
ここを下山ルートにして途中で日没したら、結構ヤバいな。
行きに使っておいて良かった。
土砂崩れの跡のような場所が見える。
そこに土留めと木梯子が有る。あれでこの崩れた所を越えるのだな。
土砂崩れ跡に立ち、板小屋沢側を覗き込む(下の写真)。
土砂崩れ跡を越えると、次は木梯子と鎖場の急下り。
慎重に下って、再びトラバースのトレイルに・・・。
ここも幅が狭め。
右下の沢。
新たな堰堤が見えてきた。
既に今、あの堰堤と同じ位の高さにいる。
このまま進んで越えそうだな。
右下を覗き込む。
短めの木梯子を登り・・・。
堰堤を越えた。
河原とほぼ同じ高さになったが、河原に出ず、再び斜面のトラバースに入る。
ちょっと進むと、道標(下の写真)。沢から離れるようだ。
左手に有った急斜面を登るようだ。これで板小屋沢沿いから脱出。
ここからは石棚山西尾根に上がるために、その尾根の急斜面の登っていくようだ。
写真で見るよりかは、踏み跡は分かり易い。
どんどん・・・。
登っていく。
尾根のような所に出る(下の写真)。
勿論これは石棚山西尾根ではない。その支尾根の一つだ。
支尾根なので結構急。
鎖場だ。
どんどん・・・。
ひたすら・・・。
登っていく。
まだ全然上のほうが見えない。
木梯子だ。
直登と言うほどではなく、九十九折れや蛇行でもなく、歩き易そうな所を軽くウネウネと曲がりながらトレイルが続いている。
埋もれた木梯子。
この状況では、逆に下りでは使いたくないな。
ネットでは、下りに使う人が多いようなことが書かれているサイトが有ったが、僕はここを下りでは嫌だな。
土留めの横に木梯子。
木梯子は断続的にずっと続いているようだ。
ここは鎖場。岩だから木梯子の踏ん張りがきかないのね。
どんどん登る。
結構疲れる。
木梯子が無かったらここはもっときついだろうし、迷走しそう。木梯子がルートの目印みたいになっている。
ここははっきりとわかるジグザグの踏み跡。
土留め式丸太階段だ。
若干勾配が緩くなったな。
それでも勾配は急レベルだが・・・。
たんたんと・・・。
ひたすら・・・。
登っていく。
気持ち、少し上のほうが明るくなってきた感じ。曇天なので陽が射しているわけではないが・・・。
溝状のトレイルが続く。
緩く右へ・・・。
緩く左へ・・・と緩めに蛇行しながら支尾根を登っていく。
木々の間に曇天が垣間見えるくらいまで明るくなってきた。
どんどん・・・。
ひたすら・・・。
登っていく。
勾配が更に緩くなってきた。
それは甘かったようだ。
急勾配復活。
再び階段風木梯子。
断続的に続いている。
たんたんと・・・。
ひたすら・・・。
登っていく。
支尾根の先のほうが見えるくらいになってきた。
だがその上にまだ石棚山西尾根らしき尾根は見えない。
まだ奥のほうなのだな。
結構疲れる。
GPSでは、この支尾根の2/3は過ぎたようだ。
もうひと踏ん張り。
この先、同角ノ頭までずっとこんな感じだったら、相当時間がかかるかも。
どこか緩々の区間が有ることを願うのみ。
階段と木梯子は続く。
急勾配も続く。
ひたすら登っていくと・・・。
トレイルがフラットになる。
道標に「板小屋沢ノ頭」と書かれている(下の写真)。
でも、ここは板小屋沢ノ頭の山頂ではない。山頂は進行方向向かって左の斜面の上だ。このトレイルは巻き道だ。山頂に行ける踏み跡はこの道標の場所には見受けられないが、このすぐ先に有るのであろう。でもわざわざ立ち寄る気がしないので、そのまま巻き道のトレイルを進むことにする。
時刻は9:43。
で、この辺りからが石棚山西尾根に相当するのであろう。ようやく西尾根に取り付いた。
木々の隙間から遠景が垣間見える。
相模湾と真鶴半島だ。
随分上がってきたのだな。標高は1110m位だ。
緩い勾配のトラバースが続く。
このままずっとトラバースだと楽だが、地図はそうなっていないwww
今が緩いのは巻き道だからだ。
あそこで巻き道が終了しそう。
道標だ(下の写真)。左に杭とロープが張られているが、これを越えると板小屋沢ノ頭のピークに行けるのだろうが、ロープが張られていることも有り、寄ることはしない。そのまま素直に道標に従って檜洞丸方面へ進む。
