箒沢権現山~畦ヶ丸ハイキング 2020.01.10
年月日/2020年1月10日(金)
山地名・地域/丹沢山地
天候/晴れ
目的/西丹沢の箒沢権現山に登る。
ポイント/箒沢権現山から先は畦ヶ丸に向かい、次いで善六山へ向かうか(プランA)、あるいは西沢コースで下山する(プランB)。
内容/
2020年の山行初めは、未踏だった箒沢権現山と畦ヶ丸南東尾根を歩くことにする。ルートはネット情報を参考にし、西丹沢ビジターセンターから箒沢権現山の東斜面を登って箒沢権現山に登ることにする。箒沢権現山へは西沢ルートの途中からか(北ルート)、あるいは大滝沢側から登るルート(南ルート)がよく知られているようだが、東から登るルートはVRの中でも利用は比較的少ないようだ。続く箒沢権現山から畦ヶ丸までは尾根道が有り、これはよく使われているようだ。逆に言うと、この尾根道でしか箒沢権現山から畦ヶ丸には行けない。そして畦ヶ丸から先は先ず善六ノタワへ向かい、そこからプランAとして善六ノタワから善六山へ登り、稜線から小山沢右岸尾根ルートを下って西沢ルートに途中で合流、西丹沢ビジターセンターへゴールというパターンと、プランBとして善六ノタワからそのまま西沢ルートへ入り、西丹沢ビジターセンターへ戻るパターンを二つ用意しておくことにする。プランBは過去に「畦ヶ丸ハイキング 2016.12.06」の登りで使ったが、逆の下山で使うのは初めてだ。どちらのプランでも西丹沢ビジターセンターから時計回りに一周する形になる。プランBのほうがリスク,労力共に低いが、どちらのプランを選ぶかは善六ノタワ付近の分岐で決める(結局どちらのプランになったかはタイトルから丸分かりだがwww)。
自宅を5:35に出発。
最寄り駅から電車に乗り、乗り返しつつ、小田急線・新松田駅で下車。新松田駅から富士急湘南バスに乗り込み、西丹沢ビジターセンターへ。西丹沢ビジターセンター(下の写真)には9:37に到着。
同じバスから他に二人のハイカーさんが降りた。駐車は結構な台数なので、平日ながら山に入っている人は多いかも。
登山届けを提出し、GPSやカメラを準備したらスタート。時刻は9:38。
尚、登山届けにはプランAを予定コースとし、プランBをエスケープルートとして書いておいた。
さて、先ずは河内川のほうへ向かう。道標では下棚・本棚・畦ヶ丸を指している(下の写真)。
水色の橋「西沢公園橋」。
これで河内川を渡る。
橋から見た上流側(下の写真)。
すぐそこで西沢が合流している。実はその合流地点の崖に近いような激急斜面を登って善六山に向かうルートも有るらしい。
逆に下流側(下の写真)。
橋を渡ったところ(下の写真)。真っすぐ行けば西沢ルート,畦ヶ丸方面。
真っすぐに行かず、左斜め後ろの踏み跡が無い木々の間を進む(下の写真)。川の上の断崖の上に出るようなつもりで進む。
すると下の写真の作業道が見つかる。
支尾根への取り付きは、この作業道のトラバースを見つけさえすれば先は分かり易いが、やや発見し辛いかも知れない。
先程僕は橋を下りたところで少しウロウロしてしまった。でも見つけられて良かった。
トラバースから登り勾配になり、右上の急斜面を見上げると・・・。
九十九折れの作業道が急斜面に作られている(下の写真)。作業道の丸太の土留めが見えるので分かるであろう。
右へ・・・。
左へ・・・。
何度か折り返しながら登っていく。
徐々に折り返しが小刻みになってきた。
どんどん・・・。
登っていく。