巻き道が終わったので、ここからはアップダウン有りの尾根歩きだな。
早速の下り。
結構急な下り。
気を付けて下る。
鞍部が見える。
鞍部に立つと、次の登りが見える。
登って・・・。
ちょっとトラバースして激急斜面を回避。
尾根筋に戻る。
写真には写っていないが、ちょっと白い物が舞い落ちてきている。雪だな。
本格的には降らないだろうと思うが・・・。
急な尾根筋。
石棚山西尾根も結構急だな。
倒木や岩を越え・・・。
どんどん・・・。
ひたすら・・・。
登り続ける。
ちょっと右へトラバース。
登っていくと・・・。
道標だ。
トラバースから尾根筋へ・・・。
次のピークが見えた(下の写真)。ヤブ沢ノ頭だろう。
あれを越えないといけない。
急になだらかな・・・、フラットな場所。
そして下り・・・。
路面が綺麗な尾根筋だ。
鞍部に下っていく途中で左の斜面の下に鹿が数頭いたのだが、写す前に逃げられた。
鞍部。
右手に相模湾。
真鶴半島が見える。その向こうは伊豆半島かな?
その右には丹沢山地南部と足柄山地が見える。
もし晴れていたら、この方角は富士山が見えるかも。
あの山は何だろう(下の写真)?箱根のどこかの山かな??
先へ・・・。
鞍部を過ぎて登り開始。
先ずはヤブ沢ノ頭を目指す。
右へ左へ蛇行しながら進む。
檜洞丸まで3.3kmなのに、あまり進んでいないような気がする。
でも一応2.8kmは歩いたのね。
土留めの横を登っていく。
右にトラバースする所は遠景が見えやすい。
これね(下の写真)。
丹沢湖、玄倉付近が見える。
どんどん・・・。
ひたすら進む。
あの尾根は・・・(下の写真)、石棚山稜だな。
あの尾根とこの先で合流するのだな。
その前にヤブ沢ノ頭を越えないと・・・。
尾根筋よりもちょっと低い所をトラバースする区間が続く。
尾根筋に戻りそう。
尾根筋に戻ると鞍部が見えた。
鞍部へ下る。
鞍部を過ぎるとまたまた急斜面が目の間に聳える。
ここは尾根筋を忠実に辿る。
登り切るとフラット。
小休止の後・・・。
下り・・・。
こうしてアップダウンが続いていく。
次の鞍部が見えた。
鞍部が有るということは・・・。
登りが始まる。
GPSではここを登り切るとヤブ沢ノ頭だ。
たんたんと・・・。
ひたすら登っていくと・・・。
道標に「ヤブ沢ノ頭」と書かれている(下の写真)。
ここがヤブ沢ノ頭のピークだな(上と下の写真)。時刻は10:13。
石棚山西尾根を2/3クリアした。
では、ヤブ沢ノ頭から下る。
良い感じのコル。
何となく路面が穏やかになった。
この小さなピークを越えれば石棚山稜と合流できる筈。
もうすぐだ・・・。
先へ・・・。
大杉山北山稜だろうと思う山並みが見える(下の写真)。
その向こうに不老山界隈。
たぶん不老山(下の写真)。
尾根筋が良い感じになってきた。
歩き易いし・・・。
穏やかな登りだ。
石棚山稜もこんな感じだと助かる。
ちょっと歩きながら体力を回復したいからな。
木梯子ではなく、木階段のレベルまで穏やかな勾配になった。
木階段を進む。
登っていくと・・・。
三叉路の分岐だ(下の写真)。
僕はCから来た。
ここでBの玄倉からのルート、つまり石棚山稜と合流したわけだ。
冒頭で述べた、玄倉バス停から中ノ沢林道、西丹沢県民の森経由で来た場合、つまり石棚山稜全コースを歩く場合、ここで合流することになる。
で、僕はAへ。時刻は10:19。
ここから石棚山稜歩きだ。
快適な尾根の登り。
ここまでとは全然違う雰囲気のトレイルだ。
これでここまで使った体力を回復できそう。
暫し歩くと・・・。
トレイルの途中に立つ道標・・・、みたいだが、ここが石棚山山頂(下の写真)。時刻は10:30。
なだらかなトレイルの途中といった感じで、山頂らしい雰囲気ではない。
道標に小さく石棚山と書かれている(下の写真)。
もう一つ、木の道標が有る(下の写真)。ここにも石棚山と書かれている。
ということで、登頂成功のイェ~~イwww
三角点が有る。
三角点ゲットのイェ~~イwww
標高は1351.2m。
ここはデシチノ頭という別称も有るらしい。
展望は・・・。