九十九折れ終了。
木々の間を登っていくと・・・。
支尾根に上がった。
一般の整備された登山道を歩くことが殆どなので、こういう所を進んでいくのはなかなかドキドキものだ。
木の間を進んでいく。
特に踏み跡らしい踏み跡は見えない。
そこがVR。
根のど真ん中に木々が容赦無く立ち並ぶ。
それがVRwww
ちょっとトレイルが有るかのような所も・・・(下の写真)。
トレイルというのは気のせいか・・・。
木々の間をひたすらぬっていく。
尾根の幅がちょっと広くなったぞ。
どんどん進む。
一旦勾配が緩くなった。
まぁ、ちょっとだけだろう。
また急斜面の登りに戻る。
ひたすら登っていく。
地図とGPSを見ると・・・、支尾根から権現山東斜面の主尾根に入ったようだ。
尾根は幅広くなったが、急斜面区間が続く。
木の根が多いが・・・。
大きな石や岩も現れ始めた。
結構しんどい。
ちょっと右下を覗きこむと・・・(下の写真)、落ちたらアウト。
まぁ、尾根は広いので落ちないけど・・・。
所々、右手の北の方角に大室山や加入道山周辺の山並みが見える(下の写真)。
大室山(下の写真)。
その左へ加入道山を含む甲相国境尾根の稜線が続いている(下の写真)。
権現山山頂の北北東から緩く右カーブするように東に回り込んで尾根筋を登っていく。
上の写真のような幅が広い区間がやや多いが、下の写真のようなコルの場所も所々有る。
苔が良い感じ。
踏んだら滑りそうだけどね。
だから踏まない。
967m地点を過ぎると、露岩が多くなってきた。苔がまだらに生え、日本庭園かよって所も有ったりして。
ここは左から回り込む(下の写真)。
痩せから少し広くなってきた。
勾配は変わらず急。
どんどん尾根が広くなる。
大室山を見る。
すると上空に飛行機雲。
先へ・・・。
山頂手前の最後の急斜面区間だ。
何故か木々が無い所も・・・。露岩のせいか?
露岩の間から木々が出ている所も有るし、違うか・・・。
ここを登っていく。
たんたんと・・・。
ひたすら登っていく。
すると、権現山山頂まであと200m弱、フラットに近い所に出る。
あの辺り、左側から陽が入っているな。
左手の南の方角が開けているのだ。
良い眺めだ。
丹沢湖が見える。
バスで通ってきた、河内川沿いの谷筋。
遠くに箱根の山が見える(下の写真)。
その手前は矢倉岳を初めとする足柄山地が左右に連なっている。
更に手前中央は大野山。
すぐ手前の左の山稜は、丹沢湖近くの大杉山から石棚山稜へ繋がる尾根(下の写真)。
あそこは未踏なので、いつか歩いてみたい。
ずっと向こうに相模湾が見えている(下の写真)。
ちょっと飛び出ている中央の岬は真鶴半島。
逆に中央よりも右は世附権現山だ(下の写真)。
箒沢権現山を前権現と呼び、世附権現山を本権現とも呼ぶそうだ。
これまで向こうからこちら箒沢権現山を見ているばかりで、いつか登りたいと思っていたが、ようやくその日が来たって感じだ。
再び登り勾配が出てきた。
地図ではここを登り切れば箒沢権現山山頂だ。
それ程急ではない。
先程までに比べれば楽。
左手に柵がいつの間にか出現していた。
柵が途切れ、尾根の幅が広くなった。
GPSではもうすぐ箒沢権現山の山頂だ。
ここまで尾根を歩き続ければ特に迷う支尾根は無かったと言える(今回のような登り進路の場合)。ミスコースを誘うような紛らわしいトラバースの踏み跡は無かった。ただ、急斜面の区間が長めかつ多めであったな。
フラットになった。
すると・・・。
ここだ!(下の写真)
箒沢権現山山頂に到着。時刻は11:02。
当然先客は無し。
山頂であることを示す標柱やプレートは見当たらない。いつもの登頂成功のイェ~~イをし損ねる(し忘れた)。
山頂には土管と金属板で作った腰掛が何基か有る。
で、先程と同じように南の方角が開けている(下の写真)。ただ、両側から木々が迫ってきていて、先程の200m東の展望地点よりも見える視野が少し狭い。
丹沢湖~河内川(下の写真)。
先程と見た目は殆ど同じ。
やや右寄りに、先程は見えなかった御殿場の平野部と愛鷹山が見える(下の写真)。
富士山は手前の木々に隠れて見えない。
愛鷹山の方角の一番手前が先程も見た世附権現山だ(下の写真)。不老山はそのすぐ後ろに隠れている。
腰掛に座って展望を見ながら、暫し補給食&休憩タイム。
10分程したら再スタート。
次は畦ヶ丸南東尾根,畦ヶ丸山頂を目指す。
暫し箒沢権現山西斜面を下っていくことになる。
木々の向こうに見える山が畦ヶ丸(下の写真)。あそこを目指すのだ。
山頂どうしを結ぶ直線だと1850m先だが、沿面距離では2300m強ぐらい。
その差が勾配となって現れる。
ということで、急下り。
なかなかの急斜面だ。
少し細い尾根道。
また急下り。
急下りに痩せ尾根のコンビネーション。
下りはミスコースしやすいから油断大敵。
GPSが有るから心強いけどな。
急下りが続く。
赤いテープを何度か発見。信頼できそうだ。
なかなかの痩せ尾根。
尾根のど真ん中に木々が立ち並ぶという、容赦無い痩せ尾根。
急斜面からフラットに変わる。
すぐに目の前に小ピーク。
小ピークを登る。
当然次は下り。
また結構急な下りだ。
緩い右カーブの急下り。
その先にまた痩せ尾根。
忠実に尾根を辿っていく。
でも意外と分かり易いルートだな。
それでも、整備された登山道とは一味違う険しさ。そこが良い。
もうここを行くしかないでしょ、って感じの尾根だ。。
まぁ、ここを下りようとは思わないしな(下の写真は尾根の左下の激急斜面)。
どんどん進む。
ルートは分かり易いが、痩せ尾根,急斜面の下りで、なかなか油断ならない尾根筋だ。
たんたんと・・・。
ひたすら・・・。
進んでいく。
ちょっとフラットが続いているな。
痩せ尾根状態は続いているけど・・・。
木を回り込む。
うぉ、右側が・・・。
崩落跡になっている(下の写真は右下の斜面)。
急下りだ。
木に直接スプレーはいかがなものかと・・・。
先へ・・・。
ここもなかなか凄いな。
痩せ尾根で・・・。
両側激急斜面。
落ちたらえらいことだ。
しかも鞍部に降り立つ前に、この木の根だらけの下りをクリアしないと・・・(下の写真)。
無事に突破。
先へ・・・。
緩いフラット気味の登り。
少し痩せ尾根解消。
木々の間から、雲隠れ気味の富士山をチラ見(下の写真)。
先へ・・・。
登り勾配になる。
ちょっと久しぶりに登りらしい登り。
割とすぐに下りに戻ったwww
また急下りと、その先に痩せ尾根というパターン。
まぁ、鞍部は痩せ尾根になり易いからな。
鞍部を過ぎて緩い登り。
すぐにフラットになって・・・。
また急下りで鞍部へ。
またまた・・・また痩せ尾根の急下り。
鞍部が見えた。
鞍部へ・・・。
鞍部を過ぎて登り・・・。
フラットに・・・。
たんたんと・・・。
ひたすら・・・。
進んでいく。
GPSを見ると、そろそろ重要な分岐だ。
畦ヶ丸南東尾根と箒沢権現山西尾根、大滝沢方面へのルートが出合う分岐のことだ。