南の方角が開けている(下の写真)。
手前に日影山周辺の山並み。その向こうに高松山。
更にその向こうに相模湾。
真鶴半島まで見えますな。
天気がいまいちで写りは良くないが・・・。
先へ・・・。
穏やかな尾根歩きが続く。
たんたんと・・・。
ひたすら・・・。
歩いていく。
ブナの間を抜けていく。
木階段だ。
長い木階段。
どんどん登る。
今度はトレイルの両サイドに杭が打たれ、ロープが張られている。
緩い下り。
杭&ロープ区間が長い。
植生保護のためだろう。
写真には写っていないが、この辺りで数人のハイカーとすれ違う。
自然公園の散策路のような穏やかさ。
下りが続いていたが、ここからまた登り。
杭&ロープが無くなって、階段のみになる。
どんどん・・・。
登っていく。
次の中間目的地は白ザレノ頭だ。この登った先に有る筈。
どんどん登っていく。
杭&ロープが再出現。
勾配が緩くなってきた。
杭とロープが有ると余計に自然公園っぽい。
右手に土砂崩れの跡。自然公園にこんなのは無いかwww
土砂崩れはトレイルから離れているので特に影響無し。
どんどん進んでいく。
ほぼフラットになった。
ベンチとテーブルが有る。
で、ここが白ザレノ頭(白崩レノ頭)(上と下の写真)。
一番高い場所であるピークは柵で囲まれているあの辺りか(下の写真)。立ち入れない。
その外側を巻くようにトレイルは続く。
白ザレノ頭から下る。
フラットに戻る。
快適な尾根道が復活。
次の中間目的地はテシロノ頭だ。
登り勾配になってきた。
この登り切った先がテシロノ頭であろう。
土留め式丸太階段を登る。
たんたんと・・・。
ひたすら・・・。
そしてサクサクと・・・。
登っていく。
すると・・・。
トレイルの途中に道標(下の写真)。
テシロノ頭と書かれている。ここがテシロノ頭のピークか。
時刻は11:01。
更にちょっと進むと・・・。
ちょっと離れた所にまたテシロノ頭と書かれた道標(下の写真)。
でもトレイルの右手に少し高い所が有るので、そこがテシロノ頭の本当のピークかも知れない。つまり今はテシロノ頭の巻き道を歩いているのかも?
何にしても、もう通過してしまった。
次の中間目的地は石棚・同角分岐点だ。そこで同角山稜に移るのだ。
今ちょっとトラバース気味に進んでいる。
木道と丸太階段。
そして木階段。
尾根が幅広いので、トラバースなのか、尾根筋を辿っているのか分かり難い。
兎に角進む。
尾根筋だな。
フラットな尾根筋が復活。
下り気味になってきた。
完全に下り。
どんどん・・・。
ひたすら・・・。
進んでいく。
階段の下り。
下のほうにテーブルとベンチが見える。
そこを目指して下る。
すると・・・三叉路だ(下の写真)。
ここが石棚・同角分岐点だ。時刻は11:09。
直進のBは石棚山稜の続きで(下の写真)、この先でツツジ新道と合流し、檜洞丸山頂に繋がる。
今回、同角ノ頭で折り返してここに戻ってきたら、ここからBへ向かってツツジ新道に入る予定なのだ。
で、進むべきはA(下の写真)。Aから同角山稜が始まる。
が、ぼ~~っとしていて道標の「ユーシン」が同角山稜の終点であることを忘れ、かつここまでの道標でずっと檜洞丸方面に向かっていたので、道標の「檜洞丸」につられてうっかりBへ進んでしまう。
少し進みかけてミスに気が付き、またこの石棚・同角分岐点に戻って来てAへリスタートwww 5分くらいロスった。
気を取り直してAの同角山稜に突入。
最初は杭&ロープとかフェンスが有るが・・・。
それらはすぐに無くなる。
先ずは石棚山稜と同じような雰囲気。
でもこの先はどうだろう。
下草が多い区間。
ちょっとかき分け気味に進む。
どんどん下る。
急な下りを蛇行しながら進んでいく。
もう石棚山稜とは違う雰囲気だ。むしろ石棚山西尾根と同じような雰囲気だ。
少しトラバース気味に進む。
どんどん下る。
これはまたあとでその分しっかりと登るっていうことだな。
進んでいくと・・・。
同角ノ頭が見えた(下の写真)。
左の尾根から登っていくことになる。西の斜面がキレットのようになっている。
まだ下りは続く。
この分、登るんでしょ?