唐突にその分岐に出る(下の写真)。木々に隠れていて、出るまで見えなかった。
ここが畦ヶ丸南東尾根・鬼石沢左岸尾根分岐だ。時刻は11:50
僕はCから出てきた。
T字路のように分かれていて、地図によれば左のBは南の方角へ、鬼石沢の左岸上の支尾根を下っていき、前々回の「大界木山~城ヶ尾山~菰釣山ハイキング 2019.12.20」で通った大滝沢コースの一軒家避難小屋に近くに出るようだ。
畦ヶ丸へは右のA(下の写真)。下りだ。
箒沢権現山山頂から先程の畦ヶ丸南東尾根・鬼石沢左岸尾根分岐までを振り返ってみると、全体的に下りで、痩せ尾根や急斜面多め。紛らしい支尾根が幾つか有った(今回のような下り進路の場合)。尾根の広さにつられて進んでいくとミスコースするかも知れない。尚、木々に付いている赤色のテープやペイントは信頼出来るだろう。
さて、先へ・・・。
もう次は畦ヶ丸山頂を目指すのみ。
地形図を見ると登りが主体だが、結構何度かアップダウンを繰り返して小ピークを越えながら進むようだ。
珍しくトラバース。
何となく先程の分岐からトレイルっぽいものを感じるようになってきた。
下の写真の所なんて、まさにそう。
畦ヶ丸南東尾根・鬼石沢左岸尾根のルートは割と利用者が有るルートみたい。
でも、確か最近鬼石沢左岸尾根で滑落事故死が有ったと思うので、油断はならないんだろうな。
まぁ、今日はそこを歩くわけではないし、目の前に集中。
倒木をくぐる。
登って・・・。
下って・・・。
結構急だな。
下れば下るほど、その後の登りが大変になるんだけど~。
兎に角進む。
尾根筋を忠実に進む。
迂闊にトラバースするとコースアウトするんですわ。
よほどはっきりとトレイルがトラバースしていない限り疑ったほうが良い。
まぁ、GPSが有るから安心しているんだけど・・・。
どんどん・・・。
ひたすら・・・。
たんたんと・・・。
登っていく。
下りだ。
畦ヶ丸山頂が見える(下の写真)。ちょっとは近づいたかな・・・。
向こうのほうがやはり高い。
それなのに下るwww
全体的には急斜面の登り主体だが、相変わらず痩せ気味の尾根区間は断続的に現れる。
鞍部を過ぎて登り。
地図を見ると、この先にもう1回下りが有るようだ。
折角・・・。
こんな急斜面を・・・。
頑張って登っているのに・・・。
その先でまた下っちゃうかと思うと・・・。
余計に疲れるわ。
折角の貯金が無駄になるだろうが~~。
まぁ、でも行くしかない。
進むしかない。
そして・・・。
その下り。
あ~~、貯金が消える~~www
鞍部だ。
この時点で、後半に予定している善六山経由のプランAを止め、プランBの西沢コースで下山しようと思い始めてきた。
分かり易くて楽な一般の登山道へ逃げて楽に歩きたい・・・ということで・・・。
結構疲れてきたし・・・。
急斜面が続く。
このあとは山頂まで登りのみ。
長そうだな。
幅が広い所はジグザグに登り、少しでも勾配を緩く感じるようにさせる。
GPSでは畦ヶ丸山頂はもうすぐだ。
結局、畦ヶ丸南東尾根・鬼石沢左岸尾根分岐から畦ヶ丸山頂までは、”全体的に”登り主体(当然だけど)。畦ヶ丸南東尾根と鬼石沢左岸尾根との分岐は明瞭だった。一方、途中の急斜面の手前でミスコースを誘うようなトラバースの薄い踏み跡が一箇所有った(今回のような登り進路の場合だと見つけてしまってミスコースするかも)。ただ写真だとその様相が分かり難かったので、あえて載せなかったが・・・。兎に角、大胆なトラバースの踏み跡はちょっと怪しんだほうが良いだろう。
で、登っていくと・・・。
あ!見えてきた。
あのケルンは・・・。
畦ヶ丸山頂に到着(下の写真)。時刻は12:32。
先客はいない。
標高は1292.6m。
ここに来たのは2回目。
登頂成功のイェ~~イ。
三角点が有る。
三角点ゲットのイェ~~イwww
2回目~~~。
ちょっと補給食&休憩タイム。
で、7分程で下山開始。
善六ノタワは下の写真のAだ。
ちなみにCはここに来た畦ヶ丸東南尾根ルート(下の写真)。
向こうへ続くルートが有ることを知らない人はパッと見気が付かないだろう。
Bはすぐ先の畦ヶ丸避難小屋へ行く道(下の写真)。
そこから前々回「大界木山~城ヶ尾山~菰釣山ハイキング 2019.12.20」で歩いた大滝峠上や大滝沢ルートとか屏風岩山への尾根とか、あるいはモロクボ沢ノ頭や甲相国境尾根に行ける。
ちなみに畦ヶ丸避難小屋は近々建て替え工事が始まるらしい(畦ヶ丸避難小屋は2020年1月27日に利用が休止され、のちに着工、2020年10月16日から利用が再開されているそうです←神奈川県HP「【畦ヶ丸避難小屋】供用開始のお知らせ」)。
では、Aへ。
次の中間目的地、善六ノタワを目指す。
前半戦と異なり、整備された登山道を下っていく。
一度歩いたことが有るルートなので(逆方向だが・・・)、断然お気楽。
ちょっとリラックスした気分で進んでいく。
当然基本的に下り主体。
どんどん・・・。
ひたすら・・・。
下っていく。
畦ヶ丸まで登ってきたコースと違って歩き易いのでペースが上がる。
土留め式丸太階段,木梯子風階段が続く。
割と長いね。
前に登ってきた時こんなんだったかな?・・・と、長い登りだったという記憶は無い。
どんどん下る。
整備されている所を歩いていると、徐々に集中力が低下してくるな・・・。
気持ち下山モードだ。
善六山に向けて”また登る”というモチベ―ションが薄れてきた。
また登るの~~?・・・って気分になりそう。
前方に明らかにハイカーではない雰囲気の人がいる(下の写真)。書類にメモをしながら何かを調査中の様相。
目が合ってご挨拶。
前述した畦ヶ丸避難小屋の建て替え工事の関係の下見調査(例えば資材運搬とか)に来ているのかも知れないし、いずれにしてもその関係職員の感じだ。
道標だ。
西沢出合まで4.0km。
西沢出合って書いてあるけど、これはほぼ西丹沢ビジターセンターと同等。河内川と西沢が合流する所のことだからね。
どうするかね~~。
快適な尾根道を、プランAかプランBか悩みながら歩き続ける。
でも、考え事をしていてコケたりしないように気を付けないと・・・。
プチ痩せ尾根。
こういう所はあまり記憶が無いな。
まぁ、畦ヶ丸西沢ルートの登りでは、西沢のほうが印象深いからな。
兎に角・・・。
たんたんと・・・。
いや、半分考え事をしながら・・・。
ひたすら・・・。
進んでいく。
もうこういう道を歩いちゃうと、西沢経由で下山するプランBにする気になってくる。
進めば進む程・・・。
プランBがプランAを飲み込みそうwww
まぁ、プランBも単に既知の区間ではなく、西沢が昨年(2019年)の台風19号で木橋流出とかの被害を受け、昨年内にその復旧が終わったらしいから、その確認をするという意味で、有りだな。
・・・と、理由付けをして自分を納得させてみるwww
そんなこんなが頭の中でグルグル回りながら・・・。
たんたんと・・・。
ひたすら・・・。
歩き続ける。
丸太が何となく新しいな。
最近改修したのか?