それに同角ノ頭で折り返すから、帰りはここを登ることになる・・・。
石棚山稜を歩きながら休めて良かった。
鞍部が見えてきたぞ。
どんどん下る。
長めの木階段。
同角の頭が先程よりも高い位置に見える。随分下ったな。
あの鞍部へ・・・。
鞍部に立つ。当然このあとは登り。
それ程急では無い登りだ。
少し登ると・・・。
フラットに・・・。
玄倉方面が見える(下の写真)。
遠くに見える裾野は富士山かも知れないな(下の写真)。
先へ・・・。
木道を進む。
再び短い登り。
小ピークを進む。
すぐに下り。
それ程急ではない。
どんどん進んでいくと・・・。
ん?先が見えなくなった。
急下りになったからだ。
鞍部が見える(下の写真)。あそこが中ノ沢乗越。時刻は11:37。
中ノ沢乗越に立つと、目の前に聳える急勾配の尾根。
階段や木梯子が並んでいる。
階段は崩壊気味。古い物のようだ。
鎖場と木梯子。
今度は木階段だ。
木梯子と木階段が続く。
植生保護のために木階段や木梯子を作ったのかも。
断続的に続く。
ひたすら・・・。
たんたんと・・・。
登っていく。
目指す同角ノ頭が近づいてきた。
どんどん・・・。
ひたすら・・・。
登っていく。
同角ノ頭に着く前にゲタ小屋ノ頭というピークを越えないといけない。
どんどん・・・。
ひたすら・・・。
登っていく。
ゲタ小屋ノ頭に到着。時刻は11:46。
すぐに下り。
目の前に同角ノ頭が見える。ますます近づいた。
木階段の急下り。
どんどん下る。
あまり下ると、また登らないといけないから程々にしてもらいたいwww
鞍部だ。
鞍部を通過中。
鞍部を過ぎると長い登り。
木道と木階段が続く。
ここを登っていけば、合格ノ頭だ。
長めの木階段エリア。
どんどん登る。
木階段が一瞬無くなるも・・・。
また木階段。
どんどん登る。
木階段を塞ぐ倒木。
跨いで超える。
まだ続く木階段。
木階段は一旦途切れるも・・・。
再び木階段。
そしてまた木階段が消える。これが繰り返されている。
どんどん進む。
石棚山稜と同角ノ頭が見える。
丹沢湖がチラ見。
南丹沢の山並み。
富士山は雲隠れ。
先へ・・・。
登りは続く。
すると・・・テーブルが見えた。
フラットになって・・・、ここだな。
あの奥が山頂らしい。
同角ノ頭山頂に到着(下の写真)。時刻は11:57。
標高は1491m。
登頂成功のイェ~~イwww
三角点は無い。
周囲は木々に囲まれている。
晴れて乾燥していれば、冬枯れた木々の間から周囲が見えたかもしれないが、今日は全力の曇天。展望無し。
ブナの木が聳えているのみ。
ユーシン方面、同角山稜の続きの方角(下の写真)。
いつかあちらへ行こう、もしくはあちらから来よう。
ここで補給食タイムを少し取り、12:08に折り返し開始。
石棚・同角分岐点まで戻るのだ。
どんどん・・・。
ひたすら・・・。
戻っていく。
往路とは見える景色が違うので、ついまた写真を撮ってしまう。
でもちょっと足早。
倒木は木道から下りて回避。
ガンガン下る。
でも登りも有る。
アップダウンを何回か繰り返す。
同角山稜の同角ノ頭以北は、石棚山西尾根と同様にアップダウンが激し目だな。
1回のアップ、1回のダウンが長め。
たんたんと・・・。
ひたすら・・・。
進み続ける。
下りのほうが急勾配を感じやすいな。
登っている時はそれ程でも無かったけど。
登りの時、こういう場所(下の写真)はさっさと通過出来たけど、下りだと慎重になる。
木梯子を下りる時も、体勢を変えるからサクサクとは戻れない。
まぁ、もう今回の主目的の同角ノ頭に到達しているので、気は楽だが・・・。
ツツジ新道に早く入っておきたいという気持ちも有る。
そんな感じで・・・。
ひたすら・・・。
戻り続ける。
2/3程戻ってきた。
もう少しだ。