先へ・・・。
下りが続く。
やはりこういう丸太階段に比べて先程のものは明らかに新しいな。
急下りの先に鞍部が見えてきた。
鎖が張られた痩せ尾根の鞍部。
鞍部を抜けて登り。
両脇を見る(下の写真と更にその下の写真)。
落ちたらとても・・・、と~~~~っても厄介。
先へ・・・。
小ピークにベンチ。
サッサとスルー。
もうそろそろ善六ノタワだ。
もうそろそろ決断しなければいけない。
下っていくと・・・。
尾根にロープで遮られている(下の写真)。
たぶんこのまま尾根を進むと、善六ノタワの手前で危険な激急斜面になるから、一旦右へトラバースさせるのだと思う。
ということで、右にトラバース。
そろそろ決断の時・・・、決断の場所だな・・・。
鞍部だ(下の写真)。善六ノタワに到着。時刻は13:09。
冒頭で書いたように、ここで善六山に寄るプランAか、このまま西沢ルートで下山するプランBかを決めなければいけない。
鞍部の痩せ尾根を抜けながら決めたのは・・・。
鞍部を抜けたらご覧のように尾根から右側へトラバース(下の写真)。つまりプランBを選択。
左上の斜面の上は、善六ノタワから先の尾根の続き(下の写真)。あそこを歩いて行けば割と近くに善六山山頂が有るのだがね。
行きません。
下から見上げつつも、後悔せずにプランB。
畦ヶ丸山頂までで結構疲れたことと、畦ヶ丸山頂以降の穏やかな一般登山道に気持ちと体が慣らされてしまい、善六ノタワから再びVRへ突入する気になれなかった。
善六山界隈はまた別の機会にしよう。
ということで、西沢へ向けて下る。
ここまで下ると、もう引き返す気に全くなれない。
尾根からどんどん外れて下へ向かう。
トラバース気味の緩い下りが続く。
植林帯から・・・。
雑木へ・・・。
尾根道の下りになっているが、善六山南斜面の支尾根の一つを下っているところですな。
こんな穏やかなフラットも有ったりして。
尾根の先が見えない。下りだな。
やはり下り。
またフラット。
ちょっと痩せ尾根気味で鎖が張られている。
また下り。
段階的に下っている感じ。
またまたフラット。
またまたまた下り。
この下りはちょっと長めだな。
薄暗い林の中に入りそう。
植林帯だ。
結構急な下り。
まだ尾根筋のような形状はしている。
かなりの勾配ですな。
階段を下りていく。
尾根筋という感じは無くなった。
急斜面を九十九折れで下っていく感じ。
谷筋に出そう。
道標が見える。
西丹沢自然教室・・・西丹沢ビジターセンターまで2.7kmだ。
まだここには沢は流れていない。
ガレ気味の所を下っていく。
木梯子。
谷筋には流木の残骸が有る。
ここですぐに谷筋から上がる。谷筋を横断するような形だ。
上の斜面をトラバース気味に進むのだ。
木梯子が続く。
岩肌にかけられた木梯子を登る。
トラバースになる。
暫くこんな感じ。前に来た時の記憶が有る。
たんたんと・・・。
ひたすら・・・。
進んでいく。
トラバースが終わり、また下り。
再び谷筋に合流すべく下っていく。
結構狭い。
谷筋への下り。
上から見るとなかなかの眺め。
あそこに下りて・・・。
ここでも谷筋を下っていくわけではなく、横切る。
向こうに見えている土留めと木梯子を目指す。
滑り落ちたら大変ですよ。
慌てずに露岩を下る。
よいしょ・・・。
と・・・。降りて・・・と。
この谷筋をずっと行けば西沢だけど、危なくて歩けない。
ので、横断してトラバースして、もう少し先で西沢に下りるわけ。
岩肌を伝わって・・・。
木梯子まで辿りついて・・・。