木々の向こうにぼんやりと石棚山稜の稜線が見えてきた。
残り1/3は割とサクサクと進めるようになった。
プチ・トラバース区間を通過中。
どんどん・・・。
サクサクと・・・。
進み続ける。
柵が出現。もうすぐだ。
あ~、もう目の前だ。
石棚・同角分岐点に戻ってきた(下の写真)。時刻は12:50。
先程はC→A(上の写真の紫色の矢印)、今度はA→B(黄色の矢印)だ。
ではBへ(下の写真)。再び石棚山稜歩きだ。
では先へ・・・。
左手は谷が深そう。
ここも快適な尾根道だな。
石棚山稜は良いね。
どんどん進む。
土砂崩れ跡だ。割と新しい。
トレイルの近くから崩れている。
木階段のすぐ近くだ。
木階段が崩れなくて良かったですな。
今年(2019年)崩れたのかな。
ゴーラ沢の有る谷筋が見える。
先へ・・・。
登り一辺倒になる。
土留め式丸太階段だ。
倒木をくぐる。
木階段だが・・・、途中、ロープで通行止め。右脇にずれる。
ここの土砂崩れは木階段を巻き込んだのだ。
回り込んでエスケープ。
トレイルに復活。
あそこも土砂崩れ。3カ所目だ。
ここはギリギリ木階段を巻き込まなかった。
トレイルは土砂崩れの一番上のすぐ近くを通る。
木階段を登ると・・・。
左に土砂崩れがよく見える。滑落したらアウトだね。
そうこうして登っていると、道標が見えてきた。
ツツジ新道・石棚山稜分岐に到着(下の写真)。時刻は13:03。
一度来たことが有り(「檜洞丸ハイキング 2016.02.18」参照)、記憶に残っている。
ちなみにここがこの日の最高標高地点で、標高1506m。
僕はCから来た。
Bは檜洞丸山頂へ通じている(下の写真)。あと0.6km程だ。
だが、僕は行きません。理由は冒頭で述べた通り。
Aへ進む。西丹沢ビジターセンターへ向かうのだ。あと4.8kmだ。
さぁ、下山。
過去の「檜洞丸ハイキング 2016.02.18」では登りだったが、今回は下り。
どう感じるか・・・。
まぁ、見える景色は違うけどな。
下りのほうが勾配は急に感じる。
登りの時よりも下りのほうがペースは遅くなりそうな勾配。
木階段の長さも強く感じる。
木階段の急下りが一旦終了。
ここからは断続的に木階段や木梯子が出現することになるだろう。
どんどん・・・。
ひたすら・・・。
下っていく。
ツツジ新道での事故は下りのほうが多いみたいだが、確かにそうなりそうだな。
その一方でここをトレランする人もいるようで、よくここを走って下れるな~。
走ったら僕は転ぶ。
だから気持ちは足早だが、実際はそれ程急いで歩いていない。
まだあと4.5kmもある。
まだ300mしか進んでいない。
まだまだの、まだまだだな。
ちょい砂利気味な所も滑り易そう。
木に乗らなければ階段のほうが滑らない。
浮石にも注意。
まぁ、ここははっきりと浮石だと分かるから良いが、落ち葉に埋もれていたら分らない。
鎖場と木梯子。
慎重に下る。
鉄梯子も有る。
鎖は続く。
鎖が無くなったが、まだ急下り。
ツツジ新道の下りの大敵はこのゴロゴロした大きな石かもな。
これが慎重に進まざるを得ない状況を作っている。
兎にも角にも・・・。
注意しながらも・・・。
ひたすら・・・。
下り続ける。
木階段は下りでも有ったほうが楽だな。
久しぶりにフラット区間。
また下り再開。
どんどん、ひたすら・・・。
下り続ける。
この時刻だと、檜洞丸からツツジ新道で下山する人と出会いそうだが、誰とも会わないな。
午前中の石棚山稜で数人すれ違って以降、誰にも会っていない。
少しだけフラット区間。
すぐに急下り。
どんどん・・・。
ひたすら・・・。
下り続ける。
大きな石がゴロゴロ。
こういう所で転倒しやすい。
気を付けないと・・・。
木梯子のような勾配の木階段。
どんどん・・・。