下を振り返る(下の写真)。落ちたらなかなかの事態になる。
トラバースに入った。
これで一安心。
穏やかトラバース。
下りだ。
長い下り。
どんどん下る。
何か見える。
有ったな~、このベンチ。
憶えている。
あと2.2km。
再び下る。
ここを下れば西沢と合流する筈。
ジオラマのように先がよく見える。
ジグザグに・・・。
何度か折り返しながら・・・。
下っていく。
こういう所が昨年(2019年)の台風で崩壊していなくて良かった。
こういう所がグシャグシャになったら、どう行き来するの?って感じ。
急斜面をトラバース気味に・・・。
どんどん下る。
何となく谷筋が見えてきたぞ。
あの白いガレ場辺りだ。
ここだ。
谷筋に下りた。
あと2.0km。
合流地点に水は無いが・・・。
少し歩くと沢の水。
細く流れている。
沢を進んでいく。
緩い下りだ。
フラットに近い。
ちょっと沢から上がるのね。
徐々に高くなる。
下を見る(下の写真)。もう落ちたら大変な高さ。
緩い下りになった。
沢と再合流。
木橋だ。
これから何度も渡ることになる。
左岸へ右岸へ、また左岸へと繰り返すことになるのだな。
沢の様子(上と下の写真)。
本棚という滝への分岐(下の写真)。時間的に余裕が有るが、今回はパス。
このまま下る。
このすぐ先にも下棚という滝への分岐が有るが、パスするつもり。
今日はさっさと下山する。
木橋だ。
渡りながら沢を撮影。
すると・・・、先のほうにハイカー発見。
中高年ハイカーのご夫婦のようだ。
そんなに高年ではないようだけど。
二人を追尾www
いずれ追いついちゃうだろうけど・・・。
人が写っていたほうが距離感や大きさが伝わり易いので、無理に距離を詰めようとせずに後ろを歩く。
結構サクサクと歩かれていますな。
左が新しく架け直した木橋。右が外れた木橋の残骸。
修復されている。
やって下った方々に感謝。
木橋が有るのと無いのでは全然違うからね。
まぁ、渡渉出来ないことは無いけどさ。
水量次第のところも有るからね。
木橋が有ればいつでも渡れる。
沢もだいぶ幅が広くなってきたな。
先へ・・・。
次の木橋だ。
お二人が良い仕事をして下さっていますwww
距離感が分かり易い。
でも何かあのお二人、そろそろ休憩しそうな雰囲気。
それらしい会話が何となく聞こえてくる。
柵の横を歩き・・・。
あ・・・、あそこで休みそう。
案の定、上の写真のベンチで休まれてしまった。抜かしながらご挨拶。
ちなみに上の写真の辺りから箒沢権現山に登るルートも有る。
では、再び一人で・・・。
木橋を渡って・・・。
先へ・・・。
木橋に乗ると、ついつい沢を写してしまう。
上の写真は上流側。
下の写真は下流側。
左岸を進む。
堰堤を通過。
西沢での初堰堤。
この先にあと数基程有ったかと思う。
沢からちょっと上の林の中を抜け・・・。
再び沢沿いへ・・・。
次は右岸へ・・・。
ここは木橋が無かったら、渡渉で飛び石出来なさそうだな。
右岸を進み・・・。
また左岸へ・・・。
岩が大きくなってきた感。
上流側(下の写真)。
下流側(下の写真)。
渡り終え・・・。
ちょい上を歩く。
広い河原に出そう。
堰堤だ。
堰堤の上の広い河原ということね。
堰堤が土砂を止めてくれるからね。
脇の階段を登って・・・。
堰堤を越えて下へ・・・。
結構高低差のある堰堤だ。
先へ・・・。
堰堤はあと1基くらいだったかな~(←いえ、違いますwww)。
どんどん進む。
石積みの土台が有る木橋。
上流側に先程の堰堤(下の写真)。
右岸を歩いている。
また左岸へ行く筈が、この木橋(下の写真)は外れたまま。
対岸に見える赤いテープ(下の写真)。あそこに行かないと・・・。
流木の辺りに乗れそうな石が有る。
ここを渡渉。
濡れずに左岸へ渡り終えたところで下流側を写す(下の写真)。
では、先へ・・・。
ガレ場を進んで・・・。
また右岸へ・・・。
と、すぐに左岸へ。
こんなに渡ったという記憶は無いな。
思っていたよりも木橋を何度も渡っっているな~。
堰堤の上に来た。
コンクリート階段で下る。
これが西沢のラストの堰堤だと思っていたら違った(のちに分かる)。
進んでいくと・・・。
広い河原に出る。
あと0.4kmだ。
ここで木橋。
右岸へ。
広い河原が有るということは・・・。
やはり・・・。堰堤だったか。
これがホントに西沢のラスト堰堤だった。
堰堤の上に上がって・・・。
堰堤を横目に・・・。
下へ下る。
先へ・・・。
ちょっと西沢から離れる。
もうすぐだ・・・。
朝はこちらに来ず、向かって右のほうへ行ったな(下の写真)。
そう、見えてきた。
西沢公園橋に戻ってきた。一周した~~。
橋を渡って・・・。
西丹沢ビジターセンターに戻ってきて、無事にゴール(下の写真)。時刻は14:31。
すでにバスが来ており、出発10分前(ラッキー)。
(JR谷峨駅止まりだけどねwww)
バスに乗り込んで終点のJR谷峨駅バス停へ。
谷峨駅からはJR御殿場線に乗り込み、あとは何度か乗り換えつつ、横浜市内へ。
17:20に無事に帰宅。
さて、今回の山行の感想は・・・。
箒杉権現山界隈は普段僕が使っているような一般的な登山道と違い、なかなかワイルドかつスリリングだった。急斜面区間が多く、登りでも下りでも結構疲れた。でも、終えてみればちょっと冒険ぽかった点を含めてとても楽しかった。
それから当初、善六ノタワからは善六山へ向かってVRで西沢出合へ下りることもプランに入れていたが、畦ヶ丸山頂までで結構疲れたことと、畦ヶ丸山頂以降の穏やかな一般登山道に気持ちと体が慣らされてしまい、善六ノタワから再びVRへ突入する気になれずに西沢経由で下ってしまったわけだが、昨年(2019年)の台風19号による被害からの西沢の復旧具合を確認できたし、西沢経由は何年か前に畦ヶ丸への登りで1回使ったことが有っただけだったので、逆向きが結構新鮮に感じることが出来、これはこれで良かった。
総じて距離の割に充実した山行になり、山行初めとしてとても良かった。
_
コース概略/
(自宅(5:35)→○○線・△△駅→□□駅・小田急小田原線→新松田駅・富士急湘南バス・新松田駅バス停→)
富士急湘南バス・西丹沢ビジターセンターバス停(9:38)→箒沢権現山山頂(11:02)→畦ヶ丸南東尾根・鬼石沢左岸尾根分岐(11:50)→畦ヶ丸山頂(12:32)→善六ノタワ(13:09)→西沢コース→富士急湘南バス・西丹沢ビジターセンターバス停(14:31)
(→谷峨駅バス停・JR御殿場線・谷峨駅→松田駅→(徒歩)→小田急小田原線・新松田駅→□□駅・○○線→△△駅→自宅(17:20))
GPSデータ/
歩行距離/8.4km
歩行時間/4hr32min
停止時間/0hr21min
最高速度/11.1km/hr
移動平均速度/3.1km/hr
全体平均速度/1.9km/hr
標高差/753m
総上昇量/1062m
最高標高/1293m(畦ヶ丸山頂)
積算歩行距離/1795km
積算総上昇量/112790m
| 固定リンク
Comments