ひたすら・・・。
たんたんと・・・。
下っていく。
でも、ツツジ新道のほうが、午前中に登りで使った板小屋沢~石棚山西尾根間を下るよりも楽な気がする。
あっちの方が木梯子や木階段が乱雑だしな。
今回のルート選定は間違っていなかったと思う。
どんどん・・・。
ひたすら・・・。
進み続ける。
展望台だ(下の写真)。時刻は13:42。
西丹沢ビジターセンターまで3.5kmか・・・。まだ3割しか進んでいない。
西の方角が開けている。
展望台(展望園地)という名まえだが、今日はいまいちですな。
すぐ近くの箒沢権現山が見える(下の写真)。あそこは未踏なので、いずれ行こう。
その右奥は前々回に登った菰釣山であろう。
先へ・・・。
どんどん・・・。
ひたすら下る。
ちょっとだけ緩い登り。
ほんとにちょっと。
もう下り。
どんどん・・・。
ひたすら・・・。
進み続ける。
全体的には木梯子や木階段が少なくなった。
確かに記憶でも木階段や木梯子は展望台より高い所に多かったという印象。
鞍部に道標。
あと3.3km。
鞍部なので次は登り。
ちょっと登ったらすぐに下り再開。
相変わらずガレている所が多いが・・・。
綺麗な路面の区間も増えてきた感。
現在、標高はほぼ1000m。標高としては500m程下ったんだな。
西丹沢ビジターセンターの標高は540mだから、標高としては半分下ったのか・・・。
距離の面ではまだ半分行っていないけど・・・。
まだまだだな・・・。
たんたんと・・・。
ひたすら・・・。
下っていく。
久しぶりの木階段。
フラット区間も増えてきたな。
全体的な勾配としては緩くなってきた感。
たんたんと・・・。
ひたすら・・・。
下り続ける。
久しぶりの木梯子も・・・。
ちょっとトラバース気味。
幅狭めのトラバース。
お・・・、右下に東沢が見えてきた。
もうすぐゴーラ沢出合だ。
ベンチだ。
道標では・・・、あと2.6km。ツツジ新道・石棚山稜分岐から2.2kmほど下ってきた。
ようやく半分近くになった。
だいぶ目処が立ってきた。
もっとも、まだ14:14だから、順調に行けば15:00くらいにはゴールできるかも。
東沢が近い。
もうすぐゴーラ沢出合だ。
鎖場。
河原のすぐ上辺りってだいたい険しくなっている。
どんどん・・・。
下っていくと・・・。
木の根を越えつつ・・・。
鎖を指に触れる程度に軽く触れて・・・。
下っていくと・・・、見えた。
河原に出る。
ゴーラ沢出合に到着。時刻は14:19。
上の写真の道標に有る様に、ここでゴーラ沢と東沢を渡渉する。
あの堰堤の右岸側に行くのだ(下の写真)。
ゴーラ沢を・・・。
飛び石で渡渉。
次いで東沢を・・・。
渡渉。
東沢の右岸に到着。
西丹沢ビジターセンターまであと2.3km。ようやく半分を過ぎた。
まだ半分近く残っているが、ここからは楽に歩ける・・・と記憶ではそういう印象。
先へ・・・。
東沢からはどんどん離れていく。
谷筋よりも高い所をトラバース気味に進むのだ。
ここから先は暫く大体がこんな感じ(下の写真)。
たんたんと・・・。
そしてサクサクと・・・。
ひたすら・・・。
進み続ける。
ペースも上がる。
分岐だ。
ここは直進しよう。
下の道は行ったことが無いけどな。
今日は安牌で・・・。
見事にフラット。
サクサクと・・・。
進んでいく。
見たような道が続くが・・・。
もう集中力を使いたくないので、これで良し。
あと1.0kmだ。
街歩きだったら10分程度だけどね。山だと15分位かかる。
どんどん・・・。
ひたすら・・・。
進み続ける。
路肩が危うくて狭い所に鎖場。
何度も木橋を通り・・・。
進んでいく。
そう・・・。
ひたすら・・・。
たんたんと・・・。
下っていく。
今は九十九折れで下っている。
谷筋が近いということかな。
見えた。
ここだ・・・。
谷筋に下りて・・・。
涸れ沢(ほぼ涸れ)を進んでいくと・・・。
r76が見えてきた。
看板の脇を抜け・・・。
ツツジ新道入口から出る(下の写真)。時刻は14:50。
あとはr76を西丹沢ビジターセンターに向けて歩く。
0.5km程歩くと、西丹沢ビジターセンターが見えてきた(下の写真)。
そして、西丹沢ビジターセンターにゴール。時刻は14:59。
トイレをお借りし、上半身のウェアを総取り替え。
バスが到着するまで、中で休ませてもらう。
その間に下山してきたハイカーさんが一人来られて同じく中で休憩。
暫し待つと、バスが到着。乗り込んで新松田駅へ。
新松田駅で小田急線に乗り換え、一路横浜市内へ。
18:18に無事に帰宅。
さて、今回の山行の感想は・・・。
前半の板小屋沢から石棚山西尾根に上がる急斜面の登りはなかなかきつかったし、石棚山西尾根もアップダウンの勾配がきつめだったが、終わって見ればいつもの辛く楽しい登りだった。整備され過ぎておらず、冬という季節も相まって、ちょっと荒涼とした感じの程良いワイルド感が残っていた点も良かった。そのあとの石棚山稜の尾根は快適で気持ち良かった。同角山稜の区間は石棚山西尾根と同様にアップダウンがきつめだったが、石棚山稜の穏やかな尾根歩きを挟んでいたので、全体として変化が有って良かった。ツツジ新道は初めて下りに使ったが、登りよりも注意を要する箇所が多く、ツツジ新道での事故の多くが下りの際に起きていることも納得。ただ、石棚山西尾根から板小屋沢に下りること(今回の逆)を想像して比較すれば、ツツジ新道のほうが楽だろうと思う。
同角ノ頭は今まで別のハイクで遠くから何回か見ているだけで、以前からどんなものか、どんな道になっているのか興味津々で行ってみたかったので、行けて・・・、味わえて満足だった。
この日は一日中曇天で、幾つか有った展望ポイントでその展望を味わえなかったが、またこの界隈を異なるルートで歩きたいと思っているので、その時に期待したいと思う。
総じて満足できるハイクだった。
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コース概略/
(自宅(5:20)→○○線・△△駅→□□駅・小田急小田原線→新松田駅・富士急湘南バス・新松田駅バス停→)
富士急湘南バス・箒沢公園橋バス停(8:33)→板小屋沢ノ頭(巻き道)(9:43)→ヤブ沢ノ頭(10:13)→石棚山(デシチノ頭)山頂(10:30)→白ザレノ頭(白崩レノ頭)(10:51)→テシロノ頭(手白頭)(巻き道)(11:01)→石棚・同角分岐点(11:09)→中ノ沢乗越(11:37)→ゲタ小屋ノ頭(11:46)→同角ノ頭山頂(11:57)(折り返し)→ゲタ小屋ノ頭(12:19)→中ノ沢乗越(12:29)→石棚・同角分岐点(12:50)→ツツジ新道・石棚山稜分岐(13:03)→ツツジ新道→展望台(13:42)→ツツジ新道→ゴーラ沢出合(14:19)→ツツジ新道入口(14:50)→r76→西丹沢ビジターセンター(富士急湘南バス・西丹沢ビジターセンターバス停)(14:59)
(→新松田駅バス停・小田急小田原線・新松田駅→□□駅・○○線→△△駅→自宅(18:18))
GPSデータ/
歩行距離/13.4km
歩行時間/4hr32min
停止時間/1hr56min
最高速度/9.9km/hr
移動平均速度/3.0km/hr
全体平均速度/2.1km/hr
標高差/1003m
総上昇量/1617m
最高標高/1506m(ツツジ新道・石棚山稜分岐)
積算歩行距離/1746km
積算総上昇量/109167m
